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2011年11月 Archive
British Museum (大英博物館)のジュエリー -2-
- 2011-11-30 Wed 10:00:00
- 博物館・美術館
British Museum(大英博物館)のジュエリー・シリーズ、今回は繊細な象牙彫りのジュエリーを中心に。
今回も19世紀ヨーロッパの工芸品を集めた、Room 47より、前回に引き続き、自然モチーフのものから、はじめてみよう。

イギリス製、1850年ごろ。バラの花束。
<英文データベースはこのページ>

イギリス製(?)、1850年ごろ。
これはバラの花を持った手のモチーフ。
このような花束を持つ手、あるいは手だけのモチーフも、
19世紀中頃から後半にかけて流行したもの。
<英文データベースはこのページ>

イギリス製(?)、1850年ごろ。上2つとほぼ同時期とおもわれる。
忘れな草とバラの花束を持つ手のイメージ。
<英文データベースはこのページ>

イギリス製、1850年ごろ。
祝福や豊穣の象徴、麦束のイメージのブローチ。
<英文データベースはこのページ>

ドイツ、Odenwald製(?)、1860年ごろ。
繊細だけれど少しフラットな感じのある花の表現が、ドイツ製か(?)と考えれれている所以のよう。
<英文データベースはこのページ>

ドイツ、Odenwald製(?)、1880年ごろ。
バラや水仙やカーネーション、いろいろな花を盛り込んだ花束。
<英文データベースはこのページ>

ドイツ、Odenwald製(?)、1880年ごろ。
これも、上記の花束ブローチと同じ製作者と考えられている。
<英文データベースはこのページ>

イタリア製、1930年ごろ。(昔撮ったもので、画像が荒れてて失礼・・・。)
19世紀初期のモチーフは、まだネオ・クラシカル(新古典主義)的なモチーフ。
イタリア製なので、聖杯に鳩で、カトリック的モチーフでもある。
<英文データベースはこのページ>

フランス製、19世紀中頃。アイボリー製のカメオ。
アイボリーは彫刻しやすくて、厚みがあるので・・・レリーフというより、もっと3Dな彫刻。

フランス製(?)、初期19世紀。
花束のように、自由に広がっていくモチーフが、
典型的な「19世紀後半」センチメンタル・スタイルだとしたら、
枠の中にきっちり収められた、静的なカメオの表現は、18世紀ネオ・クラシカルスタイルの延長。
19世紀前半まで、オーヴァー・ラップしている。
<英文データベースはこのページ>

イタリア、ナポリ製、1850-70年ごろ。シェル彫りのパリュール(parure)。
パリュールというのは、フランス語での表現で、ティアラ、ネックレス、ブレスレット、ブローチ、イヤリング等が、
フル・セットで揃えられているジュエリー。 主に、17世紀頃に王侯貴族が、別注して作らせたもの。
これは見事な彫りだけれども、それほど高価でない素材のシェルが使われている。
多分・・・ナポリ特産19世紀版「高級お土産」だったのではないかな?
<英文データベースはこのページ>

同じパリュールの、ブレスレットにフォーカスしてみた。
どこも、彫りがとても「濃い」・・・。

珊瑚カメオ-イタリア製、1860-1880年ごろ。
ネックレス-イギリス、ロンドン、Carlo Giuliano(カルロ・ジュリアーノ)製作、1870-1878年ごろ。
カルロ・ジュリアノはイタリア出身のジュエラーで、
19世紀後半のネオ・ルネッサンス・スタイルの流行に合ったジュエリーを、ロンドンで製作している。
<英文データベースはこのページ>
なんだか、もうすでにカメオの部類に入ってきてしまった。
なので、次回は引き続きカメオのジュエリーを、British Museumより。
今回も19世紀ヨーロッパの工芸品を集めた、Room 47より、前回に引き続き、自然モチーフのものから、はじめてみよう。

イギリス製、1850年ごろ。バラの花束。
<英文データベースはこのページ>

イギリス製(?)、1850年ごろ。
これはバラの花を持った手のモチーフ。
このような花束を持つ手、あるいは手だけのモチーフも、
19世紀中頃から後半にかけて流行したもの。
<英文データベースはこのページ>

イギリス製(?)、1850年ごろ。上2つとほぼ同時期とおもわれる。
忘れな草とバラの花束を持つ手のイメージ。
<英文データベースはこのページ>

イギリス製、1850年ごろ。
祝福や豊穣の象徴、麦束のイメージのブローチ。
<英文データベースはこのページ>

ドイツ、Odenwald製(?)、1860年ごろ。
繊細だけれど少しフラットな感じのある花の表現が、ドイツ製か(?)と考えれれている所以のよう。
<英文データベースはこのページ>

ドイツ、Odenwald製(?)、1880年ごろ。
バラや水仙やカーネーション、いろいろな花を盛り込んだ花束。
<英文データベースはこのページ>

ドイツ、Odenwald製(?)、1880年ごろ。
これも、上記の花束ブローチと同じ製作者と考えられている。
<英文データベースはこのページ>

イタリア製、1930年ごろ。(昔撮ったもので、画像が荒れてて失礼・・・。)
19世紀初期のモチーフは、まだネオ・クラシカル(新古典主義)的なモチーフ。
イタリア製なので、聖杯に鳩で、カトリック的モチーフでもある。
<英文データベースはこのページ>

フランス製、19世紀中頃。アイボリー製のカメオ。
アイボリーは彫刻しやすくて、厚みがあるので・・・レリーフというより、もっと3Dな彫刻。

フランス製(?)、初期19世紀。
花束のように、自由に広がっていくモチーフが、
典型的な「19世紀後半」センチメンタル・スタイルだとしたら、
枠の中にきっちり収められた、静的なカメオの表現は、18世紀ネオ・クラシカルスタイルの延長。
19世紀前半まで、オーヴァー・ラップしている。
<英文データベースはこのページ>

イタリア、ナポリ製、1850-70年ごろ。シェル彫りのパリュール(parure)。
パリュールというのは、フランス語での表現で、ティアラ、ネックレス、ブレスレット、ブローチ、イヤリング等が、
フル・セットで揃えられているジュエリー。 主に、17世紀頃に王侯貴族が、別注して作らせたもの。
これは見事な彫りだけれども、それほど高価でない素材のシェルが使われている。
多分・・・ナポリ特産19世紀版「高級お土産」だったのではないかな?
<英文データベースはこのページ>

同じパリュールの、ブレスレットにフォーカスしてみた。
どこも、彫りがとても「濃い」・・・。

珊瑚カメオ-イタリア製、1860-1880年ごろ。
ネックレス-イギリス、ロンドン、Carlo Giuliano(カルロ・ジュリアーノ)製作、1870-1878年ごろ。
カルロ・ジュリアノはイタリア出身のジュエラーで、
19世紀後半のネオ・ルネッサンス・スタイルの流行に合ったジュエリーを、ロンドンで製作している。
<英文データベースはこのページ>
なんだか、もうすでにカメオの部類に入ってきてしまった。
なので、次回は引き続きカメオのジュエリーを、British Museumより。
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British Museum (大英博物館)のジュエリー -1-
- 2011-11-27 Sun 10:00:00
- 博物館・美術館
標本箱ブログが、晩夏のノルマンディーから帰ってきたら、実はもうすぐ12月。
ロンドンは日増しに日差しが短くなっていって・・・、暗い・・・あまりに暗い。自然光写真家としては、この時期写真家引退しようかと思っている(ウソ、ウソ・・・笑)。
次は何を書こうかな・・・と、考えていて、Brits Musこと、大英博物館のジュエリーの話を、まだ書いていなかったことに思い至る・・・。
ロンドンでヨーロッパの歴史的なジュエリーを、手っ取り早く見て回るということなら、まずはV&Aのジュエリー室をおすすめしている。
展示量・質ともに、ヨーロッパのミュージアムでトップクラスだと思う。しかし、残念なことは、改装Openして以来写真撮影禁止。
そのかわり、詳細な画像入りデータベースが用意されている。<このページでサーチにキーワードを入れてみて>
サイトに登録すれば、画像をダウンロードすることもできる。
(無料だけれど、一度に30イメージ(画像)までしか、ダウンロードできない。何度にも分けての、ダウンロードは可能。)
では、博物館ジュエリーを自分で撮影して、研究、あるいは、楽しみたい・・・という場合、この場合は、大英博物館がおすすめ。
大英博物館といえばミイラ・・・、エジプトやローマの発掘品の博物館の印象。なので、ここにちょっと地味ながら、かなりの物量のジュエリー展示があることは、あまり知られていない。
このジュエリーを何回かに分けて、展覧してみよう。 まず今回は、ロマンティックな・・・19世紀の自然をモチーフにしたジュエリーを中心に。

ここでの私の一番のお気に入りは、これ。
19世紀フランス製ダイヤモンドとゴールドの、羽飾り型ジュエリー。
Tremblerと呼ばれるのだが、花がスプリング状のワイヤーに付けられていて、
微妙に振動するようにできている。
第二帝政崩壊後、イギリスに亡命したナポレオン3世皇后ウジェニーが売却したもの、といわれている。
<英文データベースはこのページ>

オークの葉を型どった、ダイアモンド使いのティアラ。イギリス、ロンドン、Hunt&Roskell製造 1855年ごろ。
これもTremblerで、キラキラ動くようにできている。
3つに分かれて、ブローチと櫛飾りとして使うこともできる。
<分解されたところのイメージ>
いかな、ヴィクトリアンの時代の貴婦人たちでも、ティアラはそれほど頻繁に身につける機会はなかったためか、
こんな風に、ブローチや髪飾りに分解して使えるようになっているデザインが多い。
<英文データベースはこのページ>

野バラの花束を型どった、クリソベリル使いのブローチ。フランス製1890年ごろ。
これも、一番大きなバラの花が、揺れるデザイン。
19世紀中頃、自然をモチーフにした、宝石使いのブローチが流行した。
<英文データベースはこのページ>

スミレを型どった、シトリンとアメジスト使いのブローチ。フランス製1890年ごろ。
これも上の野バラと同じ頃に作られた、自然モチーフのジュエリー。
データベースは上記と同じ。

