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博物館・美術館 Archive

Kunsthalle Hamburg (ハンブルク美術館)-3-

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Kunsthalle Hamburg (ハンブルク美術館)のイメージ、最終回は、19世紀ドイツ・ロマン派の絵画を中心に。
まずは、Philipp Otto Rungeフィリップ・オットー・ルンゲ


Kunsthalle, Hamburg
ルンゲの展示室。
主にハンブルグで活動した画家なので、
このハンブルグ美術館が大半の作品を収蔵している。

Morning (first Version), Philipp Otto Runge, 1808
多分、最も有名な代表作「Der Morgen(朝)」、1808年。

Detail - Morning (first Version), Philipp Otto Runge, 1808
color sphere(色彩球)のコンセプトを発明しただけあって、
あけぼのの空のカラー・グラデーションは、
感動的に美しい。

Rest on the Flight into Egypt, Philipp Otto Runge, 1805-6
「Rest on the Flight into Egypt(エジプトへの逃避中の休息)」、1805-6年。

Detail - Rest on the Flight into Egypt, Philipp Otto Runge, 1805-6
風景も人物も、バラ色に輝いている。

The Nightingale's Lesson, Philip Otto Runge, 1804-5
「The Nightingale's Lesson(ナイチンゲールのレッスン)」、1804-5年
ナイチンゲールの象徴のキューピッドが、
森のフェアリーにレッスンを受けている。

Mother Earth and her Children, Philipp Otto Runge, 1803-4
「Mother Earth and her Children(母なる大地と、その子供達)」、1803-4年。
33歳の若さで肺病でなくなっているので、
長生きしていたらもっと作品を残せだだろうに・・・、
作品数の少ないのが残念。

Wanderer above the Sea of Fog, Casper David Friedrich, c.1817
19世紀ドイツ・ロマン派といえば、多分ルンゲより有名な、
Casper David Friedrich(カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ)の、
「Wanderer above the Sea of Fog(雲海の上の旅人)」、1817年。
ドラマティックな風景と、対照的に静かで内省的な人物の対比が、
この作品の魅力かと。

Detail - Wanderer above the Sea of Fog, Casper David Friedrich, c.1817
なんだか水墨画にも合い通じる風景。

The Sea of Ice, Casper David Friedrich, c.1823-4
「The Sea of Ice(氷の海)」1823-4年頃。
北ヨーロッパの画家にしか描けない
(描こうと思わない)シーンだわー。

Detail - The Sea of Ice, Casper David Friedrich, c.1823-4
クローズアップ。

Eisschollen (Three Oil Studies of the Ice Drift on the River Elbe), Casper David Friedrich, c.1820-1
「Three Oil Studies of the Ice Drift on the River Elbe
(エルベ川の漂氷の3つの油彩習作。)」1820-1年頃。
上記の「氷の海」に直接関わる習作なのかどうかは知らないけれど、
多分参考にしたであろう、氷の習作が3点展示されている。


Meadows near Greifswald, Casper David Friedrich, c.1821-2
「Meadows near Greifswald(グライフスヴァルト近くの牧草地)」1821-2年。
こんな牧歌的な作品もあり。
それにしても、これだけスーパーワイドレンズで撮ったような、
広大な風景を、絵にしてしまえるところが、
たいしたものだと思う。

Detail - Meadows near Greifswald, Casper David Friedrich, c.1821-2
自分ならこれぐらいにトリミングして、構図してしまうけれど、
これじゃぁ自分の立ち位置の、
孤立感がまったく表現できてない(笑)。

Neubrandenburg in Flames, Casper David Friedrich, c.1834
「Neubrandenburg in Flames(「日の出」)」1834頃。
原題を直訳すると「(日の出の)炎光につつまれるノイブランデンブルク」。
ルンゲもそうだけれど、空の表現が神秘的。
やはり、北ヨーロッパでしか感じ取ることのできない、空気感。

Detail - Neubrandenburg in Flames, Casper David Friedrich, c.1834
クローズアップ。
多分これは未完の作品だったのかな。

Ploughed Field, Casper David Friedrich, c.1830
Ploughed Field(耕された畑)1830年頃。
ここでも、空に神を宿らすフリードリッヒの本領発揮。

Detail - Ploughed Field, Casper David Friedrich, c.1830
クローズアップ。

Casper David Friedrich in His Studio, Gerorge Frederich Kersting, 1811
「Casper David Friedrich in His Studio
(スタジオのカスパー・ダーヴィト・フリードリヒ)」,
Gerorge Frederich Kersting
(ジョージ・フリードリヒ・カースティング), 1811年
インテリアを描いた作品の多い、
カースティングの描いたフリードリッヒ。
とても殺風景なミニマリスティックなスタジオ。

Kunsthalle, Hamburg
19世紀の展示に入る前の、18世紀ネオクラシカルな展示室。

Goethe Memorial, Carl Gustav Carus, 1832
「Goethe Memorial(ゲーテのメモリアル)」,
Carl Gustav Carus(カール・グスタフ・カルス), 1832年
ゲーテの親愛していたカルスが、ゲーテ死に際して描いた、
想像上の墓標。
「風景に神の宿る」フリードリッヒの影響が色濃い作品。

Detail - Goethe Memorial, Carl Gustav Carus, 1832
クローズアップ。ゴスですね・・・。

The Vintage Festival, Lawrence Alma-Tadema, 1871
The Vintage Festival(ヴィンテージ・フェスティヴァル),
Lawrence Alma-Tadema(ローレンス・アルマ=タデマ), 1871年
ロンドンで活動した画家だけれど、アルマ=タデマも入っている。
「ヴィンテージ」といっても、20-50年前のものを売っているわけではなくて、
語源の方の「ワイン収穫祭」の意味。

Detail - The Vintage Festival, Lawrence Alma-Tadema, 1871
クローズアップ。
コスチューム、歴史風景好きには魅力のアルマ=タデマ。

The Dedication to bacchus, Lawrence Alma-Tadema, 1889
The Dedication to bacchus(バッカスへの捧げ物),
Lawrence Alma-Tadema, 1889年。
もう一枚アルマ=タデマ。
こちらもバッカスに捧げるワイン祭り・・・のようなもの。

Detail - The Dedication to bacchus, Lawrence Alma-Tadema, 1889
クローズアップ。
19世紀はイタリアやギリシャ(やエジプト)で、
考古学上の発掘・発見が相次いだので、
その成果が、絵画的に盛り込まれているものも多い。

The Garden of the Hesperides, Edward Burne-Jones, 1869-73
The Garden of the Hesperides, Edward Burne-Jones, 1869-73
おっと、バーン=ジョーンズも入っていた。

The Consolation of Faith, Giovanni Segantini, 1897
The Consolation of Faith, Giovanni Segantini, 1897
アルプスの風景と象徴主義という不思議な組み合わせの、
ジョヴァンニ・セガンティーニの作品なんだけれど・・・、

Detail - The Consolation of Faith, Giovanni Segantini, 1897
強く惹かれるのは、装飾的な上部パネルの天使の部分。

The Barque, Odilon Redon, c.1900
The Barque, Odilon Redon, c.1900
ルドンも入っていた。

A Mask, Fernand Khnopff, c.1897
A Mask, Fernand Khnopff, c.1897
そして最後にベルギー象徴派のフェルナン・クノップフの仮面を。





Kunsthalle Hamburg (ハンブルク美術館)

Glockengießerwall, 20095 Hamburg, Germany

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Kunsthalle Hamburg (ハンブルク美術館)-2-

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Kunsthalle Hamburg (ハンブルク美術館)のイメージ、2回目は、17世紀~18世紀の絵画作品を。


The Rest on the Flight into Egypt, Sudniederlandisch, 1520-30
とか言って・・・、時代順に行くとこれはまだ16世紀だった。
16世紀前半の南オランダ(作者は不明のよう)絵画
「エジプトへの逃避」

Detail - The Rest on the Flight into Egypt, Sudniederlandisch, 1520-30
宗教画の中に、どんどん風景画の要素が盛り込まれていく。
「幼児殺戮」されているわけだけれども・・・、
そこを省いたら、のどかな風景。

この美術館には、
17世紀オランダ絵画コレクションも充実している。

The Assumption of the Virgin, Peter Paul Rubens, c.1616
1616年頃の、Peter Paul Rubens(ルーベンス)の
「The Assumption of the Virgin(聖母被昇天)」。

Detail - The Assumption of the Virgin, Peter Paul Rubens, c.1616
これはエスキースで、本作品は、
ブラッセルズのChapel Churchの祭壇画で、
現在はデュッセルドルフの美術館、Museum Kunstpalastに収蔵されている
この>作品かと。
逆にエスキースってことは、
(それを元にスタジオ制作される、本作品と違って)
ルーベンス御本人の手になるものかと。

River Scene, Salomon Jacobsz. van Ruysdael, 1645
17世紀中頃の「雲の画家」Salomon van Ruysdael
サロモン・ファン・ロイスダール)の、
「River Scene(川の風景)」。

Detail - River Scene, Salomon Jacobsz. van Ruysdael, 1645
海運事業の隆盛で黄金期を迎えた、
17世紀オランダでは、富裕市民階級が増大して、
宗教のためではなくて、
屋敷を飾るための絵画の市場が出来上がってくる。
こうして、風景画や静物画が、
どんどん制作されるようになったのだった。

Still Life with Flowers and a Curtain, Jan van Rossum, 1671
「Still Life with Flowers and a Curtain(カーテンと花のある静物画)」
Jan van Rossum, 1671年。

Still Life with Flowers, Rachel Ruysch, 1691
「Still Life with Flowers(花のある静物画)」
Rachel Ruysch, 1691

Ornate Still Life, Willem Claesz. Heda, 1638
「Ornate Still Life(装飾的な静物画)」
Willem Claesz. Heda, 1638

Detail - Ornate Still Life, Willem Claesz. Heda, 1638
静物画は、ほとんど写真であるかのように描き込まれているので、
当時の食器や、食生活の資料にもなっている。

The Messenger of Love, Pieter de Hooch,c.1670
それはインテリアについてもいえることで、
インテリア系の風俗画の多い、Pieter de Hooch
ピーテル・デ・ホーホ・・・
あー、英語読みのフーチの方がなじんでるんだけどな)、
の作品は、歴史インテリア好きにはたまらない魅力。
「The Messenger of Love(恋のメッセンジャー)」1670年。

Detail - The Messenger of Love, Pieter de Hooch,c.1670
そう、この絵の中にあるように、どこの家にも、
どこの部屋にも絵画が飾られるようになった。

Cabinet of Curiosities, Johann Georg Hinz, 1666
そして、17世紀オランダといえば、キャビネット・オブ・キュリオシティーズ
この絵がここに入っているので、見に行きたかったのも、
ここを訪れた理由の一つ。(で、大きく載せてるし・・・笑)。
Johann Georg Hinz, 1666年

Detail - Cabinet of Curiosities, Johann Georg Hinz, 1666
特に、この宝石箱と時計。ステキすぎる。

A Lute Player, Meister der weiblichen Halbfiguren, c.1520-40
「A Lute Player(リュート奏者)」Meister der weiblichen Halbfiguren
(女性半身像のマイスター)1520-40年
画家(工房)の名前は伝わっていなくて、
半身像の女性をよく描いているので、便宜上こう呼ばれている。
かなり大きな工房だったようで、
ローカントリーズで、60-100枚の作品が発見され、
この工房の制作と確認されているそう。
比較的小型の作品が多く、落ち着いた美しさのあるテーマと共に、
どこのご家庭にも一枚あってもいい・・・的な、
人気工房だったのかも。

Street View, Jacobus Vrel
「Street View,(通りの眺め)」Jacobus Vrel
フーチ(ホーホ)と同じ流派に、識別されている17世紀中頃の画家。
デルフトとハールレムで活動していたそうなので、
この風景もそのどちらかのものと。
フーチより、もう少し庶民的で、画風も素朴。

The Oude Kerk in Amsterdam, Emanuel de Witte, 1659
インテリアといえば、教会もよく描かれている。
これは1653年「The Oude Kerk in Amsterdam(アムステルダム旧教会)」
Emanuel de Witte(エマヌエル・デ・ウィッテ)。

Detail - The Oude Kerk in Amsterdam, Emanuel de Witte, 1659
今もそのまんまだし。
標本箱の旧教会は<このページ>に。
(なんだか、写真を回してきているFlickrの方で、
バグっているみたいで、写真が表示されてないけれど、
写真のリンクをクリックで、Flickrの写真ページは開きますよ。)

Interior of a Medieval Church, Hendric van Steenwijck d.A., c.1585
「Interior of a Medieval Church(中世の教会のインテリア)」
Hendric van Steenwijck 1585年頃。
同名の父と子がいるのだけれど、製作年から、多分父の方かと(?)。

Detail - Interior of a Medieval Church, Hendric van Steenwijck d.A., c.1585
活動していたアントワープか、フランクフルトの教会。
上の全体像では、ホッケーのスティック持っているように見える、
2人の男性は、長いキャンドルを持っていたのか・・・。
チャペル内の高い蝋燭に火を灯す係の人のよう。

Roman Ruins, Giovanni Paolo Pannini,
ここからは、18世紀イタリア絵画に移って、
「Roman Ruins(ローマの廃墟)」
Giovanni Paolo Pannini(ジョバンニ・パオロ・パンニーニ

Capriccio with Roman Ruins and Motifes from Padua, Giovanni Antonio Canal, c.1740
イタリア18世紀といえば、Canaletto(カナレット)でしょう・・・と思ったら、
やっぱりちゃんと入っていた。
「Capriccio with Roman Ruins and Motifes from Padua
(ローマの廃墟とパドヴァからのモチーフのあるカプリーチオ(幻想画)」1740年頃。

Detail - Capriccio with Roman Ruins and Motifes from Padua, Giovanni Antonio Canal, c.1740
風景のディティール。

Veduta Ideale with Palace Staircase, Canaletto, 1762
同じくカナレットの、1762年の作品、
「Veduta Ideale with Palace Staircase
(宮殿の階段のある理想的な眺め)」。

Detail - Veduta Ideale with Palace Staircase, Canaletto, 1762
カナレットの作品はかなり大型で、
これだけ細かく描き込まれていて、
その上、生産量がハンパない。
複数のアシスタントを使うスタジオ制作方式でもない。
なので、かなり早描きだったんだろうな・・・と想像する。
で、いつでもタッチを興味深く観察してしまう。

Detail - Veduta Ideale with Palace Staircase, Canaletto, 1762
このぷくぷくした人物描写はカナレット独特のもの。
早描き・・・早描き(笑)。

Detail - Veduta Ideale with Palace Staircase, Canaletto, 1762
カナレットの作品はヴェニスを描いたものが多いのだけれど、
主なクライアントは、当時グランドツアーで、
イタリアにやってくる英人貴族だったそうで、
最大のコレクションは英国王室なのだとか。
(George III(ジョージ3世)のコレクション。)
で、1840年に始まったオーストリア継承戦争の影響で、
英人貴族のグランドツアーが激減すると、
在ヴェニス英人エージェントのアレンジで、
1846~55年までイギリスに滞在して制作。
その後、ヴェニスに戻り1868年になくなる直前まで、
制作を続けている。

今回はこのあたりまでで・・・、
次回はフリードリッヒ~ドイツ象徴派のあたりのイメージを。



Kunsthalle Hamburg (ハンブルク美術館)

Glockengießerwall, 20095 Hamburg, Germany

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Kunsthalle Hamburg (ハンブルク美術館)-1-

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昨年の2月初めに、一泊だけでちょこっと訪れたハンブルグより、フライトで着いた日の午後に、駅に荷物を預けて見に寄った、Kunsthalle Hamburg (ハンブルク美術館)からのイメージを。
この美術館は、ハンブルグ中央駅の隣のブロックに建っていてとても便利、撮影を予定していた夜のライブまで時間を潰すのにちょうどいいロケーション。


Madonna and Child, 15th century, Sano di Pietro
ここの美術館には中世~現代に至るまでの
絵画作品が収蔵されているけれど、
まずは守備範囲の初期ルネッサンス(15世紀)
イタリアの聖母子。

The Death of the Virgin, first half 14th century, Pietro da Rimini
14世紀前半の祭壇画「聖母の死」。

Detail
金箔に彫りの入った、工芸的なディティール。

Retable of the former High Alter of St. Peter's Church in Hamburg (Grabow Alter) c.1379-83, Bertram von Minden
14世紀後半の、Bertram von Minden(ベルトラム・フォン・ミンデン)作、
聖ピーター教会の祭壇リテーブル。
ゴシック建築のように細かい、装飾ディティール。

Detail


Detail
顔立ちがゴツくてドイツっぽい(笑)。

Alterpiece from Harvestehude, c.1410, Bertram von Minden
これもまた、同じベルトラム・フォン・ミンデン、15世紀初期の、
Harvestehude(ハンブルグの北にあるエリア)の祭壇画。
このマイスター、初期には上記のような彫刻作品が多くて、
後期には絵画作品が多いのだそう。
両方できるんだ・・・。
全体像だと小さいので、クローズアップを以下に。

Detail
上段左から右へと旧約聖書のストーリーが続いて、
下段中央右から受胎告知で、新約聖書のストーリーになっている。

Detail
その受胎告知。

Detail
三王礼拝。

Kunsthalle Hamburg, Old Mastres collection
フレームの装飾が同じだけれど、
これらは詳細を控え漏れていて不明。
編み物や食卓のシーンが興味深い。

