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装飾アート/デザイン Archive

Christmas event at Langton Street, London (ラングトン・ストリート、クリスマス・イヴェント)

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シュヴァルがはっと我に返ると・・・、クリスマスは来週・・・。
今年は冗談ではないぐらい早く過ぎた・・・早過ぎるぞ。去年のクリスマスの暴風雨で、うちの屋根を新年に修理。そうしたらまた夏に、また屋根の別の箇所の修理。そして10月以来、排水管システムの問題で、上下3件のフラットがもめている。(ウチはいつでも「どっちでもいいよ~、分担金は払うから。」と、お気楽なんだけれど、下の2件のオーナー達が、責任/分担金問題でもめる・・・もめる・・・笑。)なんだか、家の修理に始まって終わる、2014年。

先日、Chelsea(チェルシー)、Langton Street(ラングトン・ストリート)のクリスマス・イベントに呼び出されていたので、今回はそのイメージを旬の内に。


Josephine Ryan Antiques - Langton Street, Chelsea
まずはJosephine Ryan Antiques(ジョセフィーヌ・ライアン・アンティークス)
今年は(去年のように)ヌードのモデルさんが
登場するわけではなく、まじめにクリスマス。

Josephine Ryan Antiques - Langton Street, Chelsea
とはいえ、ジョセフィーヌがおとなしくしているはずはなくて・・・、
きぐるみロバが通りをうろついて人寄せするのだった。
(雨の中・・・涙)

Josephine Ryan Antiques - Langton Street, Chelsea
ディスプレイはフェスティヴァル・ムード。

Josephine Ryan Antiques - Langton Street, Chelsea
北ヨーロッパでは、クリスマスといえば、Mistletoe(ミスルトウ=ヤドリギ)。
今ではクリスマスといえばツリーだけれど、
クリスマス・ツリーはアルバート公が、ドイツの風習をUKに広めたもの。
イギリス本来は、ヤドリギとリースとガーランドで部屋を飾る。

Josephine Ryan Antiques - Langton Street, Chelsea

Josephine Ryan Antiques - Langton Street, Chelsea
私が呼び出されるには理由があって・・・、
クリスマスはやはり、ジュエリーでしょうというので・・・、

Josephine Ryan Antiques - Langton Street, Chelsea
12月23日まで、Kotomiジュエリー、ディスプレイ販売中。

Josephine Ryan Antiques - Langton Street, Chelsea

Josephine Ryan Antiques - Langton Street, Chelsea

Josephine Ryan Antiques - Langton Street, Chelsea

Josephine Ryan Antiques - Langton Street, Chelsea
剥製の猫君にもジュエリーを着けてもらって、

Josephine Ryan Antiques - Langton Street, Chelsea
彫像の、

Josephine Ryan Antiques - Langton Street, Chelsea
皆さんにも、ジュエリー。

Josephine Ryan Antiques - Langton Street, Chelsea

Josephine Ryan Antiques - Langton Street, Chelsea
Kotomiジュエリー(彫像のペンダント)と、
アンティークジュエリー(パネル上)。

Josephine Ryan Antiques - Langton Street, Chelsea
裏のテラスに、おしゃれなアネックスが建った。
ジョセフィーヌのパートナーの、「ハワードの建てた家」。

Josephine Ryan Antiques - Langton Street, Chelsea
パーティーの後は、
フリーランスになったハワードの事務所になる予定。

Josephine Ryan Antiques - Langton Street, Chelsea
あまりに良く出来ているので、

Josephine Ryan Antiques - Langton Street, Chelsea
すでにお客さんから発注を受けている、ハワード。
事務所というか・・・ショールームだよね、まるで。

************************

Appley Hoare Antiques - Langton Street, Chelsea
一方こちらは、数件手前のAppley Hoare Antiques(アプリ-・ホー・アンティークス)。

Appley Hoare Antiques - Langton Street, Chelsea
クリスマス・モードのディスプレイ・ウィンドウ。

Appley Hoare Antiques - Langton Street, Chelsea

Appley Hoare Antiques - Langton Street, Chelsea

Appley Hoare Antiques - Langton Street, Chelsea
こちらもお客さんでいっぱいだったので、写真はおいておいて、
食べる方に回ってしまったのだった。

クリスマス・カウントダウン開始。
楽しいホリデー・シーズンを!!





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Peter Gabriëlse (ペーター・ガブリエルザ)箱彫刻新作

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標本箱はやっと夏のノルマンディー、ル・シャトーにたどり着いて、最初のエントリーは、やっぱり「城主」ペーターおじさんの箱彫刻新作でしょう。
なんだけど、ちょっと数が少ない。おじさん、去年・今年とオランダでアート展参加が続いて、そして、6-7月にユトレヒトのギャラリーで企画展があったので、夏の私の作品撮影を待たずに売れてしまったものやら、まだユトレヒトで展示中のものやら・・・で、ル・シャトーの新作ストック、例年より少ない目なのだった。 ともあれ、人気なのはなにより。 
(ちなみに、もしこのエントリーで、初めておじさんの作品を見た方のために・・・撮影済みの全作品は<このページ>に。)


Box022-102x71x14
Box022  サイズ:102x71x14cm
ロマネスク・アーチの美しい2階建て。

Box022-detail
1階のディティールは、はしごの影が効果的。

Box022-detail3
これは2階から見たところ。

Box023-63x38x11
Box023 サイズ:63x38x11cm
これはやや小型の作品。
近頃この鮮やかなブルーを、よく挿し色に使っている。
意味やコンセプトを尋ねようものなら、きっと
「ペイントが余っとるからぢゃ」的なスカした返事が帰ってくるに決まっている。

Box023-detail
さっそく共同制作の蜘蛛入居で、
おじさんには作れない蜘蛛の糸をつけては、
作品にテクスチャーを加える。

Box024-91x34x14
Box024 サイズ:91x34x14cm
これは縦に長いキャビネット扉を、フレームにした作品。
今年1月のナールデンのアート・アンティーク・フェアにも来ていて、
一度撮影済みだけれど、会場が暗くて色が正確に出せなかったので、
もう一度自然光で撮り直し。

Box024-detail
そのディーティール。
ちいさな彫像がとてもステキ。

Box025-86x52x13
Box025 サイズ:86x52x13cm
これも1月ナールデンのフェアから撮り直しのもの。

Box025-detail
布に見えるのは、薄紙を糊で固めたもの。
おじさんの使う1:24のサイズでは、
ティシュー・ペーパーが、一番リアルに布の質感になるんだそう。

Box026-114x51x13
Box026 サイズ:114x51x13cm
これもナールデンで見たと思った。

Box026-detail2
しかし、窓の向こうの部屋に、椅子が置かれているのには気づかなかった。
もしかして、後で付け足した?

Box029-39x39x5
Box029 サイズ:39x39x5cm
これもナールデンの再撮。
このタイプの8角箱を私も1つ買って、この夏の旅行の時に持って帰ってきた。

Box029-detail
そのディティール。

Box028-47x47x6
Box028 サイズ:47x47x6cm
この8角箱シリーズ、小型で、インテリアではなくてコラージュで、
そしてライトも入っていないので、お手頃価格。(350-400ユーロ)
なので、需要があるらしくて、幾つかまたこのタイプの新作が。

Box028-detail
私が買ったのと同じサンゴ入り。
因みに私の買ったのは<これ
(会場撮影なので、色がおかしいけど・・・。)

Box027-41x41x5
Box027 サイズ:41x41x5cm
おじさん、この手のアンティークの断片は、城中持っているので・・・、
素材には事欠かないはず。

Box027-detail
ディティール。

Box030-42x42x5
Box030 サイズ:42x42x5cm

Box030-detail
ディティール。

Box031-34x34x5
Box031 サイズ:34x34x5cm

Box031-detail
ディティール。


また来年も、ペーターおじさん、1月末のナールデンのフェアに参加予定で、同時にユトレヒトの隣町Zeist(ザイスト)のSlot Zeist(スロト・ザイスト=ザイスト城)で開催の、箱アート展にも出展が決まっている(2015年1月18日~4月6日)。 なので、専属フォトグラファー化している私にも招集がすでにかかっていて、またしても真冬ど真ん中の、アムステルダムに飛ぶことに。 まだまだ先の話だけど・・・。
まずは、標本箱、次回からはノルマンディー話に突入予定。




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箱彫刻家Peter Gabriëlse(ぺーター・ガブリエルザ)新作

ノルマンディー話の最初は、やはり・・・ペーターおじさんの作品から、ということで、今回の標本箱は、この夏新たに撮影してきた箱彫刻の作品たち。

今年から、冬と春に、オランダ・アムステルダム郊外やユトレヒトで開催されるアート・フェアに出展するようになってから、急に作品がたくさん動き始めたPおじさん。
昨年の夏に作ったカタログからも「売り切れ」のものが出てきて、また新作も加わっているので、カタログを作り直す必要がある。
また、この秋冬で完成予定の作品もあるそうなので、来年1月のアムス郊外・ナールデンのフェアで完成直後の新作を撮影して、カタログを作り直す話にまとまった。

25-67x51x12-22-1642 copy
No.25 67x51x12cm
(左に全体像、右側がディティールの写真。)

26-77x52x14-1715 copy
No.26 77x52x14cm

28-81x46x11-1670 copy
No.28 81x46x11cm
上2作品は、「新作」ではないのだけれど、オランダのディーラーの元にあった作品で、
昨年のカタログ用撮影からは、もれてしまっていた。
なので、改めて撮影。

27-56x48x10-24-1659 copy
No.27 56x48x10cm

29-58x38x12-1691 copy
No.29 58x38x12cm
おじさんの作品は、時々とてもよく似た構造(内装?)のものがあって、
自称キュレーターの私でも、撮影済みのものか、未撮影のものか、
いちいちカタログを調べてみないと解らないときがある・・・。
これも解らなくなった作品の一つ。

30-66x33x13-2099 copy
No.30 66x33x13cm

31-68x47x11-12-1650 copy
No.31 68x47x11cm

32-81x54x13-1053 copy
No.32 81x54x13cm
この作品、とりわけフレームの色合いとテクスチャーがきれい。

33-67x32x14-1070 copy
No.33 67x32x14cm
正面写真なので解りにくいけれど、フレームになっている
(多分)アンティークキャビネットの扉板が、手前に出っ張ってカーヴしている。

34-20-044-37 -1419 90x51x14-copy2
No.34 90x51x14cm
二階建てで、下の階段がスリットから少しだけ見えている。

35-24-64x56x16-1067 copy
No.35 64x56x16cm
おじさんにしては珍しいゴールド系。

36-88x45x13-2105 copy
No.36 88x45x13cm
2本立っているのは、実寸のキャンドル。
ちゃんと灯して使われた様になっている。

37-1064 copy
No.37 
これも新作ではなくて、以前の作品。
去年のカタログ撮影の前に、壁から転落する事故で、フレームがばらばらに壊れていた。
中の「部屋」は無傷だったので、今回新たな額に嵌め込まれて、「新作」となった。
そんな話をしていたら・・・、サイズ測り忘れていた。

38-1072 copy
No.38
これもディーラーから戻ってきた作品。
私たちが、最初に3年前のロンドンのフェアで目にしたのは、この作品。
この作品に「一目惚れ」して、ノルマンディーまで押しかけフォトグラファー、
挙句の果てに、勝手にキュレーターと化している、のだった(笑)。
まぁ、みんなハッピーなのでよしとしよう^^。

Peter Gabriëlse- box sculpture- cat.p.70
Cat.P.70 106x57x14cm  カタログNo.P.70の作品。
すでに撮影しているけれど、スリガラスが嵌め込まれていて、後面から光が当たると、
まったく違った表情を見せる作品なので、撮りなおしてみた。
あぁ、この中に入っていってしまいそうだ~。


で、次回は箱の中に入ってしまったらこうなった・・・という例の、ル・シャトーのインテリア。
毎年撮ってるけれど、それでも飽きない、フォトジェニックぶり、なのだった。

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Alex MacArthur Interiors(アレックス・マッカーサー・インテリアーズ) - Open House -2-

前回に引き続き、Brighton(ブライトン)のアンティーク・ディーラー、Alex MacArthur Interiors(アレックス・マッカーサー・インテリアーズ)のオープン・ハウス・イヴェントのイメージ。
今回は、ファーストフロア(日本で言うところの2階)の部屋のイメージから。


Alex MacArthur Interiors - Open House
前回の最後のバスルームから、階段を降りてきたところ・・・、

Alex MacArthur Interiors - Open House
の、部屋を入る。
ヴィンテージの体操用具をコンバートしたテーブルに、
ヴィンテージのスタジオ・ライト、18世紀アイリッシュのカブッド、リージェンシー期のアイリッシュ・ソファ。
窓の木製シャッターにくりぬかれているのは、アンドロジュナス(中性的)なテイストの、
アレックスのテーマ・モチーフで、雌雄のマークが合体したもの。
中世のarrowslit(アロウ・スリット=射撃孔)にも見える。

Alex MacArthur Interiors - Open House
暖炉側のディスプレイ。

Alex MacArthur Interiors - Open House
窓からは、ブライトンの海が見える。

Alex MacArthur Interiors - Open House
この部屋は、裏の方の部屋との壁が取り除かれていて、ここにはダイニングルームのセッティング。

Alex MacArthur Interiors - Open House
蝶の標本で彩られた、セッティングがステキすぎる・・・。

Alex MacArthur Interiors - Open House

Alex MacArthur Interiors - Open House
別の角度から。
壁に取り付けられているのは、18世紀のフランス製ドア。
その中にドローイング作品が展示されている。

