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2020年12月 Archive
V&A Jewellery (V&A、ジュエリー室) -8-
- 2020-12-28 Mon 09:00:00
- 博物館・美術館
まだまだ引っ張る、V&Aのジュエリー・シリーズ。
今回と次回は、トラディショナル・ジュエリーという区分で展示されているものを。
フォーク・ジュエリーと呼んでもいいのだろうけれど、今までのジュエリーが、その時代のトレンド、ファッション、製造技術の進歩を背景にして、移り変わっていくものだとしたら、このジャンルは反対に「伝えられてきて、伝えられていくもの」変わらないことを目的としたジュエリーといえる。

Pendant (Heftel), Romania, Transylvania, about 1680,
gilded silver set with crystal and glass
17世紀後半、ルーマニアのペンダント。
ヘフテル(かな?)と呼ばれるもの。

ググってみたら、このようにして使われるようだ。
晴れ着でお祭りや儀式の時にしか着けないのだろうけれど、
いやそれにしても、重くないのかなと思う・・・。

Pendant (Heftel), Romania, Transylvania,
probably 1650-1700, gilded silver
これも17世紀後半と思われる、
ルーマニアのヘフテル。
デザイン的には、中世のローブの留め金具、
Morse(モース)と同じような印象。

モースはこんなもの。

Pendant (Heftel), Romania, Transylvania,
1650-1700, gilded silver
同じく17世紀後半、ルーマニアのヘフテル。

Belt clasp (poukla), Cyprus, 1800-1900,
silver filigree with enamel and coloured glass
19世紀キプロスのベルト留め。
オスマン・トルコの支配下にあったので、
その影響を強く受けている。
刺繍された布製ベルトのクラスプとして使用された。
このような装飾的なクラスプのついたベルトは、
女性と聖職者だけが着用したのだそう。

Woman's belt, Croatia, 1850-1900,
Silver and carnelian
19世紀後半クロアチアの女性用ベルト。
カーネリアンの石がシルヴァーにセッティングされている。

Earring, Turkey or Balkans, about 1850,
gilded silver with coral and coloured glass
19世紀中頃トルコかバルカン地域のイヤリング。
なんだかそのまま、
インドまで相通じていそうだけど。

Earring, Italy, Naples, 1830-60,
gold with seed pearls
19世紀中頃イタリア、ナポリのイヤリング。
地中海で豊富に採れた細かなシードパールを、
白馬の尾の毛か、金ワイヤーで編み付けたもの。

Earring, Italy, Naples, 1830-60,
gold with seed pearls
これも、19世紀中頃イタリア、ナポリのイヤリング。
ちょうどこの頃、全ヨーロッパ的にも、
シードパール編みのジュエリーが流行していた。

Earrings, Italy, 1800-60, gold with seed pearls,
pink sapphires over red foil and green wax,
worn in Pozzuoli in Campania
19世紀中頃イタリア、ナポリ地区の
ポズオリで使用されていたイヤリング。

Earrings, Spain, Salamanca, 1800-70,
gold filigree with seed pearls
19世紀スペイン、サラマンカのイヤリング。
これもパール編み。

Pendant, Spain, Salamance, 1800-70,
gold filigree with seed pearls
19世紀スペイン、サラマンカのペンダント。
上のイヤリングとセットになっていたものかと。

Earrings, Italy, 1820-60, gold with pearls and garnets,
worn Parma and Modena
19世紀中頃のイタリア、パルマや
モデナで使われたイヤリング。
パールとガーネット石。

Pendant, Italy, 1800-60,
gold with garnet and pearls, worn in Tuscany
19世紀前半イタリア、トスカナ地方のペンダント。
これもパールとガーネットの組み合わせで、
上のイヤリングとよく似たスタイル。

Earring, Italy, Naples, 1830-60,
gold with glass over red foil,
worn in Avellino in Campania
19世紀中頃のイタリア、ナポリのイヤリング。
この石はガラス製で
裏から赤いフォイルで色づけられている。

Pendants and earrings, Italy,
early half of 19th century, gold sheets
19世紀前半イタリア製の、ペンダントとイヤリング。
薄手の金版を切り抜いて作られている。

Earring, Spain, Barcelona, 1865-1870,
Gold set with foiled almandine garnets
19世紀後半、スペイン、バルセロナのイヤリング。
ゴールドにアルマディン・ガーネット使用。
ガーネット以外に、赤いフォイルを貼った
ガラスもよく使われた。
デザイン的には17-18世紀の
貴族階級のジュエリーが伝播して来ているそう。
このように細長い形は、バルセロナ特有のもの。

Earrings, Spain, Barcelona, 1865-70,
silver with mirrored glass
19世紀後半スペイン、バルセロナのイヤリング。
シルヴァーに箔貼りのガラス石。
マーカジットっぽいデザイン。

Chignon clasp (burletto), Italy, Novara,
1870-1900, gilded silver filigree
19世紀後半イタリア、ノヴァラのシニョン留め。

Chignon clasp (burletto), Italy, Novara,
1870-1900, gilded silver filigree
これも同じく、19世紀後半イタリア、
ノヴァラのシニョン留め。

Necklace, Italy, Naples, 1830-40,
gold with enamel and pearls, worn in Sicily
19世紀前半イタリア、ナポリ製のネックレス。
シシリーで使われたもの。

Necklace, Italy, Lombardy,
1820-60, gold with red ribbon
19世紀中頃イタリア、ロンバルディア地方のネックレス。
リボンで留めるデザイン。

Necklace, Italy, 1820-60,
coral beads with silver terminals and red ribbon
19世紀中頃イタリアのネックレス。
これもリボン留め。
地中海には赤珊瑚を産するので、
古代からジュエリーに使われてきた。

Bridal Necklace, la Alberca, Salamanca, Spain
スペイン、サラマンカの婚礼用のネックレス。
ジャラジャラ下がっているメダイ・チャームは
すべて、聖人さんの護符で、
花嫁を守護するためのもの。
なんだか、呪術的・・・(笑)。

Pendant with a siren (sirena-sonajero), Spain, Saragossa,
about 1800-50, for protection during pregnancy.
19世紀前半スペイン、サラゴサの
セイレーンのペンダントもかなり呪術的。
実際に妊婦さんを守護する呪なのだそう。

クローズアップ。
鈴がついていて、鈴の音で邪を払う・・・意味があるかと。
次回も続きますよ。
*************************
by KotomiCreations
KotomiCreations - Contrado shop item detail
(デジタル・プリント雑貨 - コントラド・アイテム詳細)
Page1, Page2
今回と次回は、トラディショナル・ジュエリーという区分で展示されているものを。
フォーク・ジュエリーと呼んでもいいのだろうけれど、今までのジュエリーが、その時代のトレンド、ファッション、製造技術の進歩を背景にして、移り変わっていくものだとしたら、このジャンルは反対に「伝えられてきて、伝えられていくもの」変わらないことを目的としたジュエリーといえる。

Pendant (Heftel), Romania, Transylvania, about 1680,
gilded silver set with crystal and glass
17世紀後半、ルーマニアのペンダント。
ヘフテル(かな?)と呼ばれるもの。

ググってみたら、このようにして使われるようだ。
晴れ着でお祭りや儀式の時にしか着けないのだろうけれど、
いやそれにしても、重くないのかなと思う・・・。

Pendant (Heftel), Romania, Transylvania,
probably 1650-1700, gilded silver
これも17世紀後半と思われる、
ルーマニアのヘフテル。
デザイン的には、中世のローブの留め金具、
Morse(モース)と同じような印象。

モースはこんなもの。

Pendant (Heftel), Romania, Transylvania,
1650-1700, gilded silver
同じく17世紀後半、ルーマニアのヘフテル。

Belt clasp (poukla), Cyprus, 1800-1900,
silver filigree with enamel and coloured glass
19世紀キプロスのベルト留め。
オスマン・トルコの支配下にあったので、
その影響を強く受けている。
刺繍された布製ベルトのクラスプとして使用された。
このような装飾的なクラスプのついたベルトは、
女性と聖職者だけが着用したのだそう。

Woman's belt, Croatia, 1850-1900,
Silver and carnelian
19世紀後半クロアチアの女性用ベルト。
カーネリアンの石がシルヴァーにセッティングされている。

Earring, Turkey or Balkans, about 1850,
gilded silver with coral and coloured glass
19世紀中頃トルコかバルカン地域のイヤリング。
なんだかそのまま、
インドまで相通じていそうだけど。

Earring, Italy, Naples, 1830-60,
gold with seed pearls
19世紀中頃イタリア、ナポリのイヤリング。
地中海で豊富に採れた細かなシードパールを、
白馬の尾の毛か、金ワイヤーで編み付けたもの。

Earring, Italy, Naples, 1830-60,
gold with seed pearls
これも、19世紀中頃イタリア、ナポリのイヤリング。
ちょうどこの頃、全ヨーロッパ的にも、
シードパール編みのジュエリーが流行していた。

Earrings, Italy, 1800-60, gold with seed pearls,
pink sapphires over red foil and green wax,
worn in Pozzuoli in Campania
19世紀中頃イタリア、ナポリ地区の
ポズオリで使用されていたイヤリング。

Earrings, Spain, Salamanca, 1800-70,
gold filigree with seed pearls
19世紀スペイン、サラマンカのイヤリング。
これもパール編み。

Pendant, Spain, Salamance, 1800-70,
gold filigree with seed pearls
19世紀スペイン、サラマンカのペンダント。
上のイヤリングとセットになっていたものかと。

Earrings, Italy, 1820-60, gold with pearls and garnets,
worn Parma and Modena
19世紀中頃のイタリア、パルマや
モデナで使われたイヤリング。
パールとガーネット石。

Pendant, Italy, 1800-60,
gold with garnet and pearls, worn in Tuscany
19世紀前半イタリア、トスカナ地方のペンダント。
これもパールとガーネットの組み合わせで、
上のイヤリングとよく似たスタイル。

Earring, Italy, Naples, 1830-60,
gold with glass over red foil,
worn in Avellino in Campania
19世紀中頃のイタリア、ナポリのイヤリング。
この石はガラス製で
裏から赤いフォイルで色づけられている。

Pendants and earrings, Italy,
early half of 19th century, gold sheets
19世紀前半イタリア製の、ペンダントとイヤリング。
薄手の金版を切り抜いて作られている。

Earring, Spain, Barcelona, 1865-1870,
Gold set with foiled almandine garnets
19世紀後半、スペイン、バルセロナのイヤリング。
ゴールドにアルマディン・ガーネット使用。
ガーネット以外に、赤いフォイルを貼った
ガラスもよく使われた。
デザイン的には17-18世紀の
貴族階級のジュエリーが伝播して来ているそう。
このように細長い形は、バルセロナ特有のもの。

Earrings, Spain, Barcelona, 1865-70,
silver with mirrored glass
19世紀後半スペイン、バルセロナのイヤリング。
シルヴァーに箔貼りのガラス石。
マーカジットっぽいデザイン。

Chignon clasp (burletto), Italy, Novara,
1870-1900, gilded silver filigree
19世紀後半イタリア、ノヴァラのシニョン留め。

Chignon clasp (burletto), Italy, Novara,
1870-1900, gilded silver filigree
これも同じく、19世紀後半イタリア、
ノヴァラのシニョン留め。

Necklace, Italy, Naples, 1830-40,
gold with enamel and pearls, worn in Sicily
19世紀前半イタリア、ナポリ製のネックレス。
シシリーで使われたもの。

Necklace, Italy, Lombardy,
1820-60, gold with red ribbon
19世紀中頃イタリア、ロンバルディア地方のネックレス。
リボンで留めるデザイン。

