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2018年06月 Archive

Gaasbeek Castle(ガースビーク・カースル)-3-

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2018-06-24 Sun 19:28:58
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ブラッセルズ郊外の、Gaasbeek Castle(ガースビーク・カースル)のイメージの最終回は、前回の最後のキッチンから。


Gaasbeek Castle
ドアの中には、キャビネットと、
demijohn(デミジョン)と呼ばれる、大型のワインのボトル。

Gaasbeek Castle
オーヴンの入った暖炉の上に、紋章。

Gaasbeek Castle
別アングルで。

Gaasbeek Castle

Gaasbeek Castle
入口のドアを振り返ったところ。
その奥の窓際に、流し場。

Gaasbeek Castle
キッチンの小物がチャーミング。

Gaasbeek Castle

Gaasbeek Castle
ランタン型のランプシェード。

Gaasbeek Castle
キッチンの後には、最後の展示室「Dining Room(ダイニングルーム)」。

Gaasbeek Castle
暖炉には・・・、

Gaasbeek Castle
アルコナティ・ヴィスコンティ家の紋章。

Gaasbeek Castle
壁には、銀器のコレクションを収めたキャビネット。

Gaasbeek Castle
その隣の壁の壁画・・・、

Gaasbeek Castle
というか、キャンバスに描かれて、張り込まれている様子。
シーンはルネッサンス風の宴会風景。
実際にここの改修を企画・監修したのは、
アルコナティ・ヴィスコンティ侯爵夫人で、彼女のテイストで、
外殻は中世風に、内装はルネッサンス風に作られている。
宗教にがんじがらめになっていた中世より、
自由な文化が花開いた、ルネッサンスに共感していたのだとか。

Gaasbeek Castle
暖炉と窓の間の壁にも、このシーンが続く。
この中心に描かれているカップルが、
アルコナティ・ヴィスコンティ侯爵夫妻で、
描かれているのはすべて、社交サークルの友人達を
モデルにしている・・・という話。

Gaasbeek Castle
窓と窓の間の壁にも少し。

Gaasbeek Castle
蔦の絡まる窓辺。

Gaasbeek Castle
この部屋を最後に、建物を出て、もう少しパークを散策する。

Gaasbeek Castle
城の建物に向かう少し手前の、高台になった部分に、
庭園が設けられている。

Gaasbeek Castle


Gaasbeek Castle
中では、ちょうどダリアが満開。

Gaasbeek Castle


Gaasbeek Castle
咲き戻しのバラと紫陽花。

Gaasbeek Castle
果樹園には、

Gaasbeek Castle
梨が実をつけている。

Gaasbeek Castle
パンプキンも収穫済み。

Gaasbeek Castle
そしてまた、パークを散策して、バス停に戻っていった。





Gaasbeek Castle(ガースビーク・カースル)
Kasteelstraat 40, 1750 Lennik, Belgium
4月1日~11月4日まで、月曜を除く毎日10:00am~18:00pm
オープニング情報は、英文で<このページ>に。

地図:





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Gaasbeek Castle(ガースビーク・カースル)-2-

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2018-06-20 Wed 17:05:32
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今回も、ブラッセルズ郊外の、Gaasbeek Castle(ガースビーク・カースル)のイメージの続編を。


Gaasbeek Castle
順路の次は、The Hall of the Knight(騎士の間)と呼ばれる部屋。
この部屋はとても、ルネッサンス・リヴァイヴァルでステキなのに・・・
あぁ・・・それなのに、
これまた騎士をテーマのコンテンポラリー・アート展の一環で、
真っ暗の中で、フィルムを展示というか上映。
それも日本の特攻隊をフィルムで演じるプロセス・・・を、演じるみたいな、
もうわけのわからん、私的には激ウザでOMGなのでした。

Gaasbeek Castle - The Hall of the Knights
ショップで入手したミニ・ブックレットから、
ほんとはこうなのに・・・の、イメージ。 あーぁ、残念。

Gaasbeek Castle
階段を抜けて・・・・、

Gaasbeek Castle


Gaasbeek Castle
タペストリーのかかる部屋がいくつか。

Gaasbeek Castle


Gaasbeek Castle


Gaasbeek Castle


Gaasbeek Castle
中世風の窓を横目に、

Gaasbeek Castle
薄暗い廊下を抜けて、

Gaasbeek Castle
真っ赤な寝室の控室へ。

Gaasbeek Castle
その隣の寝室。
(このメタルの鎧状のものも、アート作品。)

