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2019年04月 Archive

Peter Gabriëlse - New Box art at Antibe Art Fair 2019(2019 アンティーブ・アートフェアに出展の、ペーター・ガブリエルザ 新作 箱アート)

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2019-04-27 Sat 09:47:24
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南フランス・Antibes(アンテイーブ)で開催されている、Antibes Art Fair(アンティーブ・アート・フェア)に出展中の、Pおじさんこと、Peter Gabriëlse(ペーター・ガブリエルザ)の、ボックス・アート最新作のご紹介を。

会場のアンティーブは、ニースとカンヌの間に位置していて、イースターが終わるころからマリン・リゾートの中心地となっている。
今年は遅くやってきたイースターの週末から、アートフェアが始まって丸2週間、この木曜日が最終日。
私は、イースター明けの火曜日から参加で、木曜夜の撤去と金曜朝のおじさんのヴァンへの積み込みをお手伝いしてから、ロンドンに戻る予定。

まずは、おじさんのブースの様子から。

Box art exhibition by Peter Gabriëlse at Antibes Art Fair 2019
春のフェアでもあり、明るい南フランスということで、
ブースの壁は明るいクリーム色。
何やらおじさんらしくない、19世紀の椅子は、
隣のブースのディーラーからの借り物。
ペアで800ユーロで、売れたら売ってね・・・だそうです(笑)。
おじさんのいつものガーデンチェアより、
ずっと座り心地がいいので、
おじさんのスタイルじゃないけど愛用中。

Box art exhibition by Peter Gabriëlse at Antibes Art Fair 2019
左から2つ目の図書室箱、
正面の壁、右端のブルーの箱、
その右隣、床に置かれた箱が新作で、

Box art exhibition by Peter Gabriëlse at Antibes Art Fair 2019
右の壁の左端、グリーンの小型の図書館室箱、
写真右端の、グリーン白の図書室箱がも新作です。

B171-73x37x13cm
B171 - 73x37x13cm €3750
長い長いはしごが立てかけられた図書室箱。

B171-73x37x13cm - Details

B171-73x37x13cm - Details

B171-73x37x13cm - Details

B171-73x37x13cm - Details
棚の中の白いボトルが繊細であいらしいー。

B171-73x37x13cm - Details   

*************

B172-81x44x12cm
B172 - 81x44x12cm €3500
白いスクロールのある、ブルーの箱。
おじさんにしては、明るい鮮やかなブルー。
南仏を意識している?(笑)。

B172-81x44x12cm - Details
鮮やかなブルーの花柄のついた壁紙の断片は、
ルシャトーの壁から剥がれ落ちたもので、
ちょうどこの2つの断片が剥がれ落ちたのを、
保存していたのだそう。

B172-81x44x12cm - Details
小さな小さな1対の中国人の像は、
おじさんがお父さんから受け継いだ、
「いろいろなものがごちゃごちゃ入っている箱」
の中の一つだそうで、
18世紀中国製のミニチュア像と思われる・・・のだそう。

B172-81x44x12cm - Details
白い18世紀の装飾スクロールと、
ブルーが爽やかなコントラストの箱です。

************

B173-59x45x12cm
B173 - 59x45x12cm SOLD
図書館箱にしては小型の、新しい試み。
かすかにブルーグリーンが買った明るいグレイの、
これもさわやかなイメージの作品。

B173-59x45x12cm - Details
黄色いデスクの引き出しが、下に落っこちていたり、
宝箱みたいなチェストやら、ミニチュア・コランダー、
いろいろな要素がいっぱい詰まった、楽しい構成で、
日本の方からすでにオファーが入って、売約済みです。

B173-59x45x12cm - Details
この箱の右側には、間口サイズの穴が開いていて、
ここに光源を置いたら、また違った光の印象が楽しめることと。

B173-59x45x12cm - Details
棚の上部。

B173-59x45x12cm - Details
オーナメントは、19世紀初頭のナポレオン様式のもの。
ナポレオンがエジプト遠征してから、
エジプト文様の影響で流行り出したものだそう。

2019-04-27_03-27-49
たまたま、向かいのブースに展示されていた、
コンソール・テーブルにほぼ同じような
オーナメントがついていた。
オリジナルは、こんなものだったはず^^。

