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2010年11月 Archive

Tudor Re-enactment(チューダー リ・エンアクトメント)-3-

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2010-11-29 Mon 17:33:56
  • イベント
チューダー期(イギリスの、ほぼ16世紀)の、リ・エンアクトメントのイメージを、2009年夏、グリニッジ海事博物館でのイベント「Henry Days」より、最終回。
今日は、貴族のコスチューム。

Portrait of Tudor Lady
チューダー・レィディ

この女性も、以下のイメージの大半はリ・エンアクトメント・グループHungerford Household(ハンガーフォード・ハウスホールド)の皆さん。
Cambridge近郊のLong Melfordという村にある、Kentwell Hall(ケントウェル・ホール)のチューダー・リ・エンアクトメントにレギュラーで出演している。(ちなみに、ここのお屋敷はチューダー以外でも、ヴィクトリアン期、第二次世界大戦中のリ・エンアクトメントのイベントを定期的に催している。くわしいスケジュールは<このページ>)

Tudor Gentleman
こちらはチューダー紳士

Tudor Gentleman with... Canary Wharf far behind!!
この男性を撮って後で気がついたら、背景はカナリー・ウォーフの高層ビル群だった・・・(笑)。

More lecture for Tudor costume
右写真の女性がコスチューム史の専門家で、コスチュームに関するミニ・レクチャーの時間がある。

このときの解説は・・・チューダー貴族とはいえ、高価な刺繍や織地をふんだんに使えるわけではなくて、ちゃんと節約して使っている。左の写真の女性のドレス・スカート部や袖の、目に付く部分はジャガード織地が使われているが、重ねスカートの下で見えない部分には使われていない。右の男性のシャツの飾りテープがここで終わっているのは、そこから上はジャケットに隠れるため、つけても「もったいない」ということ。

Tudor ladies costume was explained
そして、ドレスや被り物がどのような構造で出来上がっているかの解説。

Famous Tudor "Cod Piece"... How they grew!!
一番うけていたのがこれ。

チューダー期の紳士方のコスチュームで有名な「コッドピース」がいかに「発達」していったか・・・左から右へ。
このCodpieceてっきり魚のタラ(Cod)と何か関連しているのかと思ったら(タラの切り身・・・のように聞こえる・・・笑)、中世英語のCodからきていて「○○玉」の意味だそうな。なんともあけすけだが、確かに・・・(笑)。

Queen Elizabeth I's favourite dance
これは、別のロケーションで、別の時間帯。チューダー・ダンスのミニ・レクチャー。
エリザベス1世のお気に入りのダンスで、当時貴婦人方がつけていた、硬い胸板状コルセットを持って、
よっこらせっと放り上げる・・・。

Let's dance !!
みなさんでLet's dance...

Tudor dance
なかなか優雅なもの。

Tudor musicians
伴奏のミュージシャン達。

Tudor Battle re-enactment
こちらでは、別のチームが「模擬戦」のデモンストレーション。

Henry VIII was interviewed
今日の主役、ヘンリー8世はTV局のインタヴュー中(笑)。

Portrait of Henry VIII
なかなかゴキゲンの王様。


おまけヴィデオその1は、映画「Elizabeth」より、エリザベス1世の即位式でのダンス。ここでも「よっこらせ」している(笑)。




おまけヴィデオその2、Kentwell Houseの夏のリ・エンアクトメントを撮影したものを見つけた。10分近くで少し長いが、実際に行ってみた気分が味わえることうけあい・・・。





Tudor Re-enactment(チューダー リ・エンアクトメント)-2-

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2010-11-27 Sat 10:29:03
  • イベント
チューダー期(イギリスの、ほぼ16世紀)の、リ・エンアクトメントのイメージを、2009年夏、グリニッジ海事博物館でのイベント「Henry Days」より、第2回目。
今日もいろいろな「仕事」の続き。

Tudor Girls Division
ご婦人方の仕事はもっぱら、糸紡ぎ、染色、機織、刺繍、などなど、布帛にまつわるもの。
ここではウールを紡いで、ウール糸を作り、天然染料で染色、の、デモンストレーション。
天然染料でも、これだけ鮮やかな色が出せる。それでいて、こっくりとした深みのある色。
右上はウールではないけれど、リネンの刺繍。
イギリスでは綿花は自生していなくて、インドや中東から輸入されるためほとんど普及していなかった。
下着やブラウスに使われるのは、たいていこのリネン。

Cord plaiting
写真真ん中の女性がせっせと作っているのは「組みひも」。たいていウールで作られる。
右は彼女がベルトから提げていたもの。「何?」と聞いたら、開けて見せてくれた(写真中上)。
ピンホールダー。被り物や帽子を留めたりいろいろと使われる。
安全ピンはないので、この待ち針状のピンを使う。
左下は、やはりベルトから提げて使うポシェット。

Chat
こちらでは編み物と縫い物。

Tudor Jeweller
ジュエラーのおじさん。

Portrait of an alchemist
この先生は、医者兼、錬金術師。

Alchemist's Chamber
患者の診断で重視されるのは「尿」。
色や透明度、臭いはもとより・・・味も診断のうちに入っているとか・・・うぅ・・・。

Alchemist's Chamber
さまざまな薬。かなり怪しげ・・・だが。

Herbalist's Chamber
一方こちらは、ハーバリストのテント。いわば現代の「薬剤師」にあたるだろう。

Herbalist's Chamber
同じくハーバリストのテントより、壜のいろいろ。

Tudor Hawker
こちらは「鷹匠」。
鷹狩りは中世・チューダー期にかけて、王侯貴族の娯楽であり社交イベント。
自ずと「鷹匠」はとてもいい待遇を受けている。この鷹匠の奥方の見事なチューダードレス!!
彼らはRaphael Historic FalconryのEmmaとMike Raphaelご夫妻で、歴史的鷹狩りを研究・伝承している第一人者。
リ・エンアクトメントのイベントで「鷹狩り」といえば、たいていここのチームから参加の場合が多い。

