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博物館・美術館 Archive

Museo Correr (コッレール博物館 )-2-

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日本の連続台風ほどではないけれど、Storm Callum(ストーム・カラム ← 近頃嵐に名前が付いている)が通過して、Wales(ウェールズ)で洪水やら土砂崩れやらの被害のでた週末。
UKのストームは、たいていがUSAのハリケーン崩れ、南西から大西洋を渡って流れてくる。
で、Celtic Sea(ケルト海 ← アイルランドと、イギリス、フランス・ブリタニーの間の海)に入り込んできて、東のウェールズの山に阻まれて、Irish Sea(アイリッシュ海 ← アイルランドとイギリスの間の海)を北上することが多いので、ウェールズや西イングランド、東アイルランドに被害が出がち。
ウチのあたりやロンドンは、ずっと東側なので、比較的マイルドな天候。
昨夜に、断続的な大雨だっただけで、ジムのスタジオが雨漏りしてるぐらいで、大事には至らず。
とはいうものの、イギリスはこれから春先までが「台風シーズン」、ウチの古い屋根、ガンバレ~!!

さて本題は、今回もヴェニスより、Museo Correr (コッレール博物館 )のイメージを。


Museo Correr, Venice
この部屋は(何というのか知らないけれど)、前回までの、
ネオクラシカル18世紀のパレスの部分より古くて、
ドゥカーレ宮殿の部屋のような装飾。
16-17世紀だろうか?

Museo Correr, Venice
反対側のヴュー。
この部屋には、ガラスケースの中に、写本が展示されている。

Museo Correr, Venice
その天井。

Museo Correr, Venice
その隣の部屋は、天井が彫り物に見えるけれど、実はトロンプルイユ。
ネオクラシカルな(まるでJohn Soane Museumみたいな・・・)装飾。
レクチャーか何かのイヴェントの設営がされていた。

Museo Correr, Venice
この写真だと、天井のトロンプルイユがよくわかる。
そして、修復中の様子。

Museo Correr, Venice
そのまた先の、ローマン彫刻が展示されている部屋。
このミュージアム、いろいろなセクションに分かれて、
様々な内容を展示しているので、
きっとどこかで見逃している部屋があるに違いない。
このローマン彫刻展示室も、
まだ先に続いているようだったけれど、
道に迷いそうになって、途中で引き返してしまったので。

Museo Correr, Venice

Museo Correr, Venice
17世紀(ぐらいかな?)の、ヴェニスを描いた地図。
現在も基本的に街並みは同じなので、
たとえば泊まっていたアパートメントが「このへん」と、
スポットオンできるぐらい。

Museo Correr, Venice
地球儀と天球儀が展示される部屋。

Museo Correr, Venice
その地球儀、ちょうど中国や日本のあたりが上を向いていて、
覗き込んでみたら・・・まだ北海道が認識されてなくて、
「首なし」感漂う・・・(笑)。

Museo Correr, Venice
ヴェニスの紋章、サンマルコのライオンがここでも。
どのライオンも、とにかくカッコいいので、
これだけでも、ヴェニス・ラヴ。

Museo Correr, Venice
海運国ヴェニスなので、船や航海に関する展示も。

Museo Correr, Venice
手前がヴェネチア海軍、奥の宿敵トルコ海軍と睨み合っている。
200年以上続いた、トルコとの海戦なので、
どの時代のものかわからないけれど。

Museo Correr, Venice
日時計。

Museo Correr, Venice
これまた、サンマルコ・ライオン君。

Museo Correr, Venice
アストロラーベ、測量機器など。

Museo Correr, Venice
窓の向こうには、サンマルコ広場北側の建物がきれいに見える。

Museo Correr, Venice
展示室の最後は、図書室。

Museo Correr, Venice


Museo Correr, Venice


Museo Correr, Venice
展示台には、写本が展示されている。
中の彩色もさることながら・・・、

Museo Correr, Venice
浮き出し革装の表装に感嘆。

Museo Correr, Venice
赤に金、これこそがヴェニスの美意識のエッセンス(ため息・・・)。

Museo Correr, Venice
書棚の本は、コンチネント的な、白いキッド革(仔山羊革)装丁のものが多し。
(イギリスは茶~黒の、レザー装丁のものが大半。)

Museo Correr, Venice
スパター柄装丁というのも、ステキだな。

Museo Correr, Venice
最後に、ここでも輝く、
ベネチアン・グラスのシャンデリア・ディティール。

入る前に想像していたより、ずっと大規模な博物館で、
時間・体力切れで、回りきれなかったぐらいでしたよ。



Museo Correr (コッレール博物館 )

Map:








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Museo Correr (コッレール博物館 )-1-

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引き続きヴェニスより、今回は、Museo Correr (コッレール博物館 )のイメージを。

ヴェニスのヘソというか、中心というか、は、やはりPiazza San Marco(サンマルコ広場)で、この博物館もこのサンマルコ広場に面して、ちょうどBasilica di San Marco(サンマルコ大聖堂)や、Palazzo Ducale( ドゥカーレ宮殿)の反対側、広場の西側にエントランスがある。
Venice Museum Pass(ヴェニス・ミュージアム・パス)をNetで買っていったのだけれど、これは現地で最初に訪れた博物館の入り口で、プリントアウトを実際のパスに引き換えてもらう必要がある。
入場チケット購入に並ぶことが多いドゥカーレ宮殿で引き換えるより、このミュージアムはほとんど並ばないので、まずここで引き換えると効率がいい・・・ということだったので、実はドゥカーレ宮殿に行く前日、到着の翌日に真っ先に向かったのが、この博物館だった。

この博物館は、19世紀の貴族Teodoro Correr(テオドロ・コッレール)の、死後寄贈されたコレクションを公開しているもので、サンマルコ広場の南側に位置しているその広大な建物は、もともとPalazzo Reale(Royal Palace)と呼ばれていて、19世紀イタリア王政の時には、サヴォイ朝ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世の住居として、その後は、共和国行政機関の執務室として使用されていたのだそう。



Museo Correr, Venice
最初の広間は、Ballroom(日本語だと舞踏会室かな?)

Museo Correr, Venice
その、天井画。

Museo Correr, Venice
壁面レリーフに見えるけれど、これはトロンプルイユ。

Museo Correr, Venice
この部屋の・・・、

Museo Correr, Venice
天井画。
このあたりは18世紀ネオクラシカル様式なので、
15-16世紀ドゥカーレ宮殿のような、
コテコテの金箔貼スタッコ・レリーフではないけれど、
みっちり壁画と装飾ボーダーで埋め尽くされている。

Museo Correr, Venice
もうどこの部屋だかわからなくなっているけど、
天井装飾をいくつか。

Museo Correr, Venice


Museo Correr, Venice


Museo Correr, Venice
これは、大理石カメオのテーブル天板。


Museo Correr, Venice


Museo Correr, Venice
豪華なブロケード張りの部屋は、Lombardy-Venetia Throne Room
(ロンバルディ・ヴェネチア謁見室)と呼ばれている。

Museo Correr, Venice

Museo Correr, Venice
サンマルコのライオン。

Museo Correr, Venice
まさしくヴェネチアン・グラスのシャンデリア。

Museo Correr, Venice
部屋はきれいに修復されているものの、
家具・調度品は流出したもののようで、ガラーンとした部屋が多い。

Museo Correr, Venice


Museo Correr, Venice
窓のペルメットが見事。

Museo Correr, Venice
イタリアならではの、インレイ・キャビネット。

Museo Correr, Venice
そのディティール。

Museo Correr, Venice
そしてまた天井。

また次回もこのミュージアム、続きますよ。




Museo Correr (コッレール博物館 )

Map:









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Palazzo Ducale, Venice ( ドゥカーレ宮殿、ヴェニス)-3-

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先日は、東京の展示販売会に、たくさん見に来てお買い上げいただいて、ありがとうございます^^。
年に一度だけれど、また来年もこの時期に企画予定なので、今後ともよろしくお願いしますね。

さて、現在の状況はというと、諸々の仕事の連続体真っ只中、写真やったりジュエリーやったりで、もう脳が混乱しているところ。
某誌撮影のスケジュール調整が上手くいかなくて、ちょっと手が空いたので、標本箱を更新しておくことに。
ヴェニスPalazzo Ducaleドゥカーレ宮殿)からの最終回、今回はコテコテ絢爛豪華の部屋以外の展示室やら、牢獄やら、部屋を移動する途中に垣間見たシーンなどを。


Palazzo Ducale (Doge's Palace)
階段の上の彫像と、サンマルコのライオンが、
いかにもヴェニスな、お気に入りの一枚。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
武器室、

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
の、ディスプレイ。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
その隣の部屋で、見かけたこれは香炉かな。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
bullseye(ブルズアイ)ガラス、Crown(クラウン)ガラス
とも呼ばれて、19世紀に平板ガラスが生産できるようになるまで、
この技法と、吹き板ガラス(ステンドグラスのようなタイプ)が、
窓ガラスの主流だった。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
その吹き板ガラスを使った窓、と、ランタン。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
部屋と部屋を繋ぐ廊下にあたる部分。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
その天井部分。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
前回のコテコテ金彩+絵画の天井部屋は、
公式の儀礼が催される部屋で、この落ち着いた(と、感じてしまう)、
部屋は、裁判や官僚機関の、実務的な部屋だったということじゃないかな。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
これも確か・・・裁判に関連した部屋だったと思う。
チャペルみたいだけれど。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
その隣の部屋に残る14世紀中頃のフレスコ画。
16世紀後半の火災で、14世紀の部分は大半が消失してしまったそうだが、
僅かに残されたものの一つ。
20世紀に入ってから、ティントレットのキャンバス画の下に発見されたもの。
ほとんどモノクロのように見えるのは、
火災の熱で顔料が退色したため、といわれている。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
階段を上がって、また廊下にあたる部分。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
キャビネットの扉絵が、「受胎告知」。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)


Palazzo Ducale (Doge's Palace)
先程の廊下を階段越しに、振り返る。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
パネル張りの上部は、タペストリー。
このあたりの部屋は裁判室(尋問室)ということで、
その後に続くのは・・・、

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
ヴェニスといえば有名な「(Bridge of Sighs)ため息橋」、
その窓からの眺め。

Venice - Town
その「ため息橋」、よく見かける外からのヴュー。
左がドゥカーレ宮、ここの審問室から、右の牢獄の方に
移されるにあたって「ため息」をつく、という設定。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
ため息を呼ぶ、ヴェニスの街の眺め。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
そしてその先の牢獄。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
ガードの厳重な窓。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
けして気持ちのいいところではない・・・当たり前だけど(笑)。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
セルの中の落書きを読んでいる配偶者氏。
多分に、現代観光客の落書きなんじゃないかな・・・?

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
あまりに陰気臭いので、コートヤードへ。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
コートヤードとて、やっぱり威圧的。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
なので、早々にドゥカーレ宮側に戻る。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
戻ってこれて、ほっとする(笑)。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
途中見かけた、提督の彫像。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
上階のエントランスのあるテラス。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
最後は、いかにもヴェニスの一枚で、締めくくりを。



Palazzo Ducale( ドゥカーレ宮殿)

地図:















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Palazzo Ducale, Venice ( ドゥカーレ宮殿、ヴェニス)-2-

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さて、いよいよ東京では、祇園石・銀座店で、バッグ・デザイナー石丸思さんとのコラボレーションで、Kotomiジュエリーの展示販売会が16日(日)まで開催されています。このページの下に、詳細情報を載せていますので、ぜひご覧くださいね☆

ヴェニスの話に突入したものの、大型ジュエリーの別注サンプル制作が入ってきたり、明日からは日本からの取材撮影やら、ファッション撮影やら、インテリア撮影やらでもう・・・10月初めまで、ぱっつんぱっつんのスケジュールになっているところ。
ひとまず、どこまで行けるかわからないけれど、ヴェニスPalazzo Ducaleドゥカーレ宮殿)の続きで、写真をどんどんいきます。
なんの部屋だったか、名前もなにも詳しくは調べている時間がないので、絢爛豪華なヴィジュアルだけをお楽しみください、ということで。


Palazzo Ducale (Doge's Palace)
前回のSala del Senato (元老院ホール)の、
控えの間的な部屋だったと思う。
天井がやはり、コテコテ。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)


Palazzo Ducale (Doge's Palace)
Veronese(ヴェロネーゼ)だったかな~(ウラが取れてない・・・。)

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
これもヴェロネーゼだったと思う。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
このあたりは、ずっと政府機関の部屋が続いていて、
壁画はたいてい、ヴェロネーゼ、ティントレット、ティツィアーノなどの、
有名どころルネッサンス画家達の競演。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)


Palazzo Ducale (Doge's Palace)


Palazzo Ducale (Doge's Palace)


Palazzo Ducale (Doge's Palace)


Palazzo Ducale (Doge's Palace)


Palazzo Ducale (Doge's Palace)
一連の繋がった部屋から、また別のブロックに移る、
廊下に当たる部分。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
この部屋が最大の部屋で、
The Chamber of the Great Council(←英語で大評議会会議室)。
53 x 24mで、ヨーロッパ最大の部屋なのだそう。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
ヴェネチア提督の座の後ろに当たる部分は、
幅22mの世界最長のキャンヴァス絵画、
Tintoretto (ティントレット)の「The Paradiso(天国)」。
壁画なのではなくて、キャンバスに描かれて、
パネル張りして張り込まれたものだそう。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
ジーザス先生とマリア母さまのディティール。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
反対側のヴュー。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
その隣にあたる、次に大きい部屋、The Chamber of the Scrutinio
(評議員室)かな?

