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周りの物達 Archive
ロシア民話、Bradford exchangeの絵皿コレクション -3-
- 2012-01-28 Sat 10:00:00
- 周りの物達
Bradford exchangeプロデュースの、ロシア民話飾り絵皿シリーズの最後は、「Snowmaiden(雪娘)」のシリーズの絵皿8枚セット。
これもリムスキー・コルサコフがオペラ化している。<英文ストーリーはここ>
絵皿シリーズとしては、前回の「火の鳥」より、1シーズン早い89~90年にかけて製造・販売されている。
製造はロシアのKholui Art Studiosで、前回までの2シリーズと同じく19cmサイズ、16色版と18kゴールド彩版を使用。

Snowmaiden (Snegurochka) 雪娘(スネグーラチカ) Bradex 60-K 24-1.1
Designed by Anatoyli Aleksandrovich Kamorin
このシリーズは前回2シリーズに比べて、もっとロマンティックで、女の子好みの描き方。
顔の表情も、どことなく70’sっぽい、レトロ感が漂っている。

Snowmaiden and Her Parents 雪娘と両親 Bradex 60-K 24-1.2
Designed by Sergei B Devyatkin
雪人形が老夫妻の望み通り、美しい少女になって現れる。

Judgement of Tsar Berendey ベレンディ皇帝の審判 Bradex 60-K 24-1.3
Designed by Sergei V Teplov
雪娘の美しさに、横恋慕した商人のフィアンセから、皇帝に訴えられるが・・・、
公正・賢明な皇帝の審判で、スネグーラチカの嫌疑が晴れる。

A Song of Love 愛の歌 Bradex 60-K 24-1.4
Designed by Sergei B Devyatkin
一番仲良しになった羊飼いレルは、笛が得意。

A Dance of Friendship 友情のダンス Bradex 60-K 24-1.5
Designed by Sergei B Devyatkin
他の村娘達とも友達になって、ダンスを楽しんでいるのだけれど・・・、
季節はだんだん、春めいてきている。

Lel's Serenade レルのセレナーデ Bradex 60-K 24-1.6
Designed by Sergei M Dmitriev
スネグーラチカに恋するレルの歌に心を動かされるが・・・、
季節よりも何よりも、彼女にとって相容れない運命なのが「恋心」。

Love's Finale 愛の結末 Bradex 60-K 24-1.7
Designed by Sergei M Dmitriev
なぜなら、「恋」をすると、雪娘はとけてしまうのですね・・・。

Snowmaiden with Spring and Winter 雪娘と春と冬 Bradex 60-K 24-1.8
Designed by Sergei M Dmitriev
で、解けて蒸発してしまった雪娘は天に昇って、
実のお父さんの「冬」と、実のお母さんの「春」のもとに、無事帰ったのでした。
なんだけれど、下界ツアーから戻った雪娘はともかく、残された下界関係者はちょっと気の毒かも(笑)。
「かぐや姫」などもそうだけど、「天人」や「異界の存在」は結局、「情緒」などというものは意味ないのであった・・・と、いう風に解釈してしまう。
良きにつけ悪きにつけ、感情や情緒も下界の幻想なんだろうな・・・?
これもリムスキー・コルサコフがオペラ化している。<英文ストーリーはここ>
絵皿シリーズとしては、前回の「火の鳥」より、1シーズン早い89~90年にかけて製造・販売されている。
製造はロシアのKholui Art Studiosで、前回までの2シリーズと同じく19cmサイズ、16色版と18kゴールド彩版を使用。

Snowmaiden (Snegurochka) 雪娘(スネグーラチカ) Bradex 60-K 24-1.1
Designed by Anatoyli Aleksandrovich Kamorin
このシリーズは前回2シリーズに比べて、もっとロマンティックで、女の子好みの描き方。
顔の表情も、どことなく70’sっぽい、レトロ感が漂っている。

Snowmaiden and Her Parents 雪娘と両親 Bradex 60-K 24-1.2
Designed by Sergei B Devyatkin
雪人形が老夫妻の望み通り、美しい少女になって現れる。

Judgement of Tsar Berendey ベレンディ皇帝の審判 Bradex 60-K 24-1.3
Designed by Sergei V Teplov
雪娘の美しさに、横恋慕した商人のフィアンセから、皇帝に訴えられるが・・・、
公正・賢明な皇帝の審判で、スネグーラチカの嫌疑が晴れる。

A Song of Love 愛の歌 Bradex 60-K 24-1.4
Designed by Sergei B Devyatkin
一番仲良しになった羊飼いレルは、笛が得意。

A Dance of Friendship 友情のダンス Bradex 60-K 24-1.5
Designed by Sergei B Devyatkin
他の村娘達とも友達になって、ダンスを楽しんでいるのだけれど・・・、
季節はだんだん、春めいてきている。

Lel's Serenade レルのセレナーデ Bradex 60-K 24-1.6
Designed by Sergei M Dmitriev
スネグーラチカに恋するレルの歌に心を動かされるが・・・、
季節よりも何よりも、彼女にとって相容れない運命なのが「恋心」。

Love's Finale 愛の結末 Bradex 60-K 24-1.7
Designed by Sergei M Dmitriev
なぜなら、「恋」をすると、雪娘はとけてしまうのですね・・・。

Snowmaiden with Spring and Winter 雪娘と春と冬 Bradex 60-K 24-1.8
Designed by Sergei M Dmitriev
で、解けて蒸発してしまった雪娘は天に昇って、
実のお父さんの「冬」と、実のお母さんの「春」のもとに、無事帰ったのでした。
なんだけれど、下界ツアーから戻った雪娘はともかく、残された下界関係者はちょっと気の毒かも(笑)。
「かぐや姫」などもそうだけど、「天人」や「異界の存在」は結局、「情緒」などというものは意味ないのであった・・・と、いう風に解釈してしまう。
良きにつけ悪きにつけ、感情や情緒も下界の幻想なんだろうな・・・?
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ロシア民話、Bradford exchangeの絵皿コレクション -2-
- 2012-01-25 Wed 10:00:00
- 周りの物達
前回の続きで、Bradford exchangeプロデュースの、ロシア民話飾り絵皿シリーズより、「火の鳥(The Firebird)」のシリーズ。
このシリーズは前回の「ロシア民話シリーズ」に引き続いて、1990~1991年にかけて製造・販売されている。
原画は「ロシア伝説シリーズ」と同じ、Palekh(パレフ)村の細密テンペラ絵師達によるものだが、セラミック製造はLeningrad Porcelain factoryによるもので、17色版と18kゴールド彩版使用。
「火の鳥」はストラヴィンスキー作曲のバレエで、知られていると思うけれど、スラヴ語圏に広くいきわたっている民話で、実はさまざまなヴァージョンがある。
上リンクで付けた「イヴァン王子と火の鳥と灰色狼」が、アレクサンドル・アファナーシェフの「ロシア民話集」に編纂されてから、このヴァージョンが、ほぼ定番化。
(ここでは、イヴァンは一番年下の王子の設定なのだが、アーチャー(射手)になっているものやら、イヴァンを助けるのは灰色狼ではなくて、彼の馬であったり・・・というヴァージョンもある。)
なので、この絵皿に描かれているストーリーも、「イヴァン王子と灰色狼」のヴァージョンで、12枚のシーンを採りあげている。

Tsarevich and the Firebird (王子と火の鳥) Bradex 60-L55-1.1
火の鳥の尾羽を、一本抜き取るイヴァン王子。

Princess Elena and Ivan (エレナ王女とイヴァン) Bradex 60-L55-1.2
絵皿の順番は、ストーリー展開に準じているわけではなくて、見栄えのする順に進んでいる?
というのは、深読みのしすぎ・・・(笑)。
このシーンは、火の鳥も金のたてがみの馬も、エレナ王女もすべて手にいれて、故国に帰っていくシーン。

