Home > 2012年08月

2012年08月 Archive

Le Château - Annex

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2012-08-29 Wed 17:02:20
  • 日記
ノルマンディー旅行から帰ってきたら、ジェリーの納品のアポやら、伝票処理やら、写真の処理やら・・・何かと作業が山積み。
その上、滞在させてもらっていたLe Châteauのペーターおじさんの、箱彫刻作品カタログ作りに没頭中。
どうせ作るなら、おじさんの作品がいくつか出展される、10月頭のBattersea ParkのThe Decorative Fairにカタログを並べようではないか・・・というので、またまた「マキ」が入ってしまった。
この話はまた、そのカタログが出来上がってきたときに詳しく。
そして、先月のParisの博物館写真もまだ残っているんだけれど、それもまた「いつか」ということで・・・、しばらくはノルマンデイーに話は移ります。

今回は写真が仕上がっているので・・・、私たちの滞在していたAnnex(別館)のイメージから。

去年もここに泊まらせてもらっていて、いくつか写真も標本箱に載せていたのだけれど(このページ)、今年の「テーマ」は、去年持っていなかったスーパーワイドレンズ(10mm-22mm)を入手したので、小さな部屋の全体ヴューを撮ること。
アネックスもこじんまりしているので、このスーパーワイドでしか全体像がつかめないのだった。


Le Château - annex - 486
Welcome to Annex...なのだが、実はこの写真は昨年のもの。

Annex in where we stayed
昔の納屋を改造したアネックス、ドアを入ったところがリヴィングスペースとキッチン。
キッチンの奥で、ドアが開いている先が、バスルーム。

Annex
ドアを入ってすぐはこんな風。階段の上がベッド・スペース。

Annex
右に見えるのが入り口ドア。

View
窓からの眺め。天気がよかったので、クッション虫干し中。


写真で見ている分にはまったくわからないのだけれど、去年よりずっと暑い今年の夏は、農場に囲まれたアネックス、どこもかしこも蜘蛛大発生。
先月オランダから、おじさんの友人たちが滞在していたにもかかわらず、しばらく無人になると、あちこち、あっという間に蜘蛛の巣で覆われてしまう。
かくして・・・、到着最初の作業は、大掃除だったのだ・・・。


Annex
階段を上がったベッドルーム。

Annex

Annex
おじさんがエキストラ・ベッドを入れてくれたので、
ここで3人寝られるのだけれど、着いた日が猛暑の夏日。
屋根が焼け付いて、このベッドスペースはとても暑い。
高温の苦手な私には無理で、まだ少しは涼しい、下のキッチン横デイ・ベッドを自分の寝床に決定。
「ベッドスペースが暑くてたまらん・・・。」とおじさんに愚痴ると、
「じゃあ、外にベッド出して寝る?涼しいよ。」というワイルドな解決策を提案されて・・・、
「あ、いや、結構です。キッチンの横で寝ます。」ということになった。

A bit of reality
理想像をぶち壊す、リアリティー画像、私の巣。またの名をジプシー・キャンプ(笑)。


現実は、蜘蛛のみならず、蝿も大発生。キッチン・ゴミの横で寝ている私に蝿がたかる・・・私はまだ腐っていないのだが・・・。
アンティークな解決方法は、蝿取り紙。いや別に、アンティークなおじさんが持ってたというわけではなくて、Flersに買出しに出かけた友人たちが買ってきてくれた。
この他にも、蚊が出るので蚊取り線香なども買ってきてくれた。いろいろ・・・ノルマンディーでも売っているわけだ。大都会ロンドンでは、ほぼありえない品揃え。


