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2011年06月 Archive
Kentwell Hall(ケントウェル・ホール)チューダー・タイムトラベル・イベント-4-_
- 2011-06-30 Thu 15:04:00
- イベント
Kentwell Hall(ケントウェルホール)より、チューダー・リ・エンアクトメントのイメージ4回目。
前回の「酒蔵」の建物の階段を上がると、ハーブ部屋と刺繍作業の部屋がある。
これは、実際にこの建物のこの場所がそんな風に使われていた・・・、と、いうわけではない。当時の雰囲気を、この上階を借りて演出している、と、考えた方がいいだろう。

ハーバリストの部屋。当時のいわば「薬剤師さん」の仕事場を再現している。
天井からぶら下がっているのはPomander(ポマンダー)。
キッチンでも見かけたが、オレンジにクローヴを刺して乾かしたもの。
部屋の臭いをとる、虫除け、疫病除け、とにかくぶら下げておけば「家内安全」。
ハーバリストさんがせっせと選っているのは、杉の実・・・だったかな、尋ねたけど忘れた(笑)。

これがそのバスケット。なんだか見覚えのある葉なんだけど、思い出せない。
ジャグに生けてあるのはComfrey(コンフリー)という野草で、
肝臓のデトックス、軟膏にして関節炎や筋肉痛に効く、とか。


こんな風に、中世からチューダー期の部屋ではよく壁画が描かれていた。
「お屋敷」側は、木のパネル張りの壁にタペストリーで部屋を飾るのだが、
庶民のインテリア装飾は、もっぱら壁画。漆喰の壁に顔料で描かれる。


ハーバリストのテーブル。

ハーバリストの窓際。
ラヴェンダーにニゲラ、小枝を束ねた物は、かき混ぜ用のウィスカ。

ハーブがいろいろ乾かされている。
風船状のものは、多分、豚の膀胱ではないかな。
窓ガラスの安価な代用品として窓に張り込まれたり、
もしかしたら、壜やジャーの蓋代わりに使われたのかもしれない。

奥の部屋はハーバリストの「私室」。

そのもう一つ奥の部屋を覗くと、女性が2人熱心に刺繍をしている。

当時はスタンドライトなどないので、窓際は刺繍の専用席。

お道具を拝見。ワックスを引いて、糸の滑りをよくするのだろうか。

彼女達の作品、これはクッションの一部。
「お屋敷の中にも、いくつかあるから見てね。」と教えてもらい、早速お屋敷の本館へと向かう。

前々回のキッチンとは反対に、入口から右手に曲がると本館の部屋につく。
最初の暗い部屋を覗くと・・・、

その、刺繍のクッションが、ディスプレイされている。
きっちりパターンで埋め込んだ麻布をアップリケのようにして、ヴェルヴェットに貼り付けたもの。

部屋を出たところでは、下働きのお嬢さん方が、ちょっと休憩。

隣の部屋では、ディナーのナプキンを準備中。
そのまた奥の部屋から、話し声と弦楽器の音が聞こえる・・・。

ホールでは、ここの奥方様も、五月祭の集いに備えて、Viol(ヴィオル)を練習中。
このViol(またはViole、ヴィオラ・デ・ガンバとも呼ばれる)というのは、
チェロの原型のような物で、現在のヴァイオリンやヴィオラとチェロの中間ぐらいのサイズ。
ヴァイオリンやチェロ(4本弦)と違って、弦は6本。
(7本とか8本以上の多弦のものもあるのだとか。)

隣に座っている息子さんを特訓中。

リュートのおじ様との合奏。

シンプルな基本メロディーラインに、即興でコード進行を付け加えていって、
どんどん複雑で華麗なチューンをクリエイトしていく。
この奥方様は、なかなかの手練。
--------------------------------------------------------
おまけヴィデオは「Tous Les Matins du Monde」という映画の1シーンのよう(私も知らない映画)。
大型の7本弦ヴィオルを演奏している。メロディー(この場合les Folies)に即興肉付けしていく感じがよく出ている。
次回はおなじくケントウェル・ホールなのだが、チューダー期の人々とは別れて、お屋敷のもっと時代が下った部分に、タイムワープしていこう。
ケントウェル・ホールの情報は、ケントウェルホール・シリーズの最初の標本箱の一番下に。<このページ>
前回の「酒蔵」の建物の階段を上がると、ハーブ部屋と刺繍作業の部屋がある。
これは、実際にこの建物のこの場所がそんな風に使われていた・・・、と、いうわけではない。当時の雰囲気を、この上階を借りて演出している、と、考えた方がいいだろう。

ハーバリストの部屋。当時のいわば「薬剤師さん」の仕事場を再現している。
天井からぶら下がっているのはPomander(ポマンダー)。
キッチンでも見かけたが、オレンジにクローヴを刺して乾かしたもの。
部屋の臭いをとる、虫除け、疫病除け、とにかくぶら下げておけば「家内安全」。
ハーバリストさんがせっせと選っているのは、杉の実・・・だったかな、尋ねたけど忘れた(笑)。

これがそのバスケット。なんだか見覚えのある葉なんだけど、思い出せない。
ジャグに生けてあるのはComfrey(コンフリー)という野草で、
肝臓のデトックス、軟膏にして関節炎や筋肉痛に効く、とか。


こんな風に、中世からチューダー期の部屋ではよく壁画が描かれていた。
「お屋敷」側は、木のパネル張りの壁にタペストリーで部屋を飾るのだが、
庶民のインテリア装飾は、もっぱら壁画。漆喰の壁に顔料で描かれる。


ハーバリストのテーブル。

ハーバリストの窓際。
ラヴェンダーにニゲラ、小枝を束ねた物は、かき混ぜ用のウィスカ。

ハーブがいろいろ乾かされている。
風船状のものは、多分、豚の膀胱ではないかな。
窓ガラスの安価な代用品として窓に張り込まれたり、
もしかしたら、壜やジャーの蓋代わりに使われたのかもしれない。

奥の部屋はハーバリストの「私室」。

そのもう一つ奥の部屋を覗くと、女性が2人熱心に刺繍をしている。

当時はスタンドライトなどないので、窓際は刺繍の専用席。

お道具を拝見。ワックスを引いて、糸の滑りをよくするのだろうか。

彼女達の作品、これはクッションの一部。
「お屋敷の中にも、いくつかあるから見てね。」と教えてもらい、早速お屋敷の本館へと向かう。

前々回のキッチンとは反対に、入口から右手に曲がると本館の部屋につく。
最初の暗い部屋を覗くと・・・、

その、刺繍のクッションが、ディスプレイされている。
きっちりパターンで埋め込んだ麻布をアップリケのようにして、ヴェルヴェットに貼り付けたもの。

部屋を出たところでは、下働きのお嬢さん方が、ちょっと休憩。

隣の部屋では、ディナーのナプキンを準備中。
そのまた奥の部屋から、話し声と弦楽器の音が聞こえる・・・。

ホールでは、ここの奥方様も、五月祭の集いに備えて、Viol(ヴィオル)を練習中。
このViol(またはViole、ヴィオラ・デ・ガンバとも呼ばれる)というのは、
チェロの原型のような物で、現在のヴァイオリンやヴィオラとチェロの中間ぐらいのサイズ。
ヴァイオリンやチェロ(4本弦)と違って、弦は6本。
(7本とか8本以上の多弦のものもあるのだとか。)

隣に座っている息子さんを特訓中。

リュートのおじ様との合奏。

シンプルな基本メロディーラインに、即興でコード進行を付け加えていって、
どんどん複雑で華麗なチューンをクリエイトしていく。
この奥方様は、なかなかの手練。
--------------------------------------------------------
おまけヴィデオは「Tous Les Matins du Monde」という映画の1シーンのよう(私も知らない映画)。
大型の7本弦ヴィオルを演奏している。メロディー(この場合les Folies)に即興肉付けしていく感じがよく出ている。
次回はおなじくケントウェル・ホールなのだが、チューダー期の人々とは別れて、お屋敷のもっと時代が下った部分に、タイムワープしていこう。
ケントウェル・ホールの情報は、ケントウェルホール・シリーズの最初の標本箱の一番下に。<このページ>
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Kentwell Hall(ケントウェル・ホール)チューダー・タイムトラベル・イベント-3-_
- 2011-06-28 Tue 12:39:41
- イベント
昨日は30℃近い夏日で、暑さに弱い私は溶けかけていたが・・・、さすがいいかげんな天候のイギリス、きょうはすでに10℃近く気温が落ちて、20℃程度。やれやれ・・・イギリスの夏はこれでなくっちゃ。
ここのところ、秋冬コレクションの仕込みと(もうしばらくしたらペンダントヘッドだけで、プレお披露目できそう)、8月末にDanaさんと出かけるノルマンディードライヴ旅行のプラン、春に滞在していたBudapestの大型写真本(もちろん、相変わらずBlurb本)の製作とで、妙に忙しい。標本箱の更新も遅れ気味・・・という、言い訳。
本題に入って、今回は(も)引き続き、Kentwell Hall(ケントウェルホール)より、チューダー・リ・エンアクトメントのイメージ3回目。
前回の農場風景から、今回はお屋敷の中に入っていく。

お屋敷の正面はこんな風。
レンガ造りで角や窓枠が石組みなのが、典型的なチューダー様式。
うちのご近所Hampton Court Palace(ハンプトンコート・パレス)と同じ頃の建築。
この正面入り口から入るのではなくて、左のウィングに見学者入口がある。
入口に近づくと、なにやら・・・食欲をそそるいい匂い・・・。

入った左奥がキッチンで、お屋敷側のディナーを準備中。

卵、たまねぎ、青野菜がたっぷり。すべて、このお屋敷の農場で採れたもの。
世界的に悪評高いイギリスの食事だが、いちばん「おいしくない」要因が生み出されたのは、19世紀の産業革命の結果。
農村から工業都市に人口が集中し、その人口を支えるべく、食材を「保存食」として、都市に輸送・備蓄されるようになったため。
それともちろん、地中海地域に比べて、日照時間少ない、土地がやせている、夏の気温が低い・・・などという不利な条件もある。 やせた土地でもよく育ち、収穫の容易なポテトが主食で、「とにかく芋食っておこう」という、炭水化物に偏りぎみの食生活であったことは確か。
ちなみに、ポテトは南米ペルーからスペインに持ち込まれたのが16世紀後半、その後すぐにイギリスにも上陸したという話。
それ以前、たとえばここのお屋敷のチューダー期(16世紀前半)や、それ以前の中世に何を食べていたかというと・・・、主食は小麦・雑穀、そして、豆類。
特に庶民は「生えている物で食べられる物は何でも食べる」が、原則なので、結果として、少量の動物性たんぱく質(卵、チキン、豚肉)と、大量の豆類・野菜・ハーブと、雑穀という実はスーパー健康食を食べていた、ということになる。
ヘンリー8世が最たるものだが、食生活が肉類偏重で、その結果、痛風やらリューマチになった・・・、というのはもっぱら、一部ロイヤルや上流貴族階級の方々の話。
地方貴紳階級の、ここのお屋敷では、農場から採れる野菜がふんだんに使われている様子。

シチューがパイ地に注ぎ込まれる。
入口まで漂っていた、とてもいい匂いはこのシチュー・・・。

ここのお屋敷のチューダー・シェフ、

と、そのおかみさん、

彼女はお孫さんかな・・・。

キッチンの一角。

キッチンからは、建物の反対側になるのだが、ベーキングのかまどがある。

パン製造中。このパンは試食させてもらえるのだが、オーガニック全粒粉なので、超美味しい。
「買える?」と尋ねたら、残念ながら販売はしていない。
あ、そうか、チューダー貨幣持ってこないと買えないのか・・・(笑)。

パンをオーヴンにいれて、一段落したベーカリーの人々。 なかなか絵画風^^。

ベーキングかまどの奥は「酒蔵」。
これがお屋敷用のワインなのか、「従業員」用のゆるいビール(水代わりの庶民の飲み物)なのかは聞きそびれた。

酒蔵担当夫妻は、どちらかといえば「5月祭」の準備の方で忙しい。

楽器をチューニング中。

弦を張りなおしている。

おかみさんの奏でる、メランコリックでひなびたチューンに合わせて、
だんなさんが、ほとんどハミングのようにして歌う。
感動的なチューンだったのだが・・・、カメラでヴィデオも取れることをすっかり忘れていた・・・。

テーブルの端では、男の子がチューダーのボードゲームに挑戦中。

ほーら、考えてる・・・考えてる^^。
次回もケントウェル・ホールより引き続き、お屋敷の中へ入っていって・・・、奥方様にお目通りする。
ケントウェル・ホールの情報は、ケントウェルホール・シリーズの最初の標本箱の一番下に。<このページ>
余談: 最初にチラッと書いたが、8月末にノルマンディーにドライブ旅行に出かける。目的は、ドライヴそのものではなくて、ノルマンディー在住の「箱彫刻家」Peter Gabriëlse(ペートル・ガブリエリザ)氏のアトリエ訪問と、Blurb本製作を前提にした写真撮影。
5月の最初に彼の作品を見つけて以来、その作品の世界に取り付かれたように魅了されている。
幸い私の写真を気に入ってもらって、フォト・セッションの申し出にも快く応じてもらえたので、今からもうハイテンションになっている^^。
おまけヴィデオは、チューダーとは関係ないが・・・そのガブおじさんのYoutubeヴィデオ。
あー、8月末が待ちきれないよぅー。
ここのところ、秋冬コレクションの仕込みと(もうしばらくしたらペンダントヘッドだけで、プレお披露目できそう)、8月末にDanaさんと出かけるノルマンディードライヴ旅行のプラン、春に滞在していたBudapestの大型写真本(もちろん、相変わらずBlurb本)の製作とで、妙に忙しい。標本箱の更新も遅れ気味・・・という、言い訳。
本題に入って、今回は(も)引き続き、Kentwell Hall(ケントウェルホール)より、チューダー・リ・エンアクトメントのイメージ3回目。
前回の農場風景から、今回はお屋敷の中に入っていく。

