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2021年01月06日 Archive

Gardening, later half of 2020(2020年後半のガーデニング)

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2021-01-06 Wed 09:00:00
  • 日記
今日は、日本でいうなら、「松の内が明けて、正月飾りを片付ける」のが1月7日だから、その感覚に近いEpiphany(エピファニー)。
この日でクリスマス飾りは片付る。(あ、ロシアなどのオーソドックスのクリスマスは、1月7日がクリスマスなので、これはまた別の話。)
ウチも昔は、森ボーイ配偶者氏が、この日にクリスマスツリー(根付き)を庭に植えたりしたものだから、近隣から苦情が出るような森になってしまい、私が介入して庭を大改造したのが一昨年の話。
それ以降、クリスマスツリーを庭に下ろしてもいいけれど、ポットに植えて、地植厳禁を徹底させたのだった。
そのガーデニング・・・というか、土木作業、3月ロックダウン直前にシェッド(物置小屋)も立て直して、この後は優雅なガーデニングになるかと思いきや(ここまでの話は<このページ>に)・・・、やはりもう一波乱あって、現在にいたる。今回は、その2020年後半の庭話を。


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去年の夏頃の庭の様子。
相変わらず薄暗いので、気がついたら
消えてなくなっていた・・・みたいな子もいるけれど、
うまく環境に適応した子たちは、
一昨年から一回り大きく育ってきた。

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上の写真より手前側、
右隣の家のボロボロのフェンスが見苦しいので、
それを覆い隠すつもりで、豊富にある竹で、
トレリスを作って、スィートピーを植えたのだけれど、
目隠しになるほどには育ちませんねぇ(笑)。
デーヴィット・オースチンのバラ様も植えたけれど、
その子達が目隠しになるまで、
5年はかかりますねぇ(笑)。
雨が続くと、ドロドロになる粘土質土なので、
飛び石的にブリックタイルを敷いてみた。

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7月後半にに、その隣人が
フェンスを(ついに)建て直すのに、
うちに庭から斜めに張り出しているヒイラギの木
(植えたものではなく、勝手生え)が邪魔なので、
切ってほしいと頼まれ(さもなくば、業者に頼むので金を出せ)、
隣の敷地で作業させてもらって処分した。
森ボーイ配偶者氏、少しずつ伐採を学習中。

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その後すぐに、配偶者氏から
8月の私の誕生日プレゼントに
オーダーしてもらった聖母子像が
思いの外早く到着。
下のプリンス(台座)はeBayで買った、
多分中国製のパチモノ。
上下の装飾がなんかオカシイ、
全然オーセンティックでないので、
鉢を置いたり、シダやアイビーを生リースにして、
取り囲んだりして、何かとごまかす。
ここまで済ませて、私はル・シャトーへ。
現地でもハードコア・ガーデニングを
繰り広げておりました。(その話は<このページ>に)

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8月後半に帰ってきたら、
隣のフェンスがすっかり出来上がっていた。
配偶者氏に託していった子たちは、
水やりの不足で(本人は、しっかり水やりをした
と言い張っているけれども・・・)
いくつか死んでしまって、
帰ってきてすぐにガーデンセンターで
買い出して入れ替え。

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その後部屋で邪魔になっていた大きすぎる
フィニアル・オーナメントを聖母子の近くに配して、
ガーデンセンターでバードバスを買ったり、
ゴシック風パチモノの大型プラポットに、
古び(汚し)ペイントをしてそばに置いて、
早くもっと風化しないかなぁと考えてみたり、

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オーナメントに苔玉やら、生リースを組み込んでみたり、
要はスタイリングが好きなのですね。

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のどかなガーデニングが続くはずの10月段階。
嵐の前の静けさ。

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で、左隣とのフェンス沿いの一角は、
私が嫌いであまり手を付けない、
そして写真にも載せない事になっていたのだけれど、
その理由は竹。

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庭をものすごく暗くしているので、
ずいぶん刈り込んだら、今度はまばらになって、
自分の重量を支えきれず、
一段としだれて見苦しいことに。
密に生えて、お互いを支え合っていたわけです。
人間関係と一緒で、自立できない存在はウザすぎる(笑)。
簡単にもりもり育つナスタチウムを
おおいかぶされとばかりに植えてみたけれど、
一段とムチヤクチャなことに。

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夏の間一日にのべ50本近くシュート(新芽)を折りまくって、
これ以上葉っぱを広げて庭を暗くしないように
牽制し続けていたけれど、
これはこれで、究極の作業効率の悪さ・・・。