Portrait of Tudor lady
最後に、奥方様の写真をチューダー絵画風に・・・。
うーん、現代人ではないかもしれない(笑)。


次回は、貴族達のコスチュームを中心に。













Tudor Re-enactment(チューダー リ・エンアクトメント)-1-

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2010-11-25 Thu 10:50:03
  • イベント
今日からは、中世のその後に続くチューダー期(イギリスの、ほぼ16世紀)の、リ・エンアクトメントのイメージを、2009年夏、グリニッジ海事博物館でのイベント「Henry Days」より。

このイベントではチューダー期クラフトのデモンストレーションがいくつか行われていたので、まず今日はクラフト中心に・・・。

Portrait of a Painter
チューダー期の「着彩師(Stainer)」さん。

この頃にはまだ「画家(Painter)」という職業はあまり確立していない。やっと王侯貴族の間で肖像画が普及し始めたばかり。「画家」といえばいまだにもっぱら教会の壁画が中心。
それとは別に「Stainer」という職業があって、ステンシルで壁や布帛にペイント(あるいは、染付け)する。タペストリーや刺繍はやはり高価なものなので、安価手軽に、それでも美しく飾りたいという時は「布地にペイント」。階級・地域を問わず、広く普及していたもののよう。

Painter - collage
ステンシルか、木彫りスタンプで(現在インド更紗などのプリントに使われているものと、ほぼ同じようなもの)
輪郭線を描いたところに、着彩していく。

Painter's pots - collage
着彩師さんの絵の具壷。

Painters' atelier


媒体は膠(にかわ)で、ラビット・グルーともよばれ、ウサギの皮から作られる。これとさまざまな顔料を混ぜ合わせて絵の具が作られる。衣服にも刺繍代わりにプリントされるが、耐水性があまりないので、洗濯には耐えない。しかし昔の人は、下着だけ洗濯して、上着やドレスは洗濯しないので大丈夫。(日本の昔の着物を「洗濯」しないのと同じ原理。)

Paints
顔料と絵の具を、しげしげ観察・・・日本画用の画材とあまり違いはない。

Portrait of a Manuscript Painter
お隣のテントは「写本師」さん。

Manuscript painter's atelier
主にカリグラフィーを中心に、一部着彩木版画が挿絵として使われている。

Tudor Pottery
絵師さん達の絵の具壷がいいなあ・・・と思って見ていたら、陶芸家のテントを発見。

左上のひものついたボトルは「水筒」。当時はまだコルクは南欧からの輸入品だったのであまり庶民には普及していない。木製の栓にガーゼのような薄い布をかませて押し込む。
右上は「貯金箱」というか・・・小銭入れというか・・・。普段はここにコインをためておいて、いざと言う時に使う。中世やチューダー期のマーケットのあったところを発掘すると、この貯金箱を割って大枚をはたいた、痕跡がいくつも見つかる、とか。首の細くなったところに紐をつけて・・・マーケットへ提げて行く。
左の下は「じょうろ」。水の中に全体を沈めて水を浸し、上の穴に親指で蓋をして水から引き上げる。すると、このじょうろの中には水が入っている。植物の上で親指をあけると、空気が入って、水が下の穴からシャワーのように出る仕組み。

Tudor Potter
真ん中の彼が陶芸家、Trinity Court Potteries(トリニティー・コート・ポタリー)のJim Newboult(ジム・ニューボールト)氏。

Tudor Potter
デモンストレーション。

手回しのロクロは、写本に描かれた挿絵や発掘品を参考にして、彼自身が製作したもの。重いオーク材で作られているので、手で回して勢いをつけると慣性で回り続ける、それを利用して器を作る。もちろん足踏み式に比べて、粘土を引き上げている間にも、手を止めて、何度かスピンを加えてやる必要がある。回転をよくするために、ラードなどの油脂をロクロにかませるそうだ。
彼の作品およびコンタクトは、このThe Tudor Marketウェブサイトから、左下のTRINITY COURT POTTERIESのテントをクリックすると見ることができる。ここには、もちろん他にも、いろいろ面白いリプロダクション工芸家が集められているので、ご興味のある方はあちこちのテントをクリックしてみて欲しい。

Tudor Pottery
イギリス製デルフト焼のリプロダクション

Tudor Armourer
こちらは「武具師」さん。
チューダー期の鎧は、スティール板を繋ぎ合わせ、組み合わせて作るため、完全別注、そしてすべてハンドメイド。
(中世の鎧はチェーンでできている部分も多いので、多少サイズに融通が利く。)
お値段の方は、一番基本的なセットで3000ポンド(40万円位)から始まるとか・・・騎士になるのは安くはない話。


次回も、まだまだ続きますよ。
















Kotomiジュエリー近況-追加製作

チューダー・リ・エンアクトメントのイメージ・・・と予告したけれど、その前にちょっと「広告」。
Kotomiジュエリーの追加製作UP。やれやれ、これで後はクリスマスまで、取引先と連絡を取り合いながら、納品に集中するだけ、のはず。
8世紀ケルト写本「The book of Kells(ケルズの書)」の復刻版の上で、初期中世のイメージで撮った前回のイメージが結構気に入ったので、また同様に撮ってみた。

N-1508, N-1509, N-1510
N-1508, N-1509, N-1510 センター石:すべてクオーツ

N-1511, N-1512
N-1511, N-1512 センター石:どちらもブルー・サンストーン

N-1513, N-1514
N-1513, N-1514 センター石:どちらもスモーキー・クオーツ

N-1515, N-1516
N-1515, N-1516 センター石:どちらもスモーキー・クオーツ

N-1517
N-1517 センター石:アメジスト

N-1518, N-1519
N-1518, N-1519 センター石:どちらもスモーキー・クオーツ

N-1520
N-1520 センター石:スモーキー・クオーツ

N-1521
N-1521 センター石:スモーキー・クオーツ

N-1522-4, N-1525-7, P-3207-10
N-1522-4, N-1525-7, P-3207-10 グリーン・アゲート、フラット・ビーズ。

N-1528-32, P-3211-15
N-1528-32, P-3211-15 カヤナイト、フラット・ビーズ。

N-1533-5
N-1533-5 ラブラドライト、ドロップ・ビーズ。

N-1536, N-1537-40, N-1541-3, N-1544-5
N-1536, N-1537-40, N-1541-3, N-1544-5 スモーキー・クオーツ、フラット・ビーズ。