**********

B174-50x41x12cm
B174 - 50x41x12cm  €3250
これも小型の図書室箱。
ミントグリーンがとても爽やか。

B174-50x41x12cm - Details
緑青色の小さな十字架や、
ポット類が色々、本の間にちりばめられている。

B174-50x41x12cm - Details

B174-50x41x12cm - Details

B174-50x41x12cm - Details
この箱も、左側に間口が切られていて、
光が入るようになっている。

*************

B175-76x41x13cm
B175 - 76x41x13cm €3750
白とグリーンの、荒れたテクスチャーのペイントが
新鮮な図書室箱。

B175-76x41x13cm - Details
これもいろいろな要素が、
いっぱい詰まっていて楽しいー。

B175-76x41x13cm - Details
棚の一番下の段に収まっているのは、
18世紀の象牙製の船のミニチュア。
これが凝っている。
プラスターカメオとともに、ぐっと風格のある構成。

B175-76x41x13cm - Details

B175-76x41x13cm - Details
そして、この箱も間口が開いている。

以上の5つが、今回の新作でした。

日本でご興味の方は、
私の方で仲介できますので、ぜひお問い合わせくださいね^^。
お問い合わせは、
以下のKotomiCreationsリンク先→
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タップしてください。
                

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Rochester Castle(ロチェスター城)

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2019-04-22 Mon 17:45:15
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Etsy ショップ休業日のお知らせ。
4月23日(火)~5月3日(金)の間、出張のため、
Etsyショップは閉店予定です。
3日のUK時間夜より、通常営業に戻ります。
よろしくご理解おねがいします。


明日から、南仏Antibes(アンティーブ)へ出張に出かけるので、その前に、ロチェスター城まで標本箱に詰め込んでしまいたい。
(後もう一回分、ロチェスター大聖堂と街のイメージが残っているけれど、これはまた帰ってきてから・・・。)


Rochester Castle
Medway(メドウェイ)川側から眺めた、ロチェスター城
現在残っている城の廃墟は、12世紀に建てられたもの。
それ以前にも、1088年のウィリアム1世の
ノルマン・コンクェストの後に、城が建てられていた。
何度も包囲戦を受けて、最初の城も、
この12世紀の城も廃墟と化している。

Rochester Castle
川側から登ってくる、Ward(ワード)へのエントランス。
丸アーチ(とんがりではなくて)、ギザギザ模様の、
ノルマンスタイルの典型。

Rochester Castle
ワードに上がってきたところ。
このワード日本語でなんというのだろう?
ググってみたけれど、区画的な意味しか出てこない。
城のカーテンウォールで取り囲まれた、
中庭みたいなところのこと。
Bailey(ベイリー)と表記されていることもある。
左に頭を出しているのが、ロチェスター大聖堂。

Rochester Castle
現在はイングリッシュ・ヘリテージの管轄下で、公開されている。
公開情報は英文で<このページ>。
どうやら5月6日まで、メンテナンスのため、
祭日週末のみの公開になっている様子。

Rochester Castle
全部で、天井の高い、8階建てぐらいの高さになる。
アーチの向こうに見えるのは、大きな暖炉だったのかな?
この時代はまだ煙突がなかったと思うけど・・・?
その下に、横一列に並んでいる四角い穴に、
木材のビームが架け渡されて、その上に床板がはられた。

Rochester Castle
この頃のお城は、貴族や奥方が、宴会をするような、
優雅なお城ではまだなくて、純粋に要塞だった。
なので、造りはひたすら無骨。

Rochester Castle


Rochester Castle


Rochester Castle


Rochester Castle
城のKeep(要塞)の中に作られた井戸。

Rochester Castle
戦闘用の城なので、階段もセオリー通り、
時計回り(と表現してあってるのかな?)に作られている。
これだと上からの防衛側は、右手で剣を使うスペースが増えて、
上がってくる攻撃側は、階段の柱部分がじゃまになって、
右利きの場合剣を使うスペースが限られてくる。
なので、中世までの「戦う城」では、
この方向に階段が作られるのだった。

Rochester Castle
途中にある展示室で、
当時の城の様子のミニチュアが展示されている。

Rochester Castle
メドウェイ川の眺め。
このあたりはもう、イギリス南岸と同じライム質の土壌なので、
崖が白い白い。
イギリスの雅名「Albion(アルビオン)」というのは、
この白いライム質の崖から名付けられたそう。

