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2017年02月 Archive

Burleigh Pottery (バーレイ・ポタリー)

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2017-02-23 Thu 21:50:28
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ジュエリー新シーズン立ち上げの多忙は収まってきたのだけれど、そして今年からは1月後半のアムス郊外出張がなくなったので、暇ができてるはず。 そうしたら、今度はまた別の・・・新しいプロジェクトを立ち上げようとしていて、また暇がなくなっている次第。
また、形になってきたら、標本箱にも詰め込みますよ。
そんなわけで、しばらく不定期更新に陥りそうな標本箱。今回も、イギリス陶磁器の町Stoke-on-Trent(ストーク・オン・トレント)からの続編で、Middleport / Burleigh Pottery(バーレィ/ミドルポート・ポタリー)のイメージを。

ここも、2014年、2016年と続けて訪れていて、今回は3度目。(標本箱は<このページ>と<このページ>に。)
2014年は、まだ正式に復興したミュージアムがオープンする前の取材仕事で、2016年はそのオープンした所を見てみたい・・・の予定が、ちょっと無謀な日帰り旅行だったので、帰りの列車に間に合うように、駆け抜けて見て回って、オープンしたカフェでゆっくりする時間がまるでなかった。今回は2泊したので、時間もたっぷり。再びゆっくり見て回ることができた。


Middleport Pottery
19世紀の工場を、そのまま保存した
ファサードとエントランス。

Museum - Middleport Pottery
エントランスを入ってすぐ左側、
以前のオフィスの部分が、現在は博物館になっている。

Museum - Middleport Pottery
このミュージアムの部分は、去年もダッシュで見て回った。

Museum - Middleport Pottery

Museum - Middleport Pottery
この部屋ではキャビネットが以前よりも整備されている。

Museum - Middleport Pottery
ここにはバーレィの歴代の製品が展示されている。
このキャビネットにはコメモラ(記念グッズ)。

Museum - Middleport Pottery
操業当時のまま(1930-40年頃)の様式で
保存されている重役室。

Museum - Middleport Pottery
上階に上がって、トランスファープリントの解説のエリア。

Museum - Middleport Pottery
ファクトリーの雰囲気を残して解説される展示が、
上手いな・・・と、やはり思う。

Burleigh shop - Middleport Pottery
上階でつながっている、エントランス右側の建物の中は、
アウトレットショップ。
この下階にもショップが続いている。

Burleigh shop - Middleport Pottery


Middleport Pottery
前回はまだ公開されていなかった、
窯の内部が、今では公開されている、
というので、敷地の奥へ向かう。

Middleport Pottery
窯に付随した作業室。

Middleport Pottery
窯の構造の解説。
こんな風に2重構造になっているとは知らなかった。

Middleport Pottery
両サイドに写っているのが窯の外側の壁の部分。
その中に、内壁が見える。

Middleport Pottery
内部では作業の様子をフィルムで解説。
映像の下に見える、耐火性の箱(Saggar /サガー)
日本語だと「匣鉢(こうばち)」と呼ぶらしい。
ここに乾燥させた製品を詰めて、
この内窯の内部に高く積み上げられる。

Middleport Pottery
窯の近くの部屋には、原型が保存されている。
ファクトリー・ツアーに参加すると、
この部屋も(多分)見学するのだろうけれど、
今回はカフェ目的で訪れて、
ツアーには参加しなかったので、
表から窓越しに覗き込む。

Middleport Pottery
南大阪のガラス・ビーズ製造工場によく出入りしていた私は、
こういう万国共通いかにも「工場」な感じが、
なんとも言えず懐かしい。

Middleport Pottery
敷地の奥は運河になっていて、
ここから燃料の石炭が供給されて、
ここから完成品が出荷されていった。
その昔の、デリバリー・ルート。
運河に出る手前、左側の建物にカフェができている。