Gaasbeek Castle

Gaasbeek Castle

Gaasbeek Castle
実際に、アルコナティ・ヴィスコンティ夫妻が使っていたのは、
この一連の19世紀的な寝室+バスルームだったことと。
バスルームは当時としては、とてもモダーンなもの。

Gaasbeek Castle
バスルームのシャンデリア。

Gaasbeek Castle
バスルームの窓辺。

Gaasbeek Castle

この一連の寝室で見かけた聖母子。
レザーのレリーフ?かな?
Della Robbiaっぽい表現は、明らかにイタリア・ルネッサンス期のもので、
ヴィスコンティ夫妻が、イタリアから持ち込んだものではないかと。

Gaasbeek Castle
もう一度階段を下りて、

Gaasbeek Castle
キッチンへ・・・。
というところで、まだ次回に持ち越し、続きますよ^^。





Gaasbeek Castle(ガースビーク・カースル)
Kasteelstraat 40, 1750 Lennik, Belgium
4月1日~11月4日まで、月曜を除く毎日10:00am~18:00pm
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Gaasbeek Castle(ガースビーク・カースル)-1-

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2018-06-16 Sat 16:07:21
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ヴェニスの写真も少しずつ、ポストプロセスが進行しているけれど、秋冬コレクションの作り込みやら、新しい取引先Ryan's Daughterへ納品やら(おかげさまで、開店してから売れ行き順調で、レギュラーで取扱いが決定して、さっそくウチのWebsiteにも、Stockist(取扱店)として掲載したところ。ありがたいことです^^。)・・・なにやらかんやらで、なっかなか進行しない。
その上、プロセスするためのセレクション「後」で、1300枚超えの、完全な「撮り過ぎ注意」。今で300枚ぐらい済ませたので、まだ1/4いってないという状況・・・。
来週から日本の旧友がLondon滞在なので、またツルンででかけていることが多くて・・・、もう、8月夏休みのノルマンディーで、ヴェニスの写真をポストプロセスすることになるかも、いや、きっとそういうことに・・・。ま、納期があるわけじゃないし、それもまたよしかな。

今回からは、溜まっているブラッセルズ界隈の写真で、Gaasbeek Castle(ガースビーク・カースル)のイメージを。
これは、ブラッセルズの中心から12kmほど南西郊外にある、13世紀由来のお城。
19世紀後半にルネッサンス・リヴァイヴァル様式に、大修復されて、現在は国に寄贈されて、公開されている。
ここを訪れたのは・・・えーっといつだっけ(笑)。なんどもちょこちょこブラッセルズに出かけているので、いつだったか混乱しつつある。 写真の日付で、昨年(2017年)の9月後半、ペーターおじさんのブラッセルズ・アートフェアの撮影とアテンドで、滞在していたときのことと判明。そんなこともありましたね(笑)。



Brussels Zuid Bus Teminal
まずは、アクセスの記録から。
ブラッセルズ・ミディ(南駅)に隣接している、バスターミナルの、9番乗り場から、
1時間に一本のバス142番(Leerbeek行)に乗って、30分ぐらい、
Gaasbeek Kasteel のバス停で下車。
バスタイムテーブルはこのページ
土日は2時間に一本になるようだ。
写真はブラッセルズ・ミディのバスターミナル。

Gaasbeek Castle Entrance to the Park
バス道に面して、わかりやすいエントランス。

Returning bus stop to Brussels Zuid
ちなみにこれは、エントランスの隣りにある、帰り(ブラッセルズ行)のバス停。

Gaasbeek Castle
入り口の表示。こんなお城に向かっている。
このあたりは、境界線に近いけれど、オランダ語圏で、
もう少し南に下ると、フランス語圏に入る、不思議の国ベルギー。
基本的に蘭・仏二ヶ国語で表記されるけれど、
どっちが先に書かれるかの順番が変わる。
地名も仏語だとかなり違うものになったりして、ややこしい。
滞在したことのあるMechelen(メヘレン←蘭語)は、仏語表記だとMalines(マリン)、
仏語圏のNamur(ナミュール←仏語)は、蘭語表記だとNamen(ナーメン)。

Gaasbeek Castle
ゲートを入ると、まずはパークが広がっていて、
木漏れ日の中を500mほど歩いていく。

Gaasbeek Castle
林を抜けて道なりに左に曲がると、
眼の前に城が現れる。

Gaasbeek Castle
石造りの部分が中世由来で、レンガ造りはルネッサンス以降の
(もしかすると、19世紀の)修復・拡張かと。

Gaasbeek Castle
石橋を渡って、ゲートの奥は中庭。

Gaasbeek Castle
なんだけれど、まず、左手の井戸の横のドアから入って、
ここが小さなショップと、入場券売り場になっている。
ここでチケットを買って、もう一つのドアから中庭へ出る。