お屋敷の正面はこんな風。
レンガ造りで角や窓枠が石組みなのが、典型的なチューダー様式。
うちのご近所Hampton Court Palace(ハンプトンコート・パレス)と同じ頃の建築。
この正面入り口から入るのではなくて、左のウィングに見学者入口がある。
入口に近づくと、なにやら・・・食欲をそそるいい匂い・・・。

入った左奥がキッチンで、お屋敷側のディナーを準備中。

卵、たまねぎ、青野菜がたっぷり。すべて、このお屋敷の農場で採れたもの。
世界的に悪評高いイギリスの食事だが、いちばん「おいしくない」要因が生み出されたのは、19世紀の産業革命の結果。
農村から工業都市に人口が集中し、その人口を支えるべく、食材を「保存食」として、都市に輸送・備蓄されるようになったため。
それともちろん、地中海地域に比べて、日照時間少ない、土地がやせている、夏の気温が低い・・・などという不利な条件もある。 やせた土地でもよく育ち、収穫の容易なポテトが主食で、「とにかく芋食っておこう」という、炭水化物に偏りぎみの食生活であったことは確か。
ちなみに、ポテトは南米ペルーからスペインに持ち込まれたのが16世紀後半、その後すぐにイギリスにも上陸したという話。
それ以前、たとえばここのお屋敷のチューダー期(16世紀前半)や、それ以前の中世に何を食べていたかというと・・・、主食は小麦・雑穀、そして、豆類。
特に庶民は「生えている物で食べられる物は何でも食べる」が、原則なので、結果として、少量の動物性たんぱく質(卵、チキン、豚肉)と、大量の豆類・野菜・ハーブと、雑穀という実はスーパー健康食を食べていた、ということになる。
ヘンリー8世が最たるものだが、食生活が肉類偏重で、その結果、痛風やらリューマチになった・・・、というのはもっぱら、一部ロイヤルや上流貴族階級の方々の話。
地方貴紳階級の、ここのお屋敷では、農場から採れる野菜がふんだんに使われている様子。

シチューがパイ地に注ぎ込まれる。
入口まで漂っていた、とてもいい匂いはこのシチュー・・・。

ここのお屋敷のチューダー・シェフ、

と、そのおかみさん、

彼女はお孫さんかな・・・。

キッチンの一角。

キッチンからは、建物の反対側になるのだが、ベーキングのかまどがある。

パン製造中。このパンは試食させてもらえるのだが、オーガニック全粒粉なので、超美味しい。
「買える?」と尋ねたら、残念ながら販売はしていない。
あ、そうか、チューダー貨幣持ってこないと買えないのか・・・(笑)。

パンをオーヴンにいれて、一段落したベーカリーの人々。 なかなか絵画風^^。

ベーキングかまどの奥は「酒蔵」。
これがお屋敷用のワインなのか、「従業員」用のゆるいビール(水代わりの庶民の飲み物)なのかは聞きそびれた。

酒蔵担当夫妻は、どちらかといえば「5月祭」の準備の方で忙しい。

楽器をチューニング中。

弦を張りなおしている。

おかみさんの奏でる、メランコリックでひなびたチューンに合わせて、
だんなさんが、ほとんどハミングのようにして歌う。
感動的なチューンだったのだが・・・、カメラでヴィデオも取れることをすっかり忘れていた・・・。

テーブルの端では、男の子がチューダーのボードゲームに挑戦中。

ほーら、考えてる・・・考えてる^^。
次回もケントウェル・ホールより引き続き、お屋敷の中へ入っていって・・・、奥方様にお目通りする。
ケントウェル・ホールの情報は、ケントウェルホール・シリーズの最初の標本箱の一番下に。<このページ>
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余談: 最初にチラッと書いたが、8月末にノルマンディーにドライブ旅行に出かける。目的は、ドライヴそのものではなくて、ノルマンディー在住の「箱彫刻家」Peter Gabriëlse(ペートル・ガブリエリザ)氏のアトリエ訪問と、Blurb本製作を前提にした写真撮影。
5月の最初に彼の作品を見つけて以来、その作品の世界に取り付かれたように魅了されている。
幸い私の写真を気に入ってもらって、フォト・セッションの申し出にも快く応じてもらえたので、今からもうハイテンションになっている^^。
おまけヴィデオは、チューダーとは関係ないが・・・そのガブおじさんのYoutubeヴィデオ。
あー、8月末が待ちきれないよぅー。
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Kentwell Hall(ケントウェル・ホール)チューダー・タイムトラベル・イベント-2-_
- 2011-06-26 Sun 10:28:33
- イベント
Kentwell Hall(ケントウェルホール)より、チューダー・リ・エンアクトメントのイメージ2回目。
お屋敷付属の農場と、そこで働く「チューダー期」の人々。

ランチタイムが終わって仕事に戻っていく、
チューダー期のお姉さん方の後を追って、農場へと向かう。

農場の一角、

では、ちょうど、チキンを「準備」するところ。
もちろん・・・、チューダー期には即調理できるチキンが、スーパーで売られているわけではない。
ニワトリさんを裸にしてやらねばならない。
「ど・・・どうやるの・・・?」とお嬢さん、どん引き。「むしればいいのよ。」おばあちゃま、慣れたもの。

おばあちゃまのご指導の下、作業開始。

中の仕事の方がいいわ・・・。

農場の作業小屋。


ニワトリ一家。


農場には実際に、ブタもいれば・・・、

馬もいる。

牛もいれば・・・、

羊もいる。

干わらをせっせと車に積む作業中。

手を休めて、ポーズしてくれる。

ランチを片付ける農場の若い衆。

初夏の農場風景は、のどかそのもの・・・。

通りかかった、お屋敷の騎士殿に付いていって、次回はお屋敷の中を見て回る。
Kentwell Houseの情報は、前回の標本箱ページの最後を参照。
お屋敷付属の農場と、そこで働く「チューダー期」の人々。

ランチタイムが終わって仕事に戻っていく、
チューダー期のお姉さん方の後を追って、農場へと向かう。

農場の一角、

では、ちょうど、チキンを「準備」するところ。
もちろん・・・、チューダー期には即調理できるチキンが、スーパーで売られているわけではない。
ニワトリさんを裸にしてやらねばならない。
「ど・・・どうやるの・・・?」とお嬢さん、どん引き。「むしればいいのよ。」おばあちゃま、慣れたもの。

おばあちゃまのご指導の下、作業開始。

中の仕事の方がいいわ・・・。

農場の作業小屋。


ニワトリ一家。


農場には実際に、ブタもいれば・・・、

馬もいる。

牛もいれば・・・、

羊もいる。

干わらをせっせと車に積む作業中。

手を休めて、ポーズしてくれる。

ランチを片付ける農場の若い衆。

初夏の農場風景は、のどかそのもの・・・。

通りかかった、お屋敷の騎士殿に付いていって、次回はお屋敷の中を見て回る。
Kentwell Houseの情報は、前回の標本箱ページの最後を参照。
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Kentwell Hall(ケントウェル・ホール)チューダー・タイムトラベル・イベント-1-_
- 2011-06-24 Fri 10:00:49
- イベント
4月の終わりごろ、ちょうど世間はロイヤル・ウエディングで大盛り上がりだった頃に、Suffork(サフォーク)のLong Melfordという小さな町に、一泊で出かけていた。
目的は、この町のはずれにあるKentwell Hall(ケントウェルホール)で催されていたチューダー期のリ・エンアクトメント。ここではチューダー・タイムトラベル・イベントと呼ばれている。
建物自体がチューダー期の建造なので、年に何度かホリデー・シーズンに合わせて、チューダー期のコスチュームを着て、働く農村の様子や、クラフトマン、お屋敷の「従業員」や、そのお屋敷に暮らす貴紳階級の生活を、当時のままに再現するイベントが催される。
(このホールでは、チューダー期以外にも19世紀ヴィクトリア期や1940年第二次世界大戦頃ののリ・エンアクトメントも開催されている。イヴェントカレンダーは<このページ>)
私のよく見に行くHampton Court Palace(ハンプトンコート・パレス)のイヴェントは、ヘンリー8世と妻達、つまり宮廷生活の再現が前提だとしたら、ここはもっと田舎風で、地方の貴紳階級の暮らし。
緑豊かな広大なホールの敷地で繰り広げられるイベントは、ナチュラルで一段とリアリスティック。

ケントウェル・ホール自体はこんな建物。
初期16世紀の建造で建物の周りを、「堀」が取り囲んでいる。
「堀」といっても、中世の城のように防衛上のものではもはやなくて、
この頃には純粋に、美的要素と「権威付け」のために、屋敷に付け加えられたもの。

門を入って、最初に出会ったのが裸馬に乗る女性。
当時の農民は、鞍などという高価な物は付けなかったのだろうな・・・。

大型の剣使いの練習、

の、後は騎士殿ランチ中。

このテントは、紋章官のおじさま。
配偶者氏の姓Faircloughと、仕事、趣味などを盛り込んで、即興で彼に紋章を作ってくれた。

紋章官殿の参考資料。

お屋敷の近くでは、紋章官の奥方が楽しそうにおしゃべりしている。
ちなみに・・・ここに参加しているのは、皆さんプロではなくて、素人で、でも歴史が趣味という人達。
それでも、ここでは話し方まで徹底していて、「Yes]というかわりに「Aye(アィ)」、「No」というかわりに「Nay(ネィ)」。目が合うと「Hello]ではなくて「Good-day(グッディ)」。 話の内容も「今日のロイヤル・ウェディング、テレビ録画してる?」なんてことは、けして話さない。その時代の人たちが話していた・・・で、あろう内容しか話題にしない。

堀の内側の、屋敷内の敷地では「ご主人様」とお嬢さんたちが、外の様子を見に出てきたところ。

お屋敷付属の農場では、ちょうどランチタイムで、あさっての五月祭のために、演奏やダンスの練習中。

画面から右の方で、実はタイムワープしてきた現代人も混じって、
チューダー・フォーク・ダンスの練習。

「もうちょっと練習しなさいね・・・。」(?笑)

農場前の空き地では、五月祭用のメィ・ポールを準備中。
当日はこれに長いリボンを飾りつけ、そのリボンを手に手に踊る・・・・はず。<こんな風に>

おじいちゃま方が作っているのは、メィ・ポールの先につける、くす球飾り。
メィ・ポールの横には端切れのリボンがバスケットに入っている。
「願い事」とともに、このリボンをくす球やメィ・ポールに結びつける。

農場のあちこちで、グループごとにランチの準備ができてきている。


ランチタイム。

出前もあり。

自然の中で食べるチューダーランチは、最高のご馳走かも。
次回も引き続きKentwell Hallより、農場の様子を見て回ろう。
Kentwell Hall:オープンとイヴェントのスケジュールは、<このページ>を参照。
カラーや枠組みの入っているのが、イヴェントでオープンしている日にち。カレンダー上の日にちをクリックすると、簡単なイヴェント内容の案内のページに飛ぶ。それ以外の日(つまり無地の日)は、閉館。アポイントメントが取れると、見学も可能。
イヴェントの日は11時~5時の開館。
入場料: 基本的には大人£9.95、子供£6.50なのだが、イヴェントによってその基本料に最高£8ポンドまでイベント料が加算される。(各イヴェントの入場料も、カレンダー上の日にちをクリックした先のページの、一番下に表記されている。)情報は2011年春現在。
アクセス: Long Melfordの町の北のはずれにあるのだが、このLong Melfordの町には鉄道が入っていない。
一番近い鉄道駅はSadbury。Sadburyのバスターミナル(鉄道駅から歩いて2分)から、716番バス(平日のみ、土日運休)で10分。30分に一本、毎時03,33分すぎに発車。(ただし9時台から14時台まで)<英文インフォメーションはここ>
他に236番バスも走っているが、これは平日1時間に一本、土曜日も走っているが2時間に一本。<英文タイムテーブルはここ>
タクシーも駅で待っている(時もある)が、大体片道£10ぐらい。(情報すべて2011年春現在)
もう少し公共交通で便利だったら、頻繁に行けるのだけどな・・・。しかし、ちょっと不便なので、観光客は少なくて、車で集まってくるローカルな家族連れが大半。
地図と入口: この入口を入ってまだあと、10分ぐらい歩いてお屋敷にたどり着くのだった。
目的は、この町のはずれにあるKentwell Hall(ケントウェルホール)で催されていたチューダー期のリ・エンアクトメント。ここではチューダー・タイムトラベル・イベントと呼ばれている。
建物自体がチューダー期の建造なので、年に何度かホリデー・シーズンに合わせて、チューダー期のコスチュームを着て、働く農村の様子や、クラフトマン、お屋敷の「従業員」や、そのお屋敷に暮らす貴紳階級の生活を、当時のままに再現するイベントが催される。
(このホールでは、チューダー期以外にも19世紀ヴィクトリア期や1940年第二次世界大戦頃ののリ・エンアクトメントも開催されている。イヴェントカレンダーは<このページ>)
私のよく見に行くHampton Court Palace(ハンプトンコート・パレス)のイヴェントは、ヘンリー8世と妻達、つまり宮廷生活の再現が前提だとしたら、ここはもっと田舎風で、地方の貴紳階級の暮らし。
緑豊かな広大なホールの敷地で繰り広げられるイベントは、ナチュラルで一段とリアリスティック。

ケントウェル・ホール自体はこんな建物。
初期16世紀の建造で建物の周りを、「堀」が取り囲んでいる。
「堀」といっても、中世の城のように防衛上のものではもはやなくて、
この頃には純粋に、美的要素と「権威付け」のために、屋敷に付け加えられたもの。

門を入って、最初に出会ったのが裸馬に乗る女性。
当時の農民は、鞍などという高価な物は付けなかったのだろうな・・・。

大型の剣使いの練習、

の、後は騎士殿ランチ中。

このテントは、紋章官のおじさま。
配偶者氏の姓Faircloughと、仕事、趣味などを盛り込んで、即興で彼に紋章を作ってくれた。

紋章官殿の参考資料。

お屋敷の近くでは、紋章官の奥方が楽しそうにおしゃべりしている。
ちなみに・・・ここに参加しているのは、皆さんプロではなくて、素人で、でも歴史が趣味という人達。
それでも、ここでは話し方まで徹底していて、「Yes]というかわりに「Aye(アィ)」、「No」というかわりに「Nay(ネィ)」。目が合うと「Hello]ではなくて「Good-day(グッディ)」。 話の内容も「今日のロイヤル・ウェディング、テレビ録画してる?」なんてことは、けして話さない。その時代の人たちが話していた・・・で、あろう内容しか話題にしない。

