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2019年11月 Archive

Musée d’Ansembourg, Liège(アンサンブール博物館、リエージュ)

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仕事の余談: 売り切れの出ていた「聖心」のペンダント、ギリシャのお客さんに「追加はできないの?」とせっつかれて、「はいはい、ただいま創っております」って返事して、週末せっせと作り込んでいた。
日曜の5時前に、あとはオーヴンで焼いて、洗うだけ、というところで・・・、イマイチ調子の悪かった、20年もののレンジ・オーヴンが死去。OMG・・・万事休す。(ちなみにKotomiジュエリーは、家庭用オーヴンで焼かれております^^。)
だったのだけれど、即Argos(アルゴス=UKで格安家具・生活用品・電化製品、よろずなんでも扱っている、カタログ販売/ネット販売の店)のサイトで、同じパナソニックので、自分の使っていた機種が、ほとんどそのまま現在のモデルになったようなものを見つけた。
20年経っても、昔とほぼ同じ£200というのにも驚いたけど、日曜だというのに、5時も過ぎてるのに、夜7時~10時の配達枠があって、それも通常配達と同じ£3.95。
これを選択して、支払って・・・、2時間ほど経った7時過ぎに、「あなたのデリバリー・ドライバーのカラシ(名前)は、お宅まで後6分で到着します」っていうテキストが入る。
「え、まじで?」と思って、下まで行くと、すぐにベルが鳴って、カラシ君がオーヴンの箱を持って立っていたという次第(笑)。
すぐに、インストールして、念の為に一度テストピースを焼いて、仕上がりは前回の壊れたオーヴンと同様なのを確かめてから本番焼き。
10時にはEtsyショップのストックをアップデートして、お客さんに知らせたら、即お買い上げで、今朝送り出し・・・と、まぁ、なんとも便利な時代になったもんです。
イギリスは激不便・・・の20年前からすると、すごい進歩だわ~。と、Net中毒のNerd(オタク)おばさんは、イギリス暮らしを満喫しているのでした。

閑話休題。

今回の本題は・・・、前回続きで、Curtius Museum(クルティウス博物館)のちょうど裏手にある、Musée d’Ansembourg(アンサンブール博物館)のイメージを。
この博物館、開館日が木~日の週4日なので、2年前に来た時はタイミングが合わず、見れずじまい。
(というか、そもそも2年前はクルティウス博物館が、思っていたよりずっと大きくて、写真を撮りながらのんびり見ていたら、ほぼ一日かかってしまったのだった。) なので、昨年リエージュを訪れた時は、金曜日にまずここに向かった。
ここは、18世紀に銀行家の建てた屋敷が、現在は「装飾博物館」として使われているもの。
「装飾博物館」といっても、展示自体は、この屋敷の備品的な家具が中心。もしかしたら、展示されていない収蔵品は多いのかもしれないけれど。
訪れた時は、あまり部屋とは似合わない、照明などの現代デザインの展示・・・みたいなのをやっていて、あまりにバランスが悪いので、できるだけ展示が写らないように写真を撮ってみた。


usée d’Ansembourg, Liège
まずは、正面の様子。
通りに面した3階建の屋敷の、
1-2階部分が展示室に当てられている。

usée d’Ansembourg, Liège
一階の、多分メインの応接室であっただろう、
タペストリーで飾られた部屋。

usée d’Ansembourg, Liège
窓ガラスのペーン一つ一つに、
少しずつカラー・ティントの入ったガラスが使われていて、
彩りが微妙に綺麗。

usée d’Ansembourg, Liège
で、窓を撮りたかったんだけれど、
間に壁面に貼られた鏡にこうやって、
コンテな展示が映り込むでしょ・・・(笑)。

usée d’Ansembourg, Liège
隣の部屋はギルトレザー張りの壁。
18世紀には、この地域のスペイン・ハプスブルグ支配も、
終わっていたと思うけれど(このあたりの歴史は、あまり知らない)、
スペイン領下の頃からの伝統なのか、
スペイン革を使ったギルトレザーが、オランダ同様に普及していた様子。

