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2012年12月 Archive
Thams River Boat (テムズ川ボート)-Greenwich(グリニッジ)からEmbankment(エンバンクメント)
- 2012-12-29 Sat 10:00:00
- 写真
前回のEltham Palace(エルサム・パレス)の帰りに、Greenwich(グリニッジ)に寄って、グリニッジから天気も回復したので、リバー・ボートでセントラル・ロンドンまで戻ってきた。
そのときに、ボートから撮った写真を、いろいろ。

まずはGreenwichで、河を挟んでCanary Wharf(カナリー・ウォーフ)。
90年代以降のロンドンの「顔」になった、ビル達が見える。
ドーム屋根は河を越える地下道の出入口。
グリニッジ側にも同じような建造物があって、その間をトンネルが繋いでいる。
ちょっと閉所恐怖症起こしそうなので、まだ、ここを歩いたことはない。
リバー・ボートには、リバー・ツアーとリバー・バスの2種類がある。
リバー・ツアーは観光用に、解説のガイド・アナウンス付きで、一時間に一本、グリニッジ側からは11時~4時に出ていて、大人12ポンド(2012年)、1時間の乗船。<タイムテーブルはこのページ>
それとは別に、リバー・バスと呼ばれるボートがあって、今では、混雑するセントラル・ロンドンを移動する交通手段の一つとして、通勤にも使われている。<タイムテーブルはこのページ>
なので、朝9時から夜9時頃まで、ほぼ20分に一本の割合で出ていて、これはもちろん「ガイド」はなしで、大人6ポンド(Oyster cardで5.4ポンド、トラベルカードを持っていたら、4ポンド)。同じルートを40分で繋ぐ。
両方の船着場が隣接しているので、ちょっと紛らわしいけれど、チケット売り場で「右の船着場ね。」と、確認してくれる。

ボート出港。
右に見える帆船は、Cutty Sark(カティー・サーク)で、2007年の修復中の火災から復興して、
今年の4月にミュージアムとして再オープンしたところ。
その左のドームは、リバー・フット・パスの、グリニッジ側出入口。
Old Royal Naval College(旧海軍大学)が右に見える。

Canary Wharf(カナリー・ウォーフ)を西側から。
このあたりでも船着場があって、タワー・ブリッジまでの間に2-3回停泊する。
それでも、観光用ツアー・ボートより、20分早くエンバンクメントに着く。つまり、途中かなりすっ飛ばす。
タワーブリッジより東側のこのあたりは、川幅が広くて運航しやすいのか、飛ばし放題。
そんなに飛ばすと、揺れるんですけど・・・写真ぶれるんですけど・・・
船酔いしそうになるんですけど・・・(笑)。

ガラス張り、カナリー・ウォーフ。

Wapping(ウォッピング)のあたりの、旧倉庫街は、
現在では、ことごとく住宅にコンバーション(転用改装)されている。

St Paul's Shadwell(シャドウェル、セント・ポールス教会)の尖塔。

Wapping(ウォッピング)のKing Henry's Wharf (キング・ヘンリーズ・ウォーフ)。

次々と倉庫転用住宅が続く。
「ウォーターフロントのロフト」なので、人気絶大。

って・・・、倉庫転用住宅ばっかり撮っている。

私的に一番のお気に入りの、倉庫転用住宅、Oliver's Wharf(オリバーズ・ウォーフ)。

photography by Simon Greig (xrrr) @ Flickr 全体像は借り物写真。
1869-70年建造の「ゴシック・スタイル」倉庫って・・・かっこよすぎる(笑)。

倉庫建築はこれぐらいにして・・・、Hermitage Moorings(ハーミテージ停船場)停泊中の帆船。

ぴっかぴかな観光写真、Tower Bridge(タワー・ブリッジ)。

Tower of London(ロンドン塔)を河から見ると・・・、
Traitors' Gate(トレイターズ・ゲート=謀反者用門)の痕跡が見える。
(このときは満潮だったので、水の下に隠れてしまっているが。)
犯罪者や政治犯は、この水路からロンドン塔に収容され、
多分二度と生きては出てこなかった者の方が・・・多いんじゃないかな。

1936年建造の戦艦、HMS Belfast(HMSベルファスト)の正面顔。
現在はミュージアムとして公開されている。

London Bridge(ロンドン・ブリッジ)駅裏、完成したShard(シャード)。
ここのサイトの、<360℃ヴュー>が楽しい^^。

London Bridge(ロンドン・ブリッジ)橋のたもと。

Blackfriars(ブラックフライアーズ)橋の、デコラティブな橋脚。

Blackfriars(ブラックフライアーズ)橋の北側、City of London Schoolの建物。

Waterloo(ウォータールー)橋が見える頃には、日も傾いてきた。

Waterloo(ウォータールー)橋から、顔をのぞかせているBigBen。

橋を越したら、もうすぐに終点のEmbankment(エンバンクメント)に着く。
楽しい、秋の一日の終わり。
次回は、お正月ということになるので・・・、皆さんよいお年を^^。
そのときに、ボートから撮った写真を、いろいろ。

まずはGreenwichで、河を挟んでCanary Wharf(カナリー・ウォーフ)。
90年代以降のロンドンの「顔」になった、ビル達が見える。
ドーム屋根は河を越える地下道の出入口。
グリニッジ側にも同じような建造物があって、その間をトンネルが繋いでいる。
ちょっと閉所恐怖症起こしそうなので、まだ、ここを歩いたことはない。
リバー・ボートには、リバー・ツアーとリバー・バスの2種類がある。
リバー・ツアーは観光用に、解説のガイド・アナウンス付きで、一時間に一本、グリニッジ側からは11時~4時に出ていて、大人12ポンド(2012年)、1時間の乗船。<タイムテーブルはこのページ>
それとは別に、リバー・バスと呼ばれるボートがあって、今では、混雑するセントラル・ロンドンを移動する交通手段の一つとして、通勤にも使われている。<タイムテーブルはこのページ>
なので、朝9時から夜9時頃まで、ほぼ20分に一本の割合で出ていて、これはもちろん「ガイド」はなしで、大人6ポンド(Oyster cardで5.4ポンド、トラベルカードを持っていたら、4ポンド)。同じルートを40分で繋ぐ。
両方の船着場が隣接しているので、ちょっと紛らわしいけれど、チケット売り場で「右の船着場ね。」と、確認してくれる。

ボート出港。
右に見える帆船は、Cutty Sark(カティー・サーク)で、2007年の修復中の火災から復興して、
今年の4月にミュージアムとして再オープンしたところ。
その左のドームは、リバー・フット・パスの、グリニッジ側出入口。
Old Royal Naval College(旧海軍大学)が右に見える。

Canary Wharf(カナリー・ウォーフ)を西側から。
このあたりでも船着場があって、タワー・ブリッジまでの間に2-3回停泊する。
それでも、観光用ツアー・ボートより、20分早くエンバンクメントに着く。つまり、途中かなりすっ飛ばす。
タワーブリッジより東側のこのあたりは、川幅が広くて運航しやすいのか、飛ばし放題。
そんなに飛ばすと、揺れるんですけど・・・写真ぶれるんですけど・・・
船酔いしそうになるんですけど・・・(笑)。

ガラス張り、カナリー・ウォーフ。

Wapping(ウォッピング)のあたりの、旧倉庫街は、
現在では、ことごとく住宅にコンバーション(転用改装)されている。

St Paul's Shadwell(シャドウェル、セント・ポールス教会)の尖塔。

Wapping(ウォッピング)のKing Henry's Wharf (キング・ヘンリーズ・ウォーフ)。

次々と倉庫転用住宅が続く。
「ウォーターフロントのロフト」なので、人気絶大。

って・・・、倉庫転用住宅ばっかり撮っている。

私的に一番のお気に入りの、倉庫転用住宅、Oliver's Wharf(オリバーズ・ウォーフ)。

photography by Simon Greig (xrrr) @ Flickr 全体像は借り物写真。
1869-70年建造の「ゴシック・スタイル」倉庫って・・・かっこよすぎる(笑)。

倉庫建築はこれぐらいにして・・・、Hermitage Moorings(ハーミテージ停船場)停泊中の帆船。

ぴっかぴかな観光写真、Tower Bridge(タワー・ブリッジ)。

Tower of London(ロンドン塔)を河から見ると・・・、
Traitors' Gate(トレイターズ・ゲート=謀反者用門)の痕跡が見える。
(このときは満潮だったので、水の下に隠れてしまっているが。)
犯罪者や政治犯は、この水路からロンドン塔に収容され、
多分二度と生きては出てこなかった者の方が・・・多いんじゃないかな。

1936年建造の戦艦、HMS Belfast(HMSベルファスト)の正面顔。
現在はミュージアムとして公開されている。

London Bridge(ロンドン・ブリッジ)駅裏、完成したShard(シャード)。
ここのサイトの、<360℃ヴュー>が楽しい^^。

London Bridge(ロンドン・ブリッジ)橋のたもと。

Blackfriars(ブラックフライアーズ)橋の、デコラティブな橋脚。

Blackfriars(ブラックフライアーズ)橋の北側、City of London Schoolの建物。

Waterloo(ウォータールー)橋が見える頃には、日も傾いてきた。

Waterloo(ウォータールー)橋から、顔をのぞかせているBigBen。

橋を越したら、もうすぐに終点のEmbankment(エンバンクメント)に着く。
楽しい、秋の一日の終わり。
次回は、お正月ということになるので・・・、皆さんよいお年を^^。
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Eltham Palace (エルサム・パレス)と庭
- 2012-12-26 Wed 10:00:00
- 場所
クリスマスが終わると、即バーゲンが始まる、というので、いつもならこのクリスマスの翌日、Boxing day(ボクシング・ディ)はバーゲン・ハンターがどっと街に出てくる。
今年は、クリスマス・ショッピングの出足が極端に悪くて、小売店はどこも大苦戦だったので、12月中頃からセールを始めている店も多いとか。
そのうえ、今日はどうやら地下鉄のストらしい・・・?(というのは、郊外に住んでいて、街に出ない我家は、世間とは隔絶しているので・・・あまり実現状は知らないのだった。)
個人的には、バーゲン・ハントはNetでしかしないので(笑)、関係ないのだけれど、雨続きの悪天候(地方では洪水続出とか)で、写真撮影に出る気にもなれない。
配偶者氏が、クリスマス前から風邪をひきこんでダウンしていたので、クリスマス延期で、なんとなく今日がクリスマス、な、ようになっている・・・ということもあり・・・まだまだまったり気分で、このままNew Yearまでだらだら行く予定。
標本箱の方は、秋に出かけた、Eltham Palace(エルサム・パレス)のイメージ。
もともとは14~16世紀の王宮の跡地で、1470年にエドワード4世の建造したGreat Hall(大広間)だけが、現在でも修復されて残っている。17世紀初頭に王宮として使用されなくなり、17世紀中頃のイギリス市民戦争を経て、廃墟となっていた。
1933年に、テキスタイルで財を成した、Courtauld(コートルード)一族の(コートルード・ギャラリーはこの一族の設立)、Stephen Courtauld(ステファン・コートルード)と、その妻Virginia(ヴァージニア)が敷地を買い取り、大広間を修復、隣接してアールデコ様式の屋敷を建造した。
なので、中世に端を発する「Palace」と呼ばれているけれども、実際にはアール・デコ様式の建築として知られている。
1995年以降、English Heritage(イングリッシュ・ヘリテージ)が管理・公開している。ここのポリシーで、現在は建物の中は撮影禁止。昔(と、いうのは・・・10年以前の話だけど・・・)は、撮影可能だったと覚えている。
Flickrにいくつか、その頃撮影の写真が出ていたので、インテリア写真は借てきたもの。