Cafe - Middleport Pottery
壁にバーレイのモチーフが描かれて、
ティー・ポットのランプシェードのカフェ。

Cafe - Middleport Pottery
ランチ時間帯は、ほぼ満席。

Cafe - Middleport Pottery
ここでも、ストーク名物のオートケーキがあったけれど、
それを知らずに、スープで済ませてしまった。
周りの人が食べているのを見て「あれは何?」というので、
オートケーキのことを知って、
翌日ミュージアムのカフェで食べてみたのだった。
食器はもちろん、すべてバーレイ。

Cafe - Middleport Pottery
一通り見て回った後、再びカフェへ。
3時過ぎには、すっかり空いていた。

Cafe - Middleport Pottery
ヴィクトリア・スポンジ・ケーキで、まったりお茶時間。
旅行はゆったりに限る^^。

Cafe - Middleport Pottery
一時は廃業に追い込まれたバーレィが、
リヴァイヴァルしたのは、
伝統産業の保存に熱心な、チャールズ皇太子が
運営する「プリンスズ・トラスト」が、
ここを買い取ったから。
そう、バーレイの現社長は、皇太子、ということになる。
カフェの扉ガラスには、そのプリンスズ・トラストの
マークが記されている。



Middleport(Burleigh) Pottery
ミドルポート(バーレイ陶器)

Port Street, Burslem, Stoke-on-Trent, ST6 3PE

オープン:
ヴィジターセンター/カフェ: 毎日10am - 4pm
ショップ:月~土曜 9am - 5pm、日曜 10am - 4pm

地図:

ストーク・オン・トレント駅から一駅先の、
Longport(ロングポート)駅から徒歩12分。
または、ストーク・オン・トレント駅からタクシー。





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The Potteries Museum & Art Gallery, Hanley(陶磁器博物館、ハンレィ)-2-

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今回も、The Potteries Museum & Art Gallery(陶磁器博物館)のイメージを引き続き。


The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
この博物館の見ものの一つ、
テンコモリのcow cream jugs(カウ・クリーム・ジャグ)
The Keiller Collection(ケーラー・コレクション)と呼ばれていて、
18世紀後半~19世紀初期にかけての、
牛の形のクリーム・ジャグ。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
30年以上かけて、Kingston Hill (キングストン・ヒル←ウチからさほど遠くない)の、
ケーラー夫人がコレクションしたもので、総数667個。
1962年にこの博物館に寄贈された。
寄贈の際の条件で、総数の3分の2以上が常設展示されている。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
ムラムラ・ブツブツのパターンは、
スポンジのテクスチャーを生かして、絵付けされたもの。
それにしても・・・英人のコレクター魂の典型とでも言うか・・・。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
その隣に展示されているコレクションは、
The Davies Collection (デイヴィス・コレクション)と呼ばれるもので、
一見、ただの大きなパイントジャグ。
上の段のマグには
「中に何を見ても、投げ出して壊さないでね」的な、
一文が書かれている。
で、中に何を見るのかというと・・・、

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
カエル・・・。
このコレクションはMarjorie M Davies(マージョリー・M・ディヴィス)が、
1987年に寄贈したもので、
18世紀後半~20世紀後半に至るまでの、
300個のfrog mugs(フロッグ・マグ)。
ジョーク・グッズとして流行した18世紀後半頃のビールは、
にごり酒だったため、最初は見えなくて、
ビールがなくなるに従ってカエル君が姿を現すというもの。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
カップはステキなのに、カエル君はちょっとねぇ・・・(笑)。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
Wedgwood(ウエッジウッド)の18世紀後半に建造された、
工場複合体Etruria(エトルーリア)のロクロ室の復元。
アシスタントが人力で、ロクロを回転させていた様子。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
そのウエッジウッド・・・かな?
ネオ・クラシックなフォルムと、
アゲート風のテクスチャーがよく合っている。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
18世紀のスタッフォードシャー製のティーポット達。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
黒い輪郭線のものは、黒プリントを施したあとから、
カラーを、エナメルで上絵付けされている。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
ディスプレイ室は、まだまだ続く。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent


The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
このあたりから、Pearlware figure(パールウェア・フィギュア)、
一般的にスタッフォードシャー・フィギュアと呼ばれる、
装飾彫像の展示がはじまる。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
ヴィクトリア女王とアルバート公・・・のつもり(笑)。
ヴィクトリア時代はイギリスの中産階級が爆発的に増加した時代。
国威政策もあって、またセンチメンタルな趣味もあって、
そしてまたニュースの一般普及ということもあっての、
ヒーロー・ブーム。
そして、小金持ち小市民が部屋を飾ることに目覚めた時代。
ここにスタッフォードシャー・フィギュアの需要が成り立つ。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
19世紀アングロ・アフガン戦の「英雄」Sir Robert Saleと、
その妻Lady Forentia Sale。
Sir Robertのインド・アフガン従軍に随行して、
子供を産み育て、かつ、捕虜になりつつも、
英人捕虜達のリーダーとなって戦った・・・とかいう、
怖いもの知らずの英人女性の典型。
当時のヒーローだったそうで、
このペアのフィギュアのヴァリエーションが、
色々と作られていて、
今でもアンティーク・マーケットで見かけることがある。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
シェイクスピアの「プリンス・ハル」こと、ヘンリー5世やら、
ウィリアム・テルやら、像のジャンボやら・・・、
ヒーローやニュース性があれば、
(つまり、市場性があれば・・・)何でも作られたよう。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
いかにもヘタウマ系のネプチューンやら、ヴィーナスやら、
後ろの象さんのファサードは、
18世紀後半のPolito's Menagerie(ポリトの巡回動物園)のエントランス。
もっと大きくてわかりやすい例が<これ>。
その前の一群は、Teetotalism(禁酒運動)を描いたもの。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
タッチが素朴で、でも、どことなくチャーミングなのが、
スタッフォードシャー・フィギュアの魅力。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
なんだけど・・・ここまでくると、
もうピカソ作かと思うよ・・・(笑)。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
フィギュアものに続いて、Toby Jug(トビー・ジャグ)。
これも、なかなかコアなコレクターズ・アイテム・・・、
といえども、個人的には、
いくらおっさん趣味とはいえ、これはちょっと
アグリーなのでパスです(笑)。

最後に展示を見終わった後、
ここに併設のカフェでお茶。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
このストークのエリアでは、
「オート・ケーキ」というのが、有名らしい。
普通「Oatcakes」といえば、オートのビスケットのことをそう呼ぶけれど、
このあたりのは、オートでできたクレープのようなもの。
中にチーズやトマトを入れて焼いて、サーヴされる。
もっちりめのガレット・・・という感じで、なかなか美味しかったですよ。



The Potteries Museum & Art Gallery
(陶磁器博物館)

Bethesda St, Stoke-on-Trent ST1 3DW

開館:月~土:10am – 5pm、日:11am – 4pm
入場無料

地図:






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The Potteries Museum & Art Gallery, Hanley(陶磁器博物館、ハンレィ)-1-

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前回「一泊して2ヶ所新しい所にも見学に訪れた」と書いていたうちのもう一つは、この、Hanley(ハンレィ)の町にあるThe Potteries Museum & Art Gallery(陶磁器博物館)。 この地域のポッタリーズ(陶磁器地区)は、Stoke-on-Trent(ストーク・オン・トレント)が、鉄道窓口の町になっていて、実際に一番大きな繁華街は、Hanley(ハンレィ)の町の方。その町の中に、この博物館は位置している。
ストーク・オン・トレントの町からは、バスの便が出ているほか、タクシーでも10分 £10程度。
余談だけれど、車で来ていない私達は、点在する窯元やミュージアムを回るのに、たいていタクシーを使っていた。 見学し終わったら、レセプションで「タクシー呼びたいんだけど。」と言うと、いつでも使う会社があるようで、親切なことに、どこでもすぐ電話して呼んでくれる。ロンドンと比べると、タクシー代も安いので(地方では黒いロンドン・キャブではなくて、ミニキャブがタクシーなので、価格もミニキャブ値段)、車がなくても便利だった。