プラタナスの実と葉を型どった、アメジスト使いのブローチ。1850年ごろイギリス製。
葉や枝の表現がとても巧みで、リアル・・・。
<英文データベースはこのページ>

バスケットに入った果物を型どった、パールとゴールドのブローチ。おそらくイギリス製、19世紀。

レッド・カラントの房を型とった、カーネリアンとゴールドのブローチ。おそらくオーストリー製1840年ごろ。
本当にみずみずしくって・・・レッドカラントにそっくり!!
<英文データベースはこのページ>

ブドウをついばむ鳥、アメジストとゴールドのブローチ。おそらくイギリス製1840年ごろ。
花束や、果物と並んでよくモチーフに取り上げられたのが、鳥のイメージ。
<英文データベースはこのページ>

1826~1875年ころ、おそらくフランス製。
鳥のイメージといえば、このブローチ。
ゴールド製ではなく金張りで、宝石ではなく、細かいボヘミアンガラス石が嵌め込まれている。
高価なものではないのだろうけれど、デザインがとてもかわいい。
<英文データベースはこのページ>

イギリス製、1850-80年ごろ。
そしてこの、ターコイズと鳥の組み合わせのシリーズは、とても流行したようで、いくつも収蔵されている。
鳥がくわえている花は、Forget-me-not(わすれなぐさ)。ターコイズの石の色も、この花を象徴する。
「忘れないよ>いつも心に留めているからね」という、ヴィクトリアン期の、ロマンティックかつ、
センチメンタルなメッセージが込められた、ジュエリー。
いっぱいありすぎて・・・データベースがどれだか確定できなかった・・・Phew・・・。

イギリス製、1850-80年ごろ。
どんなにいっぱいあるかというと・・・こういう感じ。

ヴィネグレット・ブローチ、イギリス製、1820-40年頃。ターコイズとルビー使いシルバーとゴールド製
センチメンタルの続きで、これも「忘れないで」のメッセージジュエリー。
ヴィネグレットというのは、小さな容器(手とカフスのモチーフ下のに隠されている)のことで、
香りを付けたヴィネガーや塩が入れられた。
イギリスのまずい食事を、どうこうしようというのではなくて、
当時コルセットで不健康なほど、体を締め上げているご婦人方は、すぐに気分が悪くなったり、気を失ったりしがち。
そんなときにこれを嗅がせる、一種の「気付け薬」なのだそう。
<英文データベースはこのページ>

わすれなぐさとブドウの葉を型どった、ターコイズとゴールドのジュエリーセット。イギリス製、1837-46年ごろ。
ブドウは、キリスト教信仰の象徴。
ネックレス、ブレスレット、ブローチ、イヤリングのセット。
ネックレスに、ブレスレットを足すことによって、長いネックレスとしても使える・・・、
のではないかな、と、これは私の想像。
<英文データベースはこのページ>

麦の穂とすずらんを型どった、パールとエメラルド使いのゴールド・ブローチ。
イギリス、ポーツマス、H.M. EMANUEL & SONS製造、1850年ごろ。
麦の穂は祝福や豊穣の象徴で、すずらんは聖母マリアの流した涙が、この花になったという伝説がある他に、
謙譲を象徴している。
<英文データベースはこのページ>

カメリアを型どった、染色アイボリーとゴールドのブローチ。イギリス製、1860年ごろ。
繊細な花びらはお見事・・・そして香りが漂ってきそうなほどリアル。
<英文データベースはこのページ>

イギリス製、1826-75年。
このぽってりしたバラの花は、アイボリーではなくて、シェル。
バラ、わすれなぐさに小鳥・・・で、ロマンティック満載のブローチ。
<英文データベースはこのページ>

スミレを型どった、染色アイボリーとゴールドのブローチとイヤリングセット。
イギリス、チェルトナム、Martin, Baskett & Martin製造、1850年ごろ。
スミレは「謙譲」を象徴するモチーフ。
<英文データベースはこのページ>

エナメル彩のストロベリー・モチーフを、カルセドニー・ベースにとめつけたブローチ。イギリス製、1830年ごろ。
ストロベリーというのは、モチーフとしては、珍しい方。あまり見かけない。
<英文データベースはこのページ>
今回のジュエリーはすべて、British Museum、 Room 47 (ヨーロッパ1800-1900年)所蔵。
この部屋は、ミュージアムの2階部にあって、2階部のフロア・マップは<このページ>。右下の方にRoom 47が見える。
次回も、British Museumのジュエリーより。
ロンドンは日増しに日差しが短くなっていって・・・、暗い・・・あまりに暗い。自然光写真家としては、この時期写真家引退しようかと思っている(ウソ、ウソ・・・笑)。
次は何を書こうかな・・・と、考えていて、Brits Musこと、大英博物館のジュエリーの話を、まだ書いていなかったことに思い至る・・・。
ロンドンでヨーロッパの歴史的なジュエリーを、手っ取り早く見て回るということなら、まずはV&Aのジュエリー室をおすすめしている。
展示量・質ともに、ヨーロッパのミュージアムでトップクラスだと思う。しかし、残念なことは、改装Openして以来写真撮影禁止。
そのかわり、詳細な画像入りデータベースが用意されている。<このページでサーチにキーワードを入れてみて>
サイトに登録すれば、画像をダウンロードすることもできる。
(無料だけれど、一度に30イメージ(画像)までしか、ダウンロードできない。何度にも分けての、ダウンロードは可能。)
では、博物館ジュエリーを自分で撮影して、研究、あるいは、楽しみたい・・・という場合、この場合は、大英博物館がおすすめ。
大英博物館といえばミイラ・・・、エジプトやローマの発掘品の博物館の印象。なので、ここにちょっと地味ながら、かなりの物量のジュエリー展示があることは、あまり知られていない。
このジュエリーを何回かに分けて、展覧してみよう。 まず今回は、ロマンティックな・・・19世紀の自然をモチーフにしたジュエリーを中心に。

ここでの私の一番のお気に入りは、これ。
19世紀フランス製ダイヤモンドとゴールドの、羽飾り型ジュエリー。
Tremblerと呼ばれるのだが、花がスプリング状のワイヤーに付けられていて、
微妙に振動するようにできている。
第二帝政崩壊後、イギリスに亡命したナポレオン3世皇后ウジェニーが売却したもの、といわれている。
<英文データベースはこのページ>

オークの葉を型どった、ダイアモンド使いのティアラ。イギリス、ロンドン、Hunt&Roskell製造 1855年ごろ。
これもTremblerで、キラキラ動くようにできている。
3つに分かれて、ブローチと櫛飾りとして使うこともできる。
<分解されたところのイメージ>
いかな、ヴィクトリアンの時代の貴婦人たちでも、ティアラはそれほど頻繁に身につける機会はなかったためか、
こんな風に、ブローチや髪飾りに分解して使えるようになっているデザインが多い。
<英文データベースはこのページ>

野バラの花束を型どった、クリソベリル使いのブローチ。フランス製1890年ごろ。
これも、一番大きなバラの花が、揺れるデザイン。
19世紀中頃、自然をモチーフにした、宝石使いのブローチが流行した。
<英文データベースはこのページ>

スミレを型どった、シトリンとアメジスト使いのブローチ。フランス製1890年ごろ。
これも上の野バラと同じ頃に作られた、自然モチーフのジュエリー。
データベースは上記と同じ。

プラタナスの実と葉を型どった、アメジスト使いのブローチ。1850年ごろイギリス製。
葉や枝の表現がとても巧みで、リアル・・・。
<英文データベースはこのページ>

バスケットに入った果物を型どった、パールとゴールドのブローチ。おそらくイギリス製、19世紀。

レッド・カラントの房を型とった、カーネリアンとゴールドのブローチ。おそらくオーストリー製1840年ごろ。
本当にみずみずしくって・・・レッドカラントにそっくり!!
<英文データベースはこのページ>

ブドウをついばむ鳥、アメジストとゴールドのブローチ。おそらくイギリス製1840年ごろ。
花束や、果物と並んでよくモチーフに取り上げられたのが、鳥のイメージ。
<英文データベースはこのページ>

1826~1875年ころ、おそらくフランス製。
鳥のイメージといえば、このブローチ。
ゴールド製ではなく金張りで、宝石ではなく、細かいボヘミアンガラス石が嵌め込まれている。
高価なものではないのだろうけれど、デザインがとてもかわいい。
<英文データベースはこのページ>

イギリス製、1850-80年ごろ。
そしてこの、ターコイズと鳥の組み合わせのシリーズは、とても流行したようで、いくつも収蔵されている。
鳥がくわえている花は、Forget-me-not(わすれなぐさ)。ターコイズの石の色も、この花を象徴する。
「忘れないよ>いつも心に留めているからね」という、ヴィクトリアン期の、ロマンティックかつ、
センチメンタルなメッセージが込められた、ジュエリー。
いっぱいありすぎて・・・データベースがどれだか確定できなかった・・・Phew・・・。

イギリス製、1850-80年ごろ。
どんなにいっぱいあるかというと・・・こういう感じ。

ヴィネグレット・ブローチ、イギリス製、1820-40年頃。ターコイズとルビー使いシルバーとゴールド製
センチメンタルの続きで、これも「忘れないで」のメッセージジュエリー。
ヴィネグレットというのは、小さな容器(手とカフスのモチーフ下のに隠されている)のことで、
香りを付けたヴィネガーや塩が入れられた。
イギリスのまずい食事を、どうこうしようというのではなくて、
当時コルセットで不健康なほど、体を締め上げているご婦人方は、すぐに気分が悪くなったり、気を失ったりしがち。
そんなときにこれを嗅がせる、一種の「気付け薬」なのだそう。
<英文データベースはこのページ>

わすれなぐさとブドウの葉を型どった、ターコイズとゴールドのジュエリーセット。イギリス製、1837-46年ごろ。
ブドウは、キリスト教信仰の象徴。
ネックレス、ブレスレット、ブローチ、イヤリングのセット。
ネックレスに、ブレスレットを足すことによって、長いネックレスとしても使える・・・、
のではないかな、と、これは私の想像。
<英文データベースはこのページ>