N-1546-7
N-1546-7 センター:ガラス凸レンズ。

N-1548, N-1549
N-1548, N-1549 センター石:ルチル・クオーツ、スモーキー・クオーツ


次回は、こんどこそ・・・チューダー・リ・エンアクトメントのイメージいきますよ。

Chiswick Car Boot Sale (チジック カーブーツ・セール)2

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2010-11-22 Mon 10:18:08
  • 生活
先月に引き続き、今月もまたDanaさんのフラットに前夜から泊り込みで、Chiswick(チジック)のカーブーツセールを見に行った。
(このChiswickという言葉チジック、チズウィックどうカナ表記したものだかよく解らないので、打ち込みやすいチジックと書くことにした・・・。)
先月は前夜が大雨の後のぬかるみで、出展が通常の半分だったということもあり、なんとか「全開」状態を見てみたいということになって、今月も連続参加。

*チジック・カーブーツの情報リンクと地図は、先月の標本箱の一番下を参照して下さい<このページ

Chiswick car boot sale
「業者は参加していません」というのが建前のようだが・・・、
なんのなんの、こんなステキなものを持ち込むのはみーんな業者。
まぁ、フォトジェニックだからいいじゃないか(笑)。

Chiswick carboot sale
刺繍デザイナーJan Constantine(ジャン・コンスタンティン)さんの、ユニオンジャック・クッションの大ヒット以来、
インテリア物に何でもユニオンジャックを付けるのがトレンド。
ここでは、椅子の張り生地にまでなっている・・・。

Chiswick carboot sale
古い写真やカード。

Chiswick carboot sale
飾り人形達。いくつも首がなくなっている・・・。

Chiswick carboot sale
衝立。昔の人のスクラップ風ハンドメイド。

Chiswick carboot sale
引き出しの取ってやら・・・なにやら解らないガラクタ。
3Dコラージュ作品に使ったら面白そう。

Chiswick carboot sale
これもキッチン周りのガラクタ。

Chiswick carboot sale
壜がいろいろ。

Chiswick carboot sale
端切れ、布帛物のスタンド。

Chiswick carboot sale
おもちゃや陶器のフィギュア物。

Chiswick carboot sale
こんな感じの会場風景。今回は100スタンド以上参加していて、見ごたえ充分。
あまり見すぎて、もう何がなんだか、なにが欲しいのか解らなくなってしまう・・・。

Chiswick Park
なので、退散して、向かいのChiswick Parkの中を通り抜けて、Cafeに向かう。

Splash!!
もう寒いのに・・・犬は泳ぐ・・・。

Chiswick Park Cafe
Cafeでは秋のディスプレイ。

Autumn
秋もすっかり深まった・・・。


次回はまたまた、リ・エンアクトメントのイベントのイメージ。今度はチューダー時代をテーマに、2009年夏のグリニッジのイベントより。


Medieval re-enactment (中世 リ・エンアクトメント)-5-

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2010-11-20 Sat 10:42:27
  • イベント
2009年のイースターホリデー(4月)、Warwick Castleウォリック城)での、中世リ・エンアクトメント・イベントのイメージの最終回。
このイベントの見どころの「模擬戦」は、城の敷地内を流れるAvon(エイヴォン)川の中州が会場。
安全対策で、観客は中洲には入れず、城側の対岸に設置された「観客席」から見物する。

Going to work
会場まで、リ・エンアクトメントの地方グループごとにまとまって行進。
一番後ろに最年少見習い兵が、お父さんについていっていたが、途中で断念(笑)。

Marching...
こちらはまた別のグループ。一番上は先日の「外科医」先生、彼も参戦だろうか?

Knight
この騎士殿はちょっと遅刻気味で・・・大急ぎ。

このリ・アクトメントの皆さんは腕時計や時計の携帯が許されていない(ホントに・・・笑)。では、どうやってイベントの時間が解るのかと、不思議だったのだが・・・城の運営スタッフが各テント村に「あと30分です」等と知らせに来るのだそうだ、なんのことはない・・・。

Infantry
射手隊、会場に到着。ちょっと緊張気味、かな?

Soldier
歩兵殿。

Hi!!
彼はゴキゲン。

Waiting...
橋が狭くて一本しかないので、川の手前の観客席の横でしばし待機。

Watching...
待機中。右のおじさんの眼鏡に注目(笑)。

Over the bridge
徐々に橋を渡って、中州へ向かう。
写真を撮りたい観客(私を含めて・・・)の要望に答えて、橋の上で少しポーズ。

Battle
槍兵の配置、射手隊(と・・・とても少ない・・・笑)がこけおどし(?)に射る。
大砲をぶっ放すのは手間のかかる作業・・・、そして、ちょっと「模擬戦」っぽくなってきたかな。

Watch out!!
と思ったら、鴨の一家の横断でしばし戦闘中断、これはかなりうけていた。

Battle
槍兵達は(危ないので)用心深くつつきあっているだけ。周辺で、騎士達が派手にちゃんばらごっこ。
騎士といっても、実際の馬は安全のため引き出されずじまいで、なので一同「歩兵」。
赤の陣羽織がウォーリック軍、ブルーと赤の陣羽織が包囲軍と、一応なっている。
どっちが勝ったか、解らないのだが・・・?

Safely home...
勝負関係なし。一同怪我人もなく、めでたしめでたし。平和なイギリス万歳(笑)。

Warwick Castle with re-enactment camp
現代人の趣味人達が再現する中世は、のどかで理想的。
しかし、中世に生きた人達でも、できれば、現代のように平和で安全な時代に生きたかったと思うのではないかな?









