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2016年10月 Archive

Vitré(ヴィトレ)2― Brittany Drive (ブリタニー・ドライヴ)

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2016-10-30 Sun 19:07:50
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時計を1時間遅らせて、UKは暗ーい冬時間突入。初日から・・・なんだか眠いのは気のせいだろうか?

今回は長々とひきずってきた夏のノルマンディー・ブリタニー話の最終回で、Vitre(ヴィトレ)の続編。
前回の中世以来の建物の残る町を散策して、通りかかった教会に入ってみた、ところから。


Église Notre-Dame de Vitré
今は駐車場になっている広場に面して建つ、
Église Notre-Dame de Vitré
(ヴィトレのノートルダム教会)は、ゴシック様式。

Église Notre-Dame de Vitré
そして、ドアが黄色い。
黄色・・・というのは今まで見たことがなかった。

Église Notre-Dame de Vitré
そして、サイドの翼廊のドアも、16世紀の彫に黄色。

Église Notre-Dame de Vitré
中は比較的シンプルで、石造りがむき出しになっている。

Église Notre-Dame de Vitré
入り口のパネリングがゴシック期の重厚なもの。

Église Notre-Dame de Vitré
翼廊の19世紀の祭壇を見たり、

Église Notre-Dame de Vitré
反対側の翼廊の、18世紀(かな?)の祭壇を撮影したりしていると、
Danaさんが呼びに来た。
おしゃべり上手なティエリー氏が、教会のスタッフの人と話していたら、
普段は関係者しか入れない、
控室を見せてもらえることになったということ。

で、急いでその部屋に向かう。

Église Notre-Dame de Vitré
天井やら壁に壁画が残っているのみならず・・・、

Église Notre-Dame de Vitré
壁一面のキャビネットに、このパネリング。

Église Notre-Dame de Vitré
建造当時のものとしたら、16世紀後半?
17世紀ごろのものかもしれない。

Église Notre-Dame de Vitré
窓際のレリーフ・パネルも味わい深い・・・。

Église Notre-Dame de Vitré
ズーム・イン。

Église Notre-Dame de Vitré
儀式の際の装束まで見せてもらった。
田舎の人は、みんな親切ー。
まったく、ありがとうございました、ですよ。

この後、教会前広場に面した、
愛想のいいおじさんのアイスクリーム屋で、
アイスクリームを立ち食い。これがまたとても美味しい‼
しかし、この時は、「ここでアイスクリームを食べる」
ということが後々、重要なポイントになるとは知る由もない・・・。

Vitré - street
ここから、辻々に飾られた聖母子を撮ったりしながら、
(あ、これは今回私たちの行きそこなった
Quimper/カンペールの町の焼き物)
ぶらぶら街歩きして、前回の古色豊かなハイストリートを抜けて、
Château de Vitré(ヴィトレ城)へと向かう。

Château de Vitré
11世紀からここに石造の城が建つのだけれど、
いかにもフランスの城・・・という感じで秀麗な
現在の建物は、16~17世紀に改造・補修・増築されたものだそう。

Château de Vitré
城にたなびくこの旗が、ブリタニーの旗。

Château de Vitré
bailey(ベイリー=城壁に囲まれた中庭のこと。
日本語で一般的にどう呼ぶのか不明。)に現在建つ建物は、
現在はヴィトレの町役場。
16世紀のペスト流行時には、ブリタニーの首都Rennes(レンヌ)から、
ブリタニー議会がここに移されていたのだそう。

Château de Vitré
その横に立つ、ルネサンス様式のチャペルの窓が美しい。

Château de Vitré
城のKeep(天守)にあたる部分が、
現在はミュージアムとして公開されているので、入ってみる。

Château de Vitré
まずは建造当時の、16世紀の断片が展示されている。

Château de Vitré
巨大な暖炉。

Château de Vitré
別の暖炉にあった、暖炉の奥を飾る鋳物のパネル、
Fireback=ファイヤーバックと呼ばれるもの。
15世紀ごろから暖炉の裏の壁を保護するため、
また、ラジエーター効果で熱を備蓄して、
室内に反射するために使われ始めたもの。
紋章の入ったデコラティヴのものになっていった。
これは、同じ紋章のものをティエリー氏が持っているそうで、
写真を撮ろうとしていたけれど、ひどく暗い中に黒なので、
氏のカメラではフォーカスできず・・・ウチのカメラが代理撮影。

Château de Vitré
上階は18世紀のものの展示。

Château de Vitré
しかし暖炉飾りは、建造時の16世紀。
イギリスでいえばエリザベス1世女王の頃。
装飾や様式はよく似ているけれど、こちらの方が少し田舎風。

Château de Vitré
19世紀前半の展示室。

Château de Vitré
最後の部屋はチャペルからの(?)祭壇装飾の断片。
Pおじだったら買いたそう・・・(笑)。

Château de Vitré
私好みの聖遺物容器。

Château de Vitré
城壁からの眺めも堪能。


さて、城を見た後、そろそろ戻らないと、2時間パーキングチケットが切れるころ・・・なので、そのまま車を停めていた駅前駐車場に向かう。
駅前では、着いた時とうって変わって、食品を売るマーケットが立っている。そのにぎやかな感じに誘い込まれて、Danaさんと「ここで晩御飯買って帰ろうか、Pおじさんにお土産とか・・・。」と、のんきに話していたら、
T 「だから、車がなくなってるんだってば―‼」
と、前を歩くティエリー氏が振りかえって絶叫ー。
D+K 「げっ!?ここに停めてたんだっけー!?」
私たちはてっきり、そのまた奥に見える駐車場に停めていたものと勘違いしていたのだった。
T+D+K 「OMG‼ レッカられたよーっ‼」

とにかく、マーケットの前に建つ観光案内所に駆け込んで、仏語ネイティヴのティエリー氏が、どーしたもんだか相談をする。
どうやら、この駅前では今日は夕方のマーケット日で(マーケットは、一般的に朝なので、夕方マーケットということ自体、私たちの概念に入っていない)、その旨表示がされていたとのこと。
でも、私たちは誰も気づいてなくて(そもそも私は読めんし)、パーキングチケット機にはなんの表示もなく、ちゃんと2時間パーキングの料金も払えたから、2時間パーキングしたらこのザマ・・・。
「警察に行って、レッカー移動されたところから回収してください。5時で閉まるから急いで。」という感じで、アドヴァイスされる。
その警察というのは、途中入った教会の隣。かくして、また大急ぎで教会広場に戻る。