Kunsthalle Hamburg, Old Mastres collection
華麗なヴァージョンの三王礼拝。

Double-winged Alterpiece (Buxthehude Alter), 1390-1415, Bertram von Minden
これも同じベルトラム・フォン・ミンデンの作の聖母戴冠。
このマスター、ハンブルグで工房を持っていたそうで、
現存する作品の大半は、この美術館に収められている。

Detail
ネコ科動物好きなので、ついクローズアップ。

Christ as the Man of Sorrows, 1435, known as Meister Francke
1435年Meister Francke(マイスター・フランケ)作の
「The Man of Sorrows(悲しみの人)」。
ジーザス先生がこんな風に上半身ハダカで
(往々にしてマントと荊棘の冠とともに)
受刑の傷を見せて憂い顔・・・で描かれているものを、
イコノグラフィ的には「The Man of Sorrows」と呼ばれている。
これもその代表作。
このマイスターも、ハンブルグで活動した画家で、
19世紀末に発見されたのだそう。

The Virgin Adoring the Child, 1426, known as Meister Francke
同じくマイスター・フランケの「聖母礼拝」。
真っ赤な空に、ラッピング・ペーパーのように、
星がきれいに並んでいて、
くっきりとした構図といい、
とてもグラフィックデザイン的な新鮮さがある。

Detail
クローズアップ。

Enthorned Virgin and Child, 1330, Kolner Meister
もちろん彫像も、ところどころ展示されている。
この聖母子は詳細をとってないので、不明だけれど、
14世紀、ドイツ~オランダの感じかな。

Enthorned Virgin and Child with St. John the Baptist, 1488, Meister of Ursula-Legend
15世紀後半の、ウルスラ伝説のマイスター作
「玉座の聖母子と洗礼者ヨハネ」。
中世~ルネサンスにかけての画家(マイスター)は、
名前が伝わっていないことが多いので、
活動した都市(この場合、ケルンのマイスターとも)の名前で呼ぶか、
一番最初に確認された作品のタイトルをとって、
こんな風に通称で呼ばれている。
サインはないわけだから、技法やタッチで、
同一人物(あるいは同一工房)の作と判断されるようだ。
フランドル地域から遠くない、ケルンの立地のためか、
フランドル北方ルネサンス的な、
すらっとしたエレガントで繊細な表現。

The Mystic Marriage of St. Catherine, Sudniederlandisch, 1515-20
「聖カタリナの神秘の婚姻」16世紀前半の、
南オランダで制作されたもの。
作者名は伝わっていないようだ。
これがまさしくフランドル的な表現。

Detail
Mystical marriage of Saint Catherine」のテーマも、
イコノグラフィ的にはよく描かれているもので、
聖母子のジーザス君が、リングを与えていたら、
そのお相手は聖カタリナ。
アレクサンドリアのカタリナの場合が大半だけれど、
シエナのカタリナの場合もある・・・ということは、
Wikiで読んで始めた知った。)
華麗で豪華なシーンとして描かれるので、
私の好きなテーマの一つ^^。

The Coronation of the Virgin, Hans Fries
「聖母戴冠」15世紀末~16世紀初頭の、
スイスの画家、Hans Fries(ハンス・フリーズ)の手によるもの。
画面の上の茨がグリグリ・・・みたいな装飾様式が、
内陸ドイツ~スイスだなーと感じる。

Detail
「父と子」がこんな風にまーったく一緒に描かれているのは珍しいかも。


次回も続きますよ。



Kunsthalle Hamburg (ハンブルク美術館)

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Palazzo Querini Stampalia, Venice (パラッツォ・クエリーニ・スタンパリア、ヴェニス)

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やっと話はヴェニスに戻ってきて、今回は、滞在の最終日に訪れた、Palazzo Querini Stampalia(パラッツォ・クエリーニ・スタンパリア)のイメージを。
ここはヴェニスのQuerini Stampalia(クエリーニ・スタンパリア)一族の屋敷が、19世紀に文化財団として、絵画を中心とした美術館として公開されるようになったもの。
60年代の建築家Carlo Scarpa(カルロ・スカルパ)のモダーンな改装でも有名・・・だそうだけれど、古物好きの私は、この部分はまったく素無視して(笑)、上階の古いインテリアばかり撮影していたのだった。


Fondazione Querini Stampalia
こういうインテリアに、ぐっとくるんですね(笑)。

Fondazione Querini Stampalia
ヴェニス特有のPortego(ポルテゴ)と呼ばれる、一種の応接室、兼、廊下。

Fondazione Querini Stampalia


Fondazione Querini Stampalia


Fondazione Querini Stampalia
この部屋には、ヴェニスのイベントを描いた、
(多分)18世紀の絵画がぎっしり展示されている。

Fondazione Querini Stampalia
これはドゥカーレ宮殿の横の広場。
拡大してみると、バルコニーから提督も観覧の様子。

Fondazione Querini Stampalia
サンマルコ広場に立つマーケット。
いろいろ衣装も売られていて・・・、
あぁ、私この絵の中に入って、このマーケット訪れたい(笑)。

Fondazione Querini Stampalia
18世紀後半の、ラッカー塗装の家具で統一された部屋。
絵画もこんな風に、インテリアに取り込まれた形で、
18世紀に実際に飾られたいたような状態で展示されている。

Fondazione Querini Stampalia
詳細は記録してこなかったけれど、
Lorenzo di Credi(ロレンツォ・ディ・クレディ)の聖母子と思われる。

Fondazione Querini Stampalia
18世紀前半の、ムラノ・ガラスの見ごとな鏡。
周囲のパネルの中には、
ガラスにモノクロームで描写された裏から水銀張りされている。

Fondazione Querini Stampalia
フレスコ画の天井。

Fondazione Querini Stampalia
なんだか落ち着ける、こじんまりした控室。

Fondazione Querini Stampalia
次々に続く応接室には、歴代の一族と思われる肖像画が連なる。

Fondazione Querini Stampalia


Fondazione Querini Stampalia
18世紀のダイニングを再現した部屋。

Fondazione Querini Stampalia
装飾レリーフのような、トロンプルイユ・フレスコ画が描かれた部屋。

Fondazione Querini Stampalia
この部屋には、Pietro Longhi(ピエトロ・ロンギ)のコレクション。
この人、生涯に一体何枚絵画を描いたのか・・・、
と思うぐらい、ヴェニスのあちこちの美術館で、
セットで展示されているのを見かける。

Fondazione Querini Stampalia


Fondazione Querini Stampalia


Fondazione Querini Stampalia
自分的に一番ヒットだった、初期ルネッサンスの聖母戴冠。

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Fondazione Querini Stampalia
実は私達、このMantegna / Belliniの特別展を見に、
ここに来たのだけれど、延々たどり着かないので、
途中から端折って、やっと最後のこの特別展の部屋にたどり着く。


Fondazione Querini Stampalia
こんな感じで、ただただこの類似する絵画を
(左:ベリーニ、右:マンテーニャ)並べて展示して、
もう一つの部屋で、いろいろ解説資料が展示されているという、
意外と小さなエキジビション。
で、イタリア語なんてわからないので、
2つの絵画の描かれた、20年の差で、
右のマンテーニャの装飾的な硬質の様式から、
左のベリーニの写実的な様式に移行していることを、
テーマにしているのかと思っていた・・・。

この後のロンドン・ナショナルギャラリーのMantegna / Bellini展では、
実際にはほぼ同い年で、義理の兄弟にあたる、
2人の絵画のスタイルの背景や、お互いに影響を与えあっていったことが、
大量の招聘絵画の展示で解説されるという、
これの10倍ぐらいの規模のものだった。

Fondazione Querini Stampalia


Fondazione Querini Stampalia
この絵画たちにも、ロンドンで半年後に再会したのだった。


最後は、おまけヴィデオで、カルロ・スカルパ、
デザインの20世紀の部分も含めて、
この美術館の全体のイメージをキャプチャーした、
この美術館制作のヴィデオを。







Palazzo Querini Stampalia
(パラッツォ・クエリーニ・スタンパリア)



地図:










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Ca' d'Oro, Venice(カ・ドーロ、ヴェニス)-2-

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ヴェニス、Ca' d'Oroカ・ドーロ)、 正式には「Galleria Giorgio Franchetti(ジョルジョ・フランケッティ美術館)」からの続編を。


Crocifissione con santi e donatori, Hans Memling 1435(40)-1494
イタリアン・ルネッサンス絵画以外に、
北方ルネッサンス絵画の収蔵も多い。
15世のHans Memling(ハンス・メムリンク)の、"Crocifissione con santi e donatori"
「聖人と寄進者がとりまく、キリストの磔刑」
(全然余談だけど・・・どうして日本語カナ表記で「メムリンク」になるのかが謎。
仏語だと微かに最後に「グ」が入ってるように聞こえるし、
蘭語だとgは飛んでしまって「メムリン」にしか聞こえない。
英語圏でも最後はかすかなg音が残っているような感じ。
自分的には「メムリング」と書きたいところだけど、
慣例に準じておく。)

Crocifissione, Jan van Eyck, Maastricht 1390 - Bruges 1441
15聖前半の、Jan van Eyck(ヤン・ファン・エイク)の「磔刑図」。
(あーこれも、英語読みの「ヴァン・ナイク」で慣れてるので、違和感・・・笑。)
街の描き込みがハンパない。
メムリンクより1世代上にあたるので、もう少し中世的な硬い表現。

Part of Crocifissione, Jan van Eyck, Maastricht 1390 - Bruges 1441
で、そのハンパない描き込みが好きだったりする(笑)。

Madonna col Bambino in trono tra le sante Caterina d'Alessandria e Barbara, copy of  Memling
"Madonna col Bambino in trono tra le sante Caterina d'Alessandria e Barbara"
(聖カテリナと聖バルバラの間の聖母子)。
これはメムリンクのコピーだそう。
たしかによく似た構図のメムリンクの聖母子が、
ブルージュのSint-Janshospitaal(聖ヤン・ホスピタル)に収蔵されているのを、
これは、7月に見てきたので覚えている。<こんなもの
メムリンクのほうがもう少し高貴な感じ・・・かな。

ちょうど北方ルネッサンス絵画の部屋を見終わった頃に、
アテンダントの係員が、
「上階がオープンしました。」と告知して回ってくる。
そう、この(日本式でいうと)2階にあたる展示室(8:15amオープン)の上に、
もう一つ展示室があって、そこは10:00amオープンという、
ちょっと変則的な開館時間なのだった。

Galleria Giorgio Franchetti alla Ca' d'Oro
こんな風に、2階展示室の途中に古風な階段があるけれど、
ここから上がれるわけではなくて、
エントランス近くの大きな階段から、
3階に当たる部分に登っていく。

Galleria Giorgio Franchetti alla Ca' d'Oro
上階では16世紀以降の絵画作品とタペストリー、家具が展示されている。
ここはほぼ南に面した明るい建物なので、
日光による、タペストリーの退化を、最小限に抑えるために
開館時間を短縮してるのかな・・・というのは、私の想像。

Galleria Giorgio Franchetti alla Ca' d'Oro
詳細はわからないけれど、この頃(16世紀)のタペストリーは、
ブラッセルズを中心とした、
フランダース地域でつくられたものじゃないかな?

Galleria Giorgio Franchetti alla Ca' d'Oro


Ritratto del Procuratore Nicolo Priuli, Jacopo Tintoretto, Venezia 1518-1594, Venezia 1518-1594
"Ritratto del Procuratore Nicolo Priuli", Jacopo Tintoretto
16世紀のティントレットの描いた、
「検察官ニコラ・プルーリの肖像」。
何人ものDoge(提督)を輩出した、ヴェネチア貴族Priuli(プルーリ)家の一員。

Venere allo specchio, Tiziano Vecellio, 1490-1576
"Venere allo specchio, Tiziano Vecellio"
16世紀ティツィアーノの、「鏡のヴィーナス」。

Venduta di una villa presso un fiume, Lodewijk Toeput detto Lodovico Pozzoserrato, Antwerp 1500- Trevisco 1605
Veduta di una villa presso un fiume, Lodewijk Toeput detto Lodovico Pozzoserrato
「川の畔のヴィラの眺め」
イタリアではLodovico Pozzoserrato(ルドヴィコ・ポゾセラート)と呼ばれた、
16世紀のフランドル、アントワープの画家、
Lodewijk Toeput(ローデヴィック・トゥプット)の作品。
ティントレットのスタジオで修行した後、
本土側の街、Treviso(トレヴィソ)で生涯活動した。
ヴェネチアの絵画組合員権を
取得できなかったためではないかと考えられている。

Galleria Giorgio Franchetti alla Ca' d'Oro
続く展示室はこんな感じ。

Vedura della piazzetta verso S.Giorgio, Francesco Guardi, Venezia 1712-1793
Vedura della piazzetta verso S.Giorgio, Francesco Guardi
「サン・ジョージオを望む、小さな広場の眺め」
18世紀のFrancesco Guardi(フランセスコ・グアルディ)作。
サンマルコ広場から、ドゥカーレ宮を左手に、
グランカナルに向かう部分の広場・・・って、
この絵もまた、現在とほとんど変わりないのが、
ヴェニスのすごいところ。

カナレットからは、一世代ぐらい後の画家。
カナレットっぽいパースペクティヴだけど、
もっとルースで自由なタッチで、
カナレットほどの完璧な製図的な描き方ではない。
そこが後の印象派以降、グアルディの方が、
カナレットより高く評価される要因となっている。

いや、私はどっちも好きだけど(笑)。

Venduta del Molo verso la basilica della Salute, Francesco Guardi, Venezia 1712-1793
"Venduta del Molo verso la basilica della Salute", Francesco Guardi
「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂を望む、船着き場の眺め」
これもフランセスコ・グアルディ作。
これは上の絵のシーンから、
グランカナルに突き当たるまで歩いて、
右手にあたる、対岸の聖堂を眺めたところ、
って、すぐにロケーションが確定できてしまう。

さて、絵画作品はこのぐらいで、
もう一度下の階へ、今度はグランドフロア(一階)に降りていく。
この公開されている、グランドフロアは、
展示物ではなくて、屋敷の中庭とモザイク床が見どころ。

Galleria Giorgio Franchetti alla Ca' d'Oro
ところどころ水浸しになっているのは、
満潮時の高潮のため。
水に浸かっている時は、このフロアは公開されていない。

Galleria Giorgio Franchetti alla Ca' d'Oro
その昔は、グランカナルに面して、
ここが正面入口として機能していたはず。

Galleria Giorgio Franchetti alla Ca' d'Oro
あぁ、モザイクタイル、美し・・・。
頻繁に水浸しになるので、
保存状態も危ぶまれていることと思う。

Galleria Giorgio Franchetti alla Ca' d'Oro
カナルを覗く。
本来はここがこの屋敷の正面船着き場。
今ではもう水の下になってしまっている。

Galleria Giorgio Franchetti alla Ca' d'Oro


Galleria Giorgio Franchetti alla Ca' d'Oro
中庭を通って、階段で屋敷に上がる構造。

Galleria Giorgio Franchetti alla Ca' d'Oro
19世紀にここを一時期所有していた、バレリーナ、
Marie Taglioni(マリー・タリオーニ)が、
この階段と、2階の窓の外のバルコニーを撤去してしまった。
階段の方は、最後のオーナー、ジョルジョ・フランケッティが、
復旧させたが、バルコニーは失われたままで、
現在では、歴史的建造物に対する破壊行為とみなされている。

Galleria Giorgio Franchetti alla Ca' d'Oro
残念なことに・・・。

Galleria Giorgio Franchetti alla Ca' d'Oro
中庭の門の上の装飾。

Galleria Giorgio Franchetti alla Ca' d'Oro
最後に、中庭の壁の上の装飾。




Ca' d'Oro(カ・ドーロ)

開館時間は英文で<このページ>に。

地図:








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Ca' d'Oro, Venice(カ・ドーロ、ヴェニス)-1-

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グランカナルに面する邸宅の中でも、最も美しいものの一つに数えられている、15世紀建造の邸宅、Ca' d'Oroカ・ドーロ)。
最後のオーナーだった、Giorgio Franchetti (ジョルジョ・フランケッティ)が、その美術コレクションとともに、1922年に国家に寄贈して、1927年以降、美術館として公開されている。
なので、美術館としては 「Galleria Giorgio Franchetti(ジョルジョ・フランケッティ美術館)」と呼ばれている。
ヴェネチアンと、フレミッシュのルネッサンス絵画が中心の、コレクションを見るというのも、目的のひとつなんだけれど、それ以上に、この屋敷をぜひ内側からみてみたい・・・というのも、ポイント高し。


Venice - Town
グランカナルを走る水上バスから、
かろうじて撮れた外観がこれ。

Ca' d'Oro facciata
もうちょっと説明的にわかりやすいイメージをwikiから借りてきた。
Ca' d'Oro(カ・ドーロ)というのは「黄金の館」の意味で、
もともとは金張りど多彩色で彩られていたのだとか。
大理石自体でも、色大理石が使われているせいか、
彩色はなくてもかすかに色のコントラストが出ている。
うん、いや、これぐらいの方が上品な感じで、いいのではないだろうか。
この、ゴシック様式がヴェニスの典型で、
これだけゴシック様式の建造物が、
現役で軒並みゴロゴロしているのは、
ヨーロッパでも、ヴェニスぐらいではないかと。

San Sebastiano, Andrea Mantegna, 1431-1506
最初に目に飛び込んでくるのが、
15世紀のAndrea Mantegna(アンドレア・マンテーニャ)作、
「聖セバスチャン」の描かれた、アルコーヴの一角。