Necklace, Italy, 1820-60,
coral beads with silver terminals and red ribbon
19世紀中頃イタリアのネックレス。
これもリボン留め。
地中海には赤珊瑚を産するので、
古代からジュエリーに使われてきた。

Bridal Necklace, la Alberca, Salamanca, Spain
スペイン、サラマンカの婚礼用のネックレス。
ジャラジャラ下がっているメダイ・チャームは
すべて、聖人さんの護符で、
花嫁を守護するためのもの。
なんだか、呪術的・・・(笑)。

Pendant with a siren (sirena-sonajero), Spain, Saragossa,
about 1800-50, for protection during pregnancy.
19世紀前半スペイン、サラゴサの
セイレーンのペンダントもかなり呪術的。
実際に妊婦さんを守護する呪なのだそう。

クローズアップ。
鈴がついていて、鈴の音で邪を払う・・・意味があるかと。
次回も続きますよ。
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Merry Christmas
- 2020-12-25 Fri 00:00:00
- 日記

楽しいクリスマスをお過ごしくださいね。
今年一年、いまだかつてないほど
奇妙な年でしたが、
来年は日常が戻ってきますように☆
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V&A Jewellery (V&A、ジュエリー室) -7-
- 2020-12-23 Wed 09:00:00
- 博物館・美術館
V&Aのジュエリーコレクションのシリーズ、今回は19世紀末期~20世紀初頭アール・ヌーヴォー・ジュエリーから、20世紀のジュエリー、でも、自分の好きなタイプだけ・・・(笑)。

The Whitelands May Queen's cross, England, 1893,
designed by the artist Arthur Severn,
Gold, Based on the hawthorn,
sometimes known as May blossom
1893年のイギリス製メイクィーン・クロス。
アール・ヌーヴォー(というか、
アーツアンドクラフトというか)のとても初期の印象。
hawthorn(サンザシ)を形どった枝のうねりが、
アール・ヌーヴォーの始まりを感じさせる。

Winter Woodland pendant, France, Paris about 1899,
by Rene Lalique
1899年パリ、ラリーク製の
「冬のワンダーランド」ペンダント。
もうらリ-クといえば、アール・ヌーヴォーど真ん中。
以前リスボンに滞在した時に、
グルベンキアン美術館のラリーク・コレクションを見に行った。
展示室いっぱいのラリークづくしで、
目の保養をしたことがある。
その時のエントリーは<このページ>と<このページ>に。

Thistles - cosage ornament, France, Paris,
about 1903, by Rene Lalique
1903年のラリーク。
「アザミ」と題されたこのオーナメントは、
多分髪飾りだったのかと。

Plaque from a 'dog-collar' necklace, France, about 1900,
Enamelled gold and diamonds set in silver
1900年のフランス製、ネックレス・プラーク。
首にぴったりリボンで沿わすチョーカーネックレス
(ドッグ・カラー=犬の首輪)中央の飾りパネル。
藤の花がエナメルとダイヤモンドで描かれている。

Brooch, France, Paris, 1901,
designed by Charles Desrosiers,
made by Georges Fouquet
1901年フランス、ジョルジュ・フーケ製のブローチ。
フーケもアールヌーボーの中核で、
パリの店はミュシャのデザイン。
現在はパリのMusée Carnavalet(カルナヴァレ博物館)
に保存展示されている。
標本箱<このページ>に、イメージがいくつか。

Pendant, France, Paris, 1900,
by Emilie Froment Meurice
1900年フランス、
Emilie Froment Meurice製のペンダント。

Tiara combe head, probably France, about 1900,
bleached tortoiseshell
1900年フランス製と思われる、
べっ甲製髪飾りのトップ。
このように、ガラス、べっ甲、エナメル、シェル、
アイボリー、セラミックなど、
石としてのの価値ではなくて、
素材の質感を重視するのが、
アール・ヌーヴォー・ジュエリーの特徴といえる。

Cross, France, about 1905,
designed and made by Henri Frederic Enguerrand,
Comte du Suau de la Croix (1840-1914),
Gilded silver with plique-a-jour enamel in relief,
diamonds and half-pearls
1905年フランス製のクロス。
金属枠に裏打ちなしで、ステンドグラスのように
うめられるエナメル技法は、plique-a-jour
(プリカジュール)と呼ばれる。
ここではガボション石のように盛り上げられていて、
とてもエレガント。

Pendant, USA, about 1915,
made by the sculptor Hugo Robus, ivory
1915年アメリカ製のアーティストジュエリー。
象牙とエメラルドビーズの組み合わせが新鮮。
チェーンに組紐を使うのも、
質感のコントラストを求めた、
アール・ヌーヴォー期ならでは。
ここまでは、フランスの(アメリカのもあるけれど)
典型的なアール・ヌーヴォー。
一方イギリスでは、アール・ヌーヴォーの影響も
受けているものの、もう少しがっちり重厚な感じの
アーツ・アンド・クラフト・スタイルになる。

Necklace, England, about 1905,
designed by Henry Wilson,
made in his London workshop
1905年イギリス製ネックレス。
独特のテクスチャーを持ったオパールに、
敢えて歪んだバロックパールを組み合わせる。
フランス・アールヌーヴォーの
繊細な流れるラインとはまた違った表現。

The Wagner Girdle, England, London, 1893-6,
designed and made by Alexander Fisher
19世紀末、イギリス、ロンドン、
アレクサンダー・フィッシャー製作
「ワーグナー・ベルト」
これはアーツアンドクラフトな典型で
ケルト-アングロサクソン-ヴァイキングの
デザインからインスパイアされている。
テーマは、ワーグナーのオペラからとられていて、
トリスタン、ローエングリン、シグムンド、
ラインの乙女、タンホイザーなどが
エナメルのプラークに描かれている。

'Love-in-a-Mist' necklace,
England, Olton (Warwickshire), about 1910,
designed by Georgie Cave Gaskin
1910年イギリス、オルトン、
ジョージィ・ケイヴ・ガスキン製作。
「Love-in-a-Mist(クロタネソウ=ニゲラ)」ネックレス。
繊細だけれど、やっぱりフランス・アール・ヌーヴォーとは、
また違った表現。

Pendant and chain, England, London, about 1900,
probably designed and made by Nelson Dawson
1900年頃イギリス・ロンドン製のペンダント。
エナメル・・・というか七宝プラークに、
絵画的にモチーフを描いていく手法は、
アーツアンドクラフトに特徴的で、
フランスの枠でモチーフを描いた中に
エナメル着彩する(プリカジュールを含めた)技法と、
同じエナメルでも、違ったアプローチがなされている。

Pendant and chain, England, London, 1900,
designed and made by Nelson Dawson
1900年イギリス、ロンドン、
ネルソン・ドーソン製作のペンダント。
これもその典型。

'The Tree of Life' morse (fastening for a cope),
England, London, about 1906,
designed by Alexander Fisher,
made by Fisher and J. Davis
1906年イギリス、ロンドン、
アレクサンダー・フィッシャー、デザインの
「生命の樹」モース。
モースというのは司祭などが儀式で着る、
ローブ(コープ=Cope)の留め金具のこと。
磔刑図に生命の樹を絡ませて
復活を暗喩するモチーフ。

Brooch, Scotland, Glasgow, 1911-40,
designed and made by Mary Thew
20世紀初期スコットランド、グラスゴー、
メアリー・シュー製作のブローチ。
自分が昔、ポリマークレイで作っていた
アクセサリーのスタイルにとても似ている(笑)。

Brooch in the form of a basket of flowers,
1930, USA, New York, Cartier, New York
1930年ニューヨーク、カルティエ製、
花バスケットのブローチ。
ここで時代はぐっと下がって、
アールデコの30年代。
アールデコといえば、ニューヨークで、
カルティエのブローチ。
そしてまたいろいろと20世紀の
コンテンポラリー・ジュエリーの展示があるのだけれど、
「古い物好き」としては、
なんだかぐっと来るものがなくて、
うつろな目で見て回っただけ(笑)。
その中でもいくつか
フィルターに引っかかってきたものを。

Pin, England, London, 1972,
designed by Elizabeth Gage,
tourmaline, aquamarine, rubies
1972年エリザベス・ゲージ、デザインのブローチ。
あ、いや、ゴシック・リヴァイヴァルと
どこが違うのかという・・・(笑)。
こういうのなら現代ものでも好きです・・・へへへ。

'Selaph' brooch, England, London, 1989
designed and made by Kevin Coates
1989年ケヴィン・コーテス作の「セラフ」ブローチ。
「セラフ」というのは7大天使の一人、セラフィエル。
オパールが彫られているのだろうか。
アール・ヌーヴォー的な表現方法。

'A Parrot for Flaubert' neckpiece,
England, London, 2012,
designed and made by Kevin Coates
2012年これもケヴィン・コーテス作の
「フロベールへのオウム」ネックレス。
テーマは小説「フロベールの鸚鵡」から
採られているのだろう。
ジュエリーとそのディスプレイ(パッケージ)
を組み合わせて、一つのアートとして製作されている。

'Fish' brooch, England, 1985,
made by Andrew Logan
1985年アンドリュー・ローガン作、「魚」ブローチ。
80年代の「時代の人」の作品。
キッチュさが、なんだか懐かしい~。

Tiara, England, London, 1983,
designed and made by Frances Bendixson
1983年フランシス・ベンディクソン作のティアラ。
ワイヤーラップ・ジュエリーのさきがけ的な作品。

V&Aジュエリー室のコレクションより。
と、いうところで、ジュエリー室のシリーズが
終わったかというと・・・実はぜんぜん終わってなくて、
この螺旋階段を上のフロアには、
トラディショナル・ジュエリーというくくりで、
フォーク・ジュエリーがみっちり展示されている。
クリスマスを挟んで、次回からは、
このフォーク・ジュエリーのイメージを。
まだまだ、続きます・・・はぁ(笑)。
追記:
ところで、すっかり書き忘れていたけれど、
大英博物館にも、かなりの物量のジュエリー展示がある。
現在は(ジュエリー展示のある)博物館上階は、
コロナ拡散防止の入場制限期を利用して、
閉館改装中なので、いつまたオープンするのかは不明。
2011年の標本箱に<このページ>から4回連続で
載せたことがあるので、ご興味の方はどうぞ。
(各リンク先の英文資料のアドレスが
すべて変更になったみたいで、
リンクは機能しないのだけれど・・・。)
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The Whitelands May Queen's cross, England, 1893,
designed by the artist Arthur Severn,
Gold, Based on the hawthorn,
sometimes known as May blossom
1893年のイギリス製メイクィーン・クロス。
アール・ヌーヴォー(というか、
アーツアンドクラフトというか)のとても初期の印象。
hawthorn(サンザシ)を形どった枝のうねりが、
アール・ヌーヴォーの始まりを感じさせる。

Winter Woodland pendant, France, Paris about 1899,
by Rene Lalique
1899年パリ、ラリーク製の
「冬のワンダーランド」ペンダント。
もうらリ-クといえば、アール・ヌーヴォーど真ん中。
以前リスボンに滞在した時に、
グルベンキアン美術館のラリーク・コレクションを見に行った。
展示室いっぱいのラリークづくしで、
目の保養をしたことがある。
その時のエントリーは<このページ>と<このページ>に。

Thistles - cosage ornament, France, Paris,
about 1903, by Rene Lalique
1903年のラリーク。
「アザミ」と題されたこのオーナメントは、
多分髪飾りだったのかと。

Plaque from a 'dog-collar' necklace, France, about 1900,
Enamelled gold and diamonds set in silver
1900年のフランス製、ネックレス・プラーク。
首にぴったりリボンで沿わすチョーカーネックレス
(ドッグ・カラー=犬の首輪)中央の飾りパネル。
藤の花がエナメルとダイヤモンドで描かれている。