で、その警察に着いたときはすでに5時を過ぎていて・・・、完璧に閉まっている・・・Dahhhhh・・・sigh。
この敷地内に移動されたのかとも思うけれど、そんなような車はどこにも見かけないし、私たちの車も当然なし。
いやぁ~まいったなぁ~。明日警察が開くまでどうしようもないんかい・・・、つまり、今夜ヴィトレでもう一泊ってかい?着替えも化粧品も全部車の中なのに?そして、レッカー移動の罰金って法外じゃないのかー?などと一同青ざめる。

が、警察の隣にさっき食べたアイスクリーム屋があることに気が付く。
夕方なので早々に閉まっているのだが、人当たりの良さに自信ありのティエリー氏、そして親切そうなオヤジさんだったことを覚えているので、「すいませーん、助けてくださいー。」とドアを叩く。
出てきてくれたオヤジさんが、話を聞くなりケータイを取り出して、某ナンバーに即電話し話した後「10分で迎えに来るってよ。」とスマイル。 神に見えたわ(笑)。
想像だけど、警察の横で店を構えていたら、こんな「助けて~‼」な余所者がよくドアを叩くんじゃないのかな、で、時間外警察ホット・ラインがケータイに入っていると・・・。

親切なおじさんの言ったとおりに、10分もしないうちにパトカーに乗ったポリス2人組が、広場に登場。
早速、ヴィトレの町はずれにある、ポリスの駐車場に、ポリスのヴァンに乗せてもらって向かう・・・というか、連行される。
ここでもまた、ティエリー氏おしゃべり上手を発揮して「そんな表示、全く気が付かなかった」だの、「この子らは『マーケットで晩御飯買いましょう』とか言ってんですよー」とか、話しまくって、なんとなくポリスの人たちとも、フレンドリーな雰囲気が醸し出される。
罰金は100ユーロだったので、全員の失態ということで、3割決定。「高くついたポリス・タクシー」ということにする。


Our car was tow tracked...
疲れてキンチョーした挙句安心したせいか、
異様にハイになってきた私たち、
警察の駐車場に車を見たときはもうお祭り騒ぎ・・・。

Our car was tow tracked...
罰金のチェックを切ってて、なに、この一同の笑顔(笑)。

Our car was tow tracked...
Danaさん激ハイ図は「小さくっ‼」の
指導要綱に従ってこのサイズ。
この後、一同で記念撮影して(なんでやねん?)、
で、「Fougères(フジェー)経由でノルマンディーに帰るには、
どう行ったらいいですか?」と尋ねるティエリー氏。
田舎はポリスも親切で、
「じゃあ、分岐点まで先導しますね。」ということになり・・・、

The poilce car lead us to the direction to Fougères
こういうことに。
この間も、「実は刑務所に向かってたりして・・・」的な、
くだらない大笑いが入っているので、音声はカット。

Drive back from Bittany
夕日の中、無事ノルマンディーに帰り着いたのだった。

というところで、夏のノルマンディー・ブリタニー話は終わって、
次回は何とか、イギリスに話を戻したいもんです・・・。



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Vitré(ヴィトレ)1― Brittany Drive (ブリタニー・ドライヴ)

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2016-10-27 Thu 14:46:10
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3日間のブリタニー・ドライヴの最終日は、まず宿の近くの「美しい村」ベストXX入りをしているRochefort-en-Terre(ロシュフォー・アン・テレ)を見て回って、その後ノルマンディーに向かって帰る途中の、Vitré(ヴィトレ)の町に立ち寄ることにした。
観光激戦区の町や村は、夏のホリデートップシーズンなので、昼頃からのんびり駐車場に車を入れること、まず不可能。
Vitré(ヴィトレ)はドラーバー兼ガイド役のティエリー氏の推薦で、鉄道駅もあるそこそこ大きな町で、観光というよりか住んで働いている人の多い、「普通の町」。つまり、駐車場もいくつもあって、昼頃の駐車も問題なし。
それでいて城や教会、中世以来の古い建物がふんだんに残されているとのこと、そして都合よく、東側ノルマンディーへの帰りのルート上にある。
そんなわけで、「行こう、行こう‼」ということになった。この町Googleマップでいうと<ここ>にある。

まずは、駅前の駐車場に車を停めて、町を散策。

Vitré - street
中世以来の建物が、現役で使われているのは、
以前訪れたDinan(ディナン)と少し似た雰囲気。

Vitré - street

Vitré - street
この町にしたら、新しい方の18世紀の建物。

Vitré - street
可愛い窓辺は19世紀。

Vitré - street
市の関連の建物はルネッサンス様式。

Vitré - street
その門は、田舎風ルネッサンス(笑)。

Vitré - street
その窓。

Vitré - street
ルネサンス~バロックなバルコニー飾り。

Vitré - street
教会前の建物も、教会と同じような中世のもの。

Vitré - street
中世以来残されたような路地。

Vitré - street
このエリア、一度荒廃していたのが、
古い建物を忠実に修復再開発されているようで、
いくつかまだ工事中の建物あり。

Vitré - street
そして、これがハイストリート。
お店が古色豊かな建物に収まっている。

Vitré - street

Vitré - street
木造部分をイエロー・オーカーにペイントするのは、
この地域(?)独特。
ほかで例を見たことがないけれど、
次回掲載予定の教会のドアも、イエロー
にペイントされているのだった。

Vitré - street

Vitré - street
上階の痛んでいる建物も多い。
Danaさんと、建物を見上げるティエリー氏。

Vitré - street
あぁ、ここも修復待ちだ。

Vitré - street
後ろにもっと大きな建物が建っていて、
現在は廃墟になっているよう。
前の建物も、いろいろ継ぎ足されているのがわかる。

Vitré - street
16世紀建造(1512年かな?)。

Vitré - street
ハイストリートを抜けた先は・・・、

Vitré - street
ヴィトレ城で、ここからまた次回に話は続きますよ。




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Rochefort-en-Terre(ロシュフォー・アン・テレ)2― Brittany Drive (ブリタニー・ドライヴ)