麦の穂とすずらんを型どった、パールとエメラルド使いのゴールド・ブローチ。
イギリス、ポーツマス、H.M. EMANUEL & SONS製造、1850年ごろ。
麦の穂は祝福や豊穣の象徴で、すずらんは聖母マリアの流した涙が、この花になったという伝説がある他に、
謙譲を象徴している。
<英文データベースはこのページ>

カメリアを型どった、染色アイボリーとゴールドのブローチ。イギリス製、1860年ごろ。
繊細な花びらはお見事・・・そして香りが漂ってきそうなほどリアル。
<英文データベースはこのページ>

イギリス製、1826-75年。
このぽってりしたバラの花は、アイボリーではなくて、シェル。
バラ、わすれなぐさに小鳥・・・で、ロマンティック満載のブローチ。
<英文データベースはこのページ>

スミレを型どった、染色アイボリーとゴールドのブローチとイヤリングセット。
イギリス、チェルトナム、Martin, Baskett & Martin製造、1850年ごろ。
スミレは「謙譲」を象徴するモチーフ。
<英文データベースはこのページ>

エナメル彩のストロベリー・モチーフを、カルセドニー・ベースにとめつけたブローチ。イギリス製、1830年ごろ。
ストロベリーというのは、モチーフとしては、珍しい方。あまり見かけない。
<英文データベースはこのページ>
今回のジュエリーはすべて、British Museum、 Room 47 (ヨーロッパ1800-1900年)所蔵。
この部屋は、ミュージアムの2階部にあって、2階部のフロア・マップは<このページ>。右下の方にRoom 47が見える。
次回も、British Museumのジュエリーより。
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ノルマンディー旅行 -フェリーとドライヴ
- 2011-11-24 Thu 10:00:00
- 日記
今回は長々引っ張ったノルマンディー話の最終回で、ドライヴやフェリーの話をいろいろ・・・。
南イングランドに住んでいると、ノルマンディーは意外と近い。ただし、車があれば・・・の話。
ペーターおじさんを訪ねるにあたって、最大の問題は、私が車を運転しないこと、配偶者氏も運転しない。
どちらも都会生まれ、都会育ち、現在も交通の便利な郊外暮らしなので、車の必要性はほとんど感じていない。
幸い友人のDanaさんが免許を持っていることが本人申告で判明。
そもそも、Danaさんもペーターおじさんの作品に「Fall in love」、そして、なんとか訪問することができないものかなぁ・・・と言い出した「言いだしっぺ」なので、ドライヴァー参加してくれることになった。
以前に書いたかと思うが、車はレンタカーのAVISで借り出した。
「ミニ」クラスの2ドア最小車を、9日間借りて、190ポンド。
海外持ち出し追加チャージは、基本料金の60%上乗せ・・・というのが相場のようで、115ポンドの追加金。
合計で、305ポンド。(2011年8月の話)
フェリーはスケジュールと予算から、LDラインのPortsmouth-Le Havre往復、乗用車1台に2人乗員で、トータル約200ポンド。
ちょっと高級め、の方の、Britany(ブリタニー)フェリーだと、300ポンド弱だったように思う。
なにしろ、ユーロスターでしかフランスに行ったことがないので、一日に何便も出ているのがあたりまえのように思っていたら、フェリーは航空便並みに便数が少ない。1日2便そのうち1便は朝か、夜。 (夜だと、フェリー上で一泊ということになる。)
そのフェリーも高速便(3時間)が出ているものと、通常便(5時間)のものがある。
ユーロスター、パリ経由、鉄道でFlers駅に向かい、おじさんにピックアップしてもらうか、タクシー、の案も出たが、これではシャトー滞在中の私たちの動きが取れない。 そして、夏トップシーズンの、パリの宿の取り難さにも、恐れをなした・・・。
カメラ機材を持ち込んだり、滞在中の食料品を持ち込んだり、そして、小さいものとはいえ、おじさんの箱作品をどちらも購入したので、レンタカーで大正解。 労力に換算すると、結果的に安上がりということになった。
フェリーは、U.K.サイドはPortsmouth(ポーツマス)とDover(ドーヴァー)がメインの港。
うちはロンドン南西部で、A3モーターウェイを下ると、そのままPortsmouthに直行できるので、これもまた、便利。
朝8時半のフェリーを選んだので、前日にレンタカーを借り出して、Danaさんはうちのリヴィングルームに泊り込み、翌朝は5時にドライブ開始。
なんともブレブーレの写真なんだけれど、早朝明けやらぬ時間帯のA3モーターウェイ、Hindhead(ハインドヘッド)トンネルの入り口。
この一帯は、以前は峠越しして街中を通過する、A3上唯一の1レーン箇所で、いつでも渋滞が問題になっていたところ。
4年前からの大工事の、2レーンずつのトンネルが、まるで我々の旅行に合わせたかのように、2週間前にオープン。
このトンネルの完成を、部外者ながら、心待ちにしていた次第で・・・思わず撮影。

早朝のためもあって、独占走行。「関係者の皆さん、我々のために、どうもありがとう。」(笑)

なにしろ、早朝なので道もすいている。あっという間にPortsmouthに着いてしまう。
走行時間1時間15分。
この日は天気悪し、夜から朝にかけて、雨が降ったりやんだり。
この後、港で延々と待つ・・・。

雨足は強くなったが・・・待ってるうちに朝が明けてきた。

8時を過ぎてからようやく、乗り込み開始。
これがまた時間のかかる作業。
結局、ブッキングの案内で脅かされていたように、
40分前に着いていないと乗り込めないケースがある・・・、というのは多分ウソ。
でもまあ、モーターウェイで渋滞して焦るより、早く着きすぎる方がいいに決まってるのだが・・・。
結局、なにが問題だったのか知らないのだが、30分遅れで9時に出航。
フェリーは潮との関連もあり、ダイヤはかなりアバウトにできているもののよう。

Portsmouthは軍港でもあるので、軍用船が並んでいる。

1860年建造の、HMS Warriorが停泊している、Portsmouth Historic Dockyardを、

海側から眺めながら、フェリーは出港。

オールドタウン(旧市街)の眺め。

ヨットハーバーを過ぎると・・・、

もうPortsmouthは、はるかかなた。
再び黒く重い雨雲が横切っていく。

鳥類に詳しい博物マニアのDanaさんが、Gannet(カツオドリ)を発見。
Gul(かもめ)はいくらでもいるのだけれど、かもめより大きくて、飛ぶ姿が葉巻状になるのが特徴とか。
北イギリスの海岸に多いが、南イギリスや北フランスの海岸線にもコロニーがあるらしい。

ノルマンディーに近付くにつれて、少し天候も持ち直してきた。

行きは3時間の高速便なので、フェリーの中をうろうろしている間に、すぐについてしまった印象。
それでも、途中またまた遅れこんでいて、予定よりは1時間半遅れの到着。

なので、行きにHonfleurによる案はすでに変更になっていて、Honfleurで降りずに、
そのまま、ノルマンディー・モーターウェイをCaen方面に向けて突っ走る予定。
Le Havreでのフランス入国審査は・・・なく(そもそも、一体どこにそんなものが、あったのだろうか?)、そのまま、LeHavreの街路に出てしまう。
ここからは、モーターウェイのサインにしたがって、N592のモーターウェイに向かう。
Tomtomことカーナビより、自分たちの方向感を信用している我々は、高くつくカーナビは借りなかった。
そのかわり、Google Streetで道順の要所を予行演習をして、「ナビ」担当の私は、モーターウェイの乗り換え、ストリート・ヴューなどを、Googleマップ・Googleストリートを駆使して、スクリーン・スニップ>プリントアウトを繰り返し、自分達用ロードマップを作成。

コラージュにしたけれど、こんなもの。
これを道順に従って、クリア・ファイルに入れておいた。
まめなのか、暇なのか・・・の下準備の甲斐あって、一度も道に迷わず、
「Tomtomより性能のいい、Kotomtom」の称号をDanaさんから頂戴する。

N526に乗るとすぐに、ノルマンディー橋を超える。
1999年に日本の多々良大橋に世界記録を奪われるまで、
4年間世界最長の橋だったそうで、高さも50m近い。
我々のチビ車かろうじて登りきることができた・・・。

下からの眺めは、なかなかコンテンポラリーアートしている。
その後、ノルマンディー・モーターウェイこと、A13に乗り換えて、Caen方面に向かって快走。

その頃には天候も回復・・・なのだけれど、妙にアーティーで造形的な雲がメキメキ。
Caenの環状道路を通って、11番出口からはD962・D962のカントリーレーンへ。
といっても、ここはまだ幹線道路なので、2レーンの部分もあり、整備されていて走りやすい。
そのまま、Flersの町で一旦停車、食品買出しをしてシャトーへ無事到着。

これはシャトー近辺の田舎道をドライブしていたイメージ。
なにしろ、手振れしているので、レイヤーコラージュでごまかす。


------------------------------------------------
帰りは、前回のHonfleurを3時過ぎに出発。
ノルマンディー橋を越えれば、Le Havreのフェリーポートまで、40分ぐらいで着いてしまった。

帰りのフェリーは5時間かかる大型船。
なので、大型貨物トラックも、次々乗り込んでくる。

今回は遅れずに、時間通りの出港。

フェリーや貨物線が行き来して、横がコンビナートのLe Havre港の東側で、即海水浴・・・
ってのも、いかがなものかね、と思うのだが・・・。
まぁ、みなさんあまり水は、飲みこまないように気をつけてね。