Brooch, France, Paris, 1901,
designed by Charles Desrosiers,
made by Georges Fouquet
1901年フランス、ジョルジュ・フーケ製のブローチ。
フーケもアールヌーボーの中核で、
パリの店はミュシャのデザイン。
現在はパリのMusée Carnavalet(カルナヴァレ博物館)
に保存展示されている。
標本箱<このページ>に、イメージがいくつか。

Pendant, France, Paris, 1900,
by Emilie Froment Meurice
1900年フランス、
Emilie Froment Meurice製のペンダント。

Tiara combe head, probably France, about 1900,
bleached tortoiseshell
1900年フランス製と思われる、
べっ甲製髪飾りのトップ。
このように、ガラス、べっ甲、エナメル、シェル、
アイボリー、セラミックなど、
石としてのの価値ではなくて、
素材の質感を重視するのが、
アール・ヌーヴォー・ジュエリーの特徴といえる。

Cross, France, about 1905,
designed and made by Henri Frederic Enguerrand,
Comte du Suau de la Croix (1840-1914),
Gilded silver with plique-a-jour enamel in relief,
diamonds and half-pearls
1905年フランス製のクロス。
金属枠に裏打ちなしで、ステンドグラスのように
うめられるエナメル技法は、plique-a-jour
(プリカジュール)と呼ばれる。
ここではガボション石のように盛り上げられていて、
とてもエレガント。

Pendant, USA, about 1915,
made by the sculptor Hugo Robus, ivory
1915年アメリカ製のアーティストジュエリー。
象牙とエメラルドビーズの組み合わせが新鮮。
チェーンに組紐を使うのも、
質感のコントラストを求めた、
アール・ヌーヴォー期ならでは。
ここまでは、フランスの(アメリカのもあるけれど)
典型的なアール・ヌーヴォー。
一方イギリスでは、アール・ヌーヴォーの影響も
受けているものの、もう少しがっちり重厚な感じの
アーツ・アンド・クラフト・スタイルになる。

Necklace, England, about 1905,
designed by Henry Wilson,
made in his London workshop
1905年イギリス製ネックレス。
独特のテクスチャーを持ったオパールに、
敢えて歪んだバロックパールを組み合わせる。
フランス・アールヌーヴォーの
繊細な流れるラインとはまた違った表現。

The Wagner Girdle, England, London, 1893-6,
designed and made by Alexander Fisher
19世紀末、イギリス、ロンドン、
アレクサンダー・フィッシャー製作
「ワーグナー・ベルト」
これはアーツアンドクラフトな典型で
ケルト-アングロサクソン-ヴァイキングの
デザインからインスパイアされている。
テーマは、ワーグナーのオペラからとられていて、
トリスタン、ローエングリン、シグムンド、
ラインの乙女、タンホイザーなどが
エナメルのプラークに描かれている。

'Love-in-a-Mist' necklace,
England, Olton (Warwickshire), about 1910,
designed by Georgie Cave Gaskin
1910年イギリス、オルトン、
ジョージィ・ケイヴ・ガスキン製作。
「Love-in-a-Mist(クロタネソウ=ニゲラ)」ネックレス。
繊細だけれど、やっぱりフランス・アール・ヌーヴォーとは、
また違った表現。

Pendant and chain, England, London, about 1900,
probably designed and made by Nelson Dawson
1900年頃イギリス・ロンドン製のペンダント。
エナメル・・・というか七宝プラークに、
絵画的にモチーフを描いていく手法は、
アーツアンドクラフトに特徴的で、
フランスの枠でモチーフを描いた中に
エナメル着彩する(プリカジュールを含めた)技法と、
同じエナメルでも、違ったアプローチがなされている。

Pendant and chain, England, London, 1900,
designed and made by Nelson Dawson
1900年イギリス、ロンドン、
ネルソン・ドーソン製作のペンダント。
これもその典型。

'The Tree of Life' morse (fastening for a cope),
England, London, about 1906,
designed by Alexander Fisher,
made by Fisher and J. Davis
1906年イギリス、ロンドン、
アレクサンダー・フィッシャー、デザインの
「生命の樹」モース。
モースというのは司祭などが儀式で着る、
ローブ(コープ=Cope)の留め金具のこと。
磔刑図に生命の樹を絡ませて
復活を暗喩するモチーフ。

Brooch, Scotland, Glasgow, 1911-40,
designed and made by Mary Thew
20世紀初期スコットランド、グラスゴー、
メアリー・シュー製作のブローチ。
自分が昔、ポリマークレイで作っていた
アクセサリーのスタイルにとても似ている(笑)。

Brooch in the form of a basket of flowers,
1930, USA, New York, Cartier, New York
1930年ニューヨーク、カルティエ製、
花バスケットのブローチ。
ここで時代はぐっと下がって、
アールデコの30年代。
アールデコといえば、ニューヨークで、
カルティエのブローチ。
そしてまたいろいろと20世紀の
コンテンポラリー・ジュエリーの展示があるのだけれど、
「古い物好き」としては、
なんだかぐっと来るものがなくて、
うつろな目で見て回っただけ(笑)。
その中でもいくつか
フィルターに引っかかってきたものを。

Pin, England, London, 1972,
designed by Elizabeth Gage,
tourmaline, aquamarine, rubies
1972年エリザベス・ゲージ、デザインのブローチ。
あ、いや、ゴシック・リヴァイヴァルと
どこが違うのかという・・・(笑)。
こういうのなら現代ものでも好きです・・・へへへ。

'Selaph' brooch, England, London, 1989
designed and made by Kevin Coates
1989年ケヴィン・コーテス作の「セラフ」ブローチ。
「セラフ」というのは7大天使の一人、セラフィエル。
オパールが彫られているのだろうか。
アール・ヌーヴォー的な表現方法。

'A Parrot for Flaubert' neckpiece,
England, London, 2012,
designed and made by Kevin Coates
2012年これもケヴィン・コーテス作の
「フロベールへのオウム」ネックレス。
テーマは小説「フロベールの鸚鵡」から
採られているのだろう。
ジュエリーとそのディスプレイ(パッケージ)
を組み合わせて、一つのアートとして製作されている。

'Fish' brooch, England, 1985,
made by Andrew Logan
1985年アンドリュー・ローガン作、「魚」ブローチ。
80年代の「時代の人」の作品。
キッチュさが、なんだか懐かしい~。

Tiara, England, London, 1983,
designed and made by Frances Bendixson
1983年フランシス・ベンディクソン作のティアラ。
ワイヤーラップ・ジュエリーのさきがけ的な作品。

V&Aジュエリー室のコレクションより。
と、いうところで、ジュエリー室のシリーズが
終わったかというと・・・実はぜんぜん終わってなくて、
この螺旋階段を上のフロアには、
トラディショナル・ジュエリーというくくりで、
フォーク・ジュエリーがみっちり展示されている。
クリスマスを挟んで、次回からは、
このフォーク・ジュエリーのイメージを。
まだまだ、続きます・・・はぁ(笑)。
追記:
ところで、すっかり書き忘れていたけれど、
大英博物館にも、かなりの物量のジュエリー展示がある。
現在は(ジュエリー展示のある)博物館上階は、
コロナ拡散防止の入場制限期を利用して、
閉館改装中なので、いつまたオープンするのかは不明。
2011年の標本箱に<このページ>から4回連続で
載せたことがあるので、ご興味の方はどうぞ。
(各リンク先の英文資料のアドレスが
すべて変更になったみたいで、
リンクは機能しないのだけれど・・・。)
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V&A Jewellery (V&A、ジュエリー室) -6-
- 2020-12-19 Sat 09:00:00
- 博物館・美術館
今回もまたV&Aミュージアムのジュエリー室から、引き続き19世紀ジュエリーを。
19世紀特有の「XXリヴァイヴァル」スタイルを色々と。

19世紀ジュエリーの展示パネルの一つは、
ルネッサンス・リヴァイヴァルジュエリーのディスプレイ。

The Canning Jewel (a mermen), Western Europe, probably 1800-60,
enamelled gold with diamonds, rubies, baroque pearls and blister pearl
19世紀前半から中頃の西ヨーロッパ製と思しき、
マーメン(半魚人)をモチーフにしたペンダント。
もともとは16世紀オリジナルの、
ルネサンス・ジュエリーと秀作と考えられていたのが、
V&Aの調査の結果、1991年に石と石留めの技法から、
16世紀ではなく、19世紀のルネッサンス・スタイルで
製作されたジュエリーだと判定された。
そうなんです、19世紀ルネッサンス・リヴァイヴァルは、
製造技法的に、オリジナルと判別しにくいものがあって、
専門家でも解らない場合も。

Pendant with a double-tailed mermaid,
Austro-Hungarian Empire, 1850-1900,
enamelled gold with diamonds, pink tourmaline, rubies and baroque pearls.
Copy of a jewel in the Green Vaults, Dresden
19世紀後半のオーストリア・ハンガリー帝国製ペンダントは、
二尾マーメイドを描いたもの。
これなどもオリジナルかコピーか、
見た目での判別が難しいけれど、
ドレスデンのグリーン・ヴォールトのジュエリーのコピーだと
バックグラウンドが明確になっている。

Pendant with Venus and Cupid, Austria, Vienna, about 1870-80,
made by Simon Grunwald,
enamelled gold with diamonds, rubies and pearls
19世紀後半オーストリア、ウィーン製の、
ヴィーナスとキューピッドを描いた
エナメル・ペンダント。

Pendant with brooch fitting, Italy, Roma, made by Castellani,
Intaglio by Giorgio Antonio Girardet,
Gold, enamel, rubies, diamonds and sapphire intaglio
19世紀後半、ローマのカステラーニ製の
ペンダント・ブローチ。
中央のインタグリオはサファイア。
Castellani(カステラーニ)は19世紀~20世紀初頭にかけて、
ローマで著名だった金細工職人の一族。
ルネッサンススタイルのみならず、
後に出てくるエトルリア・リヴァイヴァルなどの、
考古学的ジュエリーのリプロでも知られている。

Pendant with brooch fitting, Probably India, 1860-70,
Gold set with pink tourmaline, emeralds, rose-cut diamonds and river pearls,
After a 16th century European design
19世紀後半のインド製と思われるペンダントブローチで
16世紀のヨーロピアン・ジュエリーのコピー。
ルネッサンスというよりは、
イギリスのテューダー・ジュエリーに近い感じかな。

Necklace, part of Parure, Austria, Vienna,
about 1855, made by Schlichtegroll
1855年頃ヴィエナ製のネックレスは、
セットになったジュエリーの一部。

Pendant with a figure of Bacchus, France, Paris, 1854,
made by Francois-Desire Froment-Meurice,
coral and gold with rose-cut diamonds and pendant pearls
1854年パリ製のペンダントは、
バッカスを描いたサンゴのカメオを中心に
ゴールドとパールがとりまくデザイン。

Bracelet centre with head of Medusa,
Italy, about 1840, coral and gold with turquoise
1840年頃イタリア製のメデューサを描いた
サンゴカメオを中心に、これはブレスレットの
センターピース。
両サイドをチェーンで繋いだのだろう。

Brooch with a figure of Vesta, Italy, Rome,
1875-85, gold and glass micromosaic
19世紀後半イタリア・ローマ製のブローチ・ペンダント。
これもマイクロモザイクだけれど、後に出てくる、
カステラーニ製ではなくて、製作者は不明。
モチーフはローマの竈の神、Vesta(ウェスタ)。