usée d’Ansembourg, Liège
これはまた別の部屋だったと思うけれど、
シャンデリアと、天井レリーフが見事。

usée d’Ansembourg, Liège
表通りに面した方の、明るい部屋。
このアーモワールは、壁のパネリングと
材質・装飾様式が同じなので、オリジナルのものかと。

usée d’Ansembourg, Liège
屋敷の一番端にあたる、小さな部屋が、その奥にある。

usée d’Ansembourg, Liège
こじんまりした暖炉。
事務室か、使用人室だったのかもしれない。
インレイのライティング・ビューローが、いい味わい。

usée d’Ansembourg, Liège
エントランス正面の階段を上がる。
秀麗なステアケースだけれど、
庭側の天井・壁の(多分屋根の痛みから来ていると思うけれど)
プラスターが傷んでいて、修復待ちの様子。

usée d’Ansembourg, Liège
見事な天井の装飾プラスターが傷まないうちに、
早く修復しなきゃね。

usée d’Ansembourg, Liège
ティントの入ったガラス越しの影が綺麗。

usée d’Ansembourg, Liège
その窓ガラス。秋ですねぇ。

usée d’Ansembourg, Liège
この裏に庭があるけれど、公開はされていなかった。
もしかすると、夏の間は公開されているのかもしれないけれど。

usée d’Ansembourg, Liège
屋根裏に繋がる階段の下の部屋。

usée d’Ansembourg, Liège
18世紀タペストリー張りの椅子。

usée d’Ansembourg, Liège
上階のメインの部屋の壁にも、ギルトレザー。
シャンデリアは、ヴェニスっぽい。

usée d’Ansembourg, Liège
別のアングルで。
中央は6冊の本を立てかけられる、書見台になった机。

usée d’Ansembourg, Liège
ギルトレザーをアップで。

usée d’Ansembourg, Liège
2階も、通りに面した方の一続きの部屋は、
明るいしつらえになっている。

usée d’Ansembourg, Liège
インレイのアーモワールが美しい。

usée d’Ansembourg, Liège
壁のパネリングのペイント。

usée d’Ansembourg, Liège
その奥の小さな部屋にかけられた肖像画。
誰が描かれているのか、調べてこなかったけれど、
これは・・・スペイン・ハプスブルグの「顎」と断定‼(笑)
スペイン・ハプスブルグ最後の王、カルロス2世かも?

usée d’Ansembourg, Liège
その手前の階段を上がってすぐの部屋。

usée d’Ansembourg, Liège
この部屋を通り抜けて、反対側のウィングの部屋に入ると、

usée d’Ansembourg, Liège
ステキなキャノピーの掛かったベッドルーム。

usée d’Ansembourg, Liège
一連なりの部屋と部屋。

usée d’Ansembourg, Liège
再び下階に降りて、トイレに行く途中の窓から、庭を覗く。
チェアやテーブルがあるので、
夏には庭も公開されているのじゃないかなと思った次第。

私のいた2時間弱の間、誰も他のヴィジターがいない・・・
閑散とした・・・というか(笑)、ゆったりと空間と対話できる、
静かなミュージアムでした。



Musée d’Ansembourg(アンサンブール博物館)

木・金・土・日曜、10am to 6pm開館、
入場料 € 5

地図:



このリンク>先にヴィデオがあって、
その前半2分ぐらいが、2019年の4月のミュージアムの様子。
うむ、階段の天井と壁は修復されている。
よかった、よかった^^。






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Curtius Museum, Liege(クルティウス博物館、リエージュ)