堀の内側の、屋敷内の敷地では「ご主人様」とお嬢さんたちが、外の様子を見に出てきたところ。

お屋敷付属の農場では、ちょうどランチタイムで、あさっての五月祭のために、演奏やダンスの練習中。

画面から右の方で、実はタイムワープしてきた現代人も混じって、
チューダー・フォーク・ダンスの練習。

「もうちょっと練習しなさいね・・・。」(?笑)

農場前の空き地では、五月祭用のメィ・ポールを準備中。
当日はこれに長いリボンを飾りつけ、そのリボンを手に手に踊る・・・・はず。<こんな風に>

おじいちゃま方が作っているのは、メィ・ポールの先につける、くす球飾り。
メィ・ポールの横には端切れのリボンがバスケットに入っている。
「願い事」とともに、このリボンをくす球やメィ・ポールに結びつける。

農場のあちこちで、グループごとにランチの準備ができてきている。


ランチタイム。

出前もあり。

自然の中で食べるチューダーランチは、最高のご馳走かも。
次回も引き続きKentwell Hallより、農場の様子を見て回ろう。
Kentwell Hall:オープンとイヴェントのスケジュールは、<このページ>を参照。
カラーや枠組みの入っているのが、イヴェントでオープンしている日にち。カレンダー上の日にちをクリックすると、簡単なイヴェント内容の案内のページに飛ぶ。それ以外の日(つまり無地の日)は、閉館。アポイントメントが取れると、見学も可能。
イヴェントの日は11時~5時の開館。
入場料: 基本的には大人£9.95、子供£6.50なのだが、イヴェントによってその基本料に最高£8ポンドまでイベント料が加算される。(各イヴェントの入場料も、カレンダー上の日にちをクリックした先のページの、一番下に表記されている。)情報は2011年春現在。
アクセス: Long Melfordの町の北のはずれにあるのだが、このLong Melfordの町には鉄道が入っていない。
一番近い鉄道駅はSadbury。Sadburyのバスターミナル(鉄道駅から歩いて2分)から、716番バス(平日のみ、土日運休)で10分。30分に一本、毎時03,33分すぎに発車。(ただし9時台から14時台まで)<英文インフォメーションはここ>
他に236番バスも走っているが、これは平日1時間に一本、土曜日も走っているが2時間に一本。<英文タイムテーブルはここ>
タクシーも駅で待っている(時もある)が、大体片道£10ぐらい。(情報すべて2011年春現在)
もう少し公共交通で便利だったら、頻繁に行けるのだけどな・・・。しかし、ちょっと不便なので、観光客は少なくて、車で集まってくるローカルな家族連れが大半。
地図と入口: この入口を入ってまだあと、10分ぐらい歩いてお屋敷にたどり着くのだった。
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チェルシー・フラワーショウ(Chelsea Flower Show)2011 -後編-
- 2011-06-22 Wed 10:00:42
- イベント
今回も引き続き、Chelsea Flower Show (チェルシー・フラワーショウ)からのイメージ。

マーキーの中の展示にも、せせらぎ。
マーキーの中は、ナーサリー(育苗業者)の展示なので、
持ち込まれた植物に解りやすいように、レーベルが立てられている。

白を中心に、グリーンとライラックのカラーコーディネイト。

17世紀・オランダ絵画の静物画のような、チューリップ。

八重咲きの種は・・・、

もはや、チューリップなのだか、牡丹なのだか・・・という感じ。

これは、ちょっと高級目のスーパーマーケット、Waitrose(ウエイトローズ)のスタンドで、生け花+生け野菜。

高校の頃華道部で、ピーマンを生けたことがあるが・・・そのとき、
「ブロッコリーなんかも(花材に)いいかも」と思ったことがある。
ヴォワラ!! これはまさしく、生けカリフラワー。

噴水の下には、水辺に育つウォーター・クレス。

イチゴのナーサリーのスタンドは、甘い匂いですぐわかる。
残念ながら、試食はさせてもらえない。
今年は、4月に夏日が続いたので、イチゴの生育がすこぶるよいそうな。
通常は6月になるまで、ベルギー、オランダ産のイチゴが店頭を占めているのだが、
今年は、5月から地元のケント州、サリー州産の完熟イチゴが登場。とても美味しい^^。

この繊細な青い花・・・名前が思い出せない。
日陰を好む、とかいうので、以前わざわざ探して買ったことがある。
うちの庭の、じめじめした土がお気に召さなかったようで、早々にお亡くなりになってしまった。許せ・・・。

デルフィニウム。この花も、好きだけど、うちの庭では生き延びられない、禁断種。

なんとも、可憐なすずらん。

これは、道端でもよく見かける、レースフラワーとかカウ・パセリーと呼ばれる野草の改良種のよう。

アストランティア・メージャー。これも「日陰好き」と聞いて、以前買ってみたが、土が合わなかった。
これが木の下にたくさん咲いているのは、とてもエレガントなんだけどな・・・。

園芸に関しては、ついついグチっぽくなるが(笑)・・・もう、今年からうちも断然強い「ゼラニウム」。
日向・日陰あまり気にしない、病気知らず・虫つかない・・・またの名をPoorman's rose(貧乏人のバラ)。
それでも少しだけこだわって・・・「真っ赤」はやめて、淡い色にしたが。

オシャレな鉢植え・・・などを扱う、

スタンドをみて回るのも楽しみの一つ。
フレンチ・ヴィンテージ風鳥かごには、鉢を入れてハンギングに。

スタンド式のトマト・ガーデン。

噴水も不滅の人気アイテム。

もうそろそろ、日も傾いてきた。

最後は、夕日の中のフォックス・グラブ。
____________________
おまけ・・・。
うちの今年の仕事机前の窓の花は、結局こうなった。

オレンジとピンクのゼラニウム(白のゼラニウムも混じっているが、今はまだ葉っぱだけ)、ロベリア、アリッサム。
花で埋まってこない「穴」がど真ん中にあったので、
フラワーショウで買った「苔ボール」のブラキコムの方を置いてみたら、ちょうど収まった。
この子にはここにいてもらうことにした。
ちなみに、来月は恒例のハンプトンコート・フラワー・ショウで、もうチケットもオーダーしてある。 なので、来月後半には、標本箱にもイメージを詰め込める予定。

マーキーの中の展示にも、せせらぎ。
マーキーの中は、ナーサリー(育苗業者)の展示なので、
持ち込まれた植物に解りやすいように、レーベルが立てられている。

白を中心に、グリーンとライラックのカラーコーディネイト。

17世紀・オランダ絵画の静物画のような、チューリップ。

八重咲きの種は・・・、

もはや、チューリップなのだか、牡丹なのだか・・・という感じ。

これは、ちょっと高級目のスーパーマーケット、Waitrose(ウエイトローズ)のスタンドで、生け花+生け野菜。

高校の頃華道部で、ピーマンを生けたことがあるが・・・そのとき、
「ブロッコリーなんかも(花材に)いいかも」と思ったことがある。
ヴォワラ!! これはまさしく、生けカリフラワー。

噴水の下には、水辺に育つウォーター・クレス。

イチゴのナーサリーのスタンドは、甘い匂いですぐわかる。
残念ながら、試食はさせてもらえない。
今年は、4月に夏日が続いたので、イチゴの生育がすこぶるよいそうな。
通常は6月になるまで、ベルギー、オランダ産のイチゴが店頭を占めているのだが、
今年は、5月から地元のケント州、サリー州産の完熟イチゴが登場。とても美味しい^^。

この繊細な青い花・・・名前が思い出せない。
日陰を好む、とかいうので、以前わざわざ探して買ったことがある。
うちの庭の、じめじめした土がお気に召さなかったようで、早々にお亡くなりになってしまった。許せ・・・。

デルフィニウム。この花も、好きだけど、うちの庭では生き延びられない、禁断種。

なんとも、可憐なすずらん。

これは、道端でもよく見かける、レースフラワーとかカウ・パセリーと呼ばれる野草の改良種のよう。

アストランティア・メージャー。これも「日陰好き」と聞いて、以前買ってみたが、土が合わなかった。
これが木の下にたくさん咲いているのは、とてもエレガントなんだけどな・・・。

園芸に関しては、ついついグチっぽくなるが(笑)・・・もう、今年からうちも断然強い「ゼラニウム」。
日向・日陰あまり気にしない、病気知らず・虫つかない・・・またの名をPoorman's rose(貧乏人のバラ)。
それでも少しだけこだわって・・・「真っ赤」はやめて、淡い色にしたが。

オシャレな鉢植え・・・などを扱う、

スタンドをみて回るのも楽しみの一つ。
フレンチ・ヴィンテージ風鳥かごには、鉢を入れてハンギングに。

スタンド式のトマト・ガーデン。

噴水も不滅の人気アイテム。

もうそろそろ、日も傾いてきた。

最後は、夕日の中のフォックス・グラブ。
____________________
おまけ・・・。
うちの今年の仕事机前の窓の花は、結局こうなった。

オレンジとピンクのゼラニウム(白のゼラニウムも混じっているが、今はまだ葉っぱだけ)、ロベリア、アリッサム。
花で埋まってこない「穴」がど真ん中にあったので、
フラワーショウで買った「苔ボール」のブラキコムの方を置いてみたら、ちょうど収まった。
この子にはここにいてもらうことにした。
ちなみに、来月は恒例のハンプトンコート・フラワー・ショウで、もうチケットもオーダーしてある。 なので、来月後半には、標本箱にもイメージを詰め込める予定。
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チェルシー・フラワーショウ(Chelsea Flower Show)2011 -前編-
- 2011-06-20 Mon 10:14:05
- イベント
近頃は雨がちで、あまり出かける気になれないロンドンだが、先月のチェルシー・フラワーショウはいいお天気で、一日満喫してきた。今回はそのイメージ。
今や日本でも「チェルシー・フラワーショウ」といえば、園芸好きの人ならたいてい知っているかもしれない。RHSこと、英国王立園芸協会が主催する園芸・庭園関連のショウの中でも、最も古くて「権威がある」と考えられているもの。
配偶者氏と私は毎年同じRHS主催の、7月のハンプトンコートパレス・フラワーショウの方に通っている。
チェルシーはロンドン市内ど真ん中で、スペース的に限りがあるため規模的には小さい。社交行事としてはNo1で、ロイヤルやセレブで賑わうのはチェルシーだが、展示・販売されている物量はハンプトンコートが最大。なにしろご近所ということもあるが、「社交」「世事」に興味のない我々には、ハンプトンコートの方が適している。
今年は、ひょんなことから友人の友人からチェルシー・フラワーショーのチケットが回ってきたので、手に入るものならありがたく頂戴して、10何年かぶりにチェルシーの方を訪れた、というのがいきさつ。
当然展示の半分以上は、コンテンポラリーでシャープなエッジの効いた構成なのだが・・・、「古物好き」に激しく視野がゆがんでいる私のフィルターが切り撮っているものなので・・・、こんなものばかり撮っている。と、但し書きをつけておこう(笑)。
こういう「田舎のおばあちゃんの家の庭」のようなタイプの庭は、「コテージ(小屋)・ガーデン」と呼ばれている。これはこれで、アンティーク・インテリア好きの人々が、イギリスでけして絶滅しないのと同様に、いつの時代にも存在し続けている。
インテリアでもそうなのだが、尖がったコンテンポラリー・スタイルから、トレンドはゆり戻してきていて、「ビンテージ」や「シャビー・シック」(古びがかった、汚っぽい物を使っているのだが、とてもオシャレ・・・というスタイル)がこれからももっと主流になっていくだろう。

これまた、しつこく「シャビー・シック」な木の小屋のある庭。
これはソフト・ドリンクのメーカー提供の庭で、
そのソフトドリンクに使われているハーブを、メインに植え込んだ庭なのだそう。

このショウガーデンの垣根にロビンがやってきた。
作られたせせらぎの中で水浴びしたりで、一同から激写されていた人気者。
どうやらロビン審査員特別賞はこの庭のようだ。

野菜畑の庭。小屋に中には羊か山羊を飼っている・・・という設定じゃないかな。
ちなみに、小屋の中の植え込みバスケットにはキノコが山盛り育てられている。

新聞紙で作ったポットで、苗を育てる。
このまま地植えできるので便利、かつ、エコロジカル。

この小屋の屋根の上に育つナスタチウム。
リサイクル品でも、木箱だと断然雰囲気が出るんだな・・・。

ログ(薪)を乾かしておく小屋をイメージした、サマーハウス(あずまや)と庭。
単純にパープル~ブルー~白のカラーコーディネーションなら、なんでも好き^^。

これは地中海コンチネンタルをイメージした、噴水のある成型庭園。

Raised bed(って、日本語でなんて言うんだろう?縁を立ててかさ上げした花壇のこと)に、
柳編みを使っているのがナチュラルでいい感じ。
ただし、柳編みはうちのように湿気た庭ではすぐに腐ってしまって、3年ぐらいしか持たない・・・。
あ、地中海だから乾燥してる・・・という設定なのかな?

ラベンダー中心の庭。
うちの庭にもラベンダーをたくさん植え込みたかったのだが・・・、テムズ川流域の水分の多い土の上に、
庭にうっそうとしている古い木達で林状態。ラベンダーには全く適していない。
地植え園芸には絶望している近年(笑)。

ゼラニウムの育つ温室は、

マーガレットも満開で、

とてもコージーな(ほっこりした)、スポット。
天国ってきっと、こういうところにあるんだろうな・・・うふふ。

これは、日本から連続参加・受賞の石原和幸氏のチームの苔庭。
天気のいい夏日だったので、携帯ポンプ片手にスタッフが、苔に水遣り。
うちみたいにじめじめした日陰の庭には、苔がちょうどいいのかも・・・。(ラベンダーではなくてっ!?)