Alex MacArthur Interiors - Open House
その横に展示されているのは、現代のイラストレーターJason Brooksの作品。
エルやヴァージン・アトランティックのイラストを担当するような、
ファッショナブルな作風のイラストレーターなのだけれど、
ここでは素朴イメージのペイントに、ダンボールや紙を張り重ねて、
ゴールドペイントしたハンドメイドのフレームが付いた、
とてもチャーミングな、ミニ作品群。

Alex MacArthur Interiors - Open House
部屋を出て、階段を降りたところは、アレックスの仕事部屋。

Alex MacArthur Interiors - Open House
様々なライトは、現代のアーティストのもので、
ヴィンテージのパーツを組み合わせて作れられている。ちょうど「Revamp」のようなもの。

Alex MacArthur Interiors - Open House
こちら側には、スタンドライトや壁付けのライト。

Alex MacArthur Interiors - Open House
ランディングのスペースのキャビネットと、Dion Salvador Lloydの、海を描いた作品。
彼の作品は、階段の下にも多数展示されている。
ブライトンの海を、部屋の中にそのまま持ってきたような、すがすがしい作品。

Alex MacArthur Interiors - Open House
ディオンの作品側が「SEA」なら、向かいの窓には「SUN」の文字。

Alex MacArthur Interiors - Open House 
階段を降りて、 グランド・フロアへ。

Alex MacArthur Interiors - Open House
正面の部屋を入ったところには、食器のディスプレイ。

Alex MacArthur Interiors - Open House
その横には、「キャビネット・オヴ・キュリオシティーズ」。

Alex MacArthur Interiors - Open House
暖炉にも火が入って、とてもコージーなリヴィングルーム。

Alex MacArthur Interiors - Open House
リヴィングルームに繋がる、キッチン。
クリスマス・シーズンにあわせて、ミンス・パイがオーヴンで温められている。

Alex MacArthur Interiors - Open House
ディオンの作品の並ぶ玄関ホール部分。

Alex MacArthur Interiors - Open House
最後は正面のドア。

***********


Alexのイメージ・ヴィデオを見つけたので、ここにEmbedしておこう。

Alex MacArthur Study-Livingroom from Sutchi on Vimeo.



Alex MacArthur Interiors


年に4回、このOpen Houseイヴェントが催されるそうなので、また、ぜひチャンスがあれば、訪れたいと思っている^^。


Alex MacArthur Interiors(アレックス・マッカーサー・インテリアーズ) - Open House -1-

先日、Brighton(ブライトン)のアンティーク・ディーラー、Alex MacArthur Interiors(アレックス・マッカーサー・インテリアーズ)のオープン・ハウス・イヴェントのe-招待状が届いたので、ブライトンまで出かけた。
AlexもThe Decorative Fair(デコラティヴ・フェア)のレギュラー出展ディーラーで、前回の秋フェアで写真を撮らせてもらったことから、メールが届くようになった。
先月まで、7年間ブライトンに小さなお店があったそうだが、大きな4階建ての自宅を、ショールーム・スペースにする改装が完成したため、お店の方は閉めて、この自宅兼ショウ・ルームのお披露目イベントなのだった。
今後も、年に4回Open Houseのイベントを催し、また、年3回のThe Decorative Fairにも、変わりなく出展するそう。それ以外はアポイントメントで、顧客の希望するアンティークのスタイリングを請け負っている。

なにしろ、4階建てのジョージアン・ハウスの全フロアを使っての、スタイリングなので、その迫力というもの、普通のお店とは桁違い。撮影に没頭して、大量の写真が出来上がってしまったので、2回に分けて標本箱に詰め込んでみよう。


Alex MacArthur Interiors - Open House
ドア・ベルを押して中に入ると、まず最上階のベッドルームのディスプレイに案内される。
ちなみに、公開されていない2部屋がAlexとお嬢さんの私室で、
それ以外はキッチン・バス・トイレに至るまですべて、ショールーム化している。
すべて、値段がついていて「売り物」。
セラミックの彫像は、現在の彫刻家のもの。
このように、コンテンポラリーのアート作品と、様々な様式のアンティークを
ミックス・マッチさせていくのが、今一番「旬」なアンティーク業界のトレンド。

Alex MacArthur Interiors - Open House
スパンコールでびっしり覆われたスローは、トルコのヴィンテージ。
壁に掛かるドローイングは、現代のアーティストIan Hodgson作。

Alex MacArthur Interiors - Open House
普段はここはゲスト・ルームだそうで、このバスタブはディスプレイではなくて、
実際に使用するべく設置されたもの。

Alex MacArthur Interiors - Open House
欲しいという人が現れたら、取り外して売ってしまうのかどうか・・・
までは、尋ねなかった(笑)。

Alex MacArthur Interiors - Open House
ここの錆びたスティールのロッカーや、
下の階の部屋には、ヴィンテージの体操用具が「家具」として使用される。
これもエクレクティック、ミックス・マッチなトレンドの典型的な例。

Alex MacArthur Interiors - Open House
アレックスとお嬢さんのバスルームも、展示スペースに。

Alex MacArthur Interiors - Open House
手前のランディングのコンソールテーブルに展示された、Ian Hodgsonの陶板作品。
私が芸大の頃に、作ってた作品とちょっと似てるんだよね(笑)。
どうも気にかかって、結局手前から2つ目の陶板を、買ってしまった^^。

Alex MacArthur Interiors - Open House
ベッドルームのある最上階から下りてきた、3階部分のランディング。
蝶の標本箱の見事な、ディスプレイ。

Alex MacArthur Interiors - Open House
自然博物誌系の標本箱も、人気なのだけれど、ここにあるセットは、とりわけ珍しい。
というのも、チョウバン留めになっている2箱を閉めると、大判の革装書籍に見えるように作られている。
19世紀の大屋敷の書庫に、書籍と並んで収められていたもの。
壁に掛けても、テーブルに立てても展示できる。

Alex MacArthur Interiors - Open House
その、ランディングの横の展示室。

Alex MacArthur Interiors - Open House
真ん中にあるのが、ヴィンテージの体操用具で、鞍馬みたいなもの。
テーブルとして使いやすいように、脚の長さはカットするのだそう。

Alex MacArthur Interiors - Open House
今回のOpen Houseのテーマは「The Beautiful and The Damned(美しきもの、呪われたもの)」で、
Alexのデカダンスな美意識を一言で表現しているけれど、
このショットは一番そのテーマが、現れているのではないかと思う。
Jess Eatonの、鳩の翼をアレンジしたドレスに、Foxed(フォックスド)どころではなくて、
水銀張りの大半が剥離した鏡(こうなるともうDistressedと呼ばれることになる)に、
19世紀の革張りディヴァン。
金曜日夜のプレヴューでは、クィーンなお姉さま方
(というのは、つまり、男性ということなんだけど・・・笑)が、
このJess Eatonのコスチュームを纏って、シャンパンをサーヴして回ったそう。
いやぁ、金曜に来ればよかったなぁ。

Alex MacArthur Interiors - Open House
ヴィンテージのボールや、ホッケー・スティック。

Alex MacArthur Interiors - Open House
キャビネット。

Alex MacArthur Interiors - Open House
天使の像。

Alex MacArthur Interiors - Open House
ミラーに映りこむライト。

Alex MacArthur Interiors - Open House
広い正面側の部屋には、4ポスター・ベッドのフレームの中に、モロッコのテーブル。

Alex MacArthur Interiors - Open House

Alex MacArthur Interiors - Open House

Alex MacArthur Interiors - Open House
このフロアのバスルームには、ペン画の作品が展示されている。

Alex MacArthur Interiors - Open House

Alex MacArthur Interiors - Open House


次回も、オープン・ハウス・イヴェントのイメージ、続きます。

Peter Gabriëlse(ぺーター・ガブリエルザ) カタログ-Architecture in Miniature

ペーターおじさんと作っていた、おじさんの箱彫刻作品のカタログが完成したので、今回はそれをフィーチャー。


Blurb book - Peter's catalogue


「Architecture in Miniature(ミニチュア建築)」というのが、今回のカタログのタイトルで、おじさんの考案。
カヴァーの写真も「好きなイメージを選んで」と頼んだら、これが「お気に入り」なのだそう。
ちなみに、ここに掲載された全作品の中で、これは一番重い・・・。サイズが大きいのみならず、フレームの材質がオークなのだと思う、尋常でなく重い。
撮影のために、ストック部屋から次々作品を明るい展覧室に出してもらっていたら、おじさん自分の製作したものながら、動かすのに四苦八苦していた作品。
微妙な影を落とす、軽やかな色合いの作品の見た目からは想像もつかない・・・。

今回はカタログなので、いわば廉価版で、コスト優先。なんとかソフトカヴァーで£13.95に抑えた。(2012年9月現在)
サイズはBlurbの中でも一番小さい「ポケット」サイズで20x13cm、紙質も写真用のペーパーではなく、テキスト用のペーパーなので、薄手。しかし、この紙のマットな仕上がりが、私もおじさんも好きだったりする。


Blurb book - Peter's catalogue


今回も、昨年のBulurb本「Peter Gabriëlse - box sculptor」と同様に、見開き左ページに作品の全体イメージ、右ページにディティールという構成。(Blurb本を2人で編集する、テクニカルな顛末は、昨年の標本箱のこのページに。)
今回は、カタログの説明性から、全体イメージは必須。
実は、大型の作品は、全体イメージ、フレーム中のオープニングのイメージ、ディティールイメージという風に、大中小3カット並べないと、イメージが伝わらないものもあるのだけれど・・・、そうなるとページ構成上、見た時にどこまでがどの作品かが解りにくくなるので、とにかく、全体像+ディティールの見開き構成を維持することにした。


Blurb book - Peter's catalogue


そして、カタログなので、撮影と同時に作品のサイズもすべて測って、記録。(これが適当がデフォルトの私には、一番やっかいな作業だったかも・・・。)
左側ページにはページナンバーが入っているため、「08-09ページの作品」というようにして、作品の「通し番号化」を図った。これで、バイヤー、ディーラー、おじさん間で話がしやすくなった・・・はず。

これは掲載した写真をスライドショーにしたもの。




全59作品掲載、そのうち昨年の「Peter Gabriëlse - box sculptor」と重複しているのは13作品のみ。
今月イギリスからのバイヤーが、この中から1点お買い上げだったそうで、すでに一つ在庫なし・・・なのだそう。

以下はBlurb本のプリヴュー。




20cmx13cm ソフトカヴァー 120ページ、Blurb小売価格 £13.95+送料、<ここ>で販売中。
(£24.95の、ハードカヴァーも一応設定に入ってます。)

**********************************


10月2日~7日まで、Battersea Park内で開催されているThe Decorative Fairで、オランダから参加のディーラー、Van Schagen Antiquesのスタンドで、ペーターおじさんの作品が展示販売予定。
このBlurbカタログも、そこに並びます^^。





箱彫刻家Peter Gabriëlse(ぺーター・ガブリエルザ)新作

今回はLe Châteauで覗き見した、ペーターおじさんの箱彫刻の新作。
完成しているものもあれば、まだ製作中のものもあり。
これまた、並べられている状態のまま動かさずに、サクサク撮っていったので、作品写真としては上出来とはいえないけれど、パリ個展会場での撮影がわりの速報ということで。

Box sculpture 2012 July- 08
鉛色の作品。実際に鉛の「ついたて」の前には、小さな白いライオンの彫像が立っている。

Box sculpture 2012 July- 08
クローズアップ。
小さな棚の上の、小さな小さなボウルが、インテリアのスケールを実感させる。

Box sculpture 2012 July- 09
今回のシリーズの中で、とりわけ印象的だったこの作品。
左下のキャビネットが・・・、

Box sculpture 2012 July- 09
アンティークの人形の家の家具(?)だったのだろうか、
信じられないほど細かな細工の施された象牙製のもの。

Box sculpture 2012 July- 07
去年これとよく似た構造の作品を見たことがある。
今回のこの作品にはストーリー性というか、「オチ」があって・・・、

Box sculpture 2012 July- 07
よく、箱彫刻の「挿し色」に使われるブルーに、ペイントされた椅子と、
よく見ると階段にブルーの塗料が飛び散っている。その訳は・・・、

Box sculpture 2012 July- 07
階段の最上段で、ちょっとしたトラブル。
青い塗料の入っていた小さな容器が、ひっくり返ってしまったのだった・・・、
という、状態が演出されている。芸が細かい・・・。

Box sculpture 2012 July- 05
このフレームの、壁画のようなまったりしたタッチは、
古いキャンバス地を張りこんだ上にペイントして作られている。

Box sculpture 2012 July- 05
そのディティール。

Box sculpture 2012 July- 11
近頃時折現れる、机の上の地球儀。

Box sculpture 2012 July- 11
そのディティール。

Box sculpture 2012 July- 12
いつも人気のある「図書室」シリーズ。
ゴシック風の装飾木枠の中に、ガラス瓶の底がぴったり納まっている。
流しガラスがなかった頃に、吹きガラスで作られたガラス、
Crown glassとかBullseye glassとか呼ばれる)を、連想させる。