エントランス部分。右側のゴシック窓のある建物が、Great Hall(大広間)。

ファサード彫刻は、典型的なアールデコ。

Potography by happylemon @Flickr
玄関ホールの部分で、スェーデンのデザイナー、Rolf Engströmerの設計。
天窓からの光で、壁の木製ベニア象嵌のパターンが浮かび上がる。

Potography by Whipper_snapper @Flickr
ヴァージニア・コートルードの、金のモザイク張りのバスルーム。
このバスルームが一番豪華なデザインで、
後は、イギリスのアールデコって(アメリカやフランスに比べると)
地味でシンプルなんだな・・・と思わせる。
その昔来たときは、全体にもっと豪勢な雰囲気に感じたのだけれど、
近頃は「コテコテ」慣れしてしまって、アールデコじゃ物足りない(笑)。

Potography by Whipper_snapper @Flickr
これはダンナのステファン・コートルードのバスルーム・・・だったと思う(ちょっと怪しい)。
タイルのカラーはきれいだけれど、1930年代の公団住宅的・・・なんて言っちゃーまずいのかな(笑)。

Potography by sweetington @Flickr
ラウンジ。ここでも、壁の木製ベニア象嵌が美しい。

Potography by HeyWayne @Flickr
ダイニング・ルーム。
暖炉は石炭を燃やしているように見えるけれども、当時最先端だった電気ストーヴ。

Potography by Whipper_snapper @Flickr
これは修復された、Great Hall(大広間)の内部のイメージ。
アールデコの屋敷の2階から、直接このホールを見渡す、ギャラリー部分に繋がるドアがある。
モダンなアールデコのドアを開けると・・・中世の大広間 !!
という意外性で、来客を驚かせていた様子が想像できる。
建物を後にして、広大な敷地の庭に出て行ってみよう。

入り口の左手側。ちょうどこの中は、カフェとショップになっている。

建物のポイントにレリーフが施される。

庭に面する方のファサード。

建物の端のアーコーヴに建つ、彫像は、
アールデコ様式の聖ジョージ?

左がGreat Hall(大広間)で、右がアールデコ屋敷。
ちょうど最初の写真の、建物の裏側からみていることになる。
間にパレス時代の、堀の名残が見える。

その堀部分のボーダー・ガーデン。

一部の堀は、現在でも水を湛えていて、庭のウォーター・フィーチャーになっている。
門から入り口に至る橋。

その橋から、中世の構築部分の窓が見える。

天気も回復してきて、暖かな秋の日差し。

この一角はバラ園。かなりシーズン・オフなんだけど・・・。

そこからまた、林の中のような庭地が、広がっている。
***********************************************
Eltham Palace and Gardens
Court Yard, Eltham, Greenwich, London, SE9 5QE
入場料と公開時間は<このページ>
地図:
View Larger Map
Google Streetの撮影車(いやいや、「撮影者」のはず)が、敷地内にも入っていった様!?
画像の白矢印クリックすると、どんどん中に入っていってしまう・・・。
これ、かなり面白いので、大きなサイズでエンベッドしてみた。
Have a nice trip ^^。
今年は、クリスマス・ショッピングの出足が極端に悪くて、小売店はどこも大苦戦だったので、12月中頃からセールを始めている店も多いとか。
そのうえ、今日はどうやら地下鉄のストらしい・・・?(というのは、郊外に住んでいて、街に出ない我家は、世間とは隔絶しているので・・・あまり実現状は知らないのだった。)
個人的には、バーゲン・ハントはNetでしかしないので(笑)、関係ないのだけれど、雨続きの悪天候(地方では洪水続出とか)で、写真撮影に出る気にもなれない。
配偶者氏が、クリスマス前から風邪をひきこんでダウンしていたので、クリスマス延期で、なんとなく今日がクリスマス、な、ようになっている・・・ということもあり・・・まだまだまったり気分で、このままNew Yearまでだらだら行く予定。
標本箱の方は、秋に出かけた、Eltham Palace(エルサム・パレス)のイメージ。
もともとは14~16世紀の王宮の跡地で、1470年にエドワード4世の建造したGreat Hall(大広間)だけが、現在でも修復されて残っている。17世紀初頭に王宮として使用されなくなり、17世紀中頃のイギリス市民戦争を経て、廃墟となっていた。
1933年に、テキスタイルで財を成した、Courtauld(コートルード)一族の(コートルード・ギャラリーはこの一族の設立)、Stephen Courtauld(ステファン・コートルード)と、その妻Virginia(ヴァージニア)が敷地を買い取り、大広間を修復、隣接してアールデコ様式の屋敷を建造した。
なので、中世に端を発する「Palace」と呼ばれているけれども、実際にはアール・デコ様式の建築として知られている。
1995年以降、English Heritage(イングリッシュ・ヘリテージ)が管理・公開している。ここのポリシーで、現在は建物の中は撮影禁止。昔(と、いうのは・・・10年以前の話だけど・・・)は、撮影可能だったと覚えている。
Flickrにいくつか、その頃撮影の写真が出ていたので、インテリア写真は借てきたもの。

エントランス部分。右側のゴシック窓のある建物が、Great Hall(大広間)。

ファサード彫刻は、典型的なアールデコ。

Potography by happylemon @Flickr
玄関ホールの部分で、スェーデンのデザイナー、Rolf Engströmerの設計。
天窓からの光で、壁の木製ベニア象嵌のパターンが浮かび上がる。

Potography by Whipper_snapper @Flickr
ヴァージニア・コートルードの、金のモザイク張りのバスルーム。
このバスルームが一番豪華なデザインで、
後は、イギリスのアールデコって(アメリカやフランスに比べると)
地味でシンプルなんだな・・・と思わせる。
その昔来たときは、全体にもっと豪勢な雰囲気に感じたのだけれど、
近頃は「コテコテ」慣れしてしまって、アールデコじゃ物足りない(笑)。

Potography by Whipper_snapper @Flickr
これはダンナのステファン・コートルードのバスルーム・・・だったと思う(ちょっと怪しい)。
タイルのカラーはきれいだけれど、1930年代の公団住宅的・・・なんて言っちゃーまずいのかな(笑)。

Potography by sweetington @Flickr
ラウンジ。ここでも、壁の木製ベニア象嵌が美しい。

Potography by HeyWayne @Flickr
ダイニング・ルーム。
暖炉は石炭を燃やしているように見えるけれども、当時最先端だった電気ストーヴ。

Potography by Whipper_snapper @Flickr
これは修復された、Great Hall(大広間)の内部のイメージ。
アールデコの屋敷の2階から、直接このホールを見渡す、ギャラリー部分に繋がるドアがある。
モダンなアールデコのドアを開けると・・・中世の大広間 !!
という意外性で、来客を驚かせていた様子が想像できる。
建物を後にして、広大な敷地の庭に出て行ってみよう。

入り口の左手側。ちょうどこの中は、カフェとショップになっている。

建物のポイントにレリーフが施される。

庭に面する方のファサード。

建物の端のアーコーヴに建つ、彫像は、
アールデコ様式の聖ジョージ?

左がGreat Hall(大広間)で、右がアールデコ屋敷。
ちょうど最初の写真の、建物の裏側からみていることになる。
間にパレス時代の、堀の名残が見える。

その堀部分のボーダー・ガーデン。

一部の堀は、現在でも水を湛えていて、庭のウォーター・フィーチャーになっている。
門から入り口に至る橋。

その橋から、中世の構築部分の窓が見える。

天気も回復してきて、暖かな秋の日差し。

この一角はバラ園。かなりシーズン・オフなんだけど・・・。

そこからまた、林の中のような庭地が、広がっている。
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Eltham Palace and Gardens
Court Yard, Eltham, Greenwich, London, SE9 5QE
入場料と公開時間は<このページ>
地図:
View Larger Map
Google Streetの撮影車(いやいや、「撮影者」のはず)が、敷地内にも入っていった様!?
画像の白矢印クリックすると、どんどん中に入っていってしまう・・・。
これ、かなり面白いので、大きなサイズでエンベッドしてみた。
Have a nice trip ^^。
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Alex MacArthur Interiors(アレックス・マッカーサー・インテリアーズ) - Open House -2-
- 2012-12-20 Thu 10:00:00
- 装飾アート/デザイン
前回に引き続き、Brighton(ブライトン)のアンティーク・ディーラー、Alex MacArthur Interiors(アレックス・マッカーサー・インテリアーズ)のオープン・ハウス・イヴェントのイメージ。
今回は、ファーストフロア(日本で言うところの2階)の部屋のイメージから。

前回の最後のバスルームから、階段を降りてきたところ・・・、

の、部屋を入る。
ヴィンテージの体操用具をコンバートしたテーブルに、
ヴィンテージのスタジオ・ライト、18世紀アイリッシュのカブッド、リージェンシー期のアイリッシュ・ソファ。
窓の木製シャッターにくりぬかれているのは、アンドロジュナス(中性的)なテイストの、
アレックスのテーマ・モチーフで、雌雄のマークが合体したもの。
中世のarrowslit(アロウ・スリット=射撃孔)にも見える。

暖炉側のディスプレイ。

窓からは、ブライトンの海が見える。

この部屋は、裏の方の部屋との壁が取り除かれていて、ここにはダイニングルームのセッティング。

蝶の標本で彩られた、セッティングがステキすぎる・・・。


別の角度から。
壁に取り付けられているのは、18世紀のフランス製ドア。
その中にドローイング作品が展示されている。

その横に展示されているのは、現代のイラストレーターJason Brooksの作品。
エルやヴァージン・アトランティックのイラストを担当するような、
ファッショナブルな作風のイラストレーターなのだけれど、
ここでは素朴イメージのペイントに、ダンボールや紙を張り重ねて、
ゴールドペイントしたハンドメイドのフレームが付いた、
とてもチャーミングな、ミニ作品群。