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近頃全く時間が足りなくて、写真の整理もポストプロセスも溜まりっぱなし、そして、標本箱更新も甚だ疎らなことに。
少しずつでも、以前の習慣を取り戻したいと、ささやかな努力中です。
今回は、ちょうど2年前(そして昨年も)ペーターおじさんのアートフェアの撮影とアテンドで滞在していた、ナミュールから訪れた、西に50km出たところにある街、リエージュのイメージを。
その昔、滞在ダイジェストとして載せたことがあるけれども(<このページ>)、博物館自体をフィーチャーしたエントリーはまだだったので、ちょうどこの時期、くっらーい雨がちのお天気には、やはり同じくっらーい雨がちのお天気の日の写真を・・・ということで、いろいろ載せてみることに。
(一気に詰め込んだので、ちょっと長々しい標本箱に。)

このCurtius Museum(クルティウス博物館)の建物は、16世紀の富裕商人Jean Curtiusが、一族のために建てたパレス。
スペイン領下で、火薬を、スペイン軍に独占納入していたという、いわば「死の商人」なんだけれども、莫大な富を築いて、この壮大な建物をMeuse(ムーズ)川に面して建造した。


Curtius Museum - LE GRAND CURTIUS
2009年に改装新オープンしたミュージアムは、
リェージュの歴史博物館として、
美術工芸品を収蔵展示している。

Curtius Museum - LE GRAND CURTIUS
コートヤードを隔てた、新築のエントランス。
リエージュ司教領の首都がこの街だったので、
キリスト教文化の中心地だったこともあり、
この博物館の最大の収蔵品は、宗教美術関連のもの。
(街としても、ナミュールより大きい、
ベルギー第5の都市なのだそう。)

考古学博物館も兼ねているので、
ローマ時代の出土品・・・などというところから、
展示は始まるけれど、もう少し面白くなってきたところからの抜粋で。

Curtius Museum, Liege
チャーミングな聖母子
15世紀ぐらいのものだろうか。
詳細は記録してこなかったので、
私の適当、類推のキャプションで、
イメージをどんどん行きますよ。

Curtius Museum, Liege
これは上よりもう少し古い感じの聖母子。
これもとても愛らしい。

Curtius Museum, Liege


Curtius Museum, Liege
象牙彫の中世末期の聖母子。

Curtius Museum, Liege


Curtius Museum, Liege
司教のコスチュームの聖人さん達は、
リェージュの聖人さん、聖ランベルトゥスか、聖フーベルトゥスかと。

Curtius Museum, Liege
こんな感じで、展示室が延々続く。
この段階で、最初思っていたのより、
ずっと収蔵量の多い博物館なんだということが、
だんだん詳らかになる。

Curtius Museum, Liege
13世紀頃かな?の写本装飾カヴァー。
中央はアイボリーのレリーフで、周囲はエナメル製。
中世のエナメル装飾物は、たいていフランスのLimoges(リモージュ)製なので、
多分これもそうかと。

Curtius Museum, Liege
家具や絵画も収蔵されている。
このあたりはもっと時代が下って、17世紀頃。

Curtius Museum, Liege
これはアイボリーではなくて、17世紀のアラバスター彫り。
何度か滞在したことのある、ベルギーのMechelen(メヘレン)製。
アラバスター彫りの産地だったそうで、
大聖堂の装飾レリーフ彫りも見事なものだった。
(標本箱は<このページに>。)

Curtius Museum, Liege
順路順に行くと、時代は一気に18-19世紀に下って、
(部屋も19世紀初頭の、インペリアル・スタイルなので)
地域で生産されていたセラミックのコレクション。
何焼きというのかは、記録してこなかったら、
調べがつかなくなってしまった・・・。

Curtius Museum, Liege
同時代の時計のコレクションと一緒に展示されている。

Curtius Museum, Liege
この街出身のヴァイオリニスト/作曲家、
Eugène-Auguste Ysaÿe(ウジェーヌ=オーギュスト・イザイ)の書斎。