Gaasbeek Castle
整形式庭園になっている。

Gaasbeek Castle
ゲートを振り返ったところ。

Gaasbeek Castle
チケット売り場と、反対側のウィングが建物への入り口。

Gaasbeek Castle
最初の部屋は、The Large Gallery(大ギャラリー)と呼ばれる部屋。

Gaasbeek Castle
ルネッサンス風だけれど、ダマスク織りの壁紙・・・じゃなくて、壁生地から、
19世紀のものだと察せられる。
上の暖炉にも、ヴィスコンティ家の紋章があるので
(これはまた、後ほどいろいろ出てくるので、その時に)、
19世紀末の、Arconati-Visconti(アルコナティ・ヴィスコンティ)夫妻の改修時のものかと。

Gaasbeek Castle
順路は階段を上がって、上の寝室へ。

Gaasbeek Castle
ゴシック・タペストリーの間。

Gaasbeek Castle
部屋の暖炉の部分。

Gaasbeek Castle
次の寝室。

Gaasbeek Castle
その次の寝室。
このあたりは、19世紀以前の様式に則って、
廊下はなくて、部屋から部屋へ、
ドアで繋がっているように、レイアウトされている。

Gaasbeek Castle
上の寝室の次に、正面階段ホールに当たる、
The Room of Archives(古文書の部屋)を抜けていく。

Gaasbeek Castle

Gaasbeek Castle
柱に付けられた紋章は、
AV=Arconati-Visconti(アルコナティ・ヴィスコンティ)のモノグラムと、
ミラノ・ヴィスコンティ家の紋章「人食い蛇」ビショーネ(biscione)。

Gaasbeek Castle
部屋の連なった感じがフォトジェニック。

Gaasbeek Castle
その次の書斎。
白いヘルメット型のモノは、ちょうど訪れた時に、
特別展で「騎士」をテーマにした、コンテンポラリー・アートが、
各部屋の中で展示されていて、そのうちの一つ。
インテリア目的で来ている自分にとっては、
何かと目障りで、迷惑だったんだけど・・・(笑)。

Gaasbeek Castle
書斎の壁は、19世紀機械彫りのオークパネリングで覆われている・・・、
というか、この後が書棚で、パネリングの扉が付いているものと思われる。
シャンデリアは、オランダ、フレミッシュの典型的なデザイン。

Gaasbeek Castle
古文書の部屋からのドア。

まだまだ、次回も続きますよ。





Gaasbeek Castle(ガースビーク・カースル)
Kasteelstraat 40, 1750 Lennik, Belgium
4月1日~11月4日まで、月曜を除く毎日10:00am~18:00pm
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Cinquantenaire Museum, Brussels (サンカントネール博物館、ブラッセル) -5-

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ブラッセルズのCinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)からの最終回で、今回も自分のフィルターに引っかかってきたものをピックアップ。


Cinquantenaire Museum collection
ミュージアムの一角は、中世の修道院のような構築になっている。
最初中世の修道院跡地を使って建てられているのかなと思ったけれど、
それにしては綺麗すぎる。
どうやら、19世紀ゴシック・リヴァイヴァルの様式。
ここには中世の墓標などが展示されている。

Cinquantenaire Museum collection
ブラスの墓標の展示に映り込む、ゴシック窓。
ゴスですね(笑)。

Cinquantenaire Museum
その反対側の展示室には、明るい回廊状の空間を利用して、
ガラス器の展示。

Cinquantenaire Museum collection
ローマングラスに始まって、

Cinquantenaire Museum collection
ヴェネチアン・グラス、

Cinquantenaire Museum collection
金彩のもの、

Cinquantenaire Museum collection


Cinquantenaire Museum collection
エナメル彩のもの、などなど。

Cinquantenaire Museum collection
その次に、歴史的科学機器。

Cinquantenaire Museum collection
天球儀はフォトジェニック。

Cinquantenaire Museum collection
小型のOrrery(太陽系儀)。

Cinquantenaire Museum collection
Astrolabe (アストロラーベ)。

Cinquantenaire Museum collection
象牙製(?)のコンパス。

Cinquantenaire Museum collection
時計やら、

Cinquantenaire Museum collection
懐中時計のいろいろ。

Cinquantenaire Museum collection
機械部分まで、見事にエナメル装飾されたもの。

Cinquantenaire Museum collection
そして、ジュエリーの展示へ。
これは16世紀頃のものかな?

