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2021年03月 Archive
The Wallace Collection(ウォレス・コレクション) -5-
- 2021-03-28 Sun 09:00:00
- 博物館・美術館
The Wallace Collection(ウォレス・コレクション)より最終回は、West Galleryより。

West Gallery(西ギャラリー)は、
この部屋から始まって、

まだこの先に繋がっているのだけれど、
このとき公開されていたのは、
この展示室の半分まで。
コロナ騒動の影響で、
キャビネットを覗き込む形式の展示が
難しかったのかもしれないけれど。

この展示室で最も目を引く、
フランス画家、Ary Scheffer(アリ・シェフェール)の、
19世紀中頃の作品Paolo and Francesca
(パオロとフランチェスカ)
ダンテの神曲の中の挿話を描いたもので、
何枚も同じテーマで描かれている中の、
最初のヴァージョンが、
ここに収蔵されているのだそう。
ほぼ同じものがルーヴルにも収蔵されている。
そういえば、チャイコフスキーの
Francesca da Riminiという
小篇のなのにエピック的に
仰々しい曲があったのを思い出した(笑)。

その絵画の前には、ダンテの胸像。
19世紀中頃のイタリア、フローレンス製。
ここから、階段を降りてグランド・フロアへ。

インテリアが描かれていると、
つい覗き込んでしまう。
Hendrik Leys(ヘンドリク・レイス)
「Frans Floris going to a Saint Luke's Day Feast 1540
(聖ルーク祝祭に向かうフランス・フローリス)」
レイスは19世紀のベルギーの画家で、ここでは同じく現ベルギー、
アントワープの16世紀の画家、フローリスを描いている。
聖ルークというのは、
ヨーロッパ各地で画家組合の名称でもあり、
ここに登録された記録によって、
歴史的に画家の活動が裏付けられている。
ちなみに、男性のコスチュームや、
インテリアの雰囲気が、
イギリス・テューダー期のものによく似ているので、
てっきりイギリスの絵画だと思っていた(笑)。

階段を降りると、下の階は武具の展示。

テューダー期のフルメタルの鎧。
ここで少し、余談・・・。
ここのウォレス・コレクションに、その業界(歴史業界・・・笑)では有名なキュレーター、Tobias Capwell(トビアス・キャプウェル)博士がいる。
アメリカ人ながら、中世~テューダー期(12~16世紀)の武具の専門家で、研究者でありながら、実際にジャウスト(Wiki.jpではフランス語発音のジョストになっている)競技者でもあるという、世界でも唯一の博士。
ハンプトンコート・パレスのトーナメント・イベントも博士の監修で、スケジュールが合えば、博士自身で参加することもある(私も一度だけ拝見したことがある^^。)

右がキャプウェル博士。
ここの武具室を見ていて、まず思い出したのが、他でもない、この博士のことだった・・・という次第。
博士の勇姿をYoutubeで。

ヨーロッパの武具の展示室。

アンティークなキャビネットが並ぶ。


16世紀初頭のドレッサー。
19世紀の修復が一部入っているが、
ゴシックな透かし彫りのパネルは
オリジナルのもの。

そのパネルのクローズアップ。

ドレッサーの上に展示されたクラウン。
これは教会の聖母像を飾るためのものだった。

その隣の展示室は、
インド~中近東の武具のコレクション。

トルコの物が多かった。

窓に嵌められた装飾的なグリルの影。

通常なら、この中庭部分に
アフタヌーンティーもできるティールームがあって、
とても落ち着けるいい雰囲気のところだった。
このコロナ騒動で、それもクローズ。

地下のトイレに行く途中にある、
オーヴァル(楕円)型の部屋。
ここの展示も全て撤去されている。

最後に、もう一度エントランスに戻ってきた。
その暖炉。
手前の胸像は、チャールズ1世かと。

正面の胸像は、ここのコレクションのコアを築いた、
4th Marquess of Hertford(4代目ハートフォード侯)。

最後にもう一度外観を。
The Wallace Collection
(ウォレス・コレクション)
Map:
*************************
by KotomiCreations
KotomiCreations - Contrado shop item detail
(デジタル・プリント雑貨 - コントラド・アイテム詳細)
Page1, Page2