Galleria Giorgio Franchetti alla Ca' d'Oro
天井装飾ラヴ。

Galleria Giorgio Franchetti alla Ca' d'Oro
その先に続くメインの展示室は、
美術館として、シンプルな内装になっている。

Galleria Giorgio Franchetti alla Ca' d'Oro
上の方に飾られているフレスコのフリーズは、
もともとここにあったものじゃないかな・・・?
というのは想像だけど。

で、このエントランスホールに相当するPortego(ポルテゴ)の、
両サイドの部屋の展示を見て回る前に、
ガラス戸の向こうのバルコニー部分に吸い寄せられていく。

Galleria Giorgio Franchetti alla Ca' d'Oro
いやもう・・・ここからの、グランカナルの眺めだけでも、
ここに入った価値があるというもの。

View from Galleria Giorgio Franchetti alla Ca' d'Oro
Mercato di Rialto(メルカト・ディ・リアルト=リアルト市場)の、
青物市場、古い建物の中の魚市場を対岸に臨む。
この時間帯には営業の終わっている魚市場の前に、
停泊しているボートは、輸送ボートというかデリバリー・ボート。
そう、車の出入りできないヴェニスでは、
運送も、宅急便もすべて、ボート便。
イタリア本土から鉄道駅裏のパーキングまでは、
トラックで運ばれて、そこからボートに積み直しての配達。
なんでも物価が高いのは、観光客目当てだけではなくて、
こういう輸送コストも関係しているかも。

Galleria Giorgio Franchetti alla Ca' d'Oro
美しいバルコニーの話をしていたのに・・・閑話休題。

Galleria Giorgio Franchetti alla Ca' d'Oro
余談ついでに・・・ここで、旅行中唯一撮ったセルフィー。
基本が「モノ好き」なので、モノばかり撮ってて、
自分を含めて、人間を撮るということが一切意識から抜けている。
私行きましたよ・・・の、唯一の証拠写真。

Polittico di Santa Caterina, Artista inglese del secolo XV
さて、展示物・・・・。
15世紀のアラバスター彫り(?)に彩色の、ポリプティック(多翼祭壇画)。
聖カテリナを描いたもの。

Polittico della Passione, Antonio Vivarni e aiuti, Murano 1415 - 1476(84)
これも15世紀のポリプティック(多翼祭壇画)で、キリスト磔刑を描いたもの。
ムラノ・ガラス職人一族出身の画家、Antonio Vivarini(アントニオ・ヴィヴァリニ)作。

Madonna col Bambino e sant' Onofrio, Carlo Crivelli, Venezia 1430-35)
なんだか、ひとクセある聖母子と思ったら、
Carlo Crivelli(カルロ・クリヴェッリ
ここでお目にかかるとは・・・。

Part of Madonna col Bambino e sant' Onofrio, Carlo Crivelli, Venezia 1430-35)
「高貴にして華麗にして冷酷」などという、
キャッチを付けてしまいそうになるクリヴェッリ。
ラヴです(笑)。

Madonna col Bambino, Michele Giambono, 1420-62
こちらのもっとおっとりした聖母子は、
Michele Giambono(ミケーレ・ギアンボーノ)作。

Annunciazione, Vitore Carpaccio, 1460-1523(26)
Vitore Carpaccio(ヴィットーレ・カルパッチョ)作の「受胎告知」。
そう、インテリアが好き^^。

Galleria Giorgio Franchetti alla Ca' d'Oro
ポルテゴを挟んで、反対側の展示室に移動する。

Galleria Giorgio Franchetti alla Ca' d'Oro
bullseye(ブルズアイ)ガラスの影がきれい。

Incoronazione della Vergine, Andrea di Bartolo, Siena 1389-1428
先に見ていた部屋は主に15世紀絵画の展示で、
こちらの一角は14-15世紀のもの。
これはAndrea di Bartolo(アンドレア・ディ・バルトロ)の「聖母戴冠」。
フィレンチェのGiotto(ジオット)に通じるような、
高い頬骨と切れ長の目に、それでいて、柔らかな衣の表現。
目を引かれた作品の一つ。

Sei Apostoli, Maestro di San Davino, Pisa Lucca 1395-1420
「12聖人」の一部は、聖ダヴィノ(←なんだか聞かない名前の聖人さん)の画家作
ということになっている。
ピサやルッカで活動した画家だそう。
中世(ビザンツ)からルネッサンスへの過渡期の、
やや様式的ながら華麗な表現。

Annunciazione, Maestro lombardo, del XV secolo
15世紀の受胎告知。
絵画自体より、このフレームに目が釘付け。

Madonna in trono col Bambino e i santi Pietro e Paolo, Bicci di Lorenzo, Firenze 1373-1452
"Madonna in trono col Bambino e i santi Pietro e Paolo"
「聖ペテロと聖パウロに伴われた、戴冠の聖母子」は、
14世紀後半から15世紀前半の、
Bicci di Lorenzo(ビッチ・ディ・ロレンゾ)作。

Resurrezione, Benardino di Mariotto, Perugia 1478-1566
14-15世紀の Perugia (ペルージャ)の画家、
Benardino di Mariotto(ベルナルディノ・ディ・マリオット)の、
「Resurrezione(キリストの蘇生)」。

Galleria Giorgio Franchetti alla Ca' d'Oro
ディティールは記録から漏れていて、不明なのだけれど、
左の天使のタッチ、ポーズがウィリアム・モリスかと思った(笑)。
もしかして、彼はこれを見ていたのだろうか?

Madonna col Bambino, Francesco Botticini, Firenze 1446-1498
"Madonna col Bambino, Francesco Botticini"
15世紀後半ともなると、表現が描写的で、
完全にルネッサンス・スタイルに入っていく。
フィレンチェの画家、Francesco Botticini
(フランチェスコ・ボッティッチーニ)の「聖母子」。

Madonna col Bambino, Benvenuto Tisi detto il Garofalo, Ferrara 1481- 1559
ルネッサンスもやや後期、フェラーラの画家、
Garofaloガロファロ)の「聖母子」


と、いうところで、話は次回に続きます。






Ca' d'Oro(カ・ドーロ)

開館時間は英文で<このページ>に。

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Gallerie dell'Accademia, Venice (アカデミア美術館、ヴェニス)-2-

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標本箱は、ヴェニスにもどって、Gallerie dell'Accademia (アカデミア美術館)のイメージの続編を。
前回は一体いつの話?といわれそうなので・・・、前編は<このページ>ですよ。


Gallerie dell'Accademia, Venice
ルームNo.3。

L'Angelo annunciante e l'Annunciata, Giovanni Bellini, 1434(39)-1516
この部屋のメインの展示物は、15世紀Giovanni Belliniジョヴァンニ・ベッリーニ)の受胎告知。
このテーマは、歴史的インテリア好きには、
マリア母さまの部屋を覗き見できる格好の題材。

I santi Ludovico da Tolosa, Bartolomeo, Sebastiano e Sinibaldo, Sebastiano Luciani, Detto Sebastiano del Piombo, 1485-1547
個人的には、このSebastiano del Piomboセバスティアーノ・デル・ピオンボ)の、
トリプテイック(厳密にいうと4連パネルかな?)の聖人さん達、なかでも、

Gallerie dell'Accademia, Venice
San Ludovico da Tolosa(トゥルーズの聖ルイ)が目にとまる。
なんだか現代的で、こんな感じの男の子、
ウチの近所でも、いるいる・・・というような、リアルさ(笑)。

Gallerie dell'Accademia, Venice
そして、装飾好きは、天井のディティールに目を凝らす。

Gallerie dell'Accademia, Venice
部屋を移動して、多分ここがこのアカデミア美術館の中でも、
一番の見どころといわれているのじゃないかな、と思う、ルームNo.23。

La Tempesta, Giorgione, 1476(77)-1510
現存する確定された作品が6点しかない、
幻の画家Giorgioneジョルジオーネ)の、La tempesta (テンペスタ)。
風景の静けさに魅了される。

Madonna Contarini, Giovanni Bellini, 1434(39)-1516
部屋の中にまた、パネルで区割りされた一角があって、
その中はGiovanni Bellini(ジョヴァンニ・ベッリーニ)づくし。
これは、Madonna col Bambino in piedi benedicente
(立って祝福を与える聖母子)。
ちょうど今、ロンドンのナショナル・ギャラリーで、
Mantegna and Bellini (マンテーニャとベッリーニ)展が開催されていて、
私も先週見に行ってきたところ。
この絵画を始めとして、ヴェニスで見た作品もいくつかに、
またロンドンで再会したのだった。

Allegorie Giovanni Bellini, 1434(39)-1516, Andrea Previtali, 1470(80)-1528
ベッリーニの中でも、ちょっと毛色の変わったシリーズ、
「Allegorie(アレゴリー=寓意画)」
意味合いを読み取ることは難しいけれど、
なにか現実離れした、シュールな感覚が心地よい。
このシリーズは弟子のAndrea Previtali(アンドレア・プリヴィアティ)との
合作とされている。

Allegorie Giovanni Bellini, 1434(39)-1516, Andrea Previtali, 1470(80)-1528
同じく「アレゴリー」のシリーズより。
上のがヴィーナスだとしたら、
これはバッカスとマルス・・・かな?

Allegorie Giovanni Bellini, 1434(39)-1516, Andrea Previtali, 1470(80)-1528
意味不明で、とってもシュールな「アレゴリー」。

Allegorie Giovanni Bellini, 1434(39)-1516, Andrea Previtali, 1470(80)-1528


Allegorie Giovanni Bellini, 1434(39)-1516, Andrea Previtali, 1470(80)-1528
意味不明だけれど、どことなく、ルネッサンスの
グロテスク装飾文様を思わせるものがある。

Visions of Hereafter. Ascent into Heaven, Jheronimus Bosch
Jheronimus Bosch(ヒエロニムス・ボス)の、
「Visioni dell'aldilà(Visions of the Hereafter=死後のヴィジョン)」の一部。
全体像は<このページ>に。
ダンテの「神曲」っぽい(笑)。

Processione in Piazza San Marco, Gentile Bellini, 1429-1507
ジョヴァンニ・ベッリーニの弟、Gentile Bellini(ジェンティーレ・ベッリーニ)15世紀末の、
Processione in Piazza San Marco(サン・マルコ広場での聖十字架の行列)。
今も殆ど風景に変わりがないことに驚く。

Miracolo della reliquia della Croce al ponte di San Lorenzo, Gentile Bellini, 1429-1507
これもジェンティーレ・ベッリーニの、
Miracolo della reliquia della Croce al ponte di San Lorenzo
(サン・ロレンツォ橋での、聖十字架の奇跡)。
カナルに落ちた、True Cross(真の十字架)聖遺物が、
Andrea Vendramin (アンドレア・ヴェンドラミン←同名のヴェネチア総督の祖父)
の手で救われた・・・という、伝説を描いている。

Miracolosa guarigione della figlia di Bevegnudo de San Polo, Giovanni Mansueti, 1485-1526(27)
どうしてこういう、パースペクティヴのある、
ゴチャゴチャした絵に惹かれるんだろうか(笑)。
Giovanni di Niccolò Mansueti(ジョヴァンニ・ディ・ニコロ・マンスエティ)の、
Miracolosa guarigione della figlia di Benvegnudo da San Polo
=聖ポロによるベンヴェヌドの娘の奇跡の回復)。

Gallerie dell'Accademia, Venice
どこか途中の部屋で見かけた、ガニュメディスの彫像。

Gallerie dell'Accademia, Venice
そして、廊下にも、バンバン有名どころの大作が展示されている。

Theft of the body of St. Mark(1562-66), Jacopo Tintoretto,
この一角はTintoretto(ティントレット)。
16世紀のLa messa in salvo del corpo di San Marco (noto come Il
trafugamento del corpo di San Marco),
聖マルコの遺体の救出(聖マルコの遺体の盗出、として知られている)。

Gallerie dell'Accademia, Venice
未完(?)の背景の描写が、妙に現代的。

Madonna col Bambino e i santi Sebastiano, Marco, Teodoro venerata da tre comerlenghi e di loro segretari, Jacopo Robusti detto Jacopo Tintoretto, 1519-1594
同じくティントレットの、
Madonna col Bambino e i santi Sebastiano, Marco,
Teodoro venerata da tre comerlenghi e di loro segretari
(3人の侍従と秘書に礼拝される、
聖母子と、聖セバスチャン、マルコ、テオドロ)
鮮やかで動きと量感のある描写が、
バロック絵画の先駆を感じさせる。

La Creazione degli animali, Jacopo Tintoretto, 1519-1594
同じくティントレットで、La Creazione degli animali(=動物の創造)。
創造主、父さんが様々な動物を、忙しそうに製作中。
博物誌的な絵画。

Gallerie dell'Accademia, Venice
この後、階段を降りて、一度中庭に出て、
ショップと出口に向かってしまった。
「あれ?カナレットとかあるんじゃなかったっけ?」
と思い直して、ショップで尋ねてみたら、
見逃していた、グランド・フロアの一角あり。
あまり、順路表記が明確でないので、迷い気味。

Gallerie dell'Accademia, Venice
それはこの一連の部屋で、
17-18世紀の絵画を中心に展示されている。

Perspective with portico (1765), Canaletto e Bottega,
Canaletto(カナレット)の、Perspective with portico (1765)
(ポーティコのある透視画)。
お気に入りの一枚。あ、やっぱりパースペクティヴか・・・。

Courtyard of a palace with staircase, Michele Marieschi, 1710-1743
カナレットでなくて、Michele Marieschiの、Courtyard of a palace with staircase
(階段のあるパレスの中庭)。
って、これもパースペクティヴ、ちょっとピラネージっぽくもある。

Gallerie dell'Accademia, Venice
数多くはないけれど、彫刻の展示もあって、

Gallerie dell'Accademia, Venice
充実の美術館でしたよ。





Gallerie dell'Accademia (アカデミア美術館)
独特の開館時間:火~日 8:15am ~ 18:15pm、月 8:15am ~ 13:00pm
(閉館45分前にチケット販売終了)

地図:









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Gallerie dell'Accademia, Venice (アカデミア美術館、ヴェニス)-1-

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2018年11月13日(火)~19日(月)の期間、ベルギー出張のため、
KotomiCreations Etsy ショップはクローズしています。
19日(月)の夜には再オープンして、通状営業に戻ります。


うふふ・・・、来年の9月のヴェニス滞在、ホリデー・アパートのみならず、エアライン・チケットまでとってしまったこの人達・・・、直前にケガしたり、病気になったりしないように気をつけなきゃね。
来週はまた、ベルギーのナミュールに出ています。とか書いていたら、旅行好きと思われていることが実に多い。
でも、実際のところは・・・、旅行はあんまり好きじゃないんです(笑)。
出不精で、知っているところにじっとしているのが結構好きな方。鉄道はそうでもないけど、エアライン移動は面倒くさい。
どちらも3時間以上乗っているのは苦手。ホテルは不便なので、アパートメントに1週間ぐらい滞在するのが好き。外食が面倒くさいので(待つのが嫌い)、キッチンのあるところで、自分の好きなものを、さっさと食べたい。知らないところに行くより、知っているところに何度も行く傾向あり。いわゆる・・・、アスペルガー傾向強いです(笑)。
ただただ、古風な装飾アート・インテリア・建築が好きなので、そして、地図やタイムテーブルを読むのが好きなので、オタク度の高い旅行を結果的に、してしまっている感じはあるのだけれど。

さて、今回の本題は、そんなにオタク度は高いわけじゃないけど、Gallerie dell'Accademia, Venice (アカデミア美術館、ヴェニス)。
18世金に始まった、美術学校(アカデミア)が、現在では14-18世紀のヴェネチア絵画を展示する、美術館となっている。


Gallerie dell'Accademia, Venice
正面はネオクラシカルなので、
この建物自体が18世紀のものと思い込んでいた。

Gallerie dell'Accademia, Venice
エントランス・ホールでチケットを買って、
順路は階段を上がった上階から始まる。

Gallerie dell'Accademia, Venice
で、最初の展示室が、好きな分野の中世後期~初期ルネッサンス絵画の展示室で、
で、またこの天井装飾なものだから、テンション上がる。

Gallerie dell'Accademia, Venice
シンプルで直線的な様式になっていく18世紀に、
これを作ってしまうヴェニスってすごすぎ・・・!?
とか思ってみていたのだけれど、
wiki英語版によると、どうやら、この建物自体は、
ナポレオンによって解散させられた、修道院跡が使われたそう。

Gallerie dell'Accademia, Venice
建物は14世紀に遡るのだそうで・・・、どうりで・・・と納得がいく。


Jacobello del Fiore, 1400-1439
Jacobello del Fioreの14世紀前半の華麗なトリプティク(三連祭壇画)、
「Justitia Triptych(ジャスティティア=正義の女神)のトリプティク」
左右は、大天使ミカエルとガブリエルのコンビ。

Michele di Matteo, 1410-1469
Michele di Matteoの、ヴェニス・聖エレナ教会のポリプティック(多翼祭壇画)。
主にボローニャで活動した15世紀の画家。

Gallerie dell'Accademia, Venice
センターパネルのチャーミングな聖母子。

Paolo Veneziano, 1333?-1362
リフレクションがどうしようもなかったんだけれど・・・、
14世紀中頃のPaolo Venezianoのポリプティック祭壇画。

Gallerie dell'Accademia, Venice
センターパネルの聖母戴冠をクローズアップで。
まだとてもビザンティン・アイコンの影響が強く残っていて、
様式的だけれど(だからこそ)華麗。

Gallerie dell'Accademia, Venice
これは作品ディティールを撮ってこなかったので、不明だけれど、聖母子。
15世紀の感じかなー。ローブやヘイロー(円光)の装飾性がたまらん・・・(笑)。