同じく、石原和幸氏のチームの「苔ボール(勝手に呼んでいる)」販売の方のスタンドにて。
盆栽とミニチュア・ハンギング・バスケットの間のような・・・苔ボール。
とても、とてもチャーミングなのだった。

なので・・・、うちにも2個つれて帰ることにした。
現在はもっと伸びて、ちょっともっさもさ。
「どんどん刈り込んで」というアドヴァイスだったので、散髪してやらなきゃな^^。
さて、次回もまたフラワーショウ続編。今度はもっぱら「花」のイメージです。
今や日本でも「チェルシー・フラワーショウ」といえば、園芸好きの人ならたいてい知っているかもしれない。RHSこと、英国王立園芸協会が主催する園芸・庭園関連のショウの中でも、最も古くて「権威がある」と考えられているもの。
配偶者氏と私は毎年同じRHS主催の、7月のハンプトンコートパレス・フラワーショウの方に通っている。
チェルシーはロンドン市内ど真ん中で、スペース的に限りがあるため規模的には小さい。社交行事としてはNo1で、ロイヤルやセレブで賑わうのはチェルシーだが、展示・販売されている物量はハンプトンコートが最大。なにしろご近所ということもあるが、「社交」「世事」に興味のない我々には、ハンプトンコートの方が適している。
今年は、ひょんなことから友人の友人からチェルシー・フラワーショーのチケットが回ってきたので、手に入るものならありがたく頂戴して、10何年かぶりにチェルシーの方を訪れた、というのがいきさつ。
当然展示の半分以上は、コンテンポラリーでシャープなエッジの効いた構成なのだが・・・、「古物好き」に激しく視野がゆがんでいる私のフィルターが切り撮っているものなので・・・、こんなものばかり撮っている。と、但し書きをつけておこう(笑)。
こういう「田舎のおばあちゃんの家の庭」のようなタイプの庭は、「コテージ(小屋)・ガーデン」と呼ばれている。これはこれで、アンティーク・インテリア好きの人々が、イギリスでけして絶滅しないのと同様に、いつの時代にも存在し続けている。
インテリアでもそうなのだが、尖がったコンテンポラリー・スタイルから、トレンドはゆり戻してきていて、「ビンテージ」や「シャビー・シック」(古びがかった、汚っぽい物を使っているのだが、とてもオシャレ・・・というスタイル)がこれからももっと主流になっていくだろう。

これまた、しつこく「シャビー・シック」な木の小屋のある庭。
これはソフト・ドリンクのメーカー提供の庭で、
そのソフトドリンクに使われているハーブを、メインに植え込んだ庭なのだそう。

このショウガーデンの垣根にロビンがやってきた。
作られたせせらぎの中で水浴びしたりで、一同から激写されていた人気者。
どうやらロビン審査員特別賞はこの庭のようだ。

野菜畑の庭。小屋に中には羊か山羊を飼っている・・・という設定じゃないかな。
ちなみに、小屋の中の植え込みバスケットにはキノコが山盛り育てられている。

新聞紙で作ったポットで、苗を育てる。
このまま地植えできるので便利、かつ、エコロジカル。

この小屋の屋根の上に育つナスタチウム。
リサイクル品でも、木箱だと断然雰囲気が出るんだな・・・。

ログ(薪)を乾かしておく小屋をイメージした、サマーハウス(あずまや)と庭。
単純にパープル~ブルー~白のカラーコーディネーションなら、なんでも好き^^。

これは地中海コンチネンタルをイメージした、噴水のある成型庭園。

Raised bed(って、日本語でなんて言うんだろう?縁を立ててかさ上げした花壇のこと)に、
柳編みを使っているのがナチュラルでいい感じ。
ただし、柳編みはうちのように湿気た庭ではすぐに腐ってしまって、3年ぐらいしか持たない・・・。
あ、地中海だから乾燥してる・・・という設定なのかな?

ラベンダー中心の庭。
うちの庭にもラベンダーをたくさん植え込みたかったのだが・・・、テムズ川流域の水分の多い土の上に、
庭にうっそうとしている古い木達で林状態。ラベンダーには全く適していない。
地植え園芸には絶望している近年(笑)。

ゼラニウムの育つ温室は、

マーガレットも満開で、

とてもコージーな(ほっこりした)、スポット。
天国ってきっと、こういうところにあるんだろうな・・・うふふ。

これは、日本から連続参加・受賞の石原和幸氏のチームの苔庭。
天気のいい夏日だったので、携帯ポンプ片手にスタッフが、苔に水遣り。
うちみたいにじめじめした日陰の庭には、苔がちょうどいいのかも・・・。(ラベンダーではなくてっ!?)

同じく、石原和幸氏のチームの「苔ボール(勝手に呼んでいる)」販売の方のスタンドにて。
盆栽とミニチュア・ハンギング・バスケットの間のような・・・苔ボール。
とても、とてもチャーミングなのだった。

なので・・・、うちにも2個つれて帰ることにした。
現在はもっと伸びて、ちょっともっさもさ。
「どんどん刈り込んで」というアドヴァイスだったので、散髪してやらなきゃな^^。
さて、次回もまたフラワーショウ続編。今度はもっぱら「花」のイメージです。
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Blurb本 -Fragments と Kotomi Jewellery 2010-11
- 2011-06-18 Sat 10:00:01
- 写真
以前Blub本をよく作っている話を、標本箱に書いたことがある。<このページ>
先日も、春夏物が一段落して、ホリデーや仕事の写真関連も一段落した時に、即刻・・・Blurb本を作っていた。 (あぁ、なんて理想的な顧客なのだろうか。このブログ英文で書いてBlurbに送ってやればよかった・・・冗談。)
その本達が出来上がってきて、届けられた。

今回、Blurb Bookshopで公開にしているのは、この2冊。
実は、ブダペストの博物館で撮ってきた、ハンガリージュエリーのBlurb本も作ったのだが、
これは個人資料用なので公開はしていない。うちに来たら、こっそりお見せしますよ(笑)。

これは私の写真の総合ポートフォリオのために作った「Fragments」の中身。
場所や撮影時でくくるのではなくて、今までのアーカイブの中から「雰囲気」で見開きページに収めていっている。
適当といえば適当な組み合わせなのだが、イメージ・コラージュとみなして作っていたら、これが実に楽しい^^。
BlurbのBookshowウィジェットで、ハードカヴァー120ページ中、59ページを公開中。
一方、最初の写真で上に乗っかっている、「Kotomi jewellery 2010-11」ブックレットは、40ページでソフト・カヴァー。
ちなみに・・・Blurbでは、ソフトカヴァーかハードカヴァーかは、買い手がオーダーする際に指定できるシステム。ソフトカヴァーの方が約8ポンド位安い。しかし、ハードカヴァー・イメージラップ(印刷されたイメージを貼りこんで、本が仕上げられている。ハードカヴァー・ダストジャケットというのは、本の表紙自体は無地で、そこにイメージが印刷された、一枚物のカヴァーが着いている方式)の、半ツヤの仕上がりが好きなので、たいていはハードカヴァー・イメージラップでオーダーしている。
ジュエリー本は、年に一度自身の記録のためにも、作るようにしている。今回は、営業用に使う話も出ていたので、数が作れてかさばらないソフトカヴァーで、オーダーすることにした。

自分的には、ダーク目の秋冬コレクションが得意なので(なにしろ、オリジナル・ゴス系なのでね・・・笑)、
毎年秋冬コレクションから、イメージは始まる。

後半は、仕上がったばかりのものも含めて、春夏コレクションより。
このブックレットは、BlurbのBookshowウィジェットで全頁公開中。
「「Kotomi jewellery 2010-11」の、ブックストアは<こちら>
__________________________________________
ジュエリーの話の続きで・・・先日の撮影のに間に合わなかった、ブルーのシリーズ、本日完成。

左 N-1981 ペンダントヘッド部:染アゲート、フューズドグラス、クリスタルガラス石、
チェーン部:カヤナイト、クリスタルガラスビーズ、ガラスビーズ。
右 N-1982-7 ペンダント部:センター石::染アゲート、クリスタルガラス石、
チェーン部:カヤナイト、クリスタルガラスビーズ、ガラスビーズ。
次回は、先月訪れた、チェルシー・フラワーショーからのイメージ。
先日も、春夏物が一段落して、ホリデーや仕事の写真関連も一段落した時に、即刻・・・Blurb本を作っていた。 (あぁ、なんて理想的な顧客なのだろうか。このブログ英文で書いてBlurbに送ってやればよかった・・・冗談。)
その本達が出来上がってきて、届けられた。

今回、Blurb Bookshopで公開にしているのは、この2冊。
実は、ブダペストの博物館で撮ってきた、ハンガリージュエリーのBlurb本も作ったのだが、
これは個人資料用なので公開はしていない。うちに来たら、こっそりお見せしますよ(笑)。

これは私の写真の総合ポートフォリオのために作った「Fragments」の中身。
場所や撮影時でくくるのではなくて、今までのアーカイブの中から「雰囲気」で見開きページに収めていっている。
適当といえば適当な組み合わせなのだが、イメージ・コラージュとみなして作っていたら、これが実に楽しい^^。
BlurbのBookshowウィジェットで、ハードカヴァー120ページ中、59ページを公開中。
一方、最初の写真で上に乗っかっている、「Kotomi jewellery 2010-11」ブックレットは、40ページでソフト・カヴァー。
ちなみに・・・Blurbでは、ソフトカヴァーかハードカヴァーかは、買い手がオーダーする際に指定できるシステム。ソフトカヴァーの方が約8ポンド位安い。しかし、ハードカヴァー・イメージラップ(印刷されたイメージを貼りこんで、本が仕上げられている。ハードカヴァー・ダストジャケットというのは、本の表紙自体は無地で、そこにイメージが印刷された、一枚物のカヴァーが着いている方式)の、半ツヤの仕上がりが好きなので、たいていはハードカヴァー・イメージラップでオーダーしている。
ジュエリー本は、年に一度自身の記録のためにも、作るようにしている。今回は、営業用に使う話も出ていたので、数が作れてかさばらないソフトカヴァーで、オーダーすることにした。

自分的には、ダーク目の秋冬コレクションが得意なので(なにしろ、オリジナル・ゴス系なのでね・・・笑)、
毎年秋冬コレクションから、イメージは始まる。

後半は、仕上がったばかりのものも含めて、春夏コレクションより。
このブックレットは、BlurbのBookshowウィジェットで全頁公開中。
「「Kotomi jewellery 2010-11」の、ブックストアは<こちら>
__________________________________________
ジュエリーの話の続きで・・・先日の撮影のに間に合わなかった、ブルーのシリーズ、本日完成。

左 N-1981 ペンダントヘッド部:染アゲート、フューズドグラス、クリスタルガラス石、
チェーン部:カヤナイト、クリスタルガラスビーズ、ガラスビーズ。
右 N-1982-7 ペンダント部:センター石::染アゲート、クリスタルガラス石、
チェーン部:カヤナイト、クリスタルガラスビーズ、ガラスビーズ。
次回は、先月訪れた、チェルシー・フラワーショーからのイメージ。
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Englandイメージ-スライド・ショー
- 2011-06-16 Thu 10:11:03
- 写真
長い間「標本箱」はハンガリーを漂っていて、やっとイギリスに戻ってきた。
先日私のジュエリーの取引先でもあり、写真撮影でも時折お手伝いしているMachikoさんからの依頼で、ロンドンやイギリスのイメージの、私のストック写真を提供したことがある。
その時に作ったPicasa Photoalbumがあったので・・・、今回はそれを貼り付けただけで・・・かなり手抜き(笑)。
次回は、またまた手抜き+広告なのだが、最近作ったKotomiジュエリーのブックレットの紹介です。
先日私のジュエリーの取引先でもあり、写真撮影でも時折お手伝いしているMachikoさんからの依頼で、ロンドンやイギリスのイメージの、私のストック写真を提供したことがある。
その時に作ったPicasa Photoalbumがあったので・・・、今回はそれを貼り付けただけで・・・かなり手抜き(笑)。
次回は、またまた手抜き+広告なのだが、最近作ったKotomiジュエリーのブックレットの紹介です。
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ハンガリー民族誌博物館 (Museum of Ethnography)-2-
- 2011-06-14 Tue 10:10:16
- 博物館・美術館
ハンガリー民族誌博物館 (Museum of Ethnography)から2回目で、今回は民芸工芸品のイメージ。
博物館のガイドブックをちゃんと読んでみたら、この装飾的なインテリアの背景が少しずつ解ってきた。シュコンゼン博物館の最終回でもほぼ、同様の地区だと思うのだが、やはり見事なハンドクラフトを詰め込んだ、インテリアがあった。<このページの下の方・・・>
そのときに思ったのだが、やはりこういった「飾りベッド」は実用ではなくて、あくまでも「飾るため、見せるため」のもの。
暖房・調理用のオーヴンと一緒に暮らしていた、農家のレイアウトから、オーヴンが隣の部屋に移動して、そこから家全体を暖めるシステムに移行していった。なので、このオーヴンのない部屋は、煙から開放される。
そこに、19世紀になってからの治水政策の進展とともに、洪水からも開放されたこの地域は、豊かな装飾にあふれた家具・調度品で、この「クリーン・ルーム」とか「ベスト・ルーム」と呼ばれる、家で一番いい部屋を飾り立てるようになる。
ハンドペイントの家具は、ドイツ系の家具職人の手になるものだが、織や刺繍は一家の女性達が手ずから作り上げていったもの。その技術と趣味を、この「ベスト・ルーム」に注ぎ込んだ、ということなのだ。
木材はソフト・ウッドが使われている。ハード・ウッドのオーク材を多用した、イギリス民芸家具の場合「彫り物」が発達するのだが、加工は容易だが強度がないため、複雑な彫り物にはあまり適していないソフト・ウッドなので、このようにペイント装飾が発達したのではないかな・・・と思う。