また来るときまで、さようなら、ノルマンディー。

イングランドに近づくにつれて、ドリズル(小ぬか雨)が、お出迎え。

海峡に沈む夕日・・・なんて撮りたかったのだが、再びあいにくの悪天候。
やむなく、波を撮ったりして遊んでいた。
長時間の乗り物が大嫌いな私なのだが、船内をうろついたり、ダイナーで夕食を食べたり、夕寝したりしていたら、すぐに時間は過ぎて、Portsmouthに到着。ドリズルにめげて、残念ながらPortsmouthの夕景色は撮らずじまい。
Portsmouthでは下船後、ちゃんと簡単だがU.K.には入国審査。
ブリティッシュの私は、U.K.パスポートのみでO.K.なのだが、日本人のDanaさんは、フェリー船内で入国審査票をもらって記入する必要があった。
知らなくて、審査票書いてなくても、その場で係員が記入してよしとしてくれるような、親切な入国審査だったけど・・・。
このあとも、順調にA3をひた走って、再び我が家に到着。
Danaさんはまた、一泊して、翌日車を返却。
無事、我々の楽しいノルマンディードライヴ終了。Danaさんお疲れ様でした^^。
南イングランドに住んでいると、ノルマンディーは意外と近い。ただし、車があれば・・・の話。
ペーターおじさんを訪ねるにあたって、最大の問題は、私が車を運転しないこと、配偶者氏も運転しない。
どちらも都会生まれ、都会育ち、現在も交通の便利な郊外暮らしなので、車の必要性はほとんど感じていない。
幸い友人のDanaさんが免許を持っていることが本人申告で判明。
そもそも、Danaさんもペーターおじさんの作品に「Fall in love」、そして、なんとか訪問することができないものかなぁ・・・と言い出した「言いだしっぺ」なので、ドライヴァー参加してくれることになった。
以前に書いたかと思うが、車はレンタカーのAVISで借り出した。
「ミニ」クラスの2ドア最小車を、9日間借りて、190ポンド。
海外持ち出し追加チャージは、基本料金の60%上乗せ・・・というのが相場のようで、115ポンドの追加金。
合計で、305ポンド。(2011年8月の話)
フェリーはスケジュールと予算から、LDラインのPortsmouth-Le Havre往復、乗用車1台に2人乗員で、トータル約200ポンド。
ちょっと高級め、の方の、Britany(ブリタニー)フェリーだと、300ポンド弱だったように思う。
なにしろ、ユーロスターでしかフランスに行ったことがないので、一日に何便も出ているのがあたりまえのように思っていたら、フェリーは航空便並みに便数が少ない。1日2便そのうち1便は朝か、夜。 (夜だと、フェリー上で一泊ということになる。)
そのフェリーも高速便(3時間)が出ているものと、通常便(5時間)のものがある。
ユーロスター、パリ経由、鉄道でFlers駅に向かい、おじさんにピックアップしてもらうか、タクシー、の案も出たが、これではシャトー滞在中の私たちの動きが取れない。 そして、夏トップシーズンの、パリの宿の取り難さにも、恐れをなした・・・。
カメラ機材を持ち込んだり、滞在中の食料品を持ち込んだり、そして、小さいものとはいえ、おじさんの箱作品をどちらも購入したので、レンタカーで大正解。 労力に換算すると、結果的に安上がりということになった。
フェリーは、U.K.サイドはPortsmouth(ポーツマス)とDover(ドーヴァー)がメインの港。
うちはロンドン南西部で、A3モーターウェイを下ると、そのままPortsmouthに直行できるので、これもまた、便利。
朝8時半のフェリーを選んだので、前日にレンタカーを借り出して、Danaさんはうちのリヴィングルームに泊り込み、翌朝は5時にドライブ開始。
なんともブレブーレの写真なんだけれど、早朝明けやらぬ時間帯のA3モーターウェイ、Hindhead(ハインドヘッド)トンネルの入り口。
この一帯は、以前は峠越しして街中を通過する、A3上唯一の1レーン箇所で、いつでも渋滞が問題になっていたところ。
4年前からの大工事の、2レーンずつのトンネルが、まるで我々の旅行に合わせたかのように、2週間前にオープン。
このトンネルの完成を、部外者ながら、心待ちにしていた次第で・・・思わず撮影。

早朝のためもあって、独占走行。「関係者の皆さん、我々のために、どうもありがとう。」(笑)

なにしろ、早朝なので道もすいている。あっという間にPortsmouthに着いてしまう。
走行時間1時間15分。
この日は天気悪し、夜から朝にかけて、雨が降ったりやんだり。
この後、港で延々と待つ・・・。

雨足は強くなったが・・・待ってるうちに朝が明けてきた。

8時を過ぎてからようやく、乗り込み開始。
これがまた時間のかかる作業。
結局、ブッキングの案内で脅かされていたように、
40分前に着いていないと乗り込めないケースがある・・・、というのは多分ウソ。
でもまあ、モーターウェイで渋滞して焦るより、早く着きすぎる方がいいに決まってるのだが・・・。
結局、なにが問題だったのか知らないのだが、30分遅れで9時に出航。
フェリーは潮との関連もあり、ダイヤはかなりアバウトにできているもののよう。

Portsmouthは軍港でもあるので、軍用船が並んでいる。

1860年建造の、HMS Warriorが停泊している、Portsmouth Historic Dockyardを、

海側から眺めながら、フェリーは出港。

オールドタウン(旧市街)の眺め。

ヨットハーバーを過ぎると・・・、

もうPortsmouthは、はるかかなた。
再び黒く重い雨雲が横切っていく。

鳥類に詳しい博物マニアのDanaさんが、Gannet(カツオドリ)を発見。
Gul(かもめ)はいくらでもいるのだけれど、かもめより大きくて、飛ぶ姿が葉巻状になるのが特徴とか。
北イギリスの海岸に多いが、南イギリスや北フランスの海岸線にもコロニーがあるらしい。

ノルマンディーに近付くにつれて、少し天候も持ち直してきた。

行きは3時間の高速便なので、フェリーの中をうろうろしている間に、すぐについてしまった印象。
それでも、途中またまた遅れこんでいて、予定よりは1時間半遅れの到着。

なので、行きにHonfleurによる案はすでに変更になっていて、Honfleurで降りずに、
そのまま、ノルマンディー・モーターウェイをCaen方面に向けて突っ走る予定。
Le Havreでのフランス入国審査は・・・なく(そもそも、一体どこにそんなものが、あったのだろうか?)、そのまま、LeHavreの街路に出てしまう。
ここからは、モーターウェイのサインにしたがって、N592のモーターウェイに向かう。
Tomtomことカーナビより、自分たちの方向感を信用している我々は、高くつくカーナビは借りなかった。
そのかわり、Google Streetで道順の要所を予行演習をして、「ナビ」担当の私は、モーターウェイの乗り換え、ストリート・ヴューなどを、Googleマップ・Googleストリートを駆使して、スクリーン・スニップ>プリントアウトを繰り返し、自分達用ロードマップを作成。

コラージュにしたけれど、こんなもの。
これを道順に従って、クリア・ファイルに入れておいた。
まめなのか、暇なのか・・・の下準備の甲斐あって、一度も道に迷わず、
「Tomtomより性能のいい、Kotomtom」の称号をDanaさんから頂戴する。

N526に乗るとすぐに、ノルマンディー橋を超える。
1999年に日本の多々良大橋に世界記録を奪われるまで、
4年間世界最長の橋だったそうで、高さも50m近い。
我々のチビ車かろうじて登りきることができた・・・。

下からの眺めは、なかなかコンテンポラリーアートしている。
その後、ノルマンディー・モーターウェイこと、A13に乗り換えて、Caen方面に向かって快走。

その頃には天候も回復・・・なのだけれど、妙にアーティーで造形的な雲がメキメキ。
Caenの環状道路を通って、11番出口からはD962・D962のカントリーレーンへ。
といっても、ここはまだ幹線道路なので、2レーンの部分もあり、整備されていて走りやすい。
そのまま、Flersの町で一旦停車、食品買出しをしてシャトーへ無事到着。

これはシャトー近辺の田舎道をドライブしていたイメージ。
なにしろ、手振れしているので、レイヤーコラージュでごまかす。


------------------------------------------------
帰りは、前回のHonfleurを3時過ぎに出発。
ノルマンディー橋を越えれば、Le Havreのフェリーポートまで、40分ぐらいで着いてしまった。

帰りのフェリーは5時間かかる大型船。
なので、大型貨物トラックも、次々乗り込んでくる。

今回は遅れずに、時間通りの出港。

フェリーや貨物線が行き来して、横がコンビナートのLe Havre港の東側で、即海水浴・・・
ってのも、いかがなものかね、と思うのだが・・・。
まぁ、みなさんあまり水は、飲みこまないように気をつけてね。

また来るときまで、さようなら、ノルマンディー。

イングランドに近づくにつれて、ドリズル(小ぬか雨)が、お出迎え。

海峡に沈む夕日・・・なんて撮りたかったのだが、再びあいにくの悪天候。
やむなく、波を撮ったりして遊んでいた。
長時間の乗り物が大嫌いな私なのだが、船内をうろついたり、ダイナーで夕食を食べたり、夕寝したりしていたら、すぐに時間は過ぎて、Portsmouthに到着。ドリズルにめげて、残念ながらPortsmouthの夕景色は撮らずじまい。
Portsmouthでは下船後、ちゃんと簡単だがU.K.には入国審査。
ブリティッシュの私は、U.K.パスポートのみでO.K.なのだが、日本人のDanaさんは、フェリー船内で入国審査票をもらって記入する必要があった。
知らなくて、審査票書いてなくても、その場で係員が記入してよしとしてくれるような、親切な入国審査だったけど・・・。
このあとも、順調にA3をひた走って、再び我が家に到着。
Danaさんはまた、一泊して、翌日車を返却。
無事、我々の楽しいノルマンディードライヴ終了。Danaさんお疲れ様でした^^。
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ノルマンディーの町や村 - Honfleur(オンフルール)-2-
- 2011-11-21 Mon 10:00:00
- 場所
ノルマンディーの港町、 Honfleur(オンフルール)のイメージの続編で、今回は裏通り。
なのだけれど、その前にちょっとお知らせ。
右コラム下のメール・フォームが、もしかすると時々ちゃんと機能していないかも・・・。
送ってもらったメールが、実は届いていなかったケースが、いくつか判明。
明らかにスパム(迷惑メール)でない限り、返事出してますが、もし「メールしたのにスルーされた!?」という方がいらしたら、kotorich@googlemail.comまで、よかったらまたメールください、ヨロシク^^。
さて、本編。
表通りもステキぶりが発揮されているのだが、この町の裏通りにも古い町並みが保存されていて、それがまた魅力の一つ。
また、15世紀後半に建造がさかのぼる、Saint-Catherine's Church(サン・カトリーヌ教会)が町の中心に建っている。
まずは、この教会のイメージから。

教会の前に立つベル・タワー(鐘楼)。

ベルタワーと教会。

教会のドアは古い木製で、15-16世紀のルネッサンス様式のパターン。

中は暗く保たれている。木造建築の教会を見ることは、あまりない。

側翼の壁を埋めつくす「ありがとう」メッセージ。
サン・テレーズ聖人に願をかけたら、かなったということ・・・だろうか?