話を陶磁器博物館に戻して・・・、


The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
博物館の入口。
ファサードのモチーフも、素材も陶磁器。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
エントランスに近い最初の展示エリアには、
アングロ・サクソンの展示。
2009年にこのスタッフォードシャーの、
フィールドから発掘された、一大お宝、
Staffordshire Hoard(スタッフォードシャー・ホード)」
の展示のために、設置されたセクション。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
金銀、ガーネットの7-8世紀の宝飾品が、
3500アイテム以上発掘されて、大ニュースになった。
大英博物館で展示されたのを見に行ったことがあるけれど、
現在はバーミンガム博物館と、
ここで展示されているのだそう。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
スタッフォードシャー・ホード以上にここの「ウリ」は陶磁器。
多分、UKでV&Aの次に収蔵展示量が多いのじゃないかと思う。
これは、スリップ・ウェアの展示ケース。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
スリップ・ウェアのテクスチャーが好きなので、
ついつい力を入れて撮っている。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
こちらは、Salt-Glaze(ソルト・グレイズ=塩釉)じゃないかな。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
あ、このキャビネットは・・・、

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
イングリッシュ・デルフト^^。
またいつか「モドキ・デルフト」のネタに使えるのではないかと・・・、

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
クローズアップ撮影。
よく似たのがV&Aにあって、
「モドキ」のネタに使わせてもらった。
(その時の話は<このページ>に。)

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
Pおじさんと、プシャーにしてみようか(笑)。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
このあたりも、イングリッシュ・デルフト。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
これはコンチネントのデルフト。
こんな筆のタッチが真似できると面白いんだけど・・・。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
これもカーディナル(枢機卿)の紋章なので、
コンチネントのもの。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
これまた、自分に趣味のものでAgate earthenware
(アゲート焼き?かな?日本語でどう呼ばれているのか不明)
釉薬で、マーブル状になっている。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
これなんかウチで使いたい・・・(笑)。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
このタイプの現代のフランスのカントリー・ウェアを、
買って帰ったことがある。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
この辺はヴィクトリアンなので、ちょっとフォルムのデザインが、
ごちゃごちゃしている。

The Potteries Museum & Art Gallery -  Stoke-on-Trent
V&Aにも随分Agate earthenwareの収蔵があるけれど、
それ以外ではあまり見たことがないので、
やはり、ここの博物館の収蔵の充実ぶりが感じられる。

次回もまた、この博物館のイメージを。



The Potteries Museum & Art Gallery
(陶磁器博物館)

Bethesda St, Stoke-on-Trent ST1 3DW

開館:月~土:10am – 5pm、日:11am – 4pm
入場無料

地図:










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Emma Bridgewater Factory(エマ・ブリッジウォーター・ファクトリー)

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2017-02-12 Sun 15:54:48
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今回から、昨年の10月に訪れた、イギリスの陶磁器の町Stoke-on-Trent(ストーク・オン・トレント)のイメージを。
ストークは2014年(<このページ>から、3回のエントリー)、2015年(<このページ>から、2回)と、例年日帰りやら、一泊だけのミニ旅行で訪れている。
それというのも、21世紀の初頭には、完全に衰退して「死んでしまった」イギリスの歴史的窯陶業の町ストーク・オン・トレントが、アメリカ資本の流入や、文化遺産保護をライフワークにしている、チャールズ皇太子の援助などで、復興中、いわば「ルネッサンス」期を迎えつつある。その状況を実際に見てみたい、というので、陶器にも詳しい日本のアンティーク・ディーラーの友人が、イギリスに滞在するたびに、ミニ旅行に誘ってくれるから。
今回も、一段と規模の大きくなったWorld od Wedgwood (ウエッジウッド・センター)、Burleigh Pottery (バーレイ・ポタリー)など、定番を見て回る以外にも、一泊して2ヶ所新しい所にも見学に訪れた。
今回は、そのうちの一つ、Emma Bridgewater Factory(エマ・ブリッジウォーター・ファクトリー)のイメージを。
このブランド、ロンドンに2件ショップがあって、カラフルなイギリス・カントリーテイストで、イギリスはもとより世界各地に根強いファン層を持っている。近頃の60'sテイストもうまく取り入れて、相変わらずの人気ブランド。
1985年にエマ・ブリッジウォーターが設立したこのブランドは、ストークでは「ニュー・ウェーヴ」。いままで見てきた窯元と、スポンジ絵付けという、テクニークの違いもあって、新鮮な面白みのある見学だった。