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
反対側のヴュー。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
天井。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
ドア越しに。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
壁の一角の装飾。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
部屋の移動の途中にテラスから、
コートヤード越しのヴュー。
後ろに見える丸屋根は、Basilica di San Marco(サンマルコ大聖堂)



ちょっといつになるか、目処がつかないけれど、
また、次回も続きますよ。




Palazzo Ducale( ドゥカーレ宮殿)

地図:


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東京展示販売会のお知らせ

exhibition-dm-sept-2018
15日(日)までの開催です。
ぜひご覧くださいねー。



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Palazzo Ducale, Venice ( ドゥカーレ宮殿、ヴェニス)-1-

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今回からは、ようやく出来上がってきた写真で、3月中頃のヴェニス滞在の時の写真を。

最初は、Palazzo Ducaleドゥカーレ宮殿)のイメージを。

ここは、ヴェネツィア共和国の宮殿というか、ヴェネツィア総督の宮殿だったところ。
この土地に最初に宮殿が建造されたのは、9世紀初頭だけれど、この時期の建造部分は、現在には残されていない。
10-11世紀に建造された旧宮殿が、現存する一番古い部分ということになる。
しかし12世紀の火災で一部が消失した後、12世紀、14世紀、15-16世紀と改装・増築が繰り返されて、現在に至る。


Piazza San Marco, Venice
Piazza San Marco(サン・マルコ広場)から、
この装飾的なゲートが、歴史的なパラッツォへの入り口。
この部分は15世紀ゴシック様式で、
ヴェネツィアのシンボル、聖マルコの象徴、有翼のライオンに、
跪くのが、当時の提督Francesco Foscari(フランチェスコ・フォスカリ)で
(オリジナルは18世紀末にフランス軍に破壊され、
現在のものは19世紀の復刻版だそう。)
ゲートはPorta della Carta(ポルタ・デラ・カルタ = 布告門)と呼ばれている。
現在では、このゲートはパラッツォからの出口になっている。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
現在の入り口は、このグランド・カナルに面する南側のファサードの、
中央部分から。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
まずは、コートヤード(中庭)に出る。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
歴史的には、先程の布告門から中庭に入ると、
Giants’ Staircase(あ、英語だわこれ・・・笑・・・=巨人の階段)が真正面に。
海神ネプチューンと、戦神マルスの像が立つ。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
クローズアップ。
16世紀Jacopo Sansovino(ヤーコポ・サンソヴィーノ)制作。
ヴェニスの陸海の軍事力を象徴している。
そして、後ろには、やはり聖マルコのライオン。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
コートヤードはコートヤードで、これまたフォトジェニックなので、
写真ばっかり撮っていて、なかなか先へ進まない・・・。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)


Palazzo Ducale (Doge's Palace)


Palazzo Ducale (Doge's Palace)


Palazzo Ducale (Doge's Palace)


Palazzo Ducale (Doge's Palace)


Palazzo Ducale (Doge's Palace)


Palazzo Ducale (Doge's Palace)
やっとエントランスに近づきつつある。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
コートヤードからパラッツォを登る階段。
天井がとにかく濃厚。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
16世紀だそうで、ルネッサンススタイルなのだけれど、
このマッシヴな感覚は、こののちバロックに移行して行くのが、
理解できるというもの。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
で、内部は金箔多様の絢爛豪華。
議会の開かれた、Sala del Senato (元老院ホール)。


Palazzo Ducale (Doge's Palace)
天井画はTintoretto (ティントレット

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
これもティントレットだったんじゃないかな・・・。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
ティントレット以外にも同時代の、ヴェネチア画家の競演。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
壁画にはすべて、歴代提督が描かれていて、祝福を与えられている。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
これも、ティントレットだったので、
わざわざ探し出して撮ったのを覚えている。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
メインの壁画の間を繋いで描かれている、
モノクロのミューズ(?)達が、この濃厚な色彩の中では、新鮮に感じられる。


Palazzo Ducale (Doge's Palace)
これは星座時計だそう。

今回はこのあたりまでで、まだまだ次回に続きますよ。




Palazzo Ducale( ドゥカーレ宮殿)

地図:









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東京展示販売会のお知らせ

exhibition-dm-sept-2018
会期まで、広報活動入ります~。
お時間あれば、ぜひ覗いてみてくださいね。


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Cinquantenaire Museum, Brussels (サンカントネール博物館、ブラッセル) -5-

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ブラッセルズのCinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)からの最終回で、今回も自分のフィルターに引っかかってきたものをピックアップ。


Cinquantenaire Museum collection
ミュージアムの一角は、中世の修道院のような構築になっている。
最初中世の修道院跡地を使って建てられているのかなと思ったけれど、
それにしては綺麗すぎる。
どうやら、19世紀ゴシック・リヴァイヴァルの様式。
ここには中世の墓標などが展示されている。

Cinquantenaire Museum collection
ブラスの墓標の展示に映り込む、ゴシック窓。
ゴスですね(笑)。

Cinquantenaire Museum
その反対側の展示室には、明るい回廊状の空間を利用して、
ガラス器の展示。

Cinquantenaire Museum collection
ローマングラスに始まって、

Cinquantenaire Museum collection
ヴェネチアン・グラス、

Cinquantenaire Museum collection
金彩のもの、

Cinquantenaire Museum collection


Cinquantenaire Museum collection
エナメル彩のもの、などなど。

Cinquantenaire Museum collection
その次に、歴史的科学機器。

Cinquantenaire Museum collection
天球儀はフォトジェニック。

Cinquantenaire Museum collection
小型のOrrery(太陽系儀)。

Cinquantenaire Museum collection
Astrolabe (アストロラーベ)。

Cinquantenaire Museum collection
象牙製(?)のコンパス。

Cinquantenaire Museum collection
時計やら、

Cinquantenaire Museum collection
懐中時計のいろいろ。

Cinquantenaire Museum collection
機械部分まで、見事にエナメル装飾されたもの。

Cinquantenaire Museum collection
そして、ジュエリーの展示へ。
これは16世紀頃のものかな?

Cinquantenaire Museum collection
これも。

Cinquantenaire Museum collection


Cinquantenaire Museum collection
イタリア製マイクロモザイク、多分19世紀のもの。

Cinquantenaire Museum collection
イタリア製のIntaglio(インタリオ)を繋いだネックレス。
これも多分19世紀の。

Cinquantenaire Museum
散々写真を撮って遊んでいて、最後に地下にも展示があるというので、
下りてみたら・・・、中世お宝展示室・・・。まだあったかー。

Cinquantenaire Museum collection
アングロサクソンのディスクブローチは、7世紀頃のものかと。
あ、この地では、アングロサクソンではなくて(これはイギリスの話)、
メロヴィング朝期の・・・というのが正しい。
結局、モノは同じようなものなのだけれど。

Cinquantenaire Museum collection
中世のリング。誰かの作っているジュエリーとちょっと似ている(笑)。

Cinquantenaire Museum collection
大型の聖遺物櫃。

Cinquantenaire Museum collection
True Cross(真の十字架)の聖遺物。
「ジーザス先生が処刑された真の十字架の断片」と称する、
聖遺物がヨーロッパ各地にあるのだけれど、
それらを全部合わせたら、
十字架10本分ぐらいになるとかいう話。
大抵は十字軍兵士が、パレスチナ商人に掴まされた土産物・・・、
なんだけれど、ここまで飾られたら、信じてあげたくなる(笑)。

Cinquantenaire Museum collection
ここにも・・・、

Cinquantenaire Museum collection
断片が。

Cinquantenaire Museum collection
詳細を記録していないのだけれど、
まさか、この水晶の中心の木がTrue Cross !?という謎のクロス。
ちいこいちいこい断片をありがたがっているのに、
いくらなんでもこれは大きいでしょう!?
ともあれ、水晶で構築する・・・というのがは初めて見たデザイン。

Cinquantenaire Museum
地上階に戻ってきたら、ほとんどもう閉館時間。
すっかり暗くなってしまっていた。




Cinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)
10 Parc du Cinquantenaire, 1000, Belgium
月曜閉館

Map:



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Cinquantenaire Museum, Brussels (サンカントネール博物館、ブラッセル) -4-

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Cinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)の中のハート博物館室を出て、今回はその他の部屋を見て回る。
この博物館、またの名を(というか正式名称なのかな?)美術史博物館と呼ばれていて、美術・工芸史に特化した博物館なので、私的に興味の中心の中世~ルネッサンスの美術工芸も、いろいろ収蔵展示されている。


Cinquantenaire Museum
これは、ハート博物館を出たところの吹き抜け。
正面入り口から、向かって右のウィングに位置している。
反対の左ウィングは、世界の民族博物館的な位置づけになっているようで、
このときはオセアニア展をやっていて、
アモイ像なんかが展示されていたらしい。
私は見に行かなかったけれど、その特別展の方は、
土曜日だったので、家族連れを中心に大盛況。
一方こっちの歴史ネタ常設展は・・・・、この写真のようにガラ空き。
いや、静かで全然この方がありがたいんだけどー^^。

Cinquantenaire Museum collection
タペストリー満載の、タペストリー室。

Cinquantenaire Museum collection
そういえば、ブラッセルズはルネッサンス期のタペストリー生産の中心地。
特別に一室が当てられているのも、理解できる。

Cinquantenaire Museum collection


Cinquantenaire Museum collection


Cinquantenaire Museum collection
ゴシック末期の、祭壇レリーフ。

Cinquantenaire Museum collection
これも。

Cinquantenaire Museum collection
そのディティール、Nativity(キリスト降誕)のシーン。

Cinquantenaire Museum collection
彫りがすごい・・・、まるでミニチュア建築。

Cinquantenaire Museum collection
15世紀ゴシックなディティール。

Cinquantenaire Museum collection
受胎告知。

Cinquantenaire Museum collection
15世紀の祭壇画扉絵の受胎告知は、
当時の画家の画材の様子とともに展示されている。

Cinquantenaire Museum collection
当時絵の具は、顔料と油が調合されて、貝殻が絵具皿。

Cinquantenaire Museum collection
15世紀の写本の挿絵を参照している。
このようにアシスタント/丁稚くんが、岩絵の具を粉末にして、
オイルを練り込み、絵の具を作る担当。
19世紀にチューブ絵の具が発明されるまで、
「絵の具から作る」方法が取られていた。
ちなみに、このチューブ絵の具の発明が、野外スケッチを可能にして、
印象派を生み出す、一つののきっかけになったと言われている。
ところでこの写本に描かれているのは、女性画家で、
北フランスからオランダにかけてのローカントリーズでは、
当時女性も画家の家業を継ぐことが多く、
ブリュージュの画家組合の、15世紀後半の記録では、
組合員の25%が女性だったのだとか。

Cinquantenaire Museum collection
秀麗な象牙の聖母子像はもう少し古くて、
中世後期、14世紀のものかな。

Cinquantenaire Museum collection
16-17世紀のファニチャーが展示されている、部屋が続く。

Cinquantenaire Museum collection


Cinquantenaire Museum collection


Cinquantenaire Museum collection
テーブルの上には、バックギャモン。

Cinquantenaire Museum collection
今回の最後は、部屋かチャペルに置かれた、
祭壇キャビネット。

まだ続きますよー。






Cinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)
10 Parc du Cinquantenaire, 1000, Belgium
月曜閉館

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Cinquantenaire Museum, Brussels (サンカントネール博物館、ブラッセル) -ハート博物館 -3-

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Cinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)の中の一室、ハート博物館から3回目、今回はなんとか最終回にになる・・・はずで、平面のものをいろいろと。


The Heart Museum
聖心がいっぱい。18世紀のフランスの宗教絵画。
キナリの僧服とオーブから、11世紀フランスに端を発する、
カルトジオ修道会のものかと。

The Heart Museum
近代の代の聖心信仰の基礎となった、
17世紀の修道女マルガリタ・マリア・アラコク
(Margaret Mary Alacoque)を描いたもの。

The Heart Museum
素朴なタッチの18世紀の絵画。
こういうタイプのものは、修道院などで制作されて、
お札的にお守りとして、
一般の人々の部屋に飾られていたものだろう。

The Heart Museum
その普及版で、木版に手着彩のもの。

The Heart Museum


The Heart Museum
これは本の挿絵ページだったのかな?
それとも裏に祈祷を記したカードだったのかな?

The Heart Museum
18世紀の、フォークアート的な手描きの、アヴィラの聖テレーズ。

The Heart Museum
多分同じ画家(か、同じ工房)の手による、聖カタリナ。

The Heart Museum
これは絵入り宗教説話・・・みたいなものかな。
le miroir du pêcheur(漁師の鏡)と題されていて、
なにやら天国と地獄的な対比が描かれている。
これも木版摺りに着彩で、
「教訓」のように家に貼られたものなのか、
信心のプロパガンダとして使われたのか?

The Heart Museum
これも上記の一番上の段の図と同様のもののよう。

The Heart Museum
受難・信仰・復活のシンボリズムで満たされた、素朴な一枚。

The Heart Museum
7つの大罪を描いたもの。

The Heart Museum
見事な切り紙細工。
こういうタイプのものは趣味で(というか・・・信仰で、なのかもしれないけど)、
一個人が制作したハンドメイドなのだろう。

The Heart Museum
これも信仰と受難のシンボルを盛り込んだ、装飾的なもの。

The Heart Museum
これもそういった感じの切り紙細工。
どこにハートが?と思ったら、
描かれた船の上や木の上で、鳥のように飛んでいた。
「心は移り変わる。私のあなたへの心は変わらない。」
と書かれているので、これは信仰というよりは、ラヴレターかも?

The Heart Museum
これにも、「あなたは太陽のように、またとないもの。」
記述の感じから、男性がちまちま作って、
女性にプレゼントしたもの・・・なんじゃないかな?想像ですが。

The Heart Museum
同じタイプの切り紙細工。

The Heart Museum
平面のものじゃないけれど、絵付けセラミック。
これはカップルの名前入りで、結婚・婚約を記念するもの。

The Heart Museum
エナメル絵付されたグラス。

The Heart Museum
瓶モノ。フォークアートな手描きが愛らしい。

The Heart Museum
19世紀~20世紀初頭のセンチメンタルなポップアップ・カード。
ヴァレンタイン・カードかな。

The Heart Museum
最後に、これはなんだか可笑しい、
ボディ・ランゲージならぬ・・・、口ひげランゲージだそう。
いかにも19世紀的ひげスタイルだけど、
これがまた近頃トレンディなもんだから、流行ってわからんもんです。
15年ぐらい前はイケてる兄ちゃんたちは、ことごとく「スキン・ヘッド」。
一方、今は「ヒゲ生やしてないとダサい」というイキオイ。
配偶者氏まで、口ひげ育て中。さて、ちゃんと育つかな・・・(笑)。

次回もサンカントネール博物館から、
ハート室を離れて、他のコレクションを。



Cinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)
10 Parc du Cinquantenaire, 1000, Belgium
月曜閉館

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Cinquantenaire Museum, Brussels (サンカントネール博物館、ブラッセル) -ハート博物館 -2-

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Cinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)の中の一室、ハート博物館から2回目の続編は、まずは聖遺物のハートモチーフのものから。


The Heart Museum
聖遺物(Reliquary)というのは、私もよく「フェイク」で、
聖遺物型の作品を作っているけれど、
本物は、聖人さんの遺骨だったり、身につけていたものだったり、
を、小さな装飾的容器に収めたもの。
奇跡を起こす・・・と信仰されていて、一種の「お守り」と考えていい。

The Heart Museum
遺骨を細分化して流通させたり、詰め合わせたり・・・、
という感覚は、どことなくシュールなんだけれど、
後に「博物学」を発展させる、ヨーロッパ人ならではの感覚・・・ともいえる。

The Heart Museum
なんでまた「ひょうたん?」と思うけれど、
これ、ひょうたんではなくて、「聖心」のアウトラインのつもりらしい。

The Heart Museum
これなどは詰め合わせというか、盛り合わせというか・・・、
博物学の標本箱を連想させたりもする。

ちなみに、聖遺物を装飾するのによく使われる技法が、
細い紙テープを丸めるQuilling(クイリング)という技法。
ルネッサンス期以来、修道院で装飾技術として、
本や聖遺物を装飾するために使われてきた。
自分的にも、このクラフト技術、ちょっとマイ・ブームになりつつある。

The Heart Museum
聖家族の絵画を取り巻いて、聖遺物盛り合わせ。

The Heart Museum
信憑性定かでない、かつ、どことなく生臭い「遺骨」
なんかが収められているよりは、この写真のように、
純粋に装飾性のみのものの方が、個人的には、好ましいかな。

The Heart Museum
こういう聖遺物って、もともとは、修道院で制作されて、
お守りや巡礼記念品として販売されていたのだろうな。

The Heart Museum
クイリングのテクが、すごいですわ・・・。

The Heart Museum
これは刺繍を収めたもの。
かなり古い刺繍のよう。

The Heart Museum
これは、ワックスで作られた聖心を中心に装飾されたもの。
どことなくキッチュで素朴な装飾が可愛らしい。

The Heart Museum
キッチュでいうなら、これもたいがい目を引いたもの。
ワックス細工なんだか・・・?マジパンに見えるけど?