The Wedding Feast (結婚の祝宴) Bradex 60-L55-1.3
エレナ王女とイヴァン王子の祝宴。

Elena the Fair (麗しのエレナ) Bradex 60-L55-1.4
ストーリーはさかのぼって、エレナ王女をはじめて垣間見るイヴァン、のシーン。

The Golden Bridle (金の手綱) Bradex 60-L55-1.5
これは、金のたてがみの馬を盗み出す時に、金の手綱に目がいって・・・、
(灰色狼に注意されていたにもかかわらず・・・)、これも一緒に持っていこうとしたら、
繋がっていた鐘が鳴り響いて、捕まってしまうイヴァン王子。

The Golden Cage (金の鳥籠) Bradex 60-L55-1.6
もっとストーリーはさかのぼって、火の鳥を盗み出そうとして、
(灰色狼に注意されていたにもかかわらず・・・)、金の鳥籠も一緒に持っていこうとするイヴァン王子。
で、案の定捕まるんですよね。

Awaiting The Firebird (火の鳥を待つ) Bradex 60-L55-1.7
またまた、さかのぼって、これはほぼストーリーの最初の方。
黄金のりんごを食べに来る、火の鳥を捕まえる使命を与えられた王子達。
なのだけれど、これはきっと爆眠してしまって、捕まえそこねた兄王子のシーンかな?

Ivan's Conquest (イヴァンの勝利) Bradex 60-L55-1.8
上のシーンの続きで、イヴァン王子だけが、かろうじて尾羽を抜き取ることに成功する。

The Magnificent Firebird (華麗な火の鳥) Bradex 60-L55-1.9
同じく、イヴァン王子が、火の鳥の尾羽を抜き取ったシーン。

The Journey of Tsarevich, Ivan and Princess Elena (イヴァン王子とエレナ王女の旅) Bradex 60-L55-1.10
ほぼすべてのシーンがこの一枚の絵皿の中に描きこまれている。

In Search of The Firebird (火の鳥の探索) Bradex 60-L55-1.11
またまた、話はさかのぼって・・・、これは3王子が、火の鳥を探して旅に出るシーン。
このシリーズの中でも、一番ロシア・イコン(アイコン)のイメージを見事に伝える、パレフ絵師ならではの描き方。

Ivan and the Grey Wolf (イヴァンと灰色狼) Bradex 60-L55-1.12
イヴァン王子の馬を「食べてしまった」ので、その後その何十倍もの、「お手伝い」をしてくれる灰色狼。
余計なことばかりしてしまう、イヴァン王子より、
実はクールな灰色狼の方が話の主人公・・・だったりして(笑)。
次回は、引き続きロシア民話飾り絵皿シリーズより「Snow maiden(雪乙女)」シリーズの8枚。
これは、もっとガーリーでロマンチックな絵柄ですよ。
このシリーズは前回の「ロシア民話シリーズ」に引き続いて、1990~1991年にかけて製造・販売されている。
原画は「ロシア伝説シリーズ」と同じ、Palekh(パレフ)村の細密テンペラ絵師達によるものだが、セラミック製造はLeningrad Porcelain factoryによるもので、17色版と18kゴールド彩版使用。
「火の鳥」はストラヴィンスキー作曲のバレエで、知られていると思うけれど、スラヴ語圏に広くいきわたっている民話で、実はさまざまなヴァージョンがある。
上リンクで付けた「イヴァン王子と火の鳥と灰色狼」が、アレクサンドル・アファナーシェフの「ロシア民話集」に編纂されてから、このヴァージョンが、ほぼ定番化。
(ここでは、イヴァンは一番年下の王子の設定なのだが、アーチャー(射手)になっているものやら、イヴァンを助けるのは灰色狼ではなくて、彼の馬であったり・・・というヴァージョンもある。)
なので、この絵皿に描かれているストーリーも、「イヴァン王子と灰色狼」のヴァージョンで、12枚のシーンを採りあげている。

Tsarevich and the Firebird (王子と火の鳥) Bradex 60-L55-1.1
火の鳥の尾羽を、一本抜き取るイヴァン王子。

Princess Elena and Ivan (エレナ王女とイヴァン) Bradex 60-L55-1.2
絵皿の順番は、ストーリー展開に準じているわけではなくて、見栄えのする順に進んでいる?
というのは、深読みのしすぎ・・・(笑)。
このシーンは、火の鳥も金のたてがみの馬も、エレナ王女もすべて手にいれて、故国に帰っていくシーン。

The Wedding Feast (結婚の祝宴) Bradex 60-L55-1.3
エレナ王女とイヴァン王子の祝宴。

Elena the Fair (麗しのエレナ) Bradex 60-L55-1.4
ストーリーはさかのぼって、エレナ王女をはじめて垣間見るイヴァン、のシーン。

The Golden Bridle (金の手綱) Bradex 60-L55-1.5
これは、金のたてがみの馬を盗み出す時に、金の手綱に目がいって・・・、
(灰色狼に注意されていたにもかかわらず・・・)、これも一緒に持っていこうとしたら、
繋がっていた鐘が鳴り響いて、捕まってしまうイヴァン王子。

The Golden Cage (金の鳥籠) Bradex 60-L55-1.6
もっとストーリーはさかのぼって、火の鳥を盗み出そうとして、
(灰色狼に注意されていたにもかかわらず・・・)、金の鳥籠も一緒に持っていこうとするイヴァン王子。
で、案の定捕まるんですよね。

Awaiting The Firebird (火の鳥を待つ) Bradex 60-L55-1.7
またまた、さかのぼって、これはほぼストーリーの最初の方。
黄金のりんごを食べに来る、火の鳥を捕まえる使命を与えられた王子達。
なのだけれど、これはきっと爆眠してしまって、捕まえそこねた兄王子のシーンかな?

Ivan's Conquest (イヴァンの勝利) Bradex 60-L55-1.8
上のシーンの続きで、イヴァン王子だけが、かろうじて尾羽を抜き取ることに成功する。

The Magnificent Firebird (華麗な火の鳥) Bradex 60-L55-1.9
同じく、イヴァン王子が、火の鳥の尾羽を抜き取ったシーン。

The Journey of Tsarevich, Ivan and Princess Elena (イヴァン王子とエレナ王女の旅) Bradex 60-L55-1.10
ほぼすべてのシーンがこの一枚の絵皿の中に描きこまれている。

In Search of The Firebird (火の鳥の探索) Bradex 60-L55-1.11
またまた、話はさかのぼって・・・、これは3王子が、火の鳥を探して旅に出るシーン。
このシリーズの中でも、一番ロシア・イコン(アイコン)のイメージを見事に伝える、パレフ絵師ならではの描き方。