Medieval re-enactment (中世 リ・エンアクトメント)-4-

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2010-11-18 Thu 10:13:46
  • イベント
2009年のイースターホリデー(4月)、Warwick Castleウォリック城)での、中世リ・エンアクトメント・イベントのイメージの4回目。
このイベントの最大の「見どころ」は午後2時からの、敷地内を流れるAvon(エイヴォン)川の中州での「模擬戦闘」。
現代のこととて、安全第一で運営されているが、リ・エンアクトメントの参加者もトレーニングは怠りなし。
今日は「戦いの準備」のイメージを集めてみよう。

Exercise
空き地があれば・・・即「ちゃんばらごっこ」の練習。

Training
これは槍兵のトレーニング・・・あまり、足並は揃ってないか(笑)。

A bit of exercise...
この武具自体何というか知らないのだが、扱いが難しそう・・・。

And discuss...
コーチからアドヴァイス。

Archer
射手のデモンストレーション。

Archers
中世イギリス軍はLongbow(ロングボウ、長弓)で有名。
ここで、射手達が使っているのはやや小型だが、大型のロングボウは2m以上ある。
ドイツやフランス軍は巻き上げばね式のクロスボウ(誰でも使えて簡単)が主流だったが、
イギリス軍の誇りは、この高度に鍛錬されたロングボウ射手。
実際、現代のマシンガンではないが、トレーニング次第で一分間に10-12連射が可能。
クロスボウ以上の飛距離・破壊力も持っている。
余談だが・・「ロビンフッド」の映画でラッセル・クロウの最後の一撃も、もちろんこのロングボウ(笑)。

Sorting out...
デモンストレーションの後片付け。矢を回収してきて、所有者別に別ける。
矢羽の色別で誰のものか、わかるようになっている。

Chat
こちらでは、騎士の馬の準備。小柄な騎士は、実は女性だった。

Chat
同じ女性騎士、準備中。

Knight and his wife
こちらは「高級」騎士のテント。奥方様が手伝って、鎧装着。

Peeping into a posh tent
その騎士様のテントを覗き見させてもらう。
テント、キャンプといっても、このようにちゃんとベッドも持ち込まれていてとても優雅。
こうやって「優雅な」ディスプレイができて、そしてこの鎧がオーダー・メイドできるということは、
この騎士様、現代生活でも裕福なお方、会社重役といったところだろうか。
リ・エンアクトメントでも、中世となんら変わりなく「鎧を作れる経済力のある人が騎士になれる」という原理は同じ。


次回はいよいよ「模擬戦」本番!!






Medieval re-enactment (中世 リ・エンアクトメント)-3-

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2010-11-16 Tue 10:51:03
  • イベント
2009年のイースターホリデー(4月)、Warwick Castleウォリック城)での、中世リ・エンアクトメント・イベントのイメージの3回目。今日は中世の「職業」。
王様や騎士も、神父さんも「職業」なのだが、昨日は肉屋さんやら、パン屋兼鍛冶屋さんが登場した。それ以外にもいろいろな「お仕事」がある・・・。

Candle maker
蝋燭やさん、というか・・・織物のように蝋燭は家で手作りしたのかもしれない。
いずれにしろ、けして安価なものではなかったので、一般人は日の出とともに働き、暗くなったら寝る。
生活はシンプル。

Chainmail maker
武具師。
上のキルティングのジャケットは「ダブリット」とよばれるもので、チェイン・メイルの下に着る。
プライヤーで鉄のリングを組んでいって、チェイン・メイル(鎖帷子)を作っている。気の遠くなるような作業。
以前紹介したチューダー期の鎧は、すべて鋼鉄板で被われたものだが、
中世の鎧はこのようなリングを組み合わせたチェイン・メイルの部分が多い。
中世も後期になるほど、鋼鉄板から成型した部分が増えていく。

Game dealer (and a prayer seller)
この人は・・・ゲームやカードを売る商人。ゲームやカードの目的は・・・子供の遊び?
いやいや「博打」が最大の目的。で、そんな「ばちあたり」なことをした後に欠かせないのが・・・、

Pray after play
祈祷書。というわけで、実際にゲームを売る商人は祈祷書も売っていたとか・・・かなり愉快。

Pilgrim badges
そして彼は、聖人様のバッジも取り扱っている。
これでもう、いくら「ばちあたり」をしても大丈夫・・・の、発想。
この聖人様のバッジ、本来はヨーロッパ各地にある「聖地」で、
そこの聖地にちなんだ聖人・象徴をモチーフにして錫の鋳型で作られたもの。
巡礼の記念に買って帰るというのが本来の目的。

Manuscript writer's desk
これは、そういった「祈祷書」を手書きで作っている。
グーテンベルグの印刷発明以前は、すべて「祈祷書」も「写本」も手書き。

Surgeon
中世の医者、もっぱら「外科医」。
手に怪我をした(と言うか・・・斬られた)兵士を、どう治療(と言うか・・・処理)するかの解説なのだが、
肉屋と大差なし。あまり聞いていて心地よいものではない(笑)。

Herbalist's table
こちらはもっと平和な方の医者で、ハーバリストのテント。
ハーブで病気の治療にあたるのは、専門のハーバリストもいたようだが、
各地にある修道院が主にこの役割をになっていた。今で言うなら「地区のお医者さん」。
それ以外にも、醸造所、工芸製品製作所、福利厚生局などなど、すべて修道院の仕事。

Ferry
「職業」と呼んでいいのかどうか解らないが、渡し舟。
川にロープを張って、ボートを漕ぐ代わりに、ロープを手繰っていく。
なかなか、のどかな風景。


次回は、「戦いの準備」をテーマに、同じくウォリック城のリ・エンアクトメント・イベントより。





Medieval re-enactment (中世 リ・エンアクトメント)-2-

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2010-11-14 Sun 10:25:13
  • イベント
2009年のイースターホリデー(4月)、Warwick Castleウォリック城)での、中世リ・エンアクトメント・イベントのイメージの2回目。 今日は中世の人々の暮らしぶり。

Lunch
これはランチタイム。テーブルの上はすべて中世のリプロダクションの食器。
食べているのは、チーズに無漂白パン、豆のシチューなど。料理も史実に基づいて作られる・・・。

Bon appetit!!
食器をクローズアップで・・・。陶製、木製のボウル、スプーンは木製か錫製。
ガラス器は高級品で、商人や騎士階級以上でないと使われていない。農民は木製品と陶製の食器を使っていた。

Lunch
ここもランチタイム。チーズ、チキンのサラダ?と思しきもの、葱のキッシュ。

Butcher
これは肉屋さん。

Baker...
パン屋さんは大忙し。車の上に載せた移動式オーヴン。
右下では、オーヴンに蓋をして、泥で蓋を止めつけている。

As well as an ironmonger
パン屋さんは・・・鍛冶屋も兼ねている。

Cooking beans
右下はワインの樽。上の写真、真ん中で木炭に火を入れて、その回りに土器のピッチャーを置いてワインを温めている。
いろいろな豆を入れたシチューも1日がかりのスロー・クッキング。