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2016-10-24 Mon 15:00:00
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Stoke-on-Trentから、戻ってきましたー。
来週はRye(ライ)で1泊の撮影で、再来週はベルギーのNamur(ナミュール)に5泊、これは、撮影仕事は一日だけ(件のPおじさんのアートフェア会場記録撮影)で、4日は遊びというか、観光というか、ブラッセルのマーケットで仕入れ・・・というか。
その合間をぬって、標本箱もなんとか更新予定ですよ^^。

Rochefort-en-Terre(ロシュフォー・アン・テレ)の話の続きで、今回はここのシャトーと、教会のイメージを。


Château de Rochefort en Terre
高台になった石垣の城壁を上って、
現在は市の所有になっている、
Château de Rochefort-en-Terre(ロシュフォー・アン・テレ城)の
入り口がここ。
城の歴史は12世紀にさかのぼるけれど、
何度も戦乱で破壊されてきている。
このファサードが現存する一番古い部分の一つで、
15世紀末のものだそう。

Château de Rochefort en Terre
その、シャトーの部分。

Château de Rochefort en Terre

なんだかディティールは古そう(16-17世紀)に見えて、それにしてはフロア・プランが近代的?と思ったら、これは17世紀のシャトーが、フランス革命で破壊されて廃墟になっていたものを、フランス生まれの裕福なアメリカ人画家、 Alfred Klotz(アルフレッド・クロツ)が1903年にここを購入して、それから再構築されたもの。
石造のディティールは、実際に中世~ルネッサンス期のものが使われているけれど、必ずしもここの城で使われていたものだとは限らないのだとか。


Château de Rochefort en Terre
上の写真の窓の上の装飾は、ルネサンス様式で、
この窓の装飾はゴシック様式。
いずれにしても、こんな感じの装飾がつく建物は、
本来なら少なくとも3フロアあるはず。
けれど、ここは「屋敷」として設計されているので、
こじんまりした2フロアの設計になっている・・・ということ。

Château de Rochefort en Terre
この方が、住み心地はよさそうだけど(笑)。

Château de Rochefort en Terre
真ん中の井戸。

Château de Rochefort en Terre
ドアのフレームは、ゴシック教会から来たものかも。
ドア自体もゴシック期の彫が入っていて、
とてもいい味を出している。
フランス革命で、いろいろ建造物が破壊されたので、
19-20世紀初頭は、サルヴェージ(再使用)資材はきっと、
安価で転がっていたのだろうけれど、
現在なら、こういうのは高級アンティークということになる。

Château de Rochefort en Terre
もう一つのドア。

Château de Rochefort en Terre
窓飾りが、サイドに繋がりがなくて、
切って張り付けた感がすこしある(笑)。

夏の間内部も公開されているという情報も、
どこかで見たけれど、詳細が見つけ出せなかった。
この時はあまり時間がなかったので、
私たちは外だけを見て、素通り。

Château de Rochefort en Terre
敷地の先にチャペルがある。

Château de Rochefort en Terre
中は廃墟状態、外もこのように傷みが激しい。
なので、修復基金大募集中だった。

Château de Rochefort en Terre
庭の一角でぽつんと立つゲートは、
とても古そう(12-13世紀?)だけれど、
ここにのこされていたものか、
これもクロツ氏のコレクションなのかは不明。

この後、お城は、Google mapでいうと<ここ>。

この後は、通りかかった小さな教会
Our Lady of Tronchaye(トロンカイの聖母教会)
を覗いてみた。


外観をとっていないので、Google Streetで、
こんな感じ、というのを載せておく。
ここで、あー、前にカルヴァリーが建っているのに
気が付かなかった―・・・と後悔する。

Our Lady of Tronchaye, Rochefort-en-Terre, Brittany
中のゴシック・パネリング。
これは古そう・・・15世紀だろうか。

Our Lady of Tronchaye, Rochefort-en-Terre, Brittany
天使君をズームで。

Our Lady of Tronchaye, Rochefort-en-Terre, Brittany
入り口の上の彫刻パネルが見事だった。

Our Lady of Tronchaye, Rochefort-en-Terre, Brittany
石彫にプラスターを載せた上に着彩、かな。
18世紀後半か、19世紀なのかも。

Our Lady of Tronchaye, Rochefort-en-Terre, Brittany

Our Lady of Tronchaye, Rochefort-en-Terre, Brittany
この像は木彫にプラスターを載せて彩色しているものと。
乾燥してできたクラックが、
表面にも出ているので木地なのだろう。
この像やこの上の天使君の、
おおらかなおっとりした表情は18世紀の典型。

Our Lady of Tronchaye, Rochefort-en-Terre, Brittany
19世紀に入ると、このように、
ステレオタイプな美男美女の表情になる。

Our Lady of Tronchaye, Rochefort-en-Terre, Brittany
これも18世紀パネルのフレームは石彫、
アラバスターではないようだけれど、
もっとサクい感じのライムストーンのような石に見える。
彫像たちはこれも木彫。

Our Lady of Tronchaye, Rochefort-en-Terre, Brittany

Our Lady of Tronchaye, Rochefort-en-Terre, Brittany
メインの祭壇の装飾。
この下に・・・、

Our Lady of Tronchaye, Rochefort-en-Terre, Brittany
これがここの「ご神体」トロンカイの聖母。

伝説によると、10世紀のノルマン人の侵略時に、神父が聖母子像の建てられた木の洞に隠れて、略奪・殺害から逃れた。2世紀後同じ木の洞から羊飼いがこの木彫像の聖母子を見つけて、この聖母子にささげられた教会が建造されたのだという。
Tronchaye(トロンカイ)という語も、木の幹(Trunk=トランク)に由来するのだそう。
正面のゴシック・ファサードは15世紀建造のもの。


Our Lady of Tronchaye, Rochefort-en-Terre, Brittany
最後に18世紀の聖母子の祭壇画を。

次回は、ブリタニー・ドライヴで訪れた最後の町、Vitréのイメージを。



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Rochefort-en-Terre(ロシュフォー・アン・テレ)1― Brittany Drive (ブリタニー・ドライヴ)

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2016-10-20 Thu 09:00:00
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再び話はブリタニーへ。
今回はドライブ旅行の3日目の最終日、前々回のエントリーの最後に載せたステキなB&Bで朝をむかえて、コンチネンタル・スタイルの朝食後、ここの最寄りの村で「フランスの美しい村リスト」に入っているという、Rochefort-en-Terre(ロシュフォー・アン・テレ)の観光に向かった。