Box sculpture 2012 July- 12
そのディティール。
この図書室に収まっている本の表紙はマーブルペーパーが使われている。

以下はディティールを撮ったけれど、全体像が上手く撮れなかった作品達。

Box sculpture 2012 July- 10
どうやって作るのか、小口金装丁のミニミニ本。
小口金が光に映える。

Box sculpture 2012 July- 01
古い壁紙に、錆びたフックのある部屋。

Box sculpture 2012 July- 02
時々登場する、「挿し色・ブルー」の作品。

Box sculpture 2012 July- 03
古いボルトのある部屋。

Box sculpture 2012 July- 06
ダイナミックなスクロール飾りの付いている部屋は、

Peter's workshop
まだ外側のフレームと合体していない(写真左側の作品)。

Box sculpture 2012 July- 13
小さな音楽室は・・・、

Box sculpture 2012 July- 13
キャビネットの中に、仕込まれているのだった。
古いキャンヴァスを張り込む手法が、ここでも使われている。

Peter's workshop
まだ最後の仕上げを待っている作品たち。
このアトリエの眺め自体が、
まるで箱彫刻作品の中・・・かと、一瞬勘違いしてしまう(笑)。


パリ個展が実現せずに残念だったけれど、ペーター師匠の製作エネルギーもアイディアも、まったく衰えは感じられない。ぜひまた個展が実現すると楽しいのだけれどな^^。

Decorative Fairに出展された、Peter Gabriëlseの箱彫刻 - 2012/4月展

しばしブログお休み・・・とか言っておきながら、ペーターおじさんの箱彫刻新作を撮ってUploadしてしまったので、その勢いで標本箱にも載せてしまおう。
本当は雑誌の撮影に訪れる予定のThe Decorative Fair、その仕事の前に、初日Open前の「完璧」な状態のスタンドの撮影仕事を、参加ディーラーのMaison Artefactさんから依頼を受けたり(お店の標本箱はこのページ)、ペーターおじさんと作ったBlurb写真本を、彼の作品を持ち込んでいるオランダのディーラーGaby Van Schagenさんに届けたり・・・、と、まあ、別件の用事も絡んでいて、初日の昨日それもオープン前に会場にもぐりこませてもらった。
Maison Artefactさんの写真もまた、後ほどご紹介なのだけれど、今回はペーターおじさんの箱彫刻とGabyさんのスタンドのイメージの「速報」。
 
Peter Gabriëlse's new box sculptures in exhibition
箱彫刻の新作。「図書室シリーズ」
おじさんの作品は、1/24スケールなので、この「部屋」に詰まっている本は、
それぞれ1cm程度のサイズ・・・こ、細かい。

Peter Gabriëlse's new box sculptures in exhibition
そのディティール。 棚に収まった箱が愛らしい^^。

Peter Gabriëlse's new box sculptures in exhibition
本棚の最上段。
古い本の歪んだ感じが、こんなに小さいスケールでも表現されている。
彫像のクラシックな表情が、作品全体を引き締めている。

Peter Gabriëlse's new box sculptures in exhibition
バロックなデコレーションの付いた、仕事部屋。

Peter Gabriëlse's new box sculptures in exhibition
彼の定番「謎の階段」と、書類箱に紙がびっしり。

Peter Gabriëlse's new box sculptures in exhibition
その上に浮かぶ、バロック的なる装飾。

Peter Gabriëlse's new box sculptures in exhibition
暖炉のある風景・・・には、なぜだか、古い値札の束が・・・。

Peter Gabriëlse's new box sculptures in exhibition
この色味のコーディネーションが絶妙。
今回展示されているのは、彼がこの冬場に作った新作ばかり。
なので・・・、まだトレードマークの「蜘蛛の巣塗装」がされていない(笑)。

Peter Gabriëlse's new box sculptures in exhibition
暖炉の上クローズアップ。小さい小さいダイスと花瓶。

Peter Gabriëlse's new box sculptures in exhibition
スタンドはこんな感じで、Gabyさんお得意のスカンジナヴィア系のアンティークと、
ペーターおじさんの箱彫刻が、しっくりなじんでいる。
手前のテーブルに積んであるのは・・・、

Blurb books
昨年作ったブラーブ本。大型の方は一般公開されているヴァージョン
小型の方は・・・、本当はプライベート版で、去年のクリスマスにおじさんにプレゼントしたもの。
撮影した全作品と、シャトーのイメージがくまなく盛り込まれている。
なので、あまりに「あけぱっぱー」(何語?笑)かな、と、思って公開していなかった。
ところが、おじさんが他の人に見せるたびに「こっちが欲しい。」と言われて(Gaby氏にも)・・・、
ついに、フェアにまで並んでしまった。公開間近かも(笑)。
CDはペーターおじさんのシャトーと制作風景をフィーチャーした、
Youtubeヴィデオが納まっているそうだ。

Peter Gabriëlse's new box sculptures in exhibition
別の角度から。 3つ目の作品はこの壁の裏に・・・、

Peter Gabriëlse's new box sculptures in exhibition
展示されている。これがスタンドの正面。


前回(このページ)もそうだったが、初日、2日目と購買意欲満々の来場者が、入り口でオープン待ちの列を作るほどの盛況ぶりなので、明日覗いてみたら展示品総替えになっているかもしれない。
今回も7点箱作品を持ってきているので、もしかしたら、また新しい作品にお目にかかれることを期待している^^。


Gaby Van Schagen, stand 80 at the Decorative Fair
24-29 April 2012 Battersea Park, London



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Decorative Fairに出展された、Peter Gabriëlseの箱彫刻

今回も号外ミニ標本箱で、ペーターおじさんの箱彫刻作品が、Battersea Park、The Decorative Fairに出展されていた様子。

このフェアは、ロンドンのバタシー・パークの中のマーキー(と、いっても、常設建築かと思うような、しっかりした建物)内を会場に、年3回1月、4月、9月の終わりに6日間催される、アンティークのフェア。
主に、ファニチャーやテキスタイル等のインテリア関連が中心に出展されている。
重厚なイギリスのオーセンティックなアンティークというより、フランスやコンチネンタルの軽やかなペイント家具といった、ヴィンテージ系アンティークが主体なので、現在のインテリア・トレンドとも相まって、近頃人気の高いフェア。

2年ぐらい前から、私に買えるようなものはあまりないのだけれど、目の保養によく訪れている。
この4月にペーターおじさんの箱彫刻を始めて見つけたのも、このフェアにて。
それがきっかけで、連絡を取って、シャトーまで押しかけフォトグラファーとなった次第。


Exhibition by Gaby van Schagen (st.no. 80)
Gaby van Schagen という、オランダのディーラーが、ペーターおじさんの作品を出展している。


これが彼らのスタンド。オランダ、デンマークやスカンジナヴィアの民芸家具が、得意ジャンルなのだとか。
この写真を撮ったときは初日の、フェアがオープンしてまだ1時間ぐらい。
会場に入るのに列を作って並ぶほどの盛況ぶりで、彼らのスタンドでも商談の真っ最中。しかも、右下のスツールはすでに「売約済み」。
他のスタンドでも、チェックを切っている来場者を多数目撃・・・よく売れている。
例年は、3日目のお昼頃からのんびり出かけていたから、その頃には出品者も退屈そうに新聞を読んでいたりして、あまり活気のある感じではなかったのだが、やはりアンティーク・フェアはオープン直後が「勝負」のよう。


Exhibition by Gaby van Schagen (st.no. 80)
例年になく、オープン直後に訪れたのには理由があって、
この、ペーターおじさんの作品写真で作ったカードを納品するため。
フェアに間に合うように、U.K.サイドで私が作っておいたもの。
小ロットに特化したMooでプリントした。

Peter Gabriëlse's box sculptures in exhibition
ペーターおじさんの作品が展示されているコーナー。
スペースに限りがあるため、展示されているのはこのとき3点だけだが、全部で7点持ってきているそうだ。
興味のあるお客さんは、裏のストックルームに案内して他の作品も見てもらえる。

Peter Gabriëlse's box sculptures in exhibition
ここでまた、ペーターおじさんの作品の追加撮影・・・。

Peter Gabriëlse's box sculptures in exhibition
展示位置が私には高すぎて、うまく撮れないんですけど・・・(笑)。

Peter Gabriëlse's box sculptures in exhibition
このディティール・・・とても凝っている。

Peter Gabriëlse's box sculptures in exhibition
その作品の、全体像。

Peter Gabriëlse's box sculptures in exhibition
コーナーを別の角度から。

Exhibition by Gaby van Schagen (st.no. 80)
スタンド正面を別の角度から。

Exhibition by Gaby van Schagen (st.no. 80)
センター・ディスプレイ。


たいていこのフェアには、Danaさんと一緒に出かけている。
この初日は彼女の都合が合わなかったので、私一人で出かけたが、彼女に合わせて3日目にも一緒に覗きに行った。
それで、びっくりしたのは、正面にある背の高いガラスキャビネットと、小さな椅子類を除いて、大半のものがすでに売れて搬出された後。別の小物が展示されていたが、初日に比べて、展示品総がわり。彼らもゴキゲン。
それからまだ、3日残していたので、最後にはスカスカの展示になっているかも。出展者としてこんなハッピーな話はない。
裏の壁のスペースにあった、キャビネットも搬出されていて、壁面ができたので、ペーターおじさんの箱彫刻の展示も増えている。

Peter Gabriëlse's box sculptures in exhibition
鉛屋根のような、緑青のような、典型的なペーターおじさん色の繊細な作品。


彼の作品にも、アメリカからの来場者から、数のまとまった引き合いが入ったという、いいニュース。
ペーター師匠、シャトーの修復は置いておいて、箱彫刻制作ですよ!!

次回は、そのシャトーに再び戻って、シャトーの庭のイメージを中心に。




Box-sculptor Peter Gabriëlse (箱彫刻家 ペーター・ガブリエルザ)-2-

ぺーター・ガブリエザおじさんの箱彫刻特集の2回目。 今回は、サクサク作品写真を並べることに。


All art-works/ box-sculpture by Peter Gabriëlse


Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 14-1

Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 15-1

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Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 65-18

Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 67-18

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Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 27-5

Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 28-5

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Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 48-14

Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 49-14

Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 51-14

Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 52-14

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Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 108-35

Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 109-35

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Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 111-36

Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 112-36

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Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 38-8

Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 41-8

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Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 79-23

Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 81-23

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Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 87-26

Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 88-26

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Peter Gabriëlse - portrait - 153-1714

淡々、飄々としていて、でもお茶目。
大真面目にして、やんちゃ坊主。
働き者で、リラックス上手。
気さくで親切なのに、超クール。
スピリチュアルにして、現実主義者。
気難しそうで、実はかなり適当。

おじさんのキャラクターも、作品同様実に奥深い^^。


9月27日~10月2日まで、London、Battersea Parkで開催中のThe Decorative Fairに、オランダから出展のGaby van Schagen (スタンドNo. 19 訂正:80です。)が、彼の作品を数点出展予定。 ご興味の方は、ぜひどうぞ。

Box-sculptor Peter Gabriëlse (箱彫刻家 ペーター・ガブリエルザ)-1-

ノーマンディーから帰ってきました^^。
今回もまた、2000枚越しの写真、その後すぐ撮影の仕事でこれまた1000枚以上撮って、まずは納期のある仕事の方をせっせと仕上げたところ。

ノーマンディーの方は、まずはガブおじさんの作品から、写真は仕上がってきているので、FlickrにUpしたものから、標本箱でも少しずつ展覧予定。

ノーマンディーでは、押しかけフォトグラファーの私と、そのドライバーこと、Danaさんは、ガブおじさんのシャトーのアネックス(敷地内の別家)に滞在させてもらっていた。
毎朝、朝露で靴をぬらしながら、敷地内草地徒歩2分で、本館のシャトーに出勤。
昼間はたいてい私は撮影、Danaさんはトラベルジャーナルに水彩画を描いて、ガブおじさんは庭仕事。
20世紀初頭頃、夏休みに、田舎の親戚のおじさんの屋敷に滞在させてもらっている、カレッジの学生とその友人・・・という錯覚というか幻想に、何度も何度も陥るぐらい、くつろいでしまった。
実は初対面の私たちを、昔からの知人であるかのように、気さくに受け入れてくれた、カブおじさんの大した器量に、ただただ感謝。

我々をノルマンディーまで駆り立てた・・・彼の作品とはこんなもの・・・。


Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 23-4
Box sculpture by Peter Gabriëlse

サイズはおよそ50x70cm。
アンティークの扉パネルや戸板をフレームとして使用して、
その中に、やはりアンティークの建築装飾部材・・・などが盛り込まれている。
そして、ふとスポットライトの下に目をやると・・・、
これが小さな暖炉のある、インテリア風景であることに気がつく。

Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 24-4
ディティール。

Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 26-4
これは、スポットライトをつけていない状態。
どことなくミステリアスな、それでいてユーモラスでもある・・・。


Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 74-21
Box sculpture - by Peter Gabriëlse
それぞれ一応タイトルはついている(ものもある)ようなのだが・・・、
彼は、あまりタイトルにはこだわってはいない。
何かを「説明」する必要などなくて、見る者が感じとればいい、と思っているようだ。

Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 76-21
スポットライトだけでなく、ドアや戸口が開いている作品が多い。
なので、光によって、その作品の風景は、印象を全く変えてしまう。
フォトグラファーとしては、そこがまた面白いところ・・・。


Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 45-13
Box sculpture - by Peter Gabriëlse
この作品では、壁に実際の19世紀の壁紙の断片が貼られている。

Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 47-13
そしてまた・・・それは実は小さな小さな、窓辺の風景なのだった。
ボウルなど小物もリアルなのだが、彼の作品のリアルな特徴は「埃」。
はじめて見た作品には、蜘蛛の巣まで入っていた。
これらも作品の一部。「時間」を象徴するペイント材料の一つ、とよんでもいい。


Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 70-20
Box sculpture - by Peter Gabriëlse
写真が長いのだが、これは実際にも1m以上ある大きな作品。
タンスの扉板を使用しているもののよう。