Open air canteen
騎士達の「野外飯処」。豆のシチューに無漂白パン、ビールかワインの飲み物と言うのが定番。
しかし、実際には安全規制で、イベント中はアルコール禁止なのだとか・・・。
なにしろ、このあと「模擬戦」をやるので(笑)。

Preparing dinner
これは、もう少し後で・・・、晩御飯の用意。
肉とマッシュルームを炒めたものと、根菜のスープ。
ちなみに、中世ヨーロッパ人は、まだトマトもポテトも知らなかった。
これらはコロンブスのアメリカ大陸発見以降、南米からもたらされたもの。

Girls thing...
食事の後は、おしゃべりで盛り上がっている。
テントの中のおじさんは、ご婦人方の話題には入っていけないものと見える(笑)。

She is winning...
こちらではNine men's Morrisというボード・ゲームの対戦中。
このゲームはローマ時代からあるとかいう話。いまのとこと・・・互角かな?

Spinning yarn
遊んでいる人もいれば、働いている人もいる・・・糸紡ぎ。

Tablet weaving
これはTablet weaving(タブレット織)と呼ばれ、薄い木の板にあけた穴に羊毛の糸を通して、
その何枚もの板をパタパタ動かしながら、織っていく。右下のような平組みひもが出来上がる。
しばらく見ていたが、原理は全く解らずじまい・・・。

Life
中世テント村。

Wares
リプロダクションの器や壜など。
今でも「歴史モノ」の好きな工芸家がいて、それぞれハンドメイドされている。
リ・エンアクトメント・マニアのための、こういったリプロダクション製品のフェアも開催されているとか。
一度行ってみたいと思っている。


次回は、中世の「職業」、まだ続きますよ。









Medieval re-enactment (中世 リ・エンアクトメント)-1-

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2010-11-12 Fri 10:54:31
  • イベント
以前何回か、ハンプトン・コート・パレスでのイギリス・チューダー時代のコスチューム・イベントを取り上げたことがある。今回は中世のコスチューム・イベントのイメージ。

ハンプトンコートパレスの場合、パレスが主催して、契約スタッフがコスチュームを着て、その時代の人物を演じるという趣向なので「コスチューム・イベント」と呼んでおいた。正式には、パレス関係者の間ではLive interpretation(時代通訳・・・とでもいうか・・・)と呼んでいる。
しかし、今回の中世のイベントは少し趣向が違う。イギリスでは主に「リ・エンアクトメント」と呼び習わされているが、素人の歴史マニア達が、その時代のコスチュームを来てその時代を「生きる」イベント。
聞きかじったところによると、1970年代後半から、歴史的建造物や博物館で、テーマにあった時代のコスチュームを着て解説するスタッフを常駐させ始めたり(これが、Live interpretation)、また、地方のこういった建造物や城の敷地を借りて、歴史マニア達が一種のコスチューム・パーティーとしてイベントを催すことが流行り始めた。英人たちも生活に余裕が出てきて、また「生活史」の発達とともにより史実に基づいた(Authentic、オーセンティックか否か・・・とよく議論されている・・・笑)再現ができるようになった、ということもあるのだろう。
現在ではイギリス最大の中世専門の組織はWars of the Roses Federation(バラ戦争連合)と呼ばれ、その傘下に40以上の地方別グループを持っている。(いくつかのグループは、中世とその後に続くチューダー期など、他の時代にも専門がまたがっている。)

* イギリス史に特に詳しくない方のために簡単に「中世」の定義をいうと・・・、1066年のウィリアム征服王のノルマン王朝開始から、1485年のバラ戦争終了チューダー朝ヘンリー7世の即位までをさすことが一般的。(広義には476年の西ローマ帝国滅亡以降のイギリスのアングロ・サクソン諸王国時代を「初期中世」と称して中世に含める場合もある。)

但し書きはこれ位で・・・イメージいきます。

Warwick Castle with re-enactment camp

これは2009年のイースターホリデー(4月)、場所はWarwick Castleウォリック城)。ここは現在は蝋人形で有名な、マダム・タッソー系列グループ傘下の会社で、エンターティメントに特化したイベントが「売り」。
このイべントでは、ウォリック城包囲戦下という設定で、包囲軍を演じるリ・エンアクトメントグループ達は城の敷地の中、堀の外にキャンプを張っている。ちなみに、リ・エンアクトメントの皆さんは、実際にこの中世風テントで実際に3日間の会期中キャンプ暮らし。

re-enactment camp
キャンプ村に近づいていく・・・、

Castle and life
包囲戦下というのは「設定」で、皆さんのんびり楽しんでいる。
「楽しいからどこまでもやってしまう」という、このイギリス人の趣味人ぶりが、私は大好きだ(笑)。

Warwick Warriors + jester
一方こちらは「包囲」されている側の「ウォリック軍」。
こちらも緊迫感は皆無で(笑)、愉快なスタッフ。彼らは城契約のプロの俳優さん達。

Warwick Warriors
こちらも「ウォリック軍」の門衛兵達。

Hanging around
私の「使命」は、この大勢のリ・エンアクトメント参加者の中から、このイベントのことを知らせてくれたジャッキーこと、
レディ・ジャクリーヌと、その夫君サー・ティモシーを探し出すこと・・・。
彼女たちはファーコンバーグ伯のテントにいるとのことなので・・・「ファーコンバーグ伯を知ってる?」と聞いて回る・・・。

Lady Jacqui and her friend
やっと見つけたレディ・ジャクリーヌ(右)は・・・、

Happy jewellery with Lady Jacqui
実は、Kotomiジュエリーのお客様なのだ(笑)。

Sir Elmore and the Warwick warrior
左は夫君サー・ティモシー(スタンダード旗は・・・氏自身のハンドメイドの力作!!)。
右はウォリック軍役の俳優君。

Lord's table
これはファーコンバーグ伯のテントの中。すべて、中世のリプロダクションの食器が使われている。

Lady Jacqui went for a walk
レディ・ジャクリーヌ御一行散策に出かける。
こんな風にイべントの会場は、中世人と21世紀ビジターがシュールに混在。

Smoky
こちらではそろそろ食事の用意・・・。


次回もこのイベントから、「中世の暮らしぶり」にクローズアップしたイメージを中心に・・・。







Kotomiジュエリー-お手入れ方法-How to keep Kotomi-jewellery sparkly

先日いろいろジュエリーをお買い上げいただいたお客様から「お手入れ方法を教えて欲しい」というリクエストがあった。
その方にはメールで返信したのだが、そういえば、一度も正式に書いたことがなかったな、と思い当たった。
なので、今日はその話。このページは「お手入れ方法」として右コラムにリンクを貼っておく予定。
(今日のヴィジュアルは・・・これはもう最低です、ご容赦・・・笑)

This page is about how to maintain Kotomi-jewellery in sparkly condition!?