Emma Bridgewater Factory
まずは、ファクトリーの外観。
工場自体は19世紀に遡る、窯元の一つを買い取って、
現在はこの直営工場で生産されている。
正面は、正規品のショップ。

Emma Bridgewater Factory
その前が中庭になっていて、気候のいい頃だと、
カフェテラスでお茶というのも和めそう。
ここはただの「工場」ではなくて、
ひとつの「ブランド」なので、
フレンドリーでカジュアルなデザインコンセプトが、
ショップや、カフェにも行き渡っていて、
なかなかオシャレ。

Factory Shop
カフェの隣はアウトレット・ショップ。
ここでは軽度のB品が、ディスカウントで販売されている。
素人目にはほとんどわからないものが多い。
なので、赤マーカーで、問題の箇所がティックされている。
それを見て、自分にとって問題なし、
かどうかを、判断できる。

申し込んでおいた工場見学ツアーは、
指定の時間に、ここの集合なので、
時間待ちの間、色々と見て回ることができる。

Emma Bridgewater Factory Tour
工場見学ツアーはまず、
モールド(型)を作るための型を作る、
というところから始まる。
モールドは石膏製で、奥に2機あるのが、
石膏の撹拌機。
モールドを作る型は、シリコン(だったと思う・・・)製。
赤茶色の箱型のものがそれ。

Emma Bridgewater Factory Tour
石膏型からマグが型どられて出てくる様子と、
その石膏型を作るための、シリコン型
(ここでは、ブルーのもの)の説明。

Emma Bridgewater Factory Tour
そのシリコン型の棚。

Emma Bridgewater Factory Tour
こちらは、石膏型の方の棚。

Emma Bridgewater Factory Tour
この機械は、粘土を混ぜて流し込み用の
液状にするためのもの。
1号機~3号機まであったと思う。
それぞれ、エマ・ブリッジウォーターの代表的な、
ドットパターンで飾られていて、機械まで愛らしい。

Emma Bridgewater Factory Tour
この液状粘土が、まるでタコ焼きでも作るかのように、
並べられた石膏型に、続々と注ぎ込まれていく。
右上では、熟練の職人さんが、
指で粘土の固まり具合をチェックしている。
石膏型が液状粘土の水分を吸収するので、
石膏型に接した部分から、粘土が固まっていく。
一定の厚みに達したところで、
まだ固まっていない中の液状粘土を、
注ぎだして、マグの形が作られる。
これをまた、半乾きに。
そこで、トップの部分の余分の粘土を取り除く。
(写真下の段の工程)

Emma Bridgewater Factory Tour
もう少し乾かせて、中の粘土が安定したところで、
石膏型から取り出す。

Emma Bridgewater Factory Tour
そしてまた、乾燥。

Emma Bridgewater Factory Tour
この段階では、まだ「バリ」がでているので、
次にこれをスムースにしていく。

Emma Bridgewater Factory Tour
水を使って、スポンジやナイフで削っていっている。

Emma Bridgewater Factory Tour
「モールド部」の生産ライン。

Emma Bridgewater Factory Tour
こちらは、ロクロをつかって成形する、
皿やボウルの部門。
ここでは、液状ではなくて、通常の粘土が使われる。
一定量が切り取られて、手前の黄色い台の方のロクロで、
粘土を平たいクレープ(というか、薄いお好み焼き)状にする。
それを奥の方の、皿の石膏内型の上に乗せて回転させ、
上からメタルのゲージが降りてきて、
外側の形を作り出す。