West Gallery(西ギャラリー)は、
この部屋から始まって、

まだこの先に繋がっているのだけれど、
このとき公開されていたのは、
この展示室の半分まで。
コロナ騒動の影響で、
キャビネットを覗き込む形式の展示が
難しかったのかもしれないけれど。

この展示室で最も目を引く、
フランス画家、Ary Scheffer(アリ・シェフェール)の、
19世紀中頃の作品Paolo and Francesca
(パオロとフランチェスカ)
ダンテの神曲の中の挿話を描いたもので、
何枚も同じテーマで描かれている中の、
最初のヴァージョンが、
ここに収蔵されているのだそう。
ほぼ同じものがルーヴルにも収蔵されている。
そういえば、チャイコフスキーの
Francesca da Riminiという
小篇のなのにエピック的に
仰々しい曲があったのを思い出した(笑)。

その絵画の前には、ダンテの胸像。
19世紀中頃のイタリア、フローレンス製。
ここから、階段を降りてグランド・フロアへ。

インテリアが描かれていると、
つい覗き込んでしまう。
Hendrik Leys(ヘンドリク・レイス)
「Frans Floris going to a Saint Luke's Day Feast 1540
(聖ルーク祝祭に向かうフランス・フローリス)」
レイスは19世紀のベルギーの画家で、ここでは同じく現ベルギー、
アントワープの16世紀の画家、フローリスを描いている。
聖ルークというのは、
ヨーロッパ各地で画家組合の名称でもあり、
ここに登録された記録によって、
歴史的に画家の活動が裏付けられている。
ちなみに、男性のコスチュームや、
インテリアの雰囲気が、
イギリス・テューダー期のものによく似ているので、
てっきりイギリスの絵画だと思っていた(笑)。

階段を降りると、下の階は武具の展示。

テューダー期のフルメタルの鎧。
ここで少し、余談・・・。
ここのウォレス・コレクションに、その業界(歴史業界・・・笑)では有名なキュレーター、Tobias Capwell(トビアス・キャプウェル)博士がいる。
アメリカ人ながら、中世~テューダー期(12~16世紀)の武具の専門家で、研究者でありながら、実際にジャウスト(Wiki.jpではフランス語発音のジョストになっている)競技者でもあるという、世界でも唯一の博士。
ハンプトンコート・パレスのトーナメント・イベントも博士の監修で、スケジュールが合えば、博士自身で参加することもある(私も一度だけ拝見したことがある^^。)

右がキャプウェル博士。
ここの武具室を見ていて、まず思い出したのが、他でもない、この博士のことだった・・・という次第。
博士の勇姿をYoutubeで。

ヨーロッパの武具の展示室。

アンティークなキャビネットが並ぶ。


16世紀初頭のドレッサー。
19世紀の修復が一部入っているが、
ゴシックな透かし彫りのパネルは
オリジナルのもの。

そのパネルのクローズアップ。

ドレッサーの上に展示されたクラウン。
これは教会の聖母像を飾るためのものだった。

その隣の展示室は、
インド~中近東の武具のコレクション。

トルコの物が多かった。

窓に嵌められた装飾的なグリルの影。

通常なら、この中庭部分に
アフタヌーンティーもできるティールームがあって、
とても落ち着けるいい雰囲気のところだった。
このコロナ騒動で、それもクローズ。

地下のトイレに行く途中にある、
オーヴァル(楕円)型の部屋。
ここの展示も全て撤去されている。

最後に、もう一度エントランスに戻ってきた。
その暖炉。
手前の胸像は、チャールズ1世かと。

正面の胸像は、ここのコレクションのコアを築いた、
4th Marquess of Hertford(4代目ハートフォード侯)。

最後にもう一度外観を。
The Wallace Collection
(ウォレス・コレクション)
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The Wallace Collection(ウォレス・コレクション) -4-
- 2021-03-22 Mon 09:00:00
- 博物館・美術館
引き続き今回も、The Wallace Collection(ウォレス・コレクション)より、East Gallaries(イーストギャラリーズ)に展示されているオランダ絵画から、目に留まったものをとりとめなく。

「パンを運ぶ少年」Pieter de Hooch(ピーテル・デ・ホーホ)
蘭語発音だとホーホなんだけれど、
自分的には英語発音のフーチの方が親しめるかな。
17世紀のオランダの生活を描いた画家。
建築とインテリアの描写が多くて、
大いに様式や佇まいの参考になる。