Annex
テラス側からのヴュー。

Foggy morning
猛暑の後は通り雨が来て、翌日は涼しい霧の朝。

Foggy morning
霧の朝の隣の農場。

View to the farmyard
その横の農場では、小麦の刈入れがすんだばかり。

The garden
ここはおじさんの敷地、庭の一部。

Annex
一週間の間、ここが私達の家になるのだった。











ノルマンディー旅行に出発

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2012-08-15 Wed 10:00:00
  • 日記
今回は手抜き標本箱で・・・、「ホリデーに出てます」の、お知らせだけ。
先月のパリの写真がまだ残っているんだけれど、標本箱に詰めている時間がないまま、今日からノルマンディーに出発。
今回もドライヴ旅行で、Danaさんや、澤山女史と同行、もちろん最終目的地はペーターおじさんのLe Château。
今回は、澤山さんに車を出してもらって、Danaさんがサブの運転手、私はいつものナビゲーター。
夜ポーツマスからフェリーで出航、翌朝St-Malo(サン・マロ)到着、そこからDinan(ディナン)に下って1泊、翌日はMSMこと、モン・サン・ミシェルを観て、それからシャトーに落ち着く。

ナビの仕事は、旅行前に始まっていて・・・、それはなにかというと、ルートマップを自分で作ること。
 
Drive map - Nomandy


これは、去年のドライブ旅行のときにロンドンで買った、一番詳細なドライブ地図。
なんだけど・・・、これでは目的地最終アプローチがほとんどわからない。
そして、道の乗り換えなども、この地図では解りにくいことが多い。

近頃は、Google mapやGoogle streetなどという文明開化なものがあるので、
そこで、こんなものを作ってみたりするのだった。


Navigator's preparation...


Google mapやGoogle streetをWindows7の「Snip」して、それをPhotoshop上でつぎはぎして、自分で解りやすい地図を作り上げてしまう。
コラージュにして見せているけれど、実はそれぞれがA4サイズにプリントされている。
これを順路通りにクリア・ファイルに入れておく。
全体は大きな既製品マップで見て、このハンドメイド・マップで詳細を見る。

Tomtom(サテライト・ナビ)なんてものの方がずっと「開化」してるのだけど・・・、年にたった一度あるかないかのドライヴ旅行にヨーロッパ大陸カヴァーするTomtomを買うのは、ちょっとバカバカしい。


Normandy Drive map

去年も作った。
去年は初めての大陸ドライヴだったので、念には念を入れて作ったら、思いのほか道は解りやすいものだったので、一度も迷わないで済んだ。

そんなに迷うのがイヤなのかっていうと、そういうわけではないようで・・・単に旅行気分を盛り上げる「予行演習」なのかもしれない。「行く前絵日記」的なるものかも・・・。
地図とか交通機関がすきってのは、やっぱり「鉄ちゃん」傾向の一環なのかな(笑)。

ではでは、来週末にはUKに戻ってくるので、それまでホリデーモードで標本箱もお休みです。
Have a nice summer days!!



Parisの中の北アフリカ-LA MOSQUEE

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2012-08-12 Sun 10:00:00
  • 場所
パリの話なんだけれど、写真だけ見ていたら、パリだとはきっと思わない。
アルジェリアかチュニジアに飛んでいったような気分になる、そんな、不思議なカフェ・レストランを偶然発見した。
その名もLa Mosquee(ラ・モスケ = モスク)、名前の通り実際にこのカフェ・レストランの裏には、フランスでも最大級のモスクがあるのだ・・・ということは、後でネットで調べてみて始めて分かったこと。

フランスはアルジェリア・チュニジア等、北アフリカ地域を植民地に持っていたので、この地域とは縁が深い。
第一次世界大戦中に、フランス帝国の名の元にドイツ軍と戦って戦死した、10万人以上の北アフリカ・ムスリム軽歩兵を追悼して、1926年に時の大統領Gaston Doumergue(ガストン・ドゥメルグ)によって設立されたもの。
第二次世界大戦中は、ナチス・ドイツ軍占領下のパリで、ユダヤ人がホロコーストから逃れるための、秘匿避難所としても機能していたとか。そして、偽造ムスリム証明書を発行しては、ユダヤ人がムスリムを装って、海外脱出するための援助をしていたらしい。
その後の政治的展開から、現在に至るまで、ムスリムVSユダヤ抗争のイメージしか持たない中で、印象的な歴史エピソードともいえる。