私のジュエリーに限らず、ファッションアクセサリー(日本で言うところの「アクセサリー」)全般同じようなお手入れ方法と考えていただいてよいかと・・・。

Not only for Kotomi-jewellery, this is the comprehensive way to look after your fashion/ costume jewellery...

まず、普段はつけた後、乾いた柔らかい布で全体を軽く拭いておく。ブラウスやセーターの上からつけている場合は、ほとんど汚れないので、その必要すらない位。夏(特に日本の夏!)素肌に着けた後、そして汗かきさんの場合は、この「乾拭き」は大切なポイント。
(シルヴァーと違って、空気に触れて酸化変色するものではないので、シルヴァー磨きクロスは使わないでください。クロスに浸透させてある薬剤が、逆に悪影響を与えてしまうので。)

First of all, please always gently wipe your jewellery with a soft dry cloth after wearing each time.
If you wore it over your blouse/ jumper, you may not even need to do this, because jewellery won't have touched your skin directly, but especially in summertime, and if you sweat a lot, then "dry-cloth-wipe" is a "must"!!
(Please never use "silver/metal-polishing-cloth" for this, as it contains chemical substances. Kotomi-jewellery is not made with silver/metal, but from polymer clay, thus that type of cloth could easily damage the clay parts.)

それでも、何度かつけているうちに、石やビーズ部分が曇ってきたり、ねっとりした感じになってくるかもしれない。そんな時に、私の経験上一番効果的だったのが、水を含ませて固く絞ったE-cloth で磨くこと。

Although you wipe with a soft dry cloth every time, eventually the stones and beads may lose their shine and begin to be a bit sticky. Then, in my experience, softly polishing with water-wet and well-squeezed "E-cloth" is the best solution.

E-cloth
これは仕上がってきたペンダントヘッドを、洗って磨いているところ。
ここで使っているのもE-cloth。
Actually I myself use this E-cloth for final process of my jewellery making.
The finished and washed pendant heads are always polished with this cloth.

E-cloth
こんなもの。 E-cloth is like this.


これはイギリスで売られているものだが、要は「マイクロファイバー拭き掃除用クロス」なら、大体同じような効果があるはず。「水でぬらすだけで拭き掃除、洗剤はいりません。」といって売られているもの。
フェイスタオル程度にケバがあるタイプが、ケバのないガラス磨き用と称されているタイプよりも効果的。

This "E-cloth" is just one example of these type of cloths which are sold in U.K. Anything which sold as "micro-fibre cleaning cloth" should have similar effect. They are sold as saying " you don't need detergent, just with water, everything will be sparkly".
Micro-fibre cloths with pile/nap, as in face-towels, is more effective than the ones without pile.

そして、この水ぶきの後は、乾拭きして、よく乾かすことをお忘れなく。(でないと・・・特にメタルのパーツやチェインは錆が出安くなりますので。)

And after this wet-wipe, please wipe well again with dry soft cloth and allow your jewellery to dry well before putting it away.

もちろん、皆さんご存知とは思うのだけれど・・・Kotomiジュエリーは金属でできたものではないので、「超音波金属磨き器」は、けして使わないでいただきたい。どんなことになるかは・・・私も知りません・・・(笑)。

And, of course, I believe everyone knows(!?), but please never use "Supersonic wave metal polishing machine"!! Kotomi-jewellery is not made with metal. If you do so....I don't know what will happen!!

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他に注意していただきたいことを少し。
レーベル裏にも書いてあるけれど、「香水と高温をさけてください。」

Another couple of points of caution...
I state on the back of my labels "Please keep away from perfume and heat". So please remember this...

まずは「香水」から。香水、オーデコロン、ヘアー・スプレーといった、揮発性アルコールがファッション・アクセサリーすべてに関して、最大の敵。直接かからないようにしてください。
ファッション・アクセサリーにはたいてい樹脂(Kotomiジュエリーも・・・)、プラスチック、塗料(塗りパール等)が使われている、これらはアルコールに対して耐性が全くない。樹脂に溶剤を、ふりかけているようなもの。ツヤがなくなる、弱くなる、剥げてくる、最大の原因がこれ。天然石でも、本真珠、オパールなどの柔らかいものは、この揮発性スプレーでツヤを失ってしまう。
Kotomiジュエリーの場合、ペンダントのゴールドカラーがすぐに落ちてしまう、樹脂部分がねちねちして柔らかくなってくる、石がぐらぐらして落ちてしまった・・・というようなことがおきがち。

まず、香水を付けて、揮発成分がよく蒸発してから、ジュエリーをつける様にしてください。それなら、全く大丈夫です。

Firstly about "Perfume"... Perfume, eau-de-Cologne, hair-spray and these volatile alcohol-based substances are the worst enemies for costume/ fashion jewellery. Never spray directly on to the jewellery!!
Most costume/ fashion jewellery contains resin (Kotomi-jewellery, too), plastic, paint-coat (e.g. fake pearls), these are too weak against alcohol. It is like spraying solvent on resin!! Jewellery loses its shine, coat and/or becomes weak. Even semi-precious natural materials like fresh-water-pearls and soft stones like opal could loose their shine, and become weak.
In case of Kotomi-jewellery, pendant-heads could lose their gold colour promptly, resin parts could become soft and sticky, and the stones could become loose and fall out....

If you are going to wear perfume/eau-de-Cologne/hair-spray, please allow it to evaporate before putting on jewellery, then no problem at all.