Ivan and the Grey Wolf (イヴァンと灰色狼) Bradex 60-L55-1.12
イヴァン王子の馬を「食べてしまった」ので、その後その何十倍もの、「お手伝い」をしてくれる灰色狼。
余計なことばかりしてしまう、イヴァン王子より、
実はクールな灰色狼の方が話の主人公・・・だったりして(笑)。
次回は、引き続きロシア民話飾り絵皿シリーズより「Snow maiden(雪乙女)」シリーズの8枚。
これは、もっとガーリーでロマンチックな絵柄ですよ。
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ロシア民話、Bradford exchangeの絵皿コレクション -1-
- 2012-01-22 Sun 10:00:00
- 周りの物達
今回の標本箱は、自分の身の回りモノ達から、ロシアの伝説・民話をモチーフにした飾り絵皿のコレクション。
U.S.A.のコレクタブルズ・プロデュース会社、Bradford exchangeが、ソヴィエト体制崩壊前後の1988~90年代初頭に、ロシアのセラミック工場Vinogradoff Porcelain factoryに発注製作、主にU.S.A.マーケットで通信販売されたもの。日本で昔あった(今もあるのかな?)「頒布会」方式で、すべて限定生産。 厳密に限定何セットの生産だったのかは、検索では調べきれなかったが、ヴィノグラドフ窯で195日限定の焼成、ということになっている。
U.S.A.が主な販売市場なのだけれど、かなりの量がUKでも販売されたようで、USほど頻繁でないにしろ、ちょくちょくカーブーツやE-bayで見かける。
この絵皿シリーズが特徴的なのは、元図案を描いているのが、Palekh(ロシア語だと、Палех、「パーレク」とも「パレフ」ともつかない発音)村の絵師達。 この村は、ロシア正教のイコン(アイコン)を描く絵師の村として歴史的に有名なのだが、ロシア革命以降は宗教画の需要が絶たれたため、ミニアチュア(細密画)工芸にその技術を転換させてきた。 主にパピエ・マシェでできた箱などの小物に、黒ラッカー塗り、その上からテンペラで描かれる細密画は、エキゾティックでもあり、どことなく中世の写本的な表現様式が、使われていたりもする。<こんなイメージ>
今現在では、かなり土産物化したプリントコピー品が市場にあふれていたり、あるいは質のいいものは何千ポンドという額が当たり前で販売されるという、両極化。 日本の漆工芸と同様、熟練した手業から生み出される工芸なので、やむをえないことなのかもしれない。
しかしこれでは・・・私のコレクションとしては「ありえない」のだけれど、この限定生産セラミック絵皿シリーズでは、評価の高い画家の元絵に忠実に、プリント絵付けながら、16-17色版と18kゴールド彩を使った、なかなか凝ったもの。 ロシア・モチーフの好きな私は、しっかりはまってしまった。
*画像をクリックしてFlickrページに>Flickrページの画像を右クリック>ポップアウトのOriginalをクリック、で、画像のオリジナルサイズ版が見られる。究極の細密描写・・・。
(この右クリックで機能しない場合は・・・、Flickrページの画像左上のActionsをクリックして、ドロップダウンからView all sizeをクリック>右上のOriginalをクリック・・・で、オリジナルサイズにたどり着きます。)
オリジナルサイズ画像をスクロールしてみるとよく解るのだが、日本の平安絵巻絵画のように、一つの画面に、さまざまなストーリー展開が同時に盛り込まれている。これも、東洋的であり、そして中世的でもある。

Ruslan and Ludmilla - Bradex 60-V25-1.1 Design by Roman Leonidovich Belousov
ルスランとリュドミラ

The Princess and the 7 Bogatyrs - Bradex 60-V25-1.2 Design by Aleksandr Ivanovich Kovalev
プリンセスと7人の騎士
グリム童話の白雪姫から採られたストーリー。

The Golden Cockerel - Bradex 60-V25-1.3 Design by Vladimir Vleshko
金鶏

Lukomorie - Bradex 60-V25-1.4 Design by Roman Leonidovich Belousov
湾(入り江)

The Fisherman and the Magic Fish - Bradex 60-V25-1.5 Design by Nikolai Pavlovich Lopatin
漁師と魔法の魚

Tsar Sultan - Bradex 60V25-1.6 Design by Galina Alekseevna Zhirakova
サルタン皇帝。
リムスキー・コルサコフのオペラ版が、よく知れれていることと。
「熊蜂の飛行」はもともとこのオペラの幕間の曲。

Tsar Sultan - Bradex 60-B24-6.1 (サルタン皇帝)
事情はまったく知らないのだが、このサルタン皇帝の絵皿、2ヴァージョンあることを発見。
上のデザインのものが通常セットになってでてくる、89年製造のもので、
この後のデザインは91年に製造されたもの。
同じBradexの銘が入っているのだが、裏面のデザインも違う。

The Priest and his Servant Balda - Bradex 60-V25-1.7 Design by Oleg Vladimirovich

The Stone Flower - Bradex 60-V25-1.8 Design by Valeryi Vasililievich Bolshakov
プロコフィエフのバレエ組曲「石の花」もこのストーリから採られている。<英文ストーリー>

Sadko - Bradex 60-V25-1.9 Design by Evgeny A Populov <英文ストーリー>

The Twelve Month Brothers - Bradex 60-V25-1.10 Design by Nicolai Pavlovich Lopatin
これはグリム兄弟のフェアリー・テールから取られたもの。<英文ストーリー>

Silver Hoof - Bradex 60-V25-1.11 Design by Sergei Y Adeyanov <英文ストーリー>

Morozko - Bradex 60-V25-1.12 Design by Nina P Lopatina <英文ストーリー>
このロシア民話のシリーズは全12枚で、1枚はなぜだか別ヴァージョンのTsar Sultan、トータル13枚コレクションしている。
すべて7 1/2"(19cm)サイズで、いくつかは販売されたときのリーフレット(保証書)や箱付き。
もともとは1枚$40で販売されたものだそうだが、量産のプリント絵付け飾り皿なので、現在では逆に値崩れしている。
上手くすればE-bayでも4-5ポンド程度から、平均10~15ポンドで手に入る。
まぁ、ヴァリューのために集めているのではなくて、単純に絵柄に興味があってのこと。
このほかにも同じBradford exchangeのロシア民話シリーズで、Firebirds(火の鳥)12枚セットと、Snow Maiden(雪娘)8枚セットがある。 で、実は・・・すべてコレクションしてしまった、のだった。
なので、次回はFirebirdsのシリーズを、展覧予定。
U.S.A.のコレクタブルズ・プロデュース会社、Bradford exchangeが、ソヴィエト体制崩壊前後の1988~90年代初頭に、ロシアのセラミック工場Vinogradoff Porcelain factoryに発注製作、主にU.S.A.マーケットで通信販売されたもの。日本で昔あった(今もあるのかな?)「頒布会」方式で、すべて限定生産。 厳密に限定何セットの生産だったのかは、検索では調べきれなかったが、ヴィノグラドフ窯で195日限定の焼成、ということになっている。
U.S.A.が主な販売市場なのだけれど、かなりの量がUKでも販売されたようで、USほど頻繁でないにしろ、ちょくちょくカーブーツやE-bayで見かける。
この絵皿シリーズが特徴的なのは、元図案を描いているのが、Palekh(ロシア語だと、Палех、「パーレク」とも「パレフ」ともつかない発音)村の絵師達。 この村は、ロシア正教のイコン(アイコン)を描く絵師の村として歴史的に有名なのだが、ロシア革命以降は宗教画の需要が絶たれたため、ミニアチュア(細密画)工芸にその技術を転換させてきた。 主にパピエ・マシェでできた箱などの小物に、黒ラッカー塗り、その上からテンペラで描かれる細密画は、エキゾティックでもあり、どことなく中世の写本的な表現様式が、使われていたりもする。<こんなイメージ>
今現在では、かなり土産物化したプリントコピー品が市場にあふれていたり、あるいは質のいいものは何千ポンドという額が当たり前で販売されるという、両極化。 日本の漆工芸と同様、熟練した手業から生み出される工芸なので、やむをえないことなのかもしれない。
しかしこれでは・・・私のコレクションとしては「ありえない」のだけれど、この限定生産セラミック絵皿シリーズでは、評価の高い画家の元絵に忠実に、プリント絵付けながら、16-17色版と18kゴールド彩を使った、なかなか凝ったもの。 ロシア・モチーフの好きな私は、しっかりはまってしまった。
*画像をクリックしてFlickrページに>Flickrページの画像を右クリック>ポップアウトのOriginalをクリック、で、画像のオリジナルサイズ版が見られる。究極の細密描写・・・。
(この右クリックで機能しない場合は・・・、Flickrページの画像左上のActionsをクリックして、ドロップダウンからView all sizeをクリック>右上のOriginalをクリック・・・で、オリジナルサイズにたどり着きます。)
オリジナルサイズ画像をスクロールしてみるとよく解るのだが、日本の平安絵巻絵画のように、一つの画面に、さまざまなストーリー展開が同時に盛り込まれている。これも、東洋的であり、そして中世的でもある。

Ruslan and Ludmilla - Bradex 60-V25-1.1 Design by Roman Leonidovich Belousov
ルスランとリュドミラ