Rochester Castle
最上階まで上がってきた。

Rochester Castle
メドウェイ川の眺め。
後でこのピアにも降りていった。

Rochester Castle
白い崖の見える、東側。

Rochester Castle
隣に建つ大聖堂。

Rochester Castle
もうワードまで降りてきて、
カーテンウォールに開けられた窓から覗く大聖堂。

Rochester Castle
最後にもう一度、全体像を。




Rochester Castle(ロチェスター城)

Map:



それでは、次回は南フランスから、
アンティーブ・アートフェアの様子をレポートです。





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Rochester Guildhall Museum(ロチェスター・ギルドホール博物館)

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月曜日の夕方に、パリのノートルダム聖堂が火災のニュースでびっくり。
スパイア(尖塔)が焼けて崩れ落ちる映像が、ニュースで何度も流れていて、驚愕したのだけれど、でもまぁ、結果的にはあのスパイアは、19世紀改修の折に作られた、ゴシック・リヴァイヴァルで、12世紀オリジナルの石造建築は維持された様子。
ローズウィンドウも、西側正面のメインのローズウィンドウは無事だったり、内部のパイプオルガンも助かったとか。
歴史のない某大国の大統領が、「なんでエアータンカー(消火航空機)使わないのか」と言ってたらしいけど、だめだめ・・・そんなことしたら、放水の衝撃で石造建築倒壊しますがな・・・。君の国の山火事とは違うのだよ(笑)。
それにしても、危険を犯して炎上する堂内に入って、システマチックに消火と重要文化財を救出した、フランスの消防隊ご立派ー。ヒーロー、ヒーロー。
いくら石造建造物といっても、石を繋ぐモルタルが熱でやられると、倒壊してしまうし、べルタワーのベルを支える木造構築が焼け落ちると、超重量級のベルが墜落して、塔の石組みを破損、塔の崩壊・・・となっても仕方ない状況だった。ほんとうに、よくこれだけの被害で食い止められたものだと思う。
マクロン大統領の豪語する「5年で再建」はちょっと実現するかあやしいけれど、再建したら久しぶりにパリに、「私達の貴婦人」を見に行きたいと思う。あ、私の生きているうちには、再建してね(笑)。


話題は本題に戻って、ロチェスターからの標本箱、今回は、Rochester Guildhall Museum(ロチェスター・ギルドホール博物館)のイメージを。

この博物館は、前回までの「6人の貧しい旅人の家」やら、「イーストゲート・ハウス」と同じハイストリートに面して立っている、その昔のギルドホール。ギルドホールと通称呼ぶけれども、イギリスの場合「ギルド」の集会場である場合より、「タウンホール」=町の議事場であることが多い。ここもロチェスターの町議会場だったところが、現在では町の歴史をテーマにした、地域博物館になっている。特に「これはすごい・・・」という見ものがあるわけではないけれど、ロチェスターの歴史のダイジェスト版ということで、のぞいてみることにした。


Guildhall Museum, Rochester
まず本館を正面から。
17世紀建造の建物。

Guildhall Museum, Rochester
順路はまず階段を上がって、上階へ。

Guildhall Museum, Rochester
スタッコ装飾の豪華な天井。

Guildhall Museum, Rochester
上階の議事場。
奥の方で床のワックスがけ作業中だったので、
入り口から少し覗いただけ。

Guildhall Museum, Rochester
最初の展示室には、ロチェスター状の模型。
中世の包囲戦の様子。
ロチェスターには、現在でもこのノルマン様式の城が
(といっても廃墟だけれど)残っていて、公開されている。
ここの様子はまた次回に。

Guildhall Museum, Rochester
次にギルドホールが建てられた頃、17世紀の展示。

Guildhall Museum, Rochester
スリップ・ウェアやら、デルフトやら、ピューターの食器。

Guildhall Museum, Rochester
17世紀市民戦争(イングランド内戦)の頃、ロチェスターは、
ロイヤリスト(王党派)の中心地だった。
大聖堂のクリプトを基地にした、ロイヤリスト達。