Pendant with cameo portrait of Marie de' Medici, about 1865,
England, London, made by Carlo Giuliano,
cameo by Georges Bissinger
1865年ロンドン製、カメオとエナメルのペンダント。
Carlo Giulianoはもともとは、
カステラーニで働いていた。
ロンドン支店に送られた後、
そのままロンドンで独立して、
自分の工房を開いた。
Maria de' Medici(マリア・デ・メディチ)を描いて、
いかにもルネッサンスなデザイン。

Pendant, England, London, about 1880,
designed by Pasquale Novissimo for Carlo Giuliano,
Gold, enamel, amethysts and pearls
1880年頃ロンドン製、
同じくCarlo Giulianoのエナメルペンダント。

Headband, England, Birmingham 1848,
designed by A.W.N.Pugin, made by John Hardman &Co.,
Enamelled gold set with a ruby, brilliant-cut diamonds
ルネッサンス・リヴァイヴァルの次は、
ゴシック・リヴァイヴァル。
1848年イギリス・バーミンガム製のヘッドバンド。
デザインはゴシック・リヴァイヴァルの宝庫、
Augustus Pugin(オーガスタス・ピュージン)
2人の妻に先立たれた後、3人目の妻との
結婚に先立って、このヘッドバンド、ブローチ
ネックレスのセットをデザインして贈ったもの。
エナメルで描かれたラテン文
「キリストの十字は、我が導きの光」
は、敬虔なカトリックに改宗していたピュージンには、
装飾性以上に真意のあるモットーだったのだろう。

Brooch, England, Birmingham, 1848, designed by A.W.N. Pugin,
made by John Hardman&Co.,
Enamelled gold set with a ruby,
cabochon garnets, turquoises and pearls
上のヘッドバンドとセットになったブローチ。

Pendant brooch of the Virgin, England, about 1850,
Rose and brilliant-cut diamonds, garnet carbuncle,
sapphires, gold, silver and enamel
19世紀中頃イギリス製のペンダントブローチ。
ガーネット・カーバンクルを足下の月に見立てて、
Immaculate Conception(無原罪の御宿り)の
聖母像がモチーフ。

Pendant cross, France, Paris, 1870-5,
Made by Charles Riffault or a follower for Frederic Boucheron,
Translucent enamel on gold,
set with pearls and brilliant-cut diamonds
19世紀後半のフランス・パリ製、ペンダントクロス。

Pendant with Christ Pantokrator, Italy, after 1855,
made by Castellani, Gold with enamel
and micromosaic of coloured glass
19世紀後半イタリア、カステラーニ製の
マイクロモザイク・ペンダント。
先に出てきたカステラーニの得意とする
マイクロモザイクは、ゴシックというよりは、
ビザンティン・リヴァイヴァルかな。
モチーフは聖書を左手、
右手に祝福をかざす形式の、「全能のキリスト」。

Necklace with heads of lo, priestess of Juno at Argos,
Italy, before 1876, made by Castellani,
Gold with filigree and glass beads (possibly ancient)
19世紀後半のイタリア、カステラーニ製のネックレス。
これは、カステラーニのもう一つの得意ジャンル、
考古学的発掘品のリプロで、
エトルリア・リヴァイヴァルといったところ。
雌牛に姿を変えられたIO(イオ)をモチーフに、
古代のものと思われるガラスビーズを使用。

Necklace, Italy, Naples, about 1870,
made by Giacinto Melillo for Alessandro Castellani,
gold with painted wire, enamel, filigree and granulation
1870年頃ナポリのカステラーニ製。
(創設者Fortunato Pio Castellaniの
息子のAlessandro Castellaniは、ナポリに工房を持っていた。)
これもエトルリア・ジュエリーからのインスパイア。

Pair of pendants with a nereid on a sea horse, Italy, 1864-76,
made by Castellani, Gold, chased with granulation and filigree.
Made after Greek originals about 330-300BC
19世紀後半カステラーニ製のペンダントとネックレスは、
紀元前3世紀頃のギリシャのジュエリーのリプロ。
モチーフは海馬に騎る、海のニンフ、ネレイド。

'Cumae' diadem, Italy, about 1860-80, made by Castellani,
Gold with pearls, glass beads and enamel,
Copy of an Etruscan original of 300-200BC
19世紀後半のイタリア、カステラーニ製のダイアデム。
紀元前300-200年のエトルリア・ジュエリのリプロ。

あまりのディーティールに
クローズアップで撮ってしまった。

19世紀後半のイギリス、ロンドン製のネックレス。
これもエトルリア・リヴァイヴァル。
ニネヴェやポンペイの壁画から
インスパイアされたものだそう。
次回は、19世紀も末期、
アールヌーヴォーから、20世紀のジュエリーを。
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19世紀特有の「XXリヴァイヴァル」スタイルを色々と。

19世紀ジュエリーの展示パネルの一つは、
ルネッサンス・リヴァイヴァルジュエリーのディスプレイ。

The Canning Jewel (a mermen), Western Europe, probably 1800-60,
enamelled gold with diamonds, rubies, baroque pearls and blister pearl
19世紀前半から中頃の西ヨーロッパ製と思しき、
マーメン(半魚人)をモチーフにしたペンダント。
もともとは16世紀オリジナルの、
ルネサンス・ジュエリーと秀作と考えられていたのが、
V&Aの調査の結果、1991年に石と石留めの技法から、
16世紀ではなく、19世紀のルネッサンス・スタイルで
製作されたジュエリーだと判定された。
そうなんです、19世紀ルネッサンス・リヴァイヴァルは、
製造技法的に、オリジナルと判別しにくいものがあって、
専門家でも解らない場合も。

Pendant with a double-tailed mermaid,
Austro-Hungarian Empire, 1850-1900,
enamelled gold with diamonds, pink tourmaline, rubies and baroque pearls.
Copy of a jewel in the Green Vaults, Dresden
19世紀後半のオーストリア・ハンガリー帝国製ペンダントは、
二尾マーメイドを描いたもの。
これなどもオリジナルかコピーか、
見た目での判別が難しいけれど、
ドレスデンのグリーン・ヴォールトのジュエリーのコピーだと
バックグラウンドが明確になっている。

Pendant with Venus and Cupid, Austria, Vienna, about 1870-80,
made by Simon Grunwald,
enamelled gold with diamonds, rubies and pearls
19世紀後半オーストリア、ウィーン製の、
ヴィーナスとキューピッドを描いた
エナメル・ペンダント。

Pendant with brooch fitting, Italy, Roma, made by Castellani,
Intaglio by Giorgio Antonio Girardet,
Gold, enamel, rubies, diamonds and sapphire intaglio
19世紀後半、ローマのカステラーニ製の
ペンダント・ブローチ。
中央のインタグリオはサファイア。
Castellani(カステラーニ)は19世紀~20世紀初頭にかけて、
ローマで著名だった金細工職人の一族。
ルネッサンススタイルのみならず、
後に出てくるエトルリア・リヴァイヴァルなどの、
考古学的ジュエリーのリプロでも知られている。

Pendant with brooch fitting, Probably India, 1860-70,
Gold set with pink tourmaline, emeralds, rose-cut diamonds and river pearls,
After a 16th century European design
19世紀後半のインド製と思われるペンダントブローチで
16世紀のヨーロピアン・ジュエリーのコピー。
ルネッサンスというよりは、
イギリスのテューダー・ジュエリーに近い感じかな。

Necklace, part of Parure, Austria, Vienna,
about 1855, made by Schlichtegroll
1855年頃ヴィエナ製のネックレスは、
セットになったジュエリーの一部。

Pendant with a figure of Bacchus, France, Paris, 1854,
made by Francois-Desire Froment-Meurice,
coral and gold with rose-cut diamonds and pendant pearls
1854年パリ製のペンダントは、
バッカスを描いたサンゴのカメオを中心に
ゴールドとパールがとりまくデザイン。

Bracelet centre with head of Medusa,
Italy, about 1840, coral and gold with turquoise
1840年頃イタリア製のメデューサを描いた
サンゴカメオを中心に、これはブレスレットの
センターピース。
両サイドをチェーンで繋いだのだろう。

Brooch with a figure of Vesta, Italy, Rome,
1875-85, gold and glass micromosaic
19世紀後半イタリア・ローマ製のブローチ・ペンダント。
これもマイクロモザイクだけれど、後に出てくる、
カステラーニ製ではなくて、製作者は不明。
モチーフはローマの竈の神、Vesta(ウェスタ)。

Pendant with cameo portrait of Marie de' Medici, about 1865,
England, London, made by Carlo Giuliano,
cameo by Georges Bissinger
1865年ロンドン製、カメオとエナメルのペンダント。
Carlo Giulianoはもともとは、
カステラーニで働いていた。
ロンドン支店に送られた後、
そのままロンドンで独立して、
自分の工房を開いた。
Maria de' Medici(マリア・デ・メディチ)を描いて、
いかにもルネッサンスなデザイン。

Pendant, England, London, about 1880,
designed by Pasquale Novissimo for Carlo Giuliano,
Gold, enamel, amethysts and pearls
1880年頃ロンドン製、
同じくCarlo Giulianoのエナメルペンダント。

Headband, England, Birmingham 1848,
designed by A.W.N.Pugin, made by John Hardman &Co.,
Enamelled gold set with a ruby, brilliant-cut diamonds
ルネッサンス・リヴァイヴァルの次は、
ゴシック・リヴァイヴァル。
1848年イギリス・バーミンガム製のヘッドバンド。
デザインはゴシック・リヴァイヴァルの宝庫、
Augustus Pugin(オーガスタス・ピュージン)
2人の妻に先立たれた後、3人目の妻との
結婚に先立って、このヘッドバンド、ブローチ
ネックレスのセットをデザインして贈ったもの。
エナメルで描かれたラテン文
「キリストの十字は、我が導きの光」
は、敬虔なカトリックに改宗していたピュージンには、
装飾性以上に真意のあるモットーだったのだろう。

Brooch, England, Birmingham, 1848, designed by A.W.N. Pugin,
made by John Hardman&Co.,
Enamelled gold set with a ruby,
cabochon garnets, turquoises and pearls
上のヘッドバンドとセットになったブローチ。

Pendant brooch of the Virgin, England, about 1850,
Rose and brilliant-cut diamonds, garnet carbuncle,
sapphires, gold, silver and enamel
19世紀中頃イギリス製のペンダントブローチ。
ガーネット・カーバンクルを足下の月に見立てて、
Immaculate Conception(無原罪の御宿り)の
聖母像がモチーフ。

Pendant cross, France, Paris, 1870-5,
Made by Charles Riffault or a follower for Frederic Boucheron,
Translucent enamel on gold,
set with pearls and brilliant-cut diamonds
19世紀後半のフランス・パリ製、ペンダントクロス。

Pendant with Christ Pantokrator, Italy, after 1855,
made by Castellani, Gold with enamel
and micromosaic of coloured glass
19世紀後半イタリア、カステラーニ製の
マイクロモザイク・ペンダント。
先に出てきたカステラーニの得意とする
マイクロモザイクは、ゴシックというよりは、
ビザンティン・リヴァイヴァルかな。
モチーフは聖書を左手、
右手に祝福をかざす形式の、「全能のキリスト」。

Necklace with heads of lo, priestess of Juno at Argos,
Italy, before 1876, made by Castellani,
Gold with filigree and glass beads (possibly ancient)
19世紀後半のイタリア、カステラーニ製のネックレス。
これは、カステラーニのもう一つの得意ジャンル、
考古学的発掘品のリプロで、
エトルリア・リヴァイヴァルといったところ。
雌牛に姿を変えられたIO(イオ)をモチーフに、
古代のものと思われるガラスビーズを使用。