The Princess and the 7 Bogatyrs - Bradex 60-V25-1.2 Design by Aleksandr Ivanovich Kovalev
プリンセスと7人の騎士
グリム童話の白雪姫から採られたストーリー。

The Golden Cockerel - Bradex 60-V25-1.3 Design by Vladimir Vleshko
金鶏

Lukomorie - Bradex 60-V25-1.4 Design by Roman Leonidovich Belousov
湾(入り江)

The Fisherman and the Magic Fish - Bradex 60-V25-1.5 Design by Nikolai Pavlovich Lopatin
漁師と魔法の魚

Tsar Sultan - Bradex 60V25-1.6 Design by Galina Alekseevna Zhirakova
サルタン皇帝。
リムスキー・コルサコフのオペラ版が、よく知れれていることと。
「熊蜂の飛行」はもともとこのオペラの幕間の曲。

Tsar Sultan - Bradex 60-B24-6.1 (サルタン皇帝)
事情はまったく知らないのだが、このサルタン皇帝の絵皿、2ヴァージョンあることを発見。
上のデザインのものが通常セットになってでてくる、89年製造のもので、
この後のデザインは91年に製造されたもの。
同じBradexの銘が入っているのだが、裏面のデザインも違う。

The Priest and his Servant Balda - Bradex 60-V25-1.7 Design by Oleg Vladimirovich

The Stone Flower - Bradex 60-V25-1.8 Design by Valeryi Vasililievich Bolshakov
プロコフィエフのバレエ組曲「石の花」もこのストーリから採られている。<英文ストーリー>

Sadko - Bradex 60-V25-1.9 Design by Evgeny A Populov <英文ストーリー>

The Twelve Month Brothers - Bradex 60-V25-1.10 Design by Nicolai Pavlovich Lopatin
これはグリム兄弟のフェアリー・テールから取られたもの。<英文ストーリー>

Silver Hoof - Bradex 60-V25-1.11 Design by Sergei Y Adeyanov <英文ストーリー>

Morozko - Bradex 60-V25-1.12 Design by Nina P Lopatina <英文ストーリー>
このロシア民話のシリーズは全12枚で、1枚はなぜだか別ヴァージョンのTsar Sultan、トータル13枚コレクションしている。
すべて7 1/2"(19cm)サイズで、いくつかは販売されたときのリーフレット(保証書)や箱付き。
もともとは1枚$40で販売されたものだそうだが、量産のプリント絵付け飾り皿なので、現在では逆に値崩れしている。
上手くすればE-bayでも4-5ポンド程度から、平均10~15ポンドで手に入る。
まぁ、ヴァリューのために集めているのではなくて、単純に絵柄に興味があってのこと。
このほかにも同じBradford exchangeのロシア民話シリーズで、Firebirds(火の鳥)12枚セットと、Snow Maiden(雪娘)8枚セットがある。 で、実は・・・すべてコレクションしてしまった、のだった。
なので、次回はFirebirdsのシリーズを、展覧予定。
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子羊舎とmistletoeさんのオブジェ
- 2010-10-16 Sat 10:46:54
- 周りの物達
ここのところ、オックスフォードの奇妙な博物館を展覧していたが、それとも多少相通ずるところのあるアート・オブジェが東京から届いた。
Flickrで知り合ったmistletoeさんのオブジェが意識に張り付いてはなれない。彼女のオブジェは一種の3Dコラージュ。アンティーク小物やら、天然石やら、リボンの切れ端やら・・・あらゆるものが世界中から、彼女の呪縛によって一つの磁場に繋ぎとめられんがために集まってきたかのような・・・。繊細で詩的で、そこから一篇の短編映画が始まるかのような、そんな期待を封じ込めたオブジェ。
そんなに気になるものなら入手してしまおう、というので、在庫なし状態のところをお願いして作ってもらった。
ホムンクルスというのは、錬金術師の作り出す小さな人型の生命体のことで、ここではスペル(呪文)と天然石と自然の断片に包まれて、静かに熟成を待っているかのよう。
届いたのは彼だけではない。mistletoeさんは子羊舎という、不思議な肉桂色の雑貨店兼出版社の主催者でもある。物質の後ろに潜むなにものかを幻視する人々のための媒体(メディウム)を販売している。そこでまた・・・この「主なき庭~遺物たちの囁き」の写真葉+散文集を入手。これもまた同時に届けられた。
ほかにもいくつかmistletoeさんの作品を、彼女のFlickr写真から借りてこよう。

"Bleu・・・Mémoire" 撮影:mistletoe Mistletoe@Flickr

ange 撮影:mistletoe Mistletoe@Flickr

moon 撮影:mistletoe Mistletoe@Flickr

Secret Garden1 撮影:mistletoe Mistletoe@Flickr

Ce live ange 撮影:mistletoe Mistletoe@Flickr

Petite boîte1 撮影:mistletoe Mistletoe@Flickr

La treizième fausse lune 撮影:mistletoe Mistletoe@Flickr

秋の最新作は・・・キノコ達!! 撮影:mistletoe Mistletoe@Flickr
彼女のブログは<こちら>。美意識の幻視者、mistletoeさんは意外と(失礼・・・笑)愉快な方なのだと気づくのだった。
明日は、秋冬物の追加ネックレスがUPしたので、まずはそのお披露目を予定中。
Flickrで知り合ったmistletoeさんのオブジェが意識に張り付いてはなれない。彼女のオブジェは一種の3Dコラージュ。アンティーク小物やら、天然石やら、リボンの切れ端やら・・・あらゆるものが世界中から、彼女の呪縛によって一つの磁場に繋ぎとめられんがために集まってきたかのような・・・。繊細で詩的で、そこから一篇の短編映画が始まるかのような、そんな期待を封じ込めたオブジェ。
そんなに気になるものなら入手してしまおう、というので、在庫なし状態のところをお願いして作ってもらった。
ホムンクルスというのは、錬金術師の作り出す小さな人型の生命体のことで、ここではスペル(呪文)と天然石と自然の断片に包まれて、静かに熟成を待っているかのよう。
届いたのは彼だけではない。mistletoeさんは子羊舎という、不思議な肉桂色の雑貨店兼出版社の主催者でもある。物質の後ろに潜むなにものかを幻視する人々のための媒体(メディウム)を販売している。そこでまた・・・この「主なき庭~遺物たちの囁き」の写真葉+散文集を入手。これもまた同時に届けられた。
ほかにもいくつかmistletoeさんの作品を、彼女のFlickr写真から借りてこよう。

"Bleu・・・Mémoire" 撮影:mistletoe Mistletoe@Flickr

ange 撮影:mistletoe Mistletoe@Flickr

moon 撮影:mistletoe Mistletoe@Flickr

Secret Garden1 撮影:mistletoe Mistletoe@Flickr

Ce live ange 撮影:mistletoe Mistletoe@Flickr

Petite boîte1 撮影:mistletoe Mistletoe@Flickr

La treizième fausse lune 撮影:mistletoe Mistletoe@Flickr

秋の最新作は・・・キノコ達!! 撮影:mistletoe Mistletoe@Flickr
彼女のブログは<こちら>。美意識の幻視者、mistletoeさんは意外と(失礼・・・笑)愉快な方なのだと気づくのだった。
明日は、秋冬物の追加ネックレスがUPしたので、まずはそのお披露目を予定中。
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周りの物達
- 2010-09-23 Thu 10:00:40
- 周りの物達
昨日は家を紹介したので・・・今日は小物。
家の中のガラクタを、ただ撮っていても面白くないので、いろいろポストプロセスでいじくっている。家の中での物撮りには、たいてい50mm f/1.4のレンズを使って、自然光だけのローライトで撮っている。