The Heart Museum
もう少し完成度の高い感じで、こんなものも。
これはカップルの名前が記されているので、
結婚記念の装飾額かと。

The Heart Museum
こういうタイプのハート型のクッションは、イギリスで流行したもの。
Sweethaert pin cushion(スィートハート・ピンクッション)とよばれていてる。
第一次~第二次世界大戦中に、前線に送られた男性が、
イギリスに残る妻や恋人のために作って、プレゼントしたのだとか。

The Heart Museum
戦場下なのに、なんだか優雅さというか、チャーミングさを忘れない、
英人男であるって、ちょっとたいへんなことだったんだなぁ(笑)。

The Heart Museum

The Heart Museum


The Heart Museum
そして、ハート型のボトルや容器のコレクション。

The Heart Museum


The Heart Museum


The Heart Museum
ピルケース、というか、嗅ぎたばこ入れかな?

The Heart Museum
ジュエリーのセクションには、スコティッシュのモチーフがいろいろ。

The Heart Museum
これは典型的なスコティシュで、
Luckenbooth brooch(ラッケンブース・ブローチ)と呼ばれる。
ラッケンブースというのは、エジンバラの一角の出店のことで、
ここでスコティシュモチーフのジュエリーが売られ始めたため、
こんな風に呼ばれるらしい。
結婚や婚約の記念にプレゼントされるものだったそう。

The Heart Museum
これはかなり古そう。17世紀ぐらい?(想像)

The Heart Museum
エナメルとパール。

The Heart Museum
18世紀風のタッチの、ミニチュア画を収めたもの。

The Heart Museum
象牙彫かな?ミーシャム(海泡石彫り)かな?

The Heart Museum
これも可愛いエナメル彩。

で、まだ続きますよ^^。



Cinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)
10 Parc du Cinquantenaire, 1000, Belgium
月曜閉館

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Cinquantenaire Museum, Brussels (サンカントネール博物館、ブラッセル) -ハート博物館-1-

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今回から何回か、ブラッセルの博物館のシリーズを。
まず最初は、昨年の11月に訪れたCinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)から、その中でも一番印象的だった「ハート博物館」のイメージから。
比較的小さな一室に収められたこのコレクションは、16世紀から20世紀初頭に至るまでの、主に宗教的モチーフとしての「ハート」を集めたもの。 実際に収集したのは、ヌーバー・ボヤジャンという心臓科医で、1958年から始まったコレクションは、彼の死後、1990年にこのサンカントネール博物館に寄贈されて、この一室に展示されている。
大半が小さなアイテムなので、小さな一室とはいうものの、全体で500点を上回る収蔵量。ちょうどちかごろ、聖遺物とかEx-voto(エクス・ヴォト=奉納飾り)のような造形にとても興味なので、この部屋だけでも見に来たかいがあったというもの。


The Heart Museum
入り口を入ると、まず、Sacred Heart(聖心)を抱く、
サントス(聖人像)が立っている。

The Heart Museum
こんなようなサントス、たいていマネキンのようにスパッツ姿なのだけれど、
これはこのまま使われるのではなくて、
この上から生地で作られた、ご衣装が被せられて、展示されるもの。
そのために、聖心は取り外し可能になっている。

The Heart Museum


The Heart Museum
聖心のテンコモリ コレクションに血圧上がる・・・。
これらは元々は、エクス・ヴォトと呼ばれる奉納品。
日本だと「願掛け」のために絵馬を奉納したり・・・とかするけれど、
カトリックの場合、願いが成就したことの「お礼」に、
こういう聖心やら、願いをかけていた部分を形どった
(たとえば、目の病気だったら目、神経痛だったら腕や脚・・・といったモチーフ)
装飾品を教会の聖人さんの像の周りに、奉納する慣習がある。

The Heart Museum
現在では、ちょっと神秘的なステキ・アンティークとなっている。

The Heart Museum
この「燃えるハート」のモチーフや、「燃える壷」のモチーフは、
信仰心を象徴するシンボリズムなのだけれど、
古代宗教のゾロアスター(拝火教)のモチーフが、
取り込まれて行ったのではないかな・・・と感じている。
そういうキリスト教に組み込まれていった古代宗教の名残・・・
みたいなものを嗅ぎ出して、自分の制作に繫げているところがある。

The Heart Museum

The Heart Museum
このキャビネットには、ラインストーン付きの聖心達。

The Heart Museum


The Heart Museum
ここにもー。

The Heart Museum


The Heart Museum
白蝶貝を使ったもの。

The Heart Museum

The Heart Museum


The Heart Museum


The Heart Museum


The Heart Museum


The Heart Museum


The Heart Museum


The Heart Museum

次回もまた、この続きを。




Cinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)
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Museu Nacional de Antiga, Lisbon (国立古美術館、リスボン)-3-

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お知らせ:
3月14日(水)~28日(水)まで、
ホリデーと海外出張に出ています。
この期間KotomiCreations
Etsy Shop(エッツィー・ショップ)は、クローズしています。
よろしくご了承ください。




Museu Nacional de Antiga (国立古美術館、ムゼウ・ナシオナル・デ・アルテ・アンティガ)より、最終回は歴史的ジュエリーの展示をフィーチャー。


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
初期のものは(14世紀頃かなこれは?)、
宗教関連のクロスやら、レリカリーなど。
これはクオーツの彫りに、ゴールドのフィリグリー装飾。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
これはレリカリー(聖遺物)のペンダント。
ジュエリーというよりか、お守り感覚。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
バイブルのシーンの、小さな小さなレリーフのクロス。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
ルネッサンス期にはいって、
モチーフが宗教色一辺倒から解放される。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
17世紀頃のジュエリー・・・多分?(想像)。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
パールとエナメル彩のイヤリング。
繊細で可愛らしいデザイン。17世紀かな。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
このリボンモチーフは、17世紀後半か18世紀初頭。
ダイヤモンドかな?
(クリソ)ベリル・カット石のクラスター・デザインのブローチで、
ポルトガル製をよく見るけれど、
この石は(ベリルかもしれない。


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
リボンがべたっと大きくなってくると、18世紀のもののような感じ。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
ここからは、だいたい18世紀のジュエリー。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
かなり大型で、どうやって使われたかというと・・・、

Queen Caroline Kneller
ドレスのBodice(ボディス)部分の中央にドンと。
このボディスの中央の三角パネル状の部分を、
Stomacher(ストマッチャー)と呼ぶので、
ストマッチャー・ブローチと呼ばれることもある。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
このタイプのボディス・ブローチを色々と。
これが、先に書いていた、典型的なベリルのクラスターのデザイン。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
ベリルとアメジストの組み合わせ。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
このオレンジ系の石は、トパーズ。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
ネックレス。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
ネックレス、イヤリングのセット。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
同じタイプのクラスター・デザインで、マッチングのイアリング。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
イアリング。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
同様noデザインのピン達。
ご婦人方の巨大化した髪型や、帽子を固定するのに、
大量にピンが使われていた。

話が長くなるけど、男性方のジュエリー・・・というか、バッジ。
ポルトガルで、典型的なPortuguese Cross(ポルトガル・クロス)の色々を。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
正式にはOrdem Militar de Cristo(キリスト騎士団)と呼ばれる。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.

このあたりで、もうタイムアウト。
ランチを食べて、博物館の前の道で、タクシーをひらって、
アパートに戻り、荷物を引き上げて、空港へ向かったのだった。




Museu Nacional de Antiga (国立古美術館)

ヴィジター情報は英文で<このページ

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Museu Nacional de Antiga, Lisbon (国立古美術館、リスボン)-2-

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今回も、Museu Nacional de Antiga (国立古美術館、ムゼウ・ナシオナル・デ・アルテ・アンティガ)より、工芸品を中心に。


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
17世紀(と、思われる)ファニチャー達。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
の、中の、青絵のセラミック。
こうやって見ると、基本的にデルフトなどと、同じようなものなんだな。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
他のセラミックの展示を幾つか。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
これは、イタリア・ルネッサンス期のファイアンス焼きの模倣っぽい。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
18世紀かな?(工芸の部、詳細を記録してこなくて、不明・・・。)

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
17世紀(奥の方)~18世紀の椅子、かな?

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
典型的な、ポルトガル17世紀のベッド。
東南アジア/インド産のローズウッドなどの、ハードウッドの、スピンドル・デザイン。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
ミニチュア・ベッド達。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
リップル彫りのキレイなキャビネット。
17世紀ぐらいだろうか?

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
17世紀のキャビネット。
全面的に、リップル彫りとスピンドル・モチーフが使われている。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
18世紀の、祭壇付きのコモド(抽斗家具)。
カトリックの国ならでは。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
複雑な彫りの、聖遺物コレクション。
しかし、こういう彫り物って、どことなく・・・どことなく、
中華風なんだけど・・・どこかで影響あるのかな?

で、宗教系の工芸品を、引き続き。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
エナメル彩のクロス。
これは、多分ポルトガルではなくて、13世紀のリモージュ製かと。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
クォーツのクロス。
13世紀頃かな、中央部分はビザンティンの様式。
只今、こういうものが製作のインスピレーションになっておるのです(笑)。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
それとか、モンストランス(塔型聖遺物容器)とか・・・。
このあたりは15世紀かな、典型的なゴシック。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
真ん中のモンストランス、
聖遺物を取り囲んで礼拝するエナメル彩の12使徒。
ということは、中の聖遺物はジーザス先生関連・・・
True Cross(真のクロス=十字架の断片)だったのかな?

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
もっとこんなに、いろいろ・・・。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
ディティール。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
レースのように繊細な切り絵を収めた、モンストランス。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
最後に、エナメル彩の聖母子。

次回は、同ミュージアムより、ポルトガルのジュエリーを。




Museu Nacional de Antiga (国立古美術館)

ヴィジター情報は英文で<このページ

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Museu Nacional de Antiga, Lisbon (国立古美術館、リスボン)-1-

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撮影仕事やら、製作やら、そしてジムやら・・・(笑)で、時間がなくて、更新スキップしてしまったけれど、しばらくまた復活予定です。

ようやく、リスボン最後のエントリー、Museu Nacional de Antiga (国立古美術館、ムゼウ・ナシオナル・デ・アルテ・アンティガ)にたどり着いた・・・。(で、2週間後に今年のホリデーが待っているって、どうよ・・・笑)
このミュージアム、中世~19世紀までの美術・工芸を収蔵展示するもので、自分的には一番ヒットのはずなのに・・・なぜだか、リサーチで漏らしていて、なんか古代美術の博物館があるのかなー?程度にしか認識できてなかった。ちょっと、考古学博物館的なものと、勘違いしてた感あり。
で、最終日、フライトが夕方なので、空いていた時間に、28番トラム・ツアーするつもりが、あまりの混雑に(もちろん同じ目的の観光客で)、辟易して断念。 トラム始発ストップ近くのタクシー乗り場から、タクシーをひらって、思いつきで来てみた。
来てみて、びっくり・・・どうしてここをもっと早くに、予定に終日入れてなかったのか・・・。ま、見逃さなかっただけでもよかった。


Museu Nacional de Antiga, Lisbon
このミュージアムは、リスボン中心部からだと、2kmほど西に出たところ。
20分に一本の、714バスのルート上にある。
順路に従って最上階から見て回る。
まずここは中世美術から始まる。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon
polychrome(ポリクローム=彩色)彫刻達。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon
聖人さん達女子部。
15世紀ごろのものかな?
左と中央はシュロと乳房を持ったSt. Agatha(聖アガサ)、
右は車輪を持つ、St. Catherine of Alexandria(アレクサンドリアの聖キャサリン)。

St. Bartholomew, Christ, 1301-1325, Master of the St. Bartholomew from the Vilhena Collection in MNAA, St.Paul, 1325-1350, Portuguese workshop
14世紀のもの、左は皮剥にされた(自分の!!)皮を背負った、聖バーソロミュー、
中央のジーザス先生に、右は剣と本を持つ聖パウロ。

The Virgin and Child, ca.1480, atributed Diogo Pires-o-Velho, active 1473-1514
15世紀後半の聖母子。
聖人さんより、聖母子がやっぱり、血生臭くなくていいかも(笑)。

The Virgin and Child, ca. 1450, atributed Joao Afonso, active 1439-1469
15世紀中頃の聖母子。
手に持っているのは、ベルがくっつけられた「ガラガラ」のよう。

The Virgin and Child, Iberian Peninsula workshop, ca 1300. The Virgin and Child, Portuguese workshop, 1301-1350
この素朴な感じは、もう少し古くて、14世紀前半の聖母子。

The Virgin and Child, French workshop active in Portugal, 1325-1350
同様に14世紀前半なんだけど、表現がエレガントなのは、
フレンチ・ワークショップ製作だから、ということのよう。