Rochefort-en-Terre
朝10時に宿を出発、10時過ぎにはすでに村の中心に到着。
まだまだ余裕の駐車スペースで楽勝。
私たちがここを後にした12時過ぎには、
駐車スペースを探す車から、血まなこで凝視されながら、
車出ししたのだった。

Rochefort-en-Terre
古い町並みがいい味を出しているところに、
美しい村賞2016年に選ばれた・・・か、何かで、
村中に花を飾って、観光ムードを盛り上げている。

Rochefort-en-Terre
タレット(建物に付随する小塔)の付いた建物も、
この村で著名なホテル、La Tour Du Lion(ライオン塔)で、
最初ここに泊まろうかと考えていたけれど、
水車B&Bの方も、ステキかつ経済的というので、そこにしてしまった。

Rochefort-en-Terre
そのライオン塔ホテルの窓。

Rochefort-en-Terre
その昔使われていた井戸。

Rochefort-en-Terre

Rochefort-en-Terre
これも昔の井戸。
その後ろの建物は、今は観光案内所。

Rochefort-en-Terre
内陸だけれど、温かいのかアガパンサスが満開。

Rochefort-en-Terre
窓にズームを入れてみたら、

Rochefort-en-Terre
1566年建造だとわかる。
450年現役で使われている建物。

Rochefort-en-Terre

Rochefort-en-Terre

Rochefort-en-Terre

Rochefort-en-Terre
ここは、ブロカンテのお店。

Rochefort-en-Terre

Rochefort-en-Terre

Rochefort-en-Terre

Rochefort-en-Terre

Rochefort-en-Terre

Rochefort-en-Terre
ブロカン屋の庭先をのぞき込んで撮ったけど、
残念ながらここの店は開いていなかった。

ブロカンテといえば・・・、
ハイストリートにある、かなり正統アンティークのお店を見に入って、
レリカリーを本当に買いそうになったけど、
残念なことにキャッシュの持ち合わせが少し足りなくて、
そしてそのお店がクレジットカードが使えなくて
(いまだにフランスではそういうこともある、キャッシュかチェックが主流)、
断念したものがこの下の写真。

Rochefort-en-Terre
あ~ぁ残念。
でも悔し紛れに「買わなくていいものだったんだ・・・。」ということにしている。
いいもん、自分で作るもん・・・(笑)。

Puppy at Rochefort-en-Terre
最後は、村で出会った、ムクムクの子犬君。
手足が巨大で、大きくなりそう―。

次回はこの村のお城と、教会をフィーチャーです。
というものの、明日から撮影出張で、
陶磁器の町ストーク・オン・トレントに行ってます。
またしばらく、不定期更新に陥りそう・・・だけど、また見に来てくださいね^^。



おまけの余談:

Preparation for SS2017 collection has been started.
2017春夏コレクション作りこみ進行中。
写真やる自分と、ジュエリー作る自分と2人欲しい・・・。


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Kotomiジュエリー - Etsy(エッツィー)新リスティング

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9月の終わりに秋冬物の新作を中心に、新たにEtsyショップにリスティングしたら、おかげさまで、その中から、また以前のリスティングから、いろいろお買い上げいただいて、ショップが再びやや手薄状態に。
ジュエリートップシーズンの秋に、なるべくヴァリエーションが揃っているショップの中から、選んでいただきたいので、またまた、11アイテムをトップ・アップ。 今回は、そのご紹介を。

いつものように、画像をクリックで、Etsyのアイテム販売ページが開きます。




N-4437 $100
スモーキークオーツ、
クロスペンダント・ネックレス



N-4436 $105
スモーキークオーツとクリスタルガラス・カット石の
クロス型ペンダント



N-4435 $110
スモーキークオーツ大型クロス
ペンダント・ネックレス



N-4390 $100
スモーキー・クオーツとグレイ・パールの
大型ロング・チェーン・ペンダント



N-4384 $120
スモーキークオーツの
星形ロングチェーン・ペンダント



N-4307 $98
スモーキークォーツ・ドロップ型カボション石と、
クリスタル石のチャーム・ネックレス



N-4290 $125
ラブラドライトとグレイ・淡水パールの
チャーム型ネックレス



N-4263 $105
ラブラドライト石の大型クラスター・クロス、
ロング・チェーン・ペンダント



N-4170 $120
クリアクオーツ、クロス型ロングペンダント



N-3772 $195
クリア・クオーツと白淡水パールの、
ショート/チョーカー・ネックレス



N-3653 $115
クリア・クオーツと白淡水パールの星型、
ロング・チェーン・ペンダント




以上11アイテムの新リスティングでした。

その他、写真作品やRevamp(サルベージ・アクセサリー)を含めて、
全63アイテムを、ぜひKotomiCreations Etsyショップでご覧下さいね。

次回はまたブリタニーに話は戻りますよ。




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2日目のドライヴ、の続き― Brittany Drive (ブリタニー・ドライヴ)

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2016-10-15 Sat 09:00:00
  • 日記
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夏のブリタニー・ドライヴ2日目の、後半。
途中通りがかった、Berrien(べリアン)の村の教会でいったん停車。ティエリー氏が「ここに古いカルヴァリーがあったはず。」というので、それなら、ぜひ見てみたいもの。
Calvary(仏語:calvaire)というのは、公共の場に建造されたモニュメントで、特にゴルゴダの丘のキリスト磔刑をテーマにしている。
ブリタニーで、特に立体的で複雑な彫刻に進化していったもの。聞いたことはあるけれど、実際に見たことはまだなかった。
ここの教会はちょうど閉まっていたけれど、話の上手なティエリー氏、近くにいた村の人に尋ねたら、これまた親切な田舎の村の人は、管理人のおばさまを呼んできてくれた。それで、教会をまず見せてもらった。


Eglise Saint Pierre, Berrien
これが、そのべリアン村の教会、Eglise Saint Pierre(聖ピエール教会)。

Eglise Saint Pierre, Berrien
中世からルネッサンス期にかけて、
教会の天井はたいていブルーに彩られていた。
その中に星や天使などが描かれて、「天界」を具現したものだった。
18世紀以降、カソリックの教会でも、天井は白く塗られることが多い。
この片田舎の教会では、まだ天井を青く塗る伝統が続いているもののよう。