Curtius Museum, Liege
20世紀初頭のインテリアを再現している。

Curtius Museum, Liege
で、また、18世紀以降の宗教美術に展示のテーマは戻って・・・、

Curtius Museum, Liege


Curtius Museum, Liege
そして再び、聖遺物のお宝が続々。

Curtius Museum, Liege
モンストランスと呼ばれるフォルムの聖遺物容器。

Curtius Museum, Liege
ディティールは、ジュエリーに匹敵する豪華さ。

Curtius Museum, Liege


Curtius Museum, Liege
うん、ボトルアートに繋がるものがある・・・。

Curtius Museum, Liege
こういう聖遺物のフォルム、イメージが好きで、
自分でも作り始めてしまった次第。
アートオブジェのEtsyショップ

Curtius Museum, Liege
ゴシック教会のようなフォルムの聖遺物容器。

Curtius Museum, Liege
その先の展示室では、こんな大仰なことに。
様式的にはバロックだけれど、
天使の表情から、19世紀に制作されたものじゃなかと思う。

Curtius Museum, Liege
その先、上階の展示室に上がると、
また時代をさかのぼって、
宗教関連の美術工芸品の展示がぎっしり。

Curtius Museum, Liege
17世紀頃(?)の聖遺物容器。

Curtius Museum, Liege
聖遺物を収めた、アルター・クロス。

Curtius Museum, Liege
聖なんとか・・・って書いてあるけれど、調べがつかない。
St. Teratii と書かれているように見えるけれど、
そんな名前/聖人さんは聞いたことがない。
(Googleさんも知らなかった)
コスチュームから、司教さんであったことは確か。

Curtius Museum, Liege
ゴルゴダ磔刑を、シンボリズムで表現した、3Dオブジェ。
(と、呼んでしまっていいのかな、特別な呼称があるかもしれないけど。)

Curtius Museum, Liege
このクラウンは、マリア母さまの像を飾るものだったのかな。

Curtius Museum, Liege
ワックス・ドールの聖母子像。

Curtius Museum, Liege
切り紙の聖家族。
この辺は、フォーク・アートのジャンルに入ってきている。
多分、どこかの修道女さん達が手仕事で制作して、
教会の基金のために販売していたもの。

Curtius Museum, Liege
同じく切り絵手工芸の、
聖オーガスタスと聖クリストフル。

Curtius Museum, Liege
聖王ルイのセラミック像。

Curtius Museum, Liege
18世紀的多彩色の聖母子。

Curtius Museum, Liege
そのあと、グラウンド・フロアに降りて、
これで見終わったかと思ったら・・・、
その先にまだ「ガラス館」があるということで、
ガラスもの好きとしては、これを見逃すわけにはいかない。
「ガラス館」への廊下にある中庭に面した、ステンドグラス。

Curtius Museum, Liege
「ガラス館」展示室。

Curtius Museum, Liege
16-17世紀(かな?)の水差し。
この感じはボヘミアン・ガラスっぽい。

Curtius Museum, Liege
こういうペンチで挟んだ、ヒレのような装飾が付くのは、
ヴェネチアン・ガラスの手法。

Curtius Museum, Liege
これもヴェネチアン。
マーブル状の金箔が綺麗ー。

Curtius Museum, Liege
エングレーヴィング・ガラス。
婚礼記念に花嫁に贈られたものかと。

Curtius Museum, Liege
ヘタウマ・チャーミングな、着彩の天使。

Curtius Museum, Liege
ギリシャ神話のヘラクレス(右)?
なんだと思うけれど、ヘタウマすぎで判別つかず(笑)。

Curtius Museum, Liege
これも素朴だけれど、チャーミング。

Curtius Museum, Liege
豪華な着彩。これはもう19世紀ぐらいなんだろうか。

Curtius Museum, Liege
収蔵品の最後は、びっくり顔のマリア母さま。

Curtius Museum, Liege
これが、ミュージアムの入り口です。




Curtius Museum(クルティウス博物館)
開館情報等は英文で<このページ>に。

Map:



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