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Palazzo Fortuny, Venice(パラッツォ・フォルチュニ、ヴェニス)-3-

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ヴェニスのPalazzo Fortuny(パラッツォ・フォルチュニ)から、引き続き今回が最終回。


Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
前回最後に写真を載せたバルコニーからの眺め。
壁を覆う藤は、とても素敵なのだけれど、
家や庭を所有・管理する側の立場でみると、
建物痛みそうで、ちょっと怖い(笑)。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
ゴシック窓を横目に階段を上がる。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
メインの常設展示の上階
(日本でいうところの3階)は、
企画展(あるいは、ヴィエンナーレ関連の展示)
に使われていて、壁自体は修復途中の様子。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
この一角に展示されている、
建築ミニチュア模型がよくできている。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
この、コラムの林立するデザインの濃厚さに感嘆。

これは、18世紀初期の建築家Gerolamo Frigimelica Robertiが、
ヴェニスから20km弱、本土内陸に入った、
StraにあるVilla Pisani(ピサニ宮)建造ために
描いたプレゼンテーションを基にしてつくられたもの。
残念ながら、このデザインは複雑すぎて採用されず、
もっとシンプルでネオクラシカルなスタイルが採用された。
これは確かに、16-17世紀ルネッサンス-バロックを受け継ぐ
とても「ヴェネチア」的な様式だと思う。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
建物の裏面、つまり、庭園に面した側のファサード。
遠い目をして、現実の建造物を夢見たりする(笑)。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
展示室の壁の修復の様子。
多分・・・想像だけれど、下のフレスコ壁画は、
15世紀 Pesaro家が、ここを建造した時のオリジナル。
17-18世紀頃にその上を、スタッコで塗り込めて、
当時のスタイルの装飾を施した。
プツプツ穴が開けられているのは、
その上塗りスタッコを保持するための「荒らし」の工程かと。
それを現在、もう一度オリジナル・フレスコに
修復していく過程だと思う。
あ~、気の遠くなるような作業・・・。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
このフロアにも、一部フォルチュニの
テキスタイル・デザインの原画が展示されている。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2


Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
このフロアには、フォルチュニの
書斎、というか資料室が設けられている。
ここは開放公開されてはいないけれど、
ガラス越しに覗き込む。
棚に収められた大判の書籍は、
きっとテキスタイル関連の資料に違いない。
どんな画材を使ってたのだろうか・・・とか、
興味が尽きなくて、マジマジ覗き込む。

このフロアから、もう一度階段を上がって、
最上階の展示室へ。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
ここは、ひとつづきの大きな、
屋根裏スタジオになっていて、
入ってすぐのエリアはワークショップや、
資料を閲覧できるエリア。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
その先には、フォルチュニの、
テキスタイルに関する展示がまとめられている。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2


Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
フォルチュニの時代も、このフロアは、
実際にファブリックのプリント・スタジオだったのだそう。
この建物はアトリエ/ワークショップ/ショールーム/サロン
として使われていたので、
いわゆる「お屋敷ミュージアム」と違って、
ベッドルームなど生活の部屋がある
(公開されている)わけではない。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
部屋の端にある(登れない)螺旋階段で、
この上に屋根にアクセスできる
本当の「屋根裏」があることがわかる。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
このフロアは、窓からの眺めも素晴らしい。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
原画とブロックプリント。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
さまざまなブロックプリント。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
ドレスのパターンと、
プリント位置を指定したデザイン画。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
なんだか、とてもたまらなく
ビザンティンなのだけれど(笑)。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
このデザインも、まんまビザンティン‼

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
ウチもカーテンこんなのにしたかったけれど、
さすがにブロックプリントにまで
手を出すことはできず・・・(笑)。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
濃厚な展示の後は、
ショップで現在も生産されている
フォルチュニ・プロダクツが販売されている。
いや・・・お値段も素晴らしくて、見ていただけでしたが(笑)。

2019年のヴェニスシリーズ、次回も続きます。





Palazzo Fortuny(パラッツォ・フォルチュニ)

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Palazzo Fortuny, Venice(パラッツォ・フォルチュニ、ヴェニス)-2-

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ヴェニスのPalazzo Fortuny(パラッツォ・フォルチュニ)から引き続き今回も。


Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
最初に入った、広いホールの展示室、
その奥にも明るい光の差す展示室がある。
(ほとんど見逃しそうになった。)

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
この一連の部屋は、
マリアノ・フォルチュニのアトリエという形で、
ステージ・デザインに関連した展示が続く。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
ステージデザインの枠を超えて、
壁画・天井画のレベルがこなせるんだと納得。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2


Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2


Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2


Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2


Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
画材の備品を収納する移動型のシェルフ。
とても使い勝手よくデザインされている。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
これはコロセアム型のシアターの模型。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
そこに天幕と舞台照明をインストールするための
デザイン模型ということのよう。
舞台照明も数々デザインしていたそうで、
美的センス、デッサン力のみならず、
科学的能力も兼ね備えていた。
そこが「ダ・ヴィンチ」になぞらえられるのだろうな。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
他にもいろいろな、ステージデザインの模型が
展示されている。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
このミニチュア模型では、ステージのライティングで、
同じ背景の時間を変えるシステムを見せている。
現代だと、普通に使われているテクニークだけれど、
彼がその開発者だったのだろう。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
科学脳の持ち主は、当時のハイテクにも敏感。
写真家でもあり、カメラも色々コレクションしていた。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
ここでもう一度、広いホールの展示室に出てきて、
その先の展示の部屋へ。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
「デルフォス」ドレスを始めとする、
ファッション/ドレスの展示はこの部屋に。
「デルフォス」ドレスはイッセイ・ミヤケの
プリーツ・シリーズの先駆者だったのか・・・(笑)。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
絵画やインテリアと合わせて、
そのドレスが息づいていた空間を感じさせる展示。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2


Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2


Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2


Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
隣の小さな部屋にも、ドレスの展示は続く。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2


Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
このキャビネットの中には、
様々な資料が詰められている。
ジャポニズム(日本趣味)の時代でもあるので、
日本の織物もコレクションされている。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
暗くて濃厚な展示室から、
一度爽やかなバルコニーに出て、一息つく。

この後、まだ上階にと展示は続きますよ。




Palazzo Fortuny(パラッツォ・フォルチュニ)

Map:















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Palazzo Fortuny, Venice(パラッツォ・フォルチュニ、ヴェニス)-1-

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7月6日から、一部EU圏の国やトルコからの、イギリス入(帰)国時の強制自主隔離が解除されるので、実質、この夏のフランス滞在が可能になった。
なので、速攻でユーロスターとフランス鉄道のチケットを取って、7月末から3週間、いつものノルマンディー、ペーターおじさんのところに滞在します。
今年はムリだろうと、なかば諦めていたので、とても嬉しい。
おじさん曰くに、「いっぱいすること(庭仕事のお手伝い)あるぞ。」だそうです(笑)。
トラベルWifiのレンタル価格が、年々上がるのにたまげるけれど、やむなくオーダーして、この子がちゃんとアネックスでも機能してくれれば、ル・シャトー、アネックスから更新もあり。とはいうものの、田舎でデータシグナル自体が弱くて、とりわけ近年苦戦中なので、あまり期待はできないのだった・・・。

さて標本箱は、ついに昨年の9月末~10月頭に滞在していた、ヴェニスのシリーズに突入します。
今回はまず、Palazzo Fortuny(パラッツォ・フォルチュニ)のイメージを。

ここは19世紀末~20世紀初頭にかけての、スペイン出身の舞台美術家、画家、写真家、テキスタイル/ファッション・デザイナーだったMariano Fortuny(マリアノ・フォルチュニ)の屋敷兼スタジオが、現在はミュージアムとして公開されているもの。
後で知ったのだけれど、同じ頃、昨年(2019)の7月~10月にかけて、東京の三菱一号館美術館で「マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展」が開催されていたのだとか。
てんこもり収蔵物のある印象のここのミュージアムは、濃厚に「密」な展示だったので、巡回展貸し出しをしていることに、全く気づかなかったぐらいだった。


Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
まずはその正面入口。
最寄りのVaporetto(水上バス)停は、
Sant' Angelo(サンタンジェロ)で、1番の水上バスが停まる。
そこからヴェニスらしい狭い道を抜けて、
3分ほど歩くと、この正面入口に着く。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
グランドフロアでは、企画展なのだか、
この年が開催年だったビエンナーレの一環なのか、
コンテンポラリーの平面作品が展示されていた。
こういうのは、あんまり興味ないので、
適当にはしょって、順路を先に進む。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
通路の先に中庭が。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
いかにもヴェニス、バルコニーのある、
古風な中庭、そして、たっぷりギャザーがとられた、
オーニング(日よけ布)・・・で、
とてもテンションが上がる。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
イス・テーブルが置かれて、
軽く休憩できるコーナーになっているけれど、
カフェがある・・・という規模のものではない。

メインの常設展示はこのバルコニーのある
上階から始まるのだけれど、
この中庭の階段からは上がれなくて、
もう一度建物に戻って、その中の階段を上がる。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
展示室の最初が、このがっつんとやられる濃厚さ。
壁を覆うブロケードの布帛、コスチューム、絵画、彫刻・・・、
重なり合う深い色味、質感、重厚感・・・。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
この美意識の根底にあるのは、ビザンティンで、
ヴェニス自体の美意識の根底に受け継がれていたのも、
ビザンティンなんだと、このエントランスで直感的に理解った。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
そして、ビザンティンはというと現在のイスタンブールが中心、
つまりヨーロッパ文明を築き上げていく西と、
ペルシャ、エジプト、インドから中国文明に繋がる東と、
その中間に位置していた。
その時空邂逅的な、
エキゾティックでいて、既視感のあるスタイル、
それがそのまま、
ここののヴィジョンに繋がっている。
これらのコレクションは、スペインの著名な画家だった、
父のMarià Fortunyが北アフリカ滞在時に
コレクションしたものが、受け継がれているのだそう。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
これによく似たローブを自分で作って、
部屋着にしていたことがある(笑)。
ビザンティンなんだか、トルコなんだか、インドなんだか
18世紀ヨーロッパの男性の部屋ガウンなんだか・・・、
というスタイル。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
壁には小さな絵画が展示されていて、

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
そのモチーフは、ヴェニス風景のの断片。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
縦長に切り取られた構図は、
こんな風に写真を撮りたいんだ・・・と、
いつも感じている構図そのもの。
(いやもちろん、こんな風にささっと
スケッチできるなら、もっといいんだけど。)

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2


Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2


Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
他にもスケッチ風の、少作品が色々。
これは確かお父さんの方の作品。
以下も同様。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
早描きが見て取れる、
絵画のタッチもとても自分好み。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2


Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
マリアノ・フォルチュニのデザインしたランプシェード。
現在でもフォルチュニ・ブランドで販売されている。
(いや、お値段も素晴らしいものだった・・・。)

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
隣の部屋に展示されている大型の絵画は、
マリアノ・フォルチュニのもので、
ワーグナーのオペラ・シリーズ「ニーベルングの指環」
を描いたもの。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2


Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
お父さんとはまた違った「ステージ的」な幻想感が漂う。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
そしてまた、コスチュームのコレクション。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
その後、もう一度最初に入った、
広いホールの展示室に出る。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
これは、お父さんの方の作品。
ロココ様式から展開したといわれているけれど、
19世紀のオリエンタリズムにスポット・オン。
同時代のGustave Moreau(ギュスターヴ・モロー
にも通じるものがある。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
このタッチは、(多分)マリアノの方。
以下も同様。

Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2


Fortuny Museum - Venice trip - Sept 2019- Day2
bullseye glass(ブルズアイ・ガラス)の窓の前の、
ステージのミニチュア模型。


次回も続きますよ。




Palazzo Fortuny(パラッツォ・フォルチュニ)

Map:








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Villa Kerylos, near Nice -4- (ヴィラ・ケリロス、ニース近郊 -4-)

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連日ピーカンの夏日続きのロンドン。
冬以来ずっと、例年より温暖な気温が続いていることもあり、普通なら6月からのグラス・ポロン(芝花粉)花粉症が、10日以上早くシーズン開始で、鼻水垂らしながら、でも元気です。
自分の体質には、コロナより花粉症の方が確実にキツイ・・・。

さて、今回もニース近郊のグリーク’リヴァイヴァル・スタイルのヴィラ、Villa Kerylos(ヴィラ・ケリロス)から、最終回は上階のイメージを。


Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
階段を上がった上階のランディング。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
これは真正のギリシャ発掘品のエロス?かな?

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
コーナーに設えられたディスプレイスペース。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
順路の最初の部屋は、奥方のベッドルーム。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
夏の別荘だったそうなので、涼しくて過ごしやすいことが、
ギリシャ・スタイルにも相通じて、重要だったのだろうけれど、
このベッドは、あまり寝心地がよさそうではないな・・・、
というのが第一印象。腰が痛くなりそう(笑)。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
19世紀の上流の人々は、夫婦別寝室。
(ウチもそれにならって、別寝室・・・笑)
この部屋の隣に奥方のバスルームがあって、
その次に夫婦共同のドレッシング・ルーム、
その次は旦那様のバスルーム、
そして、一番奥に旦那様の寝室、
という様に一列につながっている。

手刺繍のタペストリーと、
ダークな色調の壁面のコントラストが美しい。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
窓辺のデスクの一角には、明るいトーンが使われていて、
ベッドのコーナーと分別されている。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
デイベッドが置かれて、昼間のコーナーということ。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
ドアなどのディティールに、
どこまでも気が配られている。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
奥方のバスルーム。
大理石のバスタブ。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
その上のフリーズ装飾。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
モザイクの美しい、天光付きのシャワーエリア。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
化粧台。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
下のダイニングのカトラリーまでデザインされていたけれど、
ここでは、化粧小物もギリシャ風にデザインされている。
この徹底ぶりに驚嘆・・・。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
その隣のドレッシングルーム。
というか、共同のリヴィングエリアという感じ。
ドレス用のワードローブは特に見当たらないし、
この部屋だけ奥行きが浅いので、
多分このドアの奥がウォークインの
ワードローブになっているんじゃないかな。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
床モザイクは、白鳥の引く車に乗った、
Aphrodite(アフロディーテ)かと。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
華麗な天井装飾。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
次に続くのが、旦那様のバスルーム。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
ここにはシャワーエリアはついていなくて、
奥のドア(この写真左に見切れている)の先には、
階段があって、前回の最後に出てきた
コレクション展示室につながっているはず。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
このバスルームから、
旦那様の寝室を覗いたところ。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
この寝室もやはり、ベッド硬そう
(自分が、フカフカベッド好きすぎるのかな・・・笑)。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer


Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
窓辺のディベッドが気持ちよさそう。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
反対側の窓にもディベッド。
この部屋は3方を窓に囲まれた、
このヴィラの中でも、多分一番明るく爽やかな部屋。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
壁のペイントと、手刺繍されたカーテンのディーティル。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
部屋の中をつなぐ通路と並行して、
部屋の外をつなぐ廊下。
スツールが前に置かれている最初のドアは、
下のコレクション室への階段に、
その向こうのスツールの置かれているドアは、
ドレッシングルームとの間の、
ウォークイン・ワードローブにつながっている・・・はず。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
反対から廊下を眺めたところ。
一番奥が、先程の旦那様の部屋。
手前左のキャビネットのドアの向こうは、
奥方のバスルームのシャワー配管に
アクセスできるようになっているはず。

インテリアは以上で、外のイメージを何枚か。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
ヴィラの一番眺めのいい、端の一角。
下階がコレクション室で、上階が旦那様のベッドルーム。
想像だけれど、テラスの棒状の屋根には、
布のオーニングが張られて、日よけとしたのだろう。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
エントランスに向かっての眺め。
狭い植え込みを挟んで、こことその下の海岸の間にも、
細長いテラスが続いている。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer


Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
その先端からの眺め。ギリシャ幻想^^。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
最後は、その下の海岸線。



Villa Kerylos(ヴィラ・ケリロス)

map:



次回はロンドンに戻って、ちょうど昨年の今頃、
東ロンドンの意外な自然を求めて散策していた時のイメージを。



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Villa Kerylos, near Nice -3- (ヴィラ・ケリロス、ニース近郊 -3-)

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ニース近郊のグリーク’リヴァイヴァル・スタイルのヴィラ、Villa Kerylos(ヴィラ・ケリロス)から、今回も引き続き。


Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
意外にミニマルなダイニングルームの次の部屋は、
多機能のリヴィングルーム的な部屋。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
色大理石をふんだんに使った、華やかさと、
広々としたスペース感から、
この部屋が来客時のダイニングルーム/応接室として
使用されていたのではないかと想像する。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
現在は嵌め込みガラス張りになっているフェンスも、
開放できるようになっていて、
エントランスから中庭を通って、
この部屋に繋がるようにできているのじゃないかな。
これは想像だけれど。
(ガイドブックレットを買ってきたのに、
仏語の上に・・・先月の断捨離で失くしてしまったようで・・・、
すべて憶測で書いてます・・・笑。)

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
このようなディティールも含めて、
このヴィラの中で、最も粧飾的な部屋であることは確か。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer


Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer


Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
普通なら暖炉が設置されるポジションだけれど、
夏の別荘だったというこのヴィラに
暖炉や煙突を見た記憶がない。
(最先端のヒーティングシステムは、
密やかにあったのかもしれないけれど。)
なので、これはデコラティヴなウォーターフィーチャーなのかも。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
いちだんと凝った天井とコーニスの装飾。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
床モザイクの中央には、
迷路とミノタウロスを倒す、
テーセウスの神話が描かれている。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
あまりにステキな部屋なので、
もう一度振り返ってみたところ。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
隣の部屋との間のスペースに、
プライベートな階段があって、
上階の寝室につながっている。
上階のイメージはまた次回に。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
まずはその隣の部屋へ。
ここは、コレクション展示室的な小部屋。
建物の角部屋にあたり、
2面に窓がとられていて、明るく清々しい。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer


Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer


Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
ニュートラルな色合いが、
落ち着いた静けさを感じさせる。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer


Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
どの部屋もだけれど、
ライティングのディティールが印象的なので、
クローズアップで。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
天井のディティール。
フリーズにディオニソスの銘があるので、
ディオニソスの間、とでも呼ばれていたのだろうか。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
部屋のカーテン・ハンギングのディティールが、
とてもユニークで面白い。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
そのカーテンと窓の隙間から覗くと、
まさしく、ギリシャを思わせる海岸風景。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
最後にもう一度、豪華なリヴィングルームを振り返って、
次回は、上階に移動します。




Villa Kerylos(ヴィラ・ケリロス)

map:







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Villa Kerylos, near Nice -2- (ヴィラ・ケリロス、ニース近郊 -2-)