The Virgin and Child with Two Angels 1450-1500, Unknown master
15世紀後半の聖母子。

Panels of St. Vincent, ca. 1470, Nuno Goncalves
1470年頃製作の、「聖ヴィンセント(←英語読み、正確にはサラゴサの聖ヴィセンテ)」。
12世紀にリスボン大聖堂に聖遺物がもたらされてから、リスボンの守護聖人なのだそう。
取り囲んで礼拝しているのは、献納者の一族かと。

Alterpiece of Santos-o-Novo, 1540-45, Gregorio Lopes
16世紀中頃の祭壇画「受胎告知」なんだけど、インテリアに目が行く(笑)。

The Annunciation, 1523, Frei Carlos
これも、16世紀前半の「受胎告知」。

Alterpiece of Paraiso, 1523, Gregorio Lopes
「受胎告知」づくし、これも16世紀。

The Virgin of the Snow, 1508-12, Francisco Henriques
「雪の聖母」と呼ばれている、16世紀初頭の聖母子祭壇画。

Detail - The Virgin of the Snow, 1508-12, Francisco Henriques
そのディティール。
目が覚めたら、ベッドサイドに聖母子が立っていたら、それは驚く(笑)。

Part of Ascension, 1520-30, Frei Carlos
16世紀前半の「キリストの昇天」の、天使のディティール。
色合いが軽やかで、チャーミング。

The Virgin with Child and St. John the Baptist, ca. 1775, Lisbon workshop
時代は下って、18世紀後半の聖母子像。
足元の、ちょっとお兄ちゃんなのは、洗礼者ヨハネ。

The Immaculate Conception, 1775-1800, Antonio Machado
18世紀末のThe Immaculate Conception「無原罪のお宿り」像。
三日月に乗って上昇する聖母像で、よく表現される。

The Immaculate Conception, ca. 1650, Workshop active in Portugal
17世紀中の「無原罪のお宿り」像。

St. Anne and the Virgin, 1783-84, Joaquim Machado de Castro
これは、聖母子ではなくて、幼いマリア母様と、
そのまたお母さんの(教育熱心な)St.Anne (聖アンナ)。
18世紀後半の作。

The Mystic Marriage of St. Catherine of Alexandria, 1653, Friar Jorge dos Reis and Friar Francisco de Santa Agueda
17世紀の「アレクサンドリアの聖キャサリンの神秘の結婚」

Detail - The Mystic Marriage of St. Catherine of Alexandria, 1653, Friar Jorge dos Reis and Friar Francisco de Santa Agueda
典雅で、貫禄の聖母像。

次回も引き続き、国立古美術館より。



Museu Nacional de Antiga (国立古美術館)

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Museu Calouste Gulbenkian, Lisbon (グルベンキアン美術館、リスボン)-3-

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週末は一泊で、Hamburg(ハンバーグ)滞在。で、目的は、Salvation AMPのライヴ撮影でした。
その翌日はハンバーグの街を散策・・・といっても、吹雪かと思うほど雪降るし、カフェに何度も入っては、甘いものばかり摂取。
歩いた割には、太ったかも・・・(笑)。 またこの話は、いつか、後ほど。で、また、リスボン話の続きを。 
今回は、Museu Calouste Gulbenkian(グルベンキアン美術館)ルネ・ラリックのジュエリー、佳境に入りますよ。


Rene Lalique Collection
クリソプレーズのレリーフに、エナメル使いの、
チョーカー・ネックレスのパネル部分。

Rene Lalique Collection
ここの展示で興味深いのが、いくつかデザイン画と、完成品が並べて展示されていたこと。
この髪飾りは・・・・、

Rene Lalique Collection
ホーンのレリーフと、エナメルの組み合わせで、こんな風に完成品になる。
デザイン画の、バロックパールと思しきドロップは、
完成品では、ムーンストーンのカット石に置き換えられている。

Rene Lalique Collection
デザイン画。

Rene Lalique Collection
この髪飾りは、デザイン画から、直接の完成品というわけではいけれど、
ホーンの本体に、アイボリーのレリーフが乗せられる構造は似ている。

Rene Lalique Collection
アジサイモチーフの髪飾り。

Rene Lalique Collection
これも、ホーンの彫り物に、金フレームのエナメル使い。
花のセンター部分には、ダイヤモンドが使われている。

Rene Lalique Collection
ペンダントのデザイン画。

Rene Lalique Collection
カルセドニーのレリーフ。

この後は、ランダムに色々と・・・。

Rene Lalique Collection
エンジェルのモチーフはガラス、カボション石はアクアマリン、
金のフレームに、エナメル彩の、チョーカー・パネル。

Rene Lalique Collection
ローズ・モチーフの、これは、ブローチかな?
カタログには「オーナメント」とだけ表記されている。
ローズは艶消しのガラスで作られているが、
裏からミラー加工されているようで、
オパールのような輝きを放っている。
センターの石は、アメジスト。

Rene Lalique Collection
アクアマリン石のブローチ。

Rene Lalique Collection
これも、センター石はアクアマリン。
エナメル彩ゴールドにダイヤモンドといった「貴石」と、
ガラス(蕾の部分)という価値の違う素材を組み合わせるということ、
貴石も半貴石もガラスも、
あくまでも素材の持つ質感を価値としてとらえて、デザインされているのが、
アール・ヌーヴォー以降のジュエリーの、典型的な特徴。

Rene Lalique Collection
蛇のブローチ。
アール・ヌーヴォー期のファム・ファタールのイメージと、
メデューサのイメージが重ねられているよう。

Rene Lalique Collection
アイボリー彫りのモチーフ(ネッソスに拐われるデイアネイラ)が、
エナメル彩ゴールドにセッティングされている。
下のドロップは、オパール。

Rene Lalique Collection
ムーンストーンに、サファイア、ダイアモンドを、
ガラスのパーツと組み合わせた、ペンダント。

Rene Lalique Collection
ガラスレリーフを、エナメル彩ゴールドにセッティング、
バロックパールのドロップ。

Rene Lalique Collection
桜の枝のペンダント。

Rene Lalique Collection
これもクリソプレーズのレリーフ・・・かな?
独特のブルー・グリーンの色味が目を惹く。

Rene Lalique Collection
アイボリーレリーフが、エナメル彩ゴールドにセッティングされた、
「キス」のブローチ。

Rene Lalique Collection
立体的なアイボリー彫りのブローチ。
下のドロップは、サファイア石。

Rene Lalique Collection
コレクションから、最後のアイテムは、髪飾り(多分・・・)。
モチーフはよくわからなかったけれど、オーガニックなフォルム。

Cafe at Museum
最後に顔を出した私は、このミュージアムのカフェでまったり。
この、テーブルに置いたラリックのカタログが、
クリアな写真がふんだんに使われた優れもの。
買って帰って本当によかった。
ここのミュージアムのショップでは売っているけれど、ネット・オーダーできないし、
Amazonでもプレミアムが付いてとんでもない値段に・・・。
ハードカヴァーが£800 !!??
リスボンにフライトで行って、一泊して帰ってこれる値段・・・。)

ラリック・ファンで、リスボンに寄られた折には、
これはぜひ入手ですよ。




Museu Calouste Gulbenkian(グルベンキアン美術館)


Map:









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Museu Calouste Gulbenkian, Lisbon (グルベンキアン美術館、リスボン)-2-

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Museu Calouste Gulbenkian(グルベンキアン美術館)から、後編はRené Lalique(ルネ・ラリック)のコレクションを。


Rene Lalique Collection
オリジナル・コレクションの順路をまわっていくと、
その一番最後に、このラリックの展示室が充てられている。
(このラリック、英語発音だとラリークなので、
ついついラリークと書きそうになってしまうのだけど、
日本語カナ表記はフランス発音に準じて、ラリックなのだな・・・。)

Rene Lalique Collection
ガラスの器と奥にはジュエリー。

Rene Lalique Collection
私はこの博物館に関して、行きたいところリストからは、
完全に見逃していたのだけれど、
配偶者氏がラリックのコレクションが充実という情報を、
リスボンガイドブックから仕入れてきてくれて、
見逃さずに済んだ次第・・・。

Rene Lalique Collection
写真どんどんいきますよー。

Rene Lalique Collection


Rene Lalique Collection


Rene Lalique Collection


Rene Lalique Collection


Rene Lalique Collection


Rene Lalique Collection


Rene Lalique Collection
このブロンズとガラスという、異素材の質感の組み合わせが絶妙。

Rene Lalique Collection


Rene Lalique Collection
これも・・・。

Rene Lalique Collection


Rene Lalique Collection
彫像作品にも、素材の対比が生かされている。

Rene Lalique Collection

Rene Lalique Collection
これは、アルバム・カヴァー。

Rene Lalique Collection
さて、ジュエリーの部門。
ドラゴンフライにここでお目にかかれるとは・・・^^。

Rene Lalique Collection


Rene Lalique Collection


Rene Lalique Collection


Rene Lalique Collection


Rene Lalique Collection
ジュエリー写真撮影に熱中していて、完全に撮りすぎ。
まだまだ写真は続くので、予想外に・・・次回第三部に持ち越しますよ。




Museu Calouste Gulbenkian(グルベンキアン美術館)


Map:







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Museu Calouste Gulbenkian, Lisbon (グルベンキアン美術館、リスボン)-1-

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前回のフロンテイラ宮殿の後、方角的に同じエリアにある、Museu Calouste Gulbenkian(グルベンキアン美術館)へ向かった。
最寄りの駅は、メトロ・ブルー・ラインとレッド・ラインの交差する、São Sebastião駅で、駅からは庭園の中を通って7-8分歩いたところ。
私達は2駅北側のJardim Zoológico駅の近くでランチを食べて、駅前からタクシーで向かった(€6-7)。


Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
エントランス。

Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
Spring: Homage to Jean Goujon, by Alfred-Auguste Janniot, Rome, 1919-24
エントランスホールの、アールデコな彫像。

ここには、石油王グルベンキアン氏の、オリジナルのコレクションを展示している館と、
財団が後にモダン-コンテンポラリー・アートをコレクションした館とに分かれていて、
私はとりわけモダン-コンテンポラリーに興味が無いので、
そのまま、オリジナルコレクションの部分に直行する。

Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
ほぼ時代順に展示は続いているので、
エントランスに近いセクションは、ローマのコインから始まる。

Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
アルメニア出身で、中近東に縁の深いガルベキアン氏のコレクションには、
ペルシャ・中近東の美術工芸品が充実している。

Ceramic collection
ペルシャ・中近東のセラミック。

Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
ガラス器は、14世紀のエジプト製、モスクのランプだったもの。

Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian


Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian


Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
写本のカヴァー。

Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
ペルシャの写本。

Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
この写本は何語か皆目不明・・・。

Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
17世紀コンスタンティノープル(現イスタンブール)で制作された、アルメニア写本。
(ちなみに、アルメニアは、このややこしい地域にありながら、
4世紀以来キリスト教国の伝統が続いている。)

Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
Hours of Margaret of Cleves
ヨーロッパの写本/時祷書も色々コレクションされている。
14世紀末オランダで制作されたもの。

Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
The Book of Hours of Isabel of Brittany or The Hours of Lamoignon
ゴシック期15世紀のパリ製作の時祷書。

Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
ルネッサンス期のイタリアのものかと。

Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
そして、中世アイボリーのコレクション。
13-14世紀北ヨーロッパ・・・な感じ。

Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
これも同時代の、アルター・ピース。

Museu Calouste Gulbenkian, Lisbon
Circle of Dierick Bouts, Flanders, ca. 1480-90
15世紀末期の北方ルネッサンスの受胎告知。
写真のみならず、インテリア絵画にもソフト・ポイントあり。

Della Robbia
これは、見るからにDella Robbia(デラ・ロビア)工房のもの。

Baptism of Christ, Francesco Francia, Blogna 1490
Baptism of Christ, Francesco Francia, Blogna 1490
15世紀末のイタリア絵画、フランチェスコ・フランチャ

Church in a River Landscape, Jacob van Ruisdael, Holland, mid 1660's
Church in a River Landscape, Jacob van Ruisdael, Holland, mid 1660's
17世紀のロイスダール

Detail
好きなので、つい、クローズアップ^^。

Peter Paul Rubens, Portrait of Helena Fourment, Flanders, ca. 1630-32
Peter Paul Rubens, Portrait of Helena Fourment,
Flanders, ca. 1630-32
ルーベンスも。

Les Bretonnes au Pardon, Pascal-Adolphe-Jean Dagnan-Bouveret, France 1887
Les Bretonnes au Pardon, Pascal-Adolphe-Jean Dagnan-Bouveret, France 1887
19世紀末の、ブレトンの風俗。

The Mirror of Venus, Sir Edward Burne-Jones, England 1877
The Mirror of Venus, Sir Edward Burne-Jones, England 1877
そして最後に・・・、バーン=ジョーンズが入っているとは知らなかったー。

Detail


次回は、ここの最大の見もの、膨大なルネ・ラリックのコレクションのイメージを。





Museu Calouste Gulbenkian(グルベンキアン美術館)


Map:




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ベルギー便り -2- ブラッセルズの博物館

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「ベルギー便り」なんて書いてますが、ちゃんとロンドンに戻ってきて書いていますよ。

ベルギー滞在の後半、前回の標本箱を書いた翌日の日曜日は、ブラッセルズのマーケットへ。
Namur(ナミュール)にも、日曜蚤の市がたつという話で、そこを先に見に行こうかと思って早起きしたものの、雨足がどんどん強くなるので断念。
天気予報によると、ブラッセルズの方が雨が少なそうだったので、そして、いつものオブジェ材料仕入れも兼ねて、いつものマーケットへ。




Marolles Flea Market(マロール・フリー・マーケット)で、オブジェの材料を仕入れ。
だんだん天気は回復して、青空も見えはじめた。

この後、ブラッセルズのミュージアムとしては、
あまり知られていないようだけれど、
Netで調べた感じでは、ロンドンのV&A級な感じの、
通称Cinquantenaire Museum(サンコンテナー(?)ミュージアム)へ。

Triumphal Arch, Brussels
サンコンテナーパークに建つ凱旋門に連なって、
2つのミュージアムが建っている。
一つは軍事博物館で、これは興味の対象外。
その反対側に、サンコンテナー・ミュージアムが建つ。
どうやら、サンコンテナーというのは50周年の意味で、
ベルギー独立50週年を記念して催された、1880年の全国展
(万博の国内版のようなもの)の時に、この一角は建造されたのだそう。

バスに乗るまで青空が見えていたのに、
バスを降りると再び曇天で、寒くて強風。
凱旋門をくぐったあたりで、雹混じりの豪雨にあって、
写真撮っている場合じゃない・・・とにかくミュージアムに転がり込む。

Cinquantenaire Museum, Brussels
まずはミュージアムのカフェ・レストランで、
ランチを食べて、体を温める。

Cinquantenaire Museum, Brussels
白身魚のムニエル。
イギリスならさしずめ、フィッシュ&チップス。
ケチャップの代わりに、サンドライ・トマトのピクルスが付いてきて、
ちょっと高級感漂う・・・と思ったら、
ミュージアム・カフェなのに20ユーロも取られた(笑)。
美味しいわけだ。

Cinquantenaire Museum, Brussels
右ウィング展示室を繋ぐホール。
左ウィングの企画展は家族連れで混んでいるのに、
常設展の右ウィングは、ガラーンとしている。
同時代だからか、なんとなく改装前のV&Aや、
自然史博物館的な、独特の「博物館の匂い」があって、和める。

で、偶然最初に入った展示室がここ、

Cinquantenaire Museum, Brussels
The Heart Museum(ハート博物館)
レリカリーやら、聖心やら、Ex-Votoやら、サントスやら・・・、
今一番興味がある装飾物達がギッシリ !!
あぁ、もう私は導かれてここへ参りましたぁ(笑)。

Cinquantenaire Museum, Brussels
ストロボ無し撮影可なので、もう撮りまくり・・・。

まだ、ちゃんとフォトショでプロセスできていないけれど、
モバイルのappで処理して、インスタにUPしたものたちを以下に。
(余談だけど、モバイルの写真プロセスappは、Snapseedがオススメ。
フォトショに迫る処理能力!!)