このステンドグラスに、カーテンのあしらいが魅力的。

これも同じくホーホの「りんごの皮を剥く女」。
デルフトタイルの暖炉を見てしまう。
どちらも、身なりのいい
中流階級のお宅の日常生活を描いている。

「仕事中の主婦」Nicolaes Maes(ニコラース・マース)
これまたかなり裕福なお宅のようで、
下方の壁にギルトレザー(革製の壁紙)
貼ってあるよね、と、目を凝らせてしまう。
奥方はレースか刺繍の
糸をさばいているのかな。

「レースを編む女」Casper Netscher(カスパル・ネッチェル)
ボビンレース製作中。
女性職人のもっと質素なインテリア。

「アムステルダム西教会の眺め」
Jan van der Heyden(ヤン・ファン・デル・ヘイデン)。
アムステルダムに現在も同じ姿で建つ西教会(Westerkerk)。
アムス中心部は
今も街並みが変わらないところが多いので、
グーグルストリートを見ている気分になる。

「女性の肖像画」Michiel Jansz. van Mierevelt
(ミヒール・ヤンス・ファン・ミーレヴェルト)
これまでの17世紀絵画に比べると、
50-100年ぐらいさかのぼった時代。
正式な肖像画ということもあって、
ご衣装が大仰(笑)。

「黒い帽子を被った自画像」Rembrandt (レンブラント)
いくつも自画像を残しているのだけれど、
1637年の作品なので、31歳の自画像。
個人的にはじっくり描かれた感のある
レンブラントより、華やかな筆勢のある
ハルスの方が断然好きなのだけれど、
一応撮ってみた(笑)。
ハルスも最後に出てきます。

「画家の息子、ティトゥス」レンブラント
レンブラントの4人の子供の中で
唯一成人に達した息子。(他は幼逝している)
15歳とは思えない大人びた風貌は、
義母とともに、破産したレンブラントの管財人として、
絵画や所蔵品を売り捌くという、
経験を踏んできたから・・・
あるいは、そうさせてしまったレンブラント自身の、
息子への想いが反映されていると考えられている。

「青果商」Willem van Mieris(ウィレム・ファン・ミーレス)
レンブラントからいうと50年ぐらい下った、
どちらかといえば18世紀に主に活動していた画家。
ロココ風マニエリスムな、装飾画要素が強いけれど、
インテリアが描かれていると、
じっと覗き込んでしまう(笑)。

「ミーダフォートの並木道」Aelbert Cuyp (アルベルト・カイプ)
Dordrecht(ドルトレヒト)を中心に活動した、風景画家。
暖かな黄色っぽくて低い朝日/夕日を浴びた
風景画は、イタリア絵画の影響だそう。

同じくカイプが描いた、「マース河の船行」。
彼が活動したドルドレヒトは、
マーズ河に面している。
河口に近いマーズ河は海のように広々としている。
ちなみに2017年の3月に
水の街ドルドレヒトを訪れたことがある。
とのときのイメージの標本箱は
<このページ>から3エントリーに。

「そよ風の船」Willem van de Velde the Younger
(ウィレム・ファン・デ・フェルデ・ヤンガー)
親子2代の海洋画家の息子の方。
手前の青と白の旗の小型船は、
オランダ国内用の船で、
外洋に出る船(左と後ろの大型船)は、
オランダ旗を掲げている。

同じ画家の「凪:錨を下ろした漁船」
その後ろ描かれているのは、
砲を積んだ大型の軍用船。

さて、この次はGreat Gallery(大ギャラリー)へ。

このギャラリーには、オランダ、イタリア、
フランス、スペインからの絵画が展示されている。

真正面の中央は、ジョージ4世のポートレート。
このミュージアムの核になっている
コレクションを築いた、
ハートフォード侯爵とも親しく、
コレクションのアドヴァイスを交換したり
という間柄だったそう。

ここにもレンブラント。
「ジョン・ペリコーナとその息子キャスパー」
レンブラントらしく、肖像画にしては動きのある、
シーンの一部を捉えたような表現になっている。
「父さん、これ」って、
遊んでいるように見えるけれど、
ボクが手渡しているのは金貨の詰まった袋。
富裕商人の家督を次ぐ者としての象徴なのだそう。