Eglise Saint Pierre, Berrien
18世紀と19世紀の彫像。

Eglise Saint Pierre, Berrien
18世紀の素朴な聖母子。

Eglise Saint Pierre, Berrien

Eglise Saint Pierre, Berrien
振り返ってみると、入り口のエリアのパネリングが美しい。

Eglise Saint Pierre, Berrien
フォトジェニック~。

この後、そのカルヴァリーの建つ墓地に向かう。

Eglise Saint Pierre, Berrien
ここにはカルヴァリーが2つ建っていて、
ひとつは教会の近く、ちょうど塔の下あたりに写っている。

Eglise Saint Pierre, Berrien
ピエタの形をとっていて、後ろに同時に十字架にかけられた、
2人の盗賊が描かれている。

Eglise Saint Pierre, Berrien
もうひとつは、敷地の端の方に建っている。
磔刑像と聖母とヨハネ。
素朴で、でもとてもエモーショナルな表現。

カルヴァリーといえば、<こういう>ステージ状になった、
大型のものを考えていたのだけれど、
大型のものは、ブリタニー半島のもっと先の、
半島先端部地域で作られたらしい。

管理人のおばさまにお礼を言って、
また車に乗り込み、どんどん内陸部へ入っていく。

Drive to Brittany - day 2
海じゃなくって、湖のほとりのHuelgoat(ウェルグアト)を通過。
えぇ、ここも観光地なので、駐車場なんて空いてない。

Drive to Brittany - day 2
その教会の前にも、カルヴァリーが建つ。

Drive to Brittany - day 2
丘を越え、田舎道を走る・・・んだけれど、
頻繁にブロカンテの看板に一時停車。

Brocante shops in Brittany
ブロカンテというので停まったみたら、
腐った納屋状態だったりもする。
(ほんとに奥の方から腐敗臭がするので退散。)

Drive to Brittany - day 2
ドライヴ・・・、

Brocante shops in Brittany
ブロカンテ、

Drive to Brittany - day 2
ドライヴ、

Brocante shops in Brittany
ブロカンテ、

Brocante shops in Brittany
エナメルポットが満載。

Brocante shops in Brittany
ここは巨大なスペースだったけれど、値段設定がやや高め。
けしてバーゲン価格ではない。

Brocante shops in Brittany
ティエリー氏、その中から、18世紀の扉を破格値でゲット。
店の人も気づいていない、ただの古い板材と思っていたらしい。

Drive to Brittany - day 2
そしてまたドライヴ。

Josselin, Brittany
Josselin(ジョスリン)に着いたのは、もう5時前。
Danaさんと私は、もうちょっと疲れてきたので、
早く宿にチェックインしたいのだけれど、
元気なティエリー氏は、ここでも車を停めて、
古い町を一回りすることに。

Josselin, Brittany

Josselin, Brittany

Josselin, Brittany
「幸いなことに」シャトーは(公開しているけれど)、閉館時間。
あー、もー、宿に帰りたいよぅ~。

Josselin, Brittany
それでも、まだ町が美しいので写真に撮る。

この後「もう宿に入りたい―。」と激しく主張して、
ピクニック夕食はやめて、宿にデリご飯を密輸入する。
UKだと、宿でティクアウェイご飯などを持ち込んで食べるのは、
問題ないけれど、フランスはNGだそう。
しかし、疲れてるし、汚したりゴミを出さなければ問題ないと、
私が断言(笑)、強硬断行する。

Moulin de l'Arz, Brittany
2日目の宿はステキなところなので、
「寝に帰る」だけではもったいなさすぎ。

Moulin de l'Arz, Brittany

Moulin de l'Arz, Brittany
こんな素敵なところで、密輸したデリご飯を、おいしく食べる。
もちろん、ゴミはまた翌朝コッソリ車に積み込んで出発。
痕跡が残らなければいいのさ。

Moulin de l'Arz, Brittany
これはティエリー氏の方の部屋。
う・・・可愛すぎるやろー(笑)。

Moulin de l'Arz, Brittany
ここは元水車小屋だったところが、改装されたもので、
いまでも古い水車が保存されている。

このお宿はここ:
Chambres d'hôtes Le Moulin de l'Arz

次回もドライヴ3日目続きます。




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2日目のドライヴ ― Brittany Drive (ブリタニー・ドライヴ)

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2016-10-12 Wed 15:34:30
  • 日記
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再び話は夏のブリタニーへ。
ドライヴの2日目、最初は、この日に「フランス美しい村」に選出されているLocronan(ロクロナン←ブリタニー半島のほぼ先端)を回って、絵付けセラミックで知られているQuimper(カンペール)を訪れて、これまた「フランス美しい村」Rochefort-en-Terre(ロシュフォール・アン・テレ)の近くに取った宿にたどり着く・・・というかなり壮大かつ無謀なプランだった。
しかし、1日目の進捗状況から、これはちょっとシンドイのではないか・・・と思い始める。
そうして、朝ドライブの開始早々にブロカンテにハマってしまい、そのお店でいろいろ買い物をして、そこのおじさんにも「カンペールを回って、ロシュフォール・アン・テレ近くの宿に行くつもり」とティエリー氏が話していたら、「それは大変だわ」的なことを言われ、あっさりと計画変更。
その手前のブリタニー半島内陸部を突っ切って、そのままロシュフォール・アン・テレに向かうことに、ほぼ話はまとまる。
それだったら、少し時間に余裕が出るので、もう少し海岸線を走って、「ピンクの海岸」で知られている、Ploumanac'h(プロマナック)に寄ってみようか・・・ということになった。


Drive to Brittany - day 2
2日目もいいお天気のドライヴ日和。

Drive to Brittany - day 2
気持ちのいい海岸線がチラチラのぞくモーターウェィを走って、

Brocante shops in Brittany
最初に見つけたブロカンテ。
いや、店先はこんなだったのだけれど、
ひやかし気分で入ってみたら・・・、

Brocante shops in Brittany
中と外の落差が激しいくて、中はかなり本格的な品ぞろえ。

Brocante shops in Brittany

Brocante shops in Brittany

Brocante shops in Brittany
ここで何やかや買ってしまい、これで時間が少し押してしまう。
その上店を出たら、その隣もブロカンテであることが発覚、
そしてそこのおみせもOpenしたから・・・入るしかないでしょう。