その側翼の聖人様たち。
「ありがとうパネル」の数でその実力がフィードバッツクされている?(笑)。

ステンドグラスとシャンデリア。

香油壷を持つ、マグダラのマリア・・・かな?

木彫パネルはいかにも、16世紀な感じ。
教会を出て、町の裏通りを散策に向かう。

ホテルやギャラリー、ブロカンテの店が並ぶ、

石畳の坂道を上っていくと、

タイムスリップしたような町並み。

このrue de la Bavole(バヴォール通り)は、印象派のモネも描いている。

古いドーマー窓。

ちょっとした路地もすべて昔風・・・。


アイビーが色づき始めている。

十字路を見下ろすマリア様。

古い家、

古い空き家の窓、

ノスタルジックにゆれるカーテン。

郵便受け。

これは昔のポンプ。通りで共同で使われていたのだろう。

歩き回って・・・、また表通りに。
もっと散策してみたかったのだが、なにしろ午後の帰りのフェリーの時間が、迫ってきている。
名残惜しいけれど、車に乗り込んで出発。
また次回ノルマンディーに来るときには、今度こそゆっくり滞在したいもの・・・。
なのだけれど、その前にちょっとお知らせ。
右コラム下のメール・フォームが、もしかすると時々ちゃんと機能していないかも・・・。
送ってもらったメールが、実は届いていなかったケースが、いくつか判明。
明らかにスパム(迷惑メール)でない限り、返事出してますが、もし「メールしたのにスルーされた!?」という方がいらしたら、kotorich@googlemail.comまで、よかったらまたメールください、ヨロシク^^。
さて、本編。
表通りもステキぶりが発揮されているのだが、この町の裏通りにも古い町並みが保存されていて、それがまた魅力の一つ。
また、15世紀後半に建造がさかのぼる、Saint-Catherine's Church(サン・カトリーヌ教会)が町の中心に建っている。
まずは、この教会のイメージから。

教会の前に立つベル・タワー(鐘楼)。

ベルタワーと教会。

教会のドアは古い木製で、15-16世紀のルネッサンス様式のパターン。

中は暗く保たれている。木造建築の教会を見ることは、あまりない。

側翼の壁を埋めつくす「ありがとう」メッセージ。
サン・テレーズ聖人に願をかけたら、かなったということ・・・だろうか?

その側翼の聖人様たち。
「ありがとうパネル」の数でその実力がフィードバッツクされている?(笑)。

ステンドグラスとシャンデリア。

香油壷を持つ、マグダラのマリア・・・かな?

木彫パネルはいかにも、16世紀な感じ。
教会を出て、町の裏通りを散策に向かう。

ホテルやギャラリー、ブロカンテの店が並ぶ、

石畳の坂道を上っていくと、

タイムスリップしたような町並み。

このrue de la Bavole(バヴォール通り)は、印象派のモネも描いている。

古いドーマー窓。

ちょっとした路地もすべて昔風・・・。


アイビーが色づき始めている。

十字路を見下ろすマリア様。

古い家、

古い空き家の窓、

ノスタルジックにゆれるカーテン。

郵便受け。

これは昔のポンプ。通りで共同で使われていたのだろう。

歩き回って・・・、また表通りに。
もっと散策してみたかったのだが、なにしろ午後の帰りのフェリーの時間が、迫ってきている。
名残惜しいけれど、車に乗り込んで出発。
また次回ノルマンディーに来るときには、今度こそゆっくり滞在したいもの・・・。
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ノルマンディーの町や村 - Honfleur(オンフルール)-1-
- 2011-11-18 Fri 10:00:00
- 場所
ノルマンディーに同行してくれたDanaさんは、かつてノルマンディーを自転車旅行した経験あり。
Honfleurは、彼女の一押しお勧めの町で、「ここ抜きのノルマンディー旅行はありえない!!」と断言。
今回はフェリーのタイムテーブルやら、我々のスケジュールやら(予算やら)を、すり合わせてみたら、Portsmouthハーバー朝出立、LDラインフェリーでLe Havreに昼過ぎ着、というスケジュールになった。
Le HavreからHofleurは、セーヌ河口湿地帯を越えるノルマンディー橋を超えれば、ほんの向かい側。フェリー便の行きと帰りに、立ち寄る予定にしていた。
残念ながら「行き」に立ち寄る案は、フェリーが予定より1時間半遅れてLe Havreに到着。まだノルマンディードライヴにも慣れていなくて、距離感、時間間隔がつかめない上に、超ローカルな村道を探し当てていくシャトーへの最終アプローチは、断然日の明るいうちにこなしたい。 なので、帰りによるというスケジュールに、急遽変更。
そんなわけで、帰りのHonfleurには、いやがおうにも盛り上がる期待感・・・(笑)。
ここはよほど人気の町なのか、大きな駐車場が2ヶ所、海岸側と、モーターウェイからのアプローチ地区にあり。
駐車スペース争奪戦が、相当トラウマになっている我々でも、余裕のパーキング。
そもそも、この日は朝早くにDeauville(ドーヴィル)のホテルを出発していたので、ローカル海岸ルートを走ってきても、10時前にはHonfleur到着。 なので、余裕の駐車スペースだったのかも。

レストラン風景。

町並み。


どこもかしこも、ステキ満載で演出されていて、
まずはカフェ・レストランに入るしかない・・・と思わせるようにできている。

フレンチ雑誌から抜け出してきたかのような、おねえさん。

もうこうなったら、ハーヴァー前の一番「いかにも絵になる」カフェに座ってみよう。

お茶をしているうちにランチタイムになり、そのままランチをここで。
海辺に来ると、パブロフの犬的条件反射で、シーフードを食べたくなる私は、ブイヤベース。

そして、なし崩し的にシャーベットがデザート。
観光地にもかかわらず、Deauvilleほど法外バブルな値段を吹っかけられることもなく、
ロンドン人には快適な価格帯。

看板までかわいい・・・。

裏通りにも、レトロなカフェ在り。次回はここでお茶しよう。

シーフードがやはり名産で、このシーフード・パテ、買って帰ったら、美味しくてやみつきになりそう。

同じメーカーの、レトロなパッケージ。
フランス海岸地域に卸しているメーカーのもので、「ここ」で作っているわけではないのだけれども・・・。

こちらは、ノルマンディー名物のサイダー(りんご酒)。
アルコール・アレルギーなのが残念・・・。

食料品店のウィンドウもレトロ感漂う・・・。

同じお店にて。

ハーバーのそばで出会ったかわいい「いぬき」。

ポッシュなホテル。
本当はこの町に泊まりたかったのだけれど、一ヵ月半前という微妙なタイミングでブッキングしようとしたら、
我々の予算に合うような宿は全くなかった・・・。
ゆえに、Deauvilleのプロモーション中のホテルに泊まることに・・・。

裏路地から覗いてみる・・・。
いかにも「観光地!!ホリデー!!」という表通りのイメージを並べてみたが、次回は続編で、古い教会と裏通りの古い町並みを中心に。
Honfleurは、彼女の一押しお勧めの町で、「ここ抜きのノルマンディー旅行はありえない!!」と断言。
今回はフェリーのタイムテーブルやら、我々のスケジュールやら(予算やら)を、すり合わせてみたら、Portsmouthハーバー朝出立、LDラインフェリーでLe Havreに昼過ぎ着、というスケジュールになった。
Le HavreからHofleurは、セーヌ河口湿地帯を越えるノルマンディー橋を超えれば、ほんの向かい側。フェリー便の行きと帰りに、立ち寄る予定にしていた。
残念ながら「行き」に立ち寄る案は、フェリーが予定より1時間半遅れてLe Havreに到着。まだノルマンディードライヴにも慣れていなくて、距離感、時間間隔がつかめない上に、超ローカルな村道を探し当てていくシャトーへの最終アプローチは、断然日の明るいうちにこなしたい。 なので、帰りによるというスケジュールに、急遽変更。
そんなわけで、帰りのHonfleurには、いやがおうにも盛り上がる期待感・・・(笑)。
ここはよほど人気の町なのか、大きな駐車場が2ヶ所、海岸側と、モーターウェイからのアプローチ地区にあり。
駐車スペース争奪戦が、相当トラウマになっている我々でも、余裕のパーキング。
そもそも、この日は朝早くにDeauville(ドーヴィル)のホテルを出発していたので、ローカル海岸ルートを走ってきても、10時前にはHonfleur到着。 なので、余裕の駐車スペースだったのかも。

レストラン風景。

町並み。


どこもかしこも、ステキ満載で演出されていて、
まずはカフェ・レストランに入るしかない・・・と思わせるようにできている。

フレンチ雑誌から抜け出してきたかのような、おねえさん。

もうこうなったら、ハーヴァー前の一番「いかにも絵になる」カフェに座ってみよう。

お茶をしているうちにランチタイムになり、そのままランチをここで。
海辺に来ると、パブロフの犬的条件反射で、シーフードを食べたくなる私は、ブイヤベース。

そして、なし崩し的にシャーベットがデザート。
観光地にもかかわらず、Deauvilleほど法外バブルな値段を吹っかけられることもなく、
ロンドン人には快適な価格帯。

看板までかわいい・・・。

裏通りにも、レトロなカフェ在り。次回はここでお茶しよう。

シーフードがやはり名産で、このシーフード・パテ、買って帰ったら、美味しくてやみつきになりそう。

同じメーカーの、レトロなパッケージ。
フランス海岸地域に卸しているメーカーのもので、「ここ」で作っているわけではないのだけれども・・・。

こちらは、ノルマンディー名物のサイダー(りんご酒)。
アルコール・アレルギーなのが残念・・・。

食料品店のウィンドウもレトロ感漂う・・・。

同じお店にて。

ハーバーのそばで出会ったかわいい「いぬき」。

ポッシュなホテル。
本当はこの町に泊まりたかったのだけれど、一ヵ月半前という微妙なタイミングでブッキングしようとしたら、
我々の予算に合うような宿は全くなかった・・・。
ゆえに、Deauvilleのプロモーション中のホテルに泊まることに・・・。