ミニチュアのヴェネツィア・カーニヴァルの仮面とビザンティン風冠。
これは、うちの小さな同居人、ヴィヤチェスラフ殿下のもの。またいつか・・・彼もご紹介せねば。

花が室内に欲しいのだが、部屋が暗いため、たいてい生き延びられない。
近頃はとてもリアルに作られた、シルクフラワーが出回っているので、部屋の暗がりには造花。

キッチンのグラス。右2つは16世紀のグラスのリプロ。

階段の角の棚の中。10年ぐらい前に作ったもの。
アンティークボトルに、カラスナゲットとポリマークレイでデコレーション。

フレグランスはDiptyque(ディプティーク)が好き。これは、キャンドルのフレグランス。

ルネッサンス絵画をプリントしたタイル。コースターとして売られていた。

プロヴァンスから、スーツケースに石を詰めて帰ってきた馬鹿な我々。
今はバスルームのデコレーション。

チャリティーショップのスタンドで買った小さな置物。スペイン製かメキシコ製。

モロッコ製の小さなボールにはラヴェンダー。キャンドルスタンドはイスタンブールで買った。

自分用のジュエリー、いまのところ・・・。
頻繁に着けているものを「それがどうしても欲しい」といわれることがある。
ついつい譲ってしまい、お買い上げいただくことに・・・。

小さなシルヴァー・フレームに入っている写真は、配偶者氏の幼少のみぎり。
これはもう「歴史的」と呼んでいいぐらい昔・・・。

リヴィングルームの暖炉の上。手巻き式振り子時計は19世紀末のドイツ製。
その両脇の天使のスタンドは、イタリア製のみやげ物、カーブーツで買った。

最後はかなりストレートな写真。寝室の窓際。
今日はこれぐらいかな。また、たまってきたら展覧することに。
家の中のガラクタを、ただ撮っていても面白くないので、いろいろポストプロセスでいじくっている。家の中での物撮りには、たいてい50mm f/1.4のレンズを使って、自然光だけのローライトで撮っている。

ミニチュアのヴェネツィア・カーニヴァルの仮面とビザンティン風冠。
これは、うちの小さな同居人、ヴィヤチェスラフ殿下のもの。またいつか・・・彼もご紹介せねば。

花が室内に欲しいのだが、部屋が暗いため、たいてい生き延びられない。
近頃はとてもリアルに作られた、シルクフラワーが出回っているので、部屋の暗がりには造花。

キッチンのグラス。右2つは16世紀のグラスのリプロ。

階段の角の棚の中。10年ぐらい前に作ったもの。
アンティークボトルに、カラスナゲットとポリマークレイでデコレーション。

フレグランスはDiptyque(ディプティーク)が好き。これは、キャンドルのフレグランス。

ルネッサンス絵画をプリントしたタイル。コースターとして売られていた。

プロヴァンスから、スーツケースに石を詰めて帰ってきた馬鹿な我々。
今はバスルームのデコレーション。

チャリティーショップのスタンドで買った小さな置物。スペイン製かメキシコ製。

モロッコ製の小さなボールにはラヴェンダー。キャンドルスタンドはイスタンブールで買った。

自分用のジュエリー、いまのところ・・・。
頻繁に着けているものを「それがどうしても欲しい」といわれることがある。
ついつい譲ってしまい、お買い上げいただくことに・・・。