Box sculpture - by Peter Gabriëlse - 73-20
誰のために置かれているのか解らない椅子、どこへ続くのか解らない階段、
扉の向こうはどこへ繋がっているのだろうか・・・?
アリスの世界観にも相通ずるような、
これから何か始まるような期待が、いつも彼の作品には、こめられている。


ペーター・ガブリエザ氏はもともとは、ステージセット・デザイナー、アート・ダイレクターとして70年代後半から80年代に、オランダのTVやシアターで活躍していた。
そう聞けば「なるほど・・・ステージセットのモデルだ!!」と、彼の作品のルーツに思いが至る。
ライト使用の効果的なのも、ステージ出身のため。
芝居や番組の「脇役」であるステージセットを、逆説的に「主役」に据えて、本来「主役」であるストーリーを、このステージセットから観客自身が紡ぎだしていく・・・そんな印象を受ける作品群。


Peter Gabriëlse - portrait
ペーターと愛猫プシャー。


90年代初頭に、仕事を引退してからは、「箱彫刻家」としての制作が本業なのだが、現在の18世紀のシャトーに引っ越してからというもの、ここの改装・改築に充てる時間とエネルギーが、箱彫刻制作を上回ってしまったとか。
このシャトー自体が、彼の「大きな方の箱」アート作品なのだが、この様子はまた、作品の後に展覧予定。

「歳だからね」と、コンピューター、Web界とは「無縁」を宣言していたペーター氏だが、時代の波には抗えない。
運命が勝手にお膳立てして、ウェブサイトが立ち上がってしまった。www.petergabrielse.com
私たちが滞在して、作品写真を激写して帰った翌週に、オランダから友人たちが滞在したのだとか。そのうちの一人が、Webデザイナー。
「写真さえあれば、簡単に作れるわよ」ということになって、私がFlickrにアップした写真をダウンロードしてもらい、ヴォアラ!! 2日でできてしまった・・・。 う~ん、世界はガブおじさんのために回っている(笑)。

ちなみに9月27日~10月2日まで、London、Battersea Parkで開催中のThe Decorative Fairに、オランダのディーラーが彼の作品を数点出展予定。(ディーラーの名前はまだ聞いていないが、スタンド・ナンバー19と聞いた。訂正:80です。)
私も初日に見に行く予定。 もしご興味の方は、ぜひどうぞ^^。


次回はまた、引き続きペーター・ガブおじさんの作品の中からセレクションで。


Chanel AW Collection - Byzantium (シャネルの新コレクションービザンティウム)

夏風邪を引きずっていて、(鼻だけでなく)脳が詰まってるので、ふたたび手抜き標本箱。

ふだんあまり、有名ブランドやトレンド動向というものを意識していない(というか、気がついてもいない)のだが、このシーズンはChanel(シャネル)-by Karl Lagerfeld(カール・ラガフェルド)のコレクションに注目。
テーマがByzantium(ビザンティウム)でビザンティン帝国期のモザイク画や、東方風でデコラティヴなコスチュームからインスピレーションが採られている。
ずーっとライフワークとして、中世・ビザンティンをテーマにしている私の立場はどうなるんだ・・・(笑)。
それは冗談だけど、このコレクション確かに私好み、なので、スクリーンショットを詰め込んでみた。


Chanel Byzantium1
シャネルでビザンティン・リヴァイヴァルの記事。

Chanel Byzantium2
カボション石使いのアクセサリーは、元祖ココ・シャネルが好んだアクセサリーのスタイル。
彼女のジュエリーはビザンティン>ロシアの影響を強く受けている。
このインタヴューには、そのことにも言及されていて
「ココ・シャネルをテオドラ女帝になぞらえてのイメージ」とも表現されている。

Chanel Byzantium3

Chanel Byzantium4

Chanel Byzantium5

Chanel Byzantium6

Chanel Byzantium7
うーん・・・このベルトはとっても・・・ビザンティン。

Chanel Byzantium8

Chanel Byzantium9


で、ビザンティンなスタイルって何?とたずねられたときのために、このイメージを用意した。

Monomachos crown - represents the emperor Constantine IX Monomachos( 1042-56), his empress Zoe, her sister Teodra
モノマコス皇帝の右に立つのがテオドラ

Haghia Sophia
ビザンティンモザイクのイメージ。イスタンブール、ハギア(アヤ)・ソフィアにて。


で、元祖ココ・シャネルのジュエリーはどんなものかというと・・・、

Chanel original jewellery
Collage image from "Bijoux de Haute Couture" ISBN-2841101207

誰かのジュエリーにとてもよく似ているって?(笑)


St Pancras Renaissance Hotel (セント・パンクラス・ルネッサンス・ホテル)

今回の標本箱は・・・先にお断り、全部Flickrからの借り物写真。私のフォトストックではありませんよ、念のため。
写真はすべてオープン直前の「内見ツアー」(こんなのあったとは知らなかったよー・・・涙)に参加したlondonstuff氏の撮影。
Special thanks to londonstuff @Flickr for sharing these fab images!!

借りてきてでもまとめてみたかったのが、今年の4月に大改装再オープンした、このロンドンのセント・パンクラス・ホテル
もともとは、ミッドランド鉄道のターミナル駅付随のミッドランド・グランド・ホテルとして、George Gilbert Scott(ジョージ・ギルバート・スコット)卿の設計で、1873年にオープンした、ネオ・ゴシック建築の典型。
しかし、華麗であまりにもロマンティックな建築は、1936年にはすでに、時代の要求に合わないものとして閉館されてしまう。
20世紀に入って以来、ホテルの各部屋にバス・トイレが完備されるのが、アメリカに始まり世界大都市スタンダードになってきたのだが、この旧式の豪華な老婦人のようなホテル(ホテル・スタッフが、ヒップバスとお湯を部屋に運ぶシステム)を、モダンスタンダードに改修する資本が、鉄道会社には残っていなかった・・・、というのが、真相らしい。
というのは、この建物が今回のマリオット・ホテルチェーンに買収されて、大改装直前の数年前、最後のビルディング内見ツアーに参加したときに聞いた話。(このときに写真をやってなかったのので、廃墟状態の内装の写真がないのが残念・・・。)
30年代の閉館後は、鉄道関連のオフィスとして使われていたが、なんども買収・改装案が出ては、あまりの壮大なコストに話はすべてたち消えとなっていったとか・・・。
イギリスが経済不況に陥っていた70-80年代は、このエリアが最も荒廃していた時期で、その真ん中にダイノザウルスのようにそそり建つこのゴシック建築を、なぜだか私はこよなく愛していた。
栄光の過去のノスタルジックな響きを留める「ミッドランド・グランド・ホテル」という名前とともに。
それから時代は全く変わってしまって、ミレニアム(2000年)以降の経済バブルの続いたイギリスには、パリーロンドンを繋ぐユーロスターが導入される。当初Waterloo駅(ウォータールー駅・・・ちなみにうちのターミナル。パリまで便利だったんだ・・・)がロンドン側のターミナルだったのだが、スピードアップとトラブル防止のために、今までの在来線共有使用ルートから、ユーロスター専用ルートが敷かれて、ここ、セント・パンクラスに乗り入れとなった。
かくして・・・セント・パンクラスは、再び時代と経済の最先端に押し出された・・・ということは、旧ミッドランド・グランド・ホテルにも投資価値が出てきた、というのが今回の新装オープンにいたるいきさつ。

London St Pancras station
撮影:Ingy The Wingy @Flickr
これまた別の人からの借り物の外観写真。
V&Aや自然史博物館、王立裁判所と同様・・・私的ロンドン建築Top10入りしている。
(あ、ゴス好きなだけ・・・笑)

St Pancras Renaissance hotel, London
撮影:londonstuff @Flickr
客室に至る中央の大階段。

St Pancras Renaissance hotel, London
撮影:londonstuff @Flickr
階段前のランディングには壁画。
Spencer(スペンサー)の「(Fairy Queen)神仙女王」の詩にちなんで描かれた、Thomas Wallis Hayの手になるもの。
改装前ツアーに参加したとき、周りは壁材・床材むき出しになっている環境で、壁画と鉄の手すりが
いまだにいい状態で保たれていたのが印象的だったのを、覚えている。

St Pancras Renaissance hotel, London
撮影:londonstuff @Flickr
その、階段の鉄製手すり。

St Pancras Renaissance hotel, London
撮影:londonstuff @Flickr
天井はこんな風にペイントされていて・・・
中世~チューダー期の教会の天井によく使われたパターンから採られている。

St Pancras Renaissance hotel, London
撮影:londonstuff @Flickr
カーペットもオリジナル・デザインがリプロで製作された。

St Pancras Renaissance hotel, London
撮影:londonstuff @Flickr
これは、付随のバーの入り口。

St Pancras Renaissance hotel, London
撮影:londonstuff @Flickr
天井が圧巻・・・、こ・・・こんなだったんだ・・・。

St Pancras Renaissance hotel, London
撮影:londonstuff @Flickr
これはレストラン部の内装。

St Pancras Renaissance hotel, London
撮影:londonstuff @Flickr
旧館の廊下が少し暗くて陰気な感じだったのだが、それはそのまま。
この廊下にあるキャビネットは「物入れ」で、19世紀のものを踏襲している。
実際の収納スペースが足りないため、当時このようなキャビネットを設置する必要があったのだとか。

St Pancras Renaissance hotel, London
撮影:londonstuff @Flickr
これは、建物の間を繋ぐ鉄橋廊下。とても、ゴシック。

St Pancras Renaissance hotel, London
撮影:londonstuff @Flickr
Ladies' smoking room (女性用喫煙室)。
Smoking roomというのは、食後紳士諸君が煙草をふかしながら「男内の話題」に興じる・・・とういう伝統の部屋。
女性は「ティールーム」の方に移動して、「女内の話題」に興じるということになっている。
「女性用喫煙室」がホテルに設けられるのは、画期的な例だったそうだ。

St Pancras Renaissance hotel, London
撮影:londonstuff @Flickr
修復された、Ladies' smoking room (女性用喫煙室)のインテリア。
テラスに面した、明るい開放的な部屋だったのを覚えている。

St Pancras Renaissance hotel, London
撮影:londonstuff @Flickr
これが現代の「一般の」部屋で、あー、あまり広くない、あー、あまりたいしたことない(失礼)。
それでも一泊250ポンドぐらいするそうなので、私自身はけして泊まることはない・・・だろうな?

St Pancras Renaissance hotel, London
撮影:londonstuff @Flickr
ところが・・・設計者ジョージ・ギルバート・スコット卿にちなんで名づけられた、最高級の部屋があって・・・、

St Pancras Renaissance hotel, London
撮影:londonstuff @Flickr
カーテン・カーペット・家具に至るまで、すべて当時のギルバート・スコットのデザイン通りに復刻されている。
(この撮影時は、まだ工事が続いている様子) これは、一泊うん千ポンドの部屋であることは間違いない・・・。
私自身はけして泊まれないと・・・これだけは断言できる(笑)。

St Pancras Renaissance hotel, London
撮影:londonstuff @Flickr
ホテルの一室から眺める、セント・パンクラス、ユーロスター・ターミナル。
そういえば、来年はオリンピックやるんだなー(超無関心・・・笑)。

St Pancras Renaissance hotel, London
撮影:londonstuff @Flickr
入り口を入ったところのロビー。
「お泊り」は私には無理そうなので、ここでぜひお茶でもしたいもの。その折には、もちろんカメラ持参で^^。


個人的には、あまり利用するチャンス(予算?)のなさそうなホテルだが、建築が蘇って生き生きと輝いてくるのを見るのは、本当に嬉しくなってしまう。
潤沢なご予算と興味をお持ちの方は<このページ>からブッキングできますよ。


地図: ここではまだ大工事中

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ハンガリアン・ジュエリー - 19世紀以降

ハンガリアン・ジュエリー・シリーズの最終回は、19世紀のジュエリーを、ブダペストのハンガリー国立博物館(Hungarian National Museum)と、Museum of Applied Art(工芸博物館)から。
19世紀全般は、比較的汎ヨーロッパ的なというか、あまりハンガリーとしては、特徴のないもの。19世紀後半から、ナショナリズムの台頭が背景にあるのだろう、ハンガリー民族主義的なデザインが現れる。イギリスやフランスで言えば「ゴシック・リヴァイヴァル」ということになる。(言い換えれば、ゴシックは・・・、イギリスやフランスの「民族主義」的モチーフ、ということなのだろうな・・・。)

Hungarian 19th century jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
このタイプのデザインは、これまだ汎ヨーロッパ的。見ただけではどこ製なのか、私には解らない。

Hungarian 19th century jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
これは19世紀といっても初期で、まだまだ18世紀のスタイルを踏襲しているペンダント。

Hungarian 19th century jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
全ヨーロッパ的流行の、カット石のコサージュ・デザイン。

Hungarian 19th century jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
これは、ガーネットだと見て解る・・・、ブレスレット。

Hungarian 19th century jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
メタルのスタンンピング・パーツのブローチ。
シート状のメタル板を、金型で打ち抜いて、立体成型する。
19世紀から、世界的に機械生産のメタルパーツが使われるようになってくる。

Hungarian 19th century jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
これは、スタンピングの型抜きリボンを、手加工で曲げている・・・と思う。
そして、エナメル加工、これは、ハンガリー得意技のことと。

Hungarian 19th century jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
メタルのスタンピング・パーツと、珊瑚彫りの花を組み合わせたブローチ。
ゴールドカラーとターコイズ、ゴールドカラーと珊瑚で花や鳥など、
自然のモチーフを取り入れたデザインは、19世紀中頃の全ヨーロッパ的流行。

Hungarian 19th century jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
セットのイヤリング。ブローチより小型の、同じデザインのメタルパーツが使われている。
右の珊瑚の花がなくなっているのは別として、少しイヤリングとしては奇妙。
なぜなら「左右対称の反転イメージ」にはなっていないので。
スティール製のスタンピング抜き型は高価なので、左右対称にもう一型作るのは、コストパフォーマンスにあわない。
なので、同じパーツを使って済ます・・・というのは、「量産品」の法則。
私は、量産工場のデザイナー出身なので・・・これぐらい平気ですよ^^。

Hungarian 19th century jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
その、ターコイズのコサージュ。
それにしても・・・この「細かさ・みっちりさ」は、ハンガリー的・・・かもしれない。

Hungarian 19th century jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
このカメオはムアニング(追悼)・ジュエリーで、ハンガリーを愛したオーストリア・ハンガリー帝国皇后のエリーザベト
を追悼したブローチ・・・・なのではないかと、これはかなり想像。
閉館が迫っていて、ちゃんとキャプションを見ていない・・・見ても往々にしてハンガリー語、ゆえに、未確認情報。
10ポインテッドではないが、「シッシーの星」もついていることだし・・・?