Mosquee de Paris
カフェ部の内装は、ここはもうパリではない・・・。

Mosquee de Paris
最初、偶然通りかかって見かけた入り口。
ぱっと見、高級中華料理レストラン・・・と思い込んでいた。(この門の屋根の感じ!!)
高級そうなので、まず表のメニューをチェック。
そうしたら、Tajine(タジン)の表記があったので、北アフリカ料理と判明。
この時はランチを食べた後だったので、カフェに入ることにした。

Mosquee de Paris
気持ちのいい中庭もカフェ部だったので、ここの一角に席をとる。

Mosquee de Paris
通り雨が来ても大丈夫なように、この屋根付きの椅子に座る。

Mosquee de Paris
ここの天井はこんな風。
北アフリカの様式はどことなくビザンティン様式と繋がっていて、
私としては、とても和んでしまう。

Mosquee de Paris
建物の入り口のところに、北アフリカ式ケーキ類のケースがある。
ここでお菓子を選んで買って、席に着いたら、
いやおうなくデフォルトのミントティーがサーヴされる。
これが、はんなり甘くて、適温でとても美味しい。
ケーキも甘すぎず、どことなく素朴で懐かしい味、なかなかいける。

ここに、Hammam(ハマム)のサインが出ているように、ここのお菓子ケースの左側が、
ハマム(蒸し風呂)への入り口。
月・水・木・土 10AM~9PMと、金 2PM~9PM が女性専用。
火 2PM~9PM と、日 10AM~9PMが男性専用。
お菓子とお茶+石鹸+タオル・ローブ貸+30分マッサージ込みで48ユーロ(£38)。
今度パリに来るときは、ハマム用に水着持参を決意^^。
英語はほとんど通じないらしいとか、マッサージ師女性にティップを渡すこと、とか、
このハマムに入ってみた女性の、詳細なレポートは、英文だけど<このページ>。

Sparrow - Mosquee de Paris
カフェに座って、お菓子を少し砕いて、スズメ達におすそ分け。(手は同行のDanaさんの手)
イスタンブールでもそうだったが、動物に対するムスリムの感覚は少しだけ、
仏教徒に似ているところがあるのかもしれない。
「施し」の感覚があって、野良犬や野良猫が、「地域犬」や「地域猫」として、
だれかれともなく餌をもらって、可愛がられて機嫌よく共存している。
開祖モハメッド先生が、無類の猫好きだったそうで、
(レクチャーに行く時間なのにローブの袖の上に愛猫が寝ていたので、
起こすのがいたたまれず、袖を鋏で切って着て行った・・・という逸話あり。)
猫はとりわけ、いい待遇を受けている。
ここでも、残り物にありつきに来るスズメ達は、追っ払われることもない。

Mosquee de Paris
テラスのタイル。

Mosquee de Paris
で、ここのカフェが気に入ってしまったので、
また近くのムフタール市場に来たついでに、今度はランチに来てみた。
この奥がレストラン部。

Mosquee de Paris
ここもエキゾティック、

Mosquee de Paris
な、インテリア。

Mosquee de Paris
天井がいちいち派手。

Mosquee de Paris
照明も・・・。

Mosquee de Paris
出てきたラム・タジン・・・これが、肉がとろけるようで、最高。

Sparrow - Mosquee de Paris
レストランの中でも、スズメ達はお相伴を許されている。
クスクスまみれになって、幸せなスズメ達。
一緒に食べるのはちょっと・・・というお客さんは、自分でスズメを追っ払えばいい。

Mosquee de Paris
デザートのアイスクリームを、Danaさんとシェア。

Mosquee de Paris
シメは名物ミントティー。

Mosquee de Paris
おじさんが名人芸でサーヴしてくれる。
こうして入れると、ちょうど飲みやすい適温になるのだった。


ここで食べているときの、大きな疑問。「一体ここはモロッコ料理なのか、トルコ料理なのか!?」
このミントティーの入れ方や、お菓子やハマムはトルコ式。で、タジンは明らかにモロッコ料理。
ロンドンにいると、トルコ料理かモロッコ料理のどちらかなので、そのどっちか?の発想になる。
あのあたり、我々は知りもしない「いがみあい」がありかねないので、おっかなくって「どっちなの?」と尋ねる勇気がなかった(笑)。
後で調べてみたら、フランスにもっとも馴染み深いのはアルジェリア・チュニジアで、だからここはアルジェリア・チュニジア料理、一言でいえば北アフリカ料理ということになる、と判った。
トルコとも、離れてはいるが、ムスリム文化で繋がっていて、ハマムやミント・ティーなど共通のものもあるということのよう。
ムスリム以前の世界観で生きている私の目には、どこもビザンティン文明なんだけどな・・・(笑)。