小さなシルヴァー・フレームに入っている写真は、配偶者氏の幼少のみぎり。
これはもう「歴史的」と呼んでいいぐらい昔・・・。

リヴィングルームの暖炉の上。手巻き式振り子時計は19世紀末のドイツ製。
その両脇の天使のスタンドは、イタリア製のみやげ物、カーブーツで買った。

最後はかなりストレートな写真。寝室の窓際。
今日はこれぐらいかな。また、たまってきたら展覧することに。
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黒猫コレクション -2-
- 2010-08-16 Mon 21:09:29
- 周りの物達
引き続き、私の黒猫コレクションから。
Arcadia(アーケイディア)というメーカーの物で、コレクターがかなりいる。自転車に乗った黒猫、ブランコに乗った黒猫等はレアもの(希少品)で100ポンド以上値が上がる。
この子達のようにPuff(クッション)に座っているのは、珍しくもなんともない。
しかし、手前のはLondonのクレストのために欲しい人達がいたようで、E-bayでちょっと「戦った」。
陶器製に見えるが、実は石膏でかたどったものに、ラッカーペイント。この辺は30年代から60年代にかけてではないかと思う。
カーブーツなどでもよく見かける。たいてい1-2ポンド。
イギリス、マン島には尻尾のない猫達がいて、マンクスと呼ばれる。
三本脚が卍状になっているのが、マン島の紋章で、この子達は皆、マン島のお土産物。しかし、マン島製ではなく、イギリスの陶器産業の中心地Stoke-on-Trent(ストーク・オン・トレント)周辺で、マン島用に製造されていた。 後ろの2匹のように、陶器製にガラスの目が嵌めこんであるのは、かなり古いヴィクトリア期のものの特徴。
E-Bayでアメリカから買ったのだが、少し因縁のある猫。
9年ぐらい前に、配偶者氏と南仏プロヴァンスに行ったとき、小さな町のアンティーク屋のウィンドウで、これとほぼ同じ物を見た。「ご飯ください。」と言っている感じが妙にチャーミングで、欲しくなる。しかし、店はランチタイムで閉まっている(南欧にありがち)上、私たちは友人の車と落ち合って、次の目的地へ向かう予定があったので、店が開くまで待てない。心残りで、いつまでもこの皿を持って立っている猫の姿が忘れられなかった。 そうしたら、3年ぐらい前だろうか、E-Bay U.S.A.から出てきて、うまく落とせた。今では、小さなブローチや指輪を、捧げ持ってくれている。
イギリスのTV番組アンティークス・ロードショーのヴァリューエーション・デイ(専門家が鑑定してくれて、面白いネタなら収録もあり、というイベント)に持ち込んで、聞いた話・・・。
終戦直後に米軍占領下の日本で、このおもちゃの原型、玉を持って走る猫のおもちゃがブリキで生産されていた。
主にアメリカ向け輸出用で、もしそれならば、今たいそう値打ちが出ている。
残念ながら、これは60年代にイギリスで作られたコピー。イギリスでは、ブリキ板を切り抜いて3D に組み立てる器用な技術がなかったので、ばっくりプラスティックで型おこしした。ゆえに・・・これは価値は大して出ていない。
しかし、日本人の私が持ち込んだため、専門家氏は一瞬「あの、日本製のブリキのおもちゃか!?」と思ったらしいが・・・見ての通り(笑)。お互い、実に、実に、残念。
私が以前作っていた指輪を、追いかけているところ。
右の物は現代の、チェコ製ガラスビーズでサイズ約1.5cm。
中央と左は、同じくチェコ製だがヴィクトリア期のもの。クリスマスにイギリスではクラッカーを鳴らす。
日本で普及しているコーン型の、紙テープが飛び出すものではなくて、捻りの入った紙の筒の両端を、二人で引っ張ってパーンと引き裂くのが、イギリス式クラッカー。
サイズも、長さ20-30cmあって、かなり大きい。
その中に、チャームと呼ばれる、アクセサリーやら小物が入っていて、これが飛び出す仕掛け。
この小さな2cm位の黒猫たちは、そのクリスマスクラッカーに入っていたチャーム。幸運の象徴、黒猫、馬蹄、ハート、クラウンやら、「縁起のいい」モチーフの物が飛び出すことになっている。
大英博物館があるから・・・だけが理由とは思えないが、エジプト猫の飾り物は本当によく見つかる。
数限りなくヴァージョンがあるので・・・、もう買わないことにした(笑)。
終戦直後の占領下ドイツ製。ゴムが中に入っていて、いろいろポーズを変えられる。別々の場所で別々の時に、ほぼ同じ物を見つけた。
口がパクパクして尻尾を振る様になっていたはず。キーがないので発条が巻けない。
E-Bayで買って届いてからしばらく、私の背後で夜中に時々ギゴギゴいいだした不気味君。最初びっくりしたが、「うるさいよ」と言ったら、静かにするようになった。
最近は何も言わない、よい子にしている。
以上の黒猫コレクション写真はずいぶん前に撮ったもので、まだチビカメラだった頃の物。画質があまりよくなくて、失礼・・・。 最後に、一眼レフで撮り直したもの。
ヴィクトリア期の陶器の置物。イギリス中部地方のブレットビー製。上の毛糸玉で遊んでいる猫は、比較的よくあるパターン。 しかし、下の猫は少し珍しい。糸巻きで遊んでいるのだが、この糸巻きは陶器ではなく木製。そして猫の手の間から抜けてはずれはしないけれど、ぐるぐる動く。(毛糸玉の方は、猫と同じ陶器製で、動かない。)
陶器は最終焼いて仕上げるので、先に木製の糸巻きを手の間に入れると・・・燃えてしまう。いったいどうやって入れたのかは謎。もちろん、手を後から糊付けしたりはしていない。不思議・・・・。
最近は、部屋が狭いため、これ以上黒猫人口・・・否、猫口を増やすわけにはいかない。それでも、小さい物なら・・・というので、時々禁を破っている。またいつか、新顔がたまってきたら、展覧する予定。
Arcadia(アーケイディア)というメーカーの物で、コレクターがかなりいる。自転車に乗った黒猫、ブランコに乗った黒猫等はレアもの(希少品)で100ポンド以上値が上がる。
この子達のようにPuff(クッション)に座っているのは、珍しくもなんともない。
しかし、手前のはLondonのクレストのために欲しい人達がいたようで、E-bayでちょっと「戦った」。
陶器製に見えるが、実は石膏でかたどったものに、ラッカーペイント。この辺は30年代から60年代にかけてではないかと思う。
カーブーツなどでもよく見かける。たいてい1-2ポンド。
イギリス、マン島には尻尾のない猫達がいて、マンクスと呼ばれる。
三本脚が卍状になっているのが、マン島の紋章で、この子達は皆、マン島のお土産物。しかし、マン島製ではなく、イギリスの陶器産業の中心地Stoke-on-Trent(ストーク・オン・トレント)周辺で、マン島用に製造されていた。 後ろの2匹のように、陶器製にガラスの目が嵌めこんであるのは、かなり古いヴィクトリア期のものの特徴。
E-Bayでアメリカから買ったのだが、少し因縁のある猫。
9年ぐらい前に、配偶者氏と南仏プロヴァンスに行ったとき、小さな町のアンティーク屋のウィンドウで、これとほぼ同じ物を見た。「ご飯ください。」と言っている感じが妙にチャーミングで、欲しくなる。しかし、店はランチタイムで閉まっている(南欧にありがち)上、私たちは友人の車と落ち合って、次の目的地へ向かう予定があったので、店が開くまで待てない。心残りで、いつまでもこの皿を持って立っている猫の姿が忘れられなかった。 そうしたら、3年ぐらい前だろうか、E-Bay U.S.A.から出てきて、うまく落とせた。今では、小さなブローチや指輪を、捧げ持ってくれている。
イギリスのTV番組アンティークス・ロードショーのヴァリューエーション・デイ(専門家が鑑定してくれて、面白いネタなら収録もあり、というイベント)に持ち込んで、聞いた話・・・。
終戦直後に米軍占領下の日本で、このおもちゃの原型、玉を持って走る猫のおもちゃがブリキで生産されていた。
主にアメリカ向け輸出用で、もしそれならば、今たいそう値打ちが出ている。
残念ながら、これは60年代にイギリスで作られたコピー。イギリスでは、ブリキ板を切り抜いて3D に組み立てる器用な技術がなかったので、ばっくりプラスティックで型おこしした。ゆえに・・・これは価値は大して出ていない。
しかし、日本人の私が持ち込んだため、専門家氏は一瞬「あの、日本製のブリキのおもちゃか!?」と思ったらしいが・・・見ての通り(笑)。お互い、実に、実に、残念。
私が以前作っていた指輪を、追いかけているところ。
右の物は現代の、チェコ製ガラスビーズでサイズ約1.5cm。
中央と左は、同じくチェコ製だがヴィクトリア期のもの。クリスマスにイギリスではクラッカーを鳴らす。
日本で普及しているコーン型の、紙テープが飛び出すものではなくて、捻りの入った紙の筒の両端を、二人で引っ張ってパーンと引き裂くのが、イギリス式クラッカー。
サイズも、長さ20-30cmあって、かなり大きい。
その中に、チャームと呼ばれる、アクセサリーやら小物が入っていて、これが飛び出す仕掛け。
この小さな2cm位の黒猫たちは、そのクリスマスクラッカーに入っていたチャーム。幸運の象徴、黒猫、馬蹄、ハート、クラウンやら、「縁起のいい」モチーフの物が飛び出すことになっている。
大英博物館があるから・・・だけが理由とは思えないが、エジプト猫の飾り物は本当によく見つかる。
数限りなくヴァージョンがあるので・・・、もう買わないことにした(笑)。
終戦直後の占領下ドイツ製。ゴムが中に入っていて、いろいろポーズを変えられる。別々の場所で別々の時に、ほぼ同じ物を見つけた。
口がパクパクして尻尾を振る様になっていたはず。キーがないので発条が巻けない。
E-Bayで買って届いてからしばらく、私の背後で夜中に時々ギゴギゴいいだした不気味君。最初びっくりしたが、「うるさいよ」と言ったら、静かにするようになった。
最近は何も言わない、よい子にしている。
以上の黒猫コレクション写真はずいぶん前に撮ったもので、まだチビカメラだった頃の物。画質があまりよくなくて、失礼・・・。 最後に、一眼レフで撮り直したもの。