Catarino, 1362-1390
14世紀後半のCatarino da Veneziaの聖母戴冠。

Incoronazione della Vergine, Stefano -Plebanus- di Sant'Agnese, 1369-1385,
これも同じテーマの聖母戴冠で、同時期のStefano Venezianoの作。

Gallerie dell'Accademia, Venice
天使のクローズアップ。
これも、とてもビザンティン風。

Polittico Lion con l'Annunciazione, Lorenzo Veneziano, 1356-1372
とりわけ華やかな、Lorenzo Venezianoの受胎告知のポリプティック。
さっきからみんなVeneziano(ヴェネチアーノ)が名前に付くのだけど、
一族だったのか、単にみんなヴェニス出身だったからそう呼ばれるのか、
そのあたりは調べがつかなかった。

Gallerie dell'Accademia, Venice
クローズアップ。お美しい・・・。

Gallerie dell'Accademia, Venice
建築のようなこの構成。

Gallerie dell'Accademia, Venice
その習作なのか、よく似た構図で、
同じく14世紀後半、Lorenzo Venezianoの受胎告知のポリプティック。
上の本番作品の研ぎ澄まされた表現と違って、
もう少しまったりと柔らかい表現。

Madonna della Misericordia tra i santi Giovanni Battista e Giovanni Evangelista, Jacobello del Fiore, 1400-1439
14世紀前半Jacobello del Fioreの、
Madonna della Misericordia, i Santi Giovanni Battista e Giovanni Evangelista
(洗礼者ヨハネと福音書記者ヨハネの間の、慈悲の聖母)
このマントで衆生を覆う「Virgin of Mercy(慈悲の聖母)」の図像は、イタリアから広がったもの。

Incoronazione della Vergine in Paradioso e committente, Maestro di Ceneda, 1439-1484
15世紀のMaestro di Ceneda(セネダのマエストロ)、
Incoronazione della Vergine in Paradioso e committente,
(天国での聖母戴冠と奉納者)
なんだけれども・・・写真では下に、奉納者一族のポートレートを見切っていて、
これは天界のシーン。

Gallerie dell'Accademia, Venice
なんかこう・・・建築的表現のあるものに、ソフトスポットあり。

次は、部屋が飛ぶけれども、この展示の後に入れると収まりが良さそう。

Gallerie dell'Accademia, Venice
16世紀の、Titian(ティツィアーノ)の Presentation of the Virgin(聖母の奉献)の部分。
(全体は<このページ>に。)
で、ティツィアーノの絵画・・・というよりか、これが描かれている環境というのが・・・、

Gallerie dell'Accademia, Venice
こんな・・・、

The Presentation of the Virgin Mary in the temple, Tiziano Vecellio, 1488(90)-1576
こんなことに。

Gallerie dell'Accademia, Venice


Gallerie dell'Accademia, Venice
天井がすごすぎ・・・。
なんだけれど、これは19世紀のリヴァイヴァル様式の頃に導入されたものではないかな・・・、
と、裏を取ってないけど、写真を拡大してみて感じる。
なにかこう・・・表現がスムースすぎるような。

Antonio Vivarini e Giovanni d'Alemagna, 1446
窓の間に展示されている、15世紀中、
Antonio Vivarini と Giovanni d'Alemagna合作のトリプティック聖母子像。
どことなく、私の好きなCarlo Crivelli(カルロ クリヴェッリ)要素の見られる表現。
クリヴェッリって独特だと思っていたけど、
同時代にちょっと似かよったスタイルの画家もいたんだな・・・と気がついた。

そして、なんでまた自分は14世紀~15世紀の絵画が好きかというと、
装飾的な(金箔張りの)テンペラ画だからなんだと思う。
テイストの根っこが工芸ですから・・・。
油彩に移行すると、ぐっと興味なくなる傾向あり(笑)。

ではまた次回も、この美術館より続編を。






Gallerie dell'Accademia (アカデミア美術館)
独特の開館時間:火~日 8:15am ~ 18:15pm、月 8:15am ~ 13:00pm
(閉館45分前にチケット販売終了)

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Ca' Rezzonico, Venice (カ・レッツォーニコ、ヴェニス)-3-

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2018年11月13日(火)~19日(月)の期間、ベルギー出張のため、
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19日(月)の夜には再オープンして、通状営業に戻ります。





あまりにも、ヴェニスが気に入ってしまったので、来年も今度は友人と9月に1週間滞在することにして、さっそくもうホリデーアパートを予約してしまった。
ヴェニスは観光激戦都市な上に、交通機関(というか物資の輸送)をすべてボートに頼っていることもあって、何かと物価が高い。 ホテル・外食・買い物すべて、ヨーロッパ内でもトップ物価高のロンドンに匹敵している感じ。
(ちなみに、他のヨーロッパの都市では、スイスや北欧諸国の首都が、そんなトップ物価エリア。)
なので、立地がよくて予算内でレヴューのいいホテル/アパートを探すのは一苦労。 これはもう、先手必勝、一年前からプランするしかない。 私も友人も勤め人でない、自由業だからできることではあるのだけれど・・・。

閑話休題で、その、ヴェニス。Ca' Rezzonico, Venice (カ・レッツォーニコ)からの最終回を。


Ca' Rezzonico, Venice
Green lacquer Room(グリーン・ラッカーの部屋)と呼ばれる一室。
名前の由来は、グリーンの漆調塗装の家具と、
(写真では見えにくいけれど)緑大理石粉で着彩したスタッコ装飾の、
(壁の下部分の)パネリングから。
これも別の屋敷から、移行されたもの。
典型的な18世紀のシノワズリ様式。

Ca' Rezzonico, Venice
その次は、この屋敷の中でも、印象的な、Longhi Room(ロンギの部屋)。
ここに展示されるPietro Longhi(ピエトロ・ロンギ)の絵画に因む。

Ca' Rezzonico, Venice
18世紀ヴェニスの風俗を描いた作品の多数が、
この博物館の所蔵になっている。

Ca' Rezzonico, Venice
カーニヴァルの時期や、ギャンブルのシーン
が描かれている作品には、ヴェニスの仮面を着けた人々が登場。
どことなくミステリアスな雰囲気を漂わしている。
この絵画には、ほぼおなじ構図の別ヴァージョンがあるのだそう。
このページ

Ca' Rezzonico, Venice


Ca' Rezzonico, Venice


Ca' Rezzonico, Venice
ヴェニスのホガース・・・という雰囲気。
(ホガースほど荒んでないけど・・・笑。)

Ca' Rezzonico, Venice
次の部屋はRoom of the Parlatory(面会室の部屋)と呼ばれている。
ここに掛かる、尼僧院のParlatory(面会室)を描いた絵画因んだもの。
で、別の絵画に気をとられていて、撮影してなかったので、
その絵画は<このページ>に。
Parlatory of the Nuns of San Zaccaria(聖ザカリア尼僧院の面接室)。
18世紀ヴェネチア画家Francesco Guardi(フランセスコ・グアルディ)の作品。

Ca' Rezzonico, Venice
で、私が気を取られていたのは、こちらの方の、
これまた典型的なヴェニス的なる絵画。
同じくフランセスコ・グアルディの「Foyer of palazzo Dandolo at San Moisè
(サン・モイゼのパラッツォ・ダンドロのエントランス・ホール)。
当時(18世紀)は、12月26日のクリスマス明けから、
3月6日のAsh Wednesday(灰の水曜日)までが、
延々続くカーニヴァル・シーズンで、
その間にこのパラッツォでは、
共和国主催のカジノが開催されていた。
ここに入場するには、仮面を被る必要がある。
かぶっていないのは、「賭場」を仕切る富裕貴族達。

Francesco Guardi's House, Campiello de la Madona, Cannaregio, Venice.
フランセスコ・グアルディといえば・・・、
街を歩いていて偶然「フランセスコ・グアルディの家」というのを見つけた。
公開されているわけではなく、
普通の家にただプラークがついているだけだけれど。

Ca' Rezzonico, Venice
Netには出てこなかったので、詳細が不明だけれど、
ヴェニスの冬。こ・・・凍ることがあるんだ・・・。
これはもしかして、ムラノ島から、
墓地の島サン・ミケーレを見ているんじゃないかな、というのは想像。

Ca' Rezzonico, Venice
その次の部屋は、この17世紀後半のハープシコードから、
Harpsichord room (ハープシコードの部屋)と呼ばれている。

Ca' Rezzonico, Venice
この部屋にあった、ペイントされたチェストがとてもチャーミング。

Ca' Rezzonico, Venice
寄せ木細工したものに、ディティールをペイントしているよう。

Ca' Rezzonico, Venice
次の一連の小さな部屋には、
Giandomenico Tiepolo(ジャンドメニコ・ピエトロ)の
フレスコ壁画が展示されている。
これらは、イタリア本土側Zianigo(ジアニゴ)にあった、
一家の屋敷に描かれていたもので、
クライアントからの発注を受けて描いたものではなくて、
純粋に家族の家を彩るために描かれたものだそう。

Ca' Rezzonico, Venice
それでか、表現がなんとなく伸びやかでリラックスしている。

Ca' Rezzonico, Venice


Ca' Rezzonico, Venice


Ca' Rezzonico, Venice
そこからまた上階に上がって、
Egidio Martini pictures gallery(エジディオ・マルティニ・ギャラリー)。
ここでは寄贈された彼のコレクション、
主に17-18世紀絵画が展示されている。

Ca' Rezzonico, Venice
なんだかもう絵画見すぎで疲れてきてて・・・(笑)、

Ca' Rezzonico, Venice
ちらちら目を引いたものだけ見て回っていた。
詳細はどちらも不明。
Maxfield Parrishみたいな、バラ色の空がきれい。

View from Ca' Rezzonico, Venice
途中、最上階から見た風景。

Ca' Rezzonico, Venice
さて、最後のエリアは、Farmacia Ai do San Marchi
(アイ・ド・サンマルチ薬局)。
17世紀後半からヴェニスに存在した薬局を移築したもの。

Ca' Rezzonico, Venice
ここに来た目的の半分は、これを見たかったため・・・
なんだけれど、とにかく暗くガラス張りの中に展示されていて、
リフレクションがひどくて、撮影苦戦中。

Ca' Rezzonico, Venice


Ca' Rezzonico, Venice


Ca' Rezzonico, Venice


Ca' Rezzonico, Venice


Ca' Rezzonico, Venice
その薬局の看板。

というような、実に中身の濃いミュージアムでした。



Ca' Rezzonico, Veniceカ・レッツォーニコ

地図:











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Ca' Rezzonico, Venice (カ・レッツォーニコ、ヴェニス)-1-

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今回からは、ヴェニスのまた別のミュージアム、Ca' Rezzonico, Venice (カ・レッツォーニコ)のイメージを。
珍しく・・・、Wikiに日本語版があったので、そのリンクを貼り付けて、詳しい話はそちらへ。
ヴェネツィアの文化・芸術遺産を管理する「Fondazione Musei Civici di Venezia」管轄下のミュージアムの一つで、18世紀ヴェネツィア美術を中心に展示公開されている。
ちなみに、Ca' というのは、Casa(カーサ=家・屋敷)の略で、レッツォーニコ屋敷ということになる。


Ca' Rezzonico, Venice
ヴェニスの幹線、グランカナルに面したこの博物館の隣に、
水上バス(vaporetto)1番ラインの水上バス停、
同じ名前のCa' Rezzonico(カ・レッツォーニコ)がある。
そのピアから橋を渡ると、ミュージアムのカナル側の入口へ。

Ca' Rezzonico (Venice)
Photo via Wikimedia commons
対岸から見たカナル側のファサードは、借り物写真で。

Ca' Rezzonico, Venice
ミュージアム・カフェのある建物と中庭を抜けて、
ミュージアムの入り口へ。

Ca' Rezzonico, Venice
雨の日のヴェニスが、なかなかフォトジェニック。

Ca' Rezzonico, Venice
チケット売り場から、まず階段を登る。

Ca' Rezzonico, Venice
最初の部屋はBallRoom(舞踏会室)。
この屋敷の中で一番ゴージャスな、公式の部屋。

Ca' Rezzonico, Venice
天井のフレスコ画は18世紀中頃のもので、
アポロの戦車を描いたもの。

Ca' Rezzonico, Venice
トロンプルイユに取り巻かれた、レッツォーニコ家の紋章。

Ca' Rezzonico, Venice
反対側のトロンプルイユ・・・なんだけれど、
中央の彫像とその下のアーチは、実際に石彫で作られている。
写真で正面から見ていたら、見間違える。

Ca' Rezzonico, Venice
この部分の壁面は、すべてフレスコのトロンプルイユ。

Ca' Rezzonico, Venice
カーテン越しに下階の中庭を覗く。

Ca' Rezzonico, Venice
その隣の部屋はNuptial allegory room(結婚の寓話の部屋)
と呼ばれているのは、この部屋の天井画のテーマから。

Giambattista tiepolo, allegoria nuziale di ludovico rezzonico e faustina savorgnan, 1758, tra quadrature di girolamo mengozzi colonna 01
Photo via Wikimedia commons
これまた、撮ってなかったので、借り物で。
Ludovico Rezzonico(ルドヴィコ・レッツォーニコ)の婚礼に当たり、
花嫁のために装飾された部屋だそう。
華麗な画風は、ロココ様式の画家、Giovanni Battista Tiepolo
ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ)によるもの。

Ca' Rezzonico, Venice
キャビネットの中には、18世紀後半の
カップ&ソーサーのコレクションが展示されている。

Ca' Rezzonico, Venice
上記の部屋の写真で、右側に見切れている小さな部屋が、チャペル。
この結婚の寓話の部屋自体が、グランカナル脇の水路に面しているので、
このチャペルにあたる小部屋は、水路に突き出した形になっている。
ロココ調のスタッコ・ワークに飾られた、聖母子と聖人の祭壇画。

Ca' Rezzonico, Venice
その次の部屋は、Pastel room(パステルの部屋)と呼ばれていて、
18世紀のパステル画を展示している部屋。
写真は撮らなかったけれど、<このリンク先>で360°ヴューが公開されている。
天井画はTriumph of the Arts over Ignorance(芸術の矇昧に対する勝利)。
天使や女神たちが、画材やペンを手に勝ち誇っている。

Ca' Rezzonico, Venice
この中にあったカップルのミニチュア画。
詳細は記録してこなかったけれど、
ルドヴィコ・レッツォーニコと、 その妻Faustina Savorgnanの
カップルではないかと勝手に想像していたが、
どうやら、御婦人の方は「あるレディーのポートレート」
というタイトルなので、そうではないのかも。

Ca' Rezzonico, Venice
この部屋をドアの向こう側から覗いたヴュー。

Ca' Rezzonico, Venice
どこの部屋で撮ったものか判らなくなったけれど、
見事なマーブル・インレイのテーブルトップ。

Ca' Rezzonico, Venice
その次のThrone room(玉座の部屋)は、カップルのために改装された
南ウィングの一連の部屋の最後のもので、
グランカナルと脇の水路に面している。
壁は、鮮やかなヴェルベットで覆われている。
部屋の呼び名は、教皇ピウス6世が座したといわれる、
木彫金箔貼りの豪華な「玉座」に由来する。

Ca' Rezzonico, Venice
天井画はティエポロと、Girolamo Mengozzi Colonnaの合作。
この一連の部屋の天井画は、ティエポロに発注されたものの、
期間的に無理だったので、共同制作に形をとっているものが大半だそう。
テーマは、Allegory of Merit(徳の寓意)。
左下の月桂冠を冠った老人の姿で描かれているのが「徳」の象徴。

Ca' Rezzonico, Venice
一連の南ウィングの部屋と、北ウィングの部屋を繋ぐ、
Portego(ポルテゴ)と呼ばれる、一種の応接室、兼、廊下。
エントランス・ホール的な役割の部屋。

Ca' Rezzonico, Venice
反対側のヴュー。

Ca' Rezzonico, Venice
ドアのアーチの装飾。

まだまだ続きますよ。





Ca' Rezzonico, Veniceカ・レッツォーニコ

地図:







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Museo Correr (コッレール博物館 )-2-

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日本の連続台風ほどではないけれど、Storm Callum(ストーム・カラム ← 近頃嵐に名前が付いている)が通過して、Wales(ウェールズ)で洪水やら土砂崩れやらの被害のでた週末。
UKのストームは、たいていがUSAのハリケーン崩れ、南西から大西洋を渡って流れてくる。
で、Celtic Sea(ケルト海 ← アイルランドと、イギリス、フランス・ブリタニーの間の海)に入り込んできて、東のウェールズの山に阻まれて、Irish Sea(アイリッシュ海 ← アイルランドとイギリスの間の海)を北上することが多いので、ウェールズや西イングランド、東アイルランドに被害が出がち。
ウチのあたりやロンドンは、ずっと東側なので、比較的マイルドな天候。
昨夜に、断続的な大雨だっただけで、ジムのスタジオが雨漏りしてるぐらいで、大事には至らず。
とはいうものの、イギリスはこれから春先までが「台風シーズン」、ウチの古い屋根、ガンバレ~!!

さて本題は、今回もヴェニスより、Museo Correr (コッレール博物館 )のイメージを。


Museo Correr, Venice
この部屋は(何というのか知らないけれど)、前回までの、
ネオクラシカル18世紀のパレスの部分より古くて、
ドゥカーレ宮殿の部屋のような装飾。
16-17世紀だろうか?