La Mosquee(ラ・モスケ )
39 rue Geoffroy Saint-Hilaire 75005 Paris

地図:

View Larger Map




Parisの街-Galerie Vivienne アーケード

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2012-08-09 Thu 10:00:00
  • 場所
パリ話の続きで、今回はフォトジェニックなアーケード、Galerie Vivienne

私的になぜだかアーケード好き。もちろん、19世紀の様式、というのが前提条件だが。
19世紀の産業革命で、ヨーロッパの建造物に鉄骨構造が取り入れられるようになってから、もっとも特徴的なのが、そこにガラスをはめ込んだ、「温室」のような構造物。
最たるものは、残念ながら現存しないのだけれど、ロンドンのクリスタル・パレス
ロンドンのキューガーデンズの温室は、現存する例の一つ。
また、その名残は、ロンドン・パリ他ヨーロッパの諸都市に残された、19世紀のアーケードにも垣間見られる・・・というのが、アーケード好きの要因なのかもしれない。

ロンドンにもピカデリー/メイフェア界隈に、2-3アーケードが現存しているが、エレガントな建築様式では、Parisのアーケードが秀逸。
今回、旅行出発直前に、このアーケードの情報を発見して、急遽目的地の一つに加えることにした。

Galerie Vivienne
これがGalerie Vivienne(ギャラリ・ヴィヴィエン)の入り口の一つ。
パレ・ロワイヤルの北側の通り、Rue des Petits Champsに面している。

Galerie Vivienne - Bistrot Vivienne
入り口の両サイドは雰囲気のステキなビストロ。
お値段を拝見したが、ちょっと敷居が高かったので、写真を撮っただけ(笑)。

Galerie Vivienne
そのカフェ部の方。

Galerie Vivienne
ブティック、ギャラリー、雑貨ショップなどが営業中。

Galerie Vivienne
中央のドーム部、

Galerie Vivienne
から、右に折れる通路を見たところ。
この左にあるポットの中で・・・、

Isla - Gallery Cat
寝ていた、前のギャラリーの猫を発見。
シャッター音で目を覚まして「なんぞ?」の迷惑顔。

Galerie Vivienne
ゲーブルの装飾と時計・・・時間はぜんぜん合っていない。

Galerie Vivienne - Book shop
一番奥で左に通路は折れる。その角にある古書店。

Galerie Vivienne - Book shop
が、なんともフォトジェニック。

Galerie Vivienne
ランタンと装飾レリーフのディティール。

Galerie Vivienne - Antiques shop
その向かいに合った、アンティーク屋。夕方5時を過ぎていたので、閉まっていた。
開いていたら吸い寄せられて、何か買ってしまったに違いない。危険、危険。

Galerie Vivienne
上階が事務所や住居になっている様で、階段をのぞき見ることができる。
コンチネンタル特有の、大きく優美な螺旋階段。

Galerie Vivienne - collage
が、きれいに撮れたので、ついレイヤー加工して雰囲気を盛り上げる。

Shadow
(出)入り口のファサ-ドの影。

Reflection
前回の標本箱のプリントショップは、この(出)入り口の角にある。
外に面したウィンドウ。
反対側の角はJPゴルチェのブティック。

Galerie Colbert
このGalerie Vivienneの西隣にもう一つ同時期のアーケードがある。
Galerie Colbert(ギャラリ・コルベール)。
建造同時はヴィヴィエンと繋がったアーケードだったのだろうが、現在は中ではつながっていなくて、
ここの敷地の大半は、ソルボンヌ大学の設備として使われているよう。
一般人でも入ってかまわない。