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昨年の5月初頭に訪れた、ニース近郊のグリーク’リヴァイヴァル・スタイルのヴィラ、Villa Kerylos(ヴィラ・ケリロス)から、引き続き続編です。


Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
今回は、インテリア。
まずは、最初の部屋へ。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
まずこの部屋は、応接室。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
明るくて広々とした部屋。


Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
壁の装飾壁画が、いかにも世紀末の、
ウィーン分離派的な印象。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
壁画もだけれど、天井も凝っている。
そしてこのライティングに感嘆する。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
よくよく見ると、ディティールのすべて、
家具から、インテリア小物に至るまで、
すべてグリーク・リヴァイヴァルの様式で、
別注されていることに気づく。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
この最初の部屋からして・・・、一介の考古学者に、
この財力って・・・この財力って・・・?
と、思い始めたのだった(笑)。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer


Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
床のモザイク。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
この壺たちは、リヴァイヴァルではなく、
真正の出土品かと。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
コレクション・資料を展示するスペースが
巧みに組み込まれている。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer


Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer


Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
次の部屋、ダイニングルームとの間に、
廊下的な部屋があって、
上階への階段とつながっている。
多分その先にも、キッチン等の「舞台裏」が
あるのだろうけれど、そこは公開されてはいない。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
ダイニングの隣だからというわけではないだろうけど、
手を洗えるような、流水のスペース。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
意外にも小さなダイニングルーム。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
家族用というか、これは夫婦用といってもいいぐらい。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
ここはプライベートな夏の別荘だったそうだけれど、
来客やパーティーもあっただろうのに、
後で(次回)出てくる、広いリヴィングルームが、使われたのかな。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
この部屋の家具類は「禅」といってもいいぐらい、
ミニマリスティックなものなのだけれど、
壁面上部に施された壁画と、天井が華麗。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
ウィーン分離派とかクリムトを連想する。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
展示されていたカトラリーのセット。
これらも、グリーク・リヴァイヴァル・スタイルで
すべて統一されている。
細部へのこだわりに驚かされる。

次回も、華麗なインテリアが続きますよ。




Villa Kerylos(ヴィラ・ケリロス)

map:





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Villa Kerylos, near Nice -1- (ヴィラ・ケリロス、ニース近郊 -1-)

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今回からは、昨年4月末~5月初めに滞在していた南フランスニース近郊のお屋敷ミュージアム、Villa Kerylos(ヴィラ・ケリロス)のイメージを。

このヴィラは、20世紀初頭にフランスの考古学者Théodore Reinach(テオドール・レナー)と、その妻でユダヤ・ロシア系の石油財閥一族出身のFanny Kann(ファニー・カン)が、建築家Emmanuel Pontremoli(エマニュエル・ポンテルモリ)に発注して、ニースから4kmほど、東に離れた海岸に面して建てられたもので、エーゲ海のデロス島に紀元前2世紀に建てられた貴人の屋敷を模してデザインされている。
19世紀後半から20世紀初頭にかけての「XXリヴァイヴァル」の一環ともいえる。
ナチュラルでシンプルな古代ギリシャ様式の要素と、当時のヨーロッパのトレンド、ウィーン分離派的な、ゴージャスで華麗な要素とが巧みに統合された、他に例を見ない一見の価値のあるヴィラだった。


Beaulieu-sur-Mer, near Nice
ニースから鉄道で3駅東に出た
Beaulieu-sur-Mer(ボーリュー=シュル=メール)で降りると、
南仏特有の岩山が迫っている。
ここから鉄道高架をくぐって、
山とは反対側の海岸に向かって歩く。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
10分もしないうちに、ヴィラの入り口に着く。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
門から入って振り返ると、いかにも南仏な、
ハーバー風景が広がっている。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
その風景とは別次元な感じの表向きは、
モダーンなともいえる、シンプルな造りの建物が続く。
この建物はヴィジターセンターで、
ここで入場料を払うレセプションと、
小さなショップスペースになっている。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
その先がヴィラへの入り口。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
エントランスのドアは、
青銅と朱のコントラスト。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
南仏の日差しからドアを入ると、
エントランスがとても暗く感じるのだけれど、

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
目が慣れてくると、壁画や、

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
天井の凝った造りに、目がいく。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
この薄暗いエントランスホールの左の、
明るい部屋を覗くと、
大理石造りのバスルーム・・・かと思ったけれど、
これは装飾的な屋内プール。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
プールの床のモザイクは、
古代のヴィラからのリプロかと。
このエントランスの横にプール、
というのは、古代ギリシャでは応接室的な
役割を果たしていたのじゃないかな。
ローマのバスのように。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
このドーム天井モザイクは、すでにアールデコ的でもある。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
天井部分。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
その先からも光が漏れているのは、中庭。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
中央に中庭、中庭を取り囲んだ回廊があって、
それぞれの部屋が、そのまた周りを取り囲む構造。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer


Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
エントランスホールを振り返ったところ。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
壁画は考古学的に忠実というよりかは、
ギリシャの壺絵をイメージソースにして、
ウィーン分離派的、というか・・・
世紀末装飾絵画トレンドで咀嚼した結果という印象。
エレガントなスタイル。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer


Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer


Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer


Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
外観でもそうだけれど、ポイントに使われる
朱が、デザインを際立たせている。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer


Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
屋根やコーニスにも、ギリシャ的ディティールが、
ふんだんにあしらわれている。

Greek Villa Kérylos, Beaulieu-sur-Mer
あまりにも見るものが多くて、
なかなかインテリアにたどり着かない・・・(笑)。

次回はこの濃厚なインテリアを引き続き。




Villa Kerylos(ヴィラ・ケリロス)

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Villa Masséna Musée, Nice(ヴィラ・マッセナ博物館、ニース)-2-

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今回も南仏ニースのVilla Masséna Musée(ヴィラ・マッセナ博物館)のイメージの続編を。


Villa Masséna Musée, Nice
ここはなかなかエレガントな、ドローイングルーム
(に、なるのかな?)

Villa Masséna Musée, Nice


Villa Masséna Musée, Nice
五芒星型のテーブルの脚が、珍しいデザイン。

Villa Masséna Musée, Nice
壁面パネルの中央の、チャーミングな壁画。

Villa Masséna Musée, Nice
これはまた別の部屋だったと思うけれど、
グリィフィンを描いた典型的な、
ネオクラシカルの粧飾フリーズ。

Villa Masséna Musée, Nice
下の階は、部屋を当時のまま保存して公開している、
お屋敷ミュージアムの部分。
この階段を上がって、上階はシンプルな展示スペースに
修復されていて、ニースの街に関する歴史的資料を
保存展示する、地域博物館として使用されている。

Villa Masséna Musée, Nice
その階段の壁面には、
施主ヴィクトール・マッセナ夫妻とその一家が描かれている。

Villa Masséna Musée, Nice
ヒゲの紳士と、オウムの右に腰掛けているのが、
ご夫妻かと。
そのそばに並んで立つのは、2人のお嬢さんなのかな?
お屋敷は19世紀初頭の、
ネオクラシカル・・・な様式だけれど、
肖像画のコスチュームは建造当時そのままの、
19世紀末のスタイル。
「ヴェニスに死す」なんかと同じ時代ね。

Villa Masséna Musée, Nice
そのまた向かいの壁にも、
グループの肖像画壁画が。
全くウラのない想像なんだけれど、
この中心になっている女性二人は、
ハウスキーパー(メイド頭)と、
子どもたちの家庭教師(か、ナニ-)じゃないだろうか。
ベルトに下げている鍵の束と、
二人のコスチュームから推測するんだけれど、
全然外れているかもしれない(笑)。

Villa Masséna Musée, Nice
上階の展示室。

Villa Masséna Musée, Nice
19世紀の扇の展示。

Villa Masséna Musée, Nice
右の扇には、ローマのPiazza Colonna(コロンナ広場)と、
マルクス・アウレリウスの記念柱が描かれているので、
ローマのお土産だったのかと。

Villa Masséna Musée, Nice
右の、レースの扇の、
インレイされた白蝶貝の部分がとても凝っている。

Villa Masséna Musée, Nice
ターコイズカラーで「忘れな草」をモチーフにしたティアラ。

Villa Masséna Musée, Nice
とてもチャーミングな、エナメルのイヤリング。

Villa Masséna Musée, Nice
これもエナメル製。

Villa Masséna Musée, Nice
エナメル製のベルトバックル。
少しアールヌーヴォーな感じ。

Villa Masséna Musée, Nice
これはイタリア名産のマイクロモザイク。

Villa Masséna Musée, Nice
ジュエリーの後に並べたら、小さく見えるけれど、
実は巨大な(高さ1.5mぐらい)紋章のレリーフ。
ナポレオンの紋章にとても似ている・・・が、
詳細は不明。

Villa Masséna Musée, Nice
19世紀の様々なレーベル。
香水やら、右のブルーのものはオリーブオイル。
女性のコスチュームが印象的。

Villa Masséna Musée, Nice
コスチュームといえば、コスチュームの資料の展示も。
これは魚(イワシ?)の行商人かと。

Villa Masséna Musée, Nice
漁師。
巨大なコートの下には、フランス特有の、
Phrygian cap(フリジア帽)を被っている様子。

Villa Masséna Musée, Nice
これも行商の女性たち。
花、ツグミ(?)やうさぎ、
その右はアーティチョークだろうか、何だろう?

Villa Masséna Musée, Nice
最後に、一般的な市民のカップルのコスチューム。





Villa Masséna Musée
(ヴィラ・マッセナ博物館)


Map:








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Villa Masséna Musée, Nice(ヴィラ・マッセナ博物館、ニース)-1-

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標本箱は、昨年のちょうど同じ頃、5月の初めに訪れていたNice(ニース)に戻って、今回はVilla Masséna Musée(ヴィラ・マッセナ博物館)のイメージを。

ここも元お屋敷が現在博物館として公開されている、という点では、旧市街にあるパレ・ラスカリス博物館(標本箱エントリーは<このページ>から2回)と同じ。
対照的なのは、こちらは19世紀以降開発された、ニースの西側に新市街にあって、建物自体も1898年に建造されたもので、17~18世紀の様式を残すラスカリスとは、随分異なったもの。
1898年といえば、時代はもう世紀末なので、アール・ヌーヴォー的な雰囲気があってもよさそうなものなのだけれど、ここの施主にあたるリヴォリ公ヴィクトール・マッセナが、その10年前にカンヌに建造されたロスチャイルドの屋敷に感銘を受けて、それを踏襲したイタリアン・ネオ・クラシカルの様式で建築を依頼した。
なんというか・・・、成金の権威主義趣味・・・と感じるのは、私だけだろうか(笑)。



Villa Masséna Musée, Nice
ずばばーん、成金権威主義(笑)‼
これは海岸沿いの入口。
厳密に言うと、庭を挟んだ裏口ということになる。
ここから入ると、庭を回って・・・、

Villa Masséna Musée, Nice
正面入口へ。
正面ファサードは19世紀に建造された官公庁の印象。

Villa Masséna Musée, Nice
庭の途中に立つこの彫像は、
初代リヴォリ公André Masséna(アンドレ・マッセナ)。
海賊上がりの下品そうなおっさん(笑)で、
施主ヴィクトール・マッセナのおじいさん。
どうして(やっぱり?)革命後フランスの
政治家・軍人・貴族ってば、現代人が見ても、
えもいえず品のない人が多いのかねぇ。

Villa Masséna Musée, Nice
最初っからディスってばかりだけど、
お屋敷のインテリアは、さすがに、
官公庁舎よりはエレガント。

Villa Masséna Musée, Nice
エントランスホール。

Villa Masséna Musée, Nice


Villa Masséna Musée, Nice
床モザイクのセンターピースのメデューサ。
いかにもイタリアン・ネオクラシカル。

Villa Masséna Musée, Nice
明るいオランジェリーのような張り出し部分の付いた、
ボール/ダイニング・ルームは華麗で印象的。

Villa Masséna Musée, Nice


Villa Masséna Musée, Nice
繊細な装飾スタッコで飾られた壁面。

Villa Masséna Musée, Nice
黒大理石の暖炉。

Villa Masséna Musée, Nice
ネオクラシカル典型的な、
メタルレリーフの装飾が点在する。

Villa Masséna Musée, Nice
ドアの正面ヴュー。

Villa Masséna Musée, Nice
そのとなりの部屋は、図書室。

Villa Masséna Musée, Nice


Villa Masséna Musée, Nice
天井部分の装飾モチーフは鷲。

Villa Masséna Musée, Nice
次の部屋(多分メインの応接室)には、
施主のリヴォリ公夫妻の肖像画が。

Villa Masséna Musée, Nice
ナポレオンに従軍して
公爵に成り上がったおじいさんに心酔しているのか、
ネオ・クラシカル(ナポレオン様式でもある)のその上に、
同じ部屋に、ナポレオンの肖像画も。
19世紀末になんかこう・・・時代錯誤感あるけれども、
イタリア(サルディ-ニア王国)との間で、
揺れ動き続けた歴史から、
自らのアイデンティティをフランスとした場合、
ナポレオン崇拝になるのだろうか。
(ネオクラ建築様式は、もともとイタリア的でもあるのにね。)
ナポレオン嫌いなので、ついつい皮肉なことを
書いてしまう人がここに・・・(笑)。

Villa Masséna Musée, Nice
同じ応接室の一部。

Villa Masséna Musée, Nice
天井に繋がるコーニス部分の装飾画。
この、ちょっと可愛らしいタッチは、
19世紀末の手で描かれたものだなと感じる。

Villa Masséna Musée, Nice
ネオクラな彫像の付いたシャンデラブラ。

Villa Masséna Musée, Nice
と、いうところで、最後の部屋へ。

次回に続きます。



Villa Masséna Musée
(ヴィラ・マッセナ博物館)


Map:






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Musée du Palais Lascaris, Nice -2-(パレ・ラスカリス博物館、ニース -2-)

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ロックダウン3週経過して、あとまだ「少なくとも」3週ロックダウンは続く・・・ということだけ解っている、ロンドンです。
わが家は変わりなく元気(あと、2アイテムぐらいデリバリーを待って、改装終了!!)、ペーターおじさんも元気、少なくとも自分たちの周りには今のところ、幸いなことに大した変化も困難もなくて(送り出した海外配送品の一部が、ものすごく遅れているのが、唯一の気がかり)、世界中の大騒ぎぶりが、どことなくシュールに感じるほどの隠者ぶりを発揮中。
週に3回、庭の新しく建てた物置小屋(か、暑い日はその外で)オンライン・ズンバのクラスに参加、それのない日は、部屋でジムでやってたのを思い出しながら、ヨガとピラーティスの混じったようなものを、朝に1時間弱。
食品買い出しに近所のウェイトローズ(スーパーマーケット)に行くと、買い物客の距離を保つために入場制限があって、2m間隔を開けて、店の入口に向かって並ぶのだけれど、前後が空いているのがいいことに、そしてここの場合、日向で気持ちよく並んでいるのもあって、立ち式のヨガとストレッチを一通り済ます。
多分、すっごく「変な人」だと思うけれど、こんなことでもないと、気持ちよく日向でストレッチヨガをすることなんて、ありそうにないので、人目は問題外(笑)。
そんなこんなの、エクササイズを続けて健康を維持しております。ジムのプールとサウナ、ジャクージがちょっと恋しいかな・・・。

標本箱は前回に引き続いて、南仏ニースのMusée du Palais Lascaris(パレ・ラスカリス博物館)のイメージを。


Musée du Palais Lascaris, Nice
順路はその次に18世紀の様式で保存されている
濃ゆいベッドルームへ。

Musée du Palais Lascaris, Nice
この濃ゆいさ加減は、フランスというより、もはやイタリア。

Musée du Palais Lascaris, Nice
天井にも華麗なフレスコ画。

Musée du Palais Lascaris, Nice

Musée du Palais Lascaris, Nice
この天井画は、奥のベッドのある方の部屋のもの。
小太りなおっちゃんっぽいけれど、一応アポロンと、
「こんなおっちゃん嫌ですわ」と、月桂樹に変身するダフネ-

Musée du Palais Lascaris, Nice
手前の寝室付きのサロンの部分。

Musée du Palais Lascaris, Nice
向かいも装飾的な古い建物で、
狭い路地を挟んで、手が届きそうな距離。

Musée du Palais Lascaris, Nice
その次の部屋は、プロヴァンス的な黄色で彩られた、鏡の間。
ハープシコードが置かれている。

Musée du Palais Lascaris, Nice
スタッコレリーフで飾られた天井。

Musée du Palais Lascaris, Nice


Musée du Palais Lascaris, Nice
ドアの上の装飾絵画と、

Musée du Palais Lascaris, Nice
窓辺のカーテンのディティール。

Musée du Palais Lascaris, Nice
その隣の部屋。
この写真でわかるように、この屋敷のドアは、
下の丁番が上の丁番より、大きな角度で開くようになっている。
なので、開くとドアが斜めに持ち上がったようになる。
ドアストッパーで、ドアを開けた状態で保持しやすいから・・・
なのか、この構造の目的はよくわからない。

Musée du Palais Lascaris, Nice
窓辺のシャッター。

Musée du Palais Lascaris, Nice
ここからは様々な古楽器の展示室が続く。

Musée du Palais Lascaris, Nice

Musée du Palais Lascaris, Nice

Musée du Palais Lascaris, Nice
収蔵されている楽器の大半は、ピアノや、
ハープシコードを含めた、弦楽器。

Musée du Palais Lascaris, Nice
螺鈿装飾の美しいリュート。

Musée du Palais Lascaris, Nice
ルネッサンス期の縦型ピアノなのかな?