Emma Bridgewater Factory Tour
石膏内型に載せたまま、乾燥させる。

Emma Bridgewater Factory Tour
大型のボウルの微妙なカーヴは、
半乾きの状態からロクロにかけ、
ゲージと手作業の両方で。

この後、乾燥後、すべて素焼きの窯に入って、
ビスク生地になる。

Emma Bridgewater Factory Tour
ここからは「絵付け部」。
スタッフの年齢層がぐっと下がって、
若くてセンスの良さそうな、
アートスクール出身っぽいお嬢さん達で占められている。
左上はここで使うカラーの、顔料釉薬。
次にエマのデザインに準じて、スポンジ型を作る工程。
細かいヒートペンでスポンジを溶かして、
パターンを浮き上がらせる。
この過程で有毒ガスが出るので、
手元にバキューム機が設置されている。
そのスポンジを使って、指定のデザイン通りに絵付けされる。
右下では、絵付けの状態の検品。
欠けた部分を足したり、はみ出した部分を削ったりしている。

Emma Bridgewater Factory Tour
絵付けの終わったところ。
この後まだ「絵付け部」の見学は続くけれど、
次シーズンの製作部では撮影禁止なので、
写真はここまで。

Emma Bridgewater Factory Tour
これは「下絵付け」なので、
その上からクリアの釉薬を全体にかけて、
最終焼成されて、完成品となる。

この後、最初の写真の右に見える建物の、
「絵付けスタジオ」で、
エマ・ブリッジウォーターの素焼き型の上に
ヴィジターも好きなように絵付けができる・・・
というのに、当然のように吸い込まれていくのだった。

Decorating Studio
あまり見かけないハーフパイント・マグがあったので、
これに絵付けをすることにした。
次の予定があって、半日も描いていられないので、
スポンジ絵付けで、そそくさと済ますことに。

微かに期待してたんだけれど、
さすがにスポンジ型は
エマ・ブリッジウォーターのものではなくて
(それだと「モドキ」が簡単にできてしまう・・・)、
使われていないものばかり。

Decorating Studio
基本子供向けなので、
子供っぽいスポンジ型が多くて、
どんなのにするか迷ったけれど、
無難に花柄で。

マグ代とスタジオ代と送料を払って、
預けて帰ると、10日ぐらいで完成して送られてきた。

Fired Mug
出来上がり~。
毎日たっぷりのお茶で愛用中。

いろいろ楽しめる、充実の工場見学だった。




Emma Bridgewater Factory
(エマ・ブリッジウォーター・ファクトリー)


オープニング情報は、英文で<このページ
ファクトリー・ツアーは平日のみ。
ファクトリー・ツアー案内は英文で<このページ>。

地図:






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シルク・ジョーゼット・スカーフ- Etsy(エッツィー)新リスティング

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また再び、宣伝活動の、今回はミニ標本箱。

以前に、オンデマンド・デジタル・プリントで、オリジナルデザインの、シルク・ジョーゼットのスカーフを作って、Etsyショップにリスティングしてます、の、話を書いていたけれど、今度はダークな方のデザインでつくってみて、これも早々にEtsyショップにリスティングしてみた。


Original silk scarf -digital collage astrolabe pattern-
silk georgette 100 x 100cm
オリジナル・デジタル・コラージュ
-アストロラーベ・パターンの
シルク・ジョーゼット・スカーフ

US$100.00


Etsy販売ページリンク

Original astrolabe pattern silk scarf
全体のオリジナルのデジタル・イメージ。
これもアーカイヴからの写真と、描き起こしモチーフでコラージュ。
「アストロラーベって何?」って聞かれそうなので、
Wiki.jpリンクを<ここ>に。

Original astrolabe pattern silk scarf
ダークだけれども、シルク・ジョーゼットの生地が透けているので、
なんとなく軽やかな感じ。