上のポートレートの、奥さんと娘の方。
「ジョン・ペリコーナの妻、
スザンナ・ファン・コレンと、娘のアンナ」
お嬢ちゃんの方は、将来持参金を受け取って
結婚する、そして後ろに描かれたぶどうは、
結婚して子孫繁栄という役割を象徴しているとか。
なんだか、どちらも「現金」な象徴だなぁ(笑)。

「Philippe Le Roy(フィリップ・ル・ロイ)の肖像画」
Anthony van Dyck(アンソニー・ヴァン・ダイク)
アントワープ時代の肖像画。
フィリップ・ル・ロイの婚約に際して、
ペアで描かれたものだそう。
(婚約者の方の肖像画は<このページ>)
このような全身像の肖像画は、
胸像の肖像画よりも随分高価なものだった。

お気に入りのハルスの代表作が、
ここにも一枚だけ入っている。
「微笑む騎士」。
ダブレット(ジャケット)の刺繍が
愛を象徴するモチーフで埋められているため、
婚約記念の肖像画ではないかとも考えれれている。
(対になる女性肖像画は見つかっていないけれど・・・。)

そのディティール。
このきっぱりとした早描きのタッチが心地よい。
刺繍のモチーフは、炎をあげるコルヌコピア、
愛の矢、ラヴァーズ・ノットなど。

そして、Canaletto(カナレット)。
「ヴェニス:ジュデッカ運河からのサンマルコ流域」
ヴェニスこそ、カナレットの描いた時代から、
現在まで変化が少ないので、
絵を見ては今は行くことができない
ヴェニスを夢見ている。

最後にもう一枚、カナレットのヴェニスを。
「ヴェニス:サン・ジョルジョ・マッジョーレから
眺めるサンマルコ流域」
次回で、最終回・・・に収まるかな?
The Wallace Collection
(ウォレス・コレクション)
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「パンを運ぶ少年」Pieter de Hooch(ピーテル・デ・ホーホ)
蘭語発音だとホーホなんだけれど、
自分的には英語発音のフーチの方が親しめるかな。
17世紀のオランダの生活を描いた画家。
建築とインテリアの描写が多くて、
大いに様式や佇まいの参考になる。

このステンドグラスに、カーテンのあしらいが魅力的。

これも同じくホーホの「りんごの皮を剥く女」。
デルフトタイルの暖炉を見てしまう。
どちらも、身なりのいい
中流階級のお宅の日常生活を描いている。

「仕事中の主婦」Nicolaes Maes(ニコラース・マース)
これまたかなり裕福なお宅のようで、
下方の壁にギルトレザー(革製の壁紙)
貼ってあるよね、と、目を凝らせてしまう。
奥方はレースか刺繍の
糸をさばいているのかな。

「レースを編む女」Casper Netscher(カスパル・ネッチェル)
ボビンレース製作中。
女性職人のもっと質素なインテリア。

「アムステルダム西教会の眺め」
Jan van der Heyden(ヤン・ファン・デル・ヘイデン)。
アムステルダムに現在も同じ姿で建つ西教会(Westerkerk)。
アムス中心部は
今も街並みが変わらないところが多いので、
グーグルストリートを見ている気分になる。

「女性の肖像画」Michiel Jansz. van Mierevelt
(ミヒール・ヤンス・ファン・ミーレヴェルト)
これまでの17世紀絵画に比べると、
50-100年ぐらいさかのぼった時代。
正式な肖像画ということもあって、
ご衣装が大仰(笑)。

「黒い帽子を被った自画像」Rembrandt (レンブラント)
いくつも自画像を残しているのだけれど、
1637年の作品なので、31歳の自画像。
個人的にはじっくり描かれた感のある
レンブラントより、華やかな筆勢のある
ハルスの方が断然好きなのだけれど、
一応撮ってみた(笑)。
ハルスも最後に出てきます。

「画家の息子、ティトゥス」レンブラント
レンブラントの4人の子供の中で
唯一成人に達した息子。(他は幼逝している)
15歳とは思えない大人びた風貌は、
義母とともに、破産したレンブラントの管財人として、
絵画や所蔵品を売り捌くという、
経験を踏んできたから・・・
あるいは、そうさせてしまったレンブラント自身の、
息子への想いが反映されていると考えられている。