Sárköz(シャルカズ)地域からのチェスト。19世紀後半。
チェスとの下の波板型の多板の下に、どんぐり風ドロップが下がっているのが可愛らしい。
ベッドの波板飾りに、こんな風にベルを提げた例を、シュコンゼン博物館でも見たことがある。

シンプルな小型のチェスト。これ・・・うちに欲しい^^。

Sárköz(シャルカズ)地域からの飾り棚。19世紀後半。ここにもどんぐり。
家具のペインティングと同様に、陶器の絵付けも、素朴ながら流麗な手業。

同地区の飾り棚、

を・・・また正面から・・・。

同地区の陶芸。
煙のあふれるキッチンには、陶器が装飾の役目を果たす。

陶器は、土地の土と釉薬によって表情が変わるわけだが、
なんともいえず温かみのある味わいを出しているこの地域の陶器達。
特に、オレンジ釉が印象的。


いたるところに、チューリップと思しきパターンがよく見かけられる。
トルコのイズニック焼や、中近東の焼き物の、チューリップパターンの影響なのかもしれない。

刺繍でも、たいていは花・鳥のパターンか・・・、

幾何学模様。

愛らしい刺繍用の図案。
「図案師」の女性に、刺繍図案を描いてもらうのだそう。

当時の女性の人生の中で、最大のイベント、結婚式にはさまざまな調度品が持参される。
もちろん、刺繍はすべて花嫁さん自身の力作。

これは、Kalotaszeg(カロタセグ)地方での結婚式の様子。
教会のパネル等の調度品も、家庭用の家具を作る職人の手になるもの。
同様に逐一装飾が施されている。

カロタセグ地方、教会天井パネル。

同じく、カロタセグ地方、教会天井パネル。

これも教会パネルなのだが、地域はどこの物か控えてきていないので、不明。
これは、カーネーションに、チューリップで、とてもイズニック焼風のパターン。

これも・・・流麗。

最後に、ミニチュア「おままごとキット」か「人形の家」、ハンガリー版^^。
この、ハンガリー民族誌博物館の情報は、前回の標本箱の最後を参照。<このページ>
長々お付き合いしてもらった、我々のブダペスト旅行のイメージもこれが最終回。次回はロンドンに戻って、イギリスのイメージをストック写真からスライドショーで。
博物館のガイドブックをちゃんと読んでみたら、この装飾的なインテリアの背景が少しずつ解ってきた。シュコンゼン博物館の最終回でもほぼ、同様の地区だと思うのだが、やはり見事なハンドクラフトを詰め込んだ、インテリアがあった。<このページの下の方・・・>
そのときに思ったのだが、やはりこういった「飾りベッド」は実用ではなくて、あくまでも「飾るため、見せるため」のもの。
暖房・調理用のオーヴンと一緒に暮らしていた、農家のレイアウトから、オーヴンが隣の部屋に移動して、そこから家全体を暖めるシステムに移行していった。なので、このオーヴンのない部屋は、煙から開放される。
そこに、19世紀になってからの治水政策の進展とともに、洪水からも開放されたこの地域は、豊かな装飾にあふれた家具・調度品で、この「クリーン・ルーム」とか「ベスト・ルーム」と呼ばれる、家で一番いい部屋を飾り立てるようになる。
ハンドペイントの家具は、ドイツ系の家具職人の手になるものだが、織や刺繍は一家の女性達が手ずから作り上げていったもの。その技術と趣味を、この「ベスト・ルーム」に注ぎ込んだ、ということなのだ。
木材はソフト・ウッドが使われている。ハード・ウッドのオーク材を多用した、イギリス民芸家具の場合「彫り物」が発達するのだが、加工は容易だが強度がないため、複雑な彫り物にはあまり適していないソフト・ウッドなので、このようにペイント装飾が発達したのではないかな・・・と思う。

Sárköz(シャルカズ)地域からのチェスト。19世紀後半。
チェスとの下の波板型の多板の下に、どんぐり風ドロップが下がっているのが可愛らしい。
ベッドの波板飾りに、こんな風にベルを提げた例を、シュコンゼン博物館でも見たことがある。

シンプルな小型のチェスト。これ・・・うちに欲しい^^。

Sárköz(シャルカズ)地域からの飾り棚。19世紀後半。ここにもどんぐり。
家具のペインティングと同様に、陶器の絵付けも、素朴ながら流麗な手業。

同地区の飾り棚、

を・・・また正面から・・・。

同地区の陶芸。
煙のあふれるキッチンには、陶器が装飾の役目を果たす。

陶器は、土地の土と釉薬によって表情が変わるわけだが、
なんともいえず温かみのある味わいを出しているこの地域の陶器達。
特に、オレンジ釉が印象的。


いたるところに、チューリップと思しきパターンがよく見かけられる。
トルコのイズニック焼や、中近東の焼き物の、チューリップパターンの影響なのかもしれない。

刺繍でも、たいていは花・鳥のパターンか・・・、

幾何学模様。

愛らしい刺繍用の図案。
「図案師」の女性に、刺繍図案を描いてもらうのだそう。

当時の女性の人生の中で、最大のイベント、結婚式にはさまざまな調度品が持参される。
もちろん、刺繍はすべて花嫁さん自身の力作。

これは、Kalotaszeg(カロタセグ)地方での結婚式の様子。
教会のパネル等の調度品も、家庭用の家具を作る職人の手になるもの。
同様に逐一装飾が施されている。

カロタセグ地方、教会天井パネル。

同じく、カロタセグ地方、教会天井パネル。

これも教会パネルなのだが、地域はどこの物か控えてきていないので、不明。
これは、カーネーションに、チューリップで、とてもイズニック焼風のパターン。

これも・・・流麗。

最後に、ミニチュア「おままごとキット」か「人形の家」、ハンガリー版^^。
この、ハンガリー民族誌博物館の情報は、前回の標本箱の最後を参照。<このページ>
長々お付き合いしてもらった、我々のブダペスト旅行のイメージもこれが最終回。次回はロンドンに戻って、イギリスのイメージをストック写真からスライドショーで。
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ハンガリー民族誌博物館 (Museum of Ethnography)-1-
- 2011-06-12 Sun 10:36:44
- 博物館・美術館
前々回のSkanzen(シュコンゼン)屋外博物館に引き続き、ハンガリー各地の民族衣装や民芸を主な展示内容とするハンガリー民族誌博物館 (Museum of Ethnography)。英文ガイドブックの中には”Ethnographical Museum”と表記されている場合もあれば、ハンガリー語では”Néprajzi Múzeum”(ニープラジ・ムゼゥム)ということになるのだが、すべて同じミュージアム。
コスチューム・マニアの私としては、「いかにもハンガリー」という装飾的な民族衣装に惹かれていて、ここの博物館もブダペストでは、外すことのできなかったところの一つ。
「いかにもハンガリー」と一言で書いてしまうが、実際にはもっと複雑なことになっている。
16世紀前半から1世紀半に渡って、オスマントルコ帝国に占領にあったため、トランスダニュビア地域やグレート・プレーン地域のハンガリー人口が流失していってしまった。トルコ支配から解放された、17世紀後半から18世紀にかけて、その地に周辺諸地域からさまざまな民族が、先のハンガリー人口流出を補うかのように移住してきた。
このようにして、ハンガリーは民族の「標本箱」状態になっていったからだ。

Transylvania(トランシルヴァニア)のサクソン(ドイツ)系未婚女性のコスチュームのペンダント。
ペンダントというか・・・胸当というか(笑)、とにかく豪華で目を引く。
金属の薄板を打ち出したもののようなので、実際にはそれほど重いものではないのだろう。

全体像。女性がベルトからスカーフを提げているのは
「私は売り出し中です」、つまり未婚女性を表すものなのだと、どこかで読んだな・・・。
こういったコスチュームは、普段着ではなくてあくまでも「晴れ着」。
教会での儀式や行事の時に、精一杯着飾って参加する。
____________________________

こちらは、刺繍の胸飾り。Torockó(トゥーロツコ)の婚礼衣装の部分。

その全体像。

メンズのコスチュームの、カラフルなフェルトのアップリケ装飾もとても印象的。

同メンズ・コスチュームのディティール。
刺繍、鈎針レース編み、フェルトワークと、さまざまな素材テクニークが駆使されている。
_____________________________________

Krakovány(クロコヴァイ)地区のスロヴァキア系既婚カップル。

イギリス・チューダー期の男性コスチュームの「コッドピース」というのも・・・たいがいなものだが、
この男性コスチュームの、ハンカチをなぜまた「ここ」に収納するのやら・・・(笑)。
______________________________________

このビーズ編みのネックレスは、Hunyad(フンヤッド)地域のルーマニア系のコスチューム。

その全体像。ブラウスの刺繍が見事・・・。
______________________________________

こちらはCsik(チック)地域の既婚カップルのコスチューム。
______________________________________

Martos(マルトシュ)地域のカップルのコスチューム。

そのディーティール。 刺繍、ドローン・ワーク、レースが、幾重にも重なっている。
「売るため」のデザインではなくて、自ら身につける「喜び」のためにハンドメイドされたものは、
どこまでも手が込んでいて感動的ですらある。
_______________________________________

Sokac(ショカツ)地区の婚礼コスチューム。

男性のつけている「エプロン」。
この男性のコスチュームも、前出のMartos(マルトシュ)地域の男性のコスチュームも、
騎馬民族系でない「農業系」の印象。袖や裾口が広くて、これでは馬には乗れまい(笑)。
なので、どことなく、おっとりしていて「可愛らしい」印象を受けるのだろう。

花嫁さんの「カブリモノ」後姿。

花嫁さんのスカートのディティール。
色々な素材とテクニークを組み合わせるのが、クリエイティヴィティ。
________________________________________

ハンガリーを代表する最もきらびやかなコスチュームは、ハンガリー北部に位置するMatyó(マテョー)地区のもの。
華やかな刺繍と、袖口の広い独特の男性コスチュームが、この地域ならではのもの。
Matyóの名の由来は"Mátyás"(マーチューシャ)王で、
王がこの地区に「自由都市」の地位を与えたという伝説に由来するのだとか。

刺繍のディーティル。

上着も、一面に金糸銀糸で覆われている。

これが男性のコスチューム・・・おみごと・・・。

広口の袖といい、スカラップ刺繍の入った襟といい、これもなんだか愛らしい男性コスチューム。
ハンガリー民族地誌博物館 (Museum of Ethnography)
住所:1055 Budapest, Kossuth Lajos tér 12
開館: 火曜~日曜(月曜閉館) 10:00am - 18:00pm
入館料:大人1000HUF( £3.3)、 写真撮影料 300HUF (£1) 2011年春現在。
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次回は、同博物館より、民芸工芸品。
コスチューム・マニアの私としては、「いかにもハンガリー」という装飾的な民族衣装に惹かれていて、ここの博物館もブダペストでは、外すことのできなかったところの一つ。
「いかにもハンガリー」と一言で書いてしまうが、実際にはもっと複雑なことになっている。
16世紀前半から1世紀半に渡って、オスマントルコ帝国に占領にあったため、トランスダニュビア地域やグレート・プレーン地域のハンガリー人口が流失していってしまった。トルコ支配から解放された、17世紀後半から18世紀にかけて、その地に周辺諸地域からさまざまな民族が、先のハンガリー人口流出を補うかのように移住してきた。
このようにして、ハンガリーは民族の「標本箱」状態になっていったからだ。

Transylvania(トランシルヴァニア)のサクソン(ドイツ)系未婚女性のコスチュームのペンダント。
ペンダントというか・・・胸当というか(笑)、とにかく豪華で目を引く。
金属の薄板を打ち出したもののようなので、実際にはそれほど重いものではないのだろう。

全体像。女性がベルトからスカーフを提げているのは
「私は売り出し中です」、つまり未婚女性を表すものなのだと、どこかで読んだな・・・。
こういったコスチュームは、普段着ではなくてあくまでも「晴れ着」。
教会での儀式や行事の時に、精一杯着飾って参加する。
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こちらは、刺繍の胸飾り。Torockó(トゥーロツコ)の婚礼衣装の部分。

その全体像。

メンズのコスチュームの、カラフルなフェルトのアップリケ装飾もとても印象的。

同メンズ・コスチュームのディティール。
刺繍、鈎針レース編み、フェルトワークと、さまざまな素材テクニークが駆使されている。
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Krakovány(クロコヴァイ)地区のスロヴァキア系既婚カップル。

イギリス・チューダー期の男性コスチュームの「コッドピース」というのも・・・たいがいなものだが、
この男性コスチュームの、ハンカチをなぜまた「ここ」に収納するのやら・・・(笑)。
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このビーズ編みのネックレスは、Hunyad(フンヤッド)地域のルーマニア系のコスチューム。

その全体像。ブラウスの刺繍が見事・・・。
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こちらはCsik(チック)地域の既婚カップルのコスチューム。
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Martos(マルトシュ)地域のカップルのコスチューム。

そのディーティール。 刺繍、ドローン・ワーク、レースが、幾重にも重なっている。
「売るため」のデザインではなくて、自ら身につける「喜び」のためにハンドメイドされたものは、
どこまでも手が込んでいて感動的ですらある。
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Sokac(ショカツ)地区の婚礼コスチューム。

男性のつけている「エプロン」。
この男性のコスチュームも、前出のMartos(マルトシュ)地域の男性のコスチュームも、
騎馬民族系でない「農業系」の印象。袖や裾口が広くて、これでは馬には乗れまい(笑)。
なので、どことなく、おっとりしていて「可愛らしい」印象を受けるのだろう。

花嫁さんの「カブリモノ」後姿。

花嫁さんのスカートのディティール。
色々な素材とテクニークを組み合わせるのが、クリエイティヴィティ。
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ハンガリーを代表する最もきらびやかなコスチュームは、ハンガリー北部に位置するMatyó(マテョー)地区のもの。
華やかな刺繍と、袖口の広い独特の男性コスチュームが、この地域ならではのもの。
Matyóの名の由来は"Mátyás"(マーチューシャ)王で、
王がこの地区に「自由都市」の地位を与えたという伝説に由来するのだとか。