部屋を出て、階段を降りたところは、アレックスの仕事部屋。

様々なライトは、現代のアーティストのもので、
ヴィンテージのパーツを組み合わせて作れられている。ちょうど「Revamp」のようなもの。

こちら側には、スタンドライトや壁付けのライト。

ランディングのスペースのキャビネットと、Dion Salvador Lloydの、海を描いた作品。
彼の作品は、階段の下にも多数展示されている。
ブライトンの海を、部屋の中にそのまま持ってきたような、すがすがしい作品。

ディオンの作品側が「SEA」なら、向かいの窓には「SUN」の文字。
階段を降りて、 グランド・フロアへ。

正面の部屋を入ったところには、食器のディスプレイ。

その横には、「キャビネット・オヴ・キュリオシティーズ」。

暖炉にも火が入って、とてもコージーなリヴィングルーム。

リヴィングルームに繋がる、キッチン。
クリスマス・シーズンにあわせて、ミンス・パイがオーヴンで温められている。

ディオンの作品の並ぶ玄関ホール部分。

最後は正面のドア。
***********
Alexのイメージ・ヴィデオを見つけたので、ここにEmbedしておこう。
Alex MacArthur Interiors
年に4回、このOpen Houseイヴェントが催されるそうなので、また、ぜひチャンスがあれば、訪れたいと思っている^^。
今回は、ファーストフロア(日本で言うところの2階)の部屋のイメージから。

前回の最後のバスルームから、階段を降りてきたところ・・・、

の、部屋を入る。
ヴィンテージの体操用具をコンバートしたテーブルに、
ヴィンテージのスタジオ・ライト、18世紀アイリッシュのカブッド、リージェンシー期のアイリッシュ・ソファ。
窓の木製シャッターにくりぬかれているのは、アンドロジュナス(中性的)なテイストの、
アレックスのテーマ・モチーフで、雌雄のマークが合体したもの。
中世のarrowslit(アロウ・スリット=射撃孔)にも見える。

暖炉側のディスプレイ。

窓からは、ブライトンの海が見える。

この部屋は、裏の方の部屋との壁が取り除かれていて、ここにはダイニングルームのセッティング。

蝶の標本で彩られた、セッティングがステキすぎる・・・。


別の角度から。
壁に取り付けられているのは、18世紀のフランス製ドア。
その中にドローイング作品が展示されている。

その横に展示されているのは、現代のイラストレーターJason Brooksの作品。
エルやヴァージン・アトランティックのイラストを担当するような、
ファッショナブルな作風のイラストレーターなのだけれど、
ここでは素朴イメージのペイントに、ダンボールや紙を張り重ねて、
ゴールドペイントしたハンドメイドのフレームが付いた、
とてもチャーミングな、ミニ作品群。

部屋を出て、階段を降りたところは、アレックスの仕事部屋。

様々なライトは、現代のアーティストのもので、
ヴィンテージのパーツを組み合わせて作れられている。ちょうど「Revamp」のようなもの。

こちら側には、スタンドライトや壁付けのライト。

ランディングのスペースのキャビネットと、Dion Salvador Lloydの、海を描いた作品。
彼の作品は、階段の下にも多数展示されている。
ブライトンの海を、部屋の中にそのまま持ってきたような、すがすがしい作品。

ディオンの作品側が「SEA」なら、向かいの窓には「SUN」の文字。

階段を降りて、 グランド・フロアへ。

正面の部屋を入ったところには、食器のディスプレイ。

その横には、「キャビネット・オヴ・キュリオシティーズ」。

暖炉にも火が入って、とてもコージーなリヴィングルーム。

リヴィングルームに繋がる、キッチン。
クリスマス・シーズンにあわせて、ミンス・パイがオーヴンで温められている。

ディオンの作品の並ぶ玄関ホール部分。

最後は正面のドア。
***********
Alexのイメージ・ヴィデオを見つけたので、ここにEmbedしておこう。
Alex MacArthur Study-Livingroom from Sutchi on Vimeo.
Alex MacArthur Interiors
年に4回、このOpen Houseイヴェントが催されるそうなので、また、ぜひチャンスがあれば、訪れたいと思っている^^。
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Alex MacArthur Interiors(アレックス・マッカーサー・インテリアーズ) - Open House -1-
- 2012-12-17 Mon 10:00:00
- 装飾アート/デザイン
先日、Brighton(ブライトン)のアンティーク・ディーラー、Alex MacArthur Interiors(アレックス・マッカーサー・インテリアーズ)のオープン・ハウス・イヴェントのe-招待状が届いたので、ブライトンまで出かけた。
AlexもThe Decorative Fair(デコラティヴ・フェア)のレギュラー出展ディーラーで、前回の秋フェアで写真を撮らせてもらったことから、メールが届くようになった。
先月まで、7年間ブライトンに小さなお店があったそうだが、大きな4階建ての自宅を、ショールーム・スペースにする改装が完成したため、お店の方は閉めて、この自宅兼ショウ・ルームのお披露目イベントなのだった。
今後も、年に4回Open Houseのイベントを催し、また、年3回のThe Decorative Fairにも、変わりなく出展するそう。それ以外はアポイントメントで、顧客の希望するアンティークのスタイリングを請け負っている。
なにしろ、4階建てのジョージアン・ハウスの全フロアを使っての、スタイリングなので、その迫力というもの、普通のお店とは桁違い。撮影に没頭して、大量の写真が出来上がってしまったので、2回に分けて標本箱に詰め込んでみよう。

ドア・ベルを押して中に入ると、まず最上階のベッドルームのディスプレイに案内される。
ちなみに、公開されていない2部屋がAlexとお嬢さんの私室で、
それ以外はキッチン・バス・トイレに至るまですべて、ショールーム化している。
すべて、値段がついていて「売り物」。
セラミックの彫像は、現在の彫刻家のもの。
このように、コンテンポラリーのアート作品と、様々な様式のアンティークを
ミックス・マッチさせていくのが、今一番「旬」なアンティーク業界のトレンド。

スパンコールでびっしり覆われたスローは、トルコのヴィンテージ。
壁に掛かるドローイングは、現代のアーティストIan Hodgson作。

普段はここはゲスト・ルームだそうで、このバスタブはディスプレイではなくて、
実際に使用するべく設置されたもの。

欲しいという人が現れたら、取り外して売ってしまうのかどうか・・・
までは、尋ねなかった(笑)。

ここの錆びたスティールのロッカーや、
下の階の部屋には、ヴィンテージの体操用具が「家具」として使用される。
これもエクレクティック、ミックス・マッチなトレンドの典型的な例。

アレックスとお嬢さんのバスルームも、展示スペースに。

手前のランディングのコンソールテーブルに展示された、Ian Hodgsonの陶板作品。
私が芸大の頃に、作ってた作品とちょっと似てるんだよね(笑)。
どうも気にかかって、結局手前から2つ目の陶板を、買ってしまった^^。

ベッドルームのある最上階から下りてきた、3階部分のランディング。
蝶の標本箱の見事な、ディスプレイ。

自然博物誌系の標本箱も、人気なのだけれど、ここにあるセットは、とりわけ珍しい。
というのも、チョウバン留めになっている2箱を閉めると、大判の革装書籍に見えるように作られている。
19世紀の大屋敷の書庫に、書籍と並んで収められていたもの。
壁に掛けても、テーブルに立てても展示できる。

その、ランディングの横の展示室。

真ん中にあるのが、ヴィンテージの体操用具で、鞍馬みたいなもの。
テーブルとして使いやすいように、脚の長さはカットするのだそう。

今回のOpen Houseのテーマは「The Beautiful and The Damned(美しきもの、呪われたもの)」で、
Alexのデカダンスな美意識を一言で表現しているけれど、
このショットは一番そのテーマが、現れているのではないかと思う。
Jess Eatonの、鳩の翼をアレンジしたドレスに、Foxed(フォックスド)どころではなくて、
水銀張りの大半が剥離した鏡(こうなるともうDistressedと呼ばれることになる)に、
19世紀の革張りディヴァン。
金曜日夜のプレヴューでは、クィーンなお姉さま方
(というのは、つまり、男性ということなんだけど・・・笑)が、
このJess Eatonのコスチュームを纏って、シャンパンをサーヴして回ったそう。
いやぁ、金曜に来ればよかったなぁ。

ヴィンテージのボールや、ホッケー・スティック。

キャビネット。

天使の像。

ミラーに映りこむライト。

広い正面側の部屋には、4ポスター・ベッドのフレームの中に、モロッコのテーブル。



このフロアのバスルームには、ペン画の作品が展示されている。


次回も、オープン・ハウス・イヴェントのイメージ、続きます。
AlexもThe Decorative Fair(デコラティヴ・フェア)のレギュラー出展ディーラーで、前回の秋フェアで写真を撮らせてもらったことから、メールが届くようになった。
先月まで、7年間ブライトンに小さなお店があったそうだが、大きな4階建ての自宅を、ショールーム・スペースにする改装が完成したため、お店の方は閉めて、この自宅兼ショウ・ルームのお披露目イベントなのだった。
今後も、年に4回Open Houseのイベントを催し、また、年3回のThe Decorative Fairにも、変わりなく出展するそう。それ以外はアポイントメントで、顧客の希望するアンティークのスタイリングを請け負っている。
なにしろ、4階建てのジョージアン・ハウスの全フロアを使っての、スタイリングなので、その迫力というもの、普通のお店とは桁違い。撮影に没頭して、大量の写真が出来上がってしまったので、2回に分けて標本箱に詰め込んでみよう。

ドア・ベルを押して中に入ると、まず最上階のベッドルームのディスプレイに案内される。
ちなみに、公開されていない2部屋がAlexとお嬢さんの私室で、
それ以外はキッチン・バス・トイレに至るまですべて、ショールーム化している。
すべて、値段がついていて「売り物」。
セラミックの彫像は、現在の彫刻家のもの。
このように、コンテンポラリーのアート作品と、様々な様式のアンティークを
ミックス・マッチさせていくのが、今一番「旬」なアンティーク業界のトレンド。

