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Enlightenment Galleries, British Museum (エンライトメント・ギャラリーズ、大英博物館)

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2021-05-25 Tue 09:00:00
  • 未分類
後1週間ばかりで6月だというのに、寒いですねぇ。気温が15℃を超えんのです(夜は10℃以下で要暖房)。で、連日の曇り空に、にわか雨。庭仕事がはかどらないので(花も、発芽も遅いし)、クサリ気味の初心者マーク庭師です。昔でいうなら「飢饉の年」だよね、今年って・・・と思う。
ペーターおじさんの、ガーデニング一言アドバイス「Patience(我慢)」というのを、イライラ噛み締めております(おじさんは、私のイラチをよくご存知・・・笑)
と、充分ボヤいておくと、それがしっかりウラメに出て、明日からの天候温暖化予報に拍車が掛かることと・・・というヨミもあり(笑)。

さて本題は、今回もまた大英博物館から、人けのない博物館で、この展示室を撮りたかった、の、第二弾、 Enlightenment Galleries, (エンライトメント・ギャラリーズ)。強いて訳せば「啓蒙開化展示室」とでもなるのかな。
18世紀に大英博物館が設立されたときの、最初の展示室の1つ。元々はジョージ3世のコレクションした書物を学者に公開するKing's Library(キングス・ライブラリ)として設置され、1927年に国に寄贈されたその蔵書と、スローン・スクエアに名を留めるコレクター、Hans Sloane(ハンス・スローン←大英博物館の当初は、そもそも、彼のコレクションが基礎になっている)の蔵書コレクションが併合され大英博物館図書館(の一部の部屋)として機能していた。
その後、1998年にセント・パンクラスに隣接して、The British Library(大英図書館)が設立されると、これらの蔵書は大英図書館に移行されて、この展示室は、18世紀の「啓蒙」期に英人が認識していた「世界」を、解説展示する「エンライトメント・ギャラリーズ」として機能することになった。
イギリスでも数少ない「開設当時」の展示方法が保たれている部屋で、Oxford(オックスフォード)のPitt Rivers Museum(ピット・リヴァース博物館)にも合い通じるような(標本箱は<このページ>から2回のエントリー)時代がかった博物館の一室が保たれている。
撮影は2020年10月のもの。


Enlightenment Gallery, British Museum, London
展示室でまず目につくのが彫像達。
以前も彫像など目についたものを、
クローズアップで撮って
標本箱に詰め込んだことがある。
このページ
この部屋も、パンテオン室やミイラ室ほどではないけど、
人混みが絶えないので、
なかなか部屋全体を引きで撮ることが難しい。
これまた、コロナ騒動に感謝(笑)。

Enlightenment Gallery, British Museum, London
部屋の真ん中に立って、
南側と北側の展示室を見たところ。

Enlightenment Gallery, British Museum, London
壁一面のキャビネットには、
King's Libraryだった頃の名残の書籍、
そして、様々な発見・発掘物が展示されていて、
キャビネット・オブ・キュリオシティの様相を帯びる。
手前に写っているのは、
ロセッタストーンのリプロ。
ここのは触ってもいいらしい。

Enlightenment Gallery, British Museum, London
ギリシャの発掘物と、
インドの神像が隣り合わせに並ぶ。

Enlightenment Gallery, British Museum, London


Enlightenment Gallery, British Museum, London


Enlightenment Gallery, British Museum, London
その一角は、宗教と儀式をテーマに、
エジプトやら、ジャワやら・・・・、
民俗学の黎明ということですね。

Enlightenment Gallery, British Museum, London
中世ヨーロッパのアラバスターの彫り物も。

Enlightenment Gallery, British Museum, London
中央は、古代ローマの出土・修復品。
白鳥の首のヴァーズ、または、
The Felix Hall Vase と呼ばれている。

Enlightenment Gallery, British Museum, London
ナナメから。

Enlightenment Gallery, British Museum, London
この一角は、ギリシャの出土品のツボ。

Enlightenment Gallery, British Museum, London
ミネルヴァの彫像が前に。

Enlightenment Gallery, British Museum, London
赤絵のギリシャ壺。

Enlightenment Gallery, British Museum, London
これもギリシャ壺の解説キャビネット。

Enlightenment Gallery, British Museum, London
これはパリスの彫像かな、多分。

Enlightenment Gallery, British Museum, London
ギリシャのヘルメットやら、
メソポタミアのレリーフやら。

Enlightenment Gallery, British Museum, London
19世紀の博物館の様相を保ちながら、
きれいに修復されている。

Enlightenment Gallery, British Museum, London
中央は古代ローマからの出土品の、
Piranesi Vase(ピラネージ・ヴァーズ)。
三本足と台座は18世紀の建築家/アーティスト
ピラネージの修復時に付け加えられたものだそうで、
なので、こう呼ばれている。

Enlightenment Gallery, British Museum, London
左はトーチを持つデメテル、
右はガニュメドと鷲。

Enlightenment Gallery, British Museum, London
ギャラリーの南東の端のエリアは、
自然史博物学的テーマ。

Enlightenment Gallery, British Museum, London
シェルやら、

Enlightenment Gallery, British Museum, London
植物の標本。
(模様入の紙で貼られている箱が好きだったりする・・・笑)

Enlightenment Gallery, British Museum, London
大理石の標本。
後には自然史博物館に収蔵されるような物たち。

Enlightenment Gallery, British Museum, London
Grand Tour Plaster/Wax Intaglios
(グランド・ツアー、石膏/ワックス インタグリオ)
と呼ばれるもの。
18世紀に流行った、イタリアへのローマ古典研究旅行の、
お土産、記念品、資料として購入された、
古代カメオ/インタグリオのコピー。

Enlightenment Gallery, British Museum, London
ものすごく流行っていたみたいで、
博物館のみならず、
オークションなどでも、よく見かけるもの。

Enlightenment Gallery, British Museum, London
最後に、 18世紀のOrrery(太陽系儀 )。





British Museum
(大英博物館)


Map:







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