Brocante shops in Brittany

Brocante shops in Brittany
ここでもまた、オブジェ用の小さなオーナメントなどを買って・・・、
ドライヴの出足が激しく鈍る。

ちなみに、ここと隣のブロカンテが、
この日訪れたブロカンの中では、一番すぐれものだった、
というのは、一日が終わってから、わかったこと。

ちなみに、このお店はGoogle mapでいうと、<ここ>でありました。

Drive to Brittany - day 2
そして、また海岸線を走る。

Drive to Brittany - day 2

Drive to Brittany - day 2

プロマナックに行くためには、手前のSaint-Guirec(サン・ギィレック)の村の駐車場に車を入れて、
そこから徒歩でアクセスするのだけれど、その駐車場が空いてない・・・。
夏のホリデー・トップシーズンは、朝早々でないと、
観光激戦区の駐車場にすんなり入れることはまずない。

Drive to Brittany - day 2
すてきなビーチもあるのに、でも、車が停められない・・・。
で、また観光難民になって、プロマナックを諦めて、
それでもまだ、だらだら海岸線を走り続ける。

Drive to Brittany - day 2

すると、いいこともあるよね。
7㎞ほど南西に海岸線を下ったところで、
混雑していない、きれいなビーチに遭遇。
駐車場も混んではいない。
観光激戦区と「地元の人だけが知っている」場所の落差が大きい。

Beach near Landrellec, Brittany

Beach near Landrellec, Brittany

Beach near Landrellec, Brittany
車を停めて、ビーチで休憩。

Beach near Landrellec, Brittany
このビーチはGoogle mapでいうと<このあたり

Beach near Landrellec, Brittany
ビーチで一日平気で過ごしていられるけど、
観光客の我々のスケージュールは押している。
また車に乗り込んで、海岸線を後にして、ひたすら内陸へ。

Le Cloître-Saint-Thégonnec
Le Cloître-Saint-Thégonnec(ル・クロワト・サン・テゴネック)村の教会、

Drive to Brittany - day 2
の、前の、とても古風な磔刑像を撮影しに停まった後、

Drive to Brittany - day 2
また走り続ける。

Eglise Saint Pierre, Berrien
これまた、古風な教会の残る、Berrien(べリアン)の村で、いったん停車。
この教会を覗いてみることにした。

と、いうところで、話はまだ次回に続きますよ。



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The Decorative Fair (デコラティヴ・フェア)2016秋フェア

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ブリタニー話の途中だったけれど、ネタが古くならないうちに、9月末に久しぶりに訪れたThe Decorative Fair (デコラティヴ・フェア)のイメージを。

何年か前の日本のインテリア雑誌の取材もあって、よく訪れていたのだけれど、ここしばらく、ペーターおじさんがらみのコンチネント出張が増えて、会期が重なっていたり忙しかったりで、すっかりご無沙汰していた。
この秋も作業がパンパンになっている中、ディーラーの一人、アンドリュー・コリエー氏とコンタクトすることがあって、その時に「秋フェアにきっと行くから。」なんて口約束してしまったので、義理堅い(?)私は社交辞令口約束を厳守しに向かったのだった。


The Decorative Fair, Battersea Park
以前は1フロアだったのが、入り口付近にメザニン(中二階)ができて、
規模は拡大して、10-15ブース増えている様子。

The Decorative Fair, Battersea Park
まずはその「口約束」を果たしに、アンドリューさんのブースへ。
全体的に本格的アンティークが多くて、価格帯が高い中、
私の手が出せる価格帯のものまで、幅広く扱っているのがここの魅力。

The Decorative Fair, Battersea Park
扱っているのは主にイギリスとフランスからの
アンティークと、ヴィンテージ。
ここの掘り出し物感覚に、いつでもテンション上がる(笑)。

The Decorative Fair, Battersea Park
テンコ盛りのグラスたちの中からお気に入りの
ワイングラス・ペアとタンブラー・セットを探し出して・・・、

The Decorative Fair, Battersea Park
奥の壁にかかっているダーク・ブロンズの、
ケルビム君ペア、そしてハンドミラーを連れ帰ることにした。
ファミリービジネスなので、フェアも一家で参加、
皆さん愉快でフレンドリーなのも、ここの魅力。
こんな風にブースの写真が撮れるのは一瞬で、
いつもお客さんがみっちり詰まっていて、
お客さんの背中しか撮れない状況。
普段は北の国Lincoln(リンカーン)郊外の巨大アンティークセンター、
Hemswell Antique Centres(ヘムズウェル・アンティークセンター)に、
スペースを持っている。
ヘムズウェルのアンドリューさんのページ

買い物を、ここのブースで預かってもらって、
ほかのブースもぶらぶら見て回る。

The Decorative Fair, Battersea Park
以前はフレンチ・シャビーシック全盛だったここのフェアも、
ずいぶん雰囲気が変わってきた。
いろいろとテイスト・商材を多様化して、
ミックス・マッチさせていかないと生き残れない感が強い。

The Decorative Fair, Battersea Park
なので、これがトレンド・・・というものは、
なくなってきているのかもしれない。
その中でも、60年代テイストや
(あ、自分が好きでないので写真撮ってない・・・笑)、
自然・博物誌ネタ(これはキャビネット・オヴ・キュリオシティーの流れ)が目に留まる。

The Decorative Fair, Battersea Park
シェルやら博物誌プリントがこのライン。
真ん中のグリーンのチェアは、60年代。
(こういう家具で育ったので、いまいち何がいいのかわからない・・・。)

The Decorative Fair, Battersea Park
押し花は、今どきのイチオシかな。

The Decorative Fair, Battersea Park
ポイントは、紙やレーベルの古び加減と、
記述の文字が18-19世紀の手であること。
買えないものは、何でも作ってしまうけれど、
字が下手なので、これだけはうまくいかない・・・。

The Decorative Fair, Battersea Park
ほかのブースで、こういうのもあった。

The Decorative Fair, Battersea Park
フレンチ・シャビーシック系のディーラーさん達で、
フェアから去ってしまった人も多い中、
エントランス入ってすぐのベスト・ポジションで健在なのが、
Maison Artefact(メゾン・アーテファクト)のヴィッキーさん。