Museo Correr, Venice
反対側のヴュー。
この部屋には、ガラスケースの中に、写本が展示されている。

Museo Correr, Venice
その天井。

Museo Correr, Venice
その隣の部屋は、天井が彫り物に見えるけれど、実はトロンプルイユ。
ネオクラシカルな(まるでJohn Soane Museumみたいな・・・)装飾。
レクチャーか何かのイヴェントの設営がされていた。

Museo Correr, Venice
この写真だと、天井のトロンプルイユがよくわかる。
そして、修復中の様子。

Museo Correr, Venice
そのまた先の、ローマン彫刻が展示されている部屋。
このミュージアム、いろいろなセクションに分かれて、
様々な内容を展示しているので、
きっとどこかで見逃している部屋があるに違いない。
このローマン彫刻展示室も、
まだ先に続いているようだったけれど、
道に迷いそうになって、途中で引き返してしまったので。

Museo Correr, Venice

Museo Correr, Venice
17世紀(ぐらいかな?)の、ヴェニスを描いた地図。
現在も基本的に街並みは同じなので、
たとえば泊まっていたアパートメントが「このへん」と、
スポットオンできるぐらい。

Museo Correr, Venice
地球儀と天球儀が展示される部屋。

Museo Correr, Venice
その地球儀、ちょうど中国や日本のあたりが上を向いていて、
覗き込んでみたら・・・まだ北海道が認識されてなくて、
「首なし」感漂う・・・(笑)。

Museo Correr, Venice
ヴェニスの紋章、サンマルコのライオンがここでも。
どのライオンも、とにかくカッコいいので、
これだけでも、ヴェニス・ラヴ。

Museo Correr, Venice
海運国ヴェニスなので、船や航海に関する展示も。

Museo Correr, Venice
手前がヴェネチア海軍、奥の宿敵トルコ海軍と睨み合っている。
200年以上続いた、トルコとの海戦なので、
どの時代のものかわからないけれど。

Museo Correr, Venice
日時計。

Museo Correr, Venice
これまた、サンマルコ・ライオン君。

Museo Correr, Venice
アストロラーベ、測量機器など。

Museo Correr, Venice
窓の向こうには、サンマルコ広場北側の建物がきれいに見える。

Museo Correr, Venice
展示室の最後は、図書室。

Museo Correr, Venice


Museo Correr, Venice


Museo Correr, Venice
展示台には、写本が展示されている。
中の彩色もさることながら・・・、

Museo Correr, Venice
浮き出し革装の表装に感嘆。

Museo Correr, Venice
赤に金、これこそがヴェニスの美意識のエッセンス(ため息・・・)。

Museo Correr, Venice
書棚の本は、コンチネント的な、白いキッド革(仔山羊革)装丁のものが多し。
(イギリスは茶~黒の、レザー装丁のものが大半。)

Museo Correr, Venice
スパター柄装丁というのも、ステキだな。

Museo Correr, Venice
最後に、ここでも輝く、
ベネチアン・グラスのシャンデリア・ディティール。

入る前に想像していたより、ずっと大規模な博物館で、
時間・体力切れで、回りきれなかったぐらいでしたよ。



Museo Correr (コッレール博物館 )

Map:








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Museo Correr (コッレール博物館 )-1-

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引き続きヴェニスより、今回は、Museo Correr (コッレール博物館 )のイメージを。

ヴェニスのヘソというか、中心というか、は、やはりPiazza San Marco(サンマルコ広場)で、この博物館もこのサンマルコ広場に面して、ちょうどBasilica di San Marco(サンマルコ大聖堂)や、Palazzo Ducale( ドゥカーレ宮殿)の反対側、広場の西側にエントランスがある。
Venice Museum Pass(ヴェニス・ミュージアム・パス)をNetで買っていったのだけれど、これは現地で最初に訪れた博物館の入り口で、プリントアウトを実際のパスに引き換えてもらう必要がある。
入場チケット購入に並ぶことが多いドゥカーレ宮殿で引き換えるより、このミュージアムはほとんど並ばないので、まずここで引き換えると効率がいい・・・ということだったので、実はドゥカーレ宮殿に行く前日、到着の翌日に真っ先に向かったのが、この博物館だった。

この博物館は、19世紀の貴族Teodoro Correr(テオドロ・コッレール)の、死後寄贈されたコレクションを公開しているもので、サンマルコ広場の南側に位置しているその広大な建物は、もともとPalazzo Reale(Royal Palace)と呼ばれていて、19世紀イタリア王政の時には、サヴォイ朝ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世の住居として、その後は、共和国行政機関の執務室として使用されていたのだそう。



Museo Correr, Venice
最初の広間は、Ballroom(日本語だと舞踏会室かな?)

Museo Correr, Venice
その、天井画。

Museo Correr, Venice
壁面レリーフに見えるけれど、これはトロンプルイユ。

Museo Correr, Venice
この部屋の・・・、

Museo Correr, Venice
天井画。
このあたりは18世紀ネオクラシカル様式なので、
15-16世紀ドゥカーレ宮殿のような、
コテコテの金箔貼スタッコ・レリーフではないけれど、
みっちり壁画と装飾ボーダーで埋め尽くされている。

Museo Correr, Venice
もうどこの部屋だかわからなくなっているけど、
天井装飾をいくつか。

Museo Correr, Venice


Museo Correr, Venice


Museo Correr, Venice
これは、大理石カメオのテーブル天板。


Museo Correr, Venice


Museo Correr, Venice
豪華なブロケード張りの部屋は、Lombardy-Venetia Throne Room
(ロンバルディ・ヴェネチア謁見室)と呼ばれている。

Museo Correr, Venice

Museo Correr, Venice
サンマルコのライオン。

Museo Correr, Venice
まさしくヴェネチアン・グラスのシャンデリア。

Museo Correr, Venice
部屋はきれいに修復されているものの、
家具・調度品は流出したもののようで、ガラーンとした部屋が多い。

Museo Correr, Venice


Museo Correr, Venice
窓のペルメットが見事。

Museo Correr, Venice
イタリアならではの、インレイ・キャビネット。

Museo Correr, Venice
そのディティール。

Museo Correr, Venice
そしてまた天井。

また次回もこのミュージアム、続きますよ。




Museo Correr (コッレール博物館 )

Map:









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Palazzo Ducale, Venice ( ドゥカーレ宮殿、ヴェニス)-3-

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先日は、東京の展示販売会に、たくさん見に来てお買い上げいただいて、ありがとうございます^^。
年に一度だけれど、また来年もこの時期に企画予定なので、今後ともよろしくお願いしますね。

さて、現在の状況はというと、諸々の仕事の連続体真っ只中、写真やったりジュエリーやったりで、もう脳が混乱しているところ。
某誌撮影のスケジュール調整が上手くいかなくて、ちょっと手が空いたので、標本箱を更新しておくことに。
ヴェニスPalazzo Ducaleドゥカーレ宮殿)からの最終回、今回はコテコテ絢爛豪華の部屋以外の展示室やら、牢獄やら、部屋を移動する途中に垣間見たシーンなどを。


Palazzo Ducale (Doge's Palace)
階段の上の彫像と、サンマルコのライオンが、
いかにもヴェニスな、お気に入りの一枚。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
武器室、

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
の、ディスプレイ。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
その隣の部屋で、見かけたこれは香炉かな。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
bullseye(ブルズアイ)ガラス、Crown(クラウン)ガラス
とも呼ばれて、19世紀に平板ガラスが生産できるようになるまで、
この技法と、吹き板ガラス(ステンドグラスのようなタイプ)が、
窓ガラスの主流だった。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
その吹き板ガラスを使った窓、と、ランタン。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
部屋と部屋を繋ぐ廊下にあたる部分。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
その天井部分。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
前回のコテコテ金彩+絵画の天井部屋は、
公式の儀礼が催される部屋で、この落ち着いた(と、感じてしまう)、
部屋は、裁判や官僚機関の、実務的な部屋だったということじゃないかな。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
これも確か・・・裁判に関連した部屋だったと思う。
チャペルみたいだけれど。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
その隣の部屋に残る14世紀中頃のフレスコ画。
16世紀後半の火災で、14世紀の部分は大半が消失してしまったそうだが、
僅かに残されたものの一つ。
20世紀に入ってから、ティントレットのキャンバス画の下に発見されたもの。
ほとんどモノクロのように見えるのは、
火災の熱で顔料が退色したため、といわれている。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
階段を上がって、また廊下にあたる部分。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
キャビネットの扉絵が、「受胎告知」。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)


Palazzo Ducale (Doge's Palace)
先程の廊下を階段越しに、振り返る。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
パネル張りの上部は、タペストリー。
このあたりの部屋は裁判室(尋問室)ということで、
その後に続くのは・・・、

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
ヴェニスといえば有名な「(Bridge of Sighs)ため息橋」、
その窓からの眺め。

Venice - Town
その「ため息橋」、よく見かける外からのヴュー。
左がドゥカーレ宮、ここの審問室から、右の牢獄の方に
移されるにあたって「ため息」をつく、という設定。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
ため息を呼ぶ、ヴェニスの街の眺め。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
そしてその先の牢獄。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
ガードの厳重な窓。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
けして気持ちのいいところではない・・・当たり前だけど(笑)。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
セルの中の落書きを読んでいる配偶者氏。
多分に、現代観光客の落書きなんじゃないかな・・・?

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
あまりに陰気臭いので、コートヤードへ。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
コートヤードとて、やっぱり威圧的。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
なので、早々にドゥカーレ宮側に戻る。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
戻ってこれて、ほっとする(笑)。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
途中見かけた、提督の彫像。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
上階のエントランスのあるテラス。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
最後は、いかにもヴェニスの一枚で、締めくくりを。



Palazzo Ducale( ドゥカーレ宮殿)

地図:















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Palazzo Ducale, Venice ( ドゥカーレ宮殿、ヴェニス)-2-

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さて、いよいよ東京では、祇園石・銀座店で、バッグ・デザイナー石丸思さんとのコラボレーションで、Kotomiジュエリーの展示販売会が16日(日)まで開催されています。このページの下に、詳細情報を載せていますので、ぜひご覧くださいね☆

ヴェニスの話に突入したものの、大型ジュエリーの別注サンプル制作が入ってきたり、明日からは日本からの取材撮影やら、ファッション撮影やら、インテリア撮影やらでもう・・・10月初めまで、ぱっつんぱっつんのスケジュールになっているところ。
ひとまず、どこまで行けるかわからないけれど、ヴェニスPalazzo Ducaleドゥカーレ宮殿)の続きで、写真をどんどんいきます。
なんの部屋だったか、名前もなにも詳しくは調べている時間がないので、絢爛豪華なヴィジュアルだけをお楽しみください、ということで。


Palazzo Ducale (Doge's Palace)
前回のSala del Senato (元老院ホール)の、
控えの間的な部屋だったと思う。
天井がやはり、コテコテ。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)


Palazzo Ducale (Doge's Palace)
Veronese(ヴェロネーゼ)だったかな~(ウラが取れてない・・・。)

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
これもヴェロネーゼだったと思う。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
このあたりは、ずっと政府機関の部屋が続いていて、
壁画はたいてい、ヴェロネーゼ、ティントレット、ティツィアーノなどの、
有名どころルネッサンス画家達の競演。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)


Palazzo Ducale (Doge's Palace)


Palazzo Ducale (Doge's Palace)


Palazzo Ducale (Doge's Palace)


Palazzo Ducale (Doge's Palace)


Palazzo Ducale (Doge's Palace)
一連の繋がった部屋から、また別のブロックに移る、
廊下に当たる部分。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
この部屋が最大の部屋で、
The Chamber of the Great Council(←英語で大評議会会議室)。
53 x 24mで、ヨーロッパ最大の部屋なのだそう。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
ヴェネチア提督の座の後ろに当たる部分は、
幅22mの世界最長のキャンヴァス絵画、
Tintoretto (ティントレット)の「The Paradiso(天国)」。
壁画なのではなくて、キャンバスに描かれて、
パネル張りして張り込まれたものだそう。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
ジーザス先生とマリア母さまのディティール。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
反対側のヴュー。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
その隣にあたる、次に大きい部屋、The Chamber of the Scrutinio
(評議員室)かな?

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
反対側のヴュー。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
天井。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
ドア越しに。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
壁の一角の装飾。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
部屋の移動の途中にテラスから、
コートヤード越しのヴュー。
後ろに見える丸屋根は、Basilica di San Marco(サンマルコ大聖堂)



ちょっといつになるか、目処がつかないけれど、
また、次回も続きますよ。




Palazzo Ducale( ドゥカーレ宮殿)

地図:


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東京展示販売会のお知らせ

exhibition-dm-sept-2018
15日(日)までの開催です。
ぜひご覧くださいねー。



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Palazzo Ducale, Venice ( ドゥカーレ宮殿、ヴェニス)-1-

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今回からは、ようやく出来上がってきた写真で、3月中頃のヴェニス滞在の時の写真を。

最初は、Palazzo Ducaleドゥカーレ宮殿)のイメージを。

ここは、ヴェネツィア共和国の宮殿というか、ヴェネツィア総督の宮殿だったところ。
この土地に最初に宮殿が建造されたのは、9世紀初頭だけれど、この時期の建造部分は、現在には残されていない。
10-11世紀に建造された旧宮殿が、現存する一番古い部分ということになる。
しかし12世紀の火災で一部が消失した後、12世紀、14世紀、15-16世紀と改装・増築が繰り返されて、現在に至る。


Piazza San Marco, Venice
Piazza San Marco(サン・マルコ広場)から、
この装飾的なゲートが、歴史的なパラッツォへの入り口。
この部分は15世紀ゴシック様式で、
ヴェネツィアのシンボル、聖マルコの象徴、有翼のライオンに、
跪くのが、当時の提督Francesco Foscari(フランチェスコ・フォスカリ)で
(オリジナルは18世紀末にフランス軍に破壊され、
現在のものは19世紀の復刻版だそう。)
ゲートはPorta della Carta(ポルタ・デラ・カルタ = 布告門)と呼ばれている。
現在では、このゲートはパラッツォからの出口になっている。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
現在の入り口は、このグランド・カナルに面する南側のファサードの、
中央部分から。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
まずは、コートヤード(中庭)に出る。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
歴史的には、先程の布告門から中庭に入ると、
Giants’ Staircase(あ、英語だわこれ・・・笑・・・=巨人の階段)が真正面に。
海神ネプチューンと、戦神マルスの像が立つ。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
クローズアップ。
16世紀Jacopo Sansovino(ヤーコポ・サンソヴィーノ)制作。
ヴェニスの陸海の軍事力を象徴している。
そして、後ろには、やはり聖マルコのライオン。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
コートヤードはコートヤードで、これまたフォトジェニックなので、
写真ばっかり撮っていて、なかなか先へ進まない・・・。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)


Palazzo Ducale (Doge's Palace)


Palazzo Ducale (Doge's Palace)


Palazzo Ducale (Doge's Palace)


Palazzo Ducale (Doge's Palace)


Palazzo Ducale (Doge's Palace)


Palazzo Ducale (Doge's Palace)
やっとエントランスに近づきつつある。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
コートヤードからパラッツォを登る階段。
天井がとにかく濃厚。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
16世紀だそうで、ルネッサンススタイルなのだけれど、
このマッシヴな感覚は、こののちバロックに移行して行くのが、
理解できるというもの。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
で、内部は金箔多様の絢爛豪華。
議会の開かれた、Sala del Senato (元老院ホール)。


Palazzo Ducale (Doge's Palace)
天井画はTintoretto (ティントレット

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
これもティントレットだったんじゃないかな・・・。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
ティントレット以外にも同時代の、ヴェネチア画家の競演。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
壁画にはすべて、歴代提督が描かれていて、祝福を与えられている。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
これも、ティントレットだったので、
わざわざ探し出して撮ったのを覚えている。

Palazzo Ducale (Doge's Palace)
メインの壁画の間を繋いで描かれている、
モノクロのミューズ(?)達が、この濃厚な色彩の中では、新鮮に感じられる。


Palazzo Ducale (Doge's Palace)
これは星座時計だそう。

今回はこのあたりまでで、まだまだ次回に続きますよ。




Palazzo Ducale( ドゥカーレ宮殿)

地図:









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東京展示販売会のお知らせ

exhibition-dm-sept-2018
会期まで、広報活動入ります~。
お時間あれば、ぜひ覗いてみてくださいね。


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Cinquantenaire Museum, Brussels (サンカントネール博物館、ブラッセル) -5-

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ブラッセルズのCinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)からの最終回で、今回も自分のフィルターに引っかかってきたものをピックアップ。


Cinquantenaire Museum collection
ミュージアムの一角は、中世の修道院のような構築になっている。
最初中世の修道院跡地を使って建てられているのかなと思ったけれど、
それにしては綺麗すぎる。
どうやら、19世紀ゴシック・リヴァイヴァルの様式。
ここには中世の墓標などが展示されている。

Cinquantenaire Museum collection
ブラスの墓標の展示に映り込む、ゴシック窓。
ゴスですね(笑)。

Cinquantenaire Museum
その反対側の展示室には、明るい回廊状の空間を利用して、
ガラス器の展示。

Cinquantenaire Museum collection
ローマングラスに始まって、

Cinquantenaire Museum collection
ヴェネチアン・グラス、

Cinquantenaire Museum collection
金彩のもの、

Cinquantenaire Museum collection


Cinquantenaire Museum collection
エナメル彩のもの、などなど。

Cinquantenaire Museum collection
その次に、歴史的科学機器。

Cinquantenaire Museum collection
天球儀はフォトジェニック。

Cinquantenaire Museum collection
小型のOrrery(太陽系儀)。

Cinquantenaire Museum collection
Astrolabe (アストロラーベ)。

Cinquantenaire Museum collection
象牙製(?)のコンパス。

Cinquantenaire Museum collection
時計やら、

Cinquantenaire Museum collection
懐中時計のいろいろ。

Cinquantenaire Museum collection
機械部分まで、見事にエナメル装飾されたもの。

Cinquantenaire Museum collection
そして、ジュエリーの展示へ。
これは16世紀頃のものかな?