スパンコールでびっしり覆われたスローは、トルコのヴィンテージ。
壁に掛かるドローイングは、現代のアーティストIan Hodgson作。

普段はここはゲスト・ルームだそうで、このバスタブはディスプレイではなくて、
実際に使用するべく設置されたもの。

欲しいという人が現れたら、取り外して売ってしまうのかどうか・・・
までは、尋ねなかった(笑)。

ここの錆びたスティールのロッカーや、
下の階の部屋には、ヴィンテージの体操用具が「家具」として使用される。
これもエクレクティック、ミックス・マッチなトレンドの典型的な例。

アレックスとお嬢さんのバスルームも、展示スペースに。

手前のランディングのコンソールテーブルに展示された、Ian Hodgsonの陶板作品。
私が芸大の頃に、作ってた作品とちょっと似てるんだよね(笑)。
どうも気にかかって、結局手前から2つ目の陶板を、買ってしまった^^。

ベッドルームのある最上階から下りてきた、3階部分のランディング。
蝶の標本箱の見事な、ディスプレイ。

自然博物誌系の標本箱も、人気なのだけれど、ここにあるセットは、とりわけ珍しい。
というのも、チョウバン留めになっている2箱を閉めると、大判の革装書籍に見えるように作られている。
19世紀の大屋敷の書庫に、書籍と並んで収められていたもの。
壁に掛けても、テーブルに立てても展示できる。

その、ランディングの横の展示室。

真ん中にあるのが、ヴィンテージの体操用具で、鞍馬みたいなもの。
テーブルとして使いやすいように、脚の長さはカットするのだそう。

今回のOpen Houseのテーマは「The Beautiful and The Damned(美しきもの、呪われたもの)」で、
Alexのデカダンスな美意識を一言で表現しているけれど、
このショットは一番そのテーマが、現れているのではないかと思う。
Jess Eatonの、鳩の翼をアレンジしたドレスに、Foxed(フォックスド)どころではなくて、
水銀張りの大半が剥離した鏡(こうなるともうDistressedと呼ばれることになる)に、
19世紀の革張りディヴァン。
金曜日夜のプレヴューでは、クィーンなお姉さま方
(というのは、つまり、男性ということなんだけど・・・笑)が、
このJess Eatonのコスチュームを纏って、シャンパンをサーヴして回ったそう。
いやぁ、金曜に来ればよかったなぁ。

ヴィンテージのボールや、ホッケー・スティック。

キャビネット。

天使の像。

ミラーに映りこむライト。

広い正面側の部屋には、4ポスター・ベッドのフレームの中に、モロッコのテーブル。



このフロアのバスルームには、ペン画の作品が展示されている。


次回も、オープン・ハウス・イヴェントのイメージ、続きます。
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Kotomiジュエリ- Town Houseで展示販売中
- 2012-12-14 Fri 01:34:00
- Kotomiジュエリー
12月の頭から、Spitalfields(スピタルフィールズ)のアンティーク・ショップ、Town House(タウン・ハウス)のクリスマス・ギフト企画に、Kotomiジュエリーも参加させてもらっている。
今回は、そのイメージ。

正面ウィンドウにも、シャンデリア・オーナメントとともに、ネックレス。

中から見たところ。

枝から下がる、ツララのような。

そしてこのキャビネットの中が、メインディスプレイ。

ちょうど、遺跡から発掘されたようなイメージ。




Kotomi Creationsでポップも立ててもらった。
ロビンフッド・・・なんだか懐かしいなぁ(笑)。

ペーターおじさんの箱彫刻も、一点展示中。

裏のギャラリー・スペースが、クリスマス・ショップに。

ハンドメイドのブランケットや、プリントが揃っている。

正面ウィンドウの石鹸のディスプレイ。

地下のカフェ・エリア。



Town House(タウン・ハウス)
5 Fournier Street, Spitalfields, London, E1 6QE
Tel: +44 20 7247 4745
オープン:火~土曜 11.30am – 6pm,
企画展期間中は、日曜 12 – 5pmもOpen。
地図:
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今回は、そのイメージ。

正面ウィンドウにも、シャンデリア・オーナメントとともに、ネックレス。

中から見たところ。

枝から下がる、ツララのような。

そしてこのキャビネットの中が、メインディスプレイ。

ちょうど、遺跡から発掘されたようなイメージ。




Kotomi Creationsでポップも立ててもらった。
ロビンフッド・・・なんだか懐かしいなぁ(笑)。

ペーターおじさんの箱彫刻も、一点展示中。

裏のギャラリー・スペースが、クリスマス・ショップに。

ハンドメイドのブランケットや、プリントが揃っている。

正面ウィンドウの石鹸のディスプレイ。

地下のカフェ・エリア。



Town House(タウン・ハウス)
5 Fournier Street, Spitalfields, London, E1 6QE
Tel: +44 20 7247 4745
オープン:火~土曜 11.30am – 6pm,
企画展期間中は、日曜 12 – 5pmもOpen。
地図:
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Kotomiジュエリー近況-2013春夏コレクション準備中
- 2012-12-11 Tue 10:00:00
- Kotomiジュエリー
この時期は、例年ならクリスマス・カウントダウン状態で、秋冬物のジュエリーのクリスマス前・最終デリヴァリーに追われているはずなのだけれど、今年は様子が違って、とても静か・・・・つまりどこの店も売り上げ最悪。
「もう、クリスマスはキャンセル!! 今年はナシ!!」と冗談にして笑ってるけど、ホントにないのかも(ま、それでもいいけどさ・・・笑)。
なので、さっさと気分は来年の春夏コレクションに向いている。
去年から、春夏物の準備~立ち上げのスケジュールが変わってきて、以前(1-2月末頃)より前倒しで、12月中にペンダントヘッドを仕上げる段取りになってきている。
シーズン立ち上げをいつも手伝ってくれる、組み加工のFrancisが、Chinese New Yearにあわせて、1月中頃にシンガポールに帰省するのだけれど、昨年から家庭と、仕入れ仕事の事情で、シンガポール滞在が長くなって、Londonに戻ってくるのが4月以降。これでは、うちのジュエリーの春夏物立ち上げには、まったく遅すぎる。
なので、なんとか1月中頃の出発までに仕上げてしまおう・・・という段取り。
昨年はこの話が出たのが、11月月末で、こっちはクリスマス返上の激務、年内にペンダントヘッドを仕上げて、サンプル組み、加工材料揃えを済ませたのを覚えている。
今年は、早い時期から話を聞いていたので、11月後半に、秋冬物のクリスマス追加製作と同時進行で、材料手配に取り掛かった。なので、現段階で作業の約半分まで来ている感じ。

今回のアクシデントは、いつもフューズド・ガラスの石を作ってくれるJim。
本業(大工さん)が忙しいのと、窯の引越しで、今回は発注のスケジュールがあわない。
早くから聞いていたので、いろいろと代替策を試行錯誤。
ガラスカボションの裏に樹脂で色とテクスチャーを入れて、天然石に合うように加工してみた。

苦肉の策なんだけれど、仕上がりは意外といいんじゃないかな、などと自賛。

オーロラっぽい、ちょっと変わった色味。

シルバー系のニュートラル・カラー。

中心に入る天然石は、今年は(今年も!!)ルチルクオーツ。
予定通り、インドから早々に到着。

それと、ほとんどこれは定番のクリア・クオーツ。
景気が傾いたままのイギリスでは、「無難」なものがいいのか、色味のものがあまり動かない。
もともとモノトーンの好きな私の顧客層は、一段とニュートラル・カラーに傾いてきている。
なので、今年は差し色は最小限に。

これも同じディーラーから届いた、ルチル・クオーツ、
インクルージョン・クオーツのカボション。
それぞれの石にキャラクターと表情が感じられるので、
インクルージョン・クオーツはいつでも私の一番のお気に入り。

今年の「ひかえめな」差し色の一つは、アゲート。
苔や植物のようにも見えれば、地形のようにも見えて、自然の有機体と繋がっている印象の石たち。

これは、正直にいうと、去年から持っているアマゾナイト。
これも差し色に少しだけ。

後は、春恒例のパールは、たいてい中国から仕入れる。

このパールも中国からだけど、大半のパールはFrancisが中国本土から買い付けてきたもの。

そして、もっとパール。

これもいつもの定番、クリスタル石。

11月末から、続々とペンダント・ヘッド製作。
これはまだ、ゴールドのマイカ・パウダーで金色を入れる前。
マイカ・パウダーを「きな粉餅」のようにまぶして、金色に加工してから、オーヴンで焼く。
一枚のトレイに、サイズにもよるけれど、大体20個。
オーヴンにトレイを4段入れて、一回のロットとして焼く。
つまり平均80個が一回の「焼き」のロット。
これをたいてい2.5~3ロット繰り返して、200~250個のペンダントヘッドで、新シーズンの立ち上げとなる。

冷ましててから、水の中でブラシ洗いして、余分のマイカ・パウダーを落として、
E-clothで磨いて、ペンダントヘッド第一ロットの出来上がり。

集中力の一番ある最初のロットで、大型のアイテムから取り掛かっておく。
なので、第一ロットは3-4個のパーツの組み合わせのデザインもある。
クリア・パックにまとめておかないと、どれにどれを使うのだったかが、
混乱してきて、たいてい間違う・・・。
近頃はちゃんと分けておくようになった。

冬の低い日差しの中、第二ロット進行中。
よっぽど複雑な別注でない限り、デザイン画は描かない。
即興で、石を選んで組み合わせている。

いろいろな人がいろいろなやり方で、ポリマークレイの石留めをしているけれど、
これはあくまでも私の考案したやり方。
シート状にしたクレイで、石を包み込み、ナイフで余分をカットして、
スパチュラーでベゼル・セッティング状に、(あるいは、クロウ・セッティング風にギザをいれて)加工する。
その石たちを集めて、くっつけて、クレイで裏からも補強する・・・というのが基本的な方法。
「企業秘密」のレシピで、強度と作業性のいいクレイにブレンドしているので、
シート状にしても石を保持するだけの強度が出ている。