この竹、自分たちが植えたわけではなくて、この向こうの昔の隣人が、35年前に植えたものが、次第に侵略してきたもの。
隣は、その次の次の現在のオーナーが家を購入した3年前に、家の大改造に合わせて、庭にもブルドーザーを入れて、竹を殲滅。
庭もデザイナーガーデン的にキレイにした。
その時に、ウチにも一緒に竹を殲滅しませんかと誘われたのだけれど、件の森ボーイが「自分は竹が好き」といって断った(愚か者め・・・)。
で、今度はうちの竹から、隣のキレイにした庭に、竹が地下茎を伸ばして侵略し返しているそうで、(隣はタイル敷きにしていてもう掘り返せないので)フェンスのウチの庭側に、地下茎防御のバリア・シートを入れるしか方法がない、というので、4桁ポンドの見積書を渡されたのが10月末(そう、うちに請求しとるわけですよ・・・怒)。
こんな迷惑な竹、こっちでも殲滅することに。森ボーイも、庭が明るくなると、どんどんその後、庭をステキにできることに開眼してきているので、そして、ほっておくと、近隣からいくら請求書が回ってくるかしれたものではない、世知辛いご時世なので、竹を処分することに合意した。そして、Battle of Bamboo(竹の戦い)が11月の一ヶ月間繰り広げられたのでした。


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自分は竹を根から掘り返して、
根こそぎ処分するような経験がないので、
まずは試しに、一番奥でサテライト的に
生えている比較的小ぶりの一株を掘り返してみた。
厄介だけれど、これぐらいなら40分程度で勝負がつく。
右が掘り出した根の塊。
土を巻き込んでいるので、15キロぐらいある。

同時にネット・サーチで情報収集。
掘れる部分は掘り返すけれど、
手に負えないほど連なった部分は、
とにかく切り倒して、再生したシュートも
切り続けて、光合成できずに死んでいってもらう
消極策を採ることにした。

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第一段階: まず、すべて竹の地上部分を切り倒す。
この竹は比較的細い種なので、ロッパー(後出:
枝の伐採に使うもの・・・日本語知らない・・・)
で簡単にパシパシ切れる。
全部切り倒された竹、1山に収まらなくて、
2つのパイルになっている。これで、一日仕事。

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切った後。
他の植物みたいに、マルチング
(木片や木くずなどで土部分を覆うこと)
しておいたら生えてこないと思って、
切った竹を小さく切ってマルチングしていた。
これは大間違い。
竹の地下茎はその下でぐんぐん伸びて、
シュートを出せるところまで、
簡単にたどり着いてしまうのだった。

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第二段階: 下の土を掘り返すために、
この半分土になりかけているマルチングを全て取り除く。
そのマルチングやら、その後出てきた根っこやらは、
グリーン・リサイクルに出せないそうなので
(うちのカウンシルでは土と根はNG)、
一般埋め立てゴミとして処分するべく、
丈夫なゴミ袋に詰めていく。これも、一日仕事。
結局16バッグになって、カウンシルの有料粗大ゴミで、
処分してもらった。
これは真ん中のフロアの家主が経費を負担してくれた。

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一方、切り倒した上の方は、
竹の本体から葉・枝を取り除き、
葉・枝はグリーン・リサイクル場で処分。
(車を持っている、下のフラットのおばさんが処分を買って出てくれた。)
ケーンは後で、いろいろガーデニングに使うので、取っておく。
これが2日半の作業。

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第三段階: 隣とのフェンスの下に、溝を掘る。


マルチングは失敗だったけれど、竹の地下茎は地下30cm程度のところを走るので、溝を掘ると、そこに飛び出してくる。
それを出てきたら切るようにすれば、その先には侵略しない。この溝を念のために、フェンス沿いに掘って監視することにした。
同時にどれぐらい侵略しているのかの実態も把握できる。
上右が、私の武器。
左からロッパー。地上部分を切ったり、掘り返しきれない地下茎を切る。
真ん中が、ツルハシ(Pickaxe)。ガーデンセンターの範疇を超えてて、今どき工事ででもこんなもの使わないので、どこに売っているのかわからず、いつものeBayで入手。これの尖った方を、竹の根の塊にぶち込んで、砕いていく。
右が、Rootslayer(ルートスレイヤー)。これなくして、私はこの戦いに勝つことはできませんでした・・・という、超課金武器。根の塊を少し砕いたら、これをぶちかまして、切り刻んで掘り返す。その下は延々と掘り返された根っこ達。
この溝は、30-40cmの深さで、幅は20-30cm、そしてこの竹のエリアが19mあるので、19m掘っていくことになるのだった。
この頃ちょうどロックダウンNo2で、ジムが閉まっていたので、筋トレ代わりに土木作業再び・・・。


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掘るだけならともかく、掘り出した土を、
ふるいにかけて、石と根ときれいな土に分ける作業も。
根は一般埋め立てゴミに、石は鉢に使うので、
まとめて保存、土もまた使うのでまとめておく。
配偶者氏、雨カヴァーがかけられる土置き場を製作中。

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そんなこんなで、ちょっと手間取ったけれど、
一週間弱の連日の作業で、19mトレンチ完成。
この写真を隣人にも送りつけて、納得してもらった。
(もちろん、大いに感謝されたわけですが・・・笑)