刺繍のディーティル。

上着も、一面に金糸銀糸で覆われている。

これが男性のコスチューム・・・おみごと・・・。

広口の袖といい、スカラップ刺繍の入った襟といい、これもなんだか愛らしい男性コスチューム。
ハンガリー民族地誌博物館 (Museum of Ethnography)
住所:1055 Budapest, Kossuth Lajos tér 12
開館: 火曜~日曜(月曜閉館) 10:00am - 18:00pm
入館料:大人1000HUF( £3.3)、 写真撮影料 300HUF (£1) 2011年春現在。
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次回は、同博物館より、民芸工芸品。
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Kotomi ジュエリー - 夏物新作完成
- 2011-06-10 Fri 10:34:43
- Kotomiジュエリー
5月の終わりに「準備中」だった、春~夏物の新作が完成。
石を仕入れて、糸通し加工もこなしてくれるFrancisが、秋からシンガポールに移動する話になってきていて、私のジュエリーの製作システムも、再構築することになるかも・・・。ひとまず、今のところはできる限り「前倒し」でストックを作っておいて、余裕を持たせておきたい、そんな状況。
なので、同時に完成したブラッククォーツのネックレスは「秋物頭だし」ということにした。また、後日改めてご紹介。

N-1934、 ペンダント部:センター石:クオーツ、クリスタルガラス石。
チェーン部:クオーツ・ビーズ、淡水パール、ガラス・ビーズ等。
夏物といえば、クオーツ。ニュートラルなクリアー・トーンなので、シーズンを問わないのだが・・・。
ところで、今回の撮影のバックに使ったのは、トランシルヴァニアは「東欧雑貨ICIRI・PICIRI」さんから仕入れた
ヴィンテージ・レース。<ブログはこのページ>
シュコンゼン野外博物館の建物に収められているような、ずっしりと質感のあるレースに惹かれていた。
イギリスやフランスの物は、私のジュエリーには繊細でフェミニン「すぎる」ので(笑)。
イメージ通りのステキなレースをありがとう!! 谷崎さん^^。

N-1935 ペンダント部:センター石:スモーキー・クオーツ、ヒューズドガラス、クリスタルガラス石。
チェーン部:クオーツ・ビーズ、淡水パール、ガラス・ビーズ等。
これもとても淡いトーンのスモーキー・クオーツ。
この淡い色合いが好きなのだが、一般的にはスモーキー・クォーツは
濃いカラーが好まれるためか、あまり手に入らない。

N-1936 ペンダント部:アゲート、クリスタルガラス石。
チェーン部:クオーツ・ビーズ、淡水パール、ガラス・ビーズ等。
淡いグレーからクリームトーンのアゲート。ほんの少し、グリーンが混じっていて、オーガニック。

N-1937,N-1938 ペンダント部:センター石:クオーツ、クリスタルガラス石。
チェーン部:クオーツ・ビーズ、淡水パール、ガラス・ビーズ等。
長方形のクリスタルは、きりっとした印象に仕上がる。

N-1939, N-1940
ペンダント部:センター石:フローライトと、スモーキー・クオーツ、それぞれヒューズドグラス、クリスタルガラス石とともに。
チェーン部:クオーツ・ビーズ、アンティーク・ゴールドメッキ・チェーン。
どちらの石も、インクルージョンの入った微妙な色合い。
この世に一つしかない・・・こういった「ニュアンス」のある石が大好き。

N-1941, N-1942 ペンダント部:センター石:クオーツ、ヒューズドガラス、クリスタルガラス石。
チェーン部:クオーツ・ビーズ、淡水パール、ガラス・ビーズ等、1941はアンティーク・ゴールドメッキ・チェーンとともに。
夏らしい爽やかな色合い・・・。

N-1943, N-1944 ペンダント部:センター石:クオーツ、ヒューズドガラス、クリスタルガラス石。
チェーン部:クオーツ・ビーズ、淡水パール、ガラス・ビーズ等、1943はアンティーク・ゴールドメッキ・チェーンとともに。
これまた、同じような色合いで・・・。

N-1945, N-1946, N-1947
ペンダント部:センター石:左よりフローライト、スモーキー・クオーツ、グリーン・アメジスト
それぞれヒューズドグラス、クリスタルガラス石とともに。
チェーン部:クオーツ・ビーズ、淡水パール、ガラス・ビーズ等。
こちらは「個性的な石達」シリーズ。

N-1948-9, N-1950-3, N-1954-8
ペンダント部:センター石:クオーツ、クリスタルガラス石。
チェーン部:クオーツ・ビーズ、ガラス・ビーズとアンティーク・ゴールドメッキ・チェーン。
このタイプの、シンプルでカジュアルなデザインの物がよく出る。

N-1959, N-1960, N-1961-3
ペンダント部:センター石:左アゲート、中・右クオーツと淡水パール、それぞれクリスタルガラス石とともに。
チェーン部:クオーツ・ビーズ、ガラス・ビーズ等と、中・右はアンティーク・ゴールドメッキ・チェーン。
シードパール取り巻きは人気アイテムなのだが、製作するのにちょっと「集中力」を要する(笑)。
なので・・・時々登場、あまり作れない。

N-1964, N-1965 ペンダント部:センター石:アゲートと、クリスタルガラス石。
チェーン部:クオーツ・ビーズ、淡水パール、ガラス・ビーズ等
トローっと溶けたかのような印象のアゲート。

N-1966, N-1967-70 左ペンダント部:アマゾナイト、ヒューズドガラス、クリスタルガラス石。
右センター石:アマゾナイト、クリスタルガラス石とともに。
チェーン部:アマゾナイト・ビーズ、ガラスビーズ、アンティークゴールド・チェイン等。
大きな個性的な石。右の四角いペンダントは、4本ともすべてパターンが違うので、抽象絵画のよう。

N-1930, N-1931-2 ペンダント部:センター石:カルセドニー、ヒューズドガラス、クリスタルガラス石。
チェーン部:カルセドニー・ビーズ、アクアマリン・ビーズ、ガラスビーズ等。
手持ちのブルー石は、この3本で最後。来年の夏までブルーは少しお休み。

N-1927-8, N-1929
左淡水パール、右ペンダント部:センター石:プレアナイト、ヒューズドガラス、クリスタルカット石とともに。
チェーン部:フローライトビーズ、ガラスビーズとアンティークゴールド・チェイン。
可愛いパールのモチーフを別のデザインで。グリーン系もこのシーズンはこれが最後。
いつものことながら、なにか1-2型「取りこぼし」がいる。今回はダークブルー染・カルセドニーのペンダントが、まだ仕上がってこない。糸通しで使う、1タイプのビーズをFrancisに渡すのをうっかり忘れていた、私のせいなのだが・・・。
また、後追いで上がってきたら、お披露目予定。
次回は、またブダペストから、民族地誌博物館。華麗な民族衣装満載です。
石を仕入れて、糸通し加工もこなしてくれるFrancisが、秋からシンガポールに移動する話になってきていて、私のジュエリーの製作システムも、再構築することになるかも・・・。ひとまず、今のところはできる限り「前倒し」でストックを作っておいて、余裕を持たせておきたい、そんな状況。
なので、同時に完成したブラッククォーツのネックレスは「秋物頭だし」ということにした。また、後日改めてご紹介。

N-1934、 ペンダント部:センター石:クオーツ、クリスタルガラス石。
チェーン部:クオーツ・ビーズ、淡水パール、ガラス・ビーズ等。
夏物といえば、クオーツ。ニュートラルなクリアー・トーンなので、シーズンを問わないのだが・・・。
ところで、今回の撮影のバックに使ったのは、トランシルヴァニアは「東欧雑貨ICIRI・PICIRI」さんから仕入れた
ヴィンテージ・レース。<ブログはこのページ>
シュコンゼン野外博物館の建物に収められているような、ずっしりと質感のあるレースに惹かれていた。
イギリスやフランスの物は、私のジュエリーには繊細でフェミニン「すぎる」ので(笑)。
イメージ通りのステキなレースをありがとう!! 谷崎さん^^。

N-1935 ペンダント部:センター石:スモーキー・クオーツ、ヒューズドガラス、クリスタルガラス石。
チェーン部:クオーツ・ビーズ、淡水パール、ガラス・ビーズ等。
これもとても淡いトーンのスモーキー・クオーツ。
この淡い色合いが好きなのだが、一般的にはスモーキー・クォーツは
濃いカラーが好まれるためか、あまり手に入らない。

N-1936 ペンダント部:アゲート、クリスタルガラス石。
チェーン部:クオーツ・ビーズ、淡水パール、ガラス・ビーズ等。
淡いグレーからクリームトーンのアゲート。ほんの少し、グリーンが混じっていて、オーガニック。

N-1937,N-1938 ペンダント部:センター石:クオーツ、クリスタルガラス石。
チェーン部:クオーツ・ビーズ、淡水パール、ガラス・ビーズ等。
長方形のクリスタルは、きりっとした印象に仕上がる。

N-1939, N-1940
ペンダント部:センター石:フローライトと、スモーキー・クオーツ、それぞれヒューズドグラス、クリスタルガラス石とともに。
チェーン部:クオーツ・ビーズ、アンティーク・ゴールドメッキ・チェーン。
どちらの石も、インクルージョンの入った微妙な色合い。
この世に一つしかない・・・こういった「ニュアンス」のある石が大好き。

N-1941, N-1942 ペンダント部:センター石:クオーツ、ヒューズドガラス、クリスタルガラス石。
チェーン部:クオーツ・ビーズ、淡水パール、ガラス・ビーズ等、1941はアンティーク・ゴールドメッキ・チェーンとともに。
夏らしい爽やかな色合い・・・。

N-1943, N-1944 ペンダント部:センター石:クオーツ、ヒューズドガラス、クリスタルガラス石。
チェーン部:クオーツ・ビーズ、淡水パール、ガラス・ビーズ等、1943はアンティーク・ゴールドメッキ・チェーンとともに。
これまた、同じような色合いで・・・。

N-1945, N-1946, N-1947
ペンダント部:センター石:左よりフローライト、スモーキー・クオーツ、グリーン・アメジスト
それぞれヒューズドグラス、クリスタルガラス石とともに。
チェーン部:クオーツ・ビーズ、淡水パール、ガラス・ビーズ等。
こちらは「個性的な石達」シリーズ。

N-1948-9, N-1950-3, N-1954-8
ペンダント部:センター石:クオーツ、クリスタルガラス石。
チェーン部:クオーツ・ビーズ、ガラス・ビーズとアンティーク・ゴールドメッキ・チェーン。
このタイプの、シンプルでカジュアルなデザインの物がよく出る。

N-1959, N-1960, N-1961-3
ペンダント部:センター石:左アゲート、中・右クオーツと淡水パール、それぞれクリスタルガラス石とともに。
チェーン部:クオーツ・ビーズ、ガラス・ビーズ等と、中・右はアンティーク・ゴールドメッキ・チェーン。
シードパール取り巻きは人気アイテムなのだが、製作するのにちょっと「集中力」を要する(笑)。
なので・・・時々登場、あまり作れない。

N-1964, N-1965 ペンダント部:センター石:アゲートと、クリスタルガラス石。
チェーン部:クオーツ・ビーズ、淡水パール、ガラス・ビーズ等
トローっと溶けたかのような印象のアゲート。

N-1966, N-1967-70 左ペンダント部:アマゾナイト、ヒューズドガラス、クリスタルガラス石。
右センター石:アマゾナイト、クリスタルガラス石とともに。
チェーン部:アマゾナイト・ビーズ、ガラスビーズ、アンティークゴールド・チェイン等。
大きな個性的な石。右の四角いペンダントは、4本ともすべてパターンが違うので、抽象絵画のよう。

N-1930, N-1931-2 ペンダント部:センター石:カルセドニー、ヒューズドガラス、クリスタルガラス石。
チェーン部:カルセドニー・ビーズ、アクアマリン・ビーズ、ガラスビーズ等。
手持ちのブルー石は、この3本で最後。来年の夏までブルーは少しお休み。

N-1927-8, N-1929
左淡水パール、右ペンダント部:センター石:プレアナイト、ヒューズドガラス、クリスタルカット石とともに。
チェーン部:フローライトビーズ、ガラスビーズとアンティークゴールド・チェイン。
可愛いパールのモチーフを別のデザインで。グリーン系もこのシーズンはこれが最後。
いつものことながら、なにか1-2型「取りこぼし」がいる。今回はダークブルー染・カルセドニーのペンダントが、まだ仕上がってこない。糸通しで使う、1タイプのビーズをFrancisに渡すのをうっかり忘れていた、私のせいなのだが・・・。
また、後追いで上がってきたら、お披露目予定。
次回は、またブダペストから、民族地誌博物館。華麗な民族衣装満載です。
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Skanzen(シュコンゼン)屋外博物館 -6-
- 2011-06-08 Wed 10:16:53
- 博物館・美術館
Skanzen(シュコンゼン)屋外博物館の最終回(ようやく・・・)は、南トランスダニュビア(Southern Transdanubia)地域。
ハンガリーの南東に位置するこの地域は、セルビア系、ドイツ系、ハンガリー系、クロアチア系など多数の民族が入り混じっているうえに、またその中に正教、カトリック、新教と宗教も入り混じっている。16世紀には、オスマン・トルコの占領下に入り、人口が流出したり、歴史的には実に複雑なエリア。私などは全く理解に及んでいない・・・。
いずれにせよ、大陸ヨーロッパは、呑気な島国・イギリスとは違って地続き、国のボーダーなどあって無きがごときで、「国」という概念より「民族」という概念の方が濃厚なのだな、ということがひしひしと感じられる。
そんなわけで、一概にこの地域を一括りにできる文化傾向はなくて、「多様性」ということのようだ。
前回も書いたが、このエリアで我々は時間切れ・・・。閉館間近のところを、館内鉄道に拾ってもらって、メイン・ゲートまで戻った。なので、のぞいてみることができたのは、その「多様性」の中から、ほんの3例。