Necklace, Italy, Naples, about 1870,
made by Giacinto Melillo for Alessandro Castellani,
gold with painted wire, enamel, filigree and granulation
1870年頃ナポリのカステラーニ製。
(創設者Fortunato Pio Castellaniの
息子のAlessandro Castellaniは、ナポリに工房を持っていた。)
これもエトルリア・ジュエリーからのインスパイア。

Pair of pendants with a nereid on a sea horse, Italy, 1864-76,
made by Castellani, Gold, chased with granulation and filigree.
Made after Greek originals about 330-300BC
19世紀後半カステラーニ製のペンダントとネックレスは、
紀元前3世紀頃のギリシャのジュエリーのリプロ。
モチーフは海馬に騎る、海のニンフ、ネレイド。

'Cumae' diadem, Italy, about 1860-80, made by Castellani,
Gold with pearls, glass beads and enamel,
Copy of an Etruscan original of 300-200BC
19世紀後半のイタリア、カステラーニ製のダイアデム。
紀元前300-200年のエトルリア・ジュエリのリプロ。

あまりのディーティールに
クローズアップで撮ってしまった。

19世紀後半のイギリス、ロンドン製のネックレス。
これもエトルリア・リヴァイヴァル。
ニネヴェやポンペイの壁画から
インスパイアされたものだそう。
次回は、19世紀も末期、
アールヌーヴォーから、20世紀のジュエリーを。
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V&A Jewellery (V&A、ジュエリー室) -5-
- 2020-12-15 Tue 09:00:00
- 博物館・美術館
V&Aミュージアムのジュエリー室から、今回も引き続き19世紀ジュエリーを。

Necklace and Pendant cross, England, about 1810,
Brilliant-cut paste (glass) set in silver, backed with gold
1810年頃のイギリス製ペンダント・ネックレス。
石はペースト(ガラス)でシルバーにセッティングされているので、
当時としては、やや安価な「アクセサリー」。

そのクローズアップ。
いやそれでも、充分かわいいけれど。
現在でも使えるデザイン。

Necklace and cross, England, about 1830,
Turquoise, gold and diamonds
1830年頃のイギリス製、
ターコイズのクロスペンダントネックレス。
ターコイズも「忘れな草」色の石ということで、
センチメンタルな19世紀ジュエリーによく使われていた。
ここでは、ボリュームのあるデザインのクロスに。

Necklace, England, probably 1874-87,
Cabochon-cut rubies and brilliant-cut diamonds
set in gold and silver
19世紀後半のイギリス製ネックレス、
ルビーのカボション石。

同ネックレスのディティール。
取り巻いているのはダイヤモンドで、
ゴールドとシルヴァーの2色使いのセッティング。

上のネックレスと、セットのブローチ。

Necklace, England, the setting probably 1874-87,
Emeralds and brilliant-cut diamonds set in gold and silver
19世紀後半のイギリス製ネックレス、
これはテーブルカットのエメラルド使用。
上のルビーのセットと、技法・デザイン構成がよく似ているので、
同じメーカーじゃないかなと思うけれど、
裏は取れなかったので、これは想像。

そのディティール。
これもダイヤモンドの取り巻きに、
ゴールドとシルヴァーの2色セッティング。

上とセットのブローチ。
エメラルドのドロップビーズがとてもステキ。

Diamond stomacher, England, London, 1854,
made by R. & S. Garrard & Co.
19世紀中頃の、イギリス製、
ストマッチャ-と呼ばれるボディス飾り。
石は豪華にダイヤモンド。

Part of hair ornament with three fuchsias, Western Europe about 1820,
brilliant-cut diamonds set in silver
1820年頃の西ヨーロッパ製髪飾りの一部。
フューシャの花をモチーフに、
ダイヤモンド石がシルヴァーにセッティングされている。
このような花や鳥などの自然のモチーフは、
18世紀後半から始まっているけれど
(というか、技術的に柔らかいデザインの表面に、
カット石を埋め込んでいく技術が出来上がった・・・ということ)
19世紀になって、一般的に普及するようになった。
以下にいくつかの例を。

Spray with roses, rosebuds and leaves,
Western Europe about 1860
1860年頃の西ヨーロッパ製、
バラのスプレー(花束)モチーフ。
これは、ブローチか、髪飾りの一部なのか、
デティールが不明。

Bodice ornament, England, about 1850
19世紀中頃のイギリス製ボディス飾りの一部。
これは花の部分が細いワイヤーでできていて、
着けている人が動くと、チラチラ振動するようにできている。
tremblant(トレンブラント)と呼ばれるデザイン/構造のもの。

Spray, Britain, 1840-50
19世紀中頃のイギリス製のスプレーブローチ。
ディテールは記録してこなかったのだけれど、
多分ペースト(ガラス)石なのじゃないかな・・・。
ハート型の花びらにカットされていたり、
葉っぱの表現もエナメルなので、
上の例のような超豪華なブローチじゃないけれど、
それ以上にチャーミング。

Brooch, Ireland, Dublin, design registered 1849, made by G&S Waterhouse,
Gilded silver, with enamel.
Copy of the 'Kilmainham' or 'Knight Templear' brooch,
Ireland about 700-800
19世紀中頃のアイルランド製のブローチ。
次にぜんぜん違うジュエリーのタイプのもの。
19世紀は「なんでもリヴァイヴァル」の時代。考古学的発見やら、長距離旅行が容易になったことやら、コピー技術の発達やらで、「XXスタイル」のジュエリーが多数生み出される。
ここから、そういった「XXスタイル」ジュエリーを載せていこうと思うのだけれど、その最初がスコティシュ(あるいはケルティック)スタイルの例。
これはアイルランドの8世紀頃のブローチ(というか・・・キルトやローブを留める原始的な形の留め金具)、キルメイナム・ブローチの復刻版。
テンプル騎士団の土地のものなので、テンプル騎士団ブローチとも呼ばれるそう。
このようなリングにスリットが入っていて、その反対側から可動式のピンが出ているタイプのブローチを、penannular brooch(ペナニュラ・ブローチ)と呼ぶ。ペナニュラというのは半年という意味だそうで、円形を2つに割ったデザインを、一年の環が半分に割られている・・・という意味合いでそう呼ばれるのじゃないだろうか。
ケルトのみならず、アングロサクソン、ヴァイキングなどの北ヨーロッパ全域で使われていたデザイン。北アフリカでも同様のデザインの留め金具があるそうだ。
一番秀逸で有名なのは、多分アイルランド国立博物館ののTara Brooch(タラ・ブローチ)かと。
この使い方は<このヴィデオ>を参照。

Brooch and pair of solitaire studs,
Scotland, Edinburgh, about 1880,
made by G. & M. Crichton
19世紀後半のスコットランド製ブローチ。
スコティッシュ・ジュエリーの典型。
ヴィクトリア女王がスコットランド贔屓だったことから、
スコティシュジュエリーもトレンディなものになった。
スコットランド産の渋い色合いのアゲートを
板状にカットして、シルヴァーでセッティングしたもの。
メンズっぽい感じがいかにもイギリスのジュエリー。
コンチネントのコケティッシュなご婦人達には、
こんな「男前」なジュエリーは、
絶対流行らないと思うな。
男前なイギリス女性ならでは(笑)。

Bracelet in the Moroccan manner, France, about 1860,
perhaps made by the Parisian jeweller Crouzet,
gold, enamelled in black, set with pearls and brilliant-cut diamonds
19世紀中頃のパリCrouzet(クルゼ)製作と思われるブレスレット。
モロッコ風と称されているのは、
ロケットがジャラジャラ下がっているデザインが
モロッカン・ジュエリーからの影響ということだと。
しかし、このブレスレットはモーニング(服喪)ジュエリーとして、
デザインされているので、黒いエナメル使いで、
ヴィヴィッドなモロッコ風には、
あまり感じないんだけどな・・・。

Brooch and earrings in the Moroccan manner,
France, Paris, about 1860-70,
Gold enamelled in black,
with rose-and brilliant-cut diamonds and pearls
最後に19世紀後半のパリ製のブローチとイヤリング。
上と同様のクルゼの製作かと考えられている。
これも、モロッコ風ジュエリーで、
モーニング・ジュエリーとしてデザインされている。
次回もまた19世紀の「XXスタイル」やら、
「XXリヴァイヴァル」ジュエリーが、ぎっしり並びますよ。
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Necklace and Pendant cross, England, about 1810,
Brilliant-cut paste (glass) set in silver, backed with gold
1810年頃のイギリス製ペンダント・ネックレス。
石はペースト(ガラス)でシルバーにセッティングされているので、
当時としては、やや安価な「アクセサリー」。

そのクローズアップ。
いやそれでも、充分かわいいけれど。
現在でも使えるデザイン。

Necklace and cross, England, about 1830,
Turquoise, gold and diamonds
1830年頃のイギリス製、
ターコイズのクロスペンダントネックレス。
ターコイズも「忘れな草」色の石ということで、
センチメンタルな19世紀ジュエリーによく使われていた。
ここでは、ボリュームのあるデザインのクロスに。

Necklace, England, probably 1874-87,
Cabochon-cut rubies and brilliant-cut diamonds
set in gold and silver
19世紀後半のイギリス製ネックレス、
ルビーのカボション石。

同ネックレスのディティール。
取り巻いているのはダイヤモンドで、
ゴールドとシルヴァーの2色使いのセッティング。

上のネックレスと、セットのブローチ。

Necklace, England, the setting probably 1874-87,
Emeralds and brilliant-cut diamonds set in gold and silver
19世紀後半のイギリス製ネックレス、
これはテーブルカットのエメラルド使用。
上のルビーのセットと、技法・デザイン構成がよく似ているので、
同じメーカーじゃないかなと思うけれど、
裏は取れなかったので、これは想像。

そのディティール。
これもダイヤモンドの取り巻きに、
ゴールドとシルヴァーの2色セッティング。

上とセットのブローチ。
エメラルドのドロップビーズがとてもステキ。

Diamond stomacher, England, London, 1854,
made by R. & S. Garrard & Co.
19世紀中頃の、イギリス製、
ストマッチャ-と呼ばれるボディス飾り。
石は豪華にダイヤモンド。

Part of hair ornament with three fuchsias, Western Europe about 1820,
brilliant-cut diamonds set in silver
1820年頃の西ヨーロッパ製髪飾りの一部。
フューシャの花をモチーフに、
ダイヤモンド石がシルヴァーにセッティングされている。
このような花や鳥などの自然のモチーフは、
18世紀後半から始まっているけれど
(というか、技術的に柔らかいデザインの表面に、
カット石を埋め込んでいく技術が出来上がった・・・ということ)
19世紀になって、一般的に普及するようになった。
以下にいくつかの例を。

Spray with roses, rosebuds and leaves,
Western Europe about 1860
1860年頃の西ヨーロッパ製、
バラのスプレー(花束)モチーフ。
これは、ブローチか、髪飾りの一部なのか、
デティールが不明。

Bodice ornament, England, about 1850
19世紀中頃のイギリス製ボディス飾りの一部。
これは花の部分が細いワイヤーでできていて、
着けている人が動くと、チラチラ振動するようにできている。
tremblant(トレンブラント)と呼ばれるデザイン/構造のもの。

Spray, Britain, 1840-50
19世紀中頃のイギリス製のスプレーブローチ。
ディテールは記録してこなかったのだけれど、
多分ペースト(ガラス)石なのじゃないかな・・・。
ハート型の花びらにカットされていたり、
葉っぱの表現もエナメルなので、
上の例のような超豪華なブローチじゃないけれど、
それ以上にチャーミング。