Hungarian 19th century ceramic  jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
これは20世紀末~20世紀初頭のセラミックのブローチ。
あまり見かけたことがない。アールヌーヴォーからセセッションにかけての雰囲気。
このこってりとした、中東っぽいエキゾティシズムが、ハンガリー的。

Hungarian 19th century jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
アールヌーヴォー的なデザイン。ハンガリー得意のエナメル。

Hungarian 19th century jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
アールヌーヴォー期にPlique-a-jour(プリカジュール)という技法のエナメル細工が流行する。
この葉のモチーフの部分に用いられているような、エナメル材で金属ワイヤーを埋めて、繊細なステンドグラス状にする技法。

パリのの、ラリーク(R.J. Lalique)が有名。以下はMuseum of Applied Artで、見つけたラリーク。

Pendant with chain, R.J. Lalique, Paris, around 1900

R.J. Lalique, Paris, around 1900

ハンガリーはエナメル細工に特化していたにもかかわらず、プリカジュール技法は、あまり見かけなかった。
以下は、Oszkár Tarján(1875-1933)というアーティストのエナメル・ペンダント。

Pendant, Oszkár Tarján, Budapest, around 1900
Museum of Applied Art所蔵

Pendant, Oszkar Tarjan, Budapest, around 1904
Museum of Applied Art所蔵
エキゾティクでこってりしたスタイルには、プリカジュールの繊細さは向いていないのかな・・・?

Comb, Oszkar Tarján, Budapest, 1904
Museum of Applied Art所蔵
同じくOszkár Tarjánのセセッションスタイルの髪飾り。

Buckle for a ladies 'mente', Gyula Hary, Budapest around 1904
Museum of Applied Art所蔵
エネメル細工のバックル。1904年Gyula Háry作。

Bracelet, Gyula Háry - Samu Hibján, Budapest, 1899-1900
Museum of Applied Art所蔵
同じくGyula Háry 1899-1900作のブレスレット。
やはり、最もハンガリアン的というと、このエナメル細工にカット石というスタイルになるのだろうな。


ハンガリー国立博物館(Hungarian National Museum)の情報は<このページの最後

Museum of Applied Art(工芸博物館)の情報は<このページの最後

次回は、ブダペスト郊外の街Szentendreのイメージ。








ハンガリアン・ジュエリー -18世紀

今回は引き続きハンガリー18世紀のジュエリーを、ブダペストのハンガリー国立博物館(Hungarian National Museum)より。

*前回の標本箱「17世紀ジュエリー後編」の中で、最後から四番目、「ヴェルベット地に金襴地張り、その上にジュエリーを留めつけたベルト」に関して、トランシルヴァニア文化研究専門の方から、薀蓄をIn-putしていただいた。
「東欧雑貨ICIRI・PICIRI」(Webshopは<このページ>、手芸関連のブログは<このページ>の、、谷崎聖子女史から 「トランシルヴァニア、ブラショフ郊外のハンガリー系少数民族のベルトの一部だそうです。ここではドイツ系ザクセン人の影響で、このような豪華なベルトを装うようになったといわれています。」
貴重な情報に感謝!!今後ともハンガリー・フォークロア写真が続きます、引き続き薀蓄のほど、どうぞヨロシク^^。
谷崎女史のフォーク・アートのショップは<このページ>で、セーケイ地方での日々の暮らしのブログは<このページ>。
どちらのブログも、トランシルヴァニアの空気が伝わってくる、ナチュラルで美しい写真満載のステキなブログ。東ヨーロッパ文化にご興味の方は、ぜひ「ブックマーク」しておく価値あり!!

さて、本題。
18世紀ジュエリーも17世紀から引き続き、ゴージャス、デコラティヴなのだが、エナメルよりカット石の石留めが主流になってくるようだ。このカット石満載のデザインは、クリソベリル石使いのポルトガル製の物が、この時代流布していて、博物館でもよく見かける。ハンガリー国立博物館で見たものは、これよりも、やはり大型なのだが、ハンガリー的というよりは、汎ヨーロッパ的なデザインに移行していっているように見える。

Hungarian 18th century jewellery
これはルビー石で形作られたペンダント。(多分。ガーネットかも知れない・・・。)

参考までに、その18世紀ポルトガル製クリソベリル石のペンダントは、これ。

Portugues chrysoberyl jewellery, mid-late 18c
大英博物館所蔵。
18世紀にダイヤモンドのブリリアント・カットが開発されてから、ダイヤモンドの需要は一段と増す。
この、かすかに黄色味を帯びたクリソベリルは、いわばその安価な「代用品」として流行した、と聞いたことがある。
もっと安価な代用品として、ガラス・ペースト(型流しガラス)の石も、よく使用された。

Hungarian 18th century jewellery
ハンガリーに戻って、これもペンダント。
エナメルこそのっていないものの、細かいメタルのパーツが
何重にも重なっているデザインが、ハンガリーならでは。

Hungarian 18th century jewellery
こちらは、エナメルもまだ健在のよう。

Hungarian 18th century jewellery
よく似たデザイン。それにしても、ルビーが多いな。
もしかすると・・・これらも、ピンク系の色を帯びるアルマンディン(Almandine)ガーネットかも・・・。

Hungarian 18th century jewellery
ドロップ型のイヤリング。これも汎ヨーロピアンなデザイン。


Hungarian 18th century jewellery
同じくイヤリング。

Hungarian 18th century jewellery
このイヤリングは、繊細なデザイン。

Hungarian 18th century jewellery
これも可愛いデザインのイヤリング。

Hungarian 18th century jewellery
ボックスに入ったジュエリーは、髪飾りピン。

Hungarian 18th century jewellery
アップで・・・。こんな小型のデザインでも、
メタルパーツ使いで立体的なレイヤーになっているのが、特徴的。

Hungarian 18th century jewellery
リングが上手く撮れた。

Hungarian 18th century jewellery
同じくリング。この石を寄せ集めたデザインは、どちらかといえば17世紀によく見かけるもの。

Hungarian 18th century jewellery
これは、バックルかクラスプ。

Hungarian 18th century jewellery
上とほぼ同じデザインの物。上はターコイズでこれは珊瑚使い。

Detail - Hungarian 18th century jewellery
エナメルは、ご婦人方のトレンディなジュエリーからは、少し外れてきたのかもしれないが、
これはベルトの一部。エナメル健在。

Detail - Hungarian 18th century jewellery
Detail - Hungarian 18th century jewellery
同じチェインベルトのディティール。

Detail - Hungarian 18th century jewellery
これもベルトの一部。

次回はハンガリアン・ジュエリー・シリーズの最終回で、19世紀ジュエリーのイメージ。

ハンガリー国立博物館の情報は、<この標本箱ページ>の最後を参照下さい。

春夏ジュエリー追加製作と写真撮影の仕事が、詰まってきてやや更新遅れ気味・・・少しゆっくりペースになるかも。お付き合いのほどヨロシク^^。

ハンガリアン・ジュエリー -17世紀・後編

今回もしつこく、ハンガリー17世紀のジュエリーを、ブダペストのハンガリー国立博物館(Hungarian National Museum)と、Museum of Applied Art(工芸博物館)から。
一段と、エキゾティック度を増して、これはイギリス・フランスでは見たことがない、と、いうようなジュエリー達。

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
plume(羽飾り)と呼ばれるタイプのジュエリー。
ハンガリー貴族の男性の帽子には、羽飾りが付き物で、羽とともに留めつけられるジュエリー。
下の写真参照。

Hungarian 19th century costume
ハンガリー国立博物館 所蔵
これは19世紀の軍服なのだが、基本的にこんな風に帽子に羽を立てるのがハンガリー式。
実にかっこいい・・・。(個人的に大好きで、自分でもかぶろうかと思うぐらい^^)

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
他の東ヨーロッパでもあったのかもしれないが、ハンガリーのコスチュームで一番よく見かける。
あと、ムガール帝国インドの男性のターバンにも、こういったPlumeジュエリーがついている。

Plume, Hungary, 17th century
Museum of Applied Art所蔵
これが、一番見事だったPlume。残念ながら、巨大なPlumeなので(全長30cm位)窓の映り込みを避け切れなかった。
後処理でごまかすが・・・あまり成功していない。

Detail - Plume, Hungary, 17th century
Museum of Applied Art所蔵
悔しいので・・・ディティール。
前回のジュエリー同様、何層にも重なるメタルパーツにエナメル彩、そこに石留め、という複雑な構成。

Plume, Hungary, 17th c
Museum of Applied Art所蔵
華麗だ・・・なんとも美しい。野郎どもにはもったいなさ過ぎる(笑)。

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
どうやら、私は羽飾りフェチのようで・・・全部撮ってきた。
そういえば、うちのVyacheslav(ヴィヤチェスラフ)殿下にも、簡単だけど羽飾りを付けてあげたな・・・。

Prince Vyacheslav in snow
これは、全く・・・・余談。失礼。

話を戻そう。そう、今回は西ヨーロッパでは見かけない、エキゾティクなジュエリーのテーマだった・・・。

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
これは、ベルトのバックル。
ほとんど3Dのような部位にエナメル彩するもので、こんな平面は簡単なもの?
とにかく、エナメルが多い。インドやイスラム圏のジュエリーの影響でもあるのだろう。

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
クラスプ。

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
クラスプ。

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
マントを留めるチェイン。(上のメンズのコスチューム参照)

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
装飾的なチェインの一部。 下のチェインと同じ物。

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
巨大なチェインなのだが、ベルトなのかマント用のクラスプなのか、もうよく解らない。
男性用のコスチュームだろう・・・というのも想像の域。
デザイン的には、ほとんどペルシャ風。

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
ベルトの部分。ヴェルベット地に金襴地張り、その上にジュエリーを留めつけたもの。

*Follow up:「東欧雑貨ICIRI・PICIRI」(Webshopは<このページ>、ブログは<このページ>の、トランシルヴァニア文化と手芸の研究家、谷崎聖子女史から 「トランシルヴァニア、ブラショフ郊外のハンガリー系少数民族のベルトの一部だそうです。ここではドイツ系ザクセン人の影響で、このような豪華なベルトを装うようになったといわれています。」と薀蓄をIn-putしていただいた。貴重な情報に感謝!!今後ともヨロシクお願いします^^。

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
これもブローチなものだか・・・クラスプなのか不明。

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
今回見た中でも、究極の装飾主義・・・。これも上と同じく、ブローチかクラスプ。

Detail - Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
最後に・・・これでもか・・・と、接写イメージ。


次回は、18世紀のハンガリアン・ジュエリー。基本的に、このコテコテ装飾主義、引き続き・・・という感じ。

ハンガリー国立博物館(Hungarian National Museum)の情報は<このページの最後

Museum of Applied Art(工芸博物館)の情報は<このページの最後
















ハンガリアン・ジュエリー -17世紀・前編

前回に引き続き、17世紀のハンガリー・ジュエリーを、ブダペストのハンガリー国立博物館(Hungarian National Museum)と、今回はMuseum of Applied Art(日本語訳は工芸博物館・・・だろうか?直訳すると応用芸術、つまり、「使用できる」芸術作品。なので、工芸なんだろうな。)から。
ヨーロッパのジュエリーは、16世紀のルネッサンス期に大型のデザインになっていって、17世紀にはやや小ぶりの繊細なデザインに移行していく場合が多いのだが・・・、ハンガリアン・ジュエリーは、16世紀にもましてボリューム倍増・・・の、パワフルな装飾主義。

Bethlen-pendant, Hungary, 17th century
Hungary, Museum of Applied Art所蔵
ルビーのエメラルドカットの石、エナメル細工、パール使いは、
ルネッサンス期のジュエリーからそのまま引き継いでいるが、サイズは大型化。

Bethlen-pendant, Hungary, 17th century
Hungary, Museum of Applied Art所蔵

上も、このペンダントも、Bethlen-pendant(ベトレン・ペンダント)という表記になっていたので、Bethlenでググってみると、どうやら17世紀のトランシルヴァニア公で一時ハンガリー王も兼ねていた、ベトレン・ガーボル(Bethlen Gábor)の宮廷におけるジュエリー、ということのよう。
ざっとJa.wikiを拾い読みしたが、この頃のハンガリー、オスマントルコ、ハプスブルグ家のみならず、このカルヴィニスト(プロテスタント)のトランシルヴァニア公も入り乱れて、複雑な政治状況の模様で・・・私には、ほとんど判読不明・・・。
さらに、不思議に思うのが、そのように政情不安定な状態の中で、装飾芸術は明らかに進展していっているということ。まあ、専門分野でない歴史的背景は置いておいて、ヴィジュアルに専念しよう。