ヴィクトリア期の陶器の置物。イギリス中部地方のブレットビー製。上の毛糸玉で遊んでいる猫は、比較的よくあるパターン。 しかし、下の猫は少し珍しい。糸巻きで遊んでいるのだが、この糸巻きは陶器ではなく木製。そして猫の手の間から抜けてはずれはしないけれど、ぐるぐる動く。(毛糸玉の方は、猫と同じ陶器製で、動かない。)
陶器は最終焼いて仕上げるので、先に木製の糸巻きを手の間に入れると・・・燃えてしまう。いったいどうやって入れたのかは謎。もちろん、手を後から糊付けしたりはしていない。不思議・・・・。
最近は、部屋が狭いため、これ以上黒猫人口・・・否、猫口を増やすわけにはいかない。それでも、小さい物なら・・・というので、時々禁を破っている。またいつか、新顔がたまってきたら、展覧する予定。
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黒猫コレクション -1-
- 2010-08-15 Sun 18:33:39
- 周りの物達
今日も話の始まりは誕生日。
以前ロンドンに在住で、私のジュエリーの「糸通しガールズ」(Francisに一括して加工作業のを発注する以前は、何人かのお嬢さん方に分散して、アルバイトしてもらっていた)のひとりで、今は東京にいる(またロンドンに帰ってくるが・・・)Suzieから誕生日カードが届いた。(Thank you、Suzie!!! )
それは、黒猫マトリューシュカのカード。私のロシア好きと黒猫マニアのツボをスポット・オン!!
そう、私は黒猫グッズ・コレクター。
天邪鬼の私のこととて、あまり「カワイイ」系ではなくて・・・どちらかと言えば、奇妙・不気味系。
なぜ、Good Luckかというと・・・、イギリス19世紀末のヴィクトリア期から第二次世界大戦ごろにかけて、黒猫のイメージが流行した。黒猫=幸運を運ぶという図式。
時代によって場所によって、気味悪がられたり尊重されたりする黒猫。それは人間の都合であって、彼らは知ったことではないが・・・とにかく、そのころイギリスではそういうことだった。情勢不安な中で「Good Luck」を送りあうのが、ささやかな庶民の「祈り」だったのかもしれない。
なので、カードやら陶器の小物やら、いろいろなものに黒猫モチーフが使用された。主に、当時のリゾート地や観光地で土産物として売られていた。ヴィクトリア期のイギリス人たちもまた、温泉町で「友情」とか書かれた置物をお土産に買って帰る、日本の小父さんとなんら変わらない趣味だった・・・ともいえる。
そんなわけで、昨日のミラクル・アクセサリーではないが、量産>価値ナシ。それでも好きなので集めてしまう。
最初にコケオドシ(笑)で、全コレクション。
Flickrに黒猫グッズの写真を載せていたら、中国の雑誌「i-City」から投稿を依頼された。
インタヴュー内容を要約すると・・・なぜ、集め始めたか。
それには、ちょっと長い話がある。
私はイギリスに来る前、NEU(ノイ、ドイツ語でNewの意味。遠い遠い昔聞いていたドイツのバンドEinstürzende Neubautenより)という名の黒雄猫と暮らしていた。野良猫出身の彼はかなりのワルだったが、私とはワル同士(笑)仲良くケンカする関係。私はイギリスに移住することになったのだが、当時まだイギリスに検疫制度があり、ペットの持ち込みに一年間の隔離が課されていた。当時すでに14歳だった彼を連れてくるのは酷な話。幸い可愛がってくれる知人がいたので、彼女に託してイギリスに来た。その後、3年間、ノイ氏は彼女と機嫌よく暮らしていたが、雄猫にありがちな腎臓障害で亡くなった。
こちらでも猫を飼いたいのだが、配偶者氏に喘息アレルギーが出るので難しい。
そういうわけで、黒猫グッズでうさ晴らししているというわけ・・・。
今日はこれぐらい。明日は、この中からいくつかピックアップして話は続く・・・。
2006年ごろ(かな?)のEinstürzende Neubauten(アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン)のヴィデオクリップを見つけた。 ”Stella Maris ”
以前ロンドンに在住で、私のジュエリーの「糸通しガールズ」(Francisに一括して加工作業のを発注する以前は、何人かのお嬢さん方に分散して、アルバイトしてもらっていた)のひとりで、今は東京にいる(またロンドンに帰ってくるが・・・)Suzieから誕生日カードが届いた。(Thank you、Suzie!!! )
それは、黒猫マトリューシュカのカード。私のロシア好きと黒猫マニアのツボをスポット・オン!!
そう、私は黒猫グッズ・コレクター。
天邪鬼の私のこととて、あまり「カワイイ」系ではなくて・・・どちらかと言えば、奇妙・不気味系。
なぜ、Good Luckかというと・・・、イギリス19世紀末のヴィクトリア期から第二次世界大戦ごろにかけて、黒猫のイメージが流行した。黒猫=幸運を運ぶという図式。
時代によって場所によって、気味悪がられたり尊重されたりする黒猫。それは人間の都合であって、彼らは知ったことではないが・・・とにかく、そのころイギリスではそういうことだった。情勢不安な中で「Good Luck」を送りあうのが、ささやかな庶民の「祈り」だったのかもしれない。
なので、カードやら陶器の小物やら、いろいろなものに黒猫モチーフが使用された。主に、当時のリゾート地や観光地で土産物として売られていた。ヴィクトリア期のイギリス人たちもまた、温泉町で「友情」とか書かれた置物をお土産に買って帰る、日本の小父さんとなんら変わらない趣味だった・・・ともいえる。
そんなわけで、昨日のミラクル・アクセサリーではないが、量産>価値ナシ。それでも好きなので集めてしまう。
最初にコケオドシ(笑)で、全コレクション。
Flickrに黒猫グッズの写真を載せていたら、中国の雑誌「i-City」から投稿を依頼された。
インタヴュー内容を要約すると・・・なぜ、集め始めたか。
それには、ちょっと長い話がある。
私はイギリスに来る前、NEU(ノイ、ドイツ語でNewの意味。遠い遠い昔聞いていたドイツのバンドEinstürzende Neubautenより)という名の黒雄猫と暮らしていた。野良猫出身の彼はかなりのワルだったが、私とはワル同士(笑)仲良くケンカする関係。私はイギリスに移住することになったのだが、当時まだイギリスに検疫制度があり、ペットの持ち込みに一年間の隔離が課されていた。当時すでに14歳だった彼を連れてくるのは酷な話。幸い可愛がってくれる知人がいたので、彼女に託してイギリスに来た。その後、3年間、ノイ氏は彼女と機嫌よく暮らしていたが、雄猫にありがちな腎臓障害で亡くなった。
こちらでも猫を飼いたいのだが、配偶者氏に喘息アレルギーが出るので難しい。
そういうわけで、黒猫グッズでうさ晴らししているというわけ・・・。
今日はこれぐらい。明日は、この中からいくつかピックアップして話は続く・・・。
2006年ごろ(かな?)のEinstürzende Neubauten(アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン)のヴィデオクリップを見つけた。 ”Stella Maris ”
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Miracle (ミラクル)コレクション
- 2010-08-14 Sat 12:20:25
- 周りの物達
友人のDanaさんから、誕生日プレゼントにMiracle(ミラクル)のブローチをもらった(「ありがとうね!」)。
私がミラクルのジュエリー(アクセサリー)をコレクションしているのを知っていて、Greenwich(グリニッジ)のオークションで入手してきてくれたもの。
ミラクルのアクセサリーは、今でも作られて販売されている。
モチーフは伝統的なスコットランドのジュエリーをアレンジしたもの。ケルトやアングロ・サクソンのジュエリーのデザインにも繋がっている。たとえば、こんな風な・・・。
このような博物館入りしている歴史的ジュエリーとミラクル・アクセサリーの間には、19世紀のアンティーク・ジュエリーが存在する。
これはシルヴァーベースに、天然のスコットランド産のアゲート石をはめ込んだもの。唯一見つけた解りやすい例はこちら。
これらは19世紀に限らず、スコットランドでは、昔から男性諸氏の着るキルトを留めるために使われていた。
19世紀になって、スコットランド贔屓のヴィクトリア女王の時代に、そのデザインがイギリスのご婦人方の間でも流行したため、その頃作られたものがいまでもアンティーク市場で頻繁に流通しているということ。
もちろん、「正統派」アンティークの部類で、それなりに高価なもの。
デザインが好きなのだが、私のようなボヘミアンにとって、「正統派」アンティークは、とてもコレクション対象ではない。
そこで、「ミラクル」ということになった。
今でも、スコットランド、アイルランドはもとより、ロンドンでタータンチェック風の物を売っている土産物屋ででも売っている。スコットランドで作られているかと言えば、そうでもない。イギリスの製造業の中心(だった、と過去形で言ったほうが正確だが・・・)Birmingham(バーミンガム)のメーカーが生産している。
日本の業界では「キャスト」と呼ばれ、イギリスではPewter(ピューター)とかAlloy(アロイ)とよばれる、錫がメインの合金を型流しして製造。ガラスで、カラフルなアゲート風に作られた模造石をはめ込む。最近のデザインにはスワロフスキー石も使われている。そこに、主にアンティークシルヴァーカラーのメッキ。典型的な量産アクセサリーの工程。
まあ、あまり「コレクションしている」などと、大げさに言うほどのものでもない、いくらでもあるもの。
ただ、好きなデザインで、それも80年代頃に作られていて、メッキに若干「古び」がはいってきたものを集めているだけ。ヴィンテージと呼ばれているが・・・値打ちはともかく「好き」が大切な要素。