Galerie Colbert
その中で、一軒だけビストロが現在も営業中。

Galerie Colbert
一番先のドーム部。

Galerie Colbert
その、彫刻と、

Galerie Colbert
装飾レリーフのディティール。

Galerie Vivienne

地図:

View Larger Map











2012秋冬物新作内見会

パリの話続きます・・・なんて言ってて、でも、号外標本箱。
先日の秋冬物新作プリヴュー、内見会の様子。
去年もそうだったが、ディスプレイをセッティングしたときに、写真を撮るのはかろうじて覚えている。
で、友人やら知人やら、お客さんが次々やってくるともうだめ・・・写真ほったらかし。
なので、今年も、最初のセッティングの写真ばかり。
今年は、早い目から準備して、皆さんにお知らせを回したので、大盛況。
皆さん本当にどうもありがとう^^。

Thank you very much for coming for my preview show the other day!!
It was really nice to see you all and I enjoyed a lot. I hope you did so, too ; )


Preview 2012
例年通り、ジュエリー仕事机が即興のディスプレィ・スペース。

Preview 2012
展示できるのは、ほんの一部なので、バックストックの中から、
ご要望にお答えして、いろいろ探し出すのが当日の私の仕事。

Preview 2012
正面のスタンドには、大型のスモーキークオーツのネックレスを中心に展示。

Preview 2012
今年はチェーンのロングペンダントが人気なので、いろいろ作ってみた。

Preview 2012
Revampからも数点展示。(左下)
これだけは本当に1点もの、気に入ったものがあれば、今買わないと、
2度と同じようなものにはめぐり会えない、
というので、個性的なアクセサリーの「味のわかる」皆さんに人気。
Revampシリーズだけでも、7アイテムがSold。

Preview 2012
小型の落ち着いたペンダントを付けてみたのは、
以前加工仕事を手伝ってもらっていたNさん。
会社の同僚の皆さんと一緒に、みに来てくれた。


皆さん本当に上手く似合うものを見つけていくものだな・・・と、いつものごとく、人事のように感心したりする^^。
最後にふたたび、皆さんどうもありがとう、ジュエリー楽しんでくださいね!!

さてさて、次回はふたたび話はParisに向かいますよ。





Parisの街-店・カフェ・ホテル

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2012-08-05 Sun 10:00:00
  • 場所
標本箱は、しつこくParisに戻ってきた(まだ、写真が残っている・・・ということで)。
今回はパリで見つけた店や、泊まったホテルのイメージ。


LIBRAIRIE DE NOBELE
泊まったホテルの近くサンジェルマンにある、古本屋さんLIBRAIRIE DE NOBELE
エコール・デ・ボザールやギャラリー街のエリアなので、この店も美術書に特化している。
ロンドンで留守番の配偶者氏に「ユトリロの美術書があれば買ってきて」と頼まれた。
Utrillo日本語でも英語でも「ユトリロ」で、ご当地パリでは「ユートーヨ(リにアクセント)」。
ちょっと通じさせるのにてこずったが・・・(笑)、
歩いていて偶然見つけたこのお店で、探し出してもらった。

LIBRAIRIE DE NOBELE
時代がかったインテリアが、とてもステキで、写真を撮らせてもらった。

LIBRAIRIE DE NOBELE
他にも興味津々の美術書がいろいろ・・・しかし、荷物が重くなるので自重。
(ミニ旅行なので、カメラ持参なのに手提げバッグで来てしまったのだ。)
配偶者氏を荷物持ちに同伴して来たときに、ぜひまた訪れたいもの。

LIBRAIRIE DE NOBELE
ロンドンでもこんな店を、以前よくCharing Cross界隈で見かけたものだが、
21世紀に入ってから、めっきり少なくなってしまった。

**********************************************

Print shop - Rue Vivienne
ここは、パレ・ロワイヤルの北側、Rue Vivienneにあるプリント屋さん。
古地図に特化しているようだが、それ以外にも、博物学系や、建築など、
さまざまなジャンルのアンティーク、ヴィンテージ本から抜粋されたプリント挿絵が販売されている。
古本や、古い絵葉書も扱っている。