Musée du Palais Lascaris, Nice
最後のこの部屋は、チャペルだった部屋。
天井部分の粧飾が残されている。

Musée du Palais Lascaris, Nice
窓のない暗い部屋なのだけれど、トロンプルイユで、
窓があるように描かれている。

Musée du Palais Lascaris, Nice
天井画は運命や死を象徴するものかと。

Musée du Palais Lascaris, Nice
最後に、18世紀の祭壇装飾を。





Musée du Palais Lascaris
(パレ・ラスカリス博物館)


Map:


















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Musée du Palais Lascaris, Nice -1-(パレ・ラスカリス博物館、ニース -1-)- と、近況など。

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すっかり、ごぶさた標本箱でした。
フラットの改装もほぼ終わって、最後の仕上げでオーダーしている、ラグやファブリックがデリヴァリーされるのを待っているところ。いや本当に、このご時世に、郵便屋さんとデリバリー諸氏、そしてウチから出た大量の断捨離物を持っていってくれる、廃品回収諸氏には感謝感激。個人的には医療前線諸氏より、物流関連諸氏に助けてもらうこと多く(健康であってこその状態だけど)、親近感あって感謝倍増。
(国際郵便はフライト量が減少しているため、そしてイースター休暇も重なって、ヒースロー空港界隈のデポででフライト待ちがあるようで、かなり遅れている様子。日本からオーダーいただいた皆さん、もうしばらく待っていてくださいね~。)
改装の様子は、全て整ってからということで、今回はニースのお屋敷ミュージアムのイメージを。

その前に、今回のコロナ騒動の、現段階での個人的状況を記録として書き留めておくことに。
あんまりコロナ事情にフォーカス入れたくない方は、まるっとスルーしてくださいね。

どこでも誰でも、先の見えない状況に不安にかられていることと想像するのだけれど、自分は結構、運命主義者なので、自分も周りの者も、かかったらかかった時のこと、死にゆく運命ならそれもやむなし程度に考えているせいか、不安とかはほとんど感じない。
逆に、人間の生って儚いものだし、やりたいことで今できることを、思い残すことなくやりきってしまいたい衝動に駆られております。
ロックダウンの時間的・心理的余裕をチャンスに、普段できなかった身の回りの整理をすること、自分の周りの環境を快適に整えることに熱中していて、普段よりどちらかといえばハイパー気味。
ところが、実際のところ、自分はもしかすると症状の出ないサイレント・キャリアで、もう抗体ができているんでは・・・という可能性も多分にあり。
「自分や家族に、熱や乾いた咳が続いたら、セルフ・アイソレイト(自主隔離)すること」というUKのアドヴァイスに準じているのだけれど、乾いた咳や熱は出ないけれど、気管支~肺の入り口に「何か邪魔しているものがある(イガイガした感じ)」と感じ続けていた。(喉より鼻が弱いので、なにか問題がおきるとしたら鼻。気管支・肺に違和感を感じたのは、人生で初めて。)
自分はとりわけ心肺機能が丈夫なので、呼吸機能の1/10程度が邪魔されている程度で、なんら呼吸に支障はないし、咳も特に出さないでも平気(咳をしたい「感じ」はあるんだけれど)。ジョギングしたり、オンライン・クラス・ズンバも過激に踊っている(笑)。
熱も、最初のころに、ちょっとだるくてゾクゾクすると思って、熱を計ったら、平熱の36.8℃(平熱が高い)より0.6℃も低くて、36.2℃だったという・・・奇妙な事態。
で、まぁ、UKの自主隔離の基準には達していないし、部屋の大片付けのホコリを吸ったのかと思って、普通に日常生活を送っていたけれど、万一のために80歳越しの配偶者氏とは、いずれにせよ、お互い別室を寝室にする準備中だったので、それを早めて即、家庭内別居。タオルも別で、バス・キッチンを使う時間、食事も別々という様に注意はしておいた。
そうしたら、いわゆるコロナの症状と伝えられているように、7日~10日でその「イガイガ」はマシになって、その後は乾いた咳ではなくて、もう少し痰が絡んだようなウェットな咳を、これまた「したい感じがする」。(それでも咳したら後で手を洗うのが面倒なので、咳はしない・・・笑。)そんな状態が、症状的なるもの(?)を感知し始めてから4週間後の現在も、時たまおきる程度で、問題なく暮らしている。
もしコロナだとしたら、ジムの床でのエクササイズ(ピラーティス/ヨガ)のクラスでよく風邪をもらってくるので、ウィルスもほぼそれが感染源かと。
はたして、これがコロナだったのかどうかは、抗体テストが普及して、それをやってみないことにはわからない。
うちの配偶者氏も、なんともなくてとても元気。朝方時々咳をしているけれど、「これは普段から、朝に出る咳」と言い張っている。
うーん、意外とサイレント・キャリアって、年齢関係なく、肺・気管支が丈夫かどうかで起きているんじゃないかなぁ・・・というのが、現在の自分の個人的感想。
またもし、抗体検査が手に入るようになって(ウィルス保菌テストよりずっと簡単で、早期に量産可能という話)、やってみたら、結果をお知らせしますよ。
いや、なので、誰でもが保菌者である可能性があるので、お互いに距離感に気をつけましょうね、ということです。

*******


さて本題に移って・・・、

ニースの迷路のような旧市街にある、お屋敷ミュージアム Musée du Palais Lascaris(パレ・ラスカリス博物館)は、ビザンティン貴族の末裔のラスカリス家が、17世紀前半に建造、18世紀に改修された屋敷で、20世紀にニース市に買い取られ、現在は楽器の博物館として公開されている。
楽器のみならず、一部その歴史的インテリアが保持されていて、地味だけれど興味深い博物館。


Musée du Palais Lascaris, Nice
この狭い路地に面して建つお屋敷。
この東にある旧市街は18世紀まで、街の中心だったものの、
19世紀に入って、街の西側の地区がリゾート地として
繁栄し始めてからは、スラム街と化して、
20世紀に入ってから、再開発されてきたエリアなのだそう。

Musée du Palais Lascaris, Nice
エントランスを入ると、正面大階段とその奥に、
小さなコートヤードが。

Musée du Palais Lascaris, Nice
18世紀の様子。

Musée du Palais Lascaris, Nice
天井に描かれた双頭の鷲は、
ラスカリス家がローマ/ビザンティン帝国に
連なる由緒を誇示している。

Musée du Palais Lascaris, Nice
大階段は装飾的なフレスコ画で覆われている。

Musée du Palais Lascaris, Nice

Musée du Palais Lascaris, Nice
そしてアーコヴの彫刻達。

Musée du Palais Lascaris, Nice


Musée du Palais Lascaris, Nice


Musée du Palais Lascaris, Nice
この大階段は17世紀建造当初のものが残されているのでは・・・、
と、その手法・様式を見ていて感じる。

Musée du Palais Lascaris, Nice
順路最初の部屋は、タペストリーのかかる音楽室の設定。

Musée du Palais Lascaris, Nice
その奥にはこれまたタペストリーの部屋で、
ここは小さなコンサートホールとして、現在使用されている様子。

Musée du Palais Lascaris, Nice
ハープシコード(かな?)の蓋の裏のコラージュが印象的。

Musée du Palais Lascaris, Nice
ドアの上の粧飾画。
このあたりの内装は、18世紀の改装以降のもののよう。

Musée du Palais Lascaris, Nice
狭い路地に古い建物が建て込んでいる、窓からの眺め。

Musée du Palais Lascaris, Nice

Musée du Palais Lascaris, Nice
この部屋には・・・、

Musée du Palais Lascaris, Nice
縦型のピアノ(だと思う・・・?)。

Musée du Palais Lascaris, Nice
裏から見るとこんな風。

Musée du Palais Lascaris, Nice
どの部屋も天井のフレスコ画が華やか。


次回も、この博物館の続編です。




Musée du Palais Lascaris
(パレ・ラスカリス博物館)


Map:







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Musée d'Art et d'Histoire de Provence(プロヴァンス歴史美術博物館)-2-

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なんだか、日本はコロナヴァイルスで学校閉鎖だそうで、用意周到なのか、怖がりなのかなんとも言えませんが・・・。
ロンドンは、というか、西南ロンドン郊外のうちのあたりでは、日常何ら変わることなし。ウィルスの世界的感染をネタに、株価が暴落してるのが不愉快なぐらいで・・・(笑)。
個人的には、廃墟になっていた庭の物置小屋を建て替えることやら(この話もまたいつか)、部屋の改装計画の手始めに、どんどん使わないものの断捨離モードに入っていて、それで何かと忙しくなっている今日このごろ。
そろそろ、春物などをEtsyショップに、新しくリスティングする時期なんだけれど、ちょっと遅れ気味。

標本箱の方は、前回に引き続いてプロヴァンス歴史美術博物館からの続編を。


Musée d'Art et d'Histoire de Provence
セラミックの展示の部屋の奥にあったキャビネット。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
(Saint Anthony of Padua)聖パドヴァのアントニオのガラス絵(多分・・・)やら、
ガラスの聖水入れ。このあたりは、私の守備範囲^^。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
マリア母様も、ガラス絵かと。
ガラスの聖水入れが、ムラノやヴェネチアンの感じなんだけれど、
あのあたりから来ているものだろうか。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
センターはワックスのフィギュアに、装飾を施したものかと。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
私の好きなQuiling(クィリング)。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
聖アガサを飾るクィリング。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
「岩窟の聖母」的なるものを、ハンドメイドしたもののよう。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
その隣のキャビネットには、ガラスドームに収められた、
教会に奉納された装飾物かと。
色味がなんだか華やか。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
これはワックス製の聖母子が、
園芸用のベル・クロシェ(bell cloche)に収められているものかと。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
ふむ、こんな風にクロシェでボトルアートにするのもなかなかいいな。
(アイディア、アイディア・・・。)

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
見つけると、つい撮ってしまうエクス・ヴォトの聖心。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
考古学発掘をテーマにした部屋もあったけれど、
19世紀の考古学者のデスクの上的雰囲気の、
展示キャビネットが目に留まったぐらい。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
庭に面したこの部屋は、ここの屋敷の、
キッチンとして使われていたもの。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
暖炉とオーヴンが残されている。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
オーヴンは、19世紀の鋳物の当時最先端のもの
を、お屋敷ミュージアムではよく見かけるけれど、
そういうタイプではなくて、
18世紀建造当初からのものではないかと思う。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
その隣のセラミックの展示室から、
庭に出ることができる。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
庭自体はこじんまりしたものだけれど、
庭から見たファサードの方が、正面入口より壮大な感じ。
庭の一角に坂の下の車道になっている道への、
階段とゲートがあったので、この庭側が、
建造当時は正面だったはず。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
手前でこんもりしているのは、苔で覆われた噴水。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence

Musée d'Art et d'Histoire de Provence

Musée d'Art et d'Histoire de Provence

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
4月にもうナスタチウムが咲いている。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
お天気もよくて、庭は他のヴィジターもいなくて、
一人でゆっくりくつろいでいたのでした。




Musée d'Art et d'Histoire de Provence
(プロヴァンス歴史美術博物館)


Map:









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Musée d'Art et d'Histoire de Provence(プロヴァンス歴史美術博物館)-1-

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香水の町、Grasse(グラース)より、地域の歴史的美術工芸品を集めた博物館のイメージを。


Musée d'Art et d'Histoire de Provence
前々回に載せたMusée Provençal du Costume et du Bijou, Grasse
(プロヴァンス・コスチュームとジュエリー博物館)を出て、
ちょうどその裏にあたる下り坂のパッセージが
とてもフォトジェニックで目を引いた。
そのパッセージに博物館のサインが。
ひとしきり写真を撮ってから、
何の博物館なのか覗き込んでみた。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
グラース博物館-プロヴァンス歴史美術博物館ということで、
なんだか地味なポスター。
それでも、コスチューム、ジュエリーの方が、たいがい肩すかしで
時間も余っていたし、全く期待せずに見てみることにした。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
入ったらすぐにインテリアの展示。あ、こういうの好きです(笑)。
建物は18世紀に建造されたもので、
オーナーがフランス革命を逃れてイタリアに渡ったため、
未完成でなのだそう。
その後も香水工場の倉庫になったり、また住居になったりの
紆余曲折を経て、いろいろ改築も行われていたそうなので、
多少継ぎ接ぎな感じは否めない。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
この壁紙は18世紀のネオクラシカルのオリジナル・・・、
あるいは19世紀に入ってからのものかも。
鮮やかな色使いは、南仏ゆえに・・・なのかな?

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
窓辺の日差しが眩しい。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
家具はもともとここにあったものというよりは、
いろいろなコレクターから、
寄贈を受けて構成されたもののよう。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
ベッドルーム的ディスプレイの中に、
チェンバーポット椅子(右)と、ビデ椅子(左)。
暑い地域だからか、エッチ好きのラテン人なからか、
地中海エリアには、昔から必ずビデが備え付けられている。
(旅行で滞在すると、パンツを洗うのに便利という話・・・笑)
イギリスにはありえないものの一つ。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
このアングルだと、椅子に内蔵されていたチェンバーポットが、はっきり写っている。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
事務机と椅子がいい味わい。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
カーテンのくっきりした鮮やかな花柄プリントも、
プロヴァンスならではなんだろうな。

ここから順路は上階へ向かうのだけれど、
なんだか殺風景な部屋に、
18世紀絵画を中心に並べただけだったので、
写真も取り忘れていた・・・というような内容。

そこから、一番下の(エントランスからいうと地下に当たる)フロアへ降りる。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
いかにも地下室の廊下なところに、セラミックの展示。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
プリントも黄色なら、町の壁も黄色、セラミックも黄色
というか、釉薬の顔料が黄色い。
これはプロヴァンスでもここよりもっと西、
Aix-en-Provence(エクサン・プロヴァンス)の北にある、
Roussillon(ルシヨン)の山岳地帯が
黄色いオーカー/オークルの産地だから、という話を見つけた。
じゃあ、なぜイタリアに行くとオレンジ/ピンクがかった町になるのか、
その原料は何?というところまではまだ調べていないけれど。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
南仏な色味に、いかにもフレンチなこの装飾。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
その向かいのキャビネットには、
釉薬でマーブルパターンを出したセラミック
(なにか名前はあるとは思うけれど・・・)の展示。
何しろ解説が仏語のみなので、ろくに見てもいない(笑)。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
これは万国共通、青絵のタイル。
ジーザス先生がアセンションしているところ。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
その手前の部屋(廊下?)に展示されている。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
ルネッサンス的なグロテスク模様。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
紋章を描いたもの。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
この紋章はカーディナル(枢機卿)さんちのもの。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
廊下部分から入った、部屋の部分にもセラミックの展示は続く。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
ジーザス先生のパッション(受難)を描くレリーフ陶板。
周囲に描かれた、逸話を象徴するパターンが興味深い。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
Sacred Heart(聖心)のパターン。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
チャーミングな聖母子。
ここに展示されているものは、ほぼ全て18世紀のもの。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
これは明らかにフリーメイソンのパターン。
中国陶器模様の七宝を模したような様式に
なっているのが、ちょっと可笑しい。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
ここでは透かし彫り絵付け皿の、
生産プロセスが展示されていた。
上段のは型押しの雄型と雌型。
下の段は、左から、押した型に沿って半乾きの陶土を透かし彫りして⇒
焼成したビスケット地⇒ 
下地釉薬をかけて⇒ 絵付け。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
上の段は、シート状にした陶土を、
雄型と雌型ではさんで型取り。
下の段は、真ん中が、絵付けとその釉薬⇒
焼成して完成、という順番。


次回も引き続き、このミュージアムの続編を。






Musée d'Art et d'Histoire de Provence
(プロヴァンス歴史美術博物館)


Map:









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Fragonard - museum and collection (フラゴナール香水博物館と、歴史的工場)

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今回も南フランスの香水の町Grasse(グラース)から、香水博物館歴史的工場のイメージを。


Musée International de la Parfumerie, Grasse
この町を仕切る香水のFragonard(フラゴナール)。
その博物館、Musée International de la Parfumerie
(直訳すると、国際香水博物館)の建物がこれ。
この博物館はちゃんと有料なので、
かなり大きなものだと思っていた。

Musée International de la Parfumerie, Grasse
中はこんな感じで、最初に香りが人に与える影響
・・みたいなことが解説されていたのだけれど、
なにしろ仏語なので、これはもうどうしようもない。
それから、香水の原理や、歴史にも触れられていたけれど、
やっぱり仏語でどうしようもない。

Musée International de la Parfumerie, Grasse
次に植物園のようなスペースがあって、
香水の材料のエッセンシャル・オイルの、
そのまた材料であるハーブや、レジン、が展示されている。

セイジ、タイム、ラヴェンダー、レモングラスなど。それぞれのエッセンシャルオイルを嗅ぐことのできる、小さなボックスとともに展示されていた。 自分的には、ハーブ系やフラワー系より、サンダルウッドなどのウッド系、フランキンセンなどのレジン系、そしてベルガモットなどの柑橘系が好きなんだな、ということはわかった。
ここを見に行ったのが2019年5月の最初で、6月後半から、香水をハンドメイドすることに、ハマり始めたので、その後だったら、もっと興味深かったのにな・・・残念。
と、いうか・・・、逆にこのフラゴナールで、香水に興味が湧いて、でも、どうしても自分の好きなフレグランスを見つけられなくて(というか、プロダクトとして存在してなくて)、それならというので、Netで調べて作り始めた次第。
ないなら(あるいは、買えないなら)、自分で(少しでも似たものを)作る・・・というのが自分のモットーなのでした(笑)。
そういう意味では、大いにインスパイアされるもののあった博物館ということになる。


Musée International de la Parfumerie, Grasse
ここで一番フォトジェニックだったのは、
フレグランスオイルの、アンティーク瓶達。

Musée International de la Parfumerie, Grasse
それから歴史的香水容器のコレクションの展示で、
しかし・・・ギリシャ・ローマから話が始まってもなぁ、
考古学博物館と同じじゃないか・・・。

Musée International de la Parfumerie, Grasse
うーむ・・・。

Musée International de la Parfumerie, Grasse
で、ローマが衰退してから、文化の中心はイスラム地域に移り、
そのフレグレンス史の解説と展示。

Musée International de la Parfumerie, Grasse
カトリック教会のCensor(香炉)ってのもなぁ、
好きだけどなぁ・・・。

Musée International de la Parfumerie, Grasse
で、香水作りの古書などが展示されている。
以上終わり。


何かこうもっと、エレガントな19世紀のアンティーク香水瓶とかのコレクションを期待してたのだけれど、これまた肩すかし。
この前も書いていたように、ここの博物館が大改装中で、いくつも展示室が公開されていなかったようなので、まぁ、仕方ないか、それにしてはちゃんと入場料とるくせにね・・・と、やや不満。
ここのミュージアムショップで、せっかくだから・・・と、オードトワレを選んで買った。


このミュージアムはここ:






Usine Historique Fragonard, Grasse
そこを出てから、坂を少し下ったところに、
これまたフラゴナールの、何やら大きな建物がある。
これが「(L'usine Historique Grasse)グラース歴史的工場」。
最初は、これまた大型のショップなのだと思っていて、
興味本位で入ってみた(入場は無料)。

Usine Historique Fragonard, Grasse
そうしたら、総合ショップの他にも、何フロアかに分かれていて、
ここに16世紀以降の香水容器のコレクションが展示されていた。
多分、もともとは上記の方の博物館で展示されていた
コレクションなんじゃないかな。