「青果商」Willem van Mieris(ウィレム・ファン・ミーレス)
レンブラントからいうと50年ぐらい下った、
どちらかといえば18世紀に主に活動していた画家。
ロココ風マニエリスムな、装飾画要素が強いけれど、
インテリアが描かれていると、
じっと覗き込んでしまう(笑)。

「ミーダフォートの並木道」Aelbert Cuyp (アルベルト・カイプ)
Dordrecht(ドルトレヒト)を中心に活動した、風景画家。
暖かな黄色っぽくて低い朝日/夕日を浴びた
風景画は、イタリア絵画の影響だそう。

同じくカイプが描いた、「マース河の船行」。
彼が活動したドルドレヒトは、
マーズ河に面している。
河口に近いマーズ河は海のように広々としている。
ちなみに2017年の3月に
水の街ドルドレヒトを訪れたことがある。
とのときのイメージの標本箱は
<このページ>から3エントリーに。

「そよ風の船」Willem van de Velde the Younger
(ウィレム・ファン・デ・フェルデ・ヤンガー)
親子2代の海洋画家の息子の方。
手前の青と白の旗の小型船は、
オランダ国内用の船で、
外洋に出る船(左と後ろの大型船)は、
オランダ旗を掲げている。

同じ画家の「凪:錨を下ろした漁船」
その後ろ描かれているのは、
砲を積んだ大型の軍用船。

さて、この次はGreat Gallery(大ギャラリー)へ。

このギャラリーには、オランダ、イタリア、
フランス、スペインからの絵画が展示されている。

真正面の中央は、ジョージ4世のポートレート。
このミュージアムの核になっている
コレクションを築いた、
ハートフォード侯爵とも親しく、
コレクションのアドヴァイスを交換したり
という間柄だったそう。

ここにもレンブラント。
「ジョン・ペリコーナとその息子キャスパー」
レンブラントらしく、肖像画にしては動きのある、
シーンの一部を捉えたような表現になっている。
「父さん、これ」って、
遊んでいるように見えるけれど、
ボクが手渡しているのは金貨の詰まった袋。
富裕商人の家督を次ぐ者としての象徴なのだそう。

上のポートレートの、奥さんと娘の方。
「ジョン・ペリコーナの妻、
スザンナ・ファン・コレンと、娘のアンナ」
お嬢ちゃんの方は、将来持参金を受け取って
結婚する、そして後ろに描かれたぶどうは、
結婚して子孫繁栄という役割を象徴しているとか。
なんだか、どちらも「現金」な象徴だなぁ(笑)。

「Philippe Le Roy(フィリップ・ル・ロイ)の肖像画」
Anthony van Dyck(アンソニー・ヴァン・ダイク)
アントワープ時代の肖像画。
フィリップ・ル・ロイの婚約に際して、
ペアで描かれたものだそう。
(婚約者の方の肖像画は<このページ>)
このような全身像の肖像画は、
胸像の肖像画よりも随分高価なものだった。

お気に入りのハルスの代表作が、
ここにも一枚だけ入っている。
「微笑む騎士」。
ダブレット(ジャケット)の刺繍が
愛を象徴するモチーフで埋められているため、
婚約記念の肖像画ではないかとも考えれれている。
(対になる女性肖像画は見つかっていないけれど・・・。)

そのディティール。
このきっぱりとした早描きのタッチが心地よい。
刺繍のモチーフは、炎をあげるコルヌコピア、
愛の矢、ラヴァーズ・ノットなど。

そして、Canaletto(カナレット)。
「ヴェニス:ジュデッカ運河からのサンマルコ流域」
ヴェニスこそ、カナレットの描いた時代から、
現在まで変化が少ないので、
絵を見ては今は行くことができない
ヴェニスを夢見ている。

最後にもう一枚、カナレットのヴェニスを。
「ヴェニス:サン・ジョルジョ・マッジョーレから
眺めるサンマルコ流域」
次回で、最終回・・・に収まるかな?
The Wallace Collection
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The Wallace Collection(ウォレス・コレクション) -3-
- 2021-03-17 Wed 09:00:00
- 博物館・美術館
今回もまた、The Wallace Collection(ウォレス・コレクション)より、続編を。

順路の次は、Small Drawing Room
(小ドローイング・ルーム)と呼ばれる部屋。

絵画はフランス18世紀のロココ、
Watteau(ヴァトー)や、
その弟子にあたるJean-Baptiste Pater
(ジャン=バティスト・パテル)等の、
Fête galante(雅宴画)のコレクションが中心。