Webがないので情報が載せられないのだが・・・店名と住所は:
Livres & Papiers
6, rue Vivienne 75002 Paris

地図はここで、Jean Pearl Gaultierの店から、アーケードの入り口を隔てた隣。

View Larger Map

Print shop - Rue Vivienne
同行のDanaさんが、はまって、いろいろ買い込んでいた。
去年ノルマンディーで買った、古い絵葉書をまだ処理できていないので
(私の場合、写真レイヤーに使うのに、スキャンして後処理しておくのだった)、
今回は自重。

Print shop - Rue Vivienne
横のフォトジェニックなアーケード Gallerie Vivienne
(ここのイメージはまた、次回に)を歩いていて偶然見つけた。

Print shop - Rue Vivienne
お店の正面。そろそろ店じまいの時間で、オーナー氏が片付けに出てきたところ。

**************************************************

La tuile a loup
食い物通り、ルー・ムフタール(Rue Mouffetard)の近く、
駅でいうとCensier-Daubenton(ソンシア・ドゥボントン)の近く、
パリで一番お気に入りの陶器屋、La tuile a loup
フランス各地のカントリーサイドから、ハンドメイドの陶芸器を集めてきている。
カントリー風でコミカルなデザインのものから、南仏風エレガントなものまで、さまざまなテイスト。
それでいて、どれも実際に使われることを前提とした「なじみやすさ」にあふれている。
コンテンポラリーでコンセプチュアルな、とんがったクラフトに走りがちなUKでは、
なかなかこういうテイストの器は見つけられない。

La tuile a loup
完成度の高いハンドメイドなので、お値段の方はけして安くはない。
Parisに行くたびに、小さなものを少しづつ買い足している。

From La tuile a loup
今回ここで買った、マーブル模様のボウルと、スパター模様の皿。

From La tuile a loup
両手付きのボウルは今回購入で、その下の皿は、2年前に購入。
どこかカントリースタイルの共通項のある器達は、
別々に買い揃えても、全体的にハーモニーを作り出してくれる。

**************************************************

Cafe - Le Loir dans la Theiere, Marais
マレ地区にある、ここもお気に入りのカフェ、Le Loir dans la Theiere

Le Loir dans La Theiere
Open 月~金 11:30AM-7PM、土・日 10AM –7PM
3 rue de Rosiers, 75004 
最寄り駅:(St. Paul)サン・ポール

壁がポスターで覆われていて、どことなく学生街のボヘミアンな雰囲気の漂うカフェ。

Cafe - Le Loir dans la Theiere, Marais
ランチも美味しいけれど、ケーキ類が優れもの。
(パリ風の繊細な・・・というよりは、ちょっとカントリーのホームメイド風)
地元パリ人に人気だったところに、よく雑誌に載るのか、観光客も増加中。
なので、夕方行くとこんな風にごった返している。
穴場時間帯は2時~3時頃、この頃なら入り口近くのヴィンテージ革張ソファでまったり・・・
ということも、運がよければ可能(笑)。

Cafe - Le Loir dans la Theiere, Marais
遅々のランチで食べた、キノコのキッシュ。
美味しかったのに、お腹がすいていたので、
ゆっくり味わいもせず食べてしまった・・・残念。

***********************************************

Citron Presse
これは、パリならどこのカフェでもある飲み物、シトロン・プレス。
でも、ロンドンではけしてないもの。
レモン何個かのジュースに、ジャグに水が付いてくる。
水と砂糖を適時、好きなように混ぜて飲む。
新鮮で、食べすぎ気味の胃袋をしゃきっと整えてくれる。
暖かい日はいつも、カフェではこれをオーダーする。

Steak tartare
もう一つ私のパリでの定番メニュー、タルタル・ステーキ。
これもパリのビストロなら、たいていやっている。
生ビーフを切り刻んで、タルタルソースと混ぜたもの。
ここに生卵の黄身が乗っていることもある。
タタール人を間に挟んで、韓国料理のユッケと、どこか遠くで関連しているような気もしないではない。
生肉の方が、焼いた肉より消化しやすい。
純粋肉食人種の私の大好物。