Original astrolabe pattern silk scarf
落ち着いた印象の、マットなテクスチャー。

Original astrolabe pattern silk scarf
これも、裏はやや白っぽく、パターンが透けて見える。

Original astrolabe pattern silk scarf
黒糸ミシンステッチ仕上げのエッジ。
KotomiCreationsの箱に詰めて、お届けします。

このスカーフはオンデマンド・プリント
(オーダーしてからのプリント)生産方式なので、
発送までに約1週間かかります。

ということで、もう一度ページリンク:
Etsy販売ページリンク

ぜひ覗いてみてくださいね^^。



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Kotomiジュエリー - Etsy(エッツィー)新リスティング

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例年より仕上がりの早かった、今年の春夏コレクション。 ショップはまだ冬モードなので、納品までまだ一ヶ月位ありそう。
なので、ショップに先駆けて、Etsyショップ・リスティングや、個人エージェントさん達にお届けする作業が進行中。
まずは、できたてホヤホヤのいいとこ取りを、Etsy(エッツィー)ショップに詰め込んだところを、この標本箱でもご紹介。

今回のリスティングには、拡大レンズ・ペンダントが複数リスティングで登場(2デザインx各5個)。 これは数年前に、ヴィンテージの拡大レンズが100個以上詰まったパケットを、アンティーク・マーケットで入手して、そのころたくさん作っては、ショップやマーケットで売っていたもの。 私のような「熟年世代」には、なかなか便利な実用アイテムの人気商品で、自分用以外はすべて完売。
レンズをもう使い切ったと思いこんでいて、製作終了になっていたところが、材料引き出しの奥の方から、もうひとつ小さなパケットが出てきて、レンズがあと20個弱残っていたことを発見。そこでまた新たに制作して、本当にこれが最後ですの、最終ロット。
ハンドメイドのため、実際にお届けするアイテムは、同じデザインでも、リスティング写真と、ペンダントヘッドの仕上がりに若干の違い・・・というか、微妙に個体差があることをご了承ください。

いつものように、画像をクリックで、Etsyショップのアイテムページが(別ページで)開きます。


N-4559 $68
ルーペ/拡大レンズ、
ロングチェーン・ペンダント・ネックレス





N-4560 $75
ルーペ/拡大レンズとパールの、
ロングチェーン・ペンダント・ネックレス





N-4539 $105
クリア・クオーツ石、淡水パールと
クリスタル・ガラス石の、星型ペンダント





N-4026 $95
モノトーン・ドロップ型アゲート、淡水パールと、
ヴィンテージ・フロスト・ガラスビーズの
ロング・チェーン・ペンダント





N-4544 $95
クリア・クオーツ、パールとクリスタル石の、
ドロップ型ロング・チェーン・ペンダント





N-4543 $100
クリア・クオーツと、淡水パールの楕円形、ロングチェーン・ペンダント





N-4541 $90
白~グリーンのソーラークオーツ、クロス型、
ロング・チェーン・ペンダント





N-4464 $95
クリア・クオーツ、白淡水パールとクリスタル・ガラス石の、クロス型ペンダント





N-4481 $76
淡水パールとガラス・カボション石の、
クロス型ペンダント・ネックレス





N-4517 $98
コイン型白淡水パールのチャーム・ネックレス





N-4521 $85
テクスチャー入ガラス・カボションと
白パールの、チョーカー・ネックレス(N-4521)





N-4522 $95
テクスチャー入ガラス・カボションと
淡水パールの、チャーム型ネックレス





N-4526 $100
ベィビー・ブルー、ガラス・カボションと
パールの、チャーム型ネックレス





N-4531 $85
クリア・クリスタル石と、
白淡水パールのチャーム・ネックレス




以上15アイテムの新リスティングでした。

その他、写真作品、アート・オブジェ、オリジナル・プリント・スカーフ、Revamp(サルベージ・アクセサリー)も出展中。
ぜひKotomiCreations Etsyショップでご覧下さいね。