Usine Historique Fragonard, Grasse
16~17世紀のポマンダー達。

Usine Historique Fragonard, Grasse
シルヴァーの香水容器。

Usine Historique Fragonard, Grasse
ガラスに彩色の香水瓶。
そうそうー、こういうのを見たかった^^。

Usine Historique Fragonard, Grasse
18~19世紀のボヘミアのチューブ型香水瓶。

Usine Historique Fragonard, Grasse
このあたりはBergamot Box(ベルガモット・ボックス)
と呼ばれるもので、ベルガモットの皮を型押しにして、
乾燥させて作られたものだそうで、香りのついた小箱。
18世紀にこのグラースで作られて、ヨーロッパに流通したものだそう。
日本でいえば香りのいい、ヒノキの小箱といった感じかな。

Musée International de la Parfumerie, Grasse
中は小物入れになっていたり、レリカリーのように飾られていた。

Usine Historique Fragonard, Grasse
最初は見た目からパピエマシェかと思った。

Usine Historique Fragonard, Grasse
18世紀の素朴なハンドペイントがチャーミング。

Usine Historique Fragonard, Grasse
Sacred Heart(聖心)のモチーフ。

Usine Historique Fragonard, Grasse
仏語でChevrette(シュヴレ)と呼ばれる、水差し型の容器で、
特に液状・シロップ状の薬剤を保存する容器のことだそう。

Usine Historique Fragonard, Grasse
これは19世紀のクリームやバームの容器だと思う。

Usine Historique Fragonard, Grasse
19世紀のオーデコロン瓶。
うん、こういうのが見たかった。

Usine Historique Fragonard, Grasse
子猫印のオレンジ水。かわいい~^^。

Usine Historique Fragonard, Grasse
これは20世紀初期(かな?)の、フラゴナールの香水キット。
スミレ、オレガノ、ローズ、スズラン。

Usine Historique Fragonard, Grasse
12本セット。これは20世紀中頃かな?
ボトルの感じは30年代デコっぽいけど。

Usine Historique Fragonard, Grasse
この建物の中の別のフロアは、
実際に香水工場だったところ。

Usine Historique Fragonard, Grasse
現在でも、一部ラボラトリーは使用されていて、
時間決めツアーで見学ができるようになっている。
時間もなかったし、フランス語ではどうしようもないので、
ツアーには参加しなかったけれど。

Usine Historique Fragonard, Grasse


この歴史的工場はここ:





そしてまた、別のフロアは(写真はないけれど)全体が香水ショップで、カウンター式になっていて、自分の好きな香りをカウンターで相談して、色々アドヴァイスをしてもらえる。
で、またここで、好奇心から、「お香(インセンス)みたいな香りの香水ってある?」と尋ねて、色々試した挙げ句に買ったのが「Diamant
その時はこれが一番いいかな・・・と思ったんだけれど、やっぱり結果的に大外れ(笑)。ボトムノートのヴァニラ、キャラメル、ムスクがもう絶対にダメダメー、苦手。今ならこの配合を見たら絶対買わないけど、1年前はまだ無知だった・・・。 もうeBayで売っちゃおうかな。
フレグランスって、付ける人によっても香りが変わるし、時間がたってみないと、ボトムノートが出てこないので(そして、流通している香水のボトムノートは、たいてい甘さが入るので)買っては失敗を繰り返している。今回ここで、3つ別のを買ってみたけど、全部ハズレで、もう絶望した次第(笑)。
いままで十何年もDyptyqueのTam Daoを使っていて、夏場はL'Ombre dans l'Eauを時々・・・を続けていたんだけれど、これでも自分のイメージする理想の香りの80%という感じ。そして、他になにか・・・と探し始めたら、この始末。
あと、候補的には、Montaleの Full Incenceとか、Comme des GarçonsのIncense series 3のどれかか・・・、なんて考えてたら、予算がいくらあっても足りない。
そこで先に書いたように、自分でエッセンシャルオイルを買い集めて、パフューマー・アルコールも買って(eBayで何でも入手)、とても抹香臭いフレグランスを開発してみた次第。
商業プロダクトとしては「こんなフレグランス、好きな人いるわけない」なので、やはり自分で作るしかないと気づいた(自分の人生、この繰り返し)。
Sandalwood(サンダルウッド)、Frankincense(フランキンセンス)、Myrrh(マー/ミルラ)が基本で、そこにClove(クローヴ)、Agarwood(沈香)、Patchouli(パチョリ)、Vetiver(ヴェティヴァー)、White Sage(ホワイト・セージ)、Bergamot(ベルガモット)、Lemon Grass(レモングラス)などが、アクセントに入る感じ(甘さ一切なし)。 友人からは「おっさん臭い、坊さん臭い香り」と形容されておりますが(笑)、自分の香りの空気のバリア(結界?)を張っている感じで、実に居心地がいいのでした。


次回もグラースから、ここのプロヴァンス歴史美術博物館のイメージを。






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Musée Provençal du Costume et du Bijou, Grasse (プロヴァンス・コスチュームとジュエリー博物館)

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滞在していたAntibes(アンティーブ)から鉄道で1時間、香水の町Grasse(グラース)、まずはMusée Provençal du Costume et du Bijou, Grasse (プロヴァンス・コスチュームとジュエリー博物館)を。

最初に書いておくと、ここは、この町のメインの産業・香水のFragonard(フラゴナール)の博物館で(次回にも引き続き、香水部門の方の博物館を載せる予定)、2019年5月に訪れた段階では、この博物館が全体に大改装・再編成されている真っ最中だった様子。 そのせいなのだか・・・それとも、田舎の地場産業の博物館って、もともとこんな程度のものなんだか(無料だったし)・・・、自分的には「え?これだけ?」という感じで、けっこう肩すかしをくらった。
アンティーブより、ニースより、カンヌより、この博物館を、一番楽しみにしていたのにぃ~(笑)。
ま、V&Aを「ウチの資料室」呼ばわりしている私が、恵まれすぎているのかもしれないけど。


Musée Provençal du Costume et du Bijou
「ジュエリー、ジュエリーっ」と、勢い込んで入った部屋がこれ。
え?これだけ?
それでもって、箱の中のディスプレイが、
アングルはついているものの平置きで、
その上、箱の位置が、小人さんの私には高すぎる・・・。
で、結局、ガンレフで写真を撮ることが、ほぼ不可能で、
スマホのカメラで撮影。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
内容は主にクロス類と、珊瑚、カメオ。
イタリアに近い地方都市の典型なのかと。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
豪華なクロス・ネックレス。
石はシトリンか、ガラスペーストかな。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
イタリアをはじめ地中海では、
歴史的に珊瑚のジュエリーをよく見かける。
地中海の深部で、赤珊瑚が採れる(採れた?)のだそう。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
これはLava Cameo (ラーバー・カメオ)と呼ばれるもの。
18世紀に発掘されたポンペイ遺跡の記念品として、
比較的柔らかい火成岩(Lava)を使って、
ローマ的モチーフを立体的に掘り上げた
カメオ・ジュエリーが流行する。
イギリスでは19世紀のヴィクトリアン・ジュエリーによく見られる。
「ちょっとイタリアにツアーに出ましてよ」
「ポンペイを見てまいりましたの。」
的に、当時の文化人気取りするには必須のアイテムだったとか(笑)。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
これはシェル(貝)カメオの方。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
真っ黒にやけているので、
最初jet(ジェット)かと思ったけれど、
よく見ると・・・、銀地に金張りの金が剥がれて、
銀地がやけている・・・ような感じ。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
19世紀初期の、Cut steel jewellery(カットスティール・ジュエリー)
なんだけれど、錆が出ていて、コンディションはいまいち。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
ジュエリーが、ちょっと・・・・だったもので、
その次のコスチューム部へ。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
こういうチンツ(Chintz)プリントに、とてもソフトスポットあり。
日本語でいうと更紗になるらしいけど、そうするとジャワ・バティックなんか連想してしまうので、
チンツはあくまでもチンツなのだった。(<こういう>イメージ。)
話を簡単にすると、18世紀ヨーロッパの、
インドから影響を受けた、コットンプリントのこと。
伝統的なプロヴァンス柄のものも、大好きなのでした。
Trascon(タラスコン)のSouleiado(スレイアド)がお気に入りで、
遠い遠い昔(もちろんデジタル写真の時代でなかった頃)に、
スレイアド博物館に行って、
とても感激したので(で、タラスコン界隈に行く機会はその後ないので・・・)、
ちょっとそれを、ここに期待していたかもしれない・・・。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
そう、香水屋にファブリックを期待する方が、
間違ってたかもしれん、すまん・・・。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
愚痴らずに、あるものを堪能することに(笑)。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
コスチュームのボディのディスプレイにも、
比較的シンプルなクロスが合わせられている。

Musée Provençal du Costume et du Bijou

Musée Provençal du Costume et du Bijou

Musée Provençal du Costume et du Bijou
プリントのコットン生地だけでは、当時のスカートの、
どっしりした重量感が出ないので、キルティングされて、
重みを出している。
もちろん普段着として丈夫、というのもあるのだろうけど。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
やはり、プロヴァンスといえば、黄色。
コスチュームにも、ふんだんに黄色や、オレンジが使われている。
北ヨーロッパでは珍しいので、エキゾティックな感じがする。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
その次の展示室。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
この濃ゆいさ加減が、とても好き。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
普段には、こんな程度のシンプルなクロスを、
付ける程度にしか、ジュエリーを着けていなかった、
ということかな。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
このスカーフがいいー。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
リプロがあったら、買いたい・・・。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
このスカーフもいいな。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
これも欲しい^^。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
日差しの強い地中海は、やはり帽子がいる。
それもつば広のもの。
こんなふうに、腰に結んで持ち歩いていたもののよう。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
最後の部屋にあった、麦わら帽子のいろいろ。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
エプロン+スカーフ+ボンネットというのが、
南フランスの18~19世紀頃の、
女性コスチューム定番だったんだな。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
もう少し年配の女性のものだったのか、
落ち着いた色合い。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
女性用のマント。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
ショートジャケット。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
そのプリントも、濃ゆくていい感じ。

でもまあ、展示はほんとに以上で終わり。
展示室的にはコスチューム2室+ジュエリーの1室。
Google Mapの写真を見ていたら、
後2-3室ある(あった)ようなので、
やっぱり再編成の過渡期なのかと・・・。
残念なタイミングだった。



Musée Provençal du Costume et du Bijou, Grasse
(プロヴァンス・コスチュームとジュエリー博物館)

Map:







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Musée Picasso, Antibes (ピカソ美術館 -アンティーブ)

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南仏Antibes(アンティーブ)のイメージ、今回はここにある、Musée Picasso, Antibes (ピカソ美術館 -アンティーブ)を。
起源は中世以前に由来する、城塞を使ったこのミュージアムの経緯は、上記のリンク先に日本語で。
いやまぁ、ピカソがあまりに有名だからなんだろうけど、ヨーロッパ中に「ピカソ・ミュージアム」と名付けられた美術館が10ヶ所もある(日本語の一覧は<このページ>に)。
ここもその中の一つで、ピカソが6ヶ月間滞在して制作した作品が残されて、それを中心にして、出来上がった美術館。
(日本語版Wikiには「9月半ばから11月半ばまでの2月間」と書いてあるけれど、他の英語版等の記述はすべて6ヶ月になっているので、英語版に準じた。)
個人的にはピカソには、ぜーんぜん興味ないのだけれど(自分の絵画---のみならず、美意識全般は、19世紀末で止まっていて、20世紀以降が存在しない・・・笑)、前まで来て時間があったから見てみようかと思った程度で、あまり期待はしていなかった。


Seaside walk to Antibes
「アンティーブの町」のエントリーにも載せた写真だけれど、
海岸線の道から登ってきた、坂の上の城塞がそれ。

Musée Picasso, Antibes
坂を登ってエントランスへ。

Musée Picasso, Antibes
エントランスのピカソとフクロウの写真が、
チャーミングだったので、入ってみる気になった。


ちなみに、このフクロウは足に怪我をしていたのを、実際にここで拾われて、手当されて、そのままピカソのペットになって、パリに一緒に戻ったという話(は、英文で<このページに>)。
野生動物保護の見地からいうと、「自然に返してやれよ」なんだけれど、その後このフクロウにインスパイアされて、ピカソが多数のフクロウ作品を作っているので、「あぁもう、ピカソ先生のミューズになるんだったら、しかたないねぇ・・・」(笑)。
そして、不思議な縁というかなんというか・・・、フクロウはギリシャ神話のアテネのシンボルで叡智の象徴。 この当時ギリシャの土器に興味を持って、陶芸作品を制作し始めていたピカソとは、出会うべくしての出会いだった、ともいえるのかも。
そしてまた、古代のアンティーブのシンボルはフクロウだそうで、、ピカソ+フクロウのこの写真がまずここのミュージアムの正面を飾るのもよく理解できる。


Musée Picasso, Antibes
エントランスを入ってすぐの棚に、
いくつかの陶芸作品が展示されている・・・

Musée Picasso, Antibes
のだけれど、下階の展示室はというと、

Musée Picasso, Antibes
ピカソ以外の現代作家の展示が続く。

Musée Picasso, Antibes
いや、だから・・・、私は19世紀の人間なので、
このあたりは端折って、流し見。

Musée Picasso, Antibes
上の階に上がって最初の展示室に、
ピカソの絵付け皿が並ぶ。

Musée Picasso, Antibes
絵画より工芸よりの自分としては、
ここの展示が一番のヒット。

Musée Picasso, Antibes
ピカソの絵はウチに絶対いらないけど
(誰がやるって言った?・・・笑)、
このタイプのお皿なら欲しい。

Musée Picasso, Antibes

Musée Picasso, Antibes
何枚か、柄違いのセットだったらいいね。
(だから誰がやるって言った・・・?)

Musée Picasso, Antibes


Musée Picasso, Antibes


Musée Picasso, Antibes


Musée Picasso, Antibes
この部屋だけで、見に入ったかいがあったと思った。

Musée Picasso, Antibes
絵画・彫刻はちょっとナニですが・・・。

Musée Picasso, Antibes
その次の展示室の、

Musée Picasso, Antibes
ガラスケースの中のフクロウ君。

Musée Picasso, Antibes
絵画では、一連の牧神のシリーズがチャーミング。
「Satyre, faune et centaure au trident」
サティロスとフォーヌは下半身がヤギで・・・、
どこが違うのかは、私にも区別がついていない。
ケンタウロスは下半身が馬。
ここではトリデント(三叉槍)を持っている。
これはネプチューン/ ポセイドンが手にしているものと同じ。

Musée Picasso, Antibes
解説に制作風景の写真が。
この2対の彫像の間に、もともと掛けられていたんだな。

Musée Picasso, Antibes
壁面いっぱいの、大型サイズの作品。

Musée Picasso, Antibes
このシリーズの中では、この子が愛らしい。

Musée Picasso, Antibes
この子は目も、ちゃんとヤギの目(笑)。

Musée Picasso, Antibes
色味が渋くていいな。

Musée Picasso, Antibes
制作風景の写真も、色々展示されている。

Musée Picasso, Antibes
ふくろう君とピカソ。

Musée Picasso, Antibes
小さなテラスが外にあって、

Musée Picasso, Antibes
海と遥かにアルプスを望む、風光明媚。

思っていたより、ずっと楽しめた美術館でした。





Musée Picasso, Antibes (ピカソ美術館 -アンティーブ)
Prom. Amiral de Grasse, 06600 Antibes, France

Map:















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Musée archéologique de Namur(ナミュール考古学博物館)

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今回は2018年11月に滞在していた、ベルギーのNamur(ナミュール)から、考古学博物館のイメージを。


Musée archéologique de Namur
特に考古学に興味があるわけではないのだけれど、
滞在していたアパートの先の角を曲がったところにあるこの建物、
16-17世紀な感じが気になったいた。
2016-17年の滞在の時は、まだ改装工事中で、
2018年には考古学博物館が移転してオープンしていたので、
中を覗いてみることにした。

Musée archéologique de Namur
一階部分はこんな感じで、
まぁいわゆる・・・考古学発掘品が収まったキャビネットが並んでいる。

Musée archéologique de Namur
興味はどちらかというと、天井の梁とか・・・、

Musée archéologique de Namur
窓のディティールだったり、

Musée archéologique de Namur
建造当初からの調度品と思われる、
キャビネットだったりする。
後で調べてみたら、この建物は、16世紀にブッチャー
(肉屋)のギルド・ホールとして建てられたものなのだそう。

Musée archéologique de Namur
前回最後に載せたけれど、このSambre(サンブル)川沿いから見ると、
地階に当たる、アーチのある部分には、
もともとは肉屋の店々が入っていたのだそう。
生鮮食料市場は歴史的には川沿いに建っていることが多いけれど、
これは廃棄部分の処理に便利だったから。
その昔はなんでも、そのまま川に捨てた。
まぁ、プラスチックや化学化合品じゃないからまだいいか・・・。

Musée archéologique de Namur
話を展示に戻して・・・、ローマ時代の川沿いの住居の様子。

Musée archéologique de Namur
などの展示を適当に見て回っていた。

Musée archéologique de Namur
上階に上がると、展示キャビネットがレトロなままで、
そして朝の日差しが注ぎ込んでいて、これはなかなかいい感じ。

Musée archéologique de Namur
ローマ時代のモザイク床の展示。

Musée archéologique de Namur


Musée archéologique de Namur
Meuse(ミューズ)川と Sambre(サンブル)川が、
砦に最適な高台の麓に合流するこのエリアには、
有史以前から部族集落(ベルガエ系ガリア人)があって、
それをジュリアス・シーザーがローマ帝国に統合していく。
その後にローマ人の屋敷が作られて、
その床を飾っていたのがこのようなモザイクだった。

Musée archéologique de Namur
もともとはギルドのホールだったと思われるこの上階の、
一番奥の暖炉の上を飾る絵画。
画家は記録してこなかったけれど、
Anointing of Jesusキリストの塗油)がテーマ。

Musée archéologique de Namur
日差しがキレイ。

Musée archéologique de Namur
ローマ時代のマーキュリーのブロンズ像。

Musée archéologique de Namur
これも頭に翼がついている様なので、同じくマーキュリーかな。

Musée archéologique de Namur
ガラスのレリーフ。器の装飾だったのかと。

Musée archéologique de Namur
ローマガラスの器が日差しに映える。

Musée archéologique de Namur


Musée archéologique de Namur

Musée archéologique de Namur
これに似たようなデザインのゴブレットは、
17世紀頃まで作られていた。

Musée archéologique de Namur
ガラスビーズのブレスレット。今でも使えそう。

Musée archéologique de Namur
このあたりは、ガリア~ローマの展示物。
ローマ帝国下に統合されていたけれど、
ガリアの文化技術が継続しているので、
内容的には厳密に区分することはできない。