どちらも10枚ずつ入ってるので、右端に出る矢印をクリックして、
ページを繰って見てくださいね。






いやまた、ちゃんとプロセスできたら、再び標本箱に詰め込む予定。



それ以外にも、中世ものの展示室は、クロイスターのリプロだったり
(最初は、修道院跡地かと思った)して、
そして日曜なのに、ひとけがなくて、とても気持ちいい。

Cinquantenaire Museum, Brussels

Cinquantenaire Museum, Brussels
こういう静かな展示室で、展示物と話しするのが大好き(笑)。

Cinquantenaire Museum, Brussels
というわけで、ブラッセルNo1のお気にい入り博物館となった次第。

Cinquantenaire Museum, Brussels
暗くなるまで遊んでいた。

この後、帰りも大雨の中、鉄道でナミュールまで帰ったら、ナミュールも小雨。
エキスポまで15分歩く元気がなくなって、
タクシーで、エキスポで展示中のPおじさんに合流して、
その後、知り合いの出展者たちと皆で、
町の中心地のブラッセリーで、晩ごはん・・・の一日。

その翌日月曜は、私のベルギー滞在最終日。
(Pおじさんは、19日の日曜まで展示会場にアテンドしている。)
荷物をパックして、おじさんと別れて、駅に向かう。
ユーロスターは、夕方便なので、今日も半日ブラッセルズをうろつくことに。

とはいうものの、その日は月曜なので、ミュージアムの大半は休館日。
そして、やはり、にわか雨模様で、街歩きも楽しくなさそう。
なので、月曜も開いているミュージアム・・・で検索して、
ちょったマイナーな2館を尋ねてみることにした。

Brussels
メトロの駅から出ると、雨。
最寄りで目星を付けていた、ベトナム系レストランで早ランチを食べて、
出てきたら、青空。

Musée Hôtel de Charlier, Brussels
Musée Hôtel de Charlier(シャリア博物館)。
19世紀のアート・コレクターの屋敷が、博物館として公開されているもの。

Musée Hôtel de Charlier, Brussels

Musée Hôtel de Charlier, Brussels
絵画自体より、装飾美術好きなので、
インテリアを撮影するのが楽しい。

Musée Hôtel de Charlier, Brussels


Musée Hôtel de Charlier, Brussels
このミュージアムを出る頃には、にわか雨も通り過ぎて、
再び青空に。

次は、もっとマイナーな(?)、ミュージアムへ。

Brussels Toy Museum
Brussels Toy Museum(ブラッセルズおもちゃ博物館)。

Brussels Toy Museum
ロンドンにポロック玩具博物館があるけれど、そこと少し似た感じで、
でも展示品はもっと雑多で、20世紀物が多い。
アンティークとヴィンテージの違いといった感じ。

Brussels Toy Museum
ちょっとキッチュ感漂う・・・(笑)。

Brussels Toy Museum
このミッチリの展示(というか、収蔵というか)が3フロア続いている。

Brussels Toy Museum
窓から覗いたら、再び通り雨が通っていった後。

この後、メトロでユーロスターのブラッセル・Zuid(ズイド=南)駅に戻って、
晩ごはんを買って、お茶してから、ユーロスターにチェックイン。
帰ってきたら、ロンドンはブラッセルズほど雨はふらなかった様子。



さて次回は、リスボンに話は戻るか・・・な?





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Church of São Vicente of Fora, Lisobon (サン・ヴィセンテ・デ・フォーラ教会)-2-

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リスボンのChurch of São Vicente of Fora, Lisobon (サン・ヴィセンテ・デ・フォーラ教会)の奥で公開されている、その修道院部分を続編で今回も。


Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
エントランスから、宝物を公開している部屋を抜けて、
その先に向かうと、クロイスターが続いている。

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
この回廊壁の下の部分が、すべてアズレージョ・タイルで飾られている。

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)


Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)


Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
リスボンに来たからには、アズレージョ・タイルをいろいろ
見てみたいものだと思っていたら、
もうどこもかしこも、アズーレジョ・タイル。

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)


Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)


Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
ディティール。

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)


Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
ここにはクロイスター(回廊)が2ヶ所あって、
その中央に宝物庫が建っている。
そこを覗いてみることに。

The sacristy - Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
内部は華麗な、大理石象嵌で埋め尽くされている。

The sacristy - Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
保存状態も見事な天井画は、神の子羊。

The sacristy - Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
祭壇の聖母子。

The sacristy - Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
窓から下が、収納部分に。

The sacristy - Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
窓枠部分のディティール。

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
宝物庫を出て階段を登って、回廊の上階へ。
階段部分にも、タイルは続く。

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)


Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
上階も、タイルで覆われている。
その、パターンが、絵画のように一つ一つ違うのに驚かされる。

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)


Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)


Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)


Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
上階の窓からのヴュー。
中庭部分に井戸が見える。

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
そこから、また上階へと階段を登る。

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
すると、上の方から光がさしていて、

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
屋上に出る。

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
バニスター(手すり)とデコラティヴな、
スパイアの組み合わせが、フォトジェニック。

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)

View from Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
カステロ方面の眺め。

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
パンテオンの屋根と、タガス川。

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
教会のみならず、色々と見所満載の修道院でした。



Church of São Vicente of Fora, Lisobon
サン・ヴィセンテ・デ・フォーラ教会

Largo de São Vicente, 1100-572 Lisboa, Portugal

地図:







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Museum of Decorative Arts, Lisbon (装飾美術博物館、リスボン)-2-

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Etsyショップ:夏休みのお知らせ。
8月1日(火)~8月22日(火)の間、
Etsyショップは夏休みで、クローズになります。
よろしく、ご了承ください。



今日も、にわか雨が何度も通っていって・・・、肌寒いロンドンです。
来週からの、ノルマンディー夏休みは、ダウンジャケット+ウール物持参で・・・ということになりそうな雰囲気。
で、まだ先日の撮影仕事の、ポストプロセス+再修正のやり取りの真ん中だけれども、なんとか仕事を終わらせて夏休みに入りたいもの・・・。

Museum of Decorative Arts (装飾美術博物館)、正式にはFundação Ricardo do Espírito Santo Silva(リカルド・エスピリト・サント・シルバ財団)のイメージの続編を。



Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
途中の廊下に置かれていた、時計。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
ハンド・ペイントのディティール。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
ベッドルームに設えられた展示室。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
同じ部屋。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
その次の小さな部屋では、宗教的な「箱アート」が、
いくつかまとめて展示されている。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
聖家族のいるインテリア箱。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
これはまた別の、幼子キリストの礼拝。
リスボンの教会や修道院で、こんなような3D的ディスプレイを、
大小いくつか見かけた。
ポルトガル特有のものなのだろうか、
またスペインでもあるのだろうか?

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
ここの部屋で、中庭を取り囲む建物の展示室を一周してきたことになる。
展示室は、まだ上階へ続く。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
階段の部屋の展示。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
その左側の階段を上る。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
最初の部屋の天井。
この部分は、建造当初17世紀の天井が残されているのではないか・・・と思う。
天井画の様式が、17世紀風なので。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
このフロアでは、遡って17世紀の様式のものが、
部屋にコーディネートして展示されている。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
銀器を収める、キャビネット。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
その隣のベッドルームの展示。
17世紀のポルトガルのベッドの典型は、
このような複雑に、スピンドルを組み合わせたデザイン。
デザイン的には、ムーア(アラビア)のデザインの影響なのだそうで、
素材は当時ポルトガル領だった、ゴヤなど、
インド・東南アジアから運ばれた、
ローズ・ウッド、チーク、エボニーなどのハードウッドが主流。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
手前に写っている子供用のクリブ(ゆりかごベッド)も同様のデザイン。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
ベッドのミニチュアの展示。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
最上段のこういうものが、17世紀スタイル。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
同じフロアのムーア(アラビア)風のインテリア。
これもムーアの影響なのか、窓際のシート状の2つの出っ張り。
これをポルトガルの歴史的インテリアで、よく見かけた。
泊まっていたアパートメントの窓際もこんな風。
スペインは行ったことがないので、これがポルトガル特有なのか、
イベリア半島特有なのかは、知らないけれど・・・。

ここから、もう1フロア上にも一部屋の展示室があるので、
そこに上っていく。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
その部屋は、椅子マニア・ティエリー氏も驚くだろうという数の
椅子のコレクション。
入口の向かい側(この写真の右手)から17世紀の椅子で、
窓側(写真左)に向かって、18世紀に時代が下っていく。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
入り口側の壁は、窓側(写真右)から18世紀、写真左の19世紀へ。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
背のカーヴの感じが、Pおじさんのル・シャトーのダイニング椅子に似ている。
おじさんちの椅子も、18世紀モノなんだろうな。


Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
展示室を見て回った後は、中庭のカフェでお茶。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
ポルトガル定番のカスタード・タルトと・・・。



Museum of Decorative Arts(装飾美術博物館)

Map:





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DM-Ginza-Yumi-sept-2017

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Museum of Decorative Arts, Lisbon (装飾美術博物館、リスボン)-1-

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Etsyショップ:夏休みのお知らせ。
8月1日(火)~8月22日(火)の間、
Etsyショップは夏休みで、クローズになります。
よろしく、ご了承ください。


日本は暑中お見舞いなシーズンかと。 ロンドンは、近頃秋のように涼しくて、今日などは、何度も雨が来て、最高気温15℃・・・、これでも一応夏です(笑)。 暑いのが苦手な自分的には、実に快適。
この感じだと、来月からのノルマンディー滞在には、重衣料が要りそう。せっかくリネンの短パン買ったのに、これでは寒すぎて履けないので、持っていかないかも・・・。

標本箱は、今よりも暑かったリスボンの4月末。今回は、Museum of Decorative Arts (装飾美術博物館)のイメージ。
この博物館、正式にはFundação Ricardo do Espírito Santo Silva(リカルド・エスピリト・サント・シルバ財団)という名称で、2014年に破綻した、かつてはポルトガル最大級だった銀行、Banco Espírito Santo(バンコ・エスピリト・サント)の一族の銀行家、Ricardo do Espírito Santo Silva(リカルド・エスピリト・サント・シルバ)氏が、収集したアンティーク・コレクションを収蔵・展示している。
収蔵・展示の博物館機能だけでなく、様々な修復技術を引き継ぐ工房・研究所としても機能している。
2014年以降、倒産したバンコ・エスピリト・サントの多大な支援を失って、存続が危ぶまれていたそうだけれど、現在はどうやらRepublica Portuguesa Cultura(ポルトガル文化庁)や、コングロマリットの道路事業団などの支援で、運営されているようだ。


Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
正面エントランス。
17世紀建造の、Azurara Palace(アズララ・パレス)を、
1947年にリカルド氏が購入して、コレクションを収蔵公開の博物館とした。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
エントランス・ホールの、18世紀の馬車。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
ボディの装飾ペイントは、ギリシャ神話のモチーフ。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
階上の展示室に登る階段には、アズレージョ。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
18世紀前半の、ローマ兵士を描いたスタイル。
建物自体は、17世紀建造だけれど、
コレクションの背景として、18世紀の貴族の屋敷という設定で、
改装されたそうなので、これらのタイルも、
その時に導入されたものなのかも。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
階上から展示室が始まる。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva


Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
アンティーク工芸品を、組み合わせたコーナーが演出されている。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
アフリカをテーマにしたタペストリー。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
18世紀のタブナクル。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
Ordem Militar de Cristo(キリスト騎士団)の章飾クロス。
キリスト騎士団は、ローマ教皇令で、1312年に廃止された、
テンプル騎士団に相当するポルトガルの勲位。
なので、このタイプのクロスは、ポルトガル独特のもの。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
次の部屋は楕円形。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva


Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
隣の部屋との間に挟まれた、小部屋。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
天井の構造が美しい。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
その次の部屋。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
18世紀コンソール・テーブルいろいろ。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
この部屋のタイルは、シノワズリー。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva


Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
見事なタペストリーのディスプレイ。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva


Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
同じ展示室のキャビネット。
扉の中の絵は、オリエンタルのラッカー風に描かれているけれど、
ヨーロッパの手になるコピーかと?

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
濃厚な赤のベッドルームのディスプレイ。
これは、17世紀っぽい。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
また、次回もこの博物館のイメージを。



Museum of Decorative Arts(装飾美術博物館)

Map:






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Museu Nacional do Azulejo(国立アズレージョ博物館)-3-

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ロンドン滞在中の旧友達と一緒になって、只今、夏のロンドン観光の日々が続いているけれど、標本箱はリスボンに滞在中で、今回は、Museu Nacional do Azulejo(国立アズレージョ博物館)の最終回。
この博物館は、旧マドレ・デ・デウス修道院を、博物館に転用したものなので、その修道院付属教会も保存公開されている。
今回はそのイメージを。


Chapel - Museu Nacional do Azulejo
順路に沿って行くと、この教会部分の最初に現れるのが、
この上階のクワイア(聖歌席)の控室。
アズレージョ(装飾タイル)貼りのスケールの大きさもだけれど、
すべての空間を装飾+絵画で埋め尽くす豪華さ。

Chapel - Museu Nacional do Azulejo
タイルの「おっちゃん顔」の天使君達。

最初の写真の左に見えるドアを入って、
クアイア席の部屋へ。

Chapel - Museu Nacional do Azulejo
クアイア室の先が、教会の本堂に向けて開かれている。
通常は、クアイヤ席はアルター(祭壇)に近い一角に、
充てられていることが多いけれど、
ここの教会では後方の上階に設けられていて、
ちょうど天上から聖歌が響く・・・という効果になっている。

Chapel - Museu Nacional do Azulejo
この装飾性の濃さに驚く・・・。

Chapel - Museu Nacional do Azulejo
正面の天井部分。

Chapel - Museu Nacional do Azulejo


Chapel - Museu Nacional do Azulejo
正面装飾のクローズアップ。

Chapel - Museu Nacional do Azulejo
入り口を振り返ってみたところ。
席の上の壁面びっしりの、
キャビネットに収められているのは、聖遺物。

Chapel - Museu Nacional do Azulejo
ディスプレイ・キャビネットにも、興味津々。

Chapel - Museu Nacional do Azulejo
なんだか仏壇的に感じるのは、私だけか?