Guildhall Museum, Rochester
そして、海運と縁が深いロチェスター。

Guildhall Museum, Rochester
隣町のChatham(チャタム)は、テューダー期以来の、
英海軍造船所だった。

Guildhall Museum, Rochester
ボーン製のモデルシップは、
prisoner-of-war(戦争捕虜)の手になるもの。
ナポレオン戦争で捕虜となったフランス海軍兵の多くが、
ロチェスター/チャタムに停留された、
Hulk(ハルク=捕虜収容船)に勾留されていた。
することのない捕虜兵は、食事の肉の骨を使ったり、
ロープや寝床の藁を使ったりして、
手の込んだ工芸品を暇つぶしに作っていた。

Guildhall Museum, Rochester
木の箱に、染色した藁で、モザイク装飾を施したもの。

Guildhall Museum, Rochester
その次の展示室では、そのハルクの様子を再現。
奥行きが続いているように見えるけれども、
洗濯物を干している先は、ミラーで反射している。
よくできた構成。

Guildhall Museum, Rochester

Guildhall Museum, Rochester
その次の展示は、もっと現代のロチェスターの海。
(正しくいうと、海ではなくて、Medway(メドウェイ)川の河口。)

Guildhall Museum, Rochester
この後階段を降りると、本館の建物から出て、
その隣りにある別館に順路は続く。
これは19世紀の建物かな。

Guildhall Museum, Rochester
ここでは、19世紀のロチェスター、まさしくディケンズの時代の
収蔵品を展示している。
ドールとサンプラー刺繍。

Guildhall Museum, Rochester
ミニチュアドールの「お店」。

Guildhall Museum, Rochester
19世紀の洗濯室の再現。

Guildhall Museum, Rochester
真ん中に立っているのは「搾り器」。
ローラーを通して、洗濯物の水気を切る。
私が子供の頃、昭和な時代の洗濯機に、
これの簡易版が取り付けられていたのを、
おぼろげに覚えているけど、
ほとんどもう「歴史」でしかない(笑)。

Guildhall Museum, Rochester
19世紀のまま保存されている廊下部分。

Guildhall Museum, Rochester
階段部分。

Guildhall Museum, Rochester
上階へ。
壁面には、ロチェスター地域を描いた
絵画作品が飾られている。

Guildhall Museum, Rochester
上階の部屋では、コスチュームをテーマにした(?)、
コンテンポラリーアートの展示中。

Guildhall Museum, Rochester
壁面と暖炉は、コテコテの19世紀のスタイル。

Guildhall Museum, Rochester
反対側の壁面。
なんだかこの建物は、裕福な商人の邸宅だったような気がする。

次回はその、ロチェスター城のイメージを、
アンティーブに出発する前に更新したいものです。




Rochester Guildhall Museum
(ロチェスター・ギルドホール博物館)

17 High St, Rochester ME1 1PY
火~日曜 10am~5pm 開館、月曜休館。

Map:










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Six Poor Travellers' House, Rochester(6人の貧しい旅人の家、ロチェスター)-2-

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2019-04-13 Sat 18:39:49
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やっと Tax return(確定申告)できた~^^。
近年は、エクセルで帳面付けを毎日少しずつやっていいるので、そして(日本のことは知らないけれど)UKでは、申告自体も今どきは、税務署のネット上で記入するだけなので、昔とは比べ物にならないぐらい楽~。
とはいえ、毎年そのネット上の微妙な書式が変わっていってたり、新しい要項が加えられたり、外されたりで、全項目2-3回読み直すぐらいキンチョーはする。ともあれ、無事終わって、支払う額面もすぐ出てきて、それを銀行自動支払にする手続きも、事前にすませて、これで安心。
4月6日の税制新年度に入った途端に、請求されないうちから確定申告「やりたくなる」性分の話は、3年前にも書いてたな(笑)<このページ>。
この時は"土壇場ではキレて全部投げ出してしまう豪快キャラだとよく自覚しているので、社会生活を営む上で自ずとこうなった"と書いてたけど・・・、うーんなんかやっぱり違うかも。「やりたくなる」というよりか、やりたくって仕方なくなる感じ。難しそうなこととか、できるかできないかわからないこと、って、やってて刺激的で楽しいんだと思う。「チャレンジ」なことを楽しめるのは、まだ脳と気力が若いんだ、ということにしておこう^^。