Bethlen-pendant, Hungary, 17th century
Hungary, Museum of Applied Art所蔵
モチーフになっているのは、ペリカン。
胸を傷つけて、自らの血で雛を育てるという伝説が中世以来あって、キリストの象徴とされている。

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
これもペリカン。

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
この繊細・複雑な曲面を持つ、花びらや葉のモチーフに、パターン入りのエナメル細工が施されている。
高度なエナメルの技術に感嘆・・・。

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
これも、レースのリボンをエナメルで表現している。

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
エナメル、石留め・・・どういう工程で製作するのか、想像も付かない。

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
リボンの裏にもエナメル細工、それも模様入り。

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
エナメル技法の好例。ほとんど立体の所にエナメル。

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
このプツプツした粒々も、エナメルなんだろうな・・・。
多分、先にエナメル細工をかけて、その後石留めするのだろうが、
このまわりの粒々を傷めないように気をつけながら、石留めするわけだ・・・。
ちなみに、エナメルは傷めると修復不可。現在でもアンティーク業者泣かせの素材。

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵
これはなんとなく可愛らしかったので・・。

いままで、こんなにエナメルに特化したジュエリー群を見たことがなかった。

もう余計な解説抜きで、どんどんお見せしよう。

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵

Hungarian, 17th century, Jewellery
ハンガリー国立博物館 所蔵


要は・・・エキゾティックだということ。ビザンティン由来の装飾文化に、トルコ径由でインドやペルシャの宝石、エナメル加工技術が上乗せされた・・・そんな印象を受ける。
次回は、17世紀のハンガリアン・ジュエリーの後編。もっとエキゾティクなものを展覧予定。

ハンガリー国立博物館の情報は、前回の標本箱の最後に。<このページ
以下は、Museum of Applied Artの情報。


Museum of Applied Art(工芸博物館)

住所:H-1091 Budapest, Üllői út 33-37
開館:10am~6pm (月曜日 閉館)
入場料: 大人 2500HUF (£8.3) 別料金なしで写真撮影可。2011年春現在。


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Sue Timney (スー・ティムニー)-テキスタイル・デザイナー-展覧会 2

Fashion and Textile Museum(ファッション・アンド・テキスタイル・ミュージアム)で4月25日まで開催されている、テキスタイル・デザイナー、Sue Timney(スー・ティムニー)のエキジビションの2回目。

今回は2階部で展示されている、ファブリックの物を中心に。

Sue Timney exhibition
シルク生地ブラウスの展示。80年代に典型的な、たっぷりとしたパターンのブラウス。

Blouses

Textiles for blouses
サイズ的に体に合わないと解っていながら・・・この真ん中のパターンとよく似たブラウスを買ったことがある。
やっぱり上手く着こなせなくて、数年後に残念ながら手放してしまった・・・。

Sue Timney exhibition
スカーフのデザイン。こうやって額装すると、インテリアパネルとしても使える。

Scarf design
個人的には、こんなタイプの、ベージュと黒のモノクロ組み合わせのものが好きだった。

Scarf design
ヒストリカルなモチーフ、これがポストモダン/ネオ・クラシックの粋。

Scarf design
スパイス的に、ヴィヴィッドな色が組み合わされる。

Scarf design
これもかなりBold(大胆な)色使い・・・で、なんだか、ヴェルサーチを思い出すな・・・。

Fabric samples
一方こちらは、Sue Timneyブランドになってからの、織地ファブリック。
アフリカン・エスニックがイメージソース。

Mood sheet
リボン・ストライプ生地のイメージ資料。

Mood sheet
これはTimney Fowlerの頃の、イメージ資料。

Sue Timney exhibition booklet
エキジビションのブックレット。

Making Marks - Sue Timney - Book
彼女のデザインの本「Sue Timney - Making Marks」がミュージアム・ショップで販売されていた。

Making Marks - Sue Timney - Book
なにしろ、大ファンなので鷲掴み(笑)で買ってしまったが、もちろん、Amazonでも入手可能。
このページ
ヴィジュアル中心に構成された、美しい本。


Sue Timney exhibitionは2011年4月25日まで、Fashion and Textile Museumにて。日・月休館、入場料£7。







Sue Timney (スー・ティムニー)-テキスタイル・デザイナー-展覧会 1

昨年、ナショナル・トラストでのMark Brazier-Jones(マーク・ブレイジァ・ジョーンズ)家具展の標本箱を書いた時に、80年代のポスト・モダン(と、ネオクラシック)のデザインについてふれたことがある。<このページ
その時に出てきたテキスタイル・デザイナー、Sue Timney(スー・ティムニー)のエキジビションが2010年11月から2011年4月25日までLondon Bridge(ロンドンブリッジ)駅近くの、Fashion and Textile Museum(ファッション・アンド・テキスタイル・ミュージアム)で開催されている。
私が80年代に最も影響を受けたデザイナーの一人。テキスタイル・デザイナーと称しているが、彼女の美意識はテキスタイルを超えて、インテリア、雑貨、ファッション、ライフスタイルにまで及んでいる。ローマ装飾、アフリカ美術、シノワズリー・・・等々、時間と空間を超越してブレンドされた美のコラージュ・・・。
このエキジビションでは、ミュージアムの1階部で、雑貨やインテリア・ファブリック、2階部でアパレル・ファブリックの展示に区分されている。今日はまず1階から、2回にわたっての展覧。

Sue Timney exhibition
メインディスプレイ。

Sue Timney exhibition
を、反対から見たところ。
白黒のコントラストの構築の中に、時折インパクトのあるカラーが差し込まれる。

Sue Timney exhibition
入口を入った通路の部分。
左側、彼女のトレードマークのストライプ壁紙の間に落書きされているのは、彼女の経歴。
書体から・・・ご本人の手書き、と、思われる。

Sue Timney exhibition
インテリア・ファブリック。

主にカーテン生地として使用されるのだが、アンティークの椅子やソファーを張り替える習慣のあるイギリスなので、ファニチャーにも使われる。 
その80年代の話だが、東京に式田純氏の経営する「Strange Classic(ストレンジ・クラシック)」というインテリア・ショップがあった。彼女の当時の旦那様Grahame Fowler(グラハム・ファウラー)とのコンビTimney Fowler(ティムニー・ファウラー)のデザインは、この「ストレンジ・クラシック」とデザイン提供契約をしていたのだろう、日本では初期に「ストレンジ・クラシック」のブランド名で製造販売されていたのを覚えている。
というのも、当時の私の大阪のフラットの壁に、そのカーテン生地をタペストリーのようにして掛けていたので・・・。

Sue Timney exhibition
セラミック、スカーフ、イヤリング。

Sue Timney exhibition
セラミックとカード。

Sue Timney exhibition
スカーフ、ステーショナリー、ブローチ、イヤリング。

90年代初頭だっただろうか、King's RoadにあったTimney Fowlerの店で、このアクセサリーのシリーズのシンプルな丸型のイヤリングを買って、今も大切に持っている。
薬品腐食でパターンを浮き彫りしたアルミ板を立体加工、黒マット塗装してから、サンディングでシルバー色下地のパターンを浮き出したもの・・・と思われる(かなり製造業者的視点・・・笑)。
ここに展示されているような、大型のデザインのものがもちろん欲しかったのだが、当時の私には、一番安かった丸いシンプルなイヤリングにしか手が出せなかった。
その頃フリーランス・デザイナーだった私は、2年に一度1ヵ月半位ロンドンにホリデー兼情報収集に滞在していた。毎回、Timney Fowlerの店を訪れてはマグカップやら、皿やら、手の出せる範囲のものを少しずつ買うのが、私なりのささやかな「幸せ」だった。

In my collection - Earrings and scarf from 80's
で、これが私の持っているイヤリング。
「ストレンジ・クラシック」プロデュースのシルク・スカーフとともに・・・。

Sue Timney exhibition
ステーショナリーと壁紙。

Sue Timney exhibition
セラミック、壁紙、カードとネクタイ。

Sue Timney exhibition
このマグは・・・うちで今でも現役。

Sue Timney exhibition
このマグも・・・。

Sue Timney exhibition
このマグは、数年前配偶者氏が落として割った。不心得者め・・・。

Sue Timney exhibition
スカーフ、セラミックとブレスレット。

Sue Timney exhibition
セラミックとスカーフ。この皿は、バスルームのドアの上に飾っている。

Original collage
オリジナル・コラージュ。

Original collage
オリジナル・コラージュ。


何度も訪れたKing's Roadの店はTimney Fowlerの解散とともになくなってしまったが、現在はSue Timneyのファブリックやインテリア雑貨は、彼女のセレクト・アイテムとともに、ポートベローのSue TimneyのShow roomで展示販売されている。
SUE TIMNEY:331 PORTOBELLO ROAD, LONDON W10 5SA Tel: 020 8969 5000

エキジビションは2011年4月25日までFashion and Textile Museumにて。日・月休館、入場料£7。


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次回は、引き続き同エキジビションより、2階部のファブリック・デザインを中心に・・・。






Gustave Moreau (ギュスターヴ・モロー)の水彩画

昨日までのパリの「ギュスターヴ・モロー美術館」にひき続き、今日はモローの水彩画を展覧。

私的には、彼の水彩画が一番好きだ。壮大な油画に比べて、ずっと親しみやすい。それでいて、宝石をちりばめたような華やかさは、油画にひけをとらない。彼の絵画のエッセンスという感じがするので・・・。
今回も楽しみにしていたのだが、修復か調査か何かの原因で、水彩画のキャビネットが全部閉められたままになっていた。それ以外にも、デッサンなど見るもの、撮るものがありすぎで、そのときは気にしなかったのだが、こうやって標本箱に詰め込むと、とても残念な気分。なので・・・私の手持ちの資料からいくつかお気に入りを取り込んでみた。(二次資料で、収蔵美術館を知らないものもあり)。

A Dead Poet Being Carried By A Centaur
A Dead Poet Being Carried By A Centaur (死せる詩人を運ぶケンタウロス)ギュスターヴ・モロー美術館所蔵。
この絵が好きで、芸大のころ水彩画で模写したことがある。いまだにうちのバスルームに掛かっている。
印刷複製はすべて色が少しずつ違って、それをまた見本にして描いているものだから、
もっと黄色っぽくなってしまった(笑)。

Sappho
Sappho (サッフォー) V&A所蔵。

Evening Voices
The Voice of Eventide (夕刻の声)ギュスターヴ・モロー美術館所蔵。

St George
St George and the Dragon (聖ジョージとドラゴン)。下の絵のエスキース。

St George and dragon oil
St George and the Dragon (聖ジョージとドラゴン)ナショナル・ギャラリー所蔵。
こちらは油画の 完成ヴァージョン。

The migrant Angel
The migrant Angel (旅の天使)ギュスターヴ・モロー美術館所蔵
直訳すると・・・渡り鳥ならぬ、渡り天使。
夕方パリまで着いて、ノートルダムの上でほっこり休んでいる天使が愛らしい。

The Evening
Le Soir (夕べ) Neuss, Clemens-Sels美術館所蔵

The Song of Songs
The song of songs(雅歌) 倉敷、大原美術館所蔵。
これを見るために、芸大の頃倉敷まで行った。私にとって、思い出のある作品。

Arabian Poet
Arabian Poet (アラビアの詩人) Edmund Dulac(エドモンド・デュラック)のイラストを思わせる。

La Toilette
La Toilette (化粧)東京、ブリジストン美術館所蔵 

Venice
Venice (ヴェニス)ギュスターヴ・モロー美術館所蔵

Evening and Sorrow
Evening and Sorrow (夕べと悲嘆)
裏があるわけではないが・・・下のモローの大作、
The Life of Mankind (人類の生)のエスキースのように見える。

Vie de l'Humanite
The Life of Mankind (人類の生) ギュスターヴ・モロー美術館所蔵
全体像。一枚一枚のパネルは、木製パネルに油画だが、
テクスチャーを生かした、繊細な表現は、彼の水彩画に相通じるものがある。

Vie de l'Humanite - detail collage-
ディティール。


この彼の水彩画が最後で、ギュスターヴ・モロー・シリーズは終わり。
明日は、私の最近の作品、仕事などを少しご紹介。






Gustave Moreau (ギュスターヴ・モロー)美術館と絵画 -3-

パリの「ギュスターヴ・モロー美術館」より3回目。今日はモローのデッサンを中心に展覧。

Atelier

昨日も載せたが・・・このアトリエの左の窓の下、今ちょうど男性が見ているが、ここのカーテンの後ろに、額装されたデッサンが本のように、幾重にも折り重なっている。Webによると彼の生涯にわたる400枚以上のデッサンが収蔵されているとか・・・。デッサンなのでタイトルもなにもないが、いつものごとく、私のフィルターで目に留まったものをピックアップ。

Drawing for Sphynx
これは、New York Metsの下の絵の構想。

Moreau, Gustave (1826-1898) - 1864 Oedipus and the Sphinx (Metropolitan Museum of Art, NYC)
撮影:RasMarley@Flickr Oedipus and the Sphinx (オディプスとスフィンクス)
Metropolitan Museum of Art, NYC(ニューヨーク、メトロポリタン博物館)所蔵



Drawing - Orphee
これは、初期のイメージスケッチだろうか・・・、

Sketches for Orphee - collage
次第に構想が固まっていく・・・。左は最終作品のための拡大プロセス。

Gustave Moreau: Orpheus
最後の完成作品がこれ。撮影:freeparking@Flickr
Thracian Girl Carrying the Head of Orpheus on his Lyre(竪琴に載せたオルフェの首を持つトラキアの娘Musee d'Orsay, Paris パリ・オルセー美術館所蔵。