Cinquantenaire Museum collection
これも。

Cinquantenaire Museum collection


Cinquantenaire Museum collection
イタリア製マイクロモザイク、多分19世紀のもの。

Cinquantenaire Museum collection
イタリア製のIntaglio(インタリオ)を繋いだネックレス。
これも多分19世紀の。

Cinquantenaire Museum
散々写真を撮って遊んでいて、最後に地下にも展示があるというので、
下りてみたら・・・、中世お宝展示室・・・。まだあったかー。

Cinquantenaire Museum collection
アングロサクソンのディスクブローチは、7世紀頃のものかと。
あ、この地では、アングロサクソンではなくて(これはイギリスの話)、
メロヴィング朝期の・・・というのが正しい。
結局、モノは同じようなものなのだけれど。

Cinquantenaire Museum collection
中世のリング。誰かの作っているジュエリーとちょっと似ている(笑)。

Cinquantenaire Museum collection
大型の聖遺物櫃。

Cinquantenaire Museum collection
True Cross(真の十字架)の聖遺物。
「ジーザス先生が処刑された真の十字架の断片」と称する、
聖遺物がヨーロッパ各地にあるのだけれど、
それらを全部合わせたら、
十字架10本分ぐらいになるとかいう話。
大抵は十字軍兵士が、パレスチナ商人に掴まされた土産物・・・、
なんだけれど、ここまで飾られたら、信じてあげたくなる(笑)。

Cinquantenaire Museum collection
ここにも・・・、

Cinquantenaire Museum collection
断片が。

Cinquantenaire Museum collection
詳細を記録していないのだけれど、
まさか、この水晶の中心の木がTrue Cross !?という謎のクロス。
ちいこいちいこい断片をありがたがっているのに、
いくらなんでもこれは大きいでしょう!?
ともあれ、水晶で構築する・・・というのがは初めて見たデザイン。

Cinquantenaire Museum
地上階に戻ってきたら、ほとんどもう閉館時間。
すっかり暗くなってしまっていた。




Cinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)
10 Parc du Cinquantenaire, 1000, Belgium
月曜閉館

Map:



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Cinquantenaire Museum, Brussels (サンカントネール博物館、ブラッセル) -4-

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Cinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)の中のハート博物館室を出て、今回はその他の部屋を見て回る。
この博物館、またの名を(というか正式名称なのかな?)美術史博物館と呼ばれていて、美術・工芸史に特化した博物館なので、私的に興味の中心の中世~ルネッサンスの美術工芸も、いろいろ収蔵展示されている。


Cinquantenaire Museum
これは、ハート博物館を出たところの吹き抜け。
正面入り口から、向かって右のウィングに位置している。
反対の左ウィングは、世界の民族博物館的な位置づけになっているようで、
このときはオセアニア展をやっていて、
アモイ像なんかが展示されていたらしい。
私は見に行かなかったけれど、その特別展の方は、
土曜日だったので、家族連れを中心に大盛況。
一方こっちの歴史ネタ常設展は・・・・、この写真のようにガラ空き。
いや、静かで全然この方がありがたいんだけどー^^。

Cinquantenaire Museum collection
タペストリー満載の、タペストリー室。

Cinquantenaire Museum collection
そういえば、ブラッセルズはルネッサンス期のタペストリー生産の中心地。
特別に一室が当てられているのも、理解できる。

Cinquantenaire Museum collection


Cinquantenaire Museum collection


Cinquantenaire Museum collection
ゴシック末期の、祭壇レリーフ。

Cinquantenaire Museum collection
これも。

Cinquantenaire Museum collection
そのディティール、Nativity(キリスト降誕)のシーン。

Cinquantenaire Museum collection
彫りがすごい・・・、まるでミニチュア建築。

Cinquantenaire Museum collection
15世紀ゴシックなディティール。

Cinquantenaire Museum collection
受胎告知。

Cinquantenaire Museum collection
15世紀の祭壇画扉絵の受胎告知は、
当時の画家の画材の様子とともに展示されている。

Cinquantenaire Museum collection
当時絵の具は、顔料と油が調合されて、貝殻が絵具皿。

Cinquantenaire Museum collection
15世紀の写本の挿絵を参照している。
このようにアシスタント/丁稚くんが、岩絵の具を粉末にして、
オイルを練り込み、絵の具を作る担当。
19世紀にチューブ絵の具が発明されるまで、
「絵の具から作る」方法が取られていた。
ちなみに、このチューブ絵の具の発明が、野外スケッチを可能にして、
印象派を生み出す、一つののきっかけになったと言われている。
ところでこの写本に描かれているのは、女性画家で、
北フランスからオランダにかけてのローカントリーズでは、
当時女性も画家の家業を継ぐことが多く、
ブリュージュの画家組合の、15世紀後半の記録では、
組合員の25%が女性だったのだとか。

Cinquantenaire Museum collection
秀麗な象牙の聖母子像はもう少し古くて、
中世後期、14世紀のものかな。

Cinquantenaire Museum collection
16-17世紀のファニチャーが展示されている、部屋が続く。

Cinquantenaire Museum collection


Cinquantenaire Museum collection


Cinquantenaire Museum collection
テーブルの上には、バックギャモン。

Cinquantenaire Museum collection
今回の最後は、部屋かチャペルに置かれた、
祭壇キャビネット。

まだ続きますよー。






Cinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)
10 Parc du Cinquantenaire, 1000, Belgium
月曜閉館

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Cinquantenaire Museum, Brussels (サンカントネール博物館、ブラッセル) -ハート博物館 -3-

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Cinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)の中の一室、ハート博物館から3回目、今回はなんとか最終回にになる・・・はずで、平面のものをいろいろと。


The Heart Museum
聖心がいっぱい。18世紀のフランスの宗教絵画。
キナリの僧服とオーブから、11世紀フランスに端を発する、
カルトジオ修道会のものかと。

The Heart Museum
近代の代の聖心信仰の基礎となった、
17世紀の修道女マルガリタ・マリア・アラコク
(Margaret Mary Alacoque)を描いたもの。

The Heart Museum
素朴なタッチの18世紀の絵画。
こういうタイプのものは、修道院などで制作されて、
お札的にお守りとして、
一般の人々の部屋に飾られていたものだろう。

The Heart Museum
その普及版で、木版に手着彩のもの。

The Heart Museum


The Heart Museum
これは本の挿絵ページだったのかな?
それとも裏に祈祷を記したカードだったのかな?

The Heart Museum
18世紀の、フォークアート的な手描きの、アヴィラの聖テレーズ。

The Heart Museum
多分同じ画家(か、同じ工房)の手による、聖カタリナ。

The Heart Museum
これは絵入り宗教説話・・・みたいなものかな。
le miroir du pêcheur(漁師の鏡)と題されていて、
なにやら天国と地獄的な対比が描かれている。
これも木版摺りに着彩で、
「教訓」のように家に貼られたものなのか、
信心のプロパガンダとして使われたのか?

The Heart Museum
これも上記の一番上の段の図と同様のもののよう。

The Heart Museum
受難・信仰・復活のシンボリズムで満たされた、素朴な一枚。

The Heart Museum
7つの大罪を描いたもの。

The Heart Museum
見事な切り紙細工。
こういうタイプのものは趣味で(というか・・・信仰で、なのかもしれないけど)、
一個人が制作したハンドメイドなのだろう。

The Heart Museum
これも信仰と受難のシンボルを盛り込んだ、装飾的なもの。

The Heart Museum
これもそういった感じの切り紙細工。
どこにハートが?と思ったら、
描かれた船の上や木の上で、鳥のように飛んでいた。
「心は移り変わる。私のあなたへの心は変わらない。」
と書かれているので、これは信仰というよりは、ラヴレターかも?

The Heart Museum
これにも、「あなたは太陽のように、またとないもの。」
記述の感じから、男性がちまちま作って、
女性にプレゼントしたもの・・・なんじゃないかな?想像ですが。

The Heart Museum
同じタイプの切り紙細工。

The Heart Museum
平面のものじゃないけれど、絵付けセラミック。
これはカップルの名前入りで、結婚・婚約を記念するもの。

The Heart Museum
エナメル絵付されたグラス。

The Heart Museum
瓶モノ。フォークアートな手描きが愛らしい。

The Heart Museum
19世紀~20世紀初頭のセンチメンタルなポップアップ・カード。
ヴァレンタイン・カードかな。

The Heart Museum
最後に、これはなんだか可笑しい、
ボディ・ランゲージならぬ・・・、口ひげランゲージだそう。
いかにも19世紀的ひげスタイルだけど、
これがまた近頃トレンディなもんだから、流行ってわからんもんです。
15年ぐらい前はイケてる兄ちゃんたちは、ことごとく「スキン・ヘッド」。
一方、今は「ヒゲ生やしてないとダサい」というイキオイ。
配偶者氏まで、口ひげ育て中。さて、ちゃんと育つかな・・・(笑)。

次回もサンカントネール博物館から、
ハート室を離れて、他のコレクションを。



Cinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)
10 Parc du Cinquantenaire, 1000, Belgium
月曜閉館

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Cinquantenaire Museum, Brussels (サンカントネール博物館、ブラッセル) -ハート博物館 -2-

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Cinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)の中の一室、ハート博物館から2回目の続編は、まずは聖遺物のハートモチーフのものから。


The Heart Museum
聖遺物(Reliquary)というのは、私もよく「フェイク」で、
聖遺物型の作品を作っているけれど、
本物は、聖人さんの遺骨だったり、身につけていたものだったり、
を、小さな装飾的容器に収めたもの。
奇跡を起こす・・・と信仰されていて、一種の「お守り」と考えていい。

The Heart Museum
遺骨を細分化して流通させたり、詰め合わせたり・・・、
という感覚は、どことなくシュールなんだけれど、
後に「博物学」を発展させる、ヨーロッパ人ならではの感覚・・・ともいえる。

The Heart Museum
なんでまた「ひょうたん?」と思うけれど、
これ、ひょうたんではなくて、「聖心」のアウトラインのつもりらしい。

The Heart Museum
これなどは詰め合わせというか、盛り合わせというか・・・、
博物学の標本箱を連想させたりもする。

ちなみに、聖遺物を装飾するのによく使われる技法が、
細い紙テープを丸めるQuilling(クイリング)という技法。
ルネッサンス期以来、修道院で装飾技術として、
本や聖遺物を装飾するために使われてきた。
自分的にも、このクラフト技術、ちょっとマイ・ブームになりつつある。

The Heart Museum
聖家族の絵画を取り巻いて、聖遺物盛り合わせ。

The Heart Museum
信憑性定かでない、かつ、どことなく生臭い「遺骨」
なんかが収められているよりは、この写真のように、
純粋に装飾性のみのものの方が、個人的には、好ましいかな。

The Heart Museum
こういう聖遺物って、もともとは、修道院で制作されて、
お守りや巡礼記念品として販売されていたのだろうな。

The Heart Museum
クイリングのテクが、すごいですわ・・・。

The Heart Museum
これは刺繍を収めたもの。
かなり古い刺繍のよう。

The Heart Museum
これは、ワックスで作られた聖心を中心に装飾されたもの。
どことなくキッチュで素朴な装飾が可愛らしい。

The Heart Museum
キッチュでいうなら、これもたいがい目を引いたもの。
ワックス細工なんだか・・・?マジパンに見えるけど?

The Heart Museum
もう少し完成度の高い感じで、こんなものも。
これはカップルの名前が記されているので、
結婚記念の装飾額かと。

The Heart Museum
こういうタイプのハート型のクッションは、イギリスで流行したもの。
Sweethaert pin cushion(スィートハート・ピンクッション)とよばれていてる。
第一次~第二次世界大戦中に、前線に送られた男性が、
イギリスに残る妻や恋人のために作って、プレゼントしたのだとか。

The Heart Museum
戦場下なのに、なんだか優雅さというか、チャーミングさを忘れない、
英人男であるって、ちょっとたいへんなことだったんだなぁ(笑)。

The Heart Museum

The Heart Museum


The Heart Museum
そして、ハート型のボトルや容器のコレクション。

The Heart Museum


The Heart Museum


The Heart Museum
ピルケース、というか、嗅ぎたばこ入れかな?

The Heart Museum
ジュエリーのセクションには、スコティッシュのモチーフがいろいろ。

The Heart Museum
これは典型的なスコティシュで、
Luckenbooth brooch(ラッケンブース・ブローチ)と呼ばれる。
ラッケンブースというのは、エジンバラの一角の出店のことで、
ここでスコティシュモチーフのジュエリーが売られ始めたため、
こんな風に呼ばれるらしい。
結婚や婚約の記念にプレゼントされるものだったそう。

The Heart Museum
これはかなり古そう。17世紀ぐらい?(想像)

The Heart Museum
エナメルとパール。

The Heart Museum
18世紀風のタッチの、ミニチュア画を収めたもの。

The Heart Museum
象牙彫かな?ミーシャム(海泡石彫り)かな?

The Heart Museum
これも可愛いエナメル彩。

で、まだ続きますよ^^。



Cinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)
10 Parc du Cinquantenaire, 1000, Belgium
月曜閉館

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Cinquantenaire Museum, Brussels (サンカントネール博物館、ブラッセル) -ハート博物館-1-

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今回から何回か、ブラッセルの博物館のシリーズを。
まず最初は、昨年の11月に訪れたCinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)から、その中でも一番印象的だった「ハート博物館」のイメージから。
比較的小さな一室に収められたこのコレクションは、16世紀から20世紀初頭に至るまでの、主に宗教的モチーフとしての「ハート」を集めたもの。 実際に収集したのは、ヌーバー・ボヤジャンという心臓科医で、1958年から始まったコレクションは、彼の死後、1990年にこのサンカントネール博物館に寄贈されて、この一室に展示されている。
大半が小さなアイテムなので、小さな一室とはいうものの、全体で500点を上回る収蔵量。ちょうどちかごろ、聖遺物とかEx-voto(エクス・ヴォト=奉納飾り)のような造形にとても興味なので、この部屋だけでも見に来たかいがあったというもの。


The Heart Museum
入り口を入ると、まず、Sacred Heart(聖心)を抱く、
サントス(聖人像)が立っている。

The Heart Museum
こんなようなサントス、たいていマネキンのようにスパッツ姿なのだけれど、
これはこのまま使われるのではなくて、
この上から生地で作られた、ご衣装が被せられて、展示されるもの。
そのために、聖心は取り外し可能になっている。

The Heart Museum


The Heart Museum
聖心のテンコモリ コレクションに血圧上がる・・・。
これらは元々は、エクス・ヴォトと呼ばれる奉納品。
日本だと「願掛け」のために絵馬を奉納したり・・・とかするけれど、
カトリックの場合、願いが成就したことの「お礼」に、
こういう聖心やら、願いをかけていた部分を形どった
(たとえば、目の病気だったら目、神経痛だったら腕や脚・・・といったモチーフ)
装飾品を教会の聖人さんの像の周りに、奉納する慣習がある。

The Heart Museum
現在では、ちょっと神秘的なステキ・アンティークとなっている。

The Heart Museum
この「燃えるハート」のモチーフや、「燃える壷」のモチーフは、
信仰心を象徴するシンボリズムなのだけれど、
古代宗教のゾロアスター(拝火教)のモチーフが、
取り込まれて行ったのではないかな・・・と感じている。
そういうキリスト教に組み込まれていった古代宗教の名残・・・
みたいなものを嗅ぎ出して、自分の制作に繫げているところがある。

The Heart Museum

The Heart Museum
このキャビネットには、ラインストーン付きの聖心達。

The Heart Museum


The Heart Museum
ここにもー。

The Heart Museum


The Heart Museum
白蝶貝を使ったもの。

The Heart Museum

The Heart Museum


The Heart Museum


The Heart Museum


The Heart Museum


The Heart Museum


The Heart Museum


The Heart Museum

次回もまた、この続きを。




Cinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)
10 Parc du Cinquantenaire, 1000, Belgium
月曜閉館

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Museu Nacional de Antiga, Lisbon (国立古美術館、リスボン)-3-

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お知らせ:
3月14日(水)~28日(水)まで、
ホリデーと海外出張に出ています。
この期間KotomiCreations
Etsy Shop(エッツィー・ショップ)は、クローズしています。
よろしくご了承ください。




Museu Nacional de Antiga (国立古美術館、ムゼウ・ナシオナル・デ・アルテ・アンティガ)より、最終回は歴史的ジュエリーの展示をフィーチャー。


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
初期のものは(14世紀頃かなこれは?)、
宗教関連のクロスやら、レリカリーなど。
これはクオーツの彫りに、ゴールドのフィリグリー装飾。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
これはレリカリー(聖遺物)のペンダント。
ジュエリーというよりか、お守り感覚。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
バイブルのシーンの、小さな小さなレリーフのクロス。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
ルネッサンス期にはいって、
モチーフが宗教色一辺倒から解放される。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
17世紀頃のジュエリー・・・多分?(想像)。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
パールとエナメル彩のイヤリング。
繊細で可愛らしいデザイン。17世紀かな。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
このリボンモチーフは、17世紀後半か18世紀初頭。
ダイヤモンドかな?
(クリソ)ベリル・カット石のクラスター・デザインのブローチで、
ポルトガル製をよく見るけれど、
この石は(ベリルかもしれない。


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
リボンがべたっと大きくなってくると、18世紀のもののような感じ。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
ここからは、だいたい18世紀のジュエリー。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
かなり大型で、どうやって使われたかというと・・・、

Queen Caroline Kneller
ドレスのBodice(ボディス)部分の中央にドンと。
このボディスの中央の三角パネル状の部分を、
Stomacher(ストマッチャー)と呼ぶので、
ストマッチャー・ブローチと呼ばれることもある。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
このタイプのボディス・ブローチを色々と。
これが、先に書いていた、典型的なベリルのクラスターのデザイン。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
ベリルとアメジストの組み合わせ。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
このオレンジ系の石は、トパーズ。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
ネックレス。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
ネックレス、イヤリングのセット。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
同じタイプのクラスター・デザインで、マッチングのイアリング。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
イアリング。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
同様noデザインのピン達。
ご婦人方の巨大化した髪型や、帽子を固定するのに、
大量にピンが使われていた。

話が長くなるけど、男性方のジュエリー・・・というか、バッジ。
ポルトガルで、典型的なPortuguese Cross(ポルトガル・クロス)の色々を。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
正式にはOrdem Militar de Cristo(キリスト騎士団)と呼ばれる。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.