第2ロットのうちのトレイの一つが、オーヴン入りを待っている。

第二ロットの焼き上がり。
そして、今現在は、第3ロットに突入している真っ只中。
来年の新シーズンは、もう少しゆっくり、きっちり立ち上げの写真撮りをしようと思っている。
なので、加工から仕上がるのは1月前半でも、新作お披露目は(多分)、2月後半の予定。
1月後半に、数日アムステルダム近郊のフェアに撮影に行く話しが、持ち上がっているので、
これもまた、楽しいような、忙しいような話・・・(笑)。
ともあれ、ジュエリーの方も、ボチボチ進行中の中間レポートでした^^。
「もう、クリスマスはキャンセル!! 今年はナシ!!」と冗談にして笑ってるけど、ホントにないのかも(ま、それでもいいけどさ・・・笑)。
なので、さっさと気分は来年の春夏コレクションに向いている。
去年から、春夏物の準備~立ち上げのスケジュールが変わってきて、以前(1-2月末頃)より前倒しで、12月中にペンダントヘッドを仕上げる段取りになってきている。
シーズン立ち上げをいつも手伝ってくれる、組み加工のFrancisが、Chinese New Yearにあわせて、1月中頃にシンガポールに帰省するのだけれど、昨年から家庭と、仕入れ仕事の事情で、シンガポール滞在が長くなって、Londonに戻ってくるのが4月以降。これでは、うちのジュエリーの春夏物立ち上げには、まったく遅すぎる。
なので、なんとか1月中頃の出発までに仕上げてしまおう・・・という段取り。
昨年はこの話が出たのが、11月月末で、こっちはクリスマス返上の激務、年内にペンダントヘッドを仕上げて、サンプル組み、加工材料揃えを済ませたのを覚えている。
今年は、早い時期から話を聞いていたので、11月後半に、秋冬物のクリスマス追加製作と同時進行で、材料手配に取り掛かった。なので、現段階で作業の約半分まで来ている感じ。

今回のアクシデントは、いつもフューズド・ガラスの石を作ってくれるJim。
本業(大工さん)が忙しいのと、窯の引越しで、今回は発注のスケジュールがあわない。
早くから聞いていたので、いろいろと代替策を試行錯誤。
ガラスカボションの裏に樹脂で色とテクスチャーを入れて、天然石に合うように加工してみた。

苦肉の策なんだけれど、仕上がりは意外といいんじゃないかな、などと自賛。

オーロラっぽい、ちょっと変わった色味。

シルバー系のニュートラル・カラー。

中心に入る天然石は、今年は(今年も!!)ルチルクオーツ。
予定通り、インドから早々に到着。

それと、ほとんどこれは定番のクリア・クオーツ。
景気が傾いたままのイギリスでは、「無難」なものがいいのか、色味のものがあまり動かない。
もともとモノトーンの好きな私の顧客層は、一段とニュートラル・カラーに傾いてきている。
なので、今年は差し色は最小限に。

これも同じディーラーから届いた、ルチル・クオーツ、
インクルージョン・クオーツのカボション。
それぞれの石にキャラクターと表情が感じられるので、
インクルージョン・クオーツはいつでも私の一番のお気に入り。

今年の「ひかえめな」差し色の一つは、アゲート。
苔や植物のようにも見えれば、地形のようにも見えて、自然の有機体と繋がっている印象の石たち。

これは、正直にいうと、去年から持っているアマゾナイト。
これも差し色に少しだけ。

後は、春恒例のパールは、たいてい中国から仕入れる。

このパールも中国からだけど、大半のパールはFrancisが中国本土から買い付けてきたもの。

そして、もっとパール。

これもいつもの定番、クリスタル石。

11月末から、続々とペンダント・ヘッド製作。
これはまだ、ゴールドのマイカ・パウダーで金色を入れる前。
マイカ・パウダーを「きな粉餅」のようにまぶして、金色に加工してから、オーヴンで焼く。
一枚のトレイに、サイズにもよるけれど、大体20個。
オーヴンにトレイを4段入れて、一回のロットとして焼く。
つまり平均80個が一回の「焼き」のロット。
これをたいてい2.5~3ロット繰り返して、200~250個のペンダントヘッドで、新シーズンの立ち上げとなる。

冷ましててから、水の中でブラシ洗いして、余分のマイカ・パウダーを落として、
E-clothで磨いて、ペンダントヘッド第一ロットの出来上がり。

集中力の一番ある最初のロットで、大型のアイテムから取り掛かっておく。
なので、第一ロットは3-4個のパーツの組み合わせのデザインもある。
クリア・パックにまとめておかないと、どれにどれを使うのだったかが、
混乱してきて、たいてい間違う・・・。
近頃はちゃんと分けておくようになった。

冬の低い日差しの中、第二ロット進行中。
よっぽど複雑な別注でない限り、デザイン画は描かない。
即興で、石を選んで組み合わせている。

いろいろな人がいろいろなやり方で、ポリマークレイの石留めをしているけれど、
これはあくまでも私の考案したやり方。
シート状にしたクレイで、石を包み込み、ナイフで余分をカットして、
スパチュラーでベゼル・セッティング状に、(あるいは、クロウ・セッティング風にギザをいれて)加工する。
その石たちを集めて、くっつけて、クレイで裏からも補強する・・・というのが基本的な方法。
「企業秘密」のレシピで、強度と作業性のいいクレイにブレンドしているので、
シート状にしても石を保持するだけの強度が出ている。

第2ロットのうちのトレイの一つが、オーヴン入りを待っている。

第二ロットの焼き上がり。
そして、今現在は、第3ロットに突入している真っ只中。
来年の新シーズンは、もう少しゆっくり、きっちり立ち上げの写真撮りをしようと思っている。
なので、加工から仕上がるのは1月前半でも、新作お披露目は(多分)、2月後半の予定。
1月後半に、数日アムステルダム近郊のフェアに撮影に行く話しが、持ち上がっているので、
これもまた、楽しいような、忙しいような話・・・(笑)。
ともあれ、ジュエリーの方も、ボチボチ進行中の中間レポートでした^^。
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Langton Street Party (ラングトン・ストリート・パーティー)
- 2012-12-08 Sat 10:00:00
- アンティーク
11月の終わりに、アンティーク・ショップの集まってきた、Kings Road(キングスロード)の果て、Langton Street(ラングトン・ストリート)で、ストリート・パーティーの夕べが催された。
夏の住宅地では、「ストリート・パーティー」と称して、通りを車通行止めにして(あ、もちろん、警察に申請して、許可を取るのだけれど)車道にテーブルや椅子を持ち出し、サンドイッチ、ケーキやお茶などを近所同士持ち寄って、路上お茶会を催したりする。
女王陛下の在位記念、ロイヤル・メンバーの結婚式などの、イヴェントにちなんで、ということが多い。
50-60年代の「古き良き」時代に盛んに行われたようだが、近頃のレトロ・ブームにのって、今年は女王陛下のダイヤモンド・ジュビリー(在位60年記念)にあわせて、イギリス全土で1万件以上のストリート・パーティー申請があったそう。「ストリート・パーティー」という言葉が、今年のトレンドだったともいえる。
Langton street(ラングトン・ストリート)の場合、「ストリート・パーティー」と称して入るものの、通りのインテリア/ブティック/アンティーク・ショップが合同で、クリスマス前に、なるべくたくさんの顧客に集まってもらおうというセールス・イベント。
冬なのでさすがに通りにテーブルを持ち出し・・・というのはなかったけれど、各ショップの「裏庭」にドラム缶焚き火を入れて、ワインやシャンパン、チーズやスナックが饗されている。
その中の一件、Josephine Ryan Antiquesのオーナー、ジョセフィーヌから「クリスマス・ディスプレィを見に来てね!!」と頼まれていたので(「見に来てね」というのは、つまり「カメラ持って写真撮りに来い。」の婉曲表現・・・笑)、ちょっと体調を崩してたのだけれど、カメラ持参で参加。

Kings RoadからLangton Street入っていく入り口にあるのは、
ナチュラル・カントリー・スタイルの服と雑貨を扱うCabbages and Roses。
ちょっと中を覗いたけれど、常連のお客さんで大盛況で、ゆっくり商品を見ている余裕なし。
その隣は、イタリアン・レストランのLa Famiglia。

スピーカーでBGMを流して、スポットライトで、通りをライトアップ。
それにしても寒い・・・なので、皆大急ぎで次の店に駆け込む。

外でおしゃべりするには、ワイン必携。
ここも以前写真を撮らせてもらった、Appley Hoare Antiques。

の、華やかなクリスマス・ディスプレイ。

お店の中でも、あちこちでキャンドルが灯されている。

裏庭で、スナックをちょっとつまんだりして。
写真には撮っていないけれど、この左側で、ドラム缶で薪が燃やされている。
人も集まってきて、裏庭は意外と暖かい。

その隣のポッシュなインテリア・デザイン事務所Guy Goodfellow。
も、パーティー・モード。

一番奥の、ジョセフィーヌのお店。
ウィンドウ・ディスプレイが愛らしい。

クリスマス・ツリーも、クリスマス・リースも使わないで、
それでいて、クリスマスの雰囲気をとてもよく表しているのは、
さすがスタイリスト出身のジョセフィーヌ。

すべてのキャンドル・スタンドにキャンドルが立てられ、火が灯される。

入り口の白木のテーブルには、小型のリンゴ、クラブアップル。
このリンゴで、大きなもみの木を飾ったりするので、これも「クリスマス」を連想させる果物。

そして、見事なヤドリギが天井から吊り下げられている。
ヤドリギも、クリスマスならではの植物。

小さなコーナーにもヤドリギ。

地階のディスプレイもヤドリギと・・・、

クルミ。

暗い廊下にディスプレイされるミラーに、クリスマスのイルミネーション。

裏のドアを抜けて、裏庭へ。

パーティーはたけなわ。

これも、クリスマスの風物詩、オレンジとクルミ。
狐君が番をしている。

裏庭から見た賑やかな店内。

ナチュラルなリースと・・・気がつけば、満月の夜だった。

クリスマスまで、あと17日^^。
夏の住宅地では、「ストリート・パーティー」と称して、通りを車通行止めにして(あ、もちろん、警察に申請して、許可を取るのだけれど)車道にテーブルや椅子を持ち出し、サンドイッチ、ケーキやお茶などを近所同士持ち寄って、路上お茶会を催したりする。
女王陛下の在位記念、ロイヤル・メンバーの結婚式などの、イヴェントにちなんで、ということが多い。
50-60年代の「古き良き」時代に盛んに行われたようだが、近頃のレトロ・ブームにのって、今年は女王陛下のダイヤモンド・ジュビリー(在位60年記念)にあわせて、イギリス全土で1万件以上のストリート・パーティー申請があったそう。「ストリート・パーティー」という言葉が、今年のトレンドだったともいえる。
Langton street(ラングトン・ストリート)の場合、「ストリート・パーティー」と称して入るものの、通りのインテリア/ブティック/アンティーク・ショップが合同で、クリスマス前に、なるべくたくさんの顧客に集まってもらおうというセールス・イベント。
冬なのでさすがに通りにテーブルを持ち出し・・・というのはなかったけれど、各ショップの「裏庭」にドラム缶焚き火を入れて、ワインやシャンパン、チーズやスナックが饗されている。
その中の一件、Josephine Ryan Antiquesのオーナー、ジョセフィーヌから「クリスマス・ディスプレィを見に来てね!!」と頼まれていたので(「見に来てね」というのは、つまり「カメラ持って写真撮りに来い。」の婉曲表現・・・笑)、ちょっと体調を崩してたのだけれど、カメラ持参で参加。