Sketches for Salome - collage
サロメのテーマも、最初はいろいろなイメージで描いてみているのが解る。

Sketches for Salome - collage
イメージが固まってきたら、ディーティールの考察・・・。
この完成作がモロー初日に展覧した、L'Apparition(出現)となるのだが、
Flockrで水彩画の同テーマのものを見つけたので引用してみよう。

Gustave Moreau: The Apparition
撮影:freeparking@Flickr The Apparition

後は、いろいろランダムに・・・。

Sketch

Drawing

Drawing


Sketches - collage

Sketches -collage

Sketches - collage

Sketches - collage

Sketches -collage

最後に、写真での写り方もあるのだが、一番気に入ったのがこれ。テクスチャーレイヤーをいれてみた。
Sketch


明日は、引き続きモロー美術館から、彼の暮らした部屋を展覧。

Gustave Moreau (ギュスターヴ・モロー)美術館と絵画 -2-

パリの「ギュスターヴ・モロー美術館」より、モローの絵画の2回目。

Fleur Mystique
Fleur Mystique (神秘の百合)ギュスターヴ・モロー美術館所蔵

Fleur Mystique- detail-
同ディティール。私のお気に入りの一つ。

Argonautes
Argonautes (アルゴ号の帰還)ギュスターヴ・モロー美術館所蔵
これは4mx2mの大きい方の未完の作品。同タイトルで小さくてより完成されたヴァージョンもある。

Argonautes - detail -
同ディティール。

*** detail
元絵がどれだか解らなくなってしまったディティール
 
特にこの2つのディティールでよく解るのだが・・・モローの描く男性はことごとく中世的。ちなみに、ほぼ同時代のイギリスのラファエ前派のバーン・ジョーンズの絵画も、性差のほとんどない表現。私自身に性差意識が完全に欠落しているためか、こういった絵画が見ていて心地よい。バーン・ジョーンズの場合は「人間」を美化・様式化した結果、性差が失われていった、と解釈できる。モローの場合、女性は「悪女」「聖女」「女神」といった「アクセスを拒絶する冷たい性」として描かれれ、男性は「たおやかで肉感的」。そのことから、彼が潜在的に同性愛者ではなかったか、という説もある。潜在的あるいは無意識の性的傾向を証明することなど、できはしないのだが・・・。

Triomphe d'Alexandre le Grand
Triomphe d'Alexandre le Grand (アレキサンダー大王の勝利)ギュスターヴ・モロー美術館所蔵

これまた・・・壮大なイメージの絵画。実際にはカタログによると、1.55mx1.55mの作品なのだが、記憶の中では3mx3mあるかのような印象を受けた。それというのも、無限に続くかと思われる細密描写のため・・・。

Triomphe d'Alexandre le Grand- detail collage -
同ディーティール

右の高い玉座に座るのが若きアレクサンダー大王で、左の征服されたインド王が慈悲を請うというシーン。これまた、本来のテーマは実はどうでもよくて、タペストリーのように連綿とパターンを描き続けることが目的だったのではないかと、うがった解釈をしてしまう。

Triomphe d'Alexandre le Grand - detail -
同ディーティール

この時代は東洋全般からの情報・事物が大量にヨーロッパにもたらされ、一大東洋ブームとなっていた。モローとて例外ではなく、オリエンタルに傾倒している。彼の場合、歴史的・学術的に裏づけされたものではなく、あくまでも「幻視」。この絵画でも彼の幻想の中でのインドが描かれている。たとえそれが「幻視」であっても、ここまで描きこまれると、実際に彼は「そこ」を見ていたとしか思えない。幻が真実に転換してしまう・・・。
これはオリジナルサイズの画像でぜひ見ていただきたい。<このページ>(巨大サイズなのでスクロールして見て下さい)
シュヴァルの理想宮を連想してしまう・・・。などと、今日は彼の潜在的奇人ぶりにばかりフォーカスしてしまったような・・・最後の絵画に愛らしい一枚。これはディティールで、これまた元絵がどれだったか解らなくなってしまった。

*** detail


このような、アトリエに展示されている・・・。

Atelier
これは下の階。左の窓の下に明日展覧する彼のデッサンが詰まっている。

Atelier
螺旋階段を上がって・・・

Atelier
上階のアトリエ展示室。


それでは、明日は彼のデッサンを展覧予定。




Gustave Moreau (ギュスターヴ・モロー)美術館と絵画 -1-

昨日の標本箱で、Gustave Moreau(ギュスターヴ・モロー)の「天使」を展覧して・・・思い出した。まだモローを標本箱に詰め込んでなかった。
いつものごとく簡単な解説はリンクのWikiのページにお任せするのだが、ラファエル前派と並んで、彼の絵画は私のお気に入り、というか、一番好きな画家かもしれない。神秘的、耽美的、装飾的、私のテイストのすべてにティックが入る・・・。彼が後半生を過ごしたパリのアトリエ兼自宅が現在は「ギュスターヴ・モロー美術館」として公開されている。以前も2度訪れたことがあるのだが、今年の春パリに滞在した折に「最強」のデジタル一眼レフ持参で再訪。丸一日環境に浸りこみながら、写真を撮って廻った。
今日と明日ははまず彼の絵画を2回に分けて、そのあとデッサン、そして彼の死後そのままに保存されている私室のイメージを、トータル4回に分けて展覧してみよう。

Jupiter et Semele
Jupiter et Semele(ジュピターとセメレー)ギュスターヴ・モロー美術館所蔵

背後にあるストーリーをWikiで見つけたのでリンクしておいたが・・・彼の絵画の場合、テーマはもはやあまり意味を成さず、ただただ折り重なっていく装飾的なディティール自体が「主題」だったのではないかと・・・いつも思う。

Jupiter et Semele- detail collage -
デティールをコラージュで。私にはとても「ビザンティン」と感じられるのだが・・・・。

Jupiter et Semele
Jupiter et Semele (ジュピターとセメレー)ギュスターヴ・モロー美術館所蔵
同じテーマ。上の絵の前段階のアイディア・スケッチ風。

Le Poete Voyageur
Le Poete Voyageur (旅の詩人) ギュスターヴ・モロー美術館所蔵

Hesiode et les Muses
Hesiode et les Muses (ヘシオドスとミューズ) ギュスターヴ・モロー美術館所蔵

Les Muses Quittent Apollon, leur Pere, pour Aller Eclairer le Mondo
Les Muses Quittent Apollon, leur Pere, pour Aller Eclairer le Mondo
(世界に啓蒙を与えるべく、父アポロの元から旅立つミューズ達・・・拙訳) ギュスターヴ・モロー美術館所蔵

The Unicorns
The Unicorns (一角獣)ギュスターヴ・モロー美術館所蔵

しかし、こうやって全体像を見るだけでは、彼の絵画の半分しか見ていないのも同然・・・。ディティールが命。

The Unicorns - detail collage -
まるでレースの襞のように折り重なる・・・。

The Unicorns - detail -
そして、愛らしいチャーミングさもディティールで初めて目に留まる。

L'Apparition
L'Apparition (出現)ギュスターヴ・モロー美術館所蔵

Part of -L'Apparition-
これは、チャーミングというよりは、緊張感の高いミステリアスなドラマ性だが・・・、
19世紀末の耽美主義小説、ユイスマンスの「さかしま」に描かれて以来、彼の代表作として後世に定着した作品。
モロー自身このサロメのテーマに傾倒していて、何度もいろいろな構図、表現で描いている。

Salome
Salome (サロメ)ギュスターヴ・モロー美術館所蔵

Part of Salome
ディティール。

サロメ伝説のWikiリンクを付けておいたが、19世紀末の耽美主義ムーヴメントの中で、男の身を滅ぼさせる「Femme fatale(運命の女)」の原型の一つがこのサロメ。
時代性もあるが、生涯独身であった彼特有の女性観も反映しているのではないかと思うのだが・・・どうなのだろうか?

明日も引き続き、彼の絵画をギュスターヴ・モロー美術館より。




William Burges(ウィリアム・バージェス)のデザイン

今日は昨日までのカーディフ城の「おまけ」で、William Burges(ウィリアム・バージェス)のデザインした家具や小物を、ミュージアムから。そして、今回の旅行では回りきれなかったCastle Coch(コーフ城)のイメージをFlickrから集めてみた。

Cabinet - William Burges - collage
キャビネット、カーディフ国立博物館所蔵

Cabinet - William Burges, 1858
キャビネット、V&A所蔵

Cabinet - William Burges, 1858 - collage
その、ディーティール。

Washstand - William Burges, 1880
洗面台、V&A所蔵

Washstand - William Burges, 1880 - collage
その、ディーティール。自宅の客用寝室のためにデザインされたもの。
下右に当時のインテリアの写真。
バージェス自身裕福な趣味人なので、
自身のためにもっとも凝った物をデザインしたといわれる。

Decanter
デカンター、V&A所蔵

Gold cross
クロス・ペンダント、大英博物館所蔵

Castell Coch, Bed, Lady Bute's Bedroom
Neil Alan Harris@Flickr撮影 Castell Coch
今回まわれなかったコーフ城の、ビュート候婦人の寝室のベッド。

Castell Coch, Lady Bute's Bedroom
Neil Alan Harris@Flickr撮影 Castell Coch
同じくコーフ城、ビュート候婦人の寝室の洗面台。

Castell Coch, Lady Bute's Bedroom
Neil Alan Harris@Flickr撮影 Castell Coch
ビュート候婦人の寝室キャビネット。

Lady Margaret's bedroom
Neil Alan Harris@Flickr撮影 Castell Coch
レディ・マーガレット(ビュート候夫妻の娘)の寝室。
「お父様、私の家具は白にして、絵は付けないで。」とでも言われたのだろうか(笑)。


おまけの、おまけ。バージェスのデザインにはこのTHOMAS TALLIS(トーマス・タリス)の「Spem in alium」が似合うような気がするのだが・・・?











Pre-Raphaelite(ラファエル前派)の絵画

今回のCardiff(カーディフ)旅行で、初日の半ば時間つぶしに訪れたCardiff National Museum(カーディフ国立博物館)で、意外な出会い。先日から引き続き展覧していた「モリス一家」とも縁の深い、19世紀末ラファエル前派の絵画を、いくつか見つけた。
以前他の博物館で撮ってきたものと合わせて、展覧してみよう。

*Wikiでは「ラファエル前派」の括りの中に,そこから影響を受けたウォーターハウス、イーヴリン・モーガン等を含めない狭義の解釈をとっているが、ここでは便宜上「同時代の影響下の画家達」という、通称的なゆるい括りをとることにする。

The Mill - Edward Burne-Jones
The Mill - Edward Burne-Jones V&A所蔵。

Pygmalion and the Image
Pygmalion and the Image - Edward Burne-Jones バーミンガム博物館所蔵
個人的には、私のお気に入りはバーン・ジョーンズ。
優美なクールともいえる人物描写と深い色合いが、同時代の画家の中でも際立っている。

Apollo and Marsyas - John Melhuish Strudwick, 1879
pollo and Marsyas - John Melhuish Strudwick カーディフ国立博物館所蔵
これは今回初めて見た絵画。バーン・ジョーンズそっくりだが、別人。
バーン・ジョーンズの教え子だそうな。
そういわれれば、師匠に比べて表情や体の線が少し硬い。

The Seeds and Fruits of English Poetry
The Seeds and Fruits of English Poetry - Ford Madox Brown アシュモリアン博物館所蔵
イギリス中世の詩人チョーサーは、中世を理想化したラファエル前派や「モリス一家」にとってはミューズでありヒーロー。
初めて英語で詩を書いたチョーサーに始まり(それ以前は支配者階級の言語フランス語で書かれていた)、
その後のイギリス詩人達にいたる、イギリス文学礼賛の絵画。

King Rene's Honeymoon - Architecture, Ford Madox Brown, 1964
King Rene's Honeymoon - Architecture, Ford Madox Brown カーディフ国立博物館所蔵
この絵は・・・もう、おなじみ。
ウイリアム・モリス達によって、家具の扉絵やステンドグラスとして何度も繰り返し使われている。

Jephthah - John Everett Millais, 1867
Jephthah - John Everett Millais カーディフ国立博物館所蔵
ラファエル前派のオリジナル中核メンバーのミレー画。
戦勝将軍のヤフザが、国に帰還して最初に出会ったものを神への生贄に捧げると誓う。
ところが、最初に出会ってしまったのは愛娘だったという・・・古代伝説にありがちな悲劇。
このように、ラファエル前派の絵画には必ずといっていいほど、ストーリー性とドラマが盛り込まれている。
これも過剰になると、感傷癖に陥ってしまうのだが・・・。

Convent Thoughts
Convent Thoughts - Charles Alston Collins アシュモリアン博物館所蔵

Beata Beatrix
Beata Beatrix - Dante Gabriel Rossetti バーミンガム博物館所蔵
イタリア・ルネッサンスの詩人ダンテの夭逝した思い人、ビアタ・ビアトリクス。
ダンテがチョーサーと並ぶ中世ルネッサンス文化人の理想の代表なら、
彼女はその理想化されたマドンナ。

Detail of "May Morning on Magdalen Tower"
May Morning on Magdalen Tower(部分)- William Holman Hunt バーミンガム博物館所蔵
ハントらしい鮮やかな色合いと、くっきりした・・・というか、くっきりし過ぎの人物描写。