Brooch, Ireland, Dublin, design registered 1849, made by G&S Waterhouse,
Gilded silver, with enamel.
Copy of the 'Kilmainham' or 'Knight Templear' brooch,
Ireland about 700-800
19世紀中頃のアイルランド製のブローチ。
次にぜんぜん違うジュエリーのタイプのもの。
19世紀は「なんでもリヴァイヴァル」の時代。考古学的発見やら、長距離旅行が容易になったことやら、コピー技術の発達やらで、「XXスタイル」のジュエリーが多数生み出される。
ここから、そういった「XXスタイル」ジュエリーを載せていこうと思うのだけれど、その最初がスコティシュ(あるいはケルティック)スタイルの例。
これはアイルランドの8世紀頃のブローチ(というか・・・キルトやローブを留める原始的な形の留め金具)、キルメイナム・ブローチの復刻版。
テンプル騎士団の土地のものなので、テンプル騎士団ブローチとも呼ばれるそう。
このようなリングにスリットが入っていて、その反対側から可動式のピンが出ているタイプのブローチを、penannular brooch(ペナニュラ・ブローチ)と呼ぶ。ペナニュラというのは半年という意味だそうで、円形を2つに割ったデザインを、一年の環が半分に割られている・・・という意味合いでそう呼ばれるのじゃないだろうか。
ケルトのみならず、アングロサクソン、ヴァイキングなどの北ヨーロッパ全域で使われていたデザイン。北アフリカでも同様のデザインの留め金具があるそうだ。
一番秀逸で有名なのは、多分アイルランド国立博物館ののTara Brooch(タラ・ブローチ)かと。
この使い方は<このヴィデオ>を参照。

Brooch and pair of solitaire studs,
Scotland, Edinburgh, about 1880,
made by G. & M. Crichton
19世紀後半のスコットランド製ブローチ。
スコティッシュ・ジュエリーの典型。
ヴィクトリア女王がスコットランド贔屓だったことから、
スコティシュジュエリーもトレンディなものになった。
スコットランド産の渋い色合いのアゲートを
板状にカットして、シルヴァーでセッティングしたもの。
メンズっぽい感じがいかにもイギリスのジュエリー。
コンチネントのコケティッシュなご婦人達には、
こんな「男前」なジュエリーは、
絶対流行らないと思うな。
男前なイギリス女性ならでは(笑)。

Bracelet in the Moroccan manner, France, about 1860,
perhaps made by the Parisian jeweller Crouzet,
gold, enamelled in black, set with pearls and brilliant-cut diamonds
19世紀中頃のパリCrouzet(クルゼ)製作と思われるブレスレット。
モロッコ風と称されているのは、
ロケットがジャラジャラ下がっているデザインが
モロッカン・ジュエリーからの影響ということだと。
しかし、このブレスレットはモーニング(服喪)ジュエリーとして、
デザインされているので、黒いエナメル使いで、
ヴィヴィッドなモロッコ風には、
あまり感じないんだけどな・・・。

Brooch and earrings in the Moroccan manner,
France, Paris, about 1860-70,
Gold enamelled in black,
with rose-and brilliant-cut diamonds and pearls
最後に19世紀後半のパリ製のブローチとイヤリング。
上と同様のクルゼの製作かと考えられている。
これも、モロッコ風ジュエリーで、
モーニング・ジュエリーとしてデザインされている。
次回もまた19世紀の「XXスタイル」やら、
「XXリヴァイヴァル」ジュエリーが、ぎっしり並びますよ。
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V&A Jewellery (V&A、ジュエリー室) -4-
- 2020-12-11 Fri 20:30:36
- 博物館・美術館
V&Aミュージアムのジュエリー室のイメージから、今回は19世紀ジュエリーに入っていきます。

Belt clasp with a cameo of the head of Medusa,
France, Paris, about 1780-1800,
gold and enamel with a cameo of layered agate
厳密に言えば18世紀末のフランス製、
ベルト留め(クラスプ)。
アゲートのカメオでメデューサの頭が描かれている。
18世紀末から19世紀初期は、
ネオクラシカルなスタイルがファッションや
ジュエリーでもトレンドで、
これもそのトレンド上にあるデザイン。

Diadem with five cameos of Medusa, Zeus, Pan,Dionysus and Mother Earth,
France, Paris, about 1808, made by Jacques-Ambroise Oliveras,
cameos possibly carved in Italy
19世紀初頭のフランス製ダイアディム(冠)。
上のクラスプと同じライン上のデザインなので、
同じデザイナー/宝飾メーカーの製造かと。
ここではメデューサの他に、パン、ディオニソス、
ゼウス、地母神のあわせて5つのカメオが使われている。
カメオ自体はすべて、カメオの主産地
イタリアで製作されたものと考えられている。

Spartan diadem, Probably France, about 1810,
gilded metal, carnelian, white glass and chalcedony
これもネオクラ・デザインの典型で、
19世紀初期のフランス製ダイアディム。
このように、なだらかな山形になった板状のゴールドで
ヘッドバンドにしたデザインを
Spartan(スパルタ型)ダイアディムと呼ぶようだ。
これもメデューサやら、
ギリシャ神話の神々のカメオで飾られている。

Wreath tiara, Western Europe, about 1815,
Enamelled gold with diamonds, pearls
and paste(glass) cameo
19世紀初期の西ヨーロッパ製の
リース型ティアラ。
ここで、ティアラとダイアディムの違いって何?というのが気になって、ググってみた。
<この記事>によると、一般的にティアラの語の方がよく使われていて、ダイアディムはあまり聞かない言葉だけれど、すべてのティアラは基本的にダイアディムなのだそう。クラウンなどの完全な円形のヘッドバンド型装飾品はダイアディム。
ティアラは完全な円形ではなくて、半円形のもののことで、ダイアディムの中に含まれるのだそう。
初めて知ったよ・・・。

Bracelet with heads of Roman gods, England or Switzerland,
about 1780-1800, Gilded copper and painted enamel
18世紀末~19世紀初頭頃イギリス製かスイス製の、
エナメルブレスレット。
これもネオクラ、スポット・オン。

Earrings, Probably France, about 1795-1810,
enamelled gold with pearls and glass beads
18世紀末~19世紀初頭のフランス製と思われるイヤリング。
エナメルにパール。

Brooch "Trophy of Love" Franch, about 1800-20
19世紀初期のフランス製ブローチ
「愛のトロフィー」
Loveをテーマにしたシンボルを組み合わせた、
ブローチで、これもネオクラシカルなスタイル。

Necklace, Germany, 1815-20, Berlin ironwork and gold
19世紀初期のドイツ製ネックレス。
これはカメオではなくて、ベルリン・アイアンワーク
と呼ばれる、鋳鉄製のもの。
当時としては「新素材」もののジュエリー。

Earrings and necklace,
probably Germany (Prussia), 1820-30, cast iron
19世紀初期のドイツ(プルシア)製、
イヤリングネックレスのセット。
こういう透かし彫りのデザインが、典型的な
ベルリン・アイアンワーク・ジュエリーで、
こういったデザインはネオクラから、
ゴシック・リヴァイヴァルに移行してきている。

Bracelet, Germany, Berlin, 1820-30,
made by Johann Conrad Geiss, cast iron
19世紀初期のドイツ製ブレスレット。
ベルリン・アイアンワークの典型。

Berlin Ironwork hair ornament, c.1820, cast iron.
19世紀初期のドイツ製、
ベルリン・アイアンワークの髪飾り。

19世紀ジュエリーの展示パネル。
ネオクラ・スタイルのジュエリーとか、
ベルリン・アイアンワークとか、
18世紀までのジュエリーの流れとは
ずいぶん違ったデザインのものが続いたけれど、
従来のカット石キラキラタイプのジュエリーも
もちろん健在。
19世紀になって産業革命とともに、
ジュエリーの製作も職人の工房製作から、
もっと大掛かりな工場生産に変貌していく。

メタルパーツを鋳型やスタンピング(抜き型)
で生産して、それをロウ付けで組み合わせて、
様々なデザインに展開していく。

それはちょうど、自分が80-90年代に、
ファッションジュエリー(日本でいうところのアクセサリー)で
やっていたデザインの方式とほとんど同じ。
ただ素材が真鍮やキャストで、
メッキがけで仕上げた安価な量産品という違いだけ。
現在はどうなんだろう、21世紀に入る頃には、
もうロウ付けではコストが合わなくて、
ハンダ付けしかできなくなってきていたし、
いまやレーザーカットや3Dコピーなど、
ますます新しいテクノロジーが
使われるようになっているんじゃないのかなー。

これはスタンピングのパーツを組み合わせて、
ブローチを作るプロセスの解説パネル。
なんだか懐かしい~(笑)。
このスタンピング、アクセサリーの場合は
真鍮板を抜くのだけれど
(ここにあるようなジュエリーは
ゴールド/シルヴァー板が使われている)、
金型のコストが高くて、
中小アクセサリー製造メーカーでは、
とても別注なんてできなくて、
大手が制作したものの型落ちが、
パーツやさんに流れてきているのを
いろいろ組み合わせて、
どうやってぐっとくるデザインにもっていくか、が、
商業デザイナーのウデの見せどころだった。
多分「今は昔」の話かも(笑)。

Locket Bracelet, France, about 1820-30,
Three colours of gold, with cannetille and grainti decoration,
set with central amethysts and
various faceted and cabochon gemstones
キラキラ・ジュエリーもいろいろ
クローズアップしてみる。まずは、
19世紀初期のフランス製ロケットブレスレット。
アメジストのカボションを取り囲んで、
いろいろなカラー貴石が散りばめられて、
ゴールドにセッティングされている。
中世っぽいデザイン。
cannetille(カネティーユ)というのは、
ワイヤーでフィリグリー透かし模様の
装飾を作る技法で、
grainti(グラニティ)というのは、
小さな球のゴールドをつけて、装飾する技法。

Necklace and Brooch, France,
about 1835, Gold filigree wire, set with garnets
1835年頃のフランス製、ネックレスとブローチのセット。
ゴールドワイヤーのフィリグリと、
ガーネット石の組み合わせ。

Parure (set of necklace, pendant brooch and earrings),
Possibly Switzerland, about 1835-40,
Stamped and enamelled gold,
set with pink foiled topaz
19世紀前半のスイス製と思われるパルア。
Parure(パルア)というのは、
セットになったジュエリーのことで、
ここではネックレス、ブローチと
イヤリングがセットになっている。
(ここにはブローチは写ってないけれど・・・。)

イヤリングをクローズアップ。
石はトパーズに、ピンクフォイルが裏打ちされている。
デザイン的にはルネッサンス・リヴァイヴァル。

Brooch with pendants, England, about 1835-50, with later chain,
Stamped gold set with painted and foiled
pink topaz and yellow foiled chrysoberyl
上のデザインとよく似ているけれど、
19世紀前半のイギリス製のブローチ。
ピンクトパーズと、クリソベリル石に、
スタンピングのゴールドパーツの組み合わせ。

Earrings, England, about 1835,
stamped gold, set with peridots
1835年頃イギリス製のイヤリング。
ゴールドにペリドット石。
これもスタンピング・パーツを組み合わせて作った
典型的な例。

そのセットのブローチ。

Brooch, England, about 1835,
stamped gold set with cabochon carbuncles
(almandine garnets)
同じく1835頃のイギリス製ブローチ。
アルマディン・ガーネットのカボション石
(カーバンクルと呼ばれる)と、
スタンピングのゴールドを組み合わせたもの。
こんなパーツ欲しかった、こんなデザイン作りたかった・・・
と思わせられる一品(笑)。

そのセットになった、イヤリング。

Part of the Set of jewels, England, London, 1816,
made by Rundell, bridge and Rundell,
peridots open-set in gold
1816年イギリス、ロンドン製セットジュエリーの
ネックレス、ペンダント部分のクローズアップ。
ペリドット石が、ゴールドのオープン枠に
セッティングされている。