Musée archéologique de Namur
平キャビネットの中には、ブロンズの装身具がいろいろ。

Musée archéologique de Namur
ブロンズにエナメル彩されたブローチ達。

Musée archéologique de Namur
Millefioriミルフィオリ)ガラスが嵌め込まれている。
このミルフィオリ(金太郎飴みたいにして作る)の技術は、
ローマや地中海で開発されたので、
これがローマ帝国の影響なんじゃないかな。

Musée archéologique de Namur
Penannular(ペナニュラー=リング型で一部が欠けている形。
ケルト~アングロ・サクソンに至るまで、
厚手の生地を留め付けるブローチの基本・・・みたいな形。)ブローチ、
なんだけれど、これの場合、外側に突起があったりして、
あまり実用的でない形。

Musée archéologique de Namur
制作に使えそうな、クロスのデザイン。

Musée archéologique de Namur
このタイプ(後ろに回転式のピンが付いていて、
それを受け部分に引っ掛けて止める)のブローチは、
fibulaフィビュラ)と呼ばれている。
現代のブローチピン、安全ピンの原型のようなもの。

Musée archéologique de Namur
素朴なデザインのHippocampusヒポカンポス=海馬)。
これもフィブラ型のブローチだったのかと。

Musée archéologique de Namur
これらはベルトの飾り金具で、

Musée archéologique de Namur
こんなようにして使われていた。

Musée archéologique de Namur
これもベルトのバックル。

Musée archéologique de Namur
最後に・・・謎のセラミックの動物像。
た・・・多分、猫 !?
翼がついていたら、ガーゴイル以外の何物でもない・・・。
エジプトの猫像に比べて、稚拙すぎるやん~(笑)。

Musée archéologique de Namur
でもすっとぼけてて可愛くて、
このミュージアムでの一番のヒットだった。

と、まぁ、結果的にいろいろ楽しめたミュージアムでした。




Musée archéologique de Namur
(ナミュール考古学博物館)


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Musée L - Musée universitaire de Louvain(ルヴァン大学博物館) -3-

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Musée L - Musée universitaire de Louvain(ルヴァン大学博物館)から、前回までの宗教・フォーク・アート・コレクション以外の展示物のイメージを。


Musée L - Musée universitaire de Louvain
このミュージアムで最初に目につくのは、
こういった、ギリシャ、ミケーネなどの大型彫刻。
これらは本物ではなくて、リプロが大半。
本物は大英博物館に入っていたりする。
あくまでも、学生の教育目的なので、リプロで充分。
そういえば、V&AのCast Court(カースト・コート)も同様に、
当時の(グランドツアーに行けない)美術学生のために、
カースト(キャスト=型取り)したリプロが展示されたのだった。
目的はここも同じ。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
モダニズム バリバリの建築空間との、
コントラストが撮影していて面白い。

Musée L - Musée universitaire de Louvain

Musée L - Musée universitaire de Louvain
カーヴをもたせた銅板が並のようにうねっている天井。
この中に、配電・配管・空調システムが隠されているのかと。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
このあたりからの小型の収蔵品はオリジナル。
ガンダーラ仏像やら、土偶みたいな(多分南米の?)像やら、
ルネッサンス彫刻、壁にかかっているのは、
ここからさほど遠くないLiege(リエージュ)出身の画家、
Paul Delvaux(ポール・デルヴォー)の作品。
なんだかマチマチな内容だけど、
このコーナーは学生のための、
美術史サンプリングが目的なのかと。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
お美しいルネッサンス彫刻と、
同じくルネッサンス期のマヨルカ焼き。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
ギリシャの壺なども、代表的なスタイルのものが
集められている。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
赤絵と黒絵の対照展示。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
ローマンの素焼きの頭像がチャーミング。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
ローマン・ガラス器。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
このフロアには中世宗教美術が展示されている。

Musée L - Musée universitaire de Louvain


Musée L - Musée universitaire de Louvain
これはバロック期の彫像の、カースト(型取りの)リプロかも。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
聖母子、

Musée L - Musée universitaire de Louvain


Musée L - Musée universitaire de Louvain
色々。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
当時のpolychrome(ポリクローム=多彩色)のプロセスが、
わかりやすい彫像。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
15世紀な感じの祭壇画。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
これは古そう。14世紀ごろかな。
アラバスター彫に彩色。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
このセクションでは「色彩」に関しての展示。
光の色と物質(顔料)の色の特性の違い-
3原色の違いや、混合すると、
白くなるのか、黒く(グレイに)なるのか-
といったような内容・・・なんだと思う。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
全然別のフロアの絵画の展示の中で、
お気に入りの、Odilon Redon(オディロン・ルドン)の、
「Profile of Light(光の横顔)」を見つける。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
また場所は変わって、科学系の学科のためになのか、
歴代の理化学機器の展示のコーナーもある。

なんだか多岐にわたった内容を、百科事典的に、
羅列した感じの博物館なんだな・・・と思っていたら、
その特徴で開き直ったかのようなこの展示・・・↓

Musée L - Musée universitaire de Louvain
Cabinet of Curiosities(キャビネット・オブ・キュリオシティーズ=驚異の部屋)‼

Musée L - Musée universitaire de Louvain
学科の視覚サンプルを集めていたら、結果的にこうなったという感じ。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
今トレンドで来ているんだから、のらない手はない・・・
というこの展示、ステキ~(笑)。

Musée L - Musée universitaire de Louvain


Musée L - Musée universitaire de Louvain


Musée L - Musée universitaire de Louvain


Musée L - Musée universitaire de Louvain
最後に出口のあたりの、建築の様子を。






Musée L - Musée universitaire de Louvain
(ルヴァン大学博物館)


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Musée L - Musée universitaire de Louvain(ルヴァン大学博物館) -2-

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今回もMusée L - Musée universitaire de Louvain(ルヴァン大学博物館)から、宗教フォーク・アートのコレクションの続編を。


Musée L - Musée universitaire de Louvain
このセクションには、ガラス絵などの
額装物が展示されている。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
ガラス絵の聖母子。


ここで「ガラス絵」の解説を少し。(リンク先にちゃんとWikiのJP版があって、うまく説明されているけれど。)
英語だと「Reverse glass painting」と呼ばれるこの手法は、透明ガラスの裏から、(昔のは主に)不透明の油彩で着彩していく手法。色を載せていく順番が、通常のペインティングとは真逆になって、(通常は)一番上になるハイライト部分からはじめて、バックグラウンドを最後に着彩するので、ちょっと難しい。脳のトレーニングになる感じ(笑)。
遠い昔、高校生の頃に、通っていた絵画の予備校で一度だけ描いたことがある。けっこう難しくて、子供の塗り絵みたいになったことを覚えている(笑)。
出来上がりは、ちょうど絵画の表面を分厚くクリア・レジンでコーティングしたような、独特の深みが出る。
また、ガラス絵を半透明の油彩も使って描いて、できあがったガラス絵の裏(つまり、絵の具の乗っている側)に、箔などのフォイルを入れると、全体に底光りするようなキラキラ感が出る。
板ガラスが手軽に入手できるようになった、19世紀前半から中半にかけてフォーク・アートの手法としてよく用いられたが、やはり、主にコンチネント(ヨーロッパ大陸)で、ガラスの産地ボヘミア・ババリア・オーストリアが中心だった。
時々、コンチネントのアンティークで見かけるけれど、イギリスではほとんど見かけることはない。

ちなみに以下↓は、私がブラッセルズの蚤の市で手に入れたガラス絵。


Marolles Flea Market, Brussels

*****

博物館のコレクションに戻って・・・、

Musée L - Musée universitaire de Louvain
これもガラス絵。
描かれているモチーフは・・どの聖人さんなのか、
何なのか、ちょっと不明。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
このガラス絵が、テクニーク的に面白かった。
ガラス絵を描いて、その前か後かに、
エングレーヴィングでガラスにスクラッチ模様を描いて、
その後、全体に銀箔か・・・、
あるいは、当時鏡面加工に使われた
マーキュリーを塗っているのかもしれない。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
このようなガラス絵が飾られたインテリア・・・を描いた絵画。

ガラス絵の話はここまでで・・・、

Musée L - Musée universitaire de Louvain
これはスタンピング型で抜かれた、紙のカード。
スタンピング抜きと、中央のマリア母さまと
子どもたちのプリントは、量産で、
その後周囲を手着彩して、キラキラを貼り付けて
飾られたもののよう。
19世紀後半のものかと。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
これは18世紀以前の(多分)木版摺りに、手着彩。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
このディスプレイの、右パネルには、
ベギンホフのご婦人の制作の様子。
このディスプレイの真中が、ちょっとすごい・・・。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
ボトルアート ‼
ボトルシップと同様に、
ボトルの口から入るような、細長いパーツを、
ボトルの中で組み立てたのだと思う。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
図像はフラットな紙で、丸めて入れてから、
中でまっすぐに伸ばす。

私がやったことあるのは、
フィルムにプリントした図像を、
丸めて入れると、中で自然と広がる。
そして使っているのは広口瓶(笑)。
これぐらいしかできない↓

Relic-50-detail

******

再び博物館コレクション。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
20世紀末90年代に作られている。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
モチーフは素朴だけど、いや~ん、
これは作るの難しいわー・・・。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
これは普通に彫像の、聖セバスチャン。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
宗教モチーフの、ミニアチュア・ペンダント。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
これもミニチュア・ペンダント。ドイツ製なのかな。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
素朴で愛らしい。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
これは豪華な、エナメル彩。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
全体像は、こんなペンダント。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
これはミニチュアの、ワックスレリーフ・・・かな?

Musée L - Musée universitaire de Louvain
そして、様々な ex-voto

Musée L - Musée universitaire de Louvain
やっぱり、一番のお気に入りはSacred Heart(聖心)モチーフかな^^。

ここで、宗教フォーク・アートの話は終わって、
次回はやはりこの博物館から、その他のコレクションを。




Musée L - Musée universitaire de Louvain
(ルヴァン大学博物館)


Map:








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Musée L - Musée universitaire de Louvain(ルヴァン大学博物館) -1-

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ほぼほぼ、ホリデーシーズンも終わり、日常生活を取り戻しつつあるロンドンです。

今年は今のところ暖冬で、霜が降りたのも2日ぐらい。暖かくていいといえばいいのだけれど、久しぶりに庭の見回りに行ったら、植え込んだハーブたちが、ナメクジにがっつり食べられていてびっくり・・・。
さっそくビヤホールを開いて(食べられている植物の近くに、浅く切った使い捨てコップをいくつも埋めて、ビールを入れておくと、ビール好きのナメクジ達は、匂いにひかれてきて、溺れ死ぬ・・・という仕組み)20匹以上昇天させたり、専用ウールペレットで植物の周りをとりかこんでバリアにしたり(ナメクジはウールの質感が嫌で、上を歩けない)、正月早々忙しい。
夏の植え込みの前に、Nemaslug(ナメクジ類のみををターゲットにするウィルス剤で、約3ヶ月有効)で土壌処理したのが効いていて、ナメクジフリーだったのに、冬だから次回の処理は4月頃から・・・と思っていたら、とんでもなかった。
急いでまた、このウィルス剤をオーダーしようとしたけど、ディーラーの方でも、需要は通常4月からなので、在庫切れのところが多い。
なんとか1件見つけて取り寄せ中。 冬もまた・・・庭の奴隷は続く・・・。

閑話休題。

今回もまたベルギーから、前々回までのLeuven(ルーベン)と関連がないわけでもない、Louvain(ルヴァン)大学の博物館のイメージを。(以前、2018年11月の滞在直後に、ダイジェスト版で載せたことがある<このページ>。今回はこの博物館だけを特集して。)
関連がないどころか・・・、似たような名前だなと思っていたら、Louvain(ルヴァン)は、単にオランダ/フラマン語のLeuven(ルーベン)をフランス語読みしただけ。
でも、今回訪れたのは正確にはLouvain-La-Neuve(ルヴァン・ラ・ヌーヴ=ルーベン・ニュータウン・・・的な意味)という町。
これは、中世由来のルーヴェン大学で、1960年代末にオランダ語とフランス語の言語抗争が起きた結果、ルーヴェン大学自体はオランダ語圏なので、オランダ語使用に統一されてしまった。
そこで、フランス語の役員・教授がルーヴェン大学から脱退分裂して、20km南の農地を5平方キロ購入して、新しい大学Université catholique de Louvain(ルヴァン・カトリック大学)を設立した。
なにもない農地に、20世紀都市計画バリバリのニュータウンを作り上げてしまったのだ。

実は古都ルーベンに行く前に、このルヴァン・ニュータウンの方の博物館を見に行っていて、古都ルーベンの方に私が行ってきたと思いこんでいるペーターおじさんに、「ルーベンの街は、古くてきれいだろう?」と尋ねられて、「え?60年代のコンクリート建築ばっかりだったよ?」と答えて全く話が噛み合わなかった。
ググってみて、はじめてその事情を知った次第。おじさんもこのルヴァン・ニュータウンの方は知らなくて、驚いていた(笑)。


Musée L - Musée universitaire de Louvain
60年代のコンクリート建築・・・というのはこういうこと。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
典型的な60年代スタイル。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
だけれども、なんだか一周回ってトレンド最先端、の、感はある。

ここは大学附属の教育・研究機関としても博物館で、
あまり外部から入場者が訪れる・・・という感じではない。
(もちろん、大学関係者でなくても見学できるんだけれど。)
この時来館していた人で、外部者は私だけだったかも。

で、なんでまた、そんなマイナーな博物館を
わざわざ自由時間初日に訪れたかというと、
現在興味津々の宗教フォーク・アートのコレクションが、
かなりたくさん所蔵・展示されているという話だったので。
それは・・・、

Musée L - Musée universitaire de Louvain
こういうもの。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
ここがカトリック教会の大学ということもあるのだろけど、
こういったカトリックテーマの装飾アートがいろいろ。
以前ブラッセルズのCinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)
で、ハート博物館という一室があって、
そこで色々見て興味をかきたてられた次第(標本箱は<このページ>)。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
こういったフォークアートは、それこそ、
前々回のベギンホフに住んでいるようなご婦人方が、
手工芸として制作して、教会を通じて販売されたものだそう。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
自分でできるものかどうかはわからないけれど、
この紙テープを巻いて作る「クイリング」という
テクニークに惹かれている。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
うーん、紙ででもここまでできる・・・。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
18~19世紀にかけてよく使われたテクニーク。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
もともとは金銀工芸のテクニークの、
Filigree(フィリグリー)が原点なんじゃないかな。
それが、大量生産されるようになった紙に、
箔を添付して、簡便・安価に作られていったのかと。
ゴールドに見えるポリマークレイで、
歴史的スタイルのジュエリーを作る・・・
件案にも、近いものがあるけれど(笑)。

Musée L - Musée universitaire de Louvain


Musée L - Musée universitaire de Louvain
痛々しいのは、聖セバスチャン

Musée L - Musée universitaire de Louvain
クィリングの技法は現在でも使われているけれど、
もっとファンシーなものになっている<こんなの>。
今では、ゴールドやシルヴァーのクィリング・テープも、
箔貼りではなくて、メタリック・インク・プリントなので、
断面が白いし、メタリックの質感がぜんぜん違う。
それで、どうしたものかと色々と画策しているのですよ・・・。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
もともとは、聖遺物を飾るのに、
この紙クィリングの手法がよく使われていた。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
これなんかも・・・誰かの(なにかの)骨。
とかいって実は、動物の骨つかまされていたり・・・、
ということも、往々にしてあるらしい。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
怪しげな・・・聖人さんの骨・・・的なものより、
こういったプラークや、聖画の方が随分気持ちいいけど。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
これはシルクに刺繍とペイントされたものが、「ご本尊」。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
ディティール

Musée L - Musée universitaire de Louvain
こういうのは、何人もの女性が分業・合作で、
作り上げたのじゃないかな。
ミニチュア聖画の、描き手が違うので。
あるいは、別々に集められた刺繍や聖画を、
一つの箱に収めるべくアレンジ・制作した人がいるのかと。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
ここからは、クィリング手法じゃないけれど、
手に入る限りの「キレイなもの」を詰め込んで飾りたい
という、素朴な美意識がとてもチャーミング。
自分のオブジェ作品もかなり近いものがある(笑)。
このあたりは、ベギンホフの専門の工芸家が制作して
販売された・・・というより、個人が趣味で(信仰で)、
制作したものなのだろう。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
これはクシャクシャにしたワックスペーパー(?)
を海に見立てているのかな?