さて、本題はRochester(ロチェスター)のSix Poor Travellers' House(6人の貧しい旅人の家)の、今回は庭の部分へ。


Six Poor Traveller House, Rochester
建物の裏手に増築部分で、この宿はできていて、
これは入り口にむかって振り返ったところだけれど、
左側にダイニングルーム、
右側に寝室が、下階に3部屋、
階段を上がった上階に3部屋設けられている。

Six Poor Traveller House, Rochester
同じ立ち位置から、反対に庭側を眺めたところ。
広くはないけれど、レンガの塀で囲まれた、
コートヤード・ガーデンになっている。

Six Poor Traveller House, Rochester
このあたりからもう、トマトやら花がモリモリ育てられている。

Six Poor Traveller House, Rochester


Six Poor Traveller House, Rochester
ダイニングルームを庭側から眺めたところ。

Six Poor Traveller House, Rochester


Six Poor Traveller House, Rochester
ベゴニアが見事に満開。

Six Poor Traveller House, Rochester
壁の高さを生かして、立体的に構成された庭。
中心部分は、大きなプランターにハーブやコニファーを。

Six Poor Traveller House, Rochester
壁に取り付けられた噴水。

Six Poor Traveller House, Rochester


Six Poor Traveller House, Rochester


Six Poor Traveller House, Rochester


Six Poor Traveller House, Rochester


Six Poor Traveller House, Rochester
小さい庭なんだけれど、なんだか和める。

Six Poor Traveller House, Rochester
庭の一番奥に設けられたシェッド(物置)は、
多分、園芸用具が収められているのだろう。

Six Poor Traveller House, Rochester
西向きで、夕方最後まで日の当たるベンチ。

ちなみに、この庭はすべて、
上階に在住している、
管理人女性の手になるものなのだそう。
グリーン・フィンガースだわぁ。

Six Poor Traveller House, Rochester
最後にもう一度、建物の正面を。
こんな「秘密の花園」があるとは、
表からは全く想像ができない・・・。



Six Poor Travellers' House
(6人の貧しい旅人の家)

90 High St, Rochester ME1 1JU

Map:





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Six Poor Travellers' House, Rochester(6人の貧しい旅人の家、ロチェスター)-1-

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2019-04-07 Sun 09:00:00
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Rochester(ロチェスター)の歴史的建造物巡りはまだ続いて、今回はSix Poor Travellers' House(6人の貧しい旅人の家)のイメージを。

この建物は文字通り、貧しい旅人のための宿で、ロチェスターの16世紀の実業家で政治家だったRichard Watts(リチャード・ワッツ)の遺言で残されたチャリティー施設の一つ。
この宿に泊まることを認められた、貧しい旅人は、食事と温かい寝床が与えられて、出立時には一人4ペンスが与えられたのだそう。 この4ペンスというのは、1576年に定められた法で、所持金が4ペンス未満の旅人は、逮捕されて鞭打ちされて、出生の教区に送り返されるため、それを避けるための配慮なのだそう。
至れり尽くせりの宿なのだけれど、ここに泊まれるのは、一人一回だけという条件がある。
実際にこの目的で使われていたのは、裏の増築に当たる部分で、メインの建物は、アームスハウス(貧しい人のための住居)として、また後に地階部分が、矯正院として使用されていた。 
現在は、上階に管理人が在住して、下階はミュージアムとして公開されている。このミュージアム自体は、小さなものなのだけれど、夏は裏庭がきれいだというので、覗いてみることにした。


Six Poor Traveller House, Rochester
ハイストリートに面した建物は、これも、15世紀のもの。
ゲイブル(切妻)にリチャード・ワッツの紋章が入っている。

Six Poor Traveller House, Rochester
3月~10月の水~日曜、
11:00am~1:00pm、2:00pm~4:00pmの公開。

Six Poor Traveller House, Rochester
一階の展示は、ここで使われていた備品やら、
19世紀の頃の写真等。

Six Poor Traveller House, Rochester


Six Poor Traveller House, Rochester
暖炉をチェック。
左の穴は、パン焼きの炉だったのかな?