Kings RoadからLangton Street入っていく入り口にあるのは、
ナチュラル・カントリー・スタイルの服と雑貨を扱うCabbages and Roses。
ちょっと中を覗いたけれど、常連のお客さんで大盛況で、ゆっくり商品を見ている余裕なし。
その隣は、イタリアン・レストランのLa Famiglia。

スピーカーでBGMを流して、スポットライトで、通りをライトアップ。
それにしても寒い・・・なので、皆大急ぎで次の店に駆け込む。

外でおしゃべりするには、ワイン必携。
ここも以前写真を撮らせてもらった、Appley Hoare Antiques。

の、華やかなクリスマス・ディスプレイ。

お店の中でも、あちこちでキャンドルが灯されている。

裏庭で、スナックをちょっとつまんだりして。
写真には撮っていないけれど、この左側で、ドラム缶で薪が燃やされている。
人も集まってきて、裏庭は意外と暖かい。

その隣のポッシュなインテリア・デザイン事務所Guy Goodfellow。
も、パーティー・モード。

一番奥の、ジョセフィーヌのお店。
ウィンドウ・ディスプレイが愛らしい。

クリスマス・ツリーも、クリスマス・リースも使わないで、
それでいて、クリスマスの雰囲気をとてもよく表しているのは、
さすがスタイリスト出身のジョセフィーヌ。

すべてのキャンドル・スタンドにキャンドルが立てられ、火が灯される。

入り口の白木のテーブルには、小型のリンゴ、クラブアップル。
このリンゴで、大きなもみの木を飾ったりするので、これも「クリスマス」を連想させる果物。

そして、見事なヤドリギが天井から吊り下げられている。
ヤドリギも、クリスマスならではの植物。

小さなコーナーにもヤドリギ。

地階のディスプレイもヤドリギと・・・、

クルミ。

暗い廊下にディスプレイされるミラーに、クリスマスのイルミネーション。

裏のドアを抜けて、裏庭へ。

パーティーはたけなわ。

これも、クリスマスの風物詩、オレンジとクルミ。
狐君が番をしている。

裏庭から見た賑やかな店内。

ナチュラルなリースと・・・気がつけば、満月の夜だった。

クリスマスまで、あと17日^^。
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シェル・グロット-Margate(マーゲート)
- 2012-12-05 Wed 10:00:00
- 場所
Margateからのイメージの最終回は、シェル・グロット(Shell Grotto)。
グロットというのは、主に18世紀に地方の大屋敷の庭園内に、人工的に作り出された洞窟・岩屋のことで、<こんなようなもの>。
バロック期のイタリアからの影響で、その人工洞窟を、貝殻で装飾された例が多いのだが、その場合シェル・グロットーと呼ばれている。
海を見に行ったマーゲートで、ここに不思議なシェル・グロットがあって、公開されている・・・と聞いたので、2日目の朝Fontaineを訪れる前に寄ってみた。
何が不思議かというと、いつ誰によって何のために作られたのかが、現在も不明だということ。
1835年にこの土地の所有者が、アヒル用の池を掘っていて、突然この、4万6000の貝殻で装飾されたグロットを発見したといわれている。当時マーゲートは、有名なリゾート地だったので、3年後の一般公開以来「マーゲート名物」となった。
住宅地の中に、突然「Shell Grotto」の看板があって、入り口はショップ部、といえば、聞こえはいいのだが、日本でも海水浴場にありそうな、キッチュ系のお土産やさん。しかし、ここでひるまずに、入場料3ポンドを払って、中に入ってみた。
訪れたときには、グロットといえば18世紀。なので、誰か酔狂な人間が(フランスのChevalの理想宮のように)、こつこつ作り上げたのじゃないか・・・程度に考えて、写真撮影を楽しいんでいた。

入り口を降りると、通路は丸く円を描いて別れていて、その先にドーム型の明り窓が開いている。
そこからまた、カーヴを描いた通路が続き、奥の祭壇のある小部屋に繋がっている。

などと・・・、言語能力のない私がいくら説明しても、
きっと意味不明だと思うので・・・、ヴィジュアル。
左上が入り口で、右が祭壇のある小部屋。
略図でパネルの模様の概略も示されている。

私がよくやる、モノクロを被せる後加工して仕上げた写真ではなくて、
実際にこんな感じで、全体にグレイ一色。
19世紀に公開された時に、照明としてガス燈が使われた。
それから約100年近くの間に(1930年に売却された折の表記にも「ガス燈」と記されている)、
ガスの火から出る煤が表面に蓄積して、こんな状態になってしまったそう。

これは、入り口にある展示室に置かれている、
中のパターンの一部を模して作られた、19世紀のサンプル。
これは、変色していないので、当初の、
そして19世紀に発見されたときの色を、推測することができる。
ちなみに、現代の技術をもってすれば、当初の色に復元できるのではないのか?
と、誰でも思うのだけれど、この場合必ず「水分」が使われる。
貝の保存に、水分は最も避けたいことなのだそう。
なので、このすすけた色のままで保存されている。

19世紀の広告ポスター。
ここにもちゃんと「ガス燈で見事にライトアップされた・・・」とある。

装飾パターンは、星、花などと推測できるものもあれば、
意味はあまり解らず、ただ幾何学的・・・と、思えるものもある。
全体に、素朴なタッチ。
これでもう「素人さん」の作ったもので、
少なくとも、18世紀のプロの装飾家のものではないことは明白。

明り採りの付いた、ドーム部。
最初この穴が発見のきっかけになったそう。

明り採りの部分。

曲がった通路に描かれたパネルのひとつ。
花のようでもあり、人の顔のようでもあり、宇宙人っぽくもある?

その奥にある「祭壇のある小部屋」で、正面に見えるのが祭壇。

その祭壇。
左上に19世紀のサンプル・パネルのオリジナルになったと思われるパターンあり。
それにしても、これらのパターンが「不思議だな」とは思った。
イギリスどころか、ヨーロッパの、どんな様式とも関係がないのだった。
全く装飾様式の知識のない人間が作った・・・とも思える。
それにしては、円形クラスターなどの、作りは正確なので、
「技術」を持った人間であることは確か。
ちなみに、貝は石膏で留めつけられているそう。

同様の星のパターンが、繰り返し現れる。

西側の壁。
東側の壁も同じような装飾が施されていたらしいが、
第二次世界大戦中の爆撃で崩壊して、現在はフラットなコンクリートの壁になっている。

Photo by CathyL @Flickr
この「祭壇の小部屋」の不思議な雰囲気から、降霊術の集会にも使われた。
展示されている写真は、1939年のもので、
「誰が参加しているのか、識別できれば、ぜひお知らせください。」

これは、表の入り口で、まるっきり住宅街の中にある。
実は、話が俄然面白くなってのは、ここから帰ってからなのだった。
帰りに、ブログに書くとき用の資料に、と思って小さなブックレットを買った。

2011年に発刊された、パトリシア・ジェーン・マーシュ著
「マーゲート・シェル・グロットの謎」
(Amazon.co.UKでは<ここ>で販売されている。)
それまでも、さまざまな推測説の出版物や言及はあったらしいが、この著者の論理的アプローチは、現在のところほぼ「決定版」という意見に傾いている。
この中では、①製作の機会-ここの土地の所有者が作ったのか?そうでなければ、どうやってアクセスしたのか?どうやって、秘密裏に製作することができたのか?(19世紀の発見まで、ここに「何か」ある、ということは全く知られてもいなければ、記録にも残っていない。)
②動機-何のために、何に使うため作られたのか?全186平方メートルの、膨大なモザイクを作るには、何らかのシリアスな動機があっただろう。
③実行性-これを作るための時間、あるいは資金(あるいはその両方)は、どこに由来するのか?
(グロットを掘って飾る・・・のみならず、この量の貝殻を、採集・運搬する労力もある。ちなみに、貝殻はすべてローカルな地域で採集される種で、「エキゾティック」な種は含まれていないそう。)
④技術-これを作った人(達)は、グロットを掘り、同時にモザイクを製作する技術も持っていたのか?
⑤図像学-どのような文化背景で、このパターンが作られたのか?
という、5つのポイントから、19世紀発見者、あるいは、その関係者説、18世紀の近隣の屋敷の庭園フォリー(装飾建造物)説、チューダー期説、テンプル騎士団説、ローマ帝国期説を検証し、矛盾を提示していく。
最後に、この5つのポイントを満たす説として「フェニキア人植民地区説」が引き出される。
フェニキア人は、紀元前12世紀頃の、地中海の海上交易民族として知られているが、実際にはスペインの海岸を伝って、北ヨーロッパにも殖民地区を持っていた。
イギリスでは、コーンウォールで錫を採掘し、交易に使っていたことが知られている。
マーゲートのある地域は Isle of Thanet(サネット島)と呼ばれ、ほんの数百年前まで、水路で分断された島だった、ということは前回にも書いたが、そのThanetの語源は、フェニキア人の女神「Tanit(タニット)」に由来するものと、現在では考えられている。つまり、イギリス南東海岸に、古代フェニキア人入植地区があったことは、歴史的にも証明されている。
そして、フェニキア人説を採ると、いくつものパターンに、古代中近東のものとの類似性・関連性を認めることができるのだった。
また、この地域は柔らかいチョーク石と、不定形で硬いフリント石しか採れず、神殿建造に適した石材が得られなかったため、洞窟の形態をとったのだろう、ということも推測されている。
この著者の結論は、「このグロットは、紀元前1000年代後期に、古代フェニキア人が、現サネット島に、航海ポイントとしての入植地区を築いた際、最初に建造された、女神タニットの神殿で、その後ローマ人がブリテン島に迫ってきた時に、封印され隠されたもの。」という、最もエキサイティングな説を証明したもの。
実際には、科学的証明や、その他の物理的裏付け発掘は、なされていないので、いまだに有力「説」の状態ではあるのだが。
現代では、放射性炭素での年代測定も可能ではあるけれど、19世紀以降の修復との混同を軽減するためには、多くの貝サンプルを、保護されているモザイクから採取せねばならず、コスト的にも困難なことから、この方法はいまだにとられてはいないということがサイトに記されていた。
このブックレットが、推理小説なみに面白くて、普段は何も読まない私が、一気に読んでしまった(笑)。
The Shell Grotto(シェル・グロット)
Grotto Hill, Margate, Kent CT9 2BU U.K.
TEL 01843 220008
冬の間は週末のみ 10時~4時のオープン。
夏時間(3月末~11月頭)時期は、毎日10時~5時のオープン。
詳しい情報は英文で<このページ>に。
地図:
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グロットというのは、主に18世紀に地方の大屋敷の庭園内に、人工的に作り出された洞窟・岩屋のことで、<こんなようなもの>。
バロック期のイタリアからの影響で、その人工洞窟を、貝殻で装飾された例が多いのだが、その場合シェル・グロットーと呼ばれている。
海を見に行ったマーゲートで、ここに不思議なシェル・グロットがあって、公開されている・・・と聞いたので、2日目の朝Fontaineを訪れる前に寄ってみた。
何が不思議かというと、いつ誰によって何のために作られたのかが、現在も不明だということ。
1835年にこの土地の所有者が、アヒル用の池を掘っていて、突然この、4万6000の貝殻で装飾されたグロットを発見したといわれている。当時マーゲートは、有名なリゾート地だったので、3年後の一般公開以来「マーゲート名物」となった。
住宅地の中に、突然「Shell Grotto」の看板があって、入り口はショップ部、といえば、聞こえはいいのだが、日本でも海水浴場にありそうな、キッチュ系のお土産やさん。しかし、ここでひるまずに、入場料3ポンドを払って、中に入ってみた。
訪れたときには、グロットといえば18世紀。なので、誰か酔狂な人間が(フランスのChevalの理想宮のように)、こつこつ作り上げたのじゃないか・・・程度に考えて、写真撮影を楽しいんでいた。