Musée L - Musée universitaire de Louvain
中央の手着彩された聖家族は、石膏なんだろうけど、
まるでマジパンでできているかのような・・・(笑)。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
これは使われているスクラップ・ペーパーの、
天使の表現から19世紀後半のものだとわかる。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
これもそう。
中央のブッダのような(笑)幼子ジーザス君は、
ワックス・ドールかと。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
これも幼子ジーザス君、
祭壇をおむつ替え台にしているかのような・・・。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
この聖母子が両肩からたすき掛けにしている、
リボンの付いた四角いプリント布。
名前は知らないのだけれど「お守り」として、
教会から買ったのか、何かの記念に贈られたのかしたもの。
時々、アンティーク・マーケットで見かけたりする。
またアンティークの小箱とか買ったら、
中にこういうものが収められていたり・・・ということもある。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
お気の毒な、ジーザス先生。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
これもまた。

Musée L - Musée universitaire de Louvain
聖ヴェロニカの聖顔布のイメージを中心に、
磔刑を象徴するモチーフが、シルエットで貼り込まれている。

今回は、というところまでで、まだ次回に続きますよ。





Musée L - Musée universitaire de Louvain
(ルヴァン大学博物館)


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MULUM - Musée Liégeois du Luminaire - (リエージュ照明博物館)

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今回もまた、ベルギーの街、Liege(リエージュ)から、Musée Liégeois du Luminaire (リエージュ照明博物館)のイメージを。

このミュージアムは、アンティーク・ライティングのコレクター、Philippe Deitz(フィリップ・デッツ)氏の、15歳のとき以来のコレクションである、様々なタイプの照明器具600点以上を展示したミュージアムで、フィリップ氏自ら、いろいろな解説をして案内してもらえる。 とはいうものの、英語はあんまりお得意じゃなくて、話はそんなに長いわけではなかったけれど、フランス語だったら・・・かなり話が長そう(笑)。
それでも、オイルランプの構造とか、ここで初めて知ったことも多くて、なかなかタメになる博物館だった。


MULUM (Musée Liégeois du Luminaire), Liege
エントランスを入ってすぐのエリアには、
オイルランプの色々なタイプのものが展示されている。

MULUM (Musée Liégeois du Luminaire), Liege
まずここで、オイルランプの解説を受ける。

MULUM (Musée Liégeois du Luminaire), Liege
まずは、古代のローマ時代のランプ。

MULUM (Musée Liégeois du Luminaire), Liege
で、これは初期16世紀のヒマラヤ地方のランプだけれど、
古代のランプは、だいたい似たようなものと考えられる。
植物性/動物性のオイルに、苔やファイバーを入れて、
滲み込ませて、そこに火を付ける。

このような「古代」型のランプが、
最初の2枚のような、「近代的」な形のランプになっていく。

MULUM (Musée Liégeois du Luminaire), Liege
ここで見られるのは、その過渡期的な構造で、
主に中近東やインド、アジアで使われていたもの。


共通しているのは、オイルを溜める部分と、火を灯す部分の高さがほとんど同じであるということ。
これは、植物性/動物性のオイルの浸透圧が強くないため、そうならざるを得なかったから。
18世紀ヨーロッパで、明度が高くて実用的な(そして、往々にして装飾的な)ランプが開発されるが、その時のポイントは、芯を大きくして火力(明度)を増す、ガラスのケース(ホヤ)を付けて火を安定させるとともに、どうやってオイルを、その芯に送り出すか、ということがまず最初の課題となる。


MULUM (Musée Liégeois du Luminaire), Liege
18世紀後半に、Argand lamp(アーガンド・ランプ)が発明される。
(フランスでは、この型を普及させた人の名前をとって、
Quinquet=クィンケと呼ばれているそう。)

これは、オイル壺の部分を、芯の部分より上に付けて、重力でオイルを芯に送り込む設計になっている。
また、その芯はチューブ状に織られた布で、6-10カンデラの明度があるので、蝋燭の火(約1カンデラ)の6-10倍明るいランプということになる。
このアーガンド型にも問題があって、高い部分にオイル壺があるので、重心が不安定なこと(なので、オイル壺の容量が小さい)と、オイル壺が大きな影を落とすため、全方向使用には向かないということ。
そこで、なんとか・・・、オイル壺を芯+ホヤの下に持ってくるデザイン/構造が考案される。


MULUM (Musée Liégeois du Luminaire), Liege
それがCarcel lamp(カーセル/英、カルセル/仏)ランプ。

これは、時計じかけのピストンをオイル壺の中に組み込んで、オイルを芯に送り込むというもので、1800年にパリで特許が取られた。オイル壺に時計巻用の穴があいているのが、このタイプのランプの見分け方。
アーガンド型より、容量の大きなオイル壺を下部に組み込んでいるため、最高16時間オイルを継ぎ足さずに、ランプをともし続けることができるというもの。
これにもまた欠点はあって、複雑な構造のため、高価なもので一部の富裕層しか購入できなかった、また、故障しやすく、(主にヨーロッパの)製造メーカーに修理に出す必要が生じるということ。これでは、アメリカでは普及できないよね。

MULUM (Musée Liégeois du Luminaire), Liege
次に1837年に発明されたのが、Moderator lamp(モデレーター・ランプ)。

オイル壺の中に、スプリング式になったピストンを入れて、圧力をかけて、オイルを押し上げる構造になっている。
丸い円盤の芯の調節ネジの反対側に、内部のピストンを調整する、装飾的なネジがついていることで、このタイプのランプが見分けられる。この写真では、棚の上の右左端と中央のもので、それ以外はオイル壺に時計巻穴のある、カーセル・ランプ。
前述のカーセル・ランプよりは、シンプルな構造なので、故障も少なくて、コスト・パフォーマンスもいいので、当時の灯台にもこのメカニズムが使われた。
このモデレーター・ランプにも欠点はあって、一晩のうちに何度もネジを巻いてオイルを押し上げる必要がある。そうしないと、ランプ芯が焦げていってしまうそう。

MULUM (Musée Liégeois du Luminaire), Liege
この一角に展示されているのもモデレーター・ランプ。


これらのランプの様々な、発明・工夫は、ひとえに当時主に使われていたランプ・オイルが、 rapeseed/colza oil(菜種油)だったためで、他の動物/植物油と同様に、粘度が高く、芯の火口まで浸透していかないからだった。
ところが、19世紀の中頃に、このオイル自体が、石油から新開発されたkerosene/paraffin(ケロシン/パラフィン=灯油)に取って代わられる。この鉱物油は、粘度が低く浸透圧が高いため、今までのような特別な構造無しで、高い部分にある芯の火口までオイルが浸透していく。


MULUM (Musée Liégeois du Luminaire), Liege
色々なタイプ。

MULUM (Musée Liégeois du Luminaire), Liege
一番下の段では、明度を上げるため開発された、
様々なオイル芯が展示されている。

MULUM (Musée Liégeois du Luminaire), Liege
このキャビネットでは、ガス灯が解説されている。

と、まぁ・・・オタッキーな内容なんだけれど、
この博物館の収蔵展示の様子も、かなりオタッキー。

MULUM (Musée Liégeois du Luminaire), Liege
こんな感じで、収蔵品に埋め尽くされた空間。

MULUM (Musée Liégeois du Luminaire), Liege


MULUM (Musée Liégeois du Luminaire), Liege


MULUM (Musée Liégeois du Luminaire), Liege
交通機関用のランタン。

MULUM (Musée Liégeois du Luminaire), Liege
街灯。

MULUM (Musée Liégeois du Luminaire), Liege
教会関連・・・の中には、燭台も含まれている。

MULUM (Musée Liégeois du Luminaire), Liege
そして、キャンドルも。

MULUM (Musée Liégeois du Luminaire), Liege
オイル/ガス・ランプの解説キャビネットが延々続く。

MULUM (Musée Liégeois du Luminaire), Liege
その後に、電気ライトの解説がまた続く・・・、
のだけれど、このあたりでもう、
解説を類推していく(英語じゃないのでね・・・)集中力が途絶える。

MULUM (Musée Liégeois du Luminaire), Liege
最後の資料閲覧スペース・・・のような一角を覗いてみた。

MULUM (Musée Liégeois du Luminaire), Liege
オイルのシャンデリア。

MULUM (Musée Liégeois du Luminaire), Liege
最後に外観を。
右に連なる建物の、一番奥がミュージアム。



ベルギーのTVで取り上げられていたミュージアム。
フィリップ・デッツ氏のもちろん登場しております。
(リエージュは仏語圏なので、仏語の番組で、
フレミッシュ(オランダ語)のテロップが付く。)



MULUM - Musée Liégeois du Luminaire -
(リエージュ照明博物館)




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Trésor de Liège(リエージュ宝物館)

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リエージュのイメージの続編で、今回はLiège Cathedral(リエージュ大聖堂)に付随する宝物館、Trésor de Liège(リエージュ宝物館)のイメージを。

大聖堂の宝物館なんだけれど、入り口は別れていて(もしかしたら、大聖堂側にも宝物館への順路案内が示されているのかもしれないけれど、気が付かなかった)、大聖堂のある一角の、大聖堂への入り口からいうと、裏側にこの宝物館の入口がある。


Trésor de Liège
入り口を入ったところは、
クロイスターの一角で、その薄暗い廊下を曲がったところに、
ガラスの扉があって、宝物館の入口になっている。

Trésor de Liège
中は、こんな感じでこじんまりしたスペースだけれど、
3フロアにわたって展示されている。

Trésor de Liège
True Cross (聖十字架)の聖遺物。
信憑性はさておき、装飾性はおみごと。

Trésor de Liège
ロシアのアイコン的な装飾カヴァーのついた聖母子。
多分これは13世紀頃のビザンティンかと。
それが、ロシア・アイコンの装飾カヴァーはその名残なのかも。

Trésor de Liège
13世紀頃のアイボリーパネル。
テーマは「ラザロの蘇生」のよう。

Trésor de Liège
十字架とアダムとイヴのレリーフ額に、
タッセルとロープの装飾がついて、
柱にでも掲げられていたのだろうか?

Trésor de Liège
これはタワー・モンストランスと呼ばれる、聖遺物容器。

Trésor de Liège
ゴシックの極み・・・な、モンストランス。

Trésor de Liège
バロックな、モンストランス。

Trésor de Liège
フィリグリーのクロス。

Trésor de Liège
エナメルのクロスの聖人さんは、多分聖ランバート・・・、
は英語読みだから、聖ランベルト

Trésor de Liège
この聖人さんも、きっと聖ランベルト。

Trésor de Liège
彫りの美しい18世紀末期(?)の聖母子。

Trésor de Liège
上階にもモンストランス。

Trésor de Liège
こういうの、欲しいけど買えないので、
作ることにしたのが、オブジェ制作の始まり(笑)。

Trésor de Liège
その他、儀式用の御衣装の展示。
いいなぁ、カトリックは派手で^^。

Trésor de Liège
奥の展示室では、モンストランスの構造の解説。
プラモデルみたいだ。

Trésor de Liège
私には、とても参考になるわ^^。

Trésor de Liège
発見された、中世の壁画の展示。

Trésor de Liège
そしてここの最大級のお宝の一つ、
ブルゴーニュ公・シャルル の聖遺物。
15世紀のリールの金工師の制作。
最初ブルゴーニュ公・シャルルの遺骨が
収まっているのかと思ったけれど、そうではなくて、
聖ランベルトの遺骨が収まる、聖遺物を、
ex-voto(エクス・ヴォト=祈願成就謝礼奉納)として、
ブルゴーニュ公・シャルルが作らせた、という意味。

Trésor de Liège
聖遺物ケースを手に跪くのが、ブルゴーニュ公・シャルルで、
その彼を後ろに立って、とりなすのは、
彼の守護聖人・聖ジョージ。
当時は「聖母と聖ランベルト大聖堂」が、
リエージュの大聖堂だったので、そこに奉納されたもの。
後18世紀末の革命期に、この大聖堂が破壊されて、
そのまた後、19世紀に現在の聖ポール大聖堂が、
リエージュの大聖堂とされて、以来ここの大聖堂のお宝となっている。

Trésor de Liège
もう1フロア上階に上がると、宗教絵画の展示。
この屋根裏になったフロアは、実は下階よりはずっと広くて、
その先にもう一つの、ここの最大級のお宝が鎮座している。

Trésor de Liège
大きなケースに収まった・・・、

Trésor de Liège
聖ランベルトの聖遺物胸像。
聖ランベルトの頭蓋骨の一部が収められているという、
16世紀初頭にアーヘンで制作されたと考えられている。

Trésor de Liège
胸像の下の、6つの象嵌の中には、
聖ランベルトの生涯が描かれている。

Trésor de Liège


Trésor de Liège
こういう石留めにいつも興味津々・・・。

Trésor de Liège
聖遺物の装飾にローマン・モチーフというのも、
奇妙な気がするけど、
多分、ローマ期のIntaglio cameo(インタリオ・カメオ)の石が、
宝石として伝わっていて、
それが中世末期の装飾に使われたケースじゃないかなと想像する。

Trésor de Liège
もう一度、クロイスター部分に降りてきたところ。
ここまでは2017年に訪れた時の写真。
この時は時間切れで、大聖堂自体を見ることが出来なかったので、

Cathédrale Saint-Paul de Liège
翌年2018年に、今度は大聖堂を訪れた。
なんだけれども、なにかイベントの前だったらしくて、
機材やライティングのリハーサルが進行中で、
なんとも写真が撮りにくいわ、
外観は工事中でこれまた撮りにくいわ・・・で、散々。

Cathédrale Saint-Paul de Liège
なんだか・・・こんなことに (笑)。

Cathédrale Saint-Paul de Liège
中世以来の司教領の中心だった街の
大聖堂としては(お宝はすごいのに)、物足りない感漂うのは、
本来の大聖堂が革命期に破壊されて、
ここはそのアトガマだから・・・なんだろうかな?

Cathédrale Saint-Paul de Liège
この壁画もきれいだけれど、19世紀のリヴァイヴァル。

Cathédrale Saint-Paul de Liège
このイケメン・ルシファーも19世紀。

Cathédrale Saint-Paul de Liège
これも19世紀中世リヴァイヴァル。
なので、19世紀に大聖堂座に登ってから、
装飾が整えられた、という印象の大聖堂だった。



宝物館の中の様子のヴィデオを、Youtubeから。



Trésor de Liège(リエージュ宝物館)
英文開館情報は<このページ

Map: 


入り口は、ここ。













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Musée d’Ansembourg, Liège(アンサンブール博物館、リエージュ)

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仕事の余談: 売り切れの出ていた「聖心」のペンダント、ギリシャのお客さんに「追加はできないの?」とせっつかれて、「はいはい、ただいま創っております」って返事して、週末せっせと作り込んでいた。
日曜の5時前に、あとはオーヴンで焼いて、洗うだけ、というところで・・・、イマイチ調子の悪かった、20年もののレンジ・オーヴンが死去。OMG・・・万事休す。(ちなみにKotomiジュエリーは、家庭用オーヴンで焼かれております^^。)
だったのだけれど、即Argos(アルゴス=UKで格安家具・生活用品・電化製品、よろずなんでも扱っている、カタログ販売/ネット販売の店)のサイトで、同じパナソニックので、自分の使っていた機種が、ほとんどそのまま現在のモデルになったようなものを見つけた。
20年経っても、昔とほぼ同じ£200というのにも驚いたけど、日曜だというのに、5時も過ぎてるのに、夜7時~10時の配達枠があって、それも通常配達と同じ£3.95。
これを選択して、支払って・・・、2時間ほど経った7時過ぎに、「あなたのデリバリー・ドライバーのカラシ(名前)は、お宅まで後6分で到着します」っていうテキストが入る。
「え、まじで?」と思って、下まで行くと、すぐにベルが鳴って、カラシ君がオーヴンの箱を持って立っていたという次第(笑)。
すぐに、インストールして、念の為に一度テストピースを焼いて、仕上がりは前回の壊れたオーヴンと同様なのを確かめてから本番焼き。
10時にはEtsyショップのストックをアップデートして、お客さんに知らせたら、即お買い上げで、今朝送り出し・・・と、まぁ、なんとも便利な時代になったもんです。
イギリスは激不便・・・の20年前からすると、すごい進歩だわ~。と、Net中毒のNerd(オタク)おばさんは、イギリス暮らしを満喫しているのでした。

閑話休題。

今回の本題は・・・、前回続きで、Curtius Museum(クルティウス博物館)のちょうど裏手にある、Musée d’Ansembourg(アンサンブール博物館)のイメージを。
この博物館、開館日が木~日の週4日なので、2年前に来た時はタイミングが合わず、見れずじまい。
(というか、そもそも2年前はクルティウス博物館が、思っていたよりずっと大きくて、写真を撮りながらのんびり見ていたら、ほぼ一日かかってしまったのだった。) なので、昨年リエージュを訪れた時は、金曜日にまずここに向かった。
ここは、18世紀に銀行家の建てた屋敷が、現在は「装飾博物館」として使われているもの。
「装飾博物館」といっても、展示自体は、この屋敷の備品的な家具が中心。もしかしたら、展示されていない収蔵品は多いのかもしれないけれど。
訪れた時は、あまり部屋とは似合わない、照明などの現代デザインの展示・・・みたいなのをやっていて、あまりにバランスが悪いので、できるだけ展示が写らないように写真を撮ってみた。


usée d’Ansembourg, Liège
まずは、正面の様子。
通りに面した3階建の屋敷の、
1-2階部分が展示室に当てられている。

usée d’Ansembourg, Liège
一階の、多分メインの応接室であっただろう、
タペストリーで飾られた部屋。

usée d’Ansembourg, Liège
窓ガラスのペーン一つ一つに、
少しずつカラー・ティントの入ったガラスが使われていて、
彩りが微妙に綺麗。

usée d’Ansembourg, Liège
で、窓を撮りたかったんだけれど、
間に壁面に貼られた鏡にこうやって、
コンテな展示が映り込むでしょ・・・(笑)。

usée d’Ansembourg, Liège
隣の部屋はギルトレザー張りの壁。
18世紀には、この地域のスペイン・ハプスブルグ支配も、
終わっていたと思うけれど(このあたりの歴史は、あまり知らない)、
スペイン領下の頃からの伝統なのか、
スペイン革を使ったギルトレザーが、オランダ同様に普及していた様子。

usée d’Ansembourg, Liège
これはまた別の部屋だったと思うけれど、
シャンデリアと、天井レリーフが見事。

usée d’Ansembourg, Liège
表通りに面した方の、明るい部屋。
このアーモワールは、壁のパネリングと
材質・装飾様式が同じなので、オリジナルのものかと。

usée d’Ansembourg, Liège
屋敷の一番端にあたる、小さな部屋が、その奥にある。

usée d’Ansembourg, Liège
こじんまりした暖炉。
事務室か、使用人室だったのかもしれない。
インレイのライティング・ビューローが、いい味わい。

usée d’Ansembourg, Liège
エントランス正面の階段を上がる。
秀麗なステアケースだけれど、
庭側の天井・壁の(多分屋根の痛みから来ていると思うけれど)
プラスターが傷んでいて、修復待ちの様子。

usée d’Ansembourg, Liège
見事な天井の装飾プラスターが傷まないうちに、
早く修復しなきゃね。

usée d’Ansembourg, Liège
ティントの入ったガラス越しの影が綺麗。

usée d’Ansembourg, Liège
その窓ガラス。秋ですねぇ。

usée d’Ansembourg, Liège
この裏に庭があるけれど、公開はされていなかった。
もしかすると、夏の間は公開されているのかもしれないけれど。

usée d’Ansembourg, Liège
屋根裏に繋がる階段の下の部屋。

usée d’Ansembourg, Liège
18世紀タペストリー張りの椅子。

usée d’Ansembourg, Liège
上階のメインの部屋の壁にも、ギルトレザー。
シャンデリアは、ヴェニスっぽい。

usée d’Ansembourg, Liège
別のアングルで。
中央は6冊の本を立てかけられる、書見台になった机。

usée d’Ansembourg, Liège
ギルトレザーをアップで。

usée d’Ansembourg, Liège
2階も、通りに面した方の一続きの部屋は、
明るいしつらえになっている。

usée d’Ansembourg, Liège
インレイのアーモワールが美しい。

usée d’Ansembourg, Liège
壁のパネリングのペイント。

usée d’Ansembourg, Liège
その奥の小さな部屋にかけられた肖像画。
誰が描かれているのか、調べてこなかったけれど、
これは・・・スペイン・ハプスブルグの「顎」と断定‼(笑)
スペイン・ハプスブルグ最後の王、カルロス2世かも?

usée d’Ansembourg, Liège
その手前の階段を上がってすぐの部屋。

usée d’Ansembourg, Liège
この部屋を通り抜けて、反対側のウィングの部屋に入ると、

usée d’Ansembourg, Liège
ステキなキャノピーの掛かったベッドルーム。

usée d’Ansembourg, Liège
一連なりの部屋と部屋。

usée d’Ansembourg, Liège
再び下階に降りて、トイレに行く途中の窓から、庭を覗く。
チェアやテーブルがあるので、
夏には庭も公開されているのじゃないかなと思った次第。