The Decorative Fair, Battersea Park
よりシンプルな北欧アンティークにシフトして、

The Decorative Fair, Battersea Park
エレガントなテイストのミッド・センチュリーと
組み合わせることで成功している。

The Decorative Fair, Battersea Park
ここの売り、ヴェネチアン・ガラスのシャンデリアは、
いつも何か新しいものが入っているけど、変わりなし。

ここも、お客さんがひっきりなしで、ヴィッキーさんとは、
手を振って挨拶できただけ。大繁盛。

The Decorative Fair, Battersea Park
キャビネット・オヴ・キュリオシティー・テイストで、
毎回クールなMartin D Johnson Antiques
(マーティン・D・ジョンソン・アンティークス)。

The Decorative Fair, Battersea Park
ここも、「元祖」キャビネット・オヴ・キュリオシティーな、
Fontaine(フォンテーヌ)

The Decorative Fair, Battersea Park
エントランスの近くで、チャーミングなので目に付いた、
19世紀初頭のスゥエーデンのカントリー・ペインティング。

The Decorative Fair, Battersea Park
で、最後の圧巻がこれ、Ex Voto(エクス・ヴォト)のコレクション。
何度か書いたと思うけど、Ex Votoは教会・チャペルなどに捧げる飾り物。
絵馬的なるものだけど、絵馬が「祈願」なら、
こちらは「成就奉納」というところが違う。
イタリアやフランスなど、カソリック国での習慣なので、
イギリスではほとんど見かけない。
これは(聞いたけど誰か忘れた・・・)20世紀初頭の作曲家のチャペルで、
コレクションされていたものが、全体で放出されたもの。
なので、単独では販売されていない。
全コレクションで£17,000の値札・・・Phew。




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The Decorative Fair (デコラティヴ・フェア)

チケットを持たずに出かけると、(原則的に)入り口で£10(ぐらいだったかな?)をチャージされる。
しかし、入場料を払って入る人はまれで、<この頁>で登録すれば送られてくる、
入場無料E-メールをプリントアウトして持っていけば無料。
何枚でもプリントアウトして、持っていってかまわない。

The Decorative Fair
Battersea Park, London
late January, late April and early October.



View Larger Map




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Île-de-Bréhat(ブレア島)-2- Brittany Drive (ブリタニー・ドライヴ)

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2016-10-05 Wed 20:14:02
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ウチのPC3兄弟、オールインワンWindows 10 と、ラップトップWindows7が、そろって調整入院中。
なので、やりにくいなぁ・・・とかぼやきながら、タブレットWindows8.1君で、更新しているところ。
うーん、これもきっかけは、マイクロソフトがベータ・テストで問題が出ているにもかかわらず、Windows10の1周年アップデートを強行してしまったから。で、ウチのオールインワンWindows10は、毎日「アップデートできませんでした」のエラー・メッセージが出るトラブル組に陥ってしまった。
それ以外にも、ちょっと使い勝手のまずいスペックがあったので、まとめてエンジニアに調整してもらっている。
Windows 10のアップデートとは関係ないだろうに、3兄弟の下の2機ともに、アップデートエラーが起きるので、この子たちも順番にクリーン・アップ兼ねて、調整してもらうことにした。
というのも、レヴューがよくて、お手頃価格のエンジニアを見つけたからで、後は彼がグッジョブしてくれてることを祈るのみ。
まだ、Keep fingers crossedです。

さて、本題は夏のブレア島の話の後半を、今回も。

Île-de-Bréhat
おばさま宅は、コテージの並びの最後の家、
といっても、そこはアネックスで、
この時はおばさまのお嬢さん夫婦、
つまりティエリー氏のいとこカップルが滞在中。

Île-de-Bréhat
その横の門を入ると、その先にはまた可愛いコテージが現れる。

Île-de-Bréhat
ダイニングルームの先は庭が広がり、
その先には海が広がる、眺めのいい部屋。

Île-de-Bréhat
ブリタニー的なるパネリング。
その昔は棚ではなくて、その奥にキャビネットに入ったように
ベッドが作られていたのだそう。
どうやら、それがブリタニーのコテージの様式らしい。

Île-de-Bréhat
庭からの眺め。海風が気持ちいい。
庭はここだけではなくて・・・、

Île-de-Bréhat
切花・野菜畑を抜けて裏側に回ると、

Île-de-Bréhat
また、別の海岸線の眺め。
つまりここは、島の端で180度を海岸線に囲まれていることになる。

Île-de-Bréhat
これが個人宅の海岸線・・・というのは、なんとも贅沢な環境。

Île-de-Bréhat
とてもチャーミングなおばさまと、後姿のティエリー氏、
そして、いとこカップルと、彼女たちの犬君(名前忘れた…)。
美味しいお茶と、ブリタニー名物バター・ビスケットをよばれて、
あまりゆっくりもできず・・・、魚釣りに出るいとこカップルと一緒に、
お家を後にして、島のミニ観光に向かう。

Île-de-Bréhat
途中まで犬君も一緒。
ボートに向かうカップルと別れた時に、
私たちも一緒にボートに行くものと思っていたらしい犬君、
「なんで?どこいくの?来ないの?」という感じで、
観光組の私たちが、さようならするのを、
しばらく残念そうに見送っていた。

Île-de-Bréhat
カップルと犬君がボートを出す、海岸線。

Île-de-Bréhat
観光の我々は島の中心部へ戻っていく。
途中見かけた、岩石にくっついて建つコテージ。

Eglise paroissiale Notre-Dame de Bonne-Nouvelle
Notre-Dame de Bonne-Nouvelle「善き知らせの聖母」と呼ばれる教会。

Eglise paroissiale Notre-Dame de Bonne-Nouvelle
印象的なカリオン。

Eglise paroissiale Notre-Dame de Bonne-Nouvelle
教会の中を覗いてみる。

Eglise paroissiale Notre-Dame de Bonne-Nouvelle
これがその「グッドニュース」の聖母さんのよう。

Eglise paroissiale Notre-Dame de Bonne-Nouvelle
正面祭壇の磔刑図。

Eglise paroissiale Notre-Dame de Bonne-Nouvelle
聖母さんと反対側の翼廊にかかる洗礼図。

Eglise paroissiale Notre-Dame de Bonne-Nouvelle
フォント( 洗礼盤)の収まる一角を区切った、
木製スピンドルのスクリーンが、とてもブリタニー的。