Six Poor Traveller House, Rochester
20世紀後半のChatham(チャタム)の航空写真。
チャタムはロチェスターの隣町で、
歴史的に(というのは16世紀以来・・・)海軍の造船所が置かれていた。
そして、チャタムより古い歴史のロチェスターは、
そこの管理階級のお屋敷町だった、という位置づけ。

Six Poor Traveller House, Rochester
この建物は、リチャード・ワッツが他界した1579年で、
すでに100年近くたっていたそうなので、
15世紀建造と考えられている。

Six Poor Traveller House, Rochester
一番奥の庭に突き出した増築部分の、
宿泊者のためのダイニングルーム。

Six Poor Traveller House, Rochester
パンとスープとエールが提供されたのかな?

Six Poor Traveller House, Rochester
そして、ハムもついていた様子。

Six Poor Traveller House, Rochester
窓の向こう、中庭のパッセージを挟んで、
向かい側にも2階建ての、増築部分があって、
ここに6つの部屋が作られている。

Six Poor Traveller House, Rochester


Six Poor Traveller House, Rochester
部屋が小さい割に、暖炉が巨大。
冬でも暖かかったことと。

Six Poor Traveller House, Rochester
ベッドの下にあるのは、チェンバー・ポット、つまり「おまる」。
これが、現在のトイレに相当する。

Six Poor Traveller House, Rochester
で、ドアのそばの棚に置かれた、ジャグとベイスン、
ここに支給されるお湯とタオルで、顔や体を拭いて、
これが、バスルームに相当する。
20世紀まで、よっぽどお上流の宿でない限り、
宿はみんなこんなものだった。

Six Poor Traveller House, Rochester
これは隣の部屋で、与えられた読み物は、聖書。
20世紀のころまで(あ、いやもしかしたら、今もどこかで)、
宿に泊まったら、引き出しにたいてい聖書が入っていた。
最近は多民族・多宗教化のために、
そんなことしない方が無難になってきたのか、
ついぞ見かけることはない。

Six Poor Traveller House, Rochester
ベッドは、キャンヴァスをロープで張り渡したもの。
この、ロープを張り渡したベッドというのが、
中世以来の伝統的なベッドの作り方だった。

Six Poor Traveller House, Rochester
そして、また隣の部屋。

Six Poor Traveller House, Rochester
イギリスに、北欧で使われていたデュヴェ(布団)が普及するのは、
20世紀も後半になってからで、
それまでは、冬場は毛布を何枚か重ねて使っていた。
ウチの化石配偶者氏(今年80歳・・・!!)は、
私と住むようになって、私が買ってくるまで(20年前)、デュヴェを知らず・・・、
ずっと、冬は毛布3枚重ねで寝ていたのだそう。
「暖かいー」とデュヴェに結構感動していた。
私は、35年前から羽毛布団で寝ている人なので、
毛布重ねで寝るのはイヤですよ(笑)。

公開されているのは下階の3部屋だけだけれど、
階段を上がった上階にも、同様の3部屋が設けられていて、
合計6人を収容できる様になっていた。

次回は、中庭の様子を。





Six Poor Travellers' House
(6人の貧しい旅人の家)

90 High St, Rochester ME1 1JU

Map:







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Eastgate House, Rochester (イーストゲート・ハウス、ロチェスター)-2-

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またまた、しばらくのご無沙汰標本箱でした。
今朝は突然氷点下まで気温が下がったけれど、日がさしてくると暖かくなって、そして、この前の週末に時間が一時間早まって、夏時間が始まって、本格的に春になってきたロンドンです。
お天気が春っぽくなってくると、スプリング・クリーンといって、なんとな~く、家の中をきれいに掃除したり、片付けたり、のシーズンななってくる。たしか日本ではお正月の前、大晦日とかに大掃除があったような・・・おぼろな記憶なんだけれど・・・。
欧米では大晦日ごろは、どっぷりホリデーシーズンで、食う・飲む・遊ぶで忙しい。
ま、そもそも、暗い・日が短い・じっとり雨がちなヨーロッパの冬に、大掃除なんて思いもよらない。そのかわり、という感じで、春先のこのシーズンに大掃除的なことをしたくなる傾向にある。