Fadd(フォッド)から移築された住宅。
長く続く回廊テラスに惹かれて、覗き込んだ家。

中の庭から見たところ。回廊式テラスはいかにも、夏の暑い地域という感じがする。
この一家は8ヘクタールの農地で、ワインとタバコを栽培していたそうだ。

一部屋には織機があって、織物のみならず、ペイントされた家具も美しい。

ウェストコート(ベスト)の刺繍も見事・・・。

キッチンには例の、ハンガリー的なるディヴァン(長椅子)。
飾り皿に、刺繍や織模様の入ったタオルを掛けて飾るのがハンガリー・スタイルのよう。
いかにも素朴で家庭的な感じがして、ほほえましい。
----------------------------------------

こちらは、Drávacsehi(ドラヴァチェヒ)から移築された住宅。
外観は、上記のFaddからの住宅に似た、回廊テラスが庭に面して続き、その後ろに各部屋が続いている構成。
この住宅には、若夫婦とその母、祖母が住んでいたそうで、この部屋は若夫婦の寝室。
19世紀中頃の、裕福な若い世代らしく、
トラディショナルなペイント家具ではなく、レリーフパネルの入ったキャビネット。

このローライトが、フォトジェニック^^。

こちらはおばあちゃまの部屋で、家具も昔かたぎ。

で、これはお母様の部屋・・・だったのかな(想像)。
----------------------------------------------

Őcsény(ウーチニィ)から移築された住宅。
裕福な農家の住居で、L字型に住居と納屋で中庭を囲んでいる。
この地域では19世紀中頃の新教の農家の間では「一人っ子政策」がとられていた。
豊かな資産を兄弟間で分断しないように、という発想だが、おのずと人口減少を招いて、
地域は衰退してしまったのだそうだ。

やっと写真に収めることのできたタイル製のストーヴ。
古いタイプの家ではストーブがたいていドアの横に設定されているので、ドアのところから覗き込む
ここの博物館の展示システムでは、この典型的なハンガリーのストーヴが上手く写真に納まらない・・・。
このタイプのストーブは、ロシアの絵画でも見かけるので、東ヨーロッパの様式なのだろう。

で、同じ部屋の奥のベッド。
見事なペイントベッドと、その上の刺繍クッション。

そしてそのまた隣の、ペイントされた棚・・・。
素晴らしい、美しい・・・なのにちゃんと撮れないのが、もどかしい(笑)。
この装飾的な方のベッドは、寝るためのものではなくて、純粋に装飾的なもの・・・のように思うのだが、
ほんとのところは知らない。

キャビネットとその中の装飾クロス。

飾りベッドに上手くズームが入った。

同じ住宅から、別の部屋。この部屋は、実際に「寝室」という感じがする。
ここでも、奥のペイントされたチェストが気になる・・・。

食器棚。食器の方は、意外と素朴。
ながながと、引っ張ったSkanzen野外博物館のシリーズも、これで最後。
この野外博物館の情報は、Skanzen(シュコンゼン)屋外博物館初回の標本箱の最後を参照<このページ>。
このあと、民芸続きで、ハンガリー民族地誌博物館のイメージで、ブダペスト旅行記を締めくくろうと思っているのだが、その前に次回は、ちょっとアトリエから新作のお披露目いきます^^。
ハンガリーの南東に位置するこの地域は、セルビア系、ドイツ系、ハンガリー系、クロアチア系など多数の民族が入り混じっているうえに、またその中に正教、カトリック、新教と宗教も入り混じっている。16世紀には、オスマン・トルコの占領下に入り、人口が流出したり、歴史的には実に複雑なエリア。私などは全く理解に及んでいない・・・。
いずれにせよ、大陸ヨーロッパは、呑気な島国・イギリスとは違って地続き、国のボーダーなどあって無きがごときで、「国」という概念より「民族」という概念の方が濃厚なのだな、ということがひしひしと感じられる。
そんなわけで、一概にこの地域を一括りにできる文化傾向はなくて、「多様性」ということのようだ。
前回も書いたが、このエリアで我々は時間切れ・・・。閉館間近のところを、館内鉄道に拾ってもらって、メイン・ゲートまで戻った。なので、のぞいてみることができたのは、その「多様性」の中から、ほんの3例。

Fadd(フォッド)から移築された住宅。
長く続く回廊テラスに惹かれて、覗き込んだ家。

中の庭から見たところ。回廊式テラスはいかにも、夏の暑い地域という感じがする。
この一家は8ヘクタールの農地で、ワインとタバコを栽培していたそうだ。

一部屋には織機があって、織物のみならず、ペイントされた家具も美しい。

ウェストコート(ベスト)の刺繍も見事・・・。

キッチンには例の、ハンガリー的なるディヴァン(長椅子)。
飾り皿に、刺繍や織模様の入ったタオルを掛けて飾るのがハンガリー・スタイルのよう。
いかにも素朴で家庭的な感じがして、ほほえましい。
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こちらは、Drávacsehi(ドラヴァチェヒ)から移築された住宅。
外観は、上記のFaddからの住宅に似た、回廊テラスが庭に面して続き、その後ろに各部屋が続いている構成。
この住宅には、若夫婦とその母、祖母が住んでいたそうで、この部屋は若夫婦の寝室。
19世紀中頃の、裕福な若い世代らしく、
トラディショナルなペイント家具ではなく、レリーフパネルの入ったキャビネット。

このローライトが、フォトジェニック^^。

こちらはおばあちゃまの部屋で、家具も昔かたぎ。

で、これはお母様の部屋・・・だったのかな(想像)。
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Őcsény(ウーチニィ)から移築された住宅。
裕福な農家の住居で、L字型に住居と納屋で中庭を囲んでいる。
この地域では19世紀中頃の新教の農家の間では「一人っ子政策」がとられていた。
豊かな資産を兄弟間で分断しないように、という発想だが、おのずと人口減少を招いて、
地域は衰退してしまったのだそうだ。

やっと写真に収めることのできたタイル製のストーヴ。
古いタイプの家ではストーブがたいていドアの横に設定されているので、ドアのところから覗き込む
ここの博物館の展示システムでは、この典型的なハンガリーのストーヴが上手く写真に納まらない・・・。
このタイプのストーブは、ロシアの絵画でも見かけるので、東ヨーロッパの様式なのだろう。

で、同じ部屋の奥のベッド。
見事なペイントベッドと、その上の刺繍クッション。

そしてそのまた隣の、ペイントされた棚・・・。
素晴らしい、美しい・・・なのにちゃんと撮れないのが、もどかしい(笑)。
この装飾的な方のベッドは、寝るためのものではなくて、純粋に装飾的なもの・・・のように思うのだが、
ほんとのところは知らない。

キャビネットとその中の装飾クロス。

飾りベッドに上手くズームが入った。

同じ住宅から、別の部屋。この部屋は、実際に「寝室」という感じがする。
ここでも、奥のペイントされたチェストが気になる・・・。

食器棚。食器の方は、意外と素朴。
ながながと、引っ張ったSkanzen野外博物館のシリーズも、これで最後。
この野外博物館の情報は、Skanzen(シュコンゼン)屋外博物館初回の標本箱の最後を参照<このページ>。
このあと、民芸続きで、ハンガリー民族地誌博物館のイメージで、ブダペスト旅行記を締めくくろうと思っているのだが、その前に次回は、ちょっとアトリエから新作のお披露目いきます^^。
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Skanzen(シュコンゼン)屋外博物館 -5-
- 2011-06-06 Mon 10:00:20
- 博物館・美術館
Skanzen(シュコンゼン)屋外博物館、ゾーンX,「Kisalföld(キシャスフッド)地域」の続き。

Újkér(ウイケル)から移築されたベルフライ(鐘楼)。
英文ガイドブックによると・・・、ウルケイの町はカトリックが大勢を占めていて、
マイノリティーの新教徒は教会を建てる資金がなかったため、その代わりにこの鐘楼を建てたのだとか。

このエリアの建物の窓。
夏の日差しがきつくて気温の上がるコンチネンタル・ヨーロッパではシャッターがたいてい窓の外側についている。
夏の暑い日は、窓を開けて、そしてシャッターを閉めておくと涼しいので。
イギリスでは18-19世紀の窓でシャッターがあるとしたら・・・窓の内側に付いている折り畳み板。
イギリスの夏はあまり暑くならないし、陽射しもまったりしているからだと思う。
またハンガリーの冬は厳しいので、古い窓でも防寒用の2重窓をよく見かけた。
(イギリスでは、主に防音の目的で1970年代ぐらいから普及した程度だが・・・)

Bogyoszló(ボギョスロ)から移築された住宅のインテリア。
1874年に建造された、裕福な農家の住宅。
ここの一家は、この地域での排水システムが整って、地質が向上したため、
当時ブームとなる砂糖ビート栽培を導入して成功したのだとか。
この部屋はおじいちゃんとおばあちゃんの部屋で、

この部屋が、主人夫婦の部屋。いい暮らしぶりが、家具や内装に伺える。

窓とカーテン。

キッチンのオーヴンでは、ふんだんにお菓子が焼かれている。
砂糖には事欠かない一家だからね^^。

一方こちらは、Sűttőr(シュードゥー)から移築された住宅のインテリア。
ここも裕福な農家。ベッドなど家具の装飾が見事・・・。
ベッドの天蓋縁の飾り板からぶら下がっているのは、小さなベル。
天蓋の上の飾りクッションのきめ細やかな刺繍は、妻が嫁入り道具として持参したもので、
刺繍はすべて、本人が手ずから作るものなのだとか。

同じ部屋の窓側。 ベンチにもペイントが施されている。

ここのキッチンで焼かれている(そして、販売されている)ハニーケーキ。
ケーキと呼ばれているが、実際はクッキー。ハニーと、クローヴのスパイスがきいている。

Und(ウンド)から移築された住宅のインテリア。ここもキャビネットのペインティングが美しい。
ここは、土地がやせていたため、農耕よりは商業が発達した地区だそうで、
この家も、食料品店、バスケット工芸品店、ミルクの集配所などに使われていたとか。

その「店」だった部分が現在はミュージアム・カフェとして使われている。
インテリアは、1930年代のカフェの様子を再現している。

その隣は、同じく1930年代のグローサリーを再現した、ミュージアム・ショップになっている。

いろいろな物が販売されていて・・・、

ここで右側の巨大なマグを買った。
一人用ポットぐらいのサイズはあって・・・、今もPCの前でこのマグでお茶を飲んでいる^^。
次回はこのミュージアムの最終回で、南トランスダニュビア地区。
実はこの地域に、ペイント家具や刺繍もののインテリアがたくさん詰まっていたにもかかわらず、このあたりで閉館時間が迫ってきてしまった。駆け足で回ったので、見逃し、撮り逃し多数・・・残念。それでも、一番ハンガリーらしい見事な工芸品が、標本箱に詰め込まれる予定。
この野外博物館の情報は、Skanzen(シュコンゼン)屋外博物館初回の標本箱の最後を参照<このページ>

Újkér(ウイケル)から移築されたベルフライ(鐘楼)。
英文ガイドブックによると・・・、ウルケイの町はカトリックが大勢を占めていて、
マイノリティーの新教徒は教会を建てる資金がなかったため、その代わりにこの鐘楼を建てたのだとか。

このエリアの建物の窓。
夏の日差しがきつくて気温の上がるコンチネンタル・ヨーロッパではシャッターがたいてい窓の外側についている。
夏の暑い日は、窓を開けて、そしてシャッターを閉めておくと涼しいので。
イギリスでは18-19世紀の窓でシャッターがあるとしたら・・・窓の内側に付いている折り畳み板。
イギリスの夏はあまり暑くならないし、陽射しもまったりしているからだと思う。
またハンガリーの冬は厳しいので、古い窓でも防寒用の2重窓をよく見かけた。
(イギリスでは、主に防音の目的で1970年代ぐらいから普及した程度だが・・・)

Bogyoszló(ボギョスロ)から移築された住宅のインテリア。
1874年に建造された、裕福な農家の住宅。
ここの一家は、この地域での排水システムが整って、地質が向上したため、
当時ブームとなる砂糖ビート栽培を導入して成功したのだとか。
この部屋はおじいちゃんとおばあちゃんの部屋で、

この部屋が、主人夫婦の部屋。いい暮らしぶりが、家具や内装に伺える。

窓とカーテン。

キッチンのオーヴンでは、ふんだんにお菓子が焼かれている。
砂糖には事欠かない一家だからね^^。

一方こちらは、Sűttőr(シュードゥー)から移築された住宅のインテリア。
ここも裕福な農家。ベッドなど家具の装飾が見事・・・。
ベッドの天蓋縁の飾り板からぶら下がっているのは、小さなベル。
天蓋の上の飾りクッションのきめ細やかな刺繍は、妻が嫁入り道具として持参したもので、
刺繍はすべて、本人が手ずから作るものなのだとか。

同じ部屋の窓側。 ベンチにもペイントが施されている。

ここのキッチンで焼かれている(そして、販売されている)ハニーケーキ。
ケーキと呼ばれているが、実際はクッキー。ハニーと、クローヴのスパイスがきいている。

Und(ウンド)から移築された住宅のインテリア。ここもキャビネットのペインティングが美しい。
ここは、土地がやせていたため、農耕よりは商業が発達した地区だそうで、
この家も、食料品店、バスケット工芸品店、ミルクの集配所などに使われていたとか。

その「店」だった部分が現在はミュージアム・カフェとして使われている。
インテリアは、1930年代のカフェの様子を再現している。

その隣は、同じく1930年代のグローサリーを再現した、ミュージアム・ショップになっている。

いろいろな物が販売されていて・・・、

ここで右側の巨大なマグを買った。
一人用ポットぐらいのサイズはあって・・・、今もPCの前でこのマグでお茶を飲んでいる^^。
次回はこのミュージアムの最終回で、南トランスダニュビア地区。
実はこの地域に、ペイント家具や刺繍もののインテリアがたくさん詰まっていたにもかかわらず、このあたりで閉館時間が迫ってきてしまった。駆け足で回ったので、見逃し、撮り逃し多数・・・残念。それでも、一番ハンガリーらしい見事な工芸品が、標本箱に詰め込まれる予定。
この野外博物館の情報は、Skanzen(シュコンゼン)屋外博物館初回の標本箱の最後を参照<このページ>
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Skanzen(シュコンゼン)屋外博物館 -4-
- 2011-06-04 Sat 10:00:00
- 博物館・美術館
今回は、Skanzen(シュコンゼン)屋外博物館、ゾーンVIの「大ハンガリー平原地域のマーケット町」がテーマ。
しかし、ここはまだ現在進行形・設営中なので、公開されていない建物も多い(そして、見逃してもいたかも・・・)。いくつかイメージを載せて、次のゾーンX「Kisalföld(キシャスフッド)地域」のイメージを、引き続き・・・。