********************************************************

Hotel la Perle- Paris
今回泊まったホテル、Hotel la Perle
3ヶ月以上前から、レヴューサイトTripadvisorでサーチしていて見つけた。
評判がよくて、ロケーションが便利で、予算に合うところ、という要素で調べた。
今回は本当なら、サンジェルマンをはさんだセーヌ川サイドの、
ギャラリー街Rue de Seineの個展会場で撮影目的だったので、フル撮影機材を持ち込み予定。
なので、多少予算オーバーでも、ユーロスターの北駅から便利で、
ギャラリーにも近いこのホテルを選んだ。

Hotel la Perle- Paris
このホテルには、もう少し安くて狭い部屋もあったのだが、
これまた撮影機材を考えていたので、下から2番目のスペリアー・タイプの部屋にした。
それで、ダブルの部屋3泊で、税込み513ユーロ(£410)。
部屋の内装も雰囲気よかったし、窓が中庭に面しているので、
夜もパリど真ん中とは思えないぐらい静か。
ダブルなんだけれど、実際にはシングルを2つくっつけたベッドも、
友達同士で泊まるのには最適。
「ロマンティックじゃない」とレヴューに書いている人もいたけど、なーぜー?(笑)

Hotel la Perle- Paris
清潔で優れもののバスルーム。
木目調プリントのタイルで全体が覆われている。
このタイル、本当に木の質感に近づけてあって、温かみのある手触り。
はだしで、バスルームの床に立っても、ひんやりしない。

Hotel la Perle- Paris
大理石の洗面台。

朝食は別料金13ユーロ(£10)。
こじんまりしているけど、ハム・チーズ、フルーツ、パン食べ放題ビュッフェ形式。
朝は、肉類とフルーツをたっぷり食べると嬉しい人なので、
(そして、近所のカフェだとパン+お茶程度しかないので、)
私的には13ユーロの値打ち充分にあり。結果、3日ともホテルで朝食。

スタッフもみんな親切で、もちろん英語で問題なし。
また、ぜひ泊まりたいホテルのひとつ。


あー、このイキオイだと、パリの話が終わらないうちに、またしてもフランスはノルマンディー旅行に出てしまいそうなんだけど・・・。
いやいや、それでもまだ、パリ話続きます。次回は、フォトジェニックなアーケード、Gallerie Vivienneのイメージ。

暑中お見舞い申し上げます

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2012-08-03 Fri 10:00:00
  • 日記

Summer greetings...

あ、今年も暑中見舞いの標本箱は、ロンドンの夏日を逃しましたね・・・。
ひと夏に平均2-3回の熱波。
(28℃越し、日差しがきついので、日なただと35℃ぐらいまで上がる)
一回の熱波は3-5日続いて、雷雨をよんで、一気に20℃前後の気温に下がる。
そうこうするうちに、8月後半には、朝夕秋の気配がやってくる。
そんな、ロンドンの夏。
暑がりのくせに、メンズ風重ね着の好きな私には、すごしやすい気候だったりする。

ともあれ、とにかく暑い日本では、ご自愛くださいまし。

と、いうので、今年もまた花の写真。

Viola
上のレイヤーコラージュに使った、ヴィオラのイメージ。
仕事机前の窓ぎわポットの、今年の夏の花。

Lime nichotiana
それと、このライムカラーのニコチアナの写真をレイヤー合成。
この子も、ポットで寄せ植え。
ニコチアナは夏に強いので、元気いっぱい。

Viola
ここのポットは日当たりがきついので、半日陰の好きなヴィオラ君にはちょっと厳しい。
すぐに、へこたれてしまう。

Lobelia
一緒に寄せ植えにした、ペールブルーのロベリア。
トレーリング(しだれ咲き)のを選んだら・・・伸びる伸びる。
クローズアップで撮っている分にはステキなのだが、実際はもっさもさ。

Window box - summer flowers
窓際ジャングル状態の、仕事場でした^^。

Index of all entries

Home > 2012年08月

タグクラウド
月別アーカイブ
リンク
現在使用のカメラ・レンズ
カテゴリー
Contact / お問い合わせ

Return to page top

Related Posts with Thumbnails