裏路地から覗いてみる・・・。
いかにも「観光地!!ホリデー!!」という表通りのイメージを並べてみたが、次回は続編で、古い教会と裏通りの古い町並みを中心に。
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ノルマンディーの町や村 -Trouville(トルーヴィル)とDeauville (ドゥーヴィル)
- 2011-11-15 Tue 21:21:38
- 場所
話は再び、ノルマンディー旅行に戻って、今回は海岸の町Trouville(トルーヴィル)とDeauville (ドゥーヴィル)のイメージ。
この2つの町はTouques(トゥーク)川を挟んで向かいあわせ、どちらも海岸に面している。
パリからの鉄道がドゥーヴィルまで来ているので、19世紀からパリジャンのリゾート地として人気があったらしい。
イギリスで言えばさしずめ、Brightonといった感じだろうか。
ドゥーヴィルは、現在ではカンヌ的なる映画祭が催されたりしているようで、ハリウッド高級系の(悪く言えばなり上がり的なる・・・)ちょっと「ギトギト」した感じが漂っているような・・・。
一方お向かいのトルーヴィルはここは、もう・・・のどかな海水浴リゾート。ちょっとひなびた町の感じも、どことなく懐かしい。アンティーク・ブロカンテ屋さんが多いのも、我々には好もしい。
Netでドゥーヴィルのハーヴァー近くに、上手く安くでホテルを見つけたので、滞在はドゥーヴィル側。 しかし、先にトルーヴィル側に車を停めて、海水浴・・・はしなかったが、海岸を散策してみることに。
この「車を停めて」と簡単に言うのだが、これが再び大問題。 この日は海水浴日和のいいお天気で、バイユーからここまでたどり着いたときにはもう、午後。海水浴客で駐車場満杯・・・しばらくグルグル回って、一つ車の出た後に、かろうじてパーキングすることができた。

海だっ!!

なんだけれど・・・超遠浅。泳ぐというよりか・・・これでは潮干狩り。

カラフルなビーチテントはフランス的。
イギリスだと、ビーチ・ハット(小屋)といって、やはりカラフルなのだけれど、物置小屋のようなものが立ち並ぶ。

子供向けの娯楽「ロバ乗り」のロバ君。
そんなにつらい仕事ではないのだが、いつでも少し哀しそう。

こういう屋根の傾斜の強い、木造の構造の建物がノルマンディーの特徴のよう。

海岸に面した通りは軒並み、典型的なノルマンディースタイルの建物のホテルが立ち並ぶ。

リゾート・モードのカフェ。

ちょっとひなびたハイストリート。

古い窓。カラーモザイク状のガラスがかわいい。

ブロカンテ屋さんのウィンドウも、海モード。

裏通りの住宅街にあったヴィンテージやさん。

静かなカフェにたたずむ粋なおじ様・・・と思って撮ったのだけれど、
仏人にあるまじき・・・テキストしていた。
海峡を挟んで、イギリスからも近いリゾート地なので、無粋な英人かも・・・(笑)。

裏路地を覗き込む傾向あり・・・の我々。

町の真ん中に教会あり。

もちろんここも開いているので、少し拝見。

私好みの彫像。

教会を出て、また町を散策に向かう。

店のショーウインドウに写りこむ町並み。

一方こちらは、ドゥーヴィル側。
整備された道路の真ん中に噴水、で、なぜだか星条旗が立ち並ぶ。
「ハリウッド御一行様歓迎」・・・なのかな?

晩ごはんはホテルのあるドゥーヴィルで、と予定していたら、田舎町なのに、ロンドン以上のレストラン食価格に挫折。
晩ごはんぬき・・・になりかけたが、やっと手ごろなパスタ・ピザ屋を見つけて、晩ごはんにありつく。
しかし、そこのメニューの一番上に「キャビア・パスタ 70ユーロ」
「キャビア・ピザ 70ユーロ」というのを見つけて、悪趣味にのけぞる。
う~ん、この町はあまり好きになれそうにないな・・・。

それでも海岸通の夕暮れはステキで・・・、

ホテルの部屋からの、ハーバーの眺めには満足^^。
翌朝は、この町を発って、ノルマンディーでも1-2を競う・・・チャーミングな町Honfleur(オンフルール)に向かう。
この話は、また次回に・・・。
この2つの町はTouques(トゥーク)川を挟んで向かいあわせ、どちらも海岸に面している。
パリからの鉄道がドゥーヴィルまで来ているので、19世紀からパリジャンのリゾート地として人気があったらしい。
イギリスで言えばさしずめ、Brightonといった感じだろうか。
ドゥーヴィルは、現在ではカンヌ的なる映画祭が催されたりしているようで、ハリウッド高級系の(悪く言えばなり上がり的なる・・・)ちょっと「ギトギト」した感じが漂っているような・・・。
一方お向かいのトルーヴィルはここは、もう・・・のどかな海水浴リゾート。ちょっとひなびた町の感じも、どことなく懐かしい。アンティーク・ブロカンテ屋さんが多いのも、我々には好もしい。
Netでドゥーヴィルのハーヴァー近くに、上手く安くでホテルを見つけたので、滞在はドゥーヴィル側。 しかし、先にトルーヴィル側に車を停めて、海水浴・・・はしなかったが、海岸を散策してみることに。
この「車を停めて」と簡単に言うのだが、これが再び大問題。 この日は海水浴日和のいいお天気で、バイユーからここまでたどり着いたときにはもう、午後。海水浴客で駐車場満杯・・・しばらくグルグル回って、一つ車の出た後に、かろうじてパーキングすることができた。

海だっ!!

なんだけれど・・・超遠浅。泳ぐというよりか・・・これでは潮干狩り。

カラフルなビーチテントはフランス的。
イギリスだと、ビーチ・ハット(小屋)といって、やはりカラフルなのだけれど、物置小屋のようなものが立ち並ぶ。

子供向けの娯楽「ロバ乗り」のロバ君。
そんなにつらい仕事ではないのだが、いつでも少し哀しそう。

こういう屋根の傾斜の強い、木造の構造の建物がノルマンディーの特徴のよう。

海岸に面した通りは軒並み、典型的なノルマンディースタイルの建物のホテルが立ち並ぶ。

リゾート・モードのカフェ。

ちょっとひなびたハイストリート。

古い窓。カラーモザイク状のガラスがかわいい。

ブロカンテ屋さんのウィンドウも、海モード。

裏通りの住宅街にあったヴィンテージやさん。

静かなカフェにたたずむ粋なおじ様・・・と思って撮ったのだけれど、
仏人にあるまじき・・・テキストしていた。
海峡を挟んで、イギリスからも近いリゾート地なので、無粋な英人かも・・・(笑)。

裏路地を覗き込む傾向あり・・・の我々。

町の真ん中に教会あり。

もちろんここも開いているので、少し拝見。

私好みの彫像。

教会を出て、また町を散策に向かう。

店のショーウインドウに写りこむ町並み。

一方こちらは、ドゥーヴィル側。
整備された道路の真ん中に噴水、で、なぜだか星条旗が立ち並ぶ。
「ハリウッド御一行様歓迎」・・・なのかな?

晩ごはんはホテルのあるドゥーヴィルで、と予定していたら、田舎町なのに、ロンドン以上のレストラン食価格に挫折。
晩ごはんぬき・・・になりかけたが、やっと手ごろなパスタ・ピザ屋を見つけて、晩ごはんにありつく。
しかし、そこのメニューの一番上に「キャビア・パスタ 70ユーロ」
「キャビア・ピザ 70ユーロ」というのを見つけて、悪趣味にのけぞる。
う~ん、この町はあまり好きになれそうにないな・・・。