Île-de-Bréhat
教会を出て、その先のビーチが海水浴客で満載なのを横目で見つつ・・・、
実はもうそんなに、のんびりしていられない。
帰りに乗る予定のフェリーの時間が近づいてきている。

Île-de-Bréhat
午後の傾いてきた日差しの中を、フェリーのポートへ向かう。

Île-de-Bréhat
この先は、フェリーの着くポート。

Back to Mainland
これはもう、本土に戻ってきて、ブレア島を振り返って眺める。

Back to Mainland
最後に、駐車場近くの海岸の眺め。
この後は、こことパンポルの町の間にとっていたホテルにチェックイン。
パンポルまでまた車で出て、シーフードを堪能したのだった。

次回はドライブ2日目の話しに続きますよ。



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Île-de-Bréhat(ブレア島)-1- Brittany Drive (ブリタニー・ドライヴ)

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2016-10-02 Sun 11:47:18
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朝晩はすっかり冷え込んで、ヒーター入れ始めたロンドン。この季節が一番過ごしやすいかも。
標本箱は相変わらず、夏のブリタニーから戻ってきていない。
今回はブリタニー・ドライヴの第一目的地、Île-de-Bréhat(ブレア島)のイメージを。

モン・サン・ミッシェルが、ノルマンディーからブリタニーへの入り口で、そこから大西洋に突き出した、ブリタニーの半島の突端までが約400km。このブレア島はちょうどその中間位に位置している。
前々回のボーポール修道院から、Paimpol(パンポル)の町を通って更に北上すると、島へ渡るフェリーの乗り場に着く。
ブレア島の中では車は許可されていないので、本土のフェリー乗り場近くの駐車場に車を入れる。
島の住民も、駐車場は本土側に持っているのだそう。島の中で、唯一の「車」はトラクターで、バス代わりの観光トロリーを引っ張って走っているのを見かけた。あとは、ただただ歩くか自転車。(消防車や救急車は、あるんだろうかね?)
なので、フェリーも人と自転車用のもの。 


Drive to Île-de-Bréhat
ドライブの車の中から、ブレア島が見えてきた。
(最初に公開したときに載せていたた写真が。
ブレアではなくて、サン・リオム島だった・・・、
なので、キャプションに合わせて、写真を差し替えた。)

Brittany coast
駐車場から本土側の海岸線の眺め。
ブリタニーに入ると、海岸線が岩がちで、
複雑な風光明媚なものになる。

Waiting the ferry
フェリー乗り場のピアで、フェリーの到着待ち。

夏は基本的に1時間に一本<タイムテーブルは、仏語でこのページ>。
冬場は一日8便に減る。
最終フェリーも7-8時頃なので、夏場で明るい夕方に、
のんびりしていたら、フェリーを乗り逃しそうになったりもする。

Ferry to Île-de-Bréhat
フェリー到着。

Ferry to Île-de-Bréhat
夏場の観光トップシーズンは、一時間に一本では、
観光客を捌ききれないのか、2台のフェリーで運行。

Ferry to Île-de-Bréhat
フェリーの中は、こんな感じ。
写真を撮りたいので、船頭のデッキに座る。
航行時間は約10分。
これぐらいなら、多少揺れても船酔いしないうちに着いてしまうので、
船酔いしやすい私でも大丈夫^^。

Ferry to Île-de-Bréhat
本土側がどんどん遠くに。

Waiting the ferry
伝統的なスタイルのヨットが走る。

Île-de-Bréhat

Ferry to Île-de-Bréhat
島に近づいて来た。

Ferry to Île-de-Bréhat
島側のフェリー乗り場は、満潮時と干潮時で少し離れたところにある。
満潮だと島のメインの通りの先にあるピアだけれど、
私達が渡ったときは干潮時だったので、
離れた方のピアに着いた。

Île-de-Bréhat
そこからタラタラ、300mほどを海岸線の道を、
島のメインの通りに向かって歩く。

Île-de-Bréhat
ブリタニーにはこの先に、ピンクの岩の海岸線で有名な、
Ploumanac'h(プルマナック)があるけれど、
そこでなくても、なんとなく岩が赤っぽい。
それは石造りの建物にも現れていて、
建物がどことなくピンク(赤)っぽく感じられる。

Île-de-Bréhat
海岸線を見下ろす、ステキなお屋敷。

Île-de-Bréhat
島のメインの通り、Crech Kerio
(クレシュ・ケリオ←ケルト起源のブルトン語なので、地名はフランス語とは程遠い)
を登る観光トロリー・・・、を引くトラクター。
これが唯一の公共交通のよう。

Île-de-Bréhat
シャトー的な建物。

Île-de-Bréhat


Île-de-Bréhat
典型的なブリタニーのコテージ。
左右対称で、中央に入り口、両側に窓、
上にも左右対称にドーマー窓がついて、左右の端に煙突。

Île-de-Bréhat
そして、ブリタニーの海岸線はMicroclimate
(マイクロクライメート=微気候というのか、局地気候というのか、一部に限られた気候)。
温かいメキシコ湾流の真っ只中に突き出しているわけで、
緯度は高いのに、冬でも霜が降りない。
なので地中海地域の植物が自生できる。
典型的なのが、このアガパンサス。
ウチも鉢で育てたことがあるけれど、温室がないので冬越しできずに
(球根を引き上げて保存すればよかったんだろうけど・・・?)、
お亡くなりになりましたよ。
ブリタニーの本土側でもブレア島でも、
アガパンサスがモリモリ自生しているのには驚いた。

Île-de-Bréhat
ホリホックも大きく育っている。

Île-de-Bréhat
ここもブリタニー・コテージのフォーマットに完璧。

Île-de-Bréhat


Île-de-Bréhat
観光ルートとは離れて、
コテージの続く細い道にくねくね入っていって、
まずはティエリー氏の叔母さま宅で、お茶をよばれることに。

オマケ・ヴィデオはブレア島へのフェリーの様子。
上に載せた写真もいろいろ、スライドショーで入ってるんだけど・・・。


夏のブレア島、次回も続きますよ。







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