入り口を降りると、通路は丸く円を描いて別れていて、その先にドーム型の明り窓が開いている。
そこからまた、カーヴを描いた通路が続き、奥の祭壇のある小部屋に繋がっている。

などと・・・、言語能力のない私がいくら説明しても、
きっと意味不明だと思うので・・・、ヴィジュアル。
左上が入り口で、右が祭壇のある小部屋。
略図でパネルの模様の概略も示されている。

私がよくやる、モノクロを被せる後加工して仕上げた写真ではなくて、
実際にこんな感じで、全体にグレイ一色。
19世紀に公開された時に、照明としてガス燈が使われた。
それから約100年近くの間に(1930年に売却された折の表記にも「ガス燈」と記されている)、
ガスの火から出る煤が表面に蓄積して、こんな状態になってしまったそう。

これは、入り口にある展示室に置かれている、
中のパターンの一部を模して作られた、19世紀のサンプル。
これは、変色していないので、当初の、
そして19世紀に発見されたときの色を、推測することができる。
ちなみに、現代の技術をもってすれば、当初の色に復元できるのではないのか?
と、誰でも思うのだけれど、この場合必ず「水分」が使われる。
貝の保存に、水分は最も避けたいことなのだそう。
なので、このすすけた色のままで保存されている。

19世紀の広告ポスター。
ここにもちゃんと「ガス燈で見事にライトアップされた・・・」とある。

装飾パターンは、星、花などと推測できるものもあれば、
意味はあまり解らず、ただ幾何学的・・・と、思えるものもある。
全体に、素朴なタッチ。
これでもう「素人さん」の作ったもので、
少なくとも、18世紀のプロの装飾家のものではないことは明白。

明り採りの付いた、ドーム部。
最初この穴が発見のきっかけになったそう。

明り採りの部分。

曲がった通路に描かれたパネルのひとつ。
花のようでもあり、人の顔のようでもあり、宇宙人っぽくもある?

その奥にある「祭壇のある小部屋」で、正面に見えるのが祭壇。

その祭壇。
左上に19世紀のサンプル・パネルのオリジナルになったと思われるパターンあり。
それにしても、これらのパターンが「不思議だな」とは思った。
イギリスどころか、ヨーロッパの、どんな様式とも関係がないのだった。
全く装飾様式の知識のない人間が作った・・・とも思える。
それにしては、円形クラスターなどの、作りは正確なので、
「技術」を持った人間であることは確か。
ちなみに、貝は石膏で留めつけられているそう。

同様の星のパターンが、繰り返し現れる。

西側の壁。
東側の壁も同じような装飾が施されていたらしいが、
第二次世界大戦中の爆撃で崩壊して、現在はフラットなコンクリートの壁になっている。

Photo by CathyL @Flickr
この「祭壇の小部屋」の不思議な雰囲気から、降霊術の集会にも使われた。
展示されている写真は、1939年のもので、
「誰が参加しているのか、識別できれば、ぜひお知らせください。」

これは、表の入り口で、まるっきり住宅街の中にある。
実は、話が俄然面白くなってのは、ここから帰ってからなのだった。
帰りに、ブログに書くとき用の資料に、と思って小さなブックレットを買った。

2011年に発刊された、パトリシア・ジェーン・マーシュ著
「マーゲート・シェル・グロットの謎」
(Amazon.co.UKでは<ここ>で販売されている。)
それまでも、さまざまな推測説の出版物や言及はあったらしいが、この著者の論理的アプローチは、現在のところほぼ「決定版」という意見に傾いている。
この中では、①製作の機会-ここの土地の所有者が作ったのか?そうでなければ、どうやってアクセスしたのか?どうやって、秘密裏に製作することができたのか?(19世紀の発見まで、ここに「何か」ある、ということは全く知られてもいなければ、記録にも残っていない。)
②動機-何のために、何に使うため作られたのか?全186平方メートルの、膨大なモザイクを作るには、何らかのシリアスな動機があっただろう。
③実行性-これを作るための時間、あるいは資金(あるいはその両方)は、どこに由来するのか?
(グロットを掘って飾る・・・のみならず、この量の貝殻を、採集・運搬する労力もある。ちなみに、貝殻はすべてローカルな地域で採集される種で、「エキゾティック」な種は含まれていないそう。)
④技術-これを作った人(達)は、グロットを掘り、同時にモザイクを製作する技術も持っていたのか?
⑤図像学-どのような文化背景で、このパターンが作られたのか?
という、5つのポイントから、19世紀発見者、あるいは、その関係者説、18世紀の近隣の屋敷の庭園フォリー(装飾建造物)説、チューダー期説、テンプル騎士団説、ローマ帝国期説を検証し、矛盾を提示していく。
最後に、この5つのポイントを満たす説として「フェニキア人植民地区説」が引き出される。
フェニキア人は、紀元前12世紀頃の、地中海の海上交易民族として知られているが、実際にはスペインの海岸を伝って、北ヨーロッパにも殖民地区を持っていた。
イギリスでは、コーンウォールで錫を採掘し、交易に使っていたことが知られている。
マーゲートのある地域は Isle of Thanet(サネット島)と呼ばれ、ほんの数百年前まで、水路で分断された島だった、ということは前回にも書いたが、そのThanetの語源は、フェニキア人の女神「Tanit(タニット)」に由来するものと、現在では考えられている。つまり、イギリス南東海岸に、古代フェニキア人入植地区があったことは、歴史的にも証明されている。
そして、フェニキア人説を採ると、いくつものパターンに、古代中近東のものとの類似性・関連性を認めることができるのだった。
また、この地域は柔らかいチョーク石と、不定形で硬いフリント石しか採れず、神殿建造に適した石材が得られなかったため、洞窟の形態をとったのだろう、ということも推測されている。
この著者の結論は、「このグロットは、紀元前1000年代後期に、古代フェニキア人が、現サネット島に、航海ポイントとしての入植地区を築いた際、最初に建造された、女神タニットの神殿で、その後ローマ人がブリテン島に迫ってきた時に、封印され隠されたもの。」という、最もエキサイティングな説を証明したもの。
実際には、科学的証明や、その他の物理的裏付け発掘は、なされていないので、いまだに有力「説」の状態ではあるのだが。
現代では、放射性炭素での年代測定も可能ではあるけれど、19世紀以降の修復との混同を軽減するためには、多くの貝サンプルを、保護されているモザイクから採取せねばならず、コスト的にも困難なことから、この方法はいまだにとられてはいないということがサイトに記されていた。
このブックレットが、推理小説なみに面白くて、普段は何も読まない私が、一気に読んでしまった(笑)。
Grotto Hill, Margate, Kent CT9 2BU U.K.
TEL 01843 220008
冬の間は週末のみ 10時~4時のオープン。
夏時間(3月末~11月頭)時期は、毎日10時~5時のオープン。
詳しい情報は英文で<このページ>に。
地図:
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Margate(マーゲート)の町
- 2012-12-02 Sun 10:00:00
- 場所
マーゲートの話の続きで、今回は町のイメージ。
マーゲートは港町で・・・なのだけれど、その砂浜がリゾートに最適というので、18-19世紀にファッショナブルなホリデー滞在地として、人気があった。
町並みも、Old Town(旧市街)の方には、ジョージアン期のリゾート地らしい、バルコニーの付いた家、などが残っていて、なかなか風情がある。
しかし・・・それは比較的小さなエリアでしかないのだった。
20世紀後半、特に70年代以降は、イギリスの(特にロンドンからの)ホリデーは、海外・地中海沿岸というのが定番になってきて、イギリス各地の海岸保養地はどんどん寂れていってしまう。
それに輪をかけたのが、ロンドン自治区の福利・厚生システムで、生活保護を受けている人達、それも、ドラッグ中毒などが原因で、あてがわれた公共住宅で、治安上などの問題を起こしてしまうトラブルメーカーを、「海岸の保養地が精神衛生上もよろしいでしょう・・・。」のような適当な判断で、ロンドン近郊の旧海岸リゾート地に送り込んでしまった。
保養地のホテル・オーナー側は、少なくともロンドン自治区が家賃を払ってくれる、というので、この案に乗ってしまい、かくして・・・、イギリス海岸旧保養地は、治安の悪いスラムと化してしまった・・・、というのが90年代までの話。
(詳しく調べてはいないけれど)、現在は、もうこの「送り込み提携」はさすがに行われてはいないはず。
ひとたび荒んでしまった町を、再び「町興し」するのは簡単なことではないのだけれど、ロンドンの治安最悪エリアだった、東ロンドンの「ルネッサンス」大成功に刺激を受けて、現在はこのような旧海岸リゾート地が、「ルネッサンス」計画を行政・民間の両サイドから推し進めている。
マーゲートも例外ではなくて、旧市街を出ると建物も荒んでくるし、放置されている土地も目に付く。
しかし、「ルネッサンス」企画の一環で、ターナー・コンテンポラリー美術館が、2011年4月にオープン。
(あ、いや、古物好き「コンテ」嫌いの配偶者氏と私は、結局ここには行かなかったけど。「ターナー」の展示があると思いこんでいたら、それはとっくに終わっていたのだった・・・。)
先日紹介したFontaine Antiques、B&B The Reading Roomsや、ヴィンテージ・ショップ、カフェ、ティールームなど、徐々に個性的な店が集まり始めたところ。
これはまだ企画段階のようだけれど、「Dreamland」再開発計画というのもある。
20世紀初頭にオープンしたアールデコ・スタイルのリゾート遊園地「Dreamland」が、その後の火事等で閉鎖となったまま放置されているのを、再興させようというもの。
こんな風に・・・、ちょうど90年代後半の東ロンドン・ショーディッチあたりのような、エネルギーが集まりつつある町。
前置きはこれぐらいで、イメージいきます(もちろん美意識優先主義古物好きの私は、旧市街しか撮らないけど。廃墟写真は今回はナシ・・・笑)。