それでも海岸通の夕暮れはステキで・・・、

ホテルの部屋からの、ハーバーの眺めには満足^^。
翌朝は、この町を発って、ノルマンディーでも1-2を競う・・・チャーミングな町Honfleur(オンフルール)に向かう。
この話は、また次回に・・・。
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Blurb本 -Peter Gabriëlse写真集
- 2011-11-12 Sat 10:00:00
- 写真
London食い倒れ撮影仕事も完成して、仕事の方はちょっと一段落。
一方、先月制作していた、ペーターおじさんの写真集も完成して、私の手元に1冊、おじさんの展覧室に12冊、オランダのディーラーのもとに12冊届けられている。
そしてすでにもう、Blurbブックストアで公開・販売中。<このページ>
今回は、このBlurb本作りの顛末。
自分の「覚書」でテクニカルなことをかなり書いているので・・・興味のない方はスルーして写真だけどうぞ^^。
これがその本で、表紙カヴァーと裏カヴァーはテクスチャーをバックグラウンドに使って、写真とタイトル等を入れたかったので、Photoshopで構成したものを、写真全面使いのレイアウトに落とし込んだ。
これまでも何度かこの標本箱ブログで、Blurb本作りの話を書いているが<これらのページ>、今回の新しい「課題」は、プリントする前に複数の関係者が、内容を確認して共同で編集すること。
つまり、今回の場合、私の作った「ドラフト版」をおじさんに見てもらって、入れたい写真、省きたい写真、写真にキャプションを付けたいなら、その内容等を指示出ししてもらうということ。
もし、お互いにPC上の作業に慣れている人たちなら、それぞれがBlurbの本作りソフトBookSmart®をPCにダウンロードして、ドラフト版で仮制作された内容を、Book smartのページ上のFile>Export>Export Book Projectをクリックして、bookexport extension Fileを作り、CD・DVDかUSBドライブに落とし込んで、あるいはファイル転送方式で先方に渡す。
先方はまた、そのファイルを自分のPC上のBookSmart®で開いて、編集を続ける・・・というやり方がある。
(私自身はやったことはないが、詳しいやり方は英文だけれど、Blurbの<このページ>に)
私達の場合、私が重いファイルを転送するシステムを使っていないこと(画像だけならば、Picasa Web Albumで送りあっているが・・・)、お互いに遠隔地に住んでいるので、CD/DVDを郵送するだけで1週間かかること、そしてそもそも、ご年配のおじさんは近頃やっとE-mailテクノロジー開化したばかりで、複雑なシステムにはとても着いていけない(私とてあまり得意ではない)・・・という事情がある。
まあ、世間の圧倒的多数の人は、PCやMac上での編集作業に慣れているとは思えない。
なので、最初は私が2冊ドラフト版を印刷し、1冊をおじさんに届け、それを見ながら変更指示出しをしてもらう。それを再び校正版としてアップロードして、最終版とする予定だった。
(ひとたびBlurbにアップロードした内容の変更はきかない。PCで内容を変更した改訂版を、改めて別本として、アップロードする必要がある。アップロードした本はオーダーしなくても、2週間サイト上に乗っかっている。それ以上たつと、オーダーしない限り、サイト上からは消えてしまう。)
のんびり構えていたわけだが、ここでおじさんの野望のスイッチが入る・・・カチッ(笑)。
現在11日からベルギーで開催されている、ベルギー・オランダ最大のアンティークフェアAnticaに、オランダのディーラーVan Schagen Antiquesが、彼の作品を10点以上持ち込むので、ここに、なんとかこの本を並べたい!!
なので、彼らが会場準備に出立する、10月末までに先方に届けることはできないか・・・というご無体な要望(この段階で、10月2週目)。
「あ・・・あのー、私が写真を撮って帰ったのは、9月のはじめでぇー、数百枚のポストプロセスを猛スピードでこなして、London、Baterseaのフェアに間に合わせてWeb立ち上げたのが、9月の終わりですぜ・・・師匠・・・。」
と泣き言を言っていたら、
「あのね、このフェアはオランダ・ベルギーはじめ北ヨーロッパでの最大規模のフェアでね、ここに並ぶということには、大いに意義があるんだよ・・・。」と、うまいこと丸め込まれて(笑)・・・「は・・・はい、やれるだけやってみましょう。」ということに。
まず、ドラフト版を作って、即アップロード。
この段階ではまだ未完成なので、パブリッシュ(公開)にはしていない。
それでもBook show(プリ・ヴュー)を、All Page(全頁)Turn on(オン)にすることができる。
そしてこのプリヴューのページの下左端にあるShareをクリックすると、E-mailの「展覧許可」を送ることができる。
(このプリヴューページのアドレスを、自分でメールに貼っても機能しない。このプリヴューページのShareボタンからメールを送る必要がある。)
これを見て、先方のおじさんは「この写真はO.K.、これはFlickrページの何番の写真に換えて・・・。」
と指示だししてくれる。
その通りに直して、再度アップ・ロードまたブック・プリヴューをかけて、そのリンクを送る・・・という作業を繰り返す。
最初は「文字が小さくて・・・こんなもの読めなーい・・・」と言っていたおじさんも、下右端にある「フルスクリーン・ボタン」が解って・・・、ちゃんとキャプションの文章チェックもできるようになった。(おじさんもテクノロジーについてきている!!)
1週間のすったもんだだったが、5版目にしておじさんも大満足。「これでもう12冊ずつオーダーかけてくれ!!」
う~ん、それでも通常は一度印刷にかけて仕上がりをチェックしてから、複数部数オーダーすることをお勧めしますけどね・・・。
ともあれ、仕上がりもうまくいって、10月の4週目にはそれぞれの手元に、本が見事に記録的スピードで到着した次第。

タイトルページもテクスチャーを、バックグラウンドにして、Photoshopでイメージを作成。
紙はお気に入りの「Proline Uncoated (プロ仕様コートなし紙)」。
作品のマットでダスティーなテクスチャーには、この艶なしの紙質がぴったり。
おじさんもこの厚手の高級な質感の紙が、大気に入り。

冒頭にまず、ペーターおじさんのプロフィールを持ってきた。
最初は何も考えずに、バックグラウンドはすべて黒にしていた。
「黒だときつすぎる」といわれて、かすかにグリーンがかった、ダークグレイに設定したら、これが大正解。

そして、作品に入る。
この写真は、表紙カヴァーの作品の全体像。

基本的に、左ページに作品の全体像、右ページにディティール、という構成。
全体像だと作品の魅力が伝わらない、デティールだとスケール感が解らない・・・
という、おじさんの作品の「難しさ」をなんとか、ダブルページ構成で伝えようとした試み。

作品自体は19点を取り上げて、ダブルページ構成で見せている。

おじさんの「作品」は、箱彫刻だけでは終わらない。
「大きい方の箱作品」こと、Le Châteauが後半に、フィーチャーされる。

まずは全景。

リヴィングルームが続く。

おじさんお気に入りのディティールを、いくつか選んでもらった。
私は貧乏性なのか(笑)、構成にてんこ盛りで画像を入れがち。
「そんなに画像を詰め込んだら、息が詰まる・・・。」という、おおようなおじさんのご意見で、
見開き片ページは、キャプションのみ。

その後に、展覧室のイメージ。
見る人に、作品のおよそのスケール感をつかんでもらうのに、この展示室のイメージは重要。

そして、スタジオのイメージが続く。

このスタジオイメージは、おじさんの作品のコレクターの人たちには興味津々のはず。

最後に、私もフォトグラファーで登場。
こんな構成です。
プリヴューはこちら:
一方、先月制作していた、ペーターおじさんの写真集も完成して、私の手元に1冊、おじさんの展覧室に12冊、オランダのディーラーのもとに12冊届けられている。
そしてすでにもう、Blurbブックストアで公開・販売中。<このページ>
今回は、このBlurb本作りの顛末。
自分の「覚書」でテクニカルなことをかなり書いているので・・・興味のない方はスルーして写真だけどうぞ^^。
これがその本で、表紙カヴァーと裏カヴァーはテクスチャーをバックグラウンドに使って、写真とタイトル等を入れたかったので、Photoshopで構成したものを、写真全面使いのレイアウトに落とし込んだ。
これまでも何度かこの標本箱ブログで、Blurb本作りの話を書いているが<これらのページ>、今回の新しい「課題」は、プリントする前に複数の関係者が、内容を確認して共同で編集すること。
つまり、今回の場合、私の作った「ドラフト版」をおじさんに見てもらって、入れたい写真、省きたい写真、写真にキャプションを付けたいなら、その内容等を指示出ししてもらうということ。
もし、お互いにPC上の作業に慣れている人たちなら、それぞれがBlurbの本作りソフトBookSmart®をPCにダウンロードして、ドラフト版で仮制作された内容を、Book smartのページ上のFile>Export>Export Book Projectをクリックして、bookexport extension Fileを作り、CD・DVDかUSBドライブに落とし込んで、あるいはファイル転送方式で先方に渡す。
先方はまた、そのファイルを自分のPC上のBookSmart®で開いて、編集を続ける・・・というやり方がある。
(私自身はやったことはないが、詳しいやり方は英文だけれど、Blurbの<このページ>に)
私達の場合、私が重いファイルを転送するシステムを使っていないこと(画像だけならば、Picasa Web Albumで送りあっているが・・・)、お互いに遠隔地に住んでいるので、CD/DVDを郵送するだけで1週間かかること、そしてそもそも、ご年配のおじさんは近頃やっとE-mailテクノロジー開化したばかりで、複雑なシステムにはとても着いていけない(私とてあまり得意ではない)・・・という事情がある。
まあ、世間の圧倒的多数の人は、PCやMac上での編集作業に慣れているとは思えない。
なので、最初は私が2冊ドラフト版を印刷し、1冊をおじさんに届け、それを見ながら変更指示出しをしてもらう。それを再び校正版としてアップロードして、最終版とする予定だった。
(ひとたびBlurbにアップロードした内容の変更はきかない。PCで内容を変更した改訂版を、改めて別本として、アップロードする必要がある。アップロードした本はオーダーしなくても、2週間サイト上に乗っかっている。それ以上たつと、オーダーしない限り、サイト上からは消えてしまう。)
のんびり構えていたわけだが、ここでおじさんの野望のスイッチが入る・・・カチッ(笑)。
現在11日からベルギーで開催されている、ベルギー・オランダ最大のアンティークフェアAnticaに、オランダのディーラーVan Schagen Antiquesが、彼の作品を10点以上持ち込むので、ここに、なんとかこの本を並べたい!!
なので、彼らが会場準備に出立する、10月末までに先方に届けることはできないか・・・というご無体な要望(この段階で、10月2週目)。
「あ・・・あのー、私が写真を撮って帰ったのは、9月のはじめでぇー、数百枚のポストプロセスを猛スピードでこなして、London、Baterseaのフェアに間に合わせてWeb立ち上げたのが、9月の終わりですぜ・・・師匠・・・。」
と泣き言を言っていたら、
「あのね、このフェアはオランダ・ベルギーはじめ北ヨーロッパでの最大規模のフェアでね、ここに並ぶということには、大いに意義があるんだよ・・・。」と、うまいこと丸め込まれて(笑)・・・「は・・・はい、やれるだけやってみましょう。」ということに。
まず、ドラフト版を作って、即アップロード。
この段階ではまだ未完成なので、パブリッシュ(公開)にはしていない。
それでもBook show(プリ・ヴュー)を、All Page(全頁)Turn on(オン)にすることができる。
そしてこのプリヴューのページの下左端にあるShareをクリックすると、E-mailの「展覧許可」を送ることができる。
(このプリヴューページのアドレスを、自分でメールに貼っても機能しない。このプリヴューページのShareボタンからメールを送る必要がある。)
これを見て、先方のおじさんは「この写真はO.K.、これはFlickrページの何番の写真に換えて・・・。」
と指示だししてくれる。
その通りに直して、再度アップ・ロードまたブック・プリヴューをかけて、そのリンクを送る・・・という作業を繰り返す。
最初は「文字が小さくて・・・こんなもの読めなーい・・・」と言っていたおじさんも、下右端にある「フルスクリーン・ボタン」が解って・・・、ちゃんとキャプションの文章チェックもできるようになった。(おじさんもテクノロジーについてきている!!)
1週間のすったもんだだったが、5版目にしておじさんも大満足。「これでもう12冊ずつオーダーかけてくれ!!」
う~ん、それでも通常は一度印刷にかけて仕上がりをチェックしてから、複数部数オーダーすることをお勧めしますけどね・・・。
ともあれ、仕上がりもうまくいって、10月の4週目にはそれぞれの手元に、本が見事に記録的スピードで到着した次第。