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Le Château in "Period Living 2015-March" (インテリア誌「ペリオド・リヴィング」に掲載されたル・シャトー)

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  • 2017-02-03 Fri 19:27:49
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遡ること2年前の記事で、何を今更・・・なんだけれど、やっとコピーが手に入ったので、今回はその話題を。
標本箱ではおなじみの、Pおじさんこと箱彫刻アーティスト、Peter Gabriëlse(ペーター・ガブリエルザ)の家、Le Château(ル・シャトー、またの名を、Danaさんや私の夏のホリデー・ホーム)が、イギリスのインテリア雑誌に掲載された。
この話は、2年前の2015年の4月頃に、おじさんから聞いていて、そのインテリア雑誌「ペリオド・リヴィング」を買いに走ったのだけれど、ニュース・エージェントに並んでいるのは(UKでは雑誌は本屋ではなくて、新聞と同様にニュース・エージェントで売られている)5月号で、立ち読みしてみても、それらしい記事は載っていない。なので、てっきり4月号の話かと思って、出版社から取り寄せたけれど、やっぱりそこにも載っていない。その後、ホリデーに出たりや何やかやで、すっかり忘れてしまっていた。
2年経って、先日友人が会社で古い雑誌を整理していて見つけたそうで、「これ、おじさんちじゃない?」と教えてくれた。
2015年3月号だったんだな・・・これが。 早速、再び出版社に問い合わせて、バックナンバーを入手した次第。
自称ペーター・ガブリエルザ・デジタル・ミュージアムのキュレーターなので、出版物も出来る限り入手して、デジタル資料に落とし込んで置くことにしている。
そして、この標本箱にも詰め込んでおくことに。


page1-2
長いカントリー・レーンの先に、ル・シャトーが。
18世紀のゲートのフレームのみが残されていたところに、
Pおじさんが堀を作った話などがキャプションに書かれている。
プシャー、雑誌デヴュー。
鉋(?)を調整しているおじさんを、
横からシリアスに覗き込んでいるのも、プシャー。

page3-4
どこかもっと静かな田舎に引っ越すつもりで、
オランダやベルギーで物件を探していて、
ノルマンディーは好きなエリアなんだけれど、
ちょっと遠すぎると思っていた。
ところが、フランスの不動産屋が送ってきた
ル・シャトーの写真を見て、内見に行くことにした。
という本文の話は続いて・・・、

page5-6
その日は、とりわけ雨で曇天の日だったにも関わらず、
入り口を入った瞬間に、ここを買うことに決めた。
という、おじさんの直感話。
(家を買うときって、確かにそうかもしれない。
私達も今のフラットを買った時に、
入った瞬間に「あ、ここだ。」とすぐに判った。)
不動産屋は、またもっと天気のいい日に再び内見
することを勧めてきたけれど、
もう見る必要もなくて、(当時のこととて)Faxでオファーして、
翌日にはもう、ル・シャトーを買ってしまっていた・・・。
実はその段階では、何をどうするつもりなのか、
設計のプランは、全くなかったのだそう。
何が気に入ったかというと、ル・シャトーのオーセンティックな
外観やレイアウトだったので、
生活に必要な、上階・下階のバスルームと、
キッチンだけを、新しいスタイルで付け加えて、
それ以外はできるだけ元の18世紀の状態に戻す様に
修復をしたという話。
買った時には20世紀前半のハリボテの壁や、
壁紙が入っていて、単純にそれらを、
どんどん取り除いていったら、
味わいのある18世紀の壁が下から出てきたのだそう。

page7-8
上階のベッドルームは夏用で、
下階のベッドルームは冬用なのだそう。
(おじさんはネコ科の生き物なので、
その時々の一番快適なところを探し当てて
寝床としている。)

-「ペリオド・リヴィング」2014年3月号より。-


「2年ぶりに手に入ったので、コピー送ろうか?」って
おじさんに尋ねたら、
「自分の作品が載ってないなら、いらん。」だそうです(笑)。






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