風車と礼拝像。
小麦栽培と牧畜が盛んな地域なので、小麦を轢く風車があちこちに見られたもののよう。
この風車は19世紀後半の建造。
礼拝像は、St. John of Nepomuk(ネポムクのヨハネ)で、
ボヘミア(現在のチェコ)に生きた聖人様だが、中央ヨーロッパ全体で「人気」なのだそう。
そういえば、プラハのカレル橋にも、この聖人さんが建っていたのを思い出した。

大草原地帯では、牧畜も盛ん。馬、牛、ロバ、山羊、ラズカ羊、マンガリカ豚、ガチョウ、アヒル、鶏、鳩などが飼われていた。
この子達は、このご立派な角から、てっきり山羊だと思っていたら、
実はラズカ(Racka)というハンガリー独特の羊なのだそうだ。
毛皮がなかなか、グラムロックしていてかっこいい・・・などと思っていたら・・・、

南方草原地帯の羊飼い頭の衣装、民族誌博物館(ブダペスト)所蔵。
羊飼いの正装にも、ちゃんと使われていた。この毛皮でこんな刺繍入りのロングコート欲しいっ・・・。

この地区の住宅の室内。
英文ガイドブックにもまだ掲載されていないので、詳細はまるで不明。

食器棚の飾りボーダー布の刺繍がかわいらしい。
-------------------------------------------------------------------------
話は、ゾーンX「Kisalföld(キシャスフッド)地域」に移る。
この地域は肥沃な「小草原」と呼ばれる、ドナウ河沿いの平地と、その周辺の丘陵部からなっていて、平地では小麦栽培、丘陵地ブドウと果実栽培が盛ん。ウィーンやブラチスラヴァ(現スロヴァキア首都)へのアクセスが容易だったため、交易の中心地域でもあったとか。建物のインテリアの雰囲気も、全体に洗練されている感じがするのも、きっとそのためだろう。

Jánossomorja(ヤンシュモリオ)から移築された「聖アンの奉納チャペル」。
1831年のコレラ禍で失われた故人を追悼して、1842年に建造された。

中はこんな感じで、オリジナルの壁画が再現されている。

オリジナルの天井装飾が残っている部分。

Harka(ハーカ)から移築された住宅。
新教のドイツ系中産階級の農家で、3家族が棟続きの住宅に住んでいた。

そのインテリア。


なかなかいい暮らしぶり。

食器が可愛いので、ついつい撮ってしまう^^。

Jánossomorja(ヤーノシュモリオ)から移築された住宅。
こちらは、同じくドイツ系だが、壁の聖母子像からも解るように、カトリックの家庭。
裕福な農家という設定。

先のHarkaの家もそうなのだが、19世紀中頃から20世紀初頭という設定。

同じ家のもう一つの部屋。
右に見えるベンチは座面をあけると、中に寝具が入っていて、そのままベッドになるという、
アイディア家具。箱の中で寝るのは、ちょっと「棺桶」みたいだが・・・。

その、ベンチ。手前にも「ベンチベッド」が見える。

いい味わいのあるマグカップ。
この、Kisalföld(キシャスフッド)地域のイメージ、次回も続きます。
この野外博物館の情報は、Skanzen(シュコンゼン)屋外博物館初回の標本箱の最後を参照<このページ>
しかし、ここはまだ現在進行形・設営中なので、公開されていない建物も多い(そして、見逃してもいたかも・・・)。いくつかイメージを載せて、次のゾーンX「Kisalföld(キシャスフッド)地域」のイメージを、引き続き・・・。

風車と礼拝像。
小麦栽培と牧畜が盛んな地域なので、小麦を轢く風車があちこちに見られたもののよう。
この風車は19世紀後半の建造。
礼拝像は、St. John of Nepomuk(ネポムクのヨハネ)で、
ボヘミア(現在のチェコ)に生きた聖人様だが、中央ヨーロッパ全体で「人気」なのだそう。
そういえば、プラハのカレル橋にも、この聖人さんが建っていたのを思い出した。

大草原地帯では、牧畜も盛ん。馬、牛、ロバ、山羊、ラズカ羊、マンガリカ豚、ガチョウ、アヒル、鶏、鳩などが飼われていた。
この子達は、このご立派な角から、てっきり山羊だと思っていたら、
実はラズカ(Racka)というハンガリー独特の羊なのだそうだ。
毛皮がなかなか、グラムロックしていてかっこいい・・・などと思っていたら・・・、

南方草原地帯の羊飼い頭の衣装、民族誌博物館(ブダペスト)所蔵。
羊飼いの正装にも、ちゃんと使われていた。この毛皮でこんな刺繍入りのロングコート欲しいっ・・・。

この地区の住宅の室内。
英文ガイドブックにもまだ掲載されていないので、詳細はまるで不明。

食器棚の飾りボーダー布の刺繍がかわいらしい。
-------------------------------------------------------------------------
話は、ゾーンX「Kisalföld(キシャスフッド)地域」に移る。
この地域は肥沃な「小草原」と呼ばれる、ドナウ河沿いの平地と、その周辺の丘陵部からなっていて、平地では小麦栽培、丘陵地ブドウと果実栽培が盛ん。ウィーンやブラチスラヴァ(現スロヴァキア首都)へのアクセスが容易だったため、交易の中心地域でもあったとか。建物のインテリアの雰囲気も、全体に洗練されている感じがするのも、きっとそのためだろう。

Jánossomorja(ヤンシュモリオ)から移築された「聖アンの奉納チャペル」。
1831年のコレラ禍で失われた故人を追悼して、1842年に建造された。

中はこんな感じで、オリジナルの壁画が再現されている。

オリジナルの天井装飾が残っている部分。

Harka(ハーカ)から移築された住宅。
新教のドイツ系中産階級の農家で、3家族が棟続きの住宅に住んでいた。

そのインテリア。


なかなかいい暮らしぶり。

食器が可愛いので、ついつい撮ってしまう^^。

Jánossomorja(ヤーノシュモリオ)から移築された住宅。
こちらは、同じくドイツ系だが、壁の聖母子像からも解るように、カトリックの家庭。
裕福な農家という設定。

先のHarkaの家もそうなのだが、19世紀中頃から20世紀初頭という設定。

同じ家のもう一つの部屋。
右に見えるベンチは座面をあけると、中に寝具が入っていて、そのままベッドになるという、
アイディア家具。箱の中で寝るのは、ちょっと「棺桶」みたいだが・・・。

その、ベンチ。手前にも「ベンチベッド」が見える。

いい味わいのあるマグカップ。
この、Kisalföld(キシャスフッド)地域のイメージ、次回も続きます。
この野外博物館の情報は、Skanzen(シュコンゼン)屋外博物館初回の標本箱の最後を参照<このページ>
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Skanzen(シュコンゼン)屋外博物館 -3-
- 2011-06-02 Thu 10:00:32
- 博物館・美術館
Skanzen(シュコンゼン)屋外博物館からの標本箱3回目は、ゾーンIII-Upper-Tisza(上ティサ)地域から移築された住宅群。
ティサ川で分断された、この地区はハンガリーの北東の端に位置していて、ウクライナ、スロヴァキア、ルーマニアと接している。樫の木の森や果樹林の多い地区で、牧畜・造林・漁業が盛んで、プロテスタント(新教)の人口が高いとか・・・というのは、英文ガイドブックからの拾い読み。
1974年に、このミュージアムの最初のエリアとしてオープンしたこともあり、このゾーンにある教会のベルフライ(鐘楼)が、このミュージアムのマークにもなっている。

そのベルフライを遠望で。

Nemesborzova(ネメジュボルゾヴァ)から移築されたベルフライ(鐘楼)で、元々は、17世紀中頃の建造。
左隣に見えるのが、Mánd(マンド)から移築された、プロテスタント教会。
通常プロテスタント教会といえば、あまり飾り気のない、ストイックなインテリアを連想するのだが・・・、

ハンガリーでは、装飾なしはすまされないものらしい・・・、この見事な彫刻はパルピット(説教壇)の天蓋部分。
どことなくチベットの密教寺院の装飾を、連想させるぐらい、エキゾティック。

18世紀後半に導入された、パルピットの全体像。
にわか雨に降られて、ここに逃げ込んだので、ちょっとレンズが濡れてしまった・・・。人魂じゃないよ(笑)。

カトリック教会なら聖水盤が入口にあるのだが、ここの場合聖水皿?

ペイントされた、パネルとドアも美しい。

Uszka(ウスカ)から移築された住宅。庭の桜が満開。
この家はジェントリー(貴紳)階級の家。ジェントリー階級は、資産的にはあまり農民と変わりはなかったが、
政治的役割、法的立場などが農民とは違っていて、特有の文化的なライフスタイルを生み出していたのだそうだ。

なんともいえずノスタルジックなエントランス。

その室内。

お茶をポットとカップ・アンド・ソーサーで飲むか、マグで飲むかが階級文化の境目(!?)
これは想像(笑)。

ベッドの上のブラウスも、エレガントなもの。
家具も、工業生産された装飾的なもの。

入口を入った所が、巨大なオーブン/暖炉で、デコラティヴな食器がディスプレイされている。

一方こちらはBotpalád(ボトパラド)から移築された農家。
土間に、ハンドメイドの素朴な家具。

それでも食器は装飾的。

この地区は19世紀の治水政策まで、定期的に洪水に見舞われていたのだとか。
水はけをよくする排水溝が掘られている。
洪水でも流されない、重い屋根を持つしっかりした木造の骨組みに、
しかし、壁はWattle-and-daub(編み枝にベースに泥土塗り)で洪水でダメージを受けても、
安価に容易に修復できるように考えられていた。
洪水の間は、家族も家畜も、板張りの屋根裏に避難したのだそうだ。

横の野菜畑の入口のかわいいゲート。鶏ぐらいしか防げないと思うが・・、ほんとに鶏防止なのかな。

Kispalád(キシュパラド)から移築された農家。
2部屋の片方には織機が入っている。

もう一つの部屋では、糸をつむいでいる。
穴の開いた椅子や柱に取り付けられた輪は、幼い子供の歩行練習用。
19世紀初頭には、この家では、2部屋に4世代10人が暮らしていたのだとか。
この野外博物館の情報は、Skanzen(シュコンゼン)屋外博物館初回の標本箱の最後を参照<このページ>
ティサ川で分断された、この地区はハンガリーの北東の端に位置していて、ウクライナ、スロヴァキア、ルーマニアと接している。樫の木の森や果樹林の多い地区で、牧畜・造林・漁業が盛んで、プロテスタント(新教)の人口が高いとか・・・というのは、英文ガイドブックからの拾い読み。
1974年に、このミュージアムの最初のエリアとしてオープンしたこともあり、このゾーンにある教会のベルフライ(鐘楼)が、このミュージアムのマークにもなっている。

そのベルフライを遠望で。

Nemesborzova(ネメジュボルゾヴァ)から移築されたベルフライ(鐘楼)で、元々は、17世紀中頃の建造。
左隣に見えるのが、Mánd(マンド)から移築された、プロテスタント教会。
通常プロテスタント教会といえば、あまり飾り気のない、ストイックなインテリアを連想するのだが・・・、

ハンガリーでは、装飾なしはすまされないものらしい・・・、この見事な彫刻はパルピット(説教壇)の天蓋部分。
どことなくチベットの密教寺院の装飾を、連想させるぐらい、エキゾティック。

18世紀後半に導入された、パルピットの全体像。
にわか雨に降られて、ここに逃げ込んだので、ちょっとレンズが濡れてしまった・・・。人魂じゃないよ(笑)。

カトリック教会なら聖水盤が入口にあるのだが、ここの場合聖水皿?

ペイントされた、パネルとドアも美しい。

Uszka(ウスカ)から移築された住宅。庭の桜が満開。
この家はジェントリー(貴紳)階級の家。ジェントリー階級は、資産的にはあまり農民と変わりはなかったが、
政治的役割、法的立場などが農民とは違っていて、特有の文化的なライフスタイルを生み出していたのだそうだ。

なんともいえずノスタルジックなエントランス。

その室内。

お茶をポットとカップ・アンド・ソーサーで飲むか、マグで飲むかが階級文化の境目(!?)
これは想像(笑)。

ベッドの上のブラウスも、エレガントなもの。
家具も、工業生産された装飾的なもの。

入口を入った所が、巨大なオーブン/暖炉で、デコラティヴな食器がディスプレイされている。

一方こちらはBotpalád(ボトパラド)から移築された農家。
土間に、ハンドメイドの素朴な家具。

それでも食器は装飾的。

この地区は19世紀の治水政策まで、定期的に洪水に見舞われていたのだとか。
水はけをよくする排水溝が掘られている。
洪水でも流されない、重い屋根を持つしっかりした木造の骨組みに、
しかし、壁はWattle-and-daub(編み枝にベースに泥土塗り)で洪水でダメージを受けても、
安価に容易に修復できるように考えられていた。
洪水の間は、家族も家畜も、板張りの屋根裏に避難したのだそうだ。

横の野菜畑の入口のかわいいゲート。鶏ぐらいしか防げないと思うが・・、ほんとに鶏防止なのかな。

Kispalád(キシュパラド)から移築された農家。
2部屋の片方には織機が入っている。

もう一つの部屋では、糸をつむいでいる。
穴の開いた椅子や柱に取り付けられた輪は、幼い子供の歩行練習用。
19世紀初頭には、この家では、2部屋に4世代10人が暮らしていたのだとか。
この野外博物館の情報は、Skanzen(シュコンゼン)屋外博物館初回の標本箱の最後を参照<このページ>
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