ビーチから上がってきたところの時計塔。

その先の海岸沿いの道。
左にちょこっと覗いている、ガラス張りの建物が、
ターナー・コンテンポラリー美術館(ソ無視・・・笑)。

ビーチと崖の両方にまたがる町は、坂が多い。
崖側の海岸から戻ってきて、町を眺めたところ。

このあたりはチョークの崖の上に街が建っている。
チョークはやわらかすぎて、建材にはならないのだけれど、
たいていチョークと同じ層から取れるフリント石が建材になる。
ファサードの先のカーブした装飾はDutch Gable(ダッチ・ゲイブル)と呼ばれ、
オランダからの影響。17世紀頃の建築みたいだけど、ウラは取ってない(笑)。

その向かいは、ヴィンテージ・ショップ


その他にも、ヴィンテージ・ショップが、いろいろできてきている。

自分的にはヴィンテージよりは、アンティーク屋かな。

そのアンティーク・ショップ「Paraphernalia」の正面。

マーゲートでは、ちょっと有名なScott's Furniture Mart。
これは旧市街から少し離れた、住宅地のど真ん中にある。
アンティーク+セコハン家具が中心で、
その他家具用のパーツなどがごちゃごちゃ揃っているという話。
行って見たら、その日は水曜日で定休日(日・水・祝日が休み)。

悔しいのでウィンドウを覗き込んで撮影。

旧市街に戻って、中心のマーケット広場にある、カフェ。
着いた日に、ランチを食べるべくさまよっていた。
甘い粉物は苦手なので、ケーキはパスして、お隣の・・・、

Greedy Cowで遅いランチ・・・、

のつもりが、盛りがよすぎて、結果的にディナーということになってしまった。

そののどかな、マーケット広場。

その一角にある、ジュエリーショップの店構えがとてもヴィクトリアン。
右上に見える3つの金の球は、「質屋」の標識。
今でも、ジュエリーショップ兼質屋。

同じ一角にあるパブ「The Life Boat」。
ディナーはここがいいわよ、と、B&Bのオーナーのおススメで行ってみた。
しかし、配偶者氏も私も全くお腹がすかず、飲み物だけ。
配偶者氏は、いろいろ扱っている地元のエールの中から、選んでいた。

旧市街からB&Bに向かっていく途中の、「The Mad Hatter Tea Rooms」。
ヴィンテージでコテコテのティールームという評判だったので、
興味津々だったのだけれど、オープンは週末だけだそう。

また悔しいので、夜に覗き写真。

旧市街の昔の新聞社の建物。
Thanetというのは、このMargateや隣町Ramsgateの一帯の地区の呼称。
現在は半島として突き出しているこの地域は、歴史的には島だった。
今でも「Isle of Thanet (サネット島)」と呼ばれる呼称は、それに由来している。
本土にくっついたのは、この500年以内の話だそう。

B&Bのある、Hawley Square(ハウレー・スクエア)の角にある、
「Theatre Royal」
ロンドン、Drury Lane(デュルリー・レーン)のTheatre Royalに次いで、
2番目に古いシアターで1787年のオープン。
チャペルやシネマとして使われていた時期もあるが、現在は劇場に復活。

これも旧市街のはずれの住宅地に建つ、チューダー期の農家「Tudor House」。
1525年頃に、この地域の豪農の屋敷として建造されたもの。
現在は、マーゲート博物館の一部で、イベント時以外は内部の公開はされていない。

最後はマーゲートの駅前。
次回は、マーゲートから最終回で、不思議な・・・今も謎の・・・グロットー。
マーゲートは港町で・・・なのだけれど、その砂浜がリゾートに最適というので、18-19世紀にファッショナブルなホリデー滞在地として、人気があった。
町並みも、Old Town(旧市街)の方には、ジョージアン期のリゾート地らしい、バルコニーの付いた家、などが残っていて、なかなか風情がある。
しかし・・・それは比較的小さなエリアでしかないのだった。
20世紀後半、特に70年代以降は、イギリスの(特にロンドンからの)ホリデーは、海外・地中海沿岸というのが定番になってきて、イギリス各地の海岸保養地はどんどん寂れていってしまう。
それに輪をかけたのが、ロンドン自治区の福利・厚生システムで、生活保護を受けている人達、それも、ドラッグ中毒などが原因で、あてがわれた公共住宅で、治安上などの問題を起こしてしまうトラブルメーカーを、「海岸の保養地が精神衛生上もよろしいでしょう・・・。」のような適当な判断で、ロンドン近郊の旧海岸リゾート地に送り込んでしまった。
保養地のホテル・オーナー側は、少なくともロンドン自治区が家賃を払ってくれる、というので、この案に乗ってしまい、かくして・・・、イギリス海岸旧保養地は、治安の悪いスラムと化してしまった・・・、というのが90年代までの話。
(詳しく調べてはいないけれど)、現在は、もうこの「送り込み提携」はさすがに行われてはいないはず。
ひとたび荒んでしまった町を、再び「町興し」するのは簡単なことではないのだけれど、ロンドンの治安最悪エリアだった、東ロンドンの「ルネッサンス」大成功に刺激を受けて、現在はこのような旧海岸リゾート地が、「ルネッサンス」計画を行政・民間の両サイドから推し進めている。
マーゲートも例外ではなくて、旧市街を出ると建物も荒んでくるし、放置されている土地も目に付く。
しかし、「ルネッサンス」企画の一環で、ターナー・コンテンポラリー美術館が、2011年4月にオープン。
(あ、いや、古物好き「コンテ」嫌いの配偶者氏と私は、結局ここには行かなかったけど。「ターナー」の展示があると思いこんでいたら、それはとっくに終わっていたのだった・・・。)
先日紹介したFontaine Antiques、B&B The Reading Roomsや、ヴィンテージ・ショップ、カフェ、ティールームなど、徐々に個性的な店が集まり始めたところ。
これはまだ企画段階のようだけれど、「Dreamland」再開発計画というのもある。
20世紀初頭にオープンしたアールデコ・スタイルのリゾート遊園地「Dreamland」が、その後の火事等で閉鎖となったまま放置されているのを、再興させようというもの。
こんな風に・・・、ちょうど90年代後半の東ロンドン・ショーディッチあたりのような、エネルギーが集まりつつある町。
前置きはこれぐらいで、イメージいきます(もちろん美意識優先主義古物好きの私は、旧市街しか撮らないけど。廃墟写真は今回はナシ・・・笑)。

ビーチから上がってきたところの時計塔。

その先の海岸沿いの道。
左にちょこっと覗いている、ガラス張りの建物が、
ターナー・コンテンポラリー美術館(ソ無視・・・笑)。

ビーチと崖の両方にまたがる町は、坂が多い。
崖側の海岸から戻ってきて、町を眺めたところ。

このあたりはチョークの崖の上に街が建っている。
チョークはやわらかすぎて、建材にはならないのだけれど、
たいていチョークと同じ層から取れるフリント石が建材になる。
ファサードの先のカーブした装飾はDutch Gable(ダッチ・ゲイブル)と呼ばれ、
オランダからの影響。17世紀頃の建築みたいだけど、ウラは取ってない(笑)。

その向かいは、ヴィンテージ・ショップ


その他にも、ヴィンテージ・ショップが、いろいろできてきている。

自分的にはヴィンテージよりは、アンティーク屋かな。

そのアンティーク・ショップ「Paraphernalia」の正面。

マーゲートでは、ちょっと有名なScott's Furniture Mart。
これは旧市街から少し離れた、住宅地のど真ん中にある。
アンティーク+セコハン家具が中心で、
その他家具用のパーツなどがごちゃごちゃ揃っているという話。
行って見たら、その日は水曜日で定休日(日・水・祝日が休み)。

悔しいのでウィンドウを覗き込んで撮影。

旧市街に戻って、中心のマーケット広場にある、カフェ。
着いた日に、ランチを食べるべくさまよっていた。
甘い粉物は苦手なので、ケーキはパスして、お隣の・・・、

Greedy Cowで遅いランチ・・・、

のつもりが、盛りがよすぎて、結果的にディナーということになってしまった。

そののどかな、マーケット広場。

その一角にある、ジュエリーショップの店構えがとてもヴィクトリアン。
右上に見える3つの金の球は、「質屋」の標識。
今でも、ジュエリーショップ兼質屋。

同じ一角にあるパブ「The Life Boat」。
ディナーはここがいいわよ、と、B&Bのオーナーのおススメで行ってみた。
しかし、配偶者氏も私も全くお腹がすかず、飲み物だけ。
配偶者氏は、いろいろ扱っている地元のエールの中から、選んでいた。

旧市街からB&Bに向かっていく途中の、「The Mad Hatter Tea Rooms」。
ヴィンテージでコテコテのティールームという評判だったので、
興味津々だったのだけれど、オープンは週末だけだそう。

また悔しいので、夜に覗き写真。

旧市街の昔の新聞社の建物。
Thanetというのは、このMargateや隣町Ramsgateの一帯の地区の呼称。
現在は半島として突き出しているこの地域は、歴史的には島だった。
今でも「Isle of Thanet (サネット島)」と呼ばれる呼称は、それに由来している。
本土にくっついたのは、この500年以内の話だそう。

B&Bのある、Hawley Square(ハウレー・スクエア)の角にある、
「Theatre Royal」
ロンドン、Drury Lane(デュルリー・レーン)のTheatre Royalに次いで、
2番目に古いシアターで1787年のオープン。
チャペルやシネマとして使われていた時期もあるが、現在は劇場に復活。

これも旧市街のはずれの住宅地に建つ、チューダー期の農家「Tudor House」。
1525年頃に、この地域の豪農の屋敷として建造されたもの。
現在は、マーゲート博物館の一部で、イベント時以外は内部の公開はされていない。

最後はマーゲートの駅前。
次回は、マーゲートから最終回で、不思議な・・・今も謎の・・・グロットー。
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