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2012年12月11日 Archive

Kotomiジュエリー近況-2013春夏コレクション準備中

この時期は、例年ならクリスマス・カウントダウン状態で、秋冬物のジュエリーのクリスマス前・最終デリヴァリーに追われているはずなのだけれど、今年は様子が違って、とても静か・・・・つまりどこの店も売り上げ最悪。
「もう、クリスマスはキャンセル!! 今年はナシ!!」と冗談にして笑ってるけど、ホントにないのかも(ま、それでもいいけどさ・・・笑)。
なので、さっさと気分は来年の春夏コレクションに向いている。

去年から、春夏物の準備~立ち上げのスケジュールが変わってきて、以前(1-2月末頃)より前倒しで、12月中にペンダントヘッドを仕上げる段取りになってきている。
シーズン立ち上げをいつも手伝ってくれる、組み加工のFrancisが、Chinese New Yearにあわせて、1月中頃にシンガポールに帰省するのだけれど、昨年から家庭と、仕入れ仕事の事情で、シンガポール滞在が長くなって、Londonに戻ってくるのが4月以降。これでは、うちのジュエリーの春夏物立ち上げには、まったく遅すぎる。
なので、なんとか1月中頃の出発までに仕上げてしまおう・・・という段取り。
昨年はこの話が出たのが、11月月末で、こっちはクリスマス返上の激務、年内にペンダントヘッドを仕上げて、サンプル組み、加工材料揃えを済ませたのを覚えている。
今年は、早い時期から話を聞いていたので、11月後半に、秋冬物のクリスマス追加製作と同時進行で、材料手配に取り掛かった。なので、現段階で作業の約半分まで来ている感じ。


Materials for S/S 2013 new collection
今回のアクシデントは、いつもフューズド・ガラスの石を作ってくれるJim。
本業(大工さん)が忙しいのと、窯の引越しで、今回は発注のスケジュールがあわない。
早くから聞いていたので、いろいろと代替策を試行錯誤。
ガラスカボションの裏に樹脂で色とテクスチャーを入れて、天然石に合うように加工してみた。

Materials for S/S 2013 new collection
苦肉の策なんだけれど、仕上がりは意外といいんじゃないかな、などと自賛。

Materials for S/S 2013 new collection
オーロラっぽい、ちょっと変わった色味。

Materials for S/S 2013 new collection
シルバー系のニュートラル・カラー。

Materials for S/S 2013 new collection
中心に入る天然石は、今年は(今年も!!)ルチルクオーツ。
予定通り、インドから早々に到着。

Materials for S/S 2013 new collection
それと、ほとんどこれは定番のクリア・クオーツ。
景気が傾いたままのイギリスでは、「無難」なものがいいのか、色味のものがあまり動かない。
もともとモノトーンの好きな私の顧客層は、一段とニュートラル・カラーに傾いてきている。
なので、今年は差し色は最小限に。

Materials for S/S 2013 new collection
これも同じディーラーから届いた、ルチル・クオーツ、
インクルージョン・クオーツのカボション。
それぞれの石にキャラクターと表情が感じられるので、
インクルージョン・クオーツはいつでも私の一番のお気に入り。

Materials for S/S 2013 new collection
今年の「ひかえめな」差し色の一つは、アゲート。
苔や植物のようにも見えれば、地形のようにも見えて、自然の有機体と繋がっている印象の石たち。

Materials for S/S 2013 new collection
これは、正直にいうと、去年から持っているアマゾナイト。
これも差し色に少しだけ。

Materials for S/S 2013 new collection
後は、春恒例のパールは、たいてい中国から仕入れる。

Materials for S/S 2013 new collection
このパールも中国からだけど、大半のパールはFrancisが中国本土から買い付けてきたもの。

Materials for S/S 2013 new collection
そして、もっとパール。

Materials for S/S 2013 new collection
これもいつもの定番、クリスタル石。

Work-in-progress for next season
11月末から、続々とペンダント・ヘッド製作。
これはまだ、ゴールドのマイカ・パウダーで金色を入れる前。
マイカ・パウダーを「きな粉餅」のようにまぶして、金色に加工してから、オーヴンで焼く。
一枚のトレイに、サイズにもよるけれど、大体20個。
オーヴンにトレイを4段入れて、一回のロットとして焼く。
つまり平均80個が一回の「焼き」のロット。
これをたいてい2.5~3ロット繰り返して、200~250個のペンダントヘッドで、新シーズンの立ち上げとなる。

Work-in-progress for next season
冷ましててから、水の中でブラシ洗いして、余分のマイカ・パウダーを落として、
E-clothで磨いて、ペンダントヘッド第一ロットの出来上がり。

Work-in-progress for next season
集中力の一番ある最初のロットで、大型のアイテムから取り掛かっておく。
なので、第一ロットは3-4個のパーツの組み合わせのデザインもある。
クリア・パックにまとめておかないと、どれにどれを使うのだったかが、
混乱してきて、たいてい間違う・・・。
近頃はちゃんと分けておくようになった。

Work-in-progress for next season
冬の低い日差しの中、第二ロット進行中。
よっぽど複雑な別注でない限り、デザイン画は描かない。
即興で、石を選んで組み合わせている。

Work-in-progress for next season
いろいろな人がいろいろなやり方で、ポリマークレイの石留めをしているけれど、
これはあくまでも私の考案したやり方。
シート状にしたクレイで、石を包み込み、ナイフで余分をカットして、
スパチュラーでベゼル・セッティング状に、(あるいは、クロウ・セッティング風にギザをいれて)加工する。
その石たちを集めて、くっつけて、クレイで裏からも補強する・・・というのが基本的な方法。
「企業秘密」のレシピで、強度と作業性のいいクレイにブレンドしているので、
シート状にしても石を保持するだけの強度が出ている。

Work-in-progress for next season
第2ロットのうちのトレイの一つが、オーヴン入りを待っている。

Work-in-progress for next season
第二ロットの焼き上がり。
 

そして、今現在は、第3ロットに突入している真っ只中。

来年の新シーズンは、もう少しゆっくり、きっちり立ち上げの写真撮りをしようと思っている。
なので、加工から仕上がるのは1月前半でも、新作お披露目は(多分)、2月後半の予定。
1月後半に、数日アムステルダム近郊のフェアに撮影に行く話しが、持ち上がっているので、
これもまた、楽しいような、忙しいような話・・・(笑)。

ともあれ、ジュエリーの方も、ボチボチ進行中の中間レポートでした^^。

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