Pendant cross, England, about 1825
1825年頃イギリス製のペンダントクロス。
アメジスト石にゴールドスタンピング・パーツの組み合わせ。
今回はこれぐらいで・・・まだまだ続きます。
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Belt clasp with a cameo of the head of Medusa,
France, Paris, about 1780-1800,
gold and enamel with a cameo of layered agate
厳密に言えば18世紀末のフランス製、
ベルト留め(クラスプ)。
アゲートのカメオでメデューサの頭が描かれている。
18世紀末から19世紀初期は、
ネオクラシカルなスタイルがファッションや
ジュエリーでもトレンドで、
これもそのトレンド上にあるデザイン。

Diadem with five cameos of Medusa, Zeus, Pan,Dionysus and Mother Earth,
France, Paris, about 1808, made by Jacques-Ambroise Oliveras,
cameos possibly carved in Italy
19世紀初頭のフランス製ダイアディム(冠)。
上のクラスプと同じライン上のデザインなので、
同じデザイナー/宝飾メーカーの製造かと。
ここではメデューサの他に、パン、ディオニソス、
ゼウス、地母神のあわせて5つのカメオが使われている。
カメオ自体はすべて、カメオの主産地
イタリアで製作されたものと考えられている。

Spartan diadem, Probably France, about 1810,
gilded metal, carnelian, white glass and chalcedony
これもネオクラ・デザインの典型で、
19世紀初期のフランス製ダイアディム。
このように、なだらかな山形になった板状のゴールドで
ヘッドバンドにしたデザインを
Spartan(スパルタ型)ダイアディムと呼ぶようだ。
これもメデューサやら、
ギリシャ神話の神々のカメオで飾られている。

Wreath tiara, Western Europe, about 1815,
Enamelled gold with diamonds, pearls
and paste(glass) cameo
19世紀初期の西ヨーロッパ製の
リース型ティアラ。
ここで、ティアラとダイアディムの違いって何?というのが気になって、ググってみた。
<この記事>によると、一般的にティアラの語の方がよく使われていて、ダイアディムはあまり聞かない言葉だけれど、すべてのティアラは基本的にダイアディムなのだそう。クラウンなどの完全な円形のヘッドバンド型装飾品はダイアディム。
ティアラは完全な円形ではなくて、半円形のもののことで、ダイアディムの中に含まれるのだそう。
初めて知ったよ・・・。

Bracelet with heads of Roman gods, England or Switzerland,
about 1780-1800, Gilded copper and painted enamel
18世紀末~19世紀初頭頃イギリス製かスイス製の、
エナメルブレスレット。
これもネオクラ、スポット・オン。

Earrings, Probably France, about 1795-1810,
enamelled gold with pearls and glass beads
18世紀末~19世紀初頭のフランス製と思われるイヤリング。
エナメルにパール。

Brooch "Trophy of Love" Franch, about 1800-20
19世紀初期のフランス製ブローチ
「愛のトロフィー」
Loveをテーマにしたシンボルを組み合わせた、
ブローチで、これもネオクラシカルなスタイル。

Necklace, Germany, 1815-20, Berlin ironwork and gold
19世紀初期のドイツ製ネックレス。
これはカメオではなくて、ベルリン・アイアンワーク
と呼ばれる、鋳鉄製のもの。
当時としては「新素材」もののジュエリー。

Earrings and necklace,
probably Germany (Prussia), 1820-30, cast iron
19世紀初期のドイツ(プルシア)製、
イヤリングネックレスのセット。
こういう透かし彫りのデザインが、典型的な
ベルリン・アイアンワーク・ジュエリーで、
こういったデザインはネオクラから、
ゴシック・リヴァイヴァルに移行してきている。

Bracelet, Germany, Berlin, 1820-30,
made by Johann Conrad Geiss, cast iron
19世紀初期のドイツ製ブレスレット。
ベルリン・アイアンワークの典型。

Berlin Ironwork hair ornament, c.1820, cast iron.
19世紀初期のドイツ製、
ベルリン・アイアンワークの髪飾り。

19世紀ジュエリーの展示パネル。
ネオクラ・スタイルのジュエリーとか、
ベルリン・アイアンワークとか、
18世紀までのジュエリーの流れとは
ずいぶん違ったデザインのものが続いたけれど、
従来のカット石キラキラタイプのジュエリーも
もちろん健在。
19世紀になって産業革命とともに、
ジュエリーの製作も職人の工房製作から、
もっと大掛かりな工場生産に変貌していく。

メタルパーツを鋳型やスタンピング(抜き型)
で生産して、それをロウ付けで組み合わせて、
様々なデザインに展開していく。

それはちょうど、自分が80-90年代に、
ファッションジュエリー(日本でいうところのアクセサリー)で
やっていたデザインの方式とほとんど同じ。
ただ素材が真鍮やキャストで、
メッキがけで仕上げた安価な量産品という違いだけ。
現在はどうなんだろう、21世紀に入る頃には、
もうロウ付けではコストが合わなくて、
ハンダ付けしかできなくなってきていたし、
いまやレーザーカットや3Dコピーなど、
ますます新しいテクノロジーが
使われるようになっているんじゃないのかなー。

これはスタンピングのパーツを組み合わせて、
ブローチを作るプロセスの解説パネル。
なんだか懐かしい~(笑)。
このスタンピング、アクセサリーの場合は
真鍮板を抜くのだけれど
(ここにあるようなジュエリーは
ゴールド/シルヴァー板が使われている)、
金型のコストが高くて、
中小アクセサリー製造メーカーでは、
とても別注なんてできなくて、
大手が制作したものの型落ちが、
パーツやさんに流れてきているのを
いろいろ組み合わせて、
どうやってぐっとくるデザインにもっていくか、が、
商業デザイナーのウデの見せどころだった。
多分「今は昔」の話かも(笑)。

Locket Bracelet, France, about 1820-30,
Three colours of gold, with cannetille and grainti decoration,
set with central amethysts and
various faceted and cabochon gemstones
キラキラ・ジュエリーもいろいろ
クローズアップしてみる。まずは、
19世紀初期のフランス製ロケットブレスレット。
アメジストのカボションを取り囲んで、
いろいろなカラー貴石が散りばめられて、
ゴールドにセッティングされている。
中世っぽいデザイン。
cannetille(カネティーユ)というのは、
ワイヤーでフィリグリー透かし模様の
装飾を作る技法で、
grainti(グラニティ)というのは、
小さな球のゴールドをつけて、装飾する技法。

Necklace and Brooch, France,
about 1835, Gold filigree wire, set with garnets
1835年頃のフランス製、ネックレスとブローチのセット。
ゴールドワイヤーのフィリグリと、
ガーネット石の組み合わせ。

Parure (set of necklace, pendant brooch and earrings),
Possibly Switzerland, about 1835-40,
Stamped and enamelled gold,
set with pink foiled topaz
19世紀前半のスイス製と思われるパルア。
Parure(パルア)というのは、
セットになったジュエリーのことで、
ここではネックレス、ブローチと
イヤリングがセットになっている。
(ここにはブローチは写ってないけれど・・・。)

イヤリングをクローズアップ。
石はトパーズに、ピンクフォイルが裏打ちされている。
デザイン的にはルネッサンス・リヴァイヴァル。

Brooch with pendants, England, about 1835-50, with later chain,
Stamped gold set with painted and foiled
pink topaz and yellow foiled chrysoberyl
上のデザインとよく似ているけれど、
19世紀前半のイギリス製のブローチ。
ピンクトパーズと、クリソベリル石に、
スタンピングのゴールドパーツの組み合わせ。

Earrings, England, about 1835,
stamped gold, set with peridots
1835年頃イギリス製のイヤリング。
ゴールドにペリドット石。
これもスタンピング・パーツを組み合わせて作った
典型的な例。

そのセットのブローチ。

Brooch, England, about 1835,
stamped gold set with cabochon carbuncles
(almandine garnets)
同じく1835頃のイギリス製ブローチ。
アルマディン・ガーネットのカボション石
(カーバンクルと呼ばれる)と、
スタンピングのゴールドを組み合わせたもの。
こんなパーツ欲しかった、こんなデザイン作りたかった・・・
と思わせられる一品(笑)。

そのセットになった、イヤリング。

Part of the Set of jewels, England, London, 1816,
made by Rundell, bridge and Rundell,
peridots open-set in gold
1816年イギリス、ロンドン製セットジュエリーの
ネックレス、ペンダント部分のクローズアップ。
ペリドット石が、ゴールドのオープン枠に
セッティングされている。

Pendant cross, England, about 1825
1825年頃イギリス製のペンダントクロス。
アメジスト石にゴールドスタンピング・パーツの組み合わせ。
今回はこれぐらいで・・・まだまだ続きます。
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V&A Jewellery (V&A、ジュエリー室) -3-
- 2020-12-06 Sun 20:01:41
- 博物館・美術館
ようやく、一ヶ月かかった庭の竹との格闘も終わって、ようやく(土木造園作業手ではなく・・・)穏やかなガーデニングが戻っときたところ。(いやまた、春に再生シュートとの戦いは続くのだろうけれど・・・。)
また、この話も、いつかこのV&Aジュエリー室の話が終わった頃にでも。
そうこうしているうちに、世間のロックダウンも終わって、ジムやズンバのクラスも再開された。
基本が隠者暮らしで、人とほとんど付き合わない上に、普段から買い物はNetだし、ロックダウンったって、ジムとズンバクラスがオンラインになってしまった、という程度にしか、変わりがないのだった。
朝から明るい間は、庭仕事に集中して、3時半以降暗くなってから(日が落ちるのがやたら早い)部屋でオンラインクラスをやっていたので、これはこれでなかなか効率がよかった。うまくできているもんです^^。
さて本題は、V&Aミュージアムのジュエリー室のイメージから、今回は18世紀ジュエリーを。

Pendant with the Infant Christ,
Spain (pendant) and India, Goa (figure),
1680-1700, Gold with enamel, garnets and pearls
これは18世紀というか、17世紀末の幼子キリストの、
スペイン製のペンダント。
前回に入れそこなってしまったので、
まずはこれから。
エナメル多彩色、ガボション石にパール、
で宗教的モチーフ、という組み合わせが、
とても17世紀な感じ。

Pendant depicting St Lambert of Liege,
Northern Europe, about 1700-10,
Gold with enamel and rock crystal
18世紀初頭の北ヨーロッパ製ペンダント。
これもエナメル使いが17世紀的。
アートフェアのお手伝いで何度か滞在した、
南ベルギーの街リエージュの聖人さん、
聖ランバートを描いたもの。

Pair of earrings, Hungary, about 1700,
emeralds, garnets and pearls set in
gilded silver with enamel decoration
18世紀初頭のハンガリー製イヤリング。
これも17世紀的な感じ。
エナメルxパールxカット石の組み合わせは、
ハンガリーでも17-18世紀に
よく製作されていたデザイン。

Pendant badge of the Order of St James of the Sword,
Portugal, 1700-20 garnets and white topaz
borders set in silver.
18世紀初期のポルトガル製ペンダントバッジ。
ポルトガルの「剣の聖ヤコブ(英:ジェームス)騎士団」のバッジ、
なので、これは男性が身につけたもの。

Necklet, Germany, about 1740-50,
carnelians set in gilded silver
18世紀中頃のドイツ製ネックレット。
ネックレットというのは、チョーカータイプの
首にフィットするネックレスで、
ルースなチェーンではなくて、
こんな感じでかちっと首を取り巻いたデザインのこと。
石はカーネリアンのカボション。