このあたりで、もうタイムアウト。
ランチを食べて、博物館の前の道で、タクシーをひらって、
アパートに戻り、荷物を引き上げて、空港へ向かったのだった。




Museu Nacional de Antiga (国立古美術館)

ヴィジター情報は英文で<このページ

Map:






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Museu Nacional de Antiga, Lisbon (国立古美術館、リスボン)-2-

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今回も、Museu Nacional de Antiga (国立古美術館、ムゼウ・ナシオナル・デ・アルテ・アンティガ)より、工芸品を中心に。


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
17世紀(と、思われる)ファニチャー達。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
の、中の、青絵のセラミック。
こうやって見ると、基本的にデルフトなどと、同じようなものなんだな。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
他のセラミックの展示を幾つか。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
これは、イタリア・ルネッサンス期のファイアンス焼きの模倣っぽい。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
18世紀かな?(工芸の部、詳細を記録してこなくて、不明・・・。)

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
17世紀(奥の方)~18世紀の椅子、かな?

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
典型的な、ポルトガル17世紀のベッド。
東南アジア/インド産のローズウッドなどの、ハードウッドの、スピンドル・デザイン。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
ミニチュア・ベッド達。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
リップル彫りのキレイなキャビネット。
17世紀ぐらいだろうか?

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
17世紀のキャビネット。
全面的に、リップル彫りとスピンドル・モチーフが使われている。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
18世紀の、祭壇付きのコモド(抽斗家具)。
カトリックの国ならでは。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
複雑な彫りの、聖遺物コレクション。
しかし、こういう彫り物って、どことなく・・・どことなく、
中華風なんだけど・・・どこかで影響あるのかな?

で、宗教系の工芸品を、引き続き。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
エナメル彩のクロス。
これは、多分ポルトガルではなくて、13世紀のリモージュ製かと。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
クォーツのクロス。
13世紀頃かな、中央部分はビザンティンの様式。
只今、こういうものが製作のインスピレーションになっておるのです(笑)。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
それとか、モンストランス(塔型聖遺物容器)とか・・・。
このあたりは15世紀かな、典型的なゴシック。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
真ん中のモンストランス、
聖遺物を取り囲んで礼拝するエナメル彩の12使徒。
ということは、中の聖遺物はジーザス先生関連・・・
True Cross(真のクロス=十字架の断片)だったのかな?

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
もっとこんなに、いろいろ・・・。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.


Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
ディティール。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
レースのように繊細な切り絵を収めた、モンストランス。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon.
最後に、エナメル彩の聖母子。

次回は、同ミュージアムより、ポルトガルのジュエリーを。




Museu Nacional de Antiga (国立古美術館)

ヴィジター情報は英文で<このページ

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Museu Nacional de Antiga, Lisbon (国立古美術館、リスボン)-1-

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撮影仕事やら、製作やら、そしてジムやら・・・(笑)で、時間がなくて、更新スキップしてしまったけれど、しばらくまた復活予定です。

ようやく、リスボン最後のエントリー、Museu Nacional de Antiga (国立古美術館、ムゼウ・ナシオナル・デ・アルテ・アンティガ)にたどり着いた・・・。(で、2週間後に今年のホリデーが待っているって、どうよ・・・笑)
このミュージアム、中世~19世紀までの美術・工芸を収蔵展示するもので、自分的には一番ヒットのはずなのに・・・なぜだか、リサーチで漏らしていて、なんか古代美術の博物館があるのかなー?程度にしか認識できてなかった。ちょっと、考古学博物館的なものと、勘違いしてた感あり。
で、最終日、フライトが夕方なので、空いていた時間に、28番トラム・ツアーするつもりが、あまりの混雑に(もちろん同じ目的の観光客で)、辟易して断念。 トラム始発ストップ近くのタクシー乗り場から、タクシーをひらって、思いつきで来てみた。
来てみて、びっくり・・・どうしてここをもっと早くに、予定に終日入れてなかったのか・・・。ま、見逃さなかっただけでもよかった。


Museu Nacional de Antiga, Lisbon
このミュージアムは、リスボン中心部からだと、2kmほど西に出たところ。
20分に一本の、714バスのルート上にある。
順路に従って最上階から見て回る。
まずここは中世美術から始まる。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon
polychrome(ポリクローム=彩色)彫刻達。

Museu Nacional de Antiga, Lisbon
聖人さん達女子部。
15世紀ごろのものかな?
左と中央はシュロと乳房を持ったSt. Agatha(聖アガサ)、
右は車輪を持つ、St. Catherine of Alexandria(アレクサンドリアの聖キャサリン)。

St. Bartholomew, Christ, 1301-1325, Master of the St. Bartholomew from the Vilhena Collection in MNAA, St.Paul, 1325-1350, Portuguese workshop
14世紀のもの、左は皮剥にされた(自分の!!)皮を背負った、聖バーソロミュー、
中央のジーザス先生に、右は剣と本を持つ聖パウロ。

The Virgin and Child, ca.1480, atributed Diogo Pires-o-Velho, active 1473-1514
15世紀後半の聖母子。
聖人さんより、聖母子がやっぱり、血生臭くなくていいかも(笑)。

The Virgin and Child, ca. 1450, atributed Joao Afonso, active 1439-1469
15世紀中頃の聖母子。
手に持っているのは、ベルがくっつけられた「ガラガラ」のよう。

The Virgin and Child, Iberian Peninsula workshop, ca 1300. The Virgin and Child, Portuguese workshop, 1301-1350
この素朴な感じは、もう少し古くて、14世紀前半の聖母子。

The Virgin and Child, French workshop active in Portugal, 1325-1350
同様に14世紀前半なんだけど、表現がエレガントなのは、
フレンチ・ワークショップ製作だから、ということのよう。

The Virgin and Child with Two Angels 1450-1500, Unknown master
15世紀後半の聖母子。

Panels of St. Vincent, ca. 1470, Nuno Goncalves
1470年頃製作の、「聖ヴィンセント(←英語読み、正確にはサラゴサの聖ヴィセンテ)」。
12世紀にリスボン大聖堂に聖遺物がもたらされてから、リスボンの守護聖人なのだそう。
取り囲んで礼拝しているのは、献納者の一族かと。

Alterpiece of Santos-o-Novo, 1540-45, Gregorio Lopes
16世紀中頃の祭壇画「受胎告知」なんだけど、インテリアに目が行く(笑)。

The Annunciation, 1523, Frei Carlos
これも、16世紀前半の「受胎告知」。

Alterpiece of Paraiso, 1523, Gregorio Lopes
「受胎告知」づくし、これも16世紀。

The Virgin of the Snow, 1508-12, Francisco Henriques
「雪の聖母」と呼ばれている、16世紀初頭の聖母子祭壇画。

Detail - The Virgin of the Snow, 1508-12, Francisco Henriques
そのディティール。
目が覚めたら、ベッドサイドに聖母子が立っていたら、それは驚く(笑)。

Part of Ascension, 1520-30, Frei Carlos
16世紀前半の「キリストの昇天」の、天使のディティール。
色合いが軽やかで、チャーミング。

The Virgin with Child and St. John the Baptist, ca. 1775, Lisbon workshop
時代は下って、18世紀後半の聖母子像。
足元の、ちょっとお兄ちゃんなのは、洗礼者ヨハネ。

The Immaculate Conception, 1775-1800, Antonio Machado
18世紀末のThe Immaculate Conception「無原罪のお宿り」像。
三日月に乗って上昇する聖母像で、よく表現される。

The Immaculate Conception, ca. 1650, Workshop active in Portugal
17世紀中の「無原罪のお宿り」像。

St. Anne and the Virgin, 1783-84, Joaquim Machado de Castro
これは、聖母子ではなくて、幼いマリア母様と、
そのまたお母さんの(教育熱心な)St.Anne (聖アンナ)。
18世紀後半の作。

The Mystic Marriage of St. Catherine of Alexandria, 1653, Friar Jorge dos Reis and Friar Francisco de Santa Agueda
17世紀の「アレクサンドリアの聖キャサリンの神秘の結婚」

Detail - The Mystic Marriage of St. Catherine of Alexandria, 1653, Friar Jorge dos Reis and Friar Francisco de Santa Agueda
典雅で、貫禄の聖母像。

次回も引き続き、国立古美術館より。



Museu Nacional de Antiga (国立古美術館)

ヴィジター情報は英文で<このページ

Map:








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Museu Calouste Gulbenkian, Lisbon (グルベンキアン美術館、リスボン)-3-

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週末は一泊で、Hamburg(ハンバーグ)滞在。で、目的は、Salvation AMPのライヴ撮影でした。
その翌日はハンバーグの街を散策・・・といっても、吹雪かと思うほど雪降るし、カフェに何度も入っては、甘いものばかり摂取。
歩いた割には、太ったかも・・・(笑)。 またこの話は、いつか、後ほど。で、また、リスボン話の続きを。 
今回は、Museu Calouste Gulbenkian(グルベンキアン美術館)ルネ・ラリックのジュエリー、佳境に入りますよ。


Rene Lalique Collection
クリソプレーズのレリーフに、エナメル使いの、
チョーカー・ネックレスのパネル部分。

Rene Lalique Collection
ここの展示で興味深いのが、いくつかデザイン画と、完成品が並べて展示されていたこと。
この髪飾りは・・・・、

Rene Lalique Collection
ホーンのレリーフと、エナメルの組み合わせで、こんな風に完成品になる。
デザイン画の、バロックパールと思しきドロップは、
完成品では、ムーンストーンのカット石に置き換えられている。

Rene Lalique Collection
デザイン画。

Rene Lalique Collection
この髪飾りは、デザイン画から、直接の完成品というわけではいけれど、
ホーンの本体に、アイボリーのレリーフが乗せられる構造は似ている。

Rene Lalique Collection
アジサイモチーフの髪飾り。

Rene Lalique Collection
これも、ホーンの彫り物に、金フレームのエナメル使い。
花のセンター部分には、ダイヤモンドが使われている。

Rene Lalique Collection
ペンダントのデザイン画。

Rene Lalique Collection
カルセドニーのレリーフ。

この後は、ランダムに色々と・・・。

Rene Lalique Collection
エンジェルのモチーフはガラス、カボション石はアクアマリン、
金のフレームに、エナメル彩の、チョーカー・パネル。

Rene Lalique Collection
ローズ・モチーフの、これは、ブローチかな?
カタログには「オーナメント」とだけ表記されている。
ローズは艶消しのガラスで作られているが、
裏からミラー加工されているようで、
オパールのような輝きを放っている。
センターの石は、アメジスト。

Rene Lalique Collection
アクアマリン石のブローチ。

Rene Lalique Collection
これも、センター石はアクアマリン。
エナメル彩ゴールドにダイヤモンドといった「貴石」と、
ガラス(蕾の部分)という価値の違う素材を組み合わせるということ、
貴石も半貴石もガラスも、
あくまでも素材の持つ質感を価値としてとらえて、デザインされているのが、
アール・ヌーヴォー以降のジュエリーの、典型的な特徴。

Rene Lalique Collection
蛇のブローチ。
アール・ヌーヴォー期のファム・ファタールのイメージと、
メデューサのイメージが重ねられているよう。

Rene Lalique Collection
アイボリー彫りのモチーフ(ネッソスに拐われるデイアネイラ)が、
エナメル彩ゴールドにセッティングされている。
下のドロップは、オパール。

Rene Lalique Collection
ムーンストーンに、サファイア、ダイアモンドを、
ガラスのパーツと組み合わせた、ペンダント。

Rene Lalique Collection
ガラスレリーフを、エナメル彩ゴールドにセッティング、
バロックパールのドロップ。

Rene Lalique Collection
桜の枝のペンダント。

Rene Lalique Collection
これもクリソプレーズのレリーフ・・・かな?
独特のブルー・グリーンの色味が目を惹く。

Rene Lalique Collection
アイボリーレリーフが、エナメル彩ゴールドにセッティングされた、
「キス」のブローチ。

Rene Lalique Collection
立体的なアイボリー彫りのブローチ。
下のドロップは、サファイア石。

Rene Lalique Collection
コレクションから、最後のアイテムは、髪飾り(多分・・・)。
モチーフはよくわからなかったけれど、オーガニックなフォルム。

Cafe at Museum
最後に顔を出した私は、このミュージアムのカフェでまったり。
この、テーブルに置いたラリックのカタログが、
クリアな写真がふんだんに使われた優れもの。
買って帰って本当によかった。
ここのミュージアムのショップでは売っているけれど、ネット・オーダーできないし、
Amazonでもプレミアムが付いてとんでもない値段に・・・。
ハードカヴァーが£800 !!??
リスボンにフライトで行って、一泊して帰ってこれる値段・・・。)

ラリック・ファンで、リスボンに寄られた折には、
これはぜひ入手ですよ。




Museu Calouste Gulbenkian(グルベンキアン美術館)


Map:









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Museu Calouste Gulbenkian, Lisbon (グルベンキアン美術館、リスボン)-2-

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Museu Calouste Gulbenkian(グルベンキアン美術館)から、後編はRené Lalique(ルネ・ラリック)のコレクションを。


Rene Lalique Collection
オリジナル・コレクションの順路をまわっていくと、
その一番最後に、このラリックの展示室が充てられている。
(このラリック、英語発音だとラリークなので、
ついついラリークと書きそうになってしまうのだけど、
日本語カナ表記はフランス発音に準じて、ラリックなのだな・・・。)

Rene Lalique Collection
ガラスの器と奥にはジュエリー。

Rene Lalique Collection
私はこの博物館に関して、行きたいところリストからは、
完全に見逃していたのだけれど、
配偶者氏がラリックのコレクションが充実という情報を、
リスボンガイドブックから仕入れてきてくれて、
見逃さずに済んだ次第・・・。

Rene Lalique Collection
写真どんどんいきますよー。

Rene Lalique Collection


Rene Lalique Collection


Rene Lalique Collection


Rene Lalique Collection


Rene Lalique Collection


Rene Lalique Collection


Rene Lalique Collection
このブロンズとガラスという、異素材の質感の組み合わせが絶妙。

Rene Lalique Collection


Rene Lalique Collection
これも・・・。

Rene Lalique Collection


Rene Lalique Collection
彫像作品にも、素材の対比が生かされている。

Rene Lalique Collection

Rene Lalique Collection
これは、アルバム・カヴァー。

Rene Lalique Collection
さて、ジュエリーの部門。
ドラゴンフライにここでお目にかかれるとは・・・^^。

Rene Lalique Collection


Rene Lalique Collection


Rene Lalique Collection


Rene Lalique Collection


Rene Lalique Collection
ジュエリー写真撮影に熱中していて、完全に撮りすぎ。
まだまだ写真は続くので、予想外に・・・次回第三部に持ち越しますよ。




Museu Calouste Gulbenkian(グルベンキアン美術館)


Map:







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Museu Calouste Gulbenkian, Lisbon (グルベンキアン美術館、リスボン)-1-

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前回のフロンテイラ宮殿の後、方角的に同じエリアにある、Museu Calouste Gulbenkian(グルベンキアン美術館)へ向かった。
最寄りの駅は、メトロ・ブルー・ラインとレッド・ラインの交差する、São Sebastião駅で、駅からは庭園の中を通って7-8分歩いたところ。
私達は2駅北側のJardim Zoológico駅の近くでランチを食べて、駅前からタクシーで向かった(€6-7)。


Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
エントランス。

Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
Spring: Homage to Jean Goujon, by Alfred-Auguste Janniot, Rome, 1919-24
エントランスホールの、アールデコな彫像。

ここには、石油王グルベンキアン氏の、オリジナルのコレクションを展示している館と、
財団が後にモダン-コンテンポラリー・アートをコレクションした館とに分かれていて、
私はとりわけモダン-コンテンポラリーに興味が無いので、
そのまま、オリジナルコレクションの部分に直行する。

Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
ほぼ時代順に展示は続いているので、
エントランスに近いセクションは、ローマのコインから始まる。

Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
アルメニア出身で、中近東に縁の深いガルベキアン氏のコレクションには、
ペルシャ・中近東の美術工芸品が充実している。

Ceramic collection
ペルシャ・中近東のセラミック。

Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
ガラス器は、14世紀のエジプト製、モスクのランプだったもの。

Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian


Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian


Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
写本のカヴァー。

Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
ペルシャの写本。

Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
この写本は何語か皆目不明・・・。

Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
17世紀コンスタンティノープル(現イスタンブール)で制作された、アルメニア写本。
(ちなみに、アルメニアは、このややこしい地域にありながら、
4世紀以来キリスト教国の伝統が続いている。)

Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
Hours of Margaret of Cleves
ヨーロッパの写本/時祷書も色々コレクションされている。
14世紀末オランダで制作されたもの。

Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
The Book of Hours of Isabel of Brittany or The Hours of Lamoignon
ゴシック期15世紀のパリ製作の時祷書。

Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
ルネッサンス期のイタリアのものかと。

Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
そして、中世アイボリーのコレクション。
13-14世紀北ヨーロッパ・・・な感じ。

Museu Calouste Gu, Lisbonlbenkian
これも同時代の、アルター・ピース。

Museu Calouste Gulbenkian, Lisbon
Circle of Dierick Bouts, Flanders, ca. 1480-90
15世紀末期の北方ルネッサンスの受胎告知。
写真のみならず、インテリア絵画にもソフト・ポイントあり。

Della Robbia
これは、見るからにDella Robbia(デラ・ロビア)工房のもの。

Baptism of Christ, Francesco Francia, Blogna 1490
Baptism of Christ, Francesco Francia, Blogna 1490
15世紀末のイタリア絵画、フランチェスコ・フランチャ

Church in a River Landscape, Jacob van Ruisdael, Holland, mid 1660's
Church in a River Landscape, Jacob van Ruisdael, Holland, mid 1660's
17世紀のロイスダール

Detail
好きなので、つい、クローズアップ^^。

Peter Paul Rubens, Portrait of Helena Fourment, Flanders, ca. 1630-32
Peter Paul Rubens, Portrait of Helena Fourment,
Flanders, ca. 1630-32
ルーベンスも。

Les Bretonnes au Pardon, Pascal-Adolphe-Jean Dagnan-Bouveret, France 1887
Les Bretonnes au Pardon, Pascal-Adolphe-Jean Dagnan-Bouveret, France 1887
19世紀末の、ブレトンの風俗。

The Mirror of Venus, Sir Edward Burne-Jones, England 1877
The Mirror of Venus, Sir Edward Burne-Jones, England 1877
そして最後に・・・、バーン=ジョーンズが入っているとは知らなかったー。

Detail


次回は、ここの最大の見もの、膨大なルネ・ラリックのコレクションのイメージを。





Museu Calouste Gulbenkian(グルベンキアン美術館)


Map:




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ベルギー便り -2- ブラッセルズの博物館

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「ベルギー便り」なんて書いてますが、ちゃんとロンドンに戻ってきて書いていますよ。

ベルギー滞在の後半、前回の標本箱を書いた翌日の日曜日は、ブラッセルズのマーケットへ。
Namur(ナミュール)にも、日曜蚤の市がたつという話で、そこを先に見に行こうかと思って早起きしたものの、雨足がどんどん強くなるので断念。
天気予報によると、ブラッセルズの方が雨が少なそうだったので、そして、いつものオブジェ材料仕入れも兼ねて、いつものマーケットへ。




Marolles Flea Market(マロール・フリー・マーケット)で、オブジェの材料を仕入れ。
だんだん天気は回復して、青空も見えはじめた。

この後、ブラッセルズのミュージアムとしては、
あまり知られていないようだけれど、
Netで調べた感じでは、ロンドンのV&A級な感じの、
通称Cinquantenaire Museum(サンコンテナー(?)ミュージアム)へ。

Triumphal Arch, Brussels
サンコンテナーパークに建つ凱旋門に連なって、
2つのミュージアムが建っている。
一つは軍事博物館で、これは興味の対象外。
その反対側に、サンコンテナー・ミュージアムが建つ。
どうやら、サンコンテナーというのは50周年の意味で、
ベルギー独立50週年を記念して催された、1880年の全国展
(万博の国内版のようなもの)の時に、この一角は建造されたのだそう。

バスに乗るまで青空が見えていたのに、
バスを降りると再び曇天で、寒くて強風。
凱旋門をくぐったあたりで、雹混じりの豪雨にあって、
写真撮っている場合じゃない・・・とにかくミュージアムに転がり込む。

Cinquantenaire Museum, Brussels
まずはミュージアムのカフェ・レストランで、
ランチを食べて、体を温める。

Cinquantenaire Museum, Brussels
白身魚のムニエル。
イギリスならさしずめ、フィッシュ&チップス。
ケチャップの代わりに、サンドライ・トマトのピクルスが付いてきて、
ちょっと高級感漂う・・・と思ったら、
ミュージアム・カフェなのに20ユーロも取られた(笑)。
美味しいわけだ。

Cinquantenaire Museum, Brussels
右ウィング展示室を繋ぐホール。
左ウィングの企画展は家族連れで混んでいるのに、
常設展の右ウィングは、ガラーンとしている。
同時代だからか、なんとなく改装前のV&Aや、
自然史博物館的な、独特の「博物館の匂い」があって、和める。

で、偶然最初に入った展示室がここ、

Cinquantenaire Museum, Brussels
The Heart Museum(ハート博物館)
レリカリーやら、聖心やら、Ex-Votoやら、サントスやら・・・、
今一番興味がある装飾物達がギッシリ !!
あぁ、もう私は導かれてここへ参りましたぁ(笑)。

Cinquantenaire Museum, Brussels
ストロボ無し撮影可なので、もう撮りまくり・・・。

まだ、ちゃんとフォトショでプロセスできていないけれど、
モバイルのappで処理して、インスタにUPしたものたちを以下に。
(余談だけど、モバイルの写真プロセスappは、Snapseedがオススメ。
フォトショに迫る処理能力!!)

どちらも10枚ずつ入ってるので、右端に出る矢印をクリックして、
ページを繰って見てくださいね。






いやまた、ちゃんとプロセスできたら、再び標本箱に詰め込む予定。



それ以外にも、中世ものの展示室は、クロイスターのリプロだったり
(最初は、修道院跡地かと思った)して、
そして日曜なのに、ひとけがなくて、とても気持ちいい。

Cinquantenaire Museum, Brussels

Cinquantenaire Museum, Brussels
こういう静かな展示室で、展示物と話しするのが大好き(笑)。

Cinquantenaire Museum, Brussels
というわけで、ブラッセルNo1のお気にい入り博物館となった次第。

Cinquantenaire Museum, Brussels
暗くなるまで遊んでいた。

この後、帰りも大雨の中、鉄道でナミュールまで帰ったら、ナミュールも小雨。
エキスポまで15分歩く元気がなくなって、
タクシーで、エキスポで展示中のPおじさんに合流して、
その後、知り合いの出展者たちと皆で、
町の中心地のブラッセリーで、晩ごはん・・・の一日。

その翌日月曜は、私のベルギー滞在最終日。
(Pおじさんは、19日の日曜まで展示会場にアテンドしている。)
荷物をパックして、おじさんと別れて、駅に向かう。
ユーロスターは、夕方便なので、今日も半日ブラッセルズをうろつくことに。

とはいうものの、その日は月曜なので、ミュージアムの大半は休館日。
そして、やはり、にわか雨模様で、街歩きも楽しくなさそう。
なので、月曜も開いているミュージアム・・・で検索して、
ちょったマイナーな2館を尋ねてみることにした。

Brussels
メトロの駅から出ると、雨。
最寄りで目星を付けていた、ベトナム系レストランで早ランチを食べて、
出てきたら、青空。

Musée Hôtel de Charlier, Brussels
Musée Hôtel de Charlier(シャリア博物館)。
19世紀のアート・コレクターの屋敷が、博物館として公開されているもの。

Musée Hôtel de Charlier, Brussels

Musée Hôtel de Charlier, Brussels
絵画自体より、装飾美術好きなので、
インテリアを撮影するのが楽しい。

Musée Hôtel de Charlier, Brussels


Musée Hôtel de Charlier, Brussels
このミュージアムを出る頃には、にわか雨も通り過ぎて、
再び青空に。

次は、もっとマイナーな(?)、ミュージアムへ。

Brussels Toy Museum
Brussels Toy Museum(ブラッセルズおもちゃ博物館)。

Brussels Toy Museum
ロンドンにポロック玩具博物館があるけれど、そこと少し似た感じで、
でも展示品はもっと雑多で、20世紀物が多い。
アンティークとヴィンテージの違いといった感じ。

Brussels Toy Museum
ちょっとキッチュ感漂う・・・(笑)。

Brussels Toy Museum
このミッチリの展示(というか、収蔵というか)が3フロア続いている。

Brussels Toy Museum
窓から覗いたら、再び通り雨が通っていった後。

この後、メトロでユーロスターのブラッセル・Zuid(ズイド=南)駅に戻って、
晩ごはんを買って、お茶してから、ユーロスターにチェックイン。
帰ってきたら、ロンドンはブラッセルズほど雨はふらなかった様子。



さて次回は、リスボンに話は戻るか・・・な?





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Church of São Vicente of Fora, Lisobon (サン・ヴィセンテ・デ・フォーラ教会)-2-

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リスボンのChurch of São Vicente of Fora, Lisobon (サン・ヴィセンテ・デ・フォーラ教会)の奥で公開されている、その修道院部分を続編で今回も。


Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
エントランスから、宝物を公開している部屋を抜けて、
その先に向かうと、クロイスターが続いている。

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
この回廊壁の下の部分が、すべてアズレージョ・タイルで飾られている。

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)


Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)


Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
リスボンに来たからには、アズレージョ・タイルをいろいろ
見てみたいものだと思っていたら、
もうどこもかしこも、アズーレジョ・タイル。

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)


Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)


Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
ディティール。

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)


Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
ここにはクロイスター(回廊)が2ヶ所あって、
その中央に宝物庫が建っている。
そこを覗いてみることに。

The sacristy - Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
内部は華麗な、大理石象嵌で埋め尽くされている。

The sacristy - Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
保存状態も見事な天井画は、神の子羊。

The sacristy - Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
祭壇の聖母子。

The sacristy - Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
窓から下が、収納部分に。

The sacristy - Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
窓枠部分のディティール。

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
宝物庫を出て階段を登って、回廊の上階へ。
階段部分にも、タイルは続く。

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)


Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
上階も、タイルで覆われている。
その、パターンが、絵画のように一つ一つ違うのに驚かされる。

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)


Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)


Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)


Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
上階の窓からのヴュー。
中庭部分に井戸が見える。

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
そこから、また上階へと階段を登る。

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
すると、上の方から光がさしていて、

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
屋上に出る。

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
バニスター(手すり)とデコラティヴな、
スパイアの組み合わせが、フォトジェニック。

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)

View from Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
カステロ方面の眺め。

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
パンテオンの屋根と、タガス川。

Igreja de São Vicente de Fora (Church of São Vicente of Fora)
教会のみならず、色々と見所満載の修道院でした。



Church of São Vicente of Fora, Lisobon
サン・ヴィセンテ・デ・フォーラ教会

Largo de São Vicente, 1100-572 Lisboa, Portugal

地図:







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Museum of Decorative Arts, Lisbon (装飾美術博物館、リスボン)-2-

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Etsyショップ:夏休みのお知らせ。
8月1日(火)~8月22日(火)の間、
Etsyショップは夏休みで、クローズになります。
よろしく、ご了承ください。



今日も、にわか雨が何度も通っていって・・・、肌寒いロンドンです。
来週からの、ノルマンディー夏休みは、ダウンジャケット+ウール物持参で・・・ということになりそうな雰囲気。
で、まだ先日の撮影仕事の、ポストプロセス+再修正のやり取りの真ん中だけれども、なんとか仕事を終わらせて夏休みに入りたいもの・・・。

Museum of Decorative Arts (装飾美術博物館)、正式にはFundação Ricardo do Espírito Santo Silva(リカルド・エスピリト・サント・シルバ財団)のイメージの続編を。



Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
途中の廊下に置かれていた、時計。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
ハンド・ペイントのディティール。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
ベッドルームに設えられた展示室。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
同じ部屋。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
その次の小さな部屋では、宗教的な「箱アート」が、
いくつかまとめて展示されている。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
聖家族のいるインテリア箱。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
これはまた別の、幼子キリストの礼拝。
リスボンの教会や修道院で、こんなような3D的ディスプレイを、
大小いくつか見かけた。
ポルトガル特有のものなのだろうか、
またスペインでもあるのだろうか?

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
ここの部屋で、中庭を取り囲む建物の展示室を一周してきたことになる。
展示室は、まだ上階へ続く。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
階段の部屋の展示。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
その左側の階段を上る。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
最初の部屋の天井。
この部分は、建造当初17世紀の天井が残されているのではないか・・・と思う。
天井画の様式が、17世紀風なので。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
このフロアでは、遡って17世紀の様式のものが、
部屋にコーディネートして展示されている。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
銀器を収める、キャビネット。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
その隣のベッドルームの展示。
17世紀のポルトガルのベッドの典型は、
このような複雑に、スピンドルを組み合わせたデザイン。
デザイン的には、ムーア(アラビア)のデザインの影響なのだそうで、
素材は当時ポルトガル領だった、ゴヤなど、
インド・東南アジアから運ばれた、
ローズ・ウッド、チーク、エボニーなどのハードウッドが主流。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
手前に写っている子供用のクリブ(ゆりかごベッド)も同様のデザイン。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
ベッドのミニチュアの展示。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
最上段のこういうものが、17世紀スタイル。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
同じフロアのムーア(アラビア)風のインテリア。
これもムーアの影響なのか、窓際のシート状の2つの出っ張り。
これをポルトガルの歴史的インテリアで、よく見かけた。
泊まっていたアパートメントの窓際もこんな風。
スペインは行ったことがないので、これがポルトガル特有なのか、
イベリア半島特有なのかは、知らないけれど・・・。

ここから、もう1フロア上にも一部屋の展示室があるので、
そこに上っていく。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
その部屋は、椅子マニア・ティエリー氏も驚くだろうという数の
椅子のコレクション。
入口の向かい側(この写真の右手)から17世紀の椅子で、
窓側(写真左)に向かって、18世紀に時代が下っていく。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
入り口側の壁は、窓側(写真右)から18世紀、写真左の19世紀へ。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
背のカーヴの感じが、Pおじさんのル・シャトーのダイニング椅子に似ている。
おじさんちの椅子も、18世紀モノなんだろうな。


Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
展示室を見て回った後は、中庭のカフェでお茶。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
ポルトガル定番のカスタード・タルトと・・・。



Museum of Decorative Arts(装飾美術博物館)

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8月1日(火)~8月22日(火)の間、
Etsyショップは夏休みで、クローズになります。
よろしく、ご了承ください。


日本は暑中お見舞いなシーズンかと。 ロンドンは、近頃秋のように涼しくて、今日などは、何度も雨が来て、最高気温15℃・・・、これでも一応夏です(笑)。 暑いのが苦手な自分的には、実に快適。
この感じだと、来月からのノルマンディー滞在には、重衣料が要りそう。せっかくリネンの短パン買ったのに、これでは寒すぎて履けないので、持っていかないかも・・・。

標本箱は、今よりも暑かったリスボンの4月末。今回は、Museum of Decorative Arts (装飾美術博物館)のイメージ。
この博物館、正式にはFundação Ricardo do Espírito Santo Silva(リカルド・エスピリト・サント・シルバ財団)という名称で、2014年に破綻した、かつてはポルトガル最大級だった銀行、Banco Espírito Santo(バンコ・エスピリト・サント)の一族の銀行家、Ricardo do Espírito Santo Silva(リカルド・エスピリト・サント・シルバ)氏が、収集したアンティーク・コレクションを収蔵・展示している。
収蔵・展示の博物館機能だけでなく、様々な修復技術を引き継ぐ工房・研究所としても機能している。
2014年以降、倒産したバンコ・エスピリト・サントの多大な支援を失って、存続が危ぶまれていたそうだけれど、現在はどうやらRepublica Portuguesa Cultura(ポルトガル文化庁)や、コングロマリットの道路事業団などの支援で、運営されているようだ。


Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
正面エントランス。
17世紀建造の、Azurara Palace(アズララ・パレス)を、
1947年にリカルド氏が購入して、コレクションを収蔵公開の博物館とした。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
エントランス・ホールの、18世紀の馬車。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
ボディの装飾ペイントは、ギリシャ神話のモチーフ。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
階上の展示室に登る階段には、アズレージョ。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
18世紀前半の、ローマ兵士を描いたスタイル。
建物自体は、17世紀建造だけれど、
コレクションの背景として、18世紀の貴族の屋敷という設定で、
改装されたそうなので、これらのタイルも、
その時に導入されたものなのかも。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
階上から展示室が始まる。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva


Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
アンティーク工芸品を、組み合わせたコーナーが演出されている。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
アフリカをテーマにしたタペストリー。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
18世紀のタブナクル。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
Ordem Militar de Cristo(キリスト騎士団)の章飾クロス。
キリスト騎士団は、ローマ教皇令で、1312年に廃止された、
テンプル騎士団に相当するポルトガルの勲位。
なので、このタイプのクロスは、ポルトガル独特のもの。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
次の部屋は楕円形。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva


Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
隣の部屋との間に挟まれた、小部屋。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
天井の構造が美しい。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
その次の部屋。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
18世紀コンソール・テーブルいろいろ。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
この部屋のタイルは、シノワズリー。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva


Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
見事なタペストリーのディスプレイ。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva


Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
同じ展示室のキャビネット。
扉の中の絵は、オリエンタルのラッカー風に描かれているけれど、
ヨーロッパの手になるコピーかと?

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
濃厚な赤のベッドルームのディスプレイ。
これは、17世紀っぽい。

Museu da Fundação Ricardo Espírito Santo e Silva
また、次回もこの博物館のイメージを。



Museum of Decorative Arts(装飾美術博物館)

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