Chapel - Museu Nacional do Azulejo
彫像型の聖遺物容器・・・って、
これもなんだか仏像っぽい。

Chapel - Museu Nacional do Azulejo
三蔵法師の聖遺物・・・と騙されても、
私は信じるよな・・・これでは(笑)。

Chapel - Museu Nacional do Azulejo
クワイア室の開口部から見た、教会本堂。
光の入っている、一段上がっている部分に、
通常ならクアイア席が設けられるけれど、
ここはチャペル的な小さな本堂なので、
そのスペースが無くて、上階にもうけられたのかも。

下の階の順路の最後に、
またこの教会本堂部分を、下階から見ることに。

Chapel - Museu Nacional do Azulejo
これは下階教会本堂の控室部分。
正式にはチャプター・ハウスだそうなので、会議室ということになる。
ちょうどこの部屋を振り返って見ていて、
正面の廊下から、順路の最後にこの本堂部分に入ってくる。

Chapel - Museu Nacional do Azulejo
そしてまた、階段を上がって教会本堂へ。

Chapel - Museu Nacional do Azulejo
アズレージョのブルーと、金のコントラストが映える。

Chapel - Museu Nacional do Azulejo
祭壇前の部分は、天光を取り入れるドーム天井。

Chapel - Museu Nacional do Azulejo
元々は、修道院付属のMadre de Deus(マドレ・デ・デウス)教会、
つまり日本語だと「聖母教会」。
その、ご本尊の聖母子。

Chapel - Museu Nacional do Azulejo
ふりかえって見たところ。
最初に見ていた、クアイア室の開口部が見える。

Chapel - Museu Nacional do Azulejo
下階の壁面は主にアズレージョで覆われている。
これは、聖ウルシュラかな?

Chapel - Museu Nacional do Azulejo
パネル装飾のディティール。

Chapel - Museu Nacional do Azulejo
最後に、サイド・チャペルの聖母子像を。





Museu Nacional do Azulejo(国立アズレージョ博物館)

ヴィジター・インフォメーションは英文で<このページ

地図:





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Museu Nacional do Azulejo(国立アズレージョ博物館)-2-

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ロンドンの熱波は、予定通り去っていって、一気に12-13℃下がって23℃。 過ごしやすくて快適。
ただし、来週は毎日にわか雨で、天候不順の様。 
日本からウン十年来の友人達が、久々にロンドンにやってくるので、一緒に遊び回る予定なんだけれど、残念ながら、お天気の方はあまり期待できそうにないな。

今回もリスボンから、Museu Nacional do Azulejo(国立アズレージョ博物館)の続編を。


Museu Nacional do Azulejo
タイルの歴史を解説した、最初の部屋を抜けると、
現在はガラス張りになっている、クロイスター(回廊)と中庭に出る。

Museu Nacional do Azulejo
中央に噴水の水盤を置いて、幾何学的にヘッジを配した、
典型的なクロイスター/中庭のデザイン。
この修道院は16世紀初頭に開設されている・・・そうだけれど、
この中庭になった、大きい方のクロイスターは、
18世紀頃に建造されているのじゃないかな、
と、シンプルな様式を見て想像する。
(もしかすると、18世紀中頃の地震後の再建なのかも。)

Museu Nacional do Azulejo
リスボンで気がついたのだけれど、
噴水に水が入れられていないか、とても水量を制限して使っている例が多い。
借りていたアパートメントも、2人用のアパートなので、
設置できるボイラーのサイズが決められているそうで、
バスタブがついているのに、1/6位しかお湯が入らないようになっている
(後は、水になる)。
水資源が乏しいようで、とても節約して使っている感が、
あちこちで漂っているのだった。
これで山火事じゃぁ、それは大変だわ・・・。

Museu Nacional do Azulejo
バラはほとんど終わりかけ。
イギリスだと、バラのシーズンは、まだ一ヶ月以上後。
その上・・・、ここに来て鼻水がやたら出るので、
あぁ、花粉症に突入してしまった・・・と気づく。
これから、地中海地域に来る時は、
一ヶ月以上先倒しで気候を見ておく必要があると痛感。

Museu Nacional do Azulejo
クロイスターの一辺は、
研究・修復スタジオのスペースに充てられている。

Museu Nacional do Azulejo
修復中。

Museu Nacional do Azulejo
大きい方のクロイスターの後、また展示室を見て回って、
その先に、次は小さい方のクロイスターに向かう。

Museu Nacional do Azulejo
ここはまさしく、後期ゴシック。

Museu Nacional do Azulejo


Museu Nacional do Azulejo
お美しい・・・。

Museu Nacional do Azulejo
壁を彩るタイルは、初期のマヨルカ・スタイル。

Museu Nacional do Azulejo


Museu Nacional do Azulejo
壁に設置された水道の蛇口。
ま、これはゴシック期なはずはないけれど、
よく雰囲気に合っている。

Museu Nacional do Azulejo
階段を上がって、上階からのヴューが秀逸。

Museu Nacional do Azulejo


Museu Nacional do Azulejo


Museu Nacional do Azulejo
上階のクロイスターを取り巻く、
展示室の壁もアズレージョ(装飾タイル)。

Museu Nacional do Azulejo
その階段の壁も、アズレージョで覆われている。
これは、18世紀頃のものかと。

Museu Nacional do Azulejo
先に出てきた、大きい方のクロイスターを上階から見たところ。

Museu Nacional do Azulejo
上階もガラス張りになっていて、展示が続く。
ガラス張りになった、下の部分のアズレージョも、
オリジナルのもの。

Museu Nacional do Azulejo
もう無限にアズレージョが続くので、
だんだん目が素通りしてしまう(笑)。

Museu Nacional do Azulejo
18世紀の秀逸なアズレージョ。
上階のクロイスター部分には、他にも
19世紀やアール・ヌーヴォー、アールデコ、ミッドセンチュリーや、
コンテンポラリーのアズレージョも展示されている。
(のだが、もうタイル見すぎて、撮影の気力失う・・・。)

Museu Nacional do Azulejo
上階の展示で、目を引いたのは、このアズレージョ大パノラマ。
22.5mx1.15mのサイズで、1700年の制作。
1755年の大地震以前の、リスボンの街を描いている。

Museu Nacional do Azulejo
私達の滞在していたアパートメントは、
丘の上から城壁降りてきている、もう少し下のあたり。

Museu Nacional do Azulejo
話は少し飛んで、エントランスの先にあるカフェ・エリア。
この先にも、コンベントのオリジナルの中庭がある。

Museu Nacional do Azulejo
ウィンター・ガーデン(冬の庭)と呼ばれていて、
現在はカフェのテラスに使われている。

Museu Nacional do Azulejo
池と水盤があって、元々は
床の真ん中を水が流れていたものかと。
池には、鯉やら亀が在住。

Museu Nacional do Azulejo
日光浴中の亀のアラベスク・・・。


次回も、同ミュージアムより、絢爛豪華なチャペルのイメージを。




Museu Nacional do Azulejo(国立アズレージョ博物館)

ヴィジター・インフォメーションは英文で<このページ

地図:





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Museu Nacional do Azulejo(国立アズレージョ博物館)-1-

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今回から標本箱は、4月末に滞在していたリスボンのイメージを。
ホリデーに行っていたのは4月末~5月頭なんだけれど、その頃のリスボンの気候は、真夏のロンドンに相当する。
ここのところ、熱波続きのヨーロッパの夏で、ポルトガルで森火事になるのも解るわ・・・。
「ピレネーを越えると、アフリカが始まる」って、誰が言ったのか忘れたけれど、まさしくそんな感じ。

あ、ちなみにロンドンも、只今6月度記録破りの熱波、絶賛更新中、といっても、30℃超えだと「熱波」。
昔だったら、暑さに弱い生き物の自分は、エアコン無しのUK環境では、生存の危機・・・なんだけれど、ハード・コア・ズンバで汗だくになるのが効いてるのか、汗をかきやすい体質になってきて、暑さも随分しのぎやすくなってきた。
花粉症の方も、サプリやら、レッドライト・セラピーやら、いろいろな「オルタナティヴ」で乗り切っている(<こんなもの>+今年は<こんなもの>も追加で実験中・・・笑)。
今年からは、「締め切った部屋に閉じこもり」もしなくなって、なので、熱波もあまり苦にならないのかも。

ともあれ、ピーカン天気続きのリスボン滞在レポート、始まります。

自分達が訪れた時系列に沿って、今回はMuseu Nacional do Azulejo(国立アズレージョ博物館)から。
Azulejo(アズレージョ)というのは、ポルトガルやスペインで生産される、装飾絵付けタイルのことで、ポルトガルでは、建築の内・外装に多用されてきて、ポルトガルの装飾様式の重要な素材の一つ。
この博物館は、旧マドレ・デ・デウス修道院を、博物館に転用したもので、現在でもそのチャペルやクロイスターが保存公開されている。
実際にアズレージョを多用した、歴史的建造物の中に設けられた博物館なので、その内容の濃いことといったら、ハンパない。
ここを最初に見てしまったので、後の博物館が物足りなく感じたほど・・・。
前置きはこれぐらいで、イメージに。


Museu Nacional do Azulejo
修道院の壮大な建物の正面のドア、
は、実は博物館の入口ではなくて
(団体さんが出てきていたので、もしかすると団体出入口かも?)、
実際の入り口はこの建物の先にある、

Museu Nacional do Azulejo
このフェンスの先。

Museu Nacional do Azulejo
ちょうど、ブーゲンビリアが満開。

さっそく中にはいってみる。

Museu Nacional do Azulejo
アズレージョ・タイルの歴史・製法から話は始まるけれど、
展示の大半はポルトガル語のみの解説なので、
撮影しながら、ゲス(推測)で補う・・・。
この博物館の展示物の中でも、一番古い部類の15~16世紀。

Museu Nacional do Azulejo
この時代のものは、レコンキスタ以前に
イベリア半島を支配していた、
サラセン(アラブ)帝国の装飾様式・技法を、
そのまま踏襲したようなもの。
模様は基本的に、幾何学様式。
スペインのセルビアが、このタイプのタイルの生産地だったそうで、
ポルトガルのタイル製作も、セルビアから導入されたものだそう。

Museu Nacional do Azulejo
パターンが彫られた石版の上に粘土を、ローラーで伸ばして、

Museu Nacional do Azulejo
パターンが浮き出したビスケット・タイルを作り、
そのパターンの間を、釉薬で彩って、焼き上げる。

Museu Nacional do Azulejo
釉薬の粉末の状態と、焼き上がりの色見本。

Museu Nacional do Azulejo
16世紀初頭から、ルネッサンスのマヨルカ焼きの技法が、
スペイン、フランドル、イタリアからポルトガルにもたらされる。
これは釉薬を水でのばして、筆で描く技法。
なので、タイル自体はフラットなまま。

Museu Nacional do Azulejo
これによって、より描写的な、具象表現が可能になる。

Museu Nacional do Azulejo
図案を写した紙に、図案に沿ってピンホールをあけて、
そこに石炭粉(顔料・・・?)を、タンポで押し付けて、図案を転写する。

Museu Nacional do Azulejo
ドットを繋いで、アウトラインを描いてから、その中を彩色して焼き上げる。
ちなみに、この技法を今でも踏襲している、
18世紀セラミックのリプロを作るスタジオに、たまたま行き当たって、
いくつか購入して、写真も撮らせてもらったので、
この話もまた後日に。

その、お見事な例をいろいろランダムに。

Museu Nacional do Azulejo


Museu Nacional do Azulejo
ドアの周りの内装に使われた例。

Museu Nacional do Azulejo
教会の壁面だったもののよう。

Museu Nacional do Azulejo
イタリアだったら、フレスコで描くところを、
ポルトガルでは、全部タイルに描いて張り込んでいる。

Museu Nacional do Azulejo


Museu Nacional do Azulejo


Museu Nacional do Azulejo

Museu Nacional do Azulejo
プシャー^^。

Museu Nacional do Azulejo


次回もこの博物館から、修道院建築とタイルのイメージを。



Museu Nacional do Azulejo(国立アズレージョ博物館)

ヴィジター・インフォメーションは英文で<このページ

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Huis Van Gijn(ファン・ヘイン博物館)-3-

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Dordrecht(ドルドレヒト)のお屋敷博物館、Huis Van Gijn(ファン・ヘイン博物館)から最終回は、上階にある書斎から。


Huis Van Gijn, Dordrecht
このミュージアムの中でも一番好きな部屋。
19世紀の・・・・ちょっとコテコテ、17世紀リヴァイヴァルな様式。
版画、セラミック、絵画、などなど、幅広いコレクターだった、
ヘイン氏の応接室でもあり、研究室でもある部屋。
窓際に飾られているのは、先に亡くなった奥方の肖像画。

Huis Van Gijn, Dordrecht
小型のコレクションを収めたキャビネット達。
壁のパネリングの上部は、17世紀様式を復刻した、
19世紀のギルト・レザー。
一方、前回の最後に出てきた、隣に繋がる部屋、
図書室に使われているのは、
ギルト・レザーを模した、壁紙なのだそう。

Huis Van Gijn, Dordrecht


Huis Van Gijn, Dordrecht
ステンドグラスにそれぞれ描かれているのは、
17世紀オランダの詩人、Jacob Catsの諺。
猫が描かれていたので、つい撮ってしまう。

Huis Van Gijn, Dordrecht
同じく上階にある、メインベッドルーム。
この濃厚なパターンの壁紙は、この屋敷が建造された18世紀に由来するもの。
19世紀のヘイン氏の時代には、上から花柄の壁紙が貼られていたのだそう。
写真右半分の、ドア(廊下)側の壁紙は失われていたため、
他の壁に残っていた壁紙から複製して、2001年に導入された。