うちもいい加減掃除しないの部類なんだけれど、さすがにちょっと、物入れの中とかが雑然としてきて、掃除を兼ねてものの整理をし始めたら、どんどんプチ断捨離化していって、イケアの巨大バッグ二杯分の服やら、バッグやら、靴やらをチャリティーショップに持ち込んだり、で、中には状態が良かったり、レアものかも?的なものは・・・、コツコツ写真にとっては、eBayにリスティングの真っ最中。Etsyリスティングがやっと終わったところなのに・・・、うん、リスティングの作業って、意外と好きかも(笑)。
日本の方はeBayでお買い物なんてしないのだろうけれども、(そしてそもそも、自分が海外発送の設定にしていないのだけれど・・・)<ここ>で見れますよ。
「いい値段で売れる」ことより、私以上に「好き」と思ってもらえる人の手に渡ったらいいなーと、モノ愛の私は思ってしまうので、「みんな、いい顔して写るんだぞ」と、モノたちに声援を送りながらの撮影中(笑)。
で、つまり、そんなことしていたら、標本箱はすっかり放置状態でしたのいいわけだったりする・・・へへへ。

さて、標本箱は、Rochester(ロチェスター)Eastgate House(イーストゲート・ハウス)の続きを。


Eastgate House, Rochester
前回の19世紀の女子寄宿舎の設定の部屋を出て、
順路は階段を降りて、下階の部屋へ。

Eastgate House, Rochester
ここも暖炉がオリジナルで、
そうそう、こんな風な木地パネリングが、とても16-17世紀の、
オーセンティックな感じ。

Eastgate House, Rochester
オリジナル16世紀のスタッコ装飾天井が印象的。
オーナーの紋章と、

Eastgate House, Rochester
ロチェスターは古くから、テムズ河口の港町なので、
海のモチーフが中心になっている。

Eastgate House, Rochester
とてもルネッサンス的な、二股人魚達。

Eastgate House, Rochester
隣の部屋から、覗いたところ。

Eastgate House, Rochester
その隣の部屋は、もっとシンプルだけれど、
暖炉とパネリングはオリジナル。

Eastgate House, Rochester
その次の部屋は、キッチンで、
いちだんと大きな暖炉が設置されている。

Eastgate House, Rochester

Eastgate House, Rochester
パイやらエールやら、ハーブやら。

Eastgate House, Rochester
大きなベィ・ウィンドウのある、明るいキッチン。

Eastgate House, Rochester
キッチンで、建物の中の順路は終わり。
そのあと覗いてみた、ショップになっている部屋にも、
装飾的な暖炉がある。
この部屋も、応接室か事務室のような、
来客のある部屋だったのだと思う。

Eastgate House, Rochester
ノルマンディーあたりの「田舎ルネッサンス」の彫り物の
スタイルと基本的に同じようなもの。

Eastgate House, Rochester
じゃあどこが「文化の中心」だったのかというと、
もちろん、イタリア、フローレンスが華なわけですね。

Eastgate House, Rochester
正面のドア。

Eastgate House, Rochester
その上には、オーナーの紋章。
1590年、Sir Peter Buck(ピーター・バック卿)の建造。
メドウェイの市長も務めたチャタム工廠(こうしょう=造船所)の、
経理役員だった人らしい。
部屋のスタッコ天井装飾にも、同じ紋章が使われている。

Charles Dickens' Chalet,Rochester
順路は建物の裏手にある、小さな公園へ。
その中に、スイスのシャレーが移築されている。
これは、ディケンズのメドウェイの自宅、
Gads Hill Place(ガッズ・ヒル・パレス)の庭に、
設置されていたもので、ディケンズが書斎としても使用していて、
いくつかの作品は、ここで執筆されたのだそう。
ちなみに、ガッズ・ヒル・パレスのディケンズの家は、
現在は私立学校として使われていて、公開されてはいない。
(ロンドンのラッセル・スクエア近くの自宅が、
ロンドンのディケンズ博物館として公開されている。)

Charles Dickens' Chalet,Rochester
このシャレーの中はまだ修復中で、公開はされていなかった。

Charles Dickens' Chalet,Rochester
ライオンのクレストのレリーフが印象的。

Rochester
同じ一角に、これまたガッズ・ヒル・パレスから
移築された、水の組み上げポンプ。
馬の力で組み上げるシステムだそう。

Rochester
博物館を出た、ハイストリートにも、ディケンズのバナーが。
ディケンズが最大の売りの、ロチェスターでした。






Eastgate House, Rochester
(イーストゲート・ハウス、ロチェスター)


開館:水~日曜 10am to 5pm
地図:











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