私のいた2時間弱の間、誰も他のヴィジターがいない・・・
閑散とした・・・というか(笑)、ゆったりと空間と対話できる、
静かなミュージアムでした。



Musée d’Ansembourg(アンサンブール博物館)

木・金・土・日曜、10am to 6pm開館、
入場料 € 5

地図:



このリンク>先にヴィデオがあって、
その前半2分ぐらいが、2019年の4月のミュージアムの様子。
うむ、階段の天井と壁は修復されている。
よかった、よかった^^。






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Curtius Museum, Liege(クルティウス博物館、リエージュ)

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近頃全く時間が足りなくて、写真の整理もポストプロセスも溜まりっぱなし、そして、標本箱更新も甚だ疎らなことに。
少しずつでも、以前の習慣を取り戻したいと、ささやかな努力中です。
今回は、ちょうど2年前(そして昨年も)ペーターおじさんのアートフェアの撮影とアテンドで滞在していた、ナミュールから訪れた、西に50km出たところにある街、リエージュのイメージを。
その昔、滞在ダイジェストとして載せたことがあるけれども(<このページ>)、博物館自体をフィーチャーしたエントリーはまだだったので、ちょうどこの時期、くっらーい雨がちのお天気には、やはり同じくっらーい雨がちのお天気の日の写真を・・・ということで、いろいろ載せてみることに。
(一気に詰め込んだので、ちょっと長々しい標本箱に。)

このCurtius Museum(クルティウス博物館)の建物は、16世紀の富裕商人Jean Curtiusが、一族のために建てたパレス。
スペイン領下で、火薬を、スペイン軍に独占納入していたという、いわば「死の商人」なんだけれども、莫大な富を築いて、この壮大な建物をMeuse(ムーズ)川に面して建造した。


Curtius Museum - LE GRAND CURTIUS
2009年に改装新オープンしたミュージアムは、
リェージュの歴史博物館として、
美術工芸品を収蔵展示している。

Curtius Museum - LE GRAND CURTIUS
コートヤードを隔てた、新築のエントランス。
リエージュ司教領の首都がこの街だったので、
キリスト教文化の中心地だったこともあり、
この博物館の最大の収蔵品は、宗教美術関連のもの。
(街としても、ナミュールより大きい、
ベルギー第5の都市なのだそう。)

考古学博物館も兼ねているので、
ローマ時代の出土品・・・などというところから、
展示は始まるけれど、もう少し面白くなってきたところからの抜粋で。

Curtius Museum, Liege
チャーミングな聖母子
15世紀ぐらいのものだろうか。
詳細は記録してこなかったので、
私の適当、類推のキャプションで、
イメージをどんどん行きますよ。

Curtius Museum, Liege
これは上よりもう少し古い感じの聖母子。
これもとても愛らしい。

Curtius Museum, Liege


Curtius Museum, Liege
象牙彫の中世末期の聖母子。

Curtius Museum, Liege


Curtius Museum, Liege
司教のコスチュームの聖人さん達は、
リェージュの聖人さん、聖ランベルトゥスか、聖フーベルトゥスかと。

Curtius Museum, Liege
こんな感じで、展示室が延々続く。
この段階で、最初思っていたのより、
ずっと収蔵量の多い博物館なんだということが、
だんだん詳らかになる。

Curtius Museum, Liege
13世紀頃かな?の写本装飾カヴァー。
中央はアイボリーのレリーフで、周囲はエナメル製。
中世のエナメル装飾物は、たいていフランスのLimoges(リモージュ)製なので、
多分これもそうかと。

Curtius Museum, Liege
家具や絵画も収蔵されている。
このあたりはもっと時代が下って、17世紀頃。

Curtius Museum, Liege
これはアイボリーではなくて、17世紀のアラバスター彫り。
何度か滞在したことのある、ベルギーのMechelen(メヘレン)製。
アラバスター彫りの産地だったそうで、
大聖堂の装飾レリーフ彫りも見事なものだった。
(標本箱は<このページに>。)

Curtius Museum, Liege
順路順に行くと、時代は一気に18-19世紀に下って、
(部屋も19世紀初頭の、インペリアル・スタイルなので)
地域で生産されていたセラミックのコレクション。
何焼きというのかは、記録してこなかったら、
調べがつかなくなってしまった・・・。

Curtius Museum, Liege
同時代の時計のコレクションと一緒に展示されている。

Curtius Museum, Liege
この街出身のヴァイオリニスト/作曲家、
Eugène-Auguste Ysaÿe(ウジェーヌ=オーギュスト・イザイ)の書斎。

Curtius Museum, Liege
20世紀初頭のインテリアを再現している。

Curtius Museum, Liege
で、また、18世紀以降の宗教美術に展示のテーマは戻って・・・、

Curtius Museum, Liege


Curtius Museum, Liege
そして再び、聖遺物のお宝が続々。

Curtius Museum, Liege
モンストランスと呼ばれるフォルムの聖遺物容器。

Curtius Museum, Liege
ディティールは、ジュエリーに匹敵する豪華さ。

Curtius Museum, Liege


Curtius Museum, Liege
うん、ボトルアートに繋がるものがある・・・。

Curtius Museum, Liege
こういう聖遺物のフォルム、イメージが好きで、
自分でも作り始めてしまった次第。
アートオブジェのEtsyショップ

Curtius Museum, Liege
ゴシック教会のようなフォルムの聖遺物容器。

Curtius Museum, Liege
その先の展示室では、こんな大仰なことに。
様式的にはバロックだけれど、
天使の表情から、19世紀に制作されたものじゃなかと思う。

Curtius Museum, Liege
その先、上階の展示室に上がると、
また時代をさかのぼって、
宗教関連の美術工芸品の展示がぎっしり。

Curtius Museum, Liege
17世紀頃(?)の聖遺物容器。

Curtius Museum, Liege
聖遺物を収めた、アルター・クロス。

Curtius Museum, Liege
聖なんとか・・・って書いてあるけれど、調べがつかない。
St. Teratii と書かれているように見えるけれど、
そんな名前/聖人さんは聞いたことがない。
(Googleさんも知らなかった)
コスチュームから、司教さんであったことは確か。

Curtius Museum, Liege
ゴルゴダ磔刑を、シンボリズムで表現した、3Dオブジェ。
(と、呼んでしまっていいのかな、特別な呼称があるかもしれないけど。)

Curtius Museum, Liege
このクラウンは、マリア母さまの像を飾るものだったのかな。

Curtius Museum, Liege
ワックス・ドールの聖母子像。

Curtius Museum, Liege
切り紙の聖家族。
この辺は、フォーク・アートのジャンルに入ってきている。
多分、どこかの修道女さん達が手仕事で制作して、
教会の基金のために販売していたもの。

Curtius Museum, Liege
同じく切り絵手工芸の、
聖オーガスタスと聖クリストフル。

Curtius Museum, Liege
聖王ルイのセラミック像。

Curtius Museum, Liege
18世紀的多彩色の聖母子。

Curtius Museum, Liege
そのあと、グラウンド・フロアに降りて、
これで見終わったかと思ったら・・・、
その先にまだ「ガラス館」があるということで、
ガラスもの好きとしては、これを見逃すわけにはいかない。
「ガラス館」への廊下にある中庭に面した、ステンドグラス。

Curtius Museum, Liege
「ガラス館」展示室。

Curtius Museum, Liege
16-17世紀(かな?)の水差し。
この感じはボヘミアン・ガラスっぽい。

Curtius Museum, Liege
こういうペンチで挟んだ、ヒレのような装飾が付くのは、
ヴェネチアン・ガラスの手法。

Curtius Museum, Liege
これもヴェネチアン。
マーブル状の金箔が綺麗ー。

Curtius Museum, Liege
エングレーヴィング・ガラス。
婚礼記念に花嫁に贈られたものかと。

Curtius Museum, Liege
ヘタウマ・チャーミングな、着彩の天使。

Curtius Museum, Liege
ギリシャ神話のヘラクレス(右)?
なんだと思うけれど、ヘタウマすぎで判別つかず(笑)。

Curtius Museum, Liege
これも素朴だけれど、チャーミング。

Curtius Museum, Liege
豪華な着彩。これはもう19世紀ぐらいなんだろうか。

Curtius Museum, Liege
収蔵品の最後は、びっくり顔のマリア母さま。

Curtius Museum, Liege
これが、ミュージアムの入り口です。




Curtius Museum(クルティウス博物館)
開館情報等は英文で<このページ>に。

Map:



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Snijders&Rockoxhuis, Antwerp(スナイデルス&ロコクスハウス美術館、アントワープ)-2-

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夏季休暇のおしらせ:7月23日(火)~ 8月13日(火)の間、
KotomiCreations Etsyショップは、夏季休暇で閉店しています。
8月14日(水)より、通常営業に戻ります。
よろしくおねがいします。




昨年7月に訪れた、Antwerp(アントワープ)のSnijders&Rockoxhuis(スナイデルス&ロコクスハウス博物館)のイメージの続編を。


Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
前回の最後にも載せたけれど、
この静物画を描いた17世紀の画家、
Frans Snyders(フランス・スナイデルス)が、
この部分の屋敷のオーナーだった。
ちなみに、この博物館の名称も含めて、
英語読みの自分は、Snydersをスナイダースと発音するけれど、
今回検索してみたら、ちゃんとWiki.jpのページもあって、
そこで初めてオランダ語(フラマン語)発音的には、
日本語カナ表記で「スナイデルス」と書くことが判明。
今回から、それで統一した。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
Anthony van Dyck (アンソニー・ヴァン・ダイク) 1600-34年
「スナイデルス夫妻」
ヴァン・ダイク、ルーベンス共に友人で、
お互いに作品の部分を描きあったりしていたそうだ。
当時の絵画は、かなり分業制だったので、
「ルーベンスは自身の作品の動物や果物、静物の描写を
しばしばスナイデルスに依頼している」のだそう。

余談だけど、この肖像画を見たら、ペーターおじさんと、
スナイデルス氏の顔の骨格が似ているのが面白い。
長い顔に奥目、ちょっと頬骨高い。
どちらも基本、南オランダからフランドルにかけての同国人なので。
イギリスでは、あまり見かけない顔の骨格なのだった。

Rubenshuis, Nikolaas Rockox jr.
肖像画ついでに・・・、ルーベンス・ハウス所蔵の、
(でも作者はルーベンスではなくて、Otto van Veen)
この肖像画が、このミュージアムの前半の部分の屋敷の
オーナーだった、Nicolaas Rockox II(ニコラス・ロコクス2世)。
こちらは政治家だけれども、ルーべンスの友人で、
パトロンだったそうなので、同じようなアートサークルの
友人・知人同士だったのかと。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
いかにもオランダ(フランドル)絵画的なる静物画。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
鳥の博物誌のような作品.
しかし、白鳥が枝に留まれる・・・とは思えないけど(笑)。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
魚介類・・・は、ひとえに、

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
この、にゃんこさん達に惹かれて撮った。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
すんすん。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
ここにも、こっそり黒い子がいる。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
狙ってるし。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
展示室に残る暖炉。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
アラバスター彫りの、立体的な聖母子の装飾。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
上階にも展示室があって、ここでは楽器が展示されている。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen


Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
最後に中庭に出てみる。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
オランダ・ベルギー界隈は、
いつでも春や秋のアートフェアのお手伝いで訪れることが多いので、
こんなに夏の真っ盛りの庭を見るのは珍しいこと。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
お天気も最高。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen


Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen


Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
最後にここのポスターを。




Snijders&Rockoxhuis
(スナイダーズ&ロコクスハウス美術館)

Keizerstraat 12, 2000 Antwerpen, Belgium

Map:





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Snijders&Rockoxhuis, Antwerp(スナイダーズ&ロコクスハウス美術館、アントワープ)-1-

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今回からは、Bruges(ブルージュ)の次に訪れた、Antwerp(アントワープ)のイメージを。
まずは、最初に向かったSnijders&Rockoxhuis(スナイダーズ&ロコクスハウス博物館)。

この博物館は、17世紀にアントワープ市長を務め、画家ルーベンスの友人でパトロンでもあった、Nicolaas Rockox(ニコラス・ロコクス)の17世紀建造の屋敷と、絵画コレクションを収めた美術館で、ここ自体、2017年まで一つの美術館として公開されていた。
その後、隣接する同時期の画家Frans Snyders(フランス・スナイダーズ)の屋敷を合体して、Snijders&Rockoxhuis(スナイダーズ&ロコクスハウス美術館)として、2018年2月に新たにオープンした美術館。

アントワープには、ルーベンス博物館プランティン・モレトゥス博物館メイヤー・ファン・デン・バーグ美術館が、3大お屋敷ミュージアムだと思うのだけれど、私自身は2016年にすべてゆっくり見て回ったし、昨年は友人と一緒だったので、簡単に見て回れる小型の美術館の、ここを訪れることにしたのだった。


Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
まずは、エントランス。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
エントランスを入って、突き当り、
右の部屋から、順路が始まる。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
ステンドグラス好きなので、吸い寄せられて、
ステンドグラス越しに、中庭を覗く。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
最初の展示室。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
「お屋敷」としては、暖炉と、天井が
オリジナルで残されている以外は、
シンプルな現代的なものに改修されている。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen


Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
stumpwork(スタンプワーク=立体的な刺繍)のキャビネットは、
17世紀の典型的なもの。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
クローズアップ。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
友人と一緒だったので、おしゃべりが多くて、
絵画の詳細とか全然控えてこなかったので、
ちょっと何がなんだかわからなくなっているけど・・・、
17世紀(?)の3博士の礼拝。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
ルーベンスの聖母子、1618年頃の作品。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
このタッチは、ルーベンスっぽいなと思ったら、
やっぱりそうだった。1627年頃の磔刑図。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
これは15世紀かな?の、とてもチャーミングな聖母子。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
その次の部屋には、スペイン王名代で17世紀のオランダを統治、
(当時アントワープは、スペイン領オランダに属していた)
オランダ黄金期の文化を支えた、アルブレヒト大公と
イサベル・クララ・エウヘニアの肖像画が展示されている。
(写真右側)
どちらもルーベンスの作。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
その隣に展示される、カーニバル(?)の絵。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
こんな大仕掛けのフロートがいっぱい出ていて、
楽しすぎる(笑)。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
どうしてもパースペクティヴのある絵画に惹かれ気味。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
これ多分16世紀の、都市ギルドのメンバーを描いた、
いわゆる「組合オヤジの集合ポートレート」なんだけど、
あ・・・あまりにシュール過ぎて、思わず撮ってきてしまった。
特に、テーブル左端の人の顔が・・・合成写真・・・あぁ~(笑)。
確かに、こういった集合ポートレートは、
全員にポーズしてもらうことはムリなので、
全体の構成を決めてから、各人を描いたポートレートを、
「合成」して描くのだけれど、その出来があまりにもあまり・・・。
最高級の例は、レンブラントの通称「夜警」とか、
私内No1はフランス・ハルスのMeagre Company(市民隊)

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
また次の部屋。
「お屋敷ミュージアム」なのだけれど、
オリジナルが残されているのは、主に暖炉。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
キャビネットやデルフト焼きは、
建物と同時代のものが、後にコレクションされたものかと。

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
左に見えるのは、リネンプレスかな?

Snijders&Rockoxhuis, Antwerpen
この部屋に展示されているのは、
17世紀にこの部分の屋敷のオーナーだった画家の、
Frans Snyders(フランス・スナイダーズ)の作品。

と、いうところで、続きはまた次回に^^。




Snijders&Rockoxhuis
(スナイダーズ&ロコクスハウス美術館)

Keizerstraat 12, 2000 Antwerpen, Belgium

Map:








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Sint-Janshospitaal, Bruges(聖ヨハネ施療院ミュージアム、ブルージュ)-2-

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Sint-Janshospitaal(聖ヨハネ施療院ミュージアム)の続編を。
今回は、18世紀の薬局が保存されているエリアへ。
最初に入ってきた教会のメムリンク美術館になっている部分の、入ってきた入り口から、一度外に出て、左側に20mぐらい下がったところにある、中庭へのパッセージを入っていく。


Sint-Janshospitaal
エントランス近くの窓から中庭を覗いたところ。
(ちなみに、この部分の中庭は公開されていないけれど。)

Sint-Janshospitaal
最初の部屋は、集会場のような感じ。
歴代の病院理事や関係者の肖像画が並んでいる。

Sint-Janshospitaal
その次の部屋が、18世紀の薬局。
そう、この部屋を見たくて、この博物館に来たのだった。

Sint-Janshospitaal
18世紀のすてき薬瓶達。
戸棚の古ガラスのうねうね感もいい味わい。

Sint-Janshospitaal
カウンターの端の棚になった部分の、バロックな装飾。
上に立っている彫像は、福音書記者ヨハネ。
っていうことは、ここの「聖ヨハネ」は、
やっぱり福音書記者ヨハネなのだろうか?
洗礼者ヨハネ?それとも両方?
同名の人が多くてややこしい新約聖書関連。

Sint-Janshospitaal
カウンターを反対方向から。

Sint-Janshospitaal
その奥の部分。

Sint-Janshospitaal
薬を作るすり鉢のいろいろ。

Sint-Janshospitaal
この壁に埋め込まれた、白黒タイルばりの棚が、いい感じ。

Sint-Janshospitaal
カウンターの反対側の壁も一面棚になっていて、
薬瓶が並ぶ。

Sint-Janshospitaal
18世紀薬瓶ラヴ。


Sint-Janshospitaal


Zicht in de apotheek van het Sint-Janshospitaal, schilderij (19de eeuw)
この絵画は、19世紀のもので、
現在と全く変わらない薬局の様子を記録している。
立ち働いている修道女達が薬剤師さんで、
真ん中に病気のこどもを抱えた、
お母さんが製薬を待っている。
左のスツールの上には猫。
当時は薬局にでも自由に出入りしていたものと。

Zicht in de oude ziekenzalen, schilderij (18de eeuw)
ところで、これが18世紀当時の病棟の様子。
以前リスボン郊外のMafra(マフラ)宮殿を見に行ったときに、
そこの修道院付属病棟が保存・公開されていたけれど、
(標本箱は<このページ>の最後の方)、
基本的に同じような構造。

Sint-Janshospitaal
その次の部屋には、壁一面のガラスキャビネットに、
Ex-voto(エクスヴォト)が。
(エクスヴォト=奉納飾りに関しては、標本箱の<このページ>に。)

Sint-Janshospitaal
聖心型のフレームの中に、
色々な小さなエクスヴォトが詰まっている。
どんだけ悪かったのか・・・(笑)。

Sint-Janshospitaal
この十字架の台の上の、
ミニミニ・エクスヴォト達もびっしり。
色々トラブルのあった人なのか、
一家・一族のトラブル解消したのか???
造形として、とても興味を惹かれる。