Huis Van Gijn, Dordrecht
暖炉の横のドアの先には・・・、

Huis Van Gijn, Dordrecht
ドレッシングルーム。

Huis Van Gijn, Dordrecht
と、その先にあるバスルーム。
ドルドレヒトに市の給水が始まった1882-3年に、
ヘイン氏が真っ先にバスルームとガスボイラーを設置した。
それまでは入浴は、使用人がお湯と水を、
何度も持って上がるという重労働だった。

Huis Van Gijn, Dordrecht
反対側からのヴュー。

Huis Van Gijn, Dordrecht
その先には、タイル張りのトイレ。

Huis Van Gijn, Dordrecht
メインベッドルームから、廊下を挟んで反対側のベッドルーム。

Huis Van Gijn, Dordrecht
奥方がなくなった後に、ヘイン氏の使用したベッドルーム。
手前の椅子は車椅子になっていて、
晩年体が不自由だったヘイン氏の使用したもの。

Huis Van Gijn, Dordrecht
そのまた上の階に登って、この部屋はプリント・ルームと呼ばれている。
ヘイン氏のプリント(版画)のコレクションを収蔵した部屋。

Huis Van Gijn, Dordrecht
キャビネットの中は、浅い引き出しになっていて、
コレクションをフラットにに保存している。

Huis Van Gijn, Dordrecht
コレクションの一部。

Huis Van Gijn, Dordrecht
プリントルームの横では、洗濯物干し場が再現されている。
元々このフロアは、使用人ベッドルームが2部屋あるだけで、
あとは広いロフトスペースになっていて、
日常生活を支える、バックステージの役割を果たしていた。

Huis Van Gijn, Dordrecht
現在は、このスペースを通って先にある階段を登り、
屋根裏の展示室へ。

Huis Van Gijn, Dordrecht
屋根裏部屋にはおもちゃのコレクションがみっちり詰まっている。

Huis Van Gijn, Dordrecht
ヘイン氏のコレクションは一部で、
大半はオールド・ドルドレヒト協会が1895年以降に集めた、
主に19世紀のおもちゃが、
1934年にこの博物館に寄贈されたもの。

Huis Van Gijn, Dordrecht
ドールハウスや、ミニチュア。

Huis Van Gijn, Dordrecht


Huis Van Gijn, Dordrecht


Huis Van Gijn, Dordrecht


Huis Van Gijn, Dordrecht
現在でも現役で動く。

Huis Van Gijn, Dordrecht
・・・というような、ここの博物館の様々な展示を楽しんだ後は、
階段を降りて・・・、

Huis Van Gijn, Dordrecht
併設のカフェでランチを。

Huis Van Gijn, Dordrecht
最後に、正面のヴューを。



Huis Van Gijn(ファン・ヘイン博物館)

Nieuwe Haven 29-30, 3311 AP Dordrecht, Netherlands

開館情報などは英文で<このページ>に。

地図:




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Huis Van Gijn(ファン・ヘイン博物館)-2-

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南オランダ、Oude Maas(オウド・マス)川に面した、水の町Dordrecht(ドルドレヒト)のお屋敷博物館、Huis Van Gijn(ファン・ヘイン博物館)から引き続き。


Huis Van Gijn, Dordrecht
前回の、ダイニングルーム-「赤のサロン」-リヴィングルームが、
一列に連なった部屋で、それらを繋いで、
玄関から裏の庭まで廊下がのびている。

Huis Van Gijn, Dordrecht
庭に向かったヴュー。
この廊下は、ヘイン氏のセラミック・コレクションの、
展示ギャラリーでもある。

Huis Van Gijn, Dordrecht
オラニエ家及びオランダの歴史を愛好したヘイン氏の
セラミックコレクションには、オラニエ公のコメモラ(記念アイテム)物が多い。
18世紀デルフト、オラニエ公ウィレム5世と、ヴィルヘルミーネ・フォン・プロイセンの
婚礼を記念した1767年の絵皿。
このシリーズはよほど色々作られていたようで、
アムスの国立博物館には豪華なヴァージョンが、
Pおじさんのル・シャトーにも、素朴ヴァージョンがコレクションされている。

Huis Van Gijn, Dordrecht

Huis Van Gijn, Dordrecht
これは、アムスの国立博物館に入っているもの<このページ>と、
同じ窯元のヴァージョンかと思われる。

Huis Van Gijn, Dordrecht
これは、お父さんの方のWilliam IV, Prince of Orange(オラニエ公ウィレム4世 )
を描いたタイル画。

Huis Van Gijn, Dordrecht
オランダ兵を描いた、デルフトタイル。
ま、後々、なにか「モドキ」ものの元ネタになるのでは・・・
という目論見で、色々撮っておく。

さて、「赤のサロン」から、その廊下を挟んで、
向かい側、同じく表に面した部屋が、この豪華な部屋。

Huis Van Gijn, Dordrecht
建物建造の翌年、1730年にインストールされた、The Hall(大広間)。

Huis Van Gijn, Dordrecht
木製パネリングにタペストリー。
19世紀にここに引っ越してきたヘイン氏も、
この部屋の保存に熱心で、遺言にも現状のまま維持する旨、指示されていた。
オランダの個人邸宅で、タペストリーがインストールされている、
最も古い例なのだそう。

Huis Van Gijn, Dordrecht
この部屋が、公式の応接室なので、
前回も書いていたけれど、正式の晩餐会はこの部屋で催されたものと。

Huis Van Gijn, Dordrecht
もう一度廊下に出て、庭に近い奥の方にある階段を上る。
この階段の天井には、18世紀にこの屋敷を建造した、
初代オーナー、Johan van Neurenbergとその妻の紋章が、
スタッコ・レリーフで描かれている。

Huis Van Gijn, Dordrecht
2階の廊下部分。
階段の壁には、ヘイン氏の武具のコレクションが飾られている。
右側のドアの奥は、晩年のヘイン氏の部屋で、ここはまた次回に。

Huis Van Gijn, Dordrecht
で、まずは、廊下部分。
ここでも、下階の廊下部分と同様、
コレクションの展示に使われている。
ちょうど17世紀、イギリス貴族の大屋敷の、Long Hall(ロング・ホール)が、
先祖の肖像やお宝の、ディスプレイ・スペースとして使われていたのと、
アイディアとしては同じかもしれない。

Huis Van Gijn, Dordrecht
英蘭戦争の英雄達の歴史に詳しいヘイン氏に相応しい、
モデル・シップのコレクション。

Huis Van Gijn, Dordrecht
セラミック、ガラス器のコレクションを収めたキャビネット。

この廊下の先の部屋にまず、向かってみる。

Huis Van Gijn, Dordrecht
17世紀後半の、個人邸宅の壁に使われた、
ギルト・レザーが現存する唯一の例。
これは、正確にはヘイン氏時代には、ここにはなかった。
この内装は元々はドルドレヒトのDe Rozijnkorfと呼ばれる屋敷のもので、
ヘイン氏も興味を持っていたようで、彼の手帳にそのことが記されている。
その後同じドルドレヒトのコレクターに、この内装は売却され、
彼の死後、オークションにかけられたが、
その後の行方がわからなくなっていた。
1992年にハーグとレイデンの間にある町、
ヴァッセナールの屋敷で再び発見され、この博物館に売却された。
2001年より、ここで修復公開されているもの。

Huis Van Gijn, Dordrecht
天井画パネルは、キャンバスに描かれたもの。

Huis Van Gijn, Dordrecht>
その次の部屋は、図書室。
中央に見えるドアで、隣の書斎につながっている。

Huis Van Gijn, Dordrecht
その暖炉には、19世紀にインストールされた鋳物のストーブ。

Huis Van Gijn, Dordrecht
そしてこれは・・・、Bavelaartje(バーファラチェ)ではないだろうか?
バーファラチェの話は<このページ>に。


次回は、引き続き、この隣の書斎のイメージから。



Huis Van Gijn(ファン・ヘイン博物館)

Nieuwe Haven 29-30, 3311 AP Dordrecht, Netherlands

開館情報などは英文で<このページ>に。

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Huis Van Gijn(ファン・ヘイン博物館)-1-

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3月後半に、Pおじさんのベルギー、メヘレンでのアート・フェアの撮影兼、Net広報お手伝いで滞在していた時、自由時間に訪れたDordrecht(ドルドレヒト)の博物館、 Huis Van Gijn(ファン・ヘイン博物館)のイメージを今回から3回にわたって。
その時滞在していたのは、ベルギーのブラッセルズとアントワープの中間にある、メヘレンという町。
ここから、この博物館を見たいがために、オランダのドルドレヒトに一泊滞在した。
話だけ聞くと、どんだけ遠いのかと感じるけれど、北ベルギーのメヘレンから、南オランダのドルドレヒトは距離にして約100km、ロンドンから、オクスフォードやケンブリッジに出かける程度の距離で、1時間に一本直通の特急Intercityに乗ると、1時間10分程度で着く。
なので、最初は日帰りを考えていたのだけれど、ドードレヒト博物館もいい収蔵品を持っているということだし、町自体が美しいのと、ここに住むPおじさんのお友達の老婦人を「慰問(?)」することを頼まれたので、それなら、一泊してゆっくりすることにした、という経緯。

その最大の目的、ファン・ヘイン博物館。
ここは、いわゆる、お屋敷ミュージアムで、1729年建造のタウンハウスに、1864-1922年に住んだ裕福な銀行家Simon van Gijin(シモン・ファン・ヘイン)がコレクションした、アート、クラフト、家具、おもちゃなどが、当時のままに展示されている。
1922年の彼の死後、遺言で屋敷は彼の生前の状態を出来る限り保った上、1925年以来博物館として公開されている。
ちなみに・・・オランダ語(特にPおじさん!!)の発音は難しくて・・・この「Gijin」を、日本語カナ表記では「ヘイン」と書かれているので、準じたけれど、正確には「へ」音は喉に絡ます発音。とてもじゃないけど聞き取れなくて、つまり、もともと自分では発音できなかった・・・(笑)。


Huis Van Gijn, Dordrecht
入り口を入って、順路の最初にあたるのが、キッチン。

Huis Van Gijn, Dordrecht
モールド(型)を使った、典型的な19世紀のプディング。

Huis Van Gijn, Dordrecht
野菜達。

Huis Van Gijn, Dordrecht
作業テーブルの反対側の壁面には、ファイヤープレイス。
18世紀の建造当時から、このキッチンのレイアウトに、
ほとんど変更はないのだそう。

Huis Van Gijn, Dordrecht
ただ、18世紀にはオープン・ファイヤープレイスだったのだろうけれど、
この当時最新式の、鋳鉄のオーヴンが19世紀に導入されている。
調理全般に使われるのみならず、ボイラーとしても機能していて、
お湯をいつでも供給できるようになっているので、
24時間火は入れたまま保たれていた。

Huis Van Gijn, Dordrecht
そして、その上部のコンロ部分で、加熱調理する。

Huis Van Gijn, Dordrecht
キッチンの奥に設置された食器棚。
こことはまた別に、後出の食器収納室が設けられていたので、
ここのものは日常使いだったのかな・・・と想像する。

Huis Van Gijn, Dordrecht
洗い場はキッチンに繋がる小さな部屋に位置している。

Huis Van Gijn, Dordrecht
キッチンの横の階段下に設けられたpantry(パントリー=食品保管庫)。
現代のように、季節関係なく野菜が、
世界中からスーパーに並ぶ時代ではないので、
旬のものを、ピクルスやジャムなどの保存食にしておいた。
冷涼なヨーロッパでは卵も、常温保存。
冷蔵庫に入れるようになったのは、20世紀の後半じゃないかな?

Huis Van Gijn, Dordrecht
キッチンとは別に設けられた食器収納室。
ここの食器はのは、キッチンに収められている
デルフト系(多分?)の食器と違って、
マイセン系(これも多分?)のボーンチャイナのフル・サービング・セット。
なので、これはヘイン氏が頻繁に催していたといわれる、
晩餐会など、来客用のものだったのかな・・・と、これまた想像する。

Huis Van Gijn, Dordrecht
小物のアレンジが、とても絵になる。

Huis Van Gijn, Dordrecht
カトラリーやら、ガラス器。

Huis Van Gijn, Dordrecht
キッチンなどのバックステージばかり見ていたけれど、
これがメインのダイニングルーム。
現状で8人、テーブルを延長しても、12人ぐらいが座れる部屋なので、
富裕階級のダイニングルームにしては、比較的こじんまりしている。
もしかしたら、ここは家族的なダイニングルームで、
正式の晩餐会には、次回登場する「ホール」が使われたのかもしれない。

Huis Van Gijn, Dordrecht
1886年の改装時に、再設計されたこの部屋は、
ウッドパネリングの上部に、壁画と、天井画が施されている。
Constantijn Muysken設計の、ダッチ・ルネサンス・リヴァイヴァル様式。

Huis Van Gijn, Dordrecht
廊下の反対側は、コンサバトリーにつながっている。
このコンサバトリーというのも、
19世紀にボイラーからの暖房が普及するようになって、
冬の間に「屋外感覚」を楽しむために、設計されるようになった。
また、内部の部屋への、冬場の寒気に対する
インシュレーションとしても、機能している。

Huis Van Gijn, Dordrecht
奥に見えている、真っ赤なインテリアは、
奥様の応接室。

Huis Van Gijn, Dordrecht
その「赤のサロン」。
この部屋も、隣のダイニングルームと同様にMuyskenのデザイン。

Huis Van Gijn, Dordrecht
ダイニングルームと繋がってはいるものの、
引き扉で、別の部屋に仕切られるように設計されている。

Huis Van Gijn, Dordrecht
ダイニングルームを挟んで、「赤のサロン」の反対側に位置する、
リヴィングルーム。
家族や近しい友人とくつろぐための部屋で、
ピアノを楽しんだり、ゲームや朗読で、時を過ごした。

Huis Van Gijn, Dordrecht
その、リヴィングルームの暖炉。

次回も引き続き、ファン・ヘイン博物館より。



Huis Van Gijn(ファン・ヘイン博物館)

Nieuwe Haven 29-30, 3311 AP Dordrecht, Netherlands

開館情報などは英文で<このページ>に。

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Plantin-Moretus Museum Revisited(プランタン・モレトゥス博物館再訪)-2-

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再び、標本箱はアントワープのPlantin-Moretus Museum(プランタン・モレトゥス博物館)に戻って、昨年秋のリニューアル・オープンした部屋のイメージを。