タイトルページもテクスチャーを、バックグラウンドにして、Photoshopでイメージを作成。
紙はお気に入りの「Proline Uncoated (プロ仕様コートなし紙)」。
作品のマットでダスティーなテクスチャーには、この艶なしの紙質がぴったり。
おじさんもこの厚手の高級な質感の紙が、大気に入り。

冒頭にまず、ペーターおじさんのプロフィールを持ってきた。
最初は何も考えずに、バックグラウンドはすべて黒にしていた。
「黒だときつすぎる」といわれて、かすかにグリーンがかった、ダークグレイに設定したら、これが大正解。

そして、作品に入る。
この写真は、表紙カヴァーの作品の全体像。

基本的に、左ページに作品の全体像、右ページにディティール、という構成。
全体像だと作品の魅力が伝わらない、デティールだとスケール感が解らない・・・
という、おじさんの作品の「難しさ」をなんとか、ダブルページ構成で伝えようとした試み。

作品自体は19点を取り上げて、ダブルページ構成で見せている。

おじさんの「作品」は、箱彫刻だけでは終わらない。
「大きい方の箱作品」こと、Le Châteauが後半に、フィーチャーされる。

まずは全景。

リヴィングルームが続く。

おじさんお気に入りのディティールを、いくつか選んでもらった。
私は貧乏性なのか(笑)、構成にてんこ盛りで画像を入れがち。
「そんなに画像を詰め込んだら、息が詰まる・・・。」という、おおようなおじさんのご意見で、
見開き片ページは、キャプションのみ。

その後に、展覧室のイメージ。
見る人に、作品のおよそのスケール感をつかんでもらうのに、この展示室のイメージは重要。

そして、スタジオのイメージが続く。

このスタジオイメージは、おじさんの作品のコレクターの人たちには興味津々のはず。

最後に、私もフォトグラファーで登場。
こんな構成です。
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ノルマンディーの町や村 -Bayeux (バイユー)大聖堂 -2-
- 2011-11-09 Wed 17:06:52
- 場所
某日本旅行雑誌の取材撮影は無事終了。後は、コツコツ後処理を仕上げる作業が残っている「だけ」。
この「だけ」の部分が、仕事量の約半分ぐらいを占めているので、「だけ」ともいえないのだけれど・・・。
今回は、アフタヌーンティーめぐりやら、パブめぐりやら、いろいろ楽しかった(美味しかった)。
しかし、スペア・バッテリーのように「スペア胃袋」を持って来れない悲しさ・・・大半は試食程度にしか食べられない。
ああぁ・・・もったいない・・・。
話はまたもやノルマンディーに戻って、Bayeux(バイユー)大聖堂のイメージの続き。

そう、この日はいいお天気で、日差しで大聖堂のディティールが見事に浮き上がっている・・・
と、いうところからの続き。

なので、ステンドグラスも美しく浮かび上がる。
ステンドグラスは、石彫のように丈夫なものではないので、中世からのものが現存している例はまれ。
各時代で修復されたものが、混在している。
19世紀半ば以降、ゴシックリヴァイヴァルの様式が現れて、
「中世風」に壁画やステンドグラスが修復される。
これを見分けるのは、(私には)かなり難しい。
(いや、別に見分けられたからどうだってことはないのだけれど・・・笑)

このステンドグラスは、古そう。13-14世紀に思われる(ウラはとってませんよ・・・)

これは、19世紀の「中世風」。
人物の描き方は、中世のステンドグラスや写本に倣っているのだけれど、
ガラスの色味がまず鮮やか過ぎる、そして、状態がよすぎる。
それでも「中世風」の素朴な描き方は、充分にチャーミング。

これも同じ19世紀のステンドグラスのシリーズ。
中世の人は解剖学を知らないので、こんな風に鎖骨を描くことはありえない(笑)。
これは、クローヴィスか誰か王様が、洗礼を受けているシーン、の様。

まぁ、ステンドグラスの美しさの前には、つまらない時代考証など、
何の意味も持たないか・・・。

万華鏡状態の、ステンドグラス美・・・。

18世紀風おばちゃまっぽい天使が、ステンドグラス越しの光に浮かび上がる。

石の床にもステンドグラスが、色彩をちりばめていく。

この小さな挿絵のような壁画は、13世紀の壁画を修復したもの。
歴代のバイユー大聖堂大司教が描かれている中、これは6代聖堂大司教・聖コンテス。

高い天井に描かれた天使たちが、とても愛らしい^^。

壁画は、石彫ほどではないけれど、ステンドグラスよりは丈夫。
なので、13-14世紀のものが現存している例も以外と多い。
これは、13世紀に描かれた「受胎告知」の壁画。

これも13世紀のキリスト磔刑のシーンの一部で、福音記者ヨハネを描いたもの。
なんともデリケートな、肌や髪の表現・・・。

同じ一角にある13世紀の壁画の一部で、聖ニコラスの生涯を描いた壁画の一部。
嵐にあって難破しかかった船に乗り合わせた彼が、嵐を鎮める・・・のよう。
静的な描写の中世絵画で、この怒涛の波しぶきの表現が、とても新鮮。

これも13世紀の壁画で、鍛冶屋の聖人さん(誰だろう?)
銀細工(?)を作っているところに、蹄鉄を替えに馬をひいたお客さんがやってきた。

「栄光のキリスト」を描いた19世紀絵画。
これもゴシックリヴァイヴァルで、中世風に描かれているのだけれど、
もっとこぎれいで、きちんと描かれていて、デッサンが上手くて・・・
そもそも保蔵状態がとてもよければ・・・たいてい19世紀のもの。

地下のクリプトにも、柱の上のアーチ部分に壁画が描かれている。
柱頭部の石彫は、ロマネスク、11-12世紀のものだが、壁画は15世紀のもの。

近くによって見ると、天使達。

ひざまずいて祈っていたり、楽器を演奏している。
全部パターンが違うので、それぞれ見てまわると面白い。

最後に、古びのレイヤーをかけた、ゴシックの外観のイメージをもう一度・・・。
見どころの多い内容充実の大聖堂、バイユーに行ったら覗いてみる価値あり。
Notre-Dame de Bayeux
Rue des Cuisiniers, 14400 Bayeux, France
グーグル地図はこちら:
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この「だけ」の部分が、仕事量の約半分ぐらいを占めているので、「だけ」ともいえないのだけれど・・・。
今回は、アフタヌーンティーめぐりやら、パブめぐりやら、いろいろ楽しかった(美味しかった)。
しかし、スペア・バッテリーのように「スペア胃袋」を持って来れない悲しさ・・・大半は試食程度にしか食べられない。
ああぁ・・・もったいない・・・。
話はまたもやノルマンディーに戻って、Bayeux(バイユー)大聖堂のイメージの続き。

そう、この日はいいお天気で、日差しで大聖堂のディティールが見事に浮き上がっている・・・
と、いうところからの続き。

なので、ステンドグラスも美しく浮かび上がる。
ステンドグラスは、石彫のように丈夫なものではないので、中世からのものが現存している例はまれ。
各時代で修復されたものが、混在している。
19世紀半ば以降、ゴシックリヴァイヴァルの様式が現れて、
「中世風」に壁画やステンドグラスが修復される。
これを見分けるのは、(私には)かなり難しい。
(いや、別に見分けられたからどうだってことはないのだけれど・・・笑)

このステンドグラスは、古そう。13-14世紀に思われる(ウラはとってませんよ・・・)

これは、19世紀の「中世風」。
人物の描き方は、中世のステンドグラスや写本に倣っているのだけれど、
ガラスの色味がまず鮮やか過ぎる、そして、状態がよすぎる。
それでも「中世風」の素朴な描き方は、充分にチャーミング。

これも同じ19世紀のステンドグラスのシリーズ。
中世の人は解剖学を知らないので、こんな風に鎖骨を描くことはありえない(笑)。
これは、クローヴィスか誰か王様が、洗礼を受けているシーン、の様。

まぁ、ステンドグラスの美しさの前には、つまらない時代考証など、
何の意味も持たないか・・・。

万華鏡状態の、ステンドグラス美・・・。

18世紀風おばちゃまっぽい天使が、ステンドグラス越しの光に浮かび上がる。

石の床にもステンドグラスが、色彩をちりばめていく。

この小さな挿絵のような壁画は、13世紀の壁画を修復したもの。
歴代のバイユー大聖堂大司教が描かれている中、これは6代聖堂大司教・聖コンテス。

高い天井に描かれた天使たちが、とても愛らしい^^。

壁画は、石彫ほどではないけれど、ステンドグラスよりは丈夫。
なので、13-14世紀のものが現存している例も以外と多い。
これは、13世紀に描かれた「受胎告知」の壁画。

これも13世紀のキリスト磔刑のシーンの一部で、福音記者ヨハネを描いたもの。
なんともデリケートな、肌や髪の表現・・・。

同じ一角にある13世紀の壁画の一部で、聖ニコラスの生涯を描いた壁画の一部。
嵐にあって難破しかかった船に乗り合わせた彼が、嵐を鎮める・・・のよう。
静的な描写の中世絵画で、この怒涛の波しぶきの表現が、とても新鮮。

これも13世紀の壁画で、鍛冶屋の聖人さん(誰だろう?)
銀細工(?)を作っているところに、蹄鉄を替えに馬をひいたお客さんがやってきた。

「栄光のキリスト」を描いた19世紀絵画。
これもゴシックリヴァイヴァルで、中世風に描かれているのだけれど、
もっとこぎれいで、きちんと描かれていて、デッサンが上手くて・・・
そもそも保蔵状態がとてもよければ・・・たいてい19世紀のもの。

地下のクリプトにも、柱の上のアーチ部分に壁画が描かれている。
柱頭部の石彫は、ロマネスク、11-12世紀のものだが、壁画は15世紀のもの。

近くによって見ると、天使達。

ひざまずいて祈っていたり、楽器を演奏している。
全部パターンが違うので、それぞれ見てまわると面白い。

最後に、古びのレイヤーをかけた、ゴシックの外観のイメージをもう一度・・・。
見どころの多い内容充実の大聖堂、バイユーに行ったら覗いてみる価値あり。
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