次に「高温」。Kotomiジュエリーのペンダントヘッドは、ポリマークレイと呼ばれる樹脂で成型して、オーヴンで焼いて製作している。このポリマークレイ、一度焼成した後は硬くなるのだけけれど、50℃以上になるとまた柔らかくなる傾向がある。なので、ヒーターの上や、夏の車のダッシュボードにおいておかないようにしてください。
もし、柔らかくなってしまったら・・・そのままそっと冷やしてください。ちゃんと元通りになります。柔らかい時に力をかけると、石が落ちてしまう危険があるという程度の話です。

Secondly, "Heat". Kotomi-jewellery is made with polymer-clay and baked in the oven. This material is perfectly firm after baking, but if it is kept over 50℃, it tends to be soft again. Therefore, please avoid top of a radiator and/or dash-board in a car in a summer day.
But if it happen by mistake... no worry, move it carefully and cool it down. It should be O.K.
If it pressed strongly when it is hot and soft, stones might be fall... this is the only risk of heat.

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それでは、Kotomiジュエリーをいつまでもお楽しみください^^。

I hope you enjoy Kotomi-jewellery many coming years : )












Kotomiジュエリー近況-追加製作とブレスレット・・・

今日はDanaさん、久美さん、Yokoさん初めとして皆さん、来てくださって、そしてお買い上げどうもありがとう^^。会えて楽しかったですよ。

今日のように突発的にアレンジされる「販売会」やら、それ以外には、また追加製作品が出来上がってきた。その、Kotomiジュエリー近況をご紹介。今回は8世紀ケルト写本「The book of Kells(ケルズの書)」の復刻版の上で、初期中世のイメージで撮影。

N-1499
N-1499 センターストーン:ラブラドライト

N-1498
N-1498 センターストーン:ラブラドライト

N-1497
N-1497 センターストーン:ラブラドライト

N-1496
N-1496 センターストーン:ジャスパー

N-1494, N-1495
N-1494, N-1495 センターストーン:ラブラドライト

N-1504, N-1505
N-1504, N-1505 センターストーン:ルチル・クォーツ

N-1502, N-1503
N-1502, N-1503 センターストーン:ラブラドライト、スモーキー・クオーツ

N-1500, N-1501
N-1500, N-1501 センターストーン:スモーキー・クオーツ、ルチル・クォーツ

BL-1633-34-35-36
BL-1633-34-35-36 ブレスレット。
時々「残り物」の天然石ビーズを組み合わせて、こんな様なマルチ・ストーンのブレスレットを作っている。
たいていは、そのシーズンに使った石なので、そのシーズンのネックレスとマッチしている。
セットで着けるのに最適。

BL-1623-24-25-26-27
BL-1623-24-25-26-27 ブレスレット。

BL-1628-29-30-31-32
BL-1628-29-30-31-32 ブレスレット。

BL-1618-19-20-21-22
BL-1618-19-20-21-22 ブレスレット。

BL-1611-17, BL-1618-29
BL-1611-17, BL-1618-29 ブレスレット。
今回初めて試作してみた、シンプルなチェーンのブレスレット・・・なのだが、
実は延長用チェーンとして、チェーンネックレスと組み合わせて使う・・・というのが目的。

次回は一部のお客様から質問のあった「お手入れ方法」の特集です。




秋の日の散歩

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2010-11-07 Sun 10:50:40
  • 写真
近頃はなにかと忙しくしていて、つまり製作机かPC机のどちらかにへばりついているのが一日の大半。
これでは健康によろしくなかろう、というので、なるべく朝(あ、私の場合は昼前のことだが・・・)20分位散歩に出かけるようにしている。カメラを提げていくこともあって・・・今日は散歩途中に見つけた、近所の「秋」のイメージ。

View from my working desk
製作机から見える街路樹も色づいてきた。

Clematis
うちの庭のクレマチス、紅葉。
日本の赤・オレンジと違ってイギリスの木の紅葉はもっぱら黄色。
その中で、アイビーとクレマチスは真っ赤に色づいて目を引く。

Ivy
これはアイビー。

Autumn
ロンドンの街路樹の大半はこのプラタナスの木。黄色く色づいてバサバサ落ちてくる。
積雪量ならぬ「積落葉量」10-20センチなので少し迷惑。
なにごとも自治体任せのロンドン人は、けして、けして家の前の街路の落葉を掃いたりはしない。
すべて清掃局の仕事(笑)。

Autumn
積もってる、積もってる。

Autumn
これは何の木だろうか?日差しの中で金色に輝く。

Autumn
公園の生垣。

Local park
うちのあたりはロンドン郊外なので、中心部に比べてあまり建てこんでいない。
こんな感じのスポーツグラウンド型公園もあちこちある。
家から100m位先にある公園を抜けて、また何百メーターか住宅街を歩くと、この広い方の公園に出る。

Autumn
近所の家の生垣。

Autumn
初夏に咲きほこった薔薇は、ローズヒップに。
薔薇はイギリスでは自生種、さほど手入れをしなくても勝手に元気に育っている。
なので、切り戻しもマメな園芸家しかしない。つまり、ローズヒップだらけ。

Autumn
種が違うのか、乾燥しているからか、アジサイがきれいにドライフラワーになる。
これをアレンジメントに使うことも多い。

Autumn
ドライフラワーなりかけ・・・、

Autumn
ここにも。

Autum leaves
これはChiswick Parkに出かけたとき、

Chiswick Park
Chiswick Park鮮やかに色づく・・・。

Soon... Christmas to come...
そうこうしているうちに・・・、あっというまにクリスマスになるんだろうなー。


おまけヴィデオ :秋のイメージで・・・Vangelis(ヴァンゲリス)の "La Petite Fille de la Mer"


Kotomiジュエリー近況-別注分仕上げと仕入れなど・・・

フォト・セッションも楽しいのだが・・・、本業のジュエリー業もいろいろ進行中。

このシーズンは別注がかたまって入ってくる時期でもあり、ちょっとプレッシャーがかかってくる。

For Mistletoe
このミステリアスな目のペンダントヘッドは子羊舎Mistletoeさんからのオーダー。
彼女のオブジェ等と一部バーター取引(笑)。

Bridal butique order
石の手配が難しくなって、デザイン変更を余儀なくされた、ブライダル・サロン用のネックレス。
一つ一つ微妙にサイズの違う淡水パールで、バランスよく3連ネックレスを組むのは・・・手間のかかる作業。