Sint-Janshospitaal
目や歯はよく分かるけれど、
下のは、え?顔が悪かったの?(笑)

Sint-Janshospitaal
バストを見ると「乳がん?」とか思ってしまうけど、
あまりによく見るので、多分、
出産後のお乳がよく出ますように、というのが大半じゃないかな。
赤ちゃんが元気に育ちましたというのもある。
一番下のステキな男女は、
素敵なダンナ(ワイフ)が見つかりました・・・かと思ったけれど、
手にキャンドルを持っているので、
無事、堅信礼を済ませました、
の奉納じゃないかなと、思いなおしたのだった。

Sint-Janshospitaal
家畜の病気が治ったか、元気な子が生まれた、かな。
家が買えました、車が買えました。
船が無事帰港しました。
一番下のは戦争から無事帰還できたんだろうか。
生きるのって、こんなにたくさんの願いで
成り立ってるんだな。
エクスヴォトって、願いが成就した喜びや感謝を
発信していて、どれもが微笑ましいといつも感じる。

Sint-Janshospitaal
最後にパッセージを抜けたところの中庭のイメージを。




Sint-Janshospitaal(聖ヨハネ施療院ミュージアム)
Mariastraat 38, 8000 Brugge, Belgium

開館情報は英文で<このページ>に。

map:









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Sint-Janshospitaal, Bruges(聖ヨハネ施療院ミュージアム、ブルージュ)-1-

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昨年の7月に訪れていた、ベルギーの美街、Bruges(ブルージュ)から引き続きで、Sint-Janshospitaal(聖ヨハネ施療院ミュージアム)のイメージを。
このミュージアムは、12世紀建造の施療院(病院兼巡礼者用の宿泊施設)で、修道院も併設されていた。
19世紀には8病棟が増設されて、1977年まで病院として機能していた。近代的な設備の病院、セント・ピータースに病院機能が移行した後は、ブリュージュ市が購入して、ハンス・メムリング博物館として公開されている。


Sint-Janshospitaal
まずは、そのエントランス正面。
前々回までうろついていた、街の北東エリアから
位置的には、駅寄りの街の中心部に戻ってきている。
付属教会だった建物が、このエントランス部分になっている。

Sint-Janshospitaal
きれいなファサード。

メムリング博物館の部分は、
あまりインテリア的には撮っていなくて、
お宝のクローズアップばかり。

Sint-Janshospitaal
まずはこれ、ここの最大のお宝という話の、
The reliquary of Saint Ursula, Hans Memling
聖ウルスラの聖遺物箱
1489年制作。
メインの、1万1千人(!!)の乙女との殉教シーン。
聖ウルスラ伝説Wiki.jpは、<このページ>。
ゴシック建築を模した、華麗なデザイン。

Sint-Janshospitaal
その後面は、ストーリーがさかのぼって、
ローマに向かい教皇と対面するシーン。

Sint-Janshospitaal
側面に描かれた聖ウルスラ。
で、この聖遺物箱には聖ウルスラの聖遺物が、
収められているそう。
しかし、聖ウルスラの存在は信憑性がないため、
20世紀には聖人暦からも外されているので・・・、
じゃぁ、収められているのは一体何なんだろうか?(笑)

Sint-Janshospitaal
こちらも聖ウルスラの聖遺物箱なんだけれど、
Little Ursula Shrine (小ウルスラ聖遺物箱)と呼ばれている。
15世紀初期の制作で、その素朴な表現から、
修道士の手になるものかと考えられている。
ここに収められていた聖ウルスラの聖遺物は、
15世紀末期に上記のメムリングのパネルの、
聖遺物箱が完成した後は、そちらに移されたのだそう。

Sint-Janshospitaal
その裏面。
この箱も味わい深くていい感じ。

Sint-Janshospitaal
メムリングのTriptych of St John the Baptist and St John the Evangelist
(洗礼者ヨハネと伝道者ヨハネのトリプティク)1479年
この付属教会の祭壇画としてメムリングに発注されたもの。
ここの守護聖人聖ヨハネを描いたもの。
ところで、実際にはどちらのヨハネさんなんだろうか?
両方ということになっているから、
ここにも両方描かれているのだろうか?
中央はMystical marriage(神秘の婚姻)のテーマで、
聖カテリナに結婚指輪を手渡す、
ベィビー・ジーザスが描かれている。

中央パネル右側の伝道者ヨハネの、
肩の後ろに見える風景には、
大きなクレーンが描かれている。
これはブルージュに水路で持ち込まれるワインを、
船から荷降ろしするためのもの。
で、ワインの関税が課されるのだけれど、
それはこの聖ヨハネ施療院の収入源だったそう。
それで、この祭壇画も発注できたということなんだな、なるほど。

Sint-Janshospitaal
右側、伝道者ヨハネの方のパネルの、
ヨハネの黙示録の表現がシュールだったので、
クローズアップで。

Sint-Janshospitaal
メムリング、Jan Floreins Altarpiece(ヤン・フロレインスの祭壇画)1479年。
修道士ヤン・フロレインスのために制作された祭壇画。
三王礼拝が描かれている。
その左に臨席しているのが、この祭壇画の発注者ヤン・フロレインスかと。

Sint-Janshospitaal
メムリング、Adriaan Reins Altarpiece(アドリアーン・レインスの祭壇画)1480年。
修道士アドリアーン・レインスのために制作された祭壇画、キリストの降下。
左パネルに発注者修道士アドリアーン・レインスが描かれている。
彼をとりなすのは、同名の聖アドリアノ

Sint-Janshospitaal
メムリング、 Diptych of Maarten van Nieuwenhove
(マールテン・ファン・ニーウウェンホーフェのディプティーク) 1487年。
サインはないものの、ずっとメムリングの作とされてきたそう。
寄進者の名前マールテンから、彼の頭の横のステンドグラスには、
聖マーティンが描かれている。
聖母マリア側には、彼の紋章がステンドグラスになっている。

Sint-Janshospitaal
Jacob the Elder Van Oost, 1637年、
「Our Lady surrounded by saints(聖人に取り巻かれる聖母)」。
サイド・チャペルの一つがそのまま残されていて、
なので、この祭壇画はメムリングじゃないけれど・・・。

Sint-Janshospitaal
壁面に残る聖母子。

Sint-Janshospitaal
資料は見つからなかったけれど、18世紀な感じかな。

Sint-Janshospitaal
ショーケースに収められた聖母子。

Sint-Janshospitaal
残されていた中世壁画の天使君。

Sint-Janshospitaal
彫り物の美しいドア。


順路は付属教会部分から、
次の18世紀の薬局が保存されている建物に移動する。
一度、入ってきた入り口から外に出て、
左側に20mぐらい下がったところにある、
中庭へのパッセージを入っていく。

Sint-Janshospitaal
この建物が、薬局へのエントランス。
この部分の話は、また次回に^^。





Sint-Janshospitaal(聖ヨハネ施療院ミュージアム)
Mariastraat 38, 8000 Brugge, Belgium

開館情報は英文で<このページ>に。

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Volkskundemuseum (Museum of Folk Life), Bruges (フォークライフ博物館、ブルージュ)-2-

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昨年の7月の、ベルギー小旅行で訪れたVolkskundemuseum (Museum of Folk Life= フォークライフ博物館)のイメージを、引き続き今回も。


Volkskundemuseum, Brugge
一連なりの町家の裏には、中庭がある。
トンガリ屋根の建物は、公開されていなかったけれど、
確かこのHoff(ホフ)の住人のための、
チャペルだったと思う。
しばし、爽やかな風の通る中庭で休憩。

Volkskundemuseum, Brugge
ベルギーは(紆余曲折あるけれども)基本カソリックの国なので、
どこの家にも、宗教的な飾り額がいくつも架けられていた。
ちょうど、お守りや御札を壁に貼っておくのと同じ感覚。

Volkskundemuseum, Brugge
多くは、ここのようなホフに居住する、老婦人や、
修道院の手仕事で、自宅に飾るためであったり、
また、修道院や教会を通じて、門徒や巡礼者に販売された。

Volkskundemuseum, Brugge
自分も歳が、そいういう「おばあちゃん世代」に
近づいてきたからかも知れないけど、
こういう民芸的な手仕事に興味が一段と出てきて、
近年、自分のオブジェ作品に取り入れたりしている。

Volkskundemuseum, Brugge
この細い紙テープをクリクリ丸めた、
Quilling(クイリング)のヴァリエーションを、
只今研究中。

Volkskundemuseum, Brugge
根気のいる作業なので、
自分に向いてるのかどうかはわからないけれど(笑)。

Volkskundemuseum, Brugge
生地や金箔紙をコラージュした聖母子。
18世紀的な、おっとりした筆のタッチが愛らしい。

Volkskundemuseum, Brugge
サンタクロースの原型の、聖ニコラス。
黒のプリントに、手彩色。
3人の貧しい娘に、(結婚持参金のための)
金貨をこっそり窓から投げ込んで助けたことから、
プレゼントの聖人さんということになっている。

Volkskundemuseum, Brugge
ガラス絵(板ガラスの裏から着彩された絵画)の
聖カテリナ。
これも18世紀的な素朴なタッチ。

Volkskundemuseum, Brugge
これもガラス絵で、聖心の聖母。
ガラス絵がいいなーと思っていたら、
11月にベルギーのマーケットで、
一枚ゲットできて、とても嬉しい^^。

Volkskundemuseum, Brugge
そして、Ex-voto (エクス・ヴォト)達。

Volkskundemuseum, Brugge
で、宗教ネタのあとに続けると、
ちょっと罰当たりかも、な、ゲームボード。
というか、博打ですね。
パターンがシンボリズム的。

Volkskundemuseum, Brugge
次はレトロなタバコのパッケージ。
とても、罰当たり(笑)。

Volkskundemuseum, Brugge
そして、飲み屋。
ここは、博物館の一環で現在でも営業している、
カフェ(イギリスでいうなら、パブ)・黒猫。

Volkskundemuseum, Brugge
ちょうど、L字型の博物館の角に位置していて、
博物館の中からも、外からも入れるようになっている。

Volkskundemuseum, Brugge
右側にある大きなキャビネット上の家具は、
オルガンじゃないかな。

Volkskundemuseum, Brugge
デルフトタイルの黒猫君。
9年前に来たときは、実際に博物館猫の黒猫君がいて、
ここのカフェの椅子の上で日向ぼっこをしていた。
今はもういないのか、それともどこかにいるのかな。

Volkskundemuseum, Brugge
これは19世紀の家庭のキッチン。
ベルギー独特の前にせり出した形のストーヴ。

Volkskundemuseum, Brugge
グリルのついたキャビネットの扉が、
ペーターおじさんの作品を連想させる。
あー、こういうのを使ってるんだ^^。

Volkskundemuseum, Brugge


Volkskundemuseum, Brugge
ブルージュはボビンレースの産地でもある。
この博物館の斜め向かいに、レース博物館がある。
そしてレース専門のアンティークショップも、
同じ通りにある。
そのイメージは、また次回にまとめて。

Volkskundemuseum, Brugge
家庭の中心、キッチンを見守る小さな祭壇。

Volkskundemuseum, Brugge
キャビネットの中の、味わいのある吹きガラス器達。

Volkskundemuseum, Brugge
上階に上がって、こちらは20世紀中頃の
キッチン・ダイニング。
OXO(オクソって呼んでるけど、日本カナ表記ではオキソが
スタンダードなのかな?)スープキューブって、
実はドイツで、19世紀中に発明されたものだそう。
ロンドンのテムズ川に面して、オクソタワーが建っているので、
てっきりイギリスのものだど思い込んでいた。

Volkskundemuseum, Brugge
オーヴンもミッドセンチュリーっぽくなっているけれど、
前に突き出した形はそのまま。
ベルギー名物ワッフル焼くのに便利。

Volkskundemuseum, Brugge
最後に、この部屋のキャビネットの引き出しの中の
裁縫用具(というか、繕い用具)。


次回は、この同じ通りを進んで、
レース博物館やら、アンティークショップやら、
エルサレム教会などのイメージを。



Volkskundemuseum (Museum of Folk Life)
フォークライフ博物館

Balstraat 43, 8000 Brugge, Belgium

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Volkskundemuseum (Museum of Folk Life), Bruges (フォークライフ博物館、ブルージュ)-1-

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今回からは、標本箱は昨年の7月の、ベルギー小旅行のイメージを。
以前帰ってきてすぐに、モバイル写真のダイジェスト版で、標本箱に詰め込んだことがあるけれど<このページ>、先日やーーーっと写真のポストプロセスが出来上がったので、その写真を盛り込むことに。
その一回目は、ベルギーNo1の美街、Bruges(ブルージュ)から、Volkskundemuseum (Museum of Folk Life= フォークライフ博物館)のイメージを。

この、フォークライフっていうのが・・・私にはもう、うまく日本語にできないんだけれど、民芸と生活史を合体させたような概念の言葉。で、伝統的なブルージュの街の生活の様子を再現した博物館、ということになる。
古物撮影が趣味の自分としては、かなり優先順位の高い博物館で、そして、街の中心を挟んで駅と反対側に離れた場所に位置しているので、ブルージュ駅についてすぐ、ここにバスで向かって、その後見どころをピックアップしながら、最終的に駅に戻ってくるというルートをとった。


Volkskundemuseum, Brugge
通りの奥に独特の中東風の外観を持つ、Jeruzalemkerk(エルサレム教会)が見える。
(ここのイメージはまた後日に)
Zwarte Kat(黒猫)カフェ(・・・というのは、ベルギーではパブ=飲み屋)
は、現在でもミュージアムの一部として、
古風なインテリアのままで営業している。
この一連なりの長屋は、元々は多分エルサレム教会のチャリティー下で、
貧しい老婦人たちを住まわせたHoff
(ホフ、イギリスだとAlmshouse=アームスハウスに相当する)
だったに違いない。

Volkskundemuseum, Brugge
小さな家が連なる長屋を繋いで、現在は博物館として使用している。

Volkskundemuseum, Brugge
ルートの最初は、小学校の教室風景から。
先生は牧師さん。
(ここのマネキン達がかなり不気味・・・
中でもこの先生が一番奇っ怪だった。
これ作ったの、素人の博物館員じゃないかな・・・笑)
この雰囲気は19世紀後半かな。

Volkskundemuseum, Brugge
学校も、教会の管轄下なので、
宗教教育的な絵画もいろいろ掲げられている。
Haast u langzaam(オランダ語もドイツ語みたいに、
単語をくっつけることが多い)というのは、
日本語だと「ゆっくり、急いで。」という意味。
アウグストゥス帝のモットーだったそうで、
「何事も、きちんと丁寧にやったら、それが一番の早道」
というようなニュアンスの意味合い。

Volkskundemuseum, Brugge
その隣は、靴屋さんの工房。
靴の木型が棚にいっぱい並んでいる。

Volkskundemuseum, Brugge


Volkskundemuseum, Brugge
乾物屋さんの店先。
この一角では、コーヒーや紅茶、
ビスケットなどが販売されている様子。

Volkskundemuseum, Brugge
乾物の豆やら、粉物、パッケージに入ったキャンドルが売られている。
左から二番目の棚には、砂糖類。
その一番左にある、紙に包まれた背の高い、
スティッカーのついたローフが、伝統的な砂糖のスタイル。
17世紀に砂糖が流通するようになって以来、
このような形で取扱されていた。
ここから削り取って、料理に使う。

Volkskundemuseum, Brugge
樽職人さんの工房。

Volkskundemuseum, Brugge


Volkskundemuseum, Brugge
薬局。

Volkskundemuseum, Brugge
ビン類がフォトジェニック。

Volkskundemuseum, Brugge
この薬局までが、19世紀の設定だと思う。

Volkskundemuseum, Brugge
同じビン類なんだけれど、こちらは食品用の香料。
お菓子・パン屋さんの棚の中。
このエリアから、20世紀に入っている。

Volkskundemuseum, Brugge
レトロなキャンディーやボンボン。

Volkskundemuseum, Brugge
キャンディーを作る器具類。
左で白い型がいっぱいついているのは、
キャンディーのモールド。
これをコーンスターチ(だったかな?)の上に押し付けて、
その凹んだところに、溶けたキャンディー生地を流し込んで作る。
アルミの砂型と同じような原理。

Volkskundemuseum, Brugge
ブルージュで伝統的に、年末に食べられたレーズンパンのローフ。


これに関しては、ちょっといろいろ面白い話を見つけたので、記録しておく。
「天使ガブリエル」とも呼ばれるこの、40cmぐらいのローフ・パンは、小麦で作られている。
当時普通に食べられていたのは、ライ麦パンなので、この小麦でできたパンは「贅沢品」ということだった。しばしば、レーズンを入れて作られるけれど、レーズンのないヴァージョンもある。このローフを親しい間柄の人たちで、プレゼントし合う習慣だとか。新年を迎えるお祝いに、大晦日に食べたのだそう。
白いディスクは、Patacon(パタコン)と呼ばれていて、石膏やビスケット陶でできているので、食べられるものではなくて、純粋に装飾用で、クリスマスや新年のケーキを飾るのに使われたりもした。 
元々は、16-17世紀のスペイン銀貨(現在の価値で、€15ぐらいのコイン)が使われていて、パタコンというのはその呼び名に由来するそうだ。 イギリスのクリスマスプディングにも、伝統的には6ペンス銀貨を入れるし、フランスのエピファニーに食べる、galette des rois(ガレット・デ・ロワ=王様のケーキ)には、フェーヴが入っているし・・・どこかみんな繋がっている習慣なんだろうな。


Volkskundemuseum, Brugge
そのパタコン色々。
これきっと今や、コレクタブルズになっているはず。

Volkskundemuseum, Brugge
帽子屋さん。
ちなみにこのストーブ、この前に突き出した形は、
ベルギー特有のもののよう。
他では見たことがなかった。

Volkskundemuseum, Brugge
30-40年代のスタイル。

Volkskundemuseum, Brugge
テイラーのワークショップ。
ヨーロッパのテイラーは、机の上に座って、
膝の上で手縫いするのが伝統的な作業方法。
ロンドンのサヴィル・ロウでもそうだった<参照イメージ>。

Volkskundemuseum, Brugge
アムスの国立美術館収蔵の17世紀絵画で、
机の上にあぐらをかいて作業するテイラーを見たことがあるけれど、
その頃から続いている伝統。
しかし、ミシン縫いになってからは、
その習慣も失われてしまったのだろう。

また、次回もこのミュージアムからひき続き。




Volkskundemuseum (Museum of Folk Life)
フォークライフ博物館

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