Cinquantenaire Museum collection
これも。

Cinquantenaire Museum collection


Cinquantenaire Museum collection
イタリア製マイクロモザイク、多分19世紀のもの。

Cinquantenaire Museum collection
イタリア製のIntaglio(インタリオ)を繋いだネックレス。
これも多分19世紀の。

Cinquantenaire Museum
散々写真を撮って遊んでいて、最後に地下にも展示があるというので、
下りてみたら・・・、中世お宝展示室・・・。まだあったかー。

Cinquantenaire Museum collection
アングロサクソンのディスクブローチは、7世紀頃のものかと。
あ、この地では、アングロサクソンではなくて(これはイギリスの話)、
メロヴィング朝期の・・・というのが正しい。
結局、モノは同じようなものなのだけれど。

Cinquantenaire Museum collection
中世のリング。誰かの作っているジュエリーとちょっと似ている(笑)。

Cinquantenaire Museum collection
大型の聖遺物櫃。

Cinquantenaire Museum collection
True Cross(真の十字架)の聖遺物。
「ジーザス先生が処刑された真の十字架の断片」と称する、
聖遺物がヨーロッパ各地にあるのだけれど、
それらを全部合わせたら、
十字架10本分ぐらいになるとかいう話。
大抵は十字軍兵士が、パレスチナ商人に掴まされた土産物・・・、
なんだけれど、ここまで飾られたら、信じてあげたくなる(笑)。

Cinquantenaire Museum collection
ここにも・・・、

Cinquantenaire Museum collection
断片が。

Cinquantenaire Museum collection
詳細を記録していないのだけれど、
まさか、この水晶の中心の木がTrue Cross !?という謎のクロス。
ちいこいちいこい断片をありがたがっているのに、
いくらなんでもこれは大きいでしょう!?
ともあれ、水晶で構築する・・・というのがは初めて見たデザイン。

Cinquantenaire Museum
地上階に戻ってきたら、ほとんどもう閉館時間。
すっかり暗くなってしまっていた。




Cinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)
10 Parc du Cinquantenaire, 1000, Belgium
月曜閉館

Map:



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Cinquantenaire Museum, Brussels (サンカントネール博物館、ブラッセル) -4-

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Cinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)の中のハート博物館室を出て、今回はその他の部屋を見て回る。
この博物館、またの名を(というか正式名称なのかな?)美術史博物館と呼ばれていて、美術・工芸史に特化した博物館なので、私的に興味の中心の中世~ルネッサンスの美術工芸も、いろいろ収蔵展示されている。


Cinquantenaire Museum
これは、ハート博物館を出たところの吹き抜け。
正面入り口から、向かって右のウィングに位置している。
反対の左ウィングは、世界の民族博物館的な位置づけになっているようで、
このときはオセアニア展をやっていて、
アモイ像なんかが展示されていたらしい。
私は見に行かなかったけれど、その特別展の方は、
土曜日だったので、家族連れを中心に大盛況。
一方こっちの歴史ネタ常設展は・・・・、この写真のようにガラ空き。
いや、静かで全然この方がありがたいんだけどー^^。

Cinquantenaire Museum collection
タペストリー満載の、タペストリー室。

Cinquantenaire Museum collection
そういえば、ブラッセルズはルネッサンス期のタペストリー生産の中心地。
特別に一室が当てられているのも、理解できる。

Cinquantenaire Museum collection


Cinquantenaire Museum collection


Cinquantenaire Museum collection
ゴシック末期の、祭壇レリーフ。

Cinquantenaire Museum collection
これも。

Cinquantenaire Museum collection
そのディティール、Nativity(キリスト降誕)のシーン。

Cinquantenaire Museum collection
彫りがすごい・・・、まるでミニチュア建築。

Cinquantenaire Museum collection
15世紀ゴシックなディティール。

Cinquantenaire Museum collection
受胎告知。

Cinquantenaire Museum collection
15世紀の祭壇画扉絵の受胎告知は、
当時の画家の画材の様子とともに展示されている。

Cinquantenaire Museum collection
当時絵の具は、顔料と油が調合されて、貝殻が絵具皿。

Cinquantenaire Museum collection
15世紀の写本の挿絵を参照している。
このようにアシスタント/丁稚くんが、岩絵の具を粉末にして、
オイルを練り込み、絵の具を作る担当。
19世紀にチューブ絵の具が発明されるまで、
「絵の具から作る」方法が取られていた。
ちなみに、このチューブ絵の具の発明が、野外スケッチを可能にして、
印象派を生み出す、一つののきっかけになったと言われている。
ところでこの写本に描かれているのは、女性画家で、
北フランスからオランダにかけてのローカントリーズでは、
当時女性も画家の家業を継ぐことが多く、
ブリュージュの画家組合の、15世紀後半の記録では、
組合員の25%が女性だったのだとか。