Museum Plantin Moretus, Antwerp
前々回の最後の、印字を作る鋳造室の下にあたる部屋。
鋳造室は、最上階の3階にあたる部分に作られているので、
この部屋は建物の2階にあたる部分。
17世紀にこの印刷所で制作された本が、展示されている。

Museum Plantin Moretus, Antwerp
間仕切りに使われている、ステンドグラス。

Museum Plantin Moretus, Antwerp
プランタン・モレトゥスの紋章というか、トレードマークのコンパス。
モットーは、「勤労と継続」。
いや、まったく、ごもっとも・・・。

Museum Plantin Moretus, Antwerp
同じ一角にある、寝室。
ものすごく暗く保たれている。
部屋の大半は、壁がギルト・レザー張りで、
多分その保存ためと思われるけど、どの部屋もとことん暗い。
手持ちローライト撮影が得意の私でも、かなり手こずる・・・。

Museum Plantin Moretus, Antwerp
部屋割りが入り組んでいて、その上、
フロアレベルも一定していなくて、ちょっと迷路っぽい。
これは、元々別に建てられた建物を買い足して、
中を繋いで行ったからなんだと思う。

Museum Plantin Moretus, Antwerp
地理学の部屋と呼ばれている一角には、
地図を中心に展示されている。
椅子に座って、ゆっくりファクシミリ本を、
手にとって見ることができる。

Museum Plantin Moretus, Antwerp
この一角に展示されている、
17世紀アントワープ港のプリント。<大きいサイズで
アントワープは、シュヘルト川に面した港町として繁栄していたのだった。

Museum Plantin Moretus, Antwerp
15世紀の世界地図。これは「コピー」なのかな?
類似の15世紀世界地図の、別ヴァージョンをよく目にする。

Museum Plantin Moretus, Antwerp
その先にある応接室。
この部屋は、17世紀の部屋に、
調度品は18世紀のものが集められている。

Museum Plantin Moretus, Antwerp
ガラスドームに収められて展示されている、18世紀のティーセット。
展示方法がナイス^^。

Museum Plantin Moretus, Antwerp
どの部屋で撮ったかわからなくなったけれど、
暖炉のデルフトタイル達。

Museum Plantin Moretus, Antwerp
前回来たときも、ここもさんざん撮った。
それでもまだ撮る、図書室。

Museum Plantin Moretus, Antwerp


Museum Plantin Moretus, Antwerp
途中の階段。ドアも渋いっ。
窓の外に見えているのはコートヤード。

Museum Plantin Moretus, Antwerp
その、コートヤード。

Museum Plantin Moretus, Antwerp
この回廊の部分がとても好き。
重いカーテンの奥は展示室の一つから繋がるドア。
ドアを開けても、日光や外気が直接部屋の中に入らないように、
遮断するためのもの。

Museum Plantin Moretus, Antwerp
最後にもう少し、コートヤード側からのアングルで。



Plantin-Moretus Museum
(プランタン・モレトゥス博物館)

Vrijdagmarkt 22-23, 2000 Antwerpen, Belgium

開館情報など英文で<このページ

Map:




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Plantin-Moretus Museum Revisited(プランタン・モレトゥス博物館再訪)-1-

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今回は、メヘレン滞在中に訪れたPlantin-Moretus Museum(プランタン・モレトゥス博物館)のイメージを。

ここは16世紀に遡る書籍印刷製作所と、そのオーナーの家が保存公開されている、ユネスコ・ヘリテージにも登録された博物館。
昨年の同時期に訪れた時は、全面改装で閉館する少し前で、すでに幾つかの部屋が改装のため閉められていた。
それでも写真を撮りまくって、標本箱にも3箱のエントリーがある。(<このページ>から3エントリー。)
昨年の秋に全館改装が完成して、再オープン。 そのいくつか見逃した部屋を見るために、再びやってきたのだった。


Museum Plantin Moretus, Antwerp
この部屋が、見てみたかった部屋で、書店だったエリア。
ここで印刷された本が、販売されていた。
手前のカウンター上に見えるのは、木製の製本プレス機。

Museum Plantin Moretus, Antwerp
通りに面したドアから入って、書棚と、カウンター。

Museum Plantin Moretus, Antwerp
右のケースの中に収められているのは、秤。
これで、支払金を量ったものかと思う。

Museum Plantin Moretus, Antwerp
書店を見守る聖母子。

Museum Plantin Moretus, Antwerp
書店エリアに隣接する応接室。

Museum Plantin Moretus, Antwerp
想像だけれど、上顧客はこの部屋に招かれて、
本を吟味したのではないかと。

Museum Plantin Moretus, Antwerp
去年も散々撮った部屋だけど、
古色蒼然の印刷機が好きすぎて、また撮ってしまう。

Museum Plantin Moretus, Antwerp


Museum Plantin Moretus, Antwerp
印字を組み上げて、印刷できる段階になったもの。


その組み上げるプロセス。


印刷台にセッティングするプロセス。


実際の印刷のプロセス。

Museum Plantin Moretus, Antwerp
文字がエレガント。

Museum Plantin Moretus, Antwerp
上階の部屋に移動して・・・、
この部屋は、その写植印字の制作室。

Museum Plantin Moretus, Antwerp
金属加工の作業台。
ここで、印字の原型も作られる。

Museum Plantin Moretus, Antwerp
原型から、反転型が作られて、

Museum Plantin Moretus, Antwerp
ここで、反転型から、合金で印字が作られていく。

Museum Plantin Moretus, Antwerp
合金を作る炉。


原型を作るプロセス。


そして、反転型を作り、


反転型から、印字を作るプロセス。



次回もまた、続きますよ。



Plantin-Moretus Museum
(プランタン・モレトゥス博物館)

Vrijdagmarkt 22-23, 2000 Antwerpen, Belgium

開館情報など英文で<このページ

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The Potteries Museum & Art Gallery, Hanley(陶磁器博物館、ハンレィ)-2-

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今回も、The Potteries Museum & Art Gallery(陶磁器博物館)のイメージを引き続き。


The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
この博物館の見ものの一つ、
テンコモリのcow cream jugs(カウ・クリーム・ジャグ)
The Keiller Collection(ケーラー・コレクション)と呼ばれていて、
18世紀後半~19世紀初期にかけての、
牛の形のクリーム・ジャグ。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
30年以上かけて、Kingston Hill (キングストン・ヒル←ウチからさほど遠くない)の、
ケーラー夫人がコレクションしたもので、総数667個。
1962年にこの博物館に寄贈された。
寄贈の際の条件で、総数の3分の2以上が常設展示されている。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
ムラムラ・ブツブツのパターンは、
スポンジのテクスチャーを生かして、絵付けされたもの。
それにしても・・・英人のコレクター魂の典型とでも言うか・・・。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
その隣に展示されているコレクションは、
The Davies Collection (デイヴィス・コレクション)と呼ばれるもので、
一見、ただの大きなパイントジャグ。
上の段のマグには
「中に何を見ても、投げ出して壊さないでね」的な、
一文が書かれている。
で、中に何を見るのかというと・・・、

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
カエル・・・。
このコレクションはMarjorie M Davies(マージョリー・M・ディヴィス)が、
1987年に寄贈したもので、
18世紀後半~20世紀後半に至るまでの、
300個のfrog mugs(フロッグ・マグ)。
ジョーク・グッズとして流行した18世紀後半頃のビールは、
にごり酒だったため、最初は見えなくて、
ビールがなくなるに従ってカエル君が姿を現すというもの。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
カップはステキなのに、カエル君はちょっとねぇ・・・(笑)。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
Wedgwood(ウエッジウッド)の18世紀後半に建造された、
工場複合体Etruria(エトルーリア)のロクロ室の復元。
アシスタントが人力で、ロクロを回転させていた様子。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
そのウエッジウッド・・・かな?
ネオ・クラシックなフォルムと、
アゲート風のテクスチャーがよく合っている。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
18世紀のスタッフォードシャー製のティーポット達。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
黒い輪郭線のものは、黒プリントを施したあとから、
カラーを、エナメルで上絵付けされている。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
ディスプレイ室は、まだまだ続く。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent


The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
このあたりから、Pearlware figure(パールウェア・フィギュア)、
一般的にスタッフォードシャー・フィギュアと呼ばれる、
装飾彫像の展示がはじまる。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
ヴィクトリア女王とアルバート公・・・のつもり(笑)。
ヴィクトリア時代はイギリスの中産階級が爆発的に増加した時代。
国威政策もあって、またセンチメンタルな趣味もあって、
そしてまたニュースの一般普及ということもあっての、
ヒーロー・ブーム。
そして、小金持ち小市民が部屋を飾ることに目覚めた時代。
ここにスタッフォードシャー・フィギュアの需要が成り立つ。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
19世紀アングロ・アフガン戦の「英雄」Sir Robert Saleと、
その妻Lady Forentia Sale。
Sir Robertのインド・アフガン従軍に随行して、
子供を産み育て、かつ、捕虜になりつつも、
英人捕虜達のリーダーとなって戦った・・・とかいう、
怖いもの知らずの英人女性の典型。
当時のヒーローだったそうで、
このペアのフィギュアのヴァリエーションが、
色々と作られていて、
今でもアンティーク・マーケットで見かけることがある。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
シェイクスピアの「プリンス・ハル」こと、ヘンリー5世やら、
ウィリアム・テルやら、像のジャンボやら・・・、
ヒーローやニュース性があれば、
(つまり、市場性があれば・・・)何でも作られたよう。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
いかにもヘタウマ系のネプチューンやら、ヴィーナスやら、
後ろの象さんのファサードは、
18世紀後半のPolito's Menagerie(ポリトの巡回動物園)のエントランス。
もっと大きくてわかりやすい例が<これ>。
その前の一群は、Teetotalism(禁酒運動)を描いたもの。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
タッチが素朴で、でも、どことなくチャーミングなのが、
スタッフォードシャー・フィギュアの魅力。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
なんだけど・・・ここまでくると、
もうピカソ作かと思うよ・・・(笑)。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
フィギュアものに続いて、Toby Jug(トビー・ジャグ)。
これも、なかなかコアなコレクターズ・アイテム・・・、
といえども、個人的には、
いくらおっさん趣味とはいえ、これはちょっと
アグリーなのでパスです(笑)。

最後に展示を見終わった後、
ここに併設のカフェでお茶。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
このストークのエリアでは、
「オート・ケーキ」というのが、有名らしい。
普通「Oatcakes」といえば、オートのビスケットのことをそう呼ぶけれど、
このあたりのは、オートでできたクレープのようなもの。
中にチーズやトマトを入れて焼いて、サーヴされる。
もっちりめのガレット・・・という感じで、なかなか美味しかったですよ。



The Potteries Museum & Art Gallery
(陶磁器博物館)

Bethesda St, Stoke-on-Trent ST1 3DW

開館:月~土:10am – 5pm、日:11am – 4pm
入場無料

地図:






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The Potteries Museum & Art Gallery, Hanley(陶磁器博物館、ハンレィ)-1-

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前回「一泊して2ヶ所新しい所にも見学に訪れた」と書いていたうちのもう一つは、この、Hanley(ハンレィ)の町にあるThe Potteries Museum & Art Gallery(陶磁器博物館)。 この地域のポッタリーズ(陶磁器地区)は、Stoke-on-Trent(ストーク・オン・トレント)が、鉄道窓口の町になっていて、実際に一番大きな繁華街は、Hanley(ハンレィ)の町の方。その町の中に、この博物館は位置している。
ストーク・オン・トレントの町からは、バスの便が出ているほか、タクシーでも10分 £10程度。
余談だけれど、車で来ていない私達は、点在する窯元やミュージアムを回るのに、たいていタクシーを使っていた。 見学し終わったら、レセプションで「タクシー呼びたいんだけど。」と言うと、いつでも使う会社があるようで、親切なことに、どこでもすぐ電話して呼んでくれる。ロンドンと比べると、タクシー代も安いので(地方では黒いロンドン・キャブではなくて、ミニキャブがタクシーなので、価格もミニキャブ値段)、車がなくても便利だった。

話を陶磁器博物館に戻して・・・、


The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
博物館の入口。
ファサードのモチーフも、素材も陶磁器。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
エントランスに近い最初の展示エリアには、
アングロ・サクソンの展示。
2009年にこのスタッフォードシャーの、
フィールドから発掘された、一大お宝、
Staffordshire Hoard(スタッフォードシャー・ホード)」
の展示のために、設置されたセクション。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
金銀、ガーネットの7-8世紀の宝飾品が、
3500アイテム以上発掘されて、大ニュースになった。
大英博物館で展示されたのを見に行ったことがあるけれど、
現在はバーミンガム博物館と、
ここで展示されているのだそう。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
スタッフォードシャー・ホード以上にここの「ウリ」は陶磁器。
多分、UKでV&Aの次に収蔵展示量が多いのじゃないかと思う。
これは、スリップ・ウェアの展示ケース。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
スリップ・ウェアのテクスチャーが好きなので、
ついつい力を入れて撮っている。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
こちらは、Salt-Glaze(ソルト・グレイズ=塩釉)じゃないかな。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
あ、このキャビネットは・・・、

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
イングリッシュ・デルフト^^。
またいつか「モドキ・デルフト」のネタに使えるのではないかと・・・、

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
クローズアップ撮影。
よく似たのがV&Aにあって、
「モドキ」のネタに使わせてもらった。
(その時の話は<このページ>に。)

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
Pおじさんと、プシャーにしてみようか(笑)。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
このあたりも、イングリッシュ・デルフト。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
これはコンチネントのデルフト。
こんな筆のタッチが真似できると面白いんだけど・・・。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
これもカーディナル(枢機卿)の紋章なので、
コンチネントのもの。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
これまた、自分に趣味のものでAgate earthenware
(アゲート焼き?かな?日本語でどう呼ばれているのか不明)
釉薬で、マーブル状になっている。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
これなんかウチで使いたい・・・(笑)。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
このタイプの現代のフランスのカントリー・ウェアを、
買って帰ったことがある。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
この辺はヴィクトリアンなので、ちょっとフォルムのデザインが、
ごちゃごちゃしている。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
V&Aにも随分Agate earthenwareの収蔵があるけれど、
それ以外ではあまり見たことがないので、
やはり、ここの博物館の収蔵の充実ぶりが感じられる。

次回もまた、この博物館のイメージを。



The Potteries Museum & Art Gallery
(陶磁器博物館)

Bethesda St, Stoke-on-Trent ST1 3DW

開館:月~土:10am – 5pm、日:11am – 4pm
入場無料

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