Bodice ornament, Spain, 1700-15,
Colombian emeralds and table-cut diamonds
set in gold with enamel
18世紀初期のスペイン製、ボディス飾り。
前回17世紀ジュエリーの時に出てきた、
ボディス飾りはどんどん大きく、
豪華絢爛になっていく。
そして、南米(ここではコロンビア)から、
豊富にエメラルドが入手されて、
スペインのジュエリーには、エメラルドが
頻繁に使われている。

Slide and pendant, Spain, probably Cordoba,
about 1750, Emeralds set in gold
18世紀中頃のスペイン製。
スライドと表記されたジュエリーは、
後ろにスリットの入った金具が2つ付いていて、
リボンを通して使われたもの。

Slide and pendant, Spain, probably Cordoba, about 1750,
table- and rose-cut diamonds set in gold。
18世紀中頃のスペイン製。
これもスライド型のジュエリーで、
石はすべてダイヤモンド。

Bodice ornament, probably England, about 1760,
rock crystals and paste glass
with foiled settings in silver
18世紀中頃のイギリス製のボディス飾り。
こちらはダイヤではなくて、
クリスタルとペーストガラス。
シルヴァーにセッティングされている。

Pendant and pair of earrings, Probably France,
1750-1800, Silver and Rock crystal
18世紀後半のペンダントとイヤリングのセット。
おそらくフランス製。
これも、クリスタルとペーストガラスが
シルヴァーにセッティングされている。

Bodice ornament, probably France, about 1760,
topazes backed with foil and sapphires
18世紀中頃のフランス製で、
これも同じくボディス飾り。
当時はボディス飾りが、現在でいうとブローチ
ぐらいのデザインのシェアを
しめていたんじゃないかな。

Part of a stomacher, Portugal, about 1750,
citrines and yellow topazes set in silver,
later adapted as a brooch
18世紀中頃のポルトガル製。
stomacher(ストマッチャ-)というのも、
確かボディス飾りのことと同じ意味だったと思う。
後年にブローチに作り変えられている。
石はシトリンとトパーズ。
サーモンピンクな微妙な色合いがきれい。

Brooch, Western Europe, 1700-1800,
Silver with paste glass
18世紀西ヨーロッパ製のブローチ。
これも同様のボディス飾りの
デザインから採られているが、ブローチ。
石はペーストガラスでシルバーにセッティング。
もう少し庶民的なジュエリー。

Pair of Earrings, Probably France, about 1760.
Slide and pendant, Western Europe, about 1750,
Silver and opaline and colourless paste glass
イヤリングは1760年のフランス製、
ペンダント付きのスライドは、
西ヨーロッパ(の、どこか)1750年製作。
一見セットのように見えるけれど、
同じopaline(オパライン)カット石が使われているので、
合わせて展示されているだけ。
オパラインガラスは19世紀にフランスで普及した、
乳白半透明に色味をいれたガラス。
それ以前にもヴェネチアンガラス等で
16世紀から作られてはいたようだ。
ここでは、ブルーのティントの入った
乳白半透明ガラスに、裏からピンクのフォイルを貼って、
オパールのような効果を出している。
これも上のブローチと同様に、
やや庶民的なイミテーションジュエリー。

Chatelaine, Switzerland, about 1780,
Silver and gold with red glass and marcasite
1780年スイス製のシャトレーン
Chatelaine(シャトレーン)
いろいろ大事な小物をチェーンで
まとめてぶら下げたものを、
ベルトにフックで取り付けるデザインの
機能的ジュエリー。
歴史的にはローマ時代にまで遡るらしいけれど、
一番普及したのは19世紀後半で、
チーフ家政婦さんがスカートのベルトから下げていた。
名前自体はフランス語で城主婦人の意味。

Necklet and Pendant, England,
about 1760-80, Garnets set in silver
18世紀後半イギリス製
ペンダント付きネックレット。
ガーネットがシルヴァーにセッティングされている。

Necklace, probably England, 1740-60,
Coque de Perle and diamonds set in silver
18世紀中頃イギリス製の
シェルとダイヤモンドのネックレス。

Brooch, Russia, about1750-70,
rubies and brilliant-cut diamonds
set in gold and silver, with enamel
18世紀後半ロシア製ブローチ。
豪華な造りだと思ったら、
ロシアの宝冠の一部を
ブローチに仕立て直したものなんだそう。

Bodice ornament, Spain, 1780-1800,
diamond set in gold with enamel
上と同じスプレー(花束)タイプのボディス飾りは、
18世紀末期のスペイン製。
花を中心とした自然モチーフの
ジュエリーは、この後の19世紀中頃に、
人気のデザインとなっていく。
次回は19世紀に入っていくのだけれど、
写真が多くて、1回で終わるとは思えないなぁ。
2-3回続くかもです。
それではまた。
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また、この話も、いつかこのV&Aジュエリー室の話が終わった頃にでも。
そうこうしているうちに、世間のロックダウンも終わって、ジムやズンバのクラスも再開された。
基本が隠者暮らしで、人とほとんど付き合わない上に、普段から買い物はNetだし、ロックダウンったって、ジムとズンバクラスがオンラインになってしまった、という程度にしか、変わりがないのだった。
朝から明るい間は、庭仕事に集中して、3時半以降暗くなってから(日が落ちるのがやたら早い)部屋でオンラインクラスをやっていたので、これはこれでなかなか効率がよかった。うまくできているもんです^^。
さて本題は、V&Aミュージアムのジュエリー室のイメージから、今回は18世紀ジュエリーを。

Pendant with the Infant Christ,
Spain (pendant) and India, Goa (figure),
1680-1700, Gold with enamel, garnets and pearls
これは18世紀というか、17世紀末の幼子キリストの、
スペイン製のペンダント。
前回に入れそこなってしまったので、
まずはこれから。
エナメル多彩色、ガボション石にパール、
で宗教的モチーフ、という組み合わせが、
とても17世紀な感じ。

Pendant depicting St Lambert of Liege,
Northern Europe, about 1700-10,
Gold with enamel and rock crystal
18世紀初頭の北ヨーロッパ製ペンダント。
これもエナメル使いが17世紀的。
アートフェアのお手伝いで何度か滞在した、
南ベルギーの街リエージュの聖人さん、
聖ランバートを描いたもの。

Pair of earrings, Hungary, about 1700,
emeralds, garnets and pearls set in
gilded silver with enamel decoration
18世紀初頭のハンガリー製イヤリング。
これも17世紀的な感じ。
エナメルxパールxカット石の組み合わせは、
ハンガリーでも17-18世紀に
よく製作されていたデザイン。

Pendant badge of the Order of St James of the Sword,
Portugal, 1700-20 garnets and white topaz
borders set in silver.
18世紀初期のポルトガル製ペンダントバッジ。
ポルトガルの「剣の聖ヤコブ(英:ジェームス)騎士団」のバッジ、
なので、これは男性が身につけたもの。

Necklet, Germany, about 1740-50,
carnelians set in gilded silver
18世紀中頃のドイツ製ネックレット。
ネックレットというのは、チョーカータイプの
首にフィットするネックレスで、
ルースなチェーンではなくて、
こんな感じでかちっと首を取り巻いたデザインのこと。
石はカーネリアンのカボション。

Bodice ornament, Spain, 1700-15,
Colombian emeralds and table-cut diamonds
set in gold with enamel
18世紀初期のスペイン製、ボディス飾り。
前回17世紀ジュエリーの時に出てきた、
ボディス飾りはどんどん大きく、
豪華絢爛になっていく。
そして、南米(ここではコロンビア)から、
豊富にエメラルドが入手されて、
スペインのジュエリーには、エメラルドが
頻繁に使われている。

Slide and pendant, Spain, probably Cordoba,
about 1750, Emeralds set in gold
18世紀中頃のスペイン製。
スライドと表記されたジュエリーは、
後ろにスリットの入った金具が2つ付いていて、
リボンを通して使われたもの。

Slide and pendant, Spain, probably Cordoba, about 1750,
table- and rose-cut diamonds set in gold。
18世紀中頃のスペイン製。
これもスライド型のジュエリーで、
石はすべてダイヤモンド。

Bodice ornament, probably England, about 1760,
rock crystals and paste glass
with foiled settings in silver
18世紀中頃のイギリス製のボディス飾り。
こちらはダイヤではなくて、
クリスタルとペーストガラス。
シルヴァーにセッティングされている。

Pendant and pair of earrings, Probably France,
1750-1800, Silver and Rock crystal
18世紀後半のペンダントとイヤリングのセット。
おそらくフランス製。
これも、クリスタルとペーストガラスが
シルヴァーにセッティングされている。

Bodice ornament, probably France, about 1760,
topazes backed with foil and sapphires
18世紀中頃のフランス製で、
これも同じくボディス飾り。
当時はボディス飾りが、現在でいうとブローチ
ぐらいのデザインのシェアを
しめていたんじゃないかな。

Part of a stomacher, Portugal, about 1750,
citrines and yellow topazes set in silver,
later adapted as a brooch
18世紀中頃のポルトガル製。
stomacher(ストマッチャ-)というのも、
確かボディス飾りのことと同じ意味だったと思う。
後年にブローチに作り変えられている。
石はシトリンとトパーズ。
サーモンピンクな微妙な色合いがきれい。

Brooch, Western Europe, 1700-1800,
Silver with paste glass
18世紀西ヨーロッパ製のブローチ。
これも同様のボディス飾りの
デザインから採られているが、ブローチ。
石はペーストガラスでシルバーにセッティング。
もう少し庶民的なジュエリー。

Pair of Earrings, Probably France, about 1760.
Slide and pendant, Western Europe, about 1750,
Silver and opaline and colourless paste glass
イヤリングは1760年のフランス製、
ペンダント付きのスライドは、
西ヨーロッパ(の、どこか)1750年製作。
一見セットのように見えるけれど、
同じopaline(オパライン)カット石が使われているので、
合わせて展示されているだけ。
オパラインガラスは19世紀にフランスで普及した、
乳白半透明に色味をいれたガラス。
それ以前にもヴェネチアンガラス等で
16世紀から作られてはいたようだ。
ここでは、ブルーのティントの入った
乳白半透明ガラスに、裏からピンクのフォイルを貼って、
オパールのような効果を出している。
これも上のブローチと同様に、
やや庶民的なイミテーションジュエリー。

Chatelaine, Switzerland, about 1780,
Silver and gold with red glass and marcasite
1780年スイス製のシャトレーン
Chatelaine(シャトレーン)
いろいろ大事な小物をチェーンで
まとめてぶら下げたものを、
ベルトにフックで取り付けるデザインの
機能的ジュエリー。
歴史的にはローマ時代にまで遡るらしいけれど、
一番普及したのは19世紀後半で、
チーフ家政婦さんがスカートのベルトから下げていた。
名前自体はフランス語で城主婦人の意味。

Necklet and Pendant, England,
about 1760-80, Garnets set in silver
18世紀後半イギリス製
ペンダント付きネックレット。
ガーネットがシルヴァーにセッティングされている。

Necklace, probably England, 1740-60,
Coque de Perle and diamonds set in silver
18世紀中頃イギリス製の
シェルとダイヤモンドのネックレス。

Brooch, Russia, about1750-70,
rubies and brilliant-cut diamonds
set in gold and silver, with enamel
18世紀後半ロシア製ブローチ。
豪華な造りだと思ったら、
ロシアの宝冠の一部を
ブローチに仕立て直したものなんだそう。

Bodice ornament, Spain, 1780-1800,
diamond set in gold with enamel
上と同じスプレー(花束)タイプのボディス飾りは、
18世紀末期のスペイン製。
花を中心とした自然モチーフの
ジュエリーは、この後の19世紀中頃に、
人気のデザインとなっていく。
次回は19世紀に入っていくのだけれど、
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