これで、基本的には作業は終わっのだけれど、
なにか厄介な機会を利用してでも、
プラスアルファの美的な結果を、
はじき出さずにはおられない性分としては・・・、

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いろいろ妄想し始めるわけです。
むき出しになったフェンスを覆い隠すべく、
ふんだんにある竹を使ってトレリスを作って、
そこに蔓バラとか、ポテトヴァインとか絡ませて・・・、
フォーカルポイントに彫像が欲しいと思っていたら、
いい感じのエンジェルは見つかるし・・・。
このフォトショ合成イメージで、
再びヤル気スイッチが入る、カチっ(笑)。

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デヴィッド・オースティンの
クライミング、クレア・オースティン(Claire Austin 上)と、
シュラブのキューガーデンズ(Kew Gardens 下)をオーダー。
どちらも「元気が取り柄」の子達から選んだ。

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で、デヴィッド・オースティンの
バラ様達に来ていただくにあたり、
竹の根っこと共存というのは、
あまりにも失礼でしょう・・・というので、
サテライト的に点在していた竹の小さな株は掘り出し(白丸)、
とても掘り返しきれない竹の根連続帯も、
なるべく奥までスライスして、ルースな土の部分を確保した。
ここまでやって、使いすぎの右の肘の靭帯を
痛めてきていたので、ひとまずバトルは終了。
(無理しなければ、徐々によくなるのです)
後は、来年の春からきっとまた出てくるであろう
シュートを葉が出る間際まで成長させては、
切り倒すを繰り返して消耗死させる消極策で、
5年(だそう)を目安に長期戦に入ります。

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次に、掘り返してボコボコになった土地を、
先にふるいにかけて取っておいた土をかぶせて均していく。
これがまたウィールバロウ(ガーデン用一輪車?かな)
10杯分なので、大概な作業。これも1日がかり。

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そして3日がかりで、竹のケーンで15mのトレリスを組み上げて
(丈夫なガーデンワイヤーで組んでいる)、
届いたバラ様達や、ジャスミン、
掘り返し作業の間ポットに避難していた
宿根ジギタリスやポテトヴァインを植え込んだ。

右上は、バラ様達。
初めてbare root (ベア・ルート=冬の休眠期に
土を落とした状態で販売されるもの)を買って、
あまりのミイラぶりにたじろいだけれど、
ガイダンス通り2時間以上根を水につけて
(写真よりもっと深く、
根が全体水に沈んでいるようにしておくのだけど)、
目を覚まさせてから植え込んだら、
今はもう元気に芽が出はじめている。

左下は、配偶者氏のリクエストのジャスミン。

右下は、伐採した木の枝を、スパイク状に
土に打ち込んだ竹で留め付けた、ボーダー。
できる限りリサイクル。

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そしてまた妄想(笑)。
樹脂製の、でもよくできたゴシックスタイル・プランター
を買うつもりだったのに、すでに売り切れていて、
90cmの大型のものしか残っていない。
スタイルは好きなので、大きくてもいいのだけれど、
どこにどんな風に置くか、ちょっと考える必要がある・・・、
で、この妄想に。
(実際のところ、彫像を大きく見積もりすぎてるけど。)
木の周りを取り囲むトゥリー・ベンチも魅力的・・・。

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ゴシックプランターに植え込んだところ。
フューシャ、ゼラニウム、ロベリアは
今年の春の窓プランターからの生き残り。
庭の冬を生き延びるかどうかわからないけれど、
もしダメだったら、春にまた入れ替えればいいかと。

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結局トゥリー・ベンチは木が前に傾いてせり出しているので、
ベンチの背の部分との折り合いが悪くて却下。
場所を移動させても使える、
普通のメタルベンチの方が何かと便利なので、これに決定。
おしゃれにセッティングして写真だけ撮って、
雨季の冬のシーズンは、カヴァーで覆ってある。

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オーダーしてから1ヶ月でエンジェル君到着。
他の彫像は石粉と樹脂でできているので、
20kg以下だけれど、この子は石粉とセメント
でできているそうで、75kg!!
私達ではとても動かせないので、躊躇していたのだけれど、
「設置までします」という業者から
同じものが出ていたので、そこで買った。
ごつい兄ちゃんがトロリー使ってだけれど、
1人で来て設置してくれた。

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私の妄想のようにバラ達が育つまで、
少なくとも5年ぐらいかかりそうだけれど、
「見るのも嫌」だった竹が処分されて、
そして何より、庭が断然明るくなった。
結果的に「これでよかったんだ~」と思える。

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どこから見ても嬉しい庭に育ってほしいな。

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今日の庭は、クリスマスローズが満開。
次はジャンヌ・ダルク嬢も、生リースで飾るべく、
部屋でラミュームの根出しをして準備中。
一緒に植えるワイヤー・ヴァイン(ミューレンベキア)。

と、いうような2020年後半の庭でした。
今後は、平穏なガーデンニングになっていただきたい。
そうするぞと、決意するのでした。






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