Fair Rosamund - Dante Gabriel Rossetti, 1861
Fair Rosamund - Dante Gabriel Rossetti カーディフ国立博物館所蔵
「麗しのロザムンド」ヘンリー2世の愛人で、伝承上では嫉妬した王妃アリエノール・ド・アキテーヌに毒殺される。
しかし、実際の史実上では、尼僧院に引きこもり26歳で亡くなっていて・・・毒殺ではなかった。

Fair Rosamund - John William Waterhouse, 1916
Fair Rosamund - John William Waterhouse カーディフ国立博物館所蔵
これはもう1人の私の「お気に入り」ウォーターハウスの描くロザムンド。
カーテンの陰から覗いているのが、王妃アリエノール・ド・アキテーヌとか・・・。

Perseus and the Graiae - Edward Burn-Jones, 1875-78
Perseus and the Graiae - Edward Burn-Jones カーディフ国立博物館所蔵
この絵はバーン・ジョーンズなのだが・・・どの本でも見たことがない。
Flickrのバーン・ジョーンズ好きの人の間でも「始めて見た」と驚かれた作品。
木目を生かした木地に、ジエッソの浅いレリーフ、そこに金銀箔仕上げ。
構図の緊張感、収斂感、素材の対比、彫りの線のデリケートな流麗さ・・・
バーンジョーンズの作品の中でも、秀麗かつ特異な存在。
しかし初めて公開された当時は、不評を買って、バーンジョーンズはシリーズ化を断念したそうだ。
つまり、これが唯一残されたこの様式の作品・・・もったいない。

Part of Perseus and the Graiae - Edward Burn-Jones, 1875-78
Perseus and the Graiae (部分) - Edward Burn-Jones カーディフ国立博物館所蔵
あまりに美しかったので・・・クローズアップで。


ラファエル前派及び、近代以前の絵画はある意味「工芸品」であり「装飾品」。つまり空間を飾るための「美」ということに最大限の意味合いがある。空間を飾ることしなくなった時代に、美は不必要になり、美が失われた穴をコンセプトで埋め合わせたものが現代アートだと・・・個人的に解釈している(笑)。
明日からは、その「美」や「装飾性」を極端なまでに追及した(一言で言えば・・・装飾過剰の!!)William Burgesデザイン設計のカーディフ城のイメージを展覧しよう。




Burne-Jones(バーン・ジョーンズ)のステンドグラス-2-

2日間のKotomiジュエリー、秋冬物内見会も終了。2日目も皆さんに会えて、私もとても楽しかった。企画とお手伝いのDanaさんも、どうもありがとう!!感謝合掌。また、シーズンごとに、時折、開催予定。今後とも、よろしく!!

引き続きBirmingham(バーミンガム)より、Edward Coley Burne-Jones(エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズ)のステンドグラス。今日は、The Cathedral Church of St. Philip (バーミンガム大聖堂)より。

今回も小さいカメラの写真・・・ご容赦。

The Nativity
キリスト生誕。

Detail of "The Nativity"
キリスト生誕,ディーティール。

Detail of "The Nativity"
愛らしい礼拝する天使・・・。

The Crucifixion
十字架のキリスト。

The Ascention
キリスト昇天。

Detail of  "The Ascension"
キリスト昇天,ディーティール。

The Last Judgement
最後の審判。

Detail of " The Last Judgement"
最後の審判、ディーティール。


今日のおまけMusicは・・・Caccini(カッシーニ)のAve Mariaを、カウンターテナー、Slavaのヴァージョンで・・・。





Burne-Jones(バーン・ジョーンズ)のステンドグラス-1-

昨日は皆さん、秋冬物内見会に来ててくださって(そしてお買い上げ!!)どうもありがとう。
今日もまた内見会の2日目、また、その写真をUPする予定。それまでは、また「モリス一家」の続編で、今日はバーン-ジョーンズのステンドグラス。

2年前にイギリス、Birmingham(バーミンガム)にアーツ・アンド・クラフツ作品を見に行った時の写真。
まだ小さいカメラだったので、画像があまり綺麗でないが・・・ご容赦。

Edward Coley Burne-Jones(エドワード・コーリー・バーン-ジョーンズ)は、Morrisの長年の親友でもあり、ラファエル前派を代表する画家。すでに、資料はあまねく行き渡っていると思うので、ここではウィキ・リンクをつけるにとどめておく。
彼自身バーミンガム出身ということもあり、バーミンガムのいくつかの教会には、彼のステンドグラスが収められている。

今日はまず、St Martin in the Bullring (セント・マーティン・イン・ザ・ブルリング)より。
第二次世界大戦中のドイツ軍の爆撃で、東側のステンドグラスが粉砕された。この現存するステンドグラスにも被害が及ばないよう、撤去、避難させたところ、まさにその夜に再度の爆撃。教会自体は大ダメージを受けるが、このステンド・グラスだけは、かろうじて難を逃れたという裏話がある。

Stained glass by Burne-Jones
全体像。

Salvator Mundi and the Evangelists

The Annunciation
受胎告知のシーン。

Detail of " The Annuciation"
受胎告知の大天使ガブリエルのディーティール。

The Nativity
キリスト降誕。
その年のクリスマスカードに使った(笑)。

Detail of "The Adoration of the Magi"
マギの礼拝、ディーティール。

Detail of "The Entombment"
キリストの埋葬、ディーティール。


セント・マーティン・イン・ザ・ブルリング教会はバーミンガムの街のど真ん中。「銀色海鼠」のセルフリッジの向かいといってもいいぐらい。もし、バーミンガムに行かれることがあれば、ご覧ください。

Fauré(フォーレ)の Requiem (レクイエム、Op. 48) より Pie Jesu ---












William De Morgan(ウィリアム・ド・モーガン)の陶芸

カーディフ写真旅行では、またまた大量に写真を撮ってきたが(1000枚越し・・・)、ポストプロセスにまだしばらく時間がかかるので・・・また、少しずつ展覧予定。今日はまだ、Arts and Crafts(アーツ・アンド・クラフト)ウィリアム・モリスの仲間達の続き。

モリスの初期からの協力者で、陶芸部門を担当していたのが、William De Morgan(ウィリアム・ド・モーガン)。

1839年に数学者一家に生まれる。20歳で、画家になるべくRoyal Academy(王立芸術協会)に入門するが、すぐにその権威的絵画に失望。ちょうどその頃、モリスに出会い、最初はステンドグラスを製作。やがて、陶芸に進出、1872年にロンドンのChelsea(チェルシー)に窯を持つ。(窯はその後、ロンドン郊外Merton Abbey-マートン・アベィ、そしてFluham-フルムへと移動。)
スタイルは主に中近東、ペルシャの陶芸、特に15世紀オスマントルコ下のIsnik(イズニック)焼きから影響を受けている。
また、初期の頃、スペインーイタリアー中近東に伝わるLustre ware(ラスター焼き、表面にメタリックな輝きを出す陶器)の焼成法を再発見し、エキゾティックなモチーフとともに、ド・モーガンの代表作となる。
ラファエル前派の女流画家、Evelyn De Morgan(イーヴリン・ド・モーガン)は彼の妻。

De Morgan CeramicsVase - William De Morgan
初期のラスター焼き。V&A所蔵

De Morgan ceramicsVase - William De Morgan
初期のラスター焼き。V&A所蔵

De morgan ceramics
V&A所蔵。

De Morgan ceramics
V&A所蔵。

Plates - William De Morgan
V&A所蔵。

Plate - William De Morgan
V&A所蔵。

Vase - William De Morgan
V&A所蔵。

Tile - Chaucer - William De Morgan
チョーサーを描いたタイル。V&A所蔵。
中世を理想化して夢見る、モリス達にとって、中世のイギリス詩人チョーサーは、
イメージ・ソースであり、ヒーローでもある。

Tiles - William De Morgan
タイル、V&A所蔵。

Tile - William De Morgan
典型的なイズニックスタイル。V&A所蔵。

Tile panel - William De Morgan
V&A所蔵。

こうなるともう・・・トルコタイルなのか、イギリス19世紀末タイルなのか・・・タイルだけでは判断に苦しむ・・・。

William De Morgan- tiles
彼の代表作、カーネーションのシリーズ。バーミンガム博物館所蔵


明日はバーミンガムから、やはり「モリス一家」のバーンージョーンズのステンドグラス。






William Morris(ウィリアム・モリス)in V&A (ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館)

引き続きWilliam Morrisのデザインに関して。
先日訪れたRed Houseには、残念ながら彼や彼の会社「モリス商会」デザインの家具はあまり現存してはいない。
モリス自身引っ越していったわけで、移動できる家具はほとんどすべて持ち出されてしまっている。
後年のオーナー達によってモリスの壁紙が導入されたり、現在所有のナショナル・トラストも、復元プロジェクトに力を注いでいるが、まだ何年もかかる話。
ロンドン周辺で彼のデザインした家具を見るには、V&Aこと、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館が一番手っ取り早い。

Cabinet - The Legend of St.George and the Dragon
キャビネット、聖ジョージとドラゴン伝説
Phillip Webb(フィリップ・ウェッブ)デザイン、ウィリアム・モリスによるパネル画、1861-62.V&A所蔵

セント(聖)ジョージはイギリスの守護聖者。中世の騎士たちは「セント・ジョージ!!!」と雄たけびながら、敵軍に突っ込んだとか。現在のフットボール・ファンにそれは踏襲されているのだろう・・・?
ちなみにフランスの守護聖者はサン(聖)ドニなので「モン・ジョア!!サン・ドニ!!!」と叫びながらフランス騎士は突っ込んでくる・・・完全に話がそれた・・・。
そんなわけで、中世以来イギリスにはセント・ジョージ・モチーフがあふれていて、どれもドラゴン退治。爬虫類好きの私には、ちょっとドラゴンが気の毒。

ステンドグラス・バージョンはこれ、

Stained glass panels - The Legend of St. George and the Dragon
ステンドグラス、聖ジョージとドラゴン伝説
デザイン、ロセッティ、モリス・マーシャル・フォークナー商会製作、1862年頃
V&A所蔵


もう一つよく描かれるテーマの一つに「ルネ王」がある。

Cabinet: King Rene's honeymoon
キャビネット、ルネ王のハネムーン
モリス、Madox Brown (マドックス・ブラウン)とRossetti(ロセッティ)によるパネル画、1860-62、V&A所蔵

ルネ王のモチーフは当時の人気歴史作家Walter Scott's (ウォルター・スコット)の小説 「Anne of Geierstein (アン・オブ・ゲイアステイン)」から採られている。ルネ王は南フランスアンジューに15世紀に実在した王で、芸術のパトロンとして知られる。シーンはルネ王と女王Isabel(イザベル)のハネムーンとしながら、人間と芸術(建築・絵画・彫刻・音楽)の愛を、ラファエル前派的理想化で描いているもの。

このテーマはステンドグラス等にも、繰り返し描かれる。

Stained glass - King Rene's honeymoon
ステンドグラス、ルネ王のハネムーン
モリス・マーシャル・フォークナー商会製作、1863年ごろ
V&A所蔵

家具の方では、レッドハウスで展覧したサセックス・チェアーの他に、このような安楽椅子・・・。

Adjustable-back chair, designed by Phillip Webb, 1870-90
アジャスタブル・バック・チェアー(背もたれ調節のできる安楽椅子)
フィリップ・ウェッブ、デザイン、1870-90。V&A所蔵

その他、タペストリー、カーペット、タイル等々、展示は続く。

Tapestry - Angeli Minstrentes
タペストリー、守護天使達
モリス商会 1894、V&A所蔵

Artichoke - embroidered wall hanging
アーティチョーク、刺繍壁掛け。1877-1900、V&A所蔵

The Bullerswood carpet
ブラースウッド・カーペット、モリス商会1889。 V&A所蔵

Tile Panel - designed by William Morris, made at the William De Morgan pottery, 1876
タイル・パネル
モリス、デザイン、William De Morgan(ウィリアム・ド・モーガン)製作、1876. V&A所蔵

Ariadne and Phyllis from Chaucer's "The Legend of Good Women" - designed by Burne-Jones and William Morris, 1870
アリアドネとフィリス、チョーサーの「善女伝説」より、1870。
V&A所蔵

以上、V&AのBritish Galleries(ブリティッシュ・ギャラリース)の、Level4(4階)の19世紀末Room「125」に大半が集められている。しかし、モリスネタなら、もう一箇所覗いてみる値打ちのある部屋がある。それはMorris Room(モリス・ルーム)と現在は呼ばれているが、V&A開館当時は、その装飾の色合いからGreen Room(緑の部屋)と呼ばれたカフェ。

Morris Room Cafe
モリス・ルーム・カフェ。V&A

Panel by Edward Burne-Jones - collage - Morris Room
モリス・ルーム・カフェ内の壁パネル、バーン-ジョーンズ画。V&A

Stained glass detail - collage - Morris Room
モリス・ルーム・カフェ内、ステンドグラス部分。V&A

こんな愉快なものを描くのはフィリップ・ウェッブ・・・と見た。

ごゆっくりお茶でもどうぞ(笑)。

ところで、この秋に京都、東京、名古屋で「英国、ヨーロッパ、日本のアーツ・アンド・クラフツ展」が巡回すると聞いた。そのため、V&Aから巡業に出ている収蔵品もある。日本におられる方で、チャンスがあればぜひご覧ください。

明日から、カーディフに写真旅行に出るので、更新はしばらくお休み。金曜日に帰ってきたら、モリスのタイル、陶器部門を支えた、William De Morgan(ウィリアム・ド・モーガン)の作品を展覧予定。








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