これは、ペンダント。先日Sunburyのアンティーク・フェアで見つけた。

これは、ミラクルのようだが、刻印は裏に入っていない、ブローチ。
似たようなデザインを作っているメーカーもあったはずで(現在はミラクルだけしか生き残ってない、多分)、
類似品かも。気にしない(笑)。

これも刻印なし。3.5cmと小さくて、チャーミングなブローチ。

またまた刻印なしブローチだが、立体的なのが気に入った。

アゲート風の模造ガラスだが、色味が本当に天然石風でよく出来ている。
こういった風合いのガラス石は、今ではもう材料としてもほとんど見かけることがない。
この石だけでも、ヴィンテージと呼んでいいと、私的に思う。

ブラウン系の色味が、私好み。

正統派アンティークなら、センター石はスコットランド産トパーズを使う。
ここでは、チェコ産のガラス石だと思う。
デザインが好きでE-Bayで買った。パールが一つ取れていたので格安。
適当に手持ちの淡水パールをのり留めしたら・・・ちょっとでっぱってる(笑)。

これが最初に買ったブローチ。
まだ大学生の頃、遊びに来たLondonで、Camden Passage(Angel)のマーケットだったと思う。
1ポンドとかで売られていた。今は・・・5ポンドならお買い得。(カーブーツなどだと1-2ポンドででもあるかもしれない。)
10ポンド弱が普通。好きなデザインなら、15ポンドぐらい出す。そんなような価格帯。
現在生産されて販売されている物は、15-25ポンドの価格帯。

刻印なしブローチ。これもかなり古い・・・。
私が買ってから、すでに25年近くたっている・・・。

これも好きなデザイン。紳士諸君のガーターがモチーフ。

これも好きなデザイン。
比較的最近(5-6年前)まで、生産されていた様な気がする。
デザインが廃盤になるのは「売れない」が理由の場合が多い。
しかし、これのようにいいデザインの場合、この型のガラス石の方が製造中止になったのかもしれない。
材料手配がいつでも、製造メーカーの頭痛の種・・・。

典型的な伝統的キルトピンのデザイン。
本来はこの細いバーになった部分を、ピンとして生地にさして使った。
その名残のデザイン。今は後ろにちゃんとブローチピンがついている。

これも同様のデザイン。刻印なしのブローチ。

刻印なしで、これは・・・・かなり怪しい。多分、類似品。
でも、ランパント(紋章デザインで立ち上がっている形の)のライオンが気に入って入手。

怪しげなデザインが気にいって買って、後で裏の刻印に気がついた。
こんなのも作ってたんだね。
と、まぁ、今のところこれだけ。
ミラクルののデザインは、もともとはメンズ・ジュエリーだったスコティッシュ・ジュエリーの伝統からきているもので、ゆえに「甘さ」がない。無骨でいかつい、シャープな感じ。
総体にイギリスのデザインは、フランスが優しく柔らかいフェミニンなデザインなのに対して、荒削りで重厚で男性的。実は・・・それが、私のイギリス贔屓の所以。「可愛い物好き」のご婦人方には、理解しにくいテイストかもしれないが・・・(笑)。
また少しずつ増えてくるかもしれない。そのときは、また、展覧してみることにする。
私がミラクルのジュエリー(アクセサリー)をコレクションしているのを知っていて、Greenwich(グリニッジ)のオークションで入手してきてくれたもの。
ミラクルのアクセサリーは、今でも作られて販売されている。
モチーフは伝統的なスコットランドのジュエリーをアレンジしたもの。ケルトやアングロ・サクソンのジュエリーのデザインにも繋がっている。たとえば、こんな風な・・・。
このような博物館入りしている歴史的ジュエリーとミラクル・アクセサリーの間には、19世紀のアンティーク・ジュエリーが存在する。
これはシルヴァーベースに、天然のスコットランド産のアゲート石をはめ込んだもの。唯一見つけた解りやすい例はこちら。
これらは19世紀に限らず、スコットランドでは、昔から男性諸氏の着るキルトを留めるために使われていた。
19世紀になって、スコットランド贔屓のヴィクトリア女王の時代に、そのデザインがイギリスのご婦人方の間でも流行したため、その頃作られたものがいまでもアンティーク市場で頻繁に流通しているということ。
もちろん、「正統派」アンティークの部類で、それなりに高価なもの。
デザインが好きなのだが、私のようなボヘミアンにとって、「正統派」アンティークは、とてもコレクション対象ではない。
そこで、「ミラクル」ということになった。
今でも、スコットランド、アイルランドはもとより、ロンドンでタータンチェック風の物を売っている土産物屋ででも売っている。スコットランドで作られているかと言えば、そうでもない。イギリスの製造業の中心(だった、と過去形で言ったほうが正確だが・・・)Birmingham(バーミンガム)のメーカーが生産している。
日本の業界では「キャスト」と呼ばれ、イギリスではPewter(ピューター)とかAlloy(アロイ)とよばれる、錫がメインの合金を型流しして製造。ガラスで、カラフルなアゲート風に作られた模造石をはめ込む。最近のデザインにはスワロフスキー石も使われている。そこに、主にアンティークシルヴァーカラーのメッキ。典型的な量産アクセサリーの工程。
まあ、あまり「コレクションしている」などと、大げさに言うほどのものでもない、いくらでもあるもの。
ただ、好きなデザインで、それも80年代頃に作られていて、メッキに若干「古び」がはいってきたものを集めているだけ。ヴィンテージと呼ばれているが・・・値打ちはともかく「好き」が大切な要素。

これは、ペンダント。先日Sunburyのアンティーク・フェアで見つけた。

これは、ミラクルのようだが、刻印は裏に入っていない、ブローチ。
似たようなデザインを作っているメーカーもあったはずで(現在はミラクルだけしか生き残ってない、多分)、
類似品かも。気にしない(笑)。

これも刻印なし。3.5cmと小さくて、チャーミングなブローチ。

またまた刻印なしブローチだが、立体的なのが気に入った。

アゲート風の模造ガラスだが、色味が本当に天然石風でよく出来ている。
こういった風合いのガラス石は、今ではもう材料としてもほとんど見かけることがない。
この石だけでも、ヴィンテージと呼んでいいと、私的に思う。

ブラウン系の色味が、私好み。

正統派アンティークなら、センター石はスコットランド産トパーズを使う。
ここでは、チェコ産のガラス石だと思う。
デザインが好きでE-Bayで買った。パールが一つ取れていたので格安。
適当に手持ちの淡水パールをのり留めしたら・・・ちょっとでっぱってる(笑)。

これが最初に買ったブローチ。
まだ大学生の頃、遊びに来たLondonで、Camden Passage(Angel)のマーケットだったと思う。
1ポンドとかで売られていた。今は・・・5ポンドならお買い得。(カーブーツなどだと1-2ポンドででもあるかもしれない。)
10ポンド弱が普通。好きなデザインなら、15ポンドぐらい出す。そんなような価格帯。
現在生産されて販売されている物は、15-25ポンドの価格帯。

刻印なしブローチ。これもかなり古い・・・。
私が買ってから、すでに25年近くたっている・・・。

これも好きなデザイン。紳士諸君のガーターがモチーフ。

これも好きなデザイン。
比較的最近(5-6年前)まで、生産されていた様な気がする。
デザインが廃盤になるのは「売れない」が理由の場合が多い。
しかし、これのようにいいデザインの場合、この型のガラス石の方が製造中止になったのかもしれない。
材料手配がいつでも、製造メーカーの頭痛の種・・・。

典型的な伝統的キルトピンのデザイン。
本来はこの細いバーになった部分を、ピンとして生地にさして使った。
その名残のデザイン。今は後ろにちゃんとブローチピンがついている。

これも同様のデザイン。刻印なしのブローチ。

刻印なしで、これは・・・・かなり怪しい。多分、類似品。
でも、ランパント(紋章デザインで立ち上がっている形の)のライオンが気に入って入手。

怪しげなデザインが気にいって買って、後で裏の刻印に気がついた。
こんなのも作ってたんだね。
と、まぁ、今のところこれだけ。
ミラクルののデザインは、もともとはメンズ・ジュエリーだったスコティッシュ・ジュエリーの伝統からきているもので、ゆえに「甘さ」がない。無骨でいかつい、シャープな感じ。
総体にイギリスのデザインは、フランスが優しく柔らかいフェミニンなデザインなのに対して、荒削りで重厚で男性的。実は・・・それが、私のイギリス贔屓の所以。「可愛い物好き」のご婦人方には、理解しにくいテイストかもしれないが・・・(笑)。
また少しずつ増えてくるかもしれない。そのときは、また、展覧してみることにする。
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