Bridal butique order
なので、何本もかたまってオーダーがきても糸通しの外注にはまわせず、全部自分で仕上げる。
やれやれ、やっと仕上がった Phew(汗)。

Customer order
これは理恵さんのネックレス。
まろやかな印象の彼女に合わせて、ニュアンスのあるクオーツ。

Customer order
ゴージャスな印象のお嬢さんには、ラブラドライトのネックレス。

Customer order
これは日本のHさんからのオーダー。

これで一段落・・・と思ったのだが、なんのなんの・・・。またもや大型のペンダントが品薄になりつつある。これからまた、追加製作に入る。
先日のブローチも完売に近いので、これも手のあいている限り追加製作しておきたいところ。

そして、先週は、ローカルな天然石材料のフェアRock'n Gem Showに出かけて、石とビーズの仕入れ。
これは基本的に「小売」のショウなので、めぼしい業者を見つけて「卸」の交渉。今回は今後定期的に仕入れできそうな有望な業者を見つけたのが、最大の収穫。

New stones
主に次の春夏シーズン用の石。

New stones and beads
こちらはビーズ。これも春夏用。

Kempton Park Station - late afternoon
ショウの会場Kempton Park(ケンプトン・パーク)の駅にて、帰り道。
出だしが遅かったので、一仕事終わったのはもう夕方。


イギリスもどんどん日が短くなって、今はもう冬時間。まだまだ、クリスマスまで多忙なスケジュールが続きそう。




女優-きみおかももよ- ポートレート写真

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2010-11-03 Wed 10:55:02
  • 写真
先日のフォトグラファー、エイドリアン・マクコート氏とのフォトセッション以来、写真師匠マクコート氏のテクニークを真似してみたくてたまらなかった私に、さっそくその機会が訪れた。
あゆかさんのセミナー出張販売で出会った、理恵さんのアレンジもあって、女優の、きみおかももよさんのポートレート写真を撮らせてもらうことになったのだ。現在は「お母さん業」に忙しいももよさんだが、新天地ロンドンからの活動開始の準備として、まずは新しいポートフォリオ作りが進行中。そこにちょうど、私の好奇心がぴったり一致した。

幸い、撮影当日は秋晴れのいいお天気。うちの庭で明るいイメージで、そして普段はジュエリーのアトリエであるリヴィングルームを、即興のフォトスタジオと化して、暗いめのシリアスなイメージ、両方を撮ってみた。

Portrait - Momoyo
まずは、自然光が充分に入るバスルームで、素顔のイメージをナチュラルに。

Portrait - Momoyo
次に庭でちょっとフェアリーっぽいイメージで・・・。

Portrait - Momoyo
アポロンの巫女のイメージで。

Portrait - Momoyo
光の中でシフォンの布が羽衣のように翻る。

Portrait - Momoyo
可愛らしい部分と、神秘的な部分をあわせもったももよさん。
あ、ジュエリーはもちろんKotomiジュエリー(広告・・・笑)。

Portrait - Momoyo
木漏れ日の効果をポストプロセスで強調。

Portrait - Momoyo
室内ポートレートでも自然光のみを使用。まずは正攻法の一枚。

Portrait - Momoyo
フェミニンなイメージが決まった一枚。

Portrait - Momoyo
ローライトを生かして、これはハードっぽく。マトリクスみたいだ(笑)。

Portrait - Momoyo
これは私の好みで、おもいっきり遊んでしまった。グルジアの姫だろうか?

Portrait - Momoyo
表情と光の入り方がうまく決まった一枚。

Portrait - Momoyo
これも雰囲気が気に入っている。

Portrait - Momoyo
私的にはこれが一番のお気に入り。
光と影とともに、彼女の想いが移ろいゆくような・・・。

Momoyo - collage
最後に、ももよさんのさまざまな表情をコラージュで。


いやはや・・・師匠のように、テンションのある写真にはとても及ばないのだが、私は私なりのポートレート写真のいい経験をさせてもらった。
ももよさんどうもありがとう。そして、今後のご活躍を祈ります。



Musée des arts et métiers(パリ工芸博物館)-4-

Musée des arts et métiersパリ工芸博物館)の最終回は、工芸・工業技術に関するイメージ。

Low-wrap loom for the tapestry works in Aubusson, 1884
19世紀のタペストリー織機、これはハンドメイド。

Weaving machines, 19c
機械のテーマの標本箱にもいれたのだが、これは産業革命後の量産機織り機。

Weaving chart
機械織のチャート。色味とパターンが南フランス、プロヴァンスっぽいのはさすがフランス。

Palette of colours for porcelain by Colville, c. 1850
磁器の釉薬カラーチャート。

Detail - Saxe-style vase made of biscuit, 1851
素焼き状態の磁器の壷。花の表現が見事・・・。

Glass pigments
これは、ガラス用の顔料。

Double-walled mould, c.1830
ガラスの型押しモールド。右のようなレリーフ入りのボトルになる。

Glass wares 19c
アールヌーヴォー、アールデコ期にかけて、フランスはガラス工芸の工芸家、工場を輩出した。
右下はアールヌーヴォーのエミール・ガレ、左下はアールデコのルネ・ラリック。

Bracelets electroplating by Bapst and Falize, c.1890
電解鍍金が工業製品に使われるようになったのも19世紀。
これらはブレスレットで、当時最先端の電解鍍金が施されている。

Relief - ornament
鍍金見本のボードの中の「使用前」、ブロンズ生地の状態の装飾レリーフ。
このままでも充分綺麗なオーナメントなので撮ってしまった。

Sample board of rayon manufacture with copper, Bemberg, 1931
レーヨン生産のサンプルボードと表記されていたが・・・
箱コラージュのジョセフ・コーネルっぽいかな(笑)?

Old packages
パッケージやら、看板やら。昔のロゴやデザインはどれも素敵。

His granpa...
工業技術ではないが、カメラ、撮らずにはおれない。
この曾おじいさんカメラのレンズに、わずかに映りこむ曾孫Canon500D(笑)。


次回は、女優のももよさんとポートレート撮影セッションの作品からいくつかをご紹介。

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