Cinquantenaire Museum collection
秀麗な象牙の聖母子像はもう少し古くて、
中世後期、14世紀のものかな。

Cinquantenaire Museum collection
16-17世紀のファニチャーが展示されている、部屋が続く。

Cinquantenaire Museum collection


Cinquantenaire Museum collection


Cinquantenaire Museum collection
テーブルの上には、バックギャモン。

Cinquantenaire Museum collection
今回の最後は、部屋かチャペルに置かれた、
祭壇キャビネット。

まだ続きますよー。






Cinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)
10 Parc du Cinquantenaire, 1000, Belgium
月曜閉館

Map:





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Cinquantenaire Museum, Brussels (サンカントネール博物館、ブラッセル) -ハート博物館 -3-

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Cinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)の中の一室、ハート博物館から3回目、今回はなんとか最終回にになる・・・はずで、平面のものをいろいろと。


The Heart Museum
聖心がいっぱい。18世紀のフランスの宗教絵画。
キナリの僧服とオーブから、11世紀フランスに端を発する、
カルトジオ修道会のものかと。

The Heart Museum
近代の代の聖心信仰の基礎となった、
17世紀の修道女マルガリタ・マリア・アラコク
(Margaret Mary Alacoque)を描いたもの。

The Heart Museum
素朴なタッチの18世紀の絵画。
こういうタイプのものは、修道院などで制作されて、
お札的にお守りとして、
一般の人々の部屋に飾られていたものだろう。

The Heart Museum
その普及版で、木版に手着彩のもの。

The Heart Museum


The Heart Museum
これは本の挿絵ページだったのかな?
それとも裏に祈祷を記したカードだったのかな?

The Heart Museum
18世紀の、フォークアート的な手描きの、アヴィラの聖テレーズ。

The Heart Museum
多分同じ画家(か、同じ工房)の手による、聖カタリナ。

The Heart Museum
これは絵入り宗教説話・・・みたいなものかな。
le miroir du pêcheur(漁師の鏡)と題されていて、
なにやら天国と地獄的な対比が描かれている。
これも木版摺りに着彩で、
「教訓」のように家に貼られたものなのか、
信心のプロパガンダとして使われたのか?

The Heart Museum
これも上記の一番上の段の図と同様のもののよう。

The Heart Museum
受難・信仰・復活のシンボリズムで満たされた、素朴な一枚。

The Heart Museum
7つの大罪を描いたもの。

The Heart Museum
見事な切り紙細工。
こういうタイプのものは趣味で(というか・・・信仰で、なのかもしれないけど)、
一個人が制作したハンドメイドなのだろう。

The Heart Museum
これも信仰と受難のシンボルを盛り込んだ、装飾的なもの。

The Heart Museum
これもそういった感じの切り紙細工。
どこにハートが?と思ったら、
描かれた船の上や木の上で、鳥のように飛んでいた。
「心は移り変わる。私のあなたへの心は変わらない。」
と書かれているので、これは信仰というよりは、ラヴレターかも?

The Heart Museum
これにも、「あなたは太陽のように、またとないもの。」
記述の感じから、男性がちまちま作って、
女性にプレゼントしたもの・・・なんじゃないかな?想像ですが。

The Heart Museum
同じタイプの切り紙細工。

The Heart Museum
平面のものじゃないけれど、絵付けセラミック。
これはカップルの名前入りで、結婚・婚約を記念するもの。

The Heart Museum
エナメル絵付されたグラス。

The Heart Museum
瓶モノ。フォークアートな手描きが愛らしい。

The Heart Museum
19世紀~20世紀初頭のセンチメンタルなポップアップ・カード。
ヴァレンタイン・カードかな。

The Heart Museum
最後に、これはなんだか可笑しい、
ボディ・ランゲージならぬ・・・、口ひげランゲージだそう。
いかにも19世紀的ひげスタイルだけど、
これがまた近頃トレンディなもんだから、流行ってわからんもんです。
15年ぐらい前はイケてる兄ちゃんたちは、ことごとく「スキン・ヘッド」。
一方、今は「ヒゲ生やしてないとダサい」というイキオイ。
配偶者氏まで、口ひげ育て中。さて、ちゃんと育つかな・・・(笑)。

次回もサンカントネール博物館から、
ハート室を離れて、他のコレクションを。



Cinquantenaire Museum (サンカントネール博物館)
10 Parc du Cinquantenaire, 1000, Belgium
月曜閉館

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