部屋の片隅にあった、エナメル製のAlmanac(暦)。
絵画より、こういう工芸的なものに
ついつい目が行ってしまう。
3ヶ月が1枚のパネルに収められていて、
年ごとに曜日を変えることができる。
ここで一番中心をなしているのが聖人さん達。
毎日誰か聖人さんがその日を担当している。
自分の聖人さんは、聖ドミニクだったんだ
もちろん知らなかった・・・(笑)。

大理石彫りの暖炉。

次の部屋は、17世紀オランダ絵画のコレクション。
ロココのフェミニンな雰囲気が苦手なので、
オランダ絵画の固くて冷たい感じに、
心が和む(笑)。



ここから一続きのEast Gallaries
(イーストギャラリーズ)展示室へ。
ここは、17世紀のオランダ絵画の
コレクションがびっしり。
実のところ、このギャラリーズを見に、このウォレス・コレクションに来たのだった。
その昔訪れた時は、確か撮影禁止ポリシーだったと思う。
SNSのイキオイに押されて、ナショナルギャラリーでさえ、撮影可になって、このコレクションもそれに準じた。
そして、例年Pおじさんのアートフェアのアテンドで、ローカントリーズ(オランダとベルギー)の街に滞在して、空き時間に、その地方のミュージアム巡りをしていたのが、コロナ騒動でまったく身動きが取れなくなって、悔し紛れに、どこかオランダの美術館を訪れている・・・という気分で、ここにやってきたわけだった。

Michiel Jansz. van Mierevelt(ミーレフェルト)の
女性の肖像画が右手前に。

Nicolaes Maes(ニコラース・マース)の作品を中心に、
その右に、Jan van Noordt(ヤン・ファン・ノーズ)の、
「鷹を持つ少年」。

レンブラントもいくつか入っている。
(この写真では「自画像」)。

オランダ絵画の海のテーマが好き。


次回はこのギャラリーズから、
目に留まった絵画作品をいくつか。
The Wallace Collection
(ウォレス・コレクション)
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順路の次は、Small Drawing Room
(小ドローイング・ルーム)と呼ばれる部屋。

絵画はフランス18世紀のロココ、
Watteau(ヴァトー)や、
その弟子にあたるJean-Baptiste Pater
(ジャン=バティスト・パテル)等の、
Fête galante(雅宴画)のコレクションが中心。





部屋の片隅にあった、エナメル製のAlmanac(暦)。
絵画より、こういう工芸的なものに
ついつい目が行ってしまう。
3ヶ月が1枚のパネルに収められていて、
年ごとに曜日を変えることができる。
ここで一番中心をなしているのが聖人さん達。
毎日誰か聖人さんがその日を担当している。
自分の聖人さんは、聖ドミニクだったんだ
もちろん知らなかった・・・(笑)。

大理石彫りの暖炉。

次の部屋は、17世紀オランダ絵画のコレクション。
ロココのフェミニンな雰囲気が苦手なので、
オランダ絵画の固くて冷たい感じに、
心が和む(笑)。



ここから一続きのEast Gallaries
(イーストギャラリーズ)展示室へ。
ここは、17世紀のオランダ絵画の
コレクションがびっしり。
実のところ、このギャラリーズを見に、このウォレス・コレクションに来たのだった。
その昔訪れた時は、確か撮影禁止ポリシーだったと思う。
SNSのイキオイに押されて、ナショナルギャラリーでさえ、撮影可になって、このコレクションもそれに準じた。
そして、例年Pおじさんのアートフェアのアテンドで、ローカントリーズ(オランダとベルギー)の街に滞在して、空き時間に、その地方のミュージアム巡りをしていたのが、コロナ騒動でまったく身動きが取れなくなって、悔し紛れに、どこかオランダの美術館を訪れている・・・という気分で、ここにやってきたわけだった。

Michiel Jansz. van Mierevelt(ミーレフェルト)の
女性の肖像画が右手前に。

Nicolaes Maes(ニコラース・マース)の作品を中心に、
その右に、Jan van Noordt(ヤン・ファン・ノーズ)の、
「鷹を持つ少年」。

レンブラントもいくつか入っている。
(この写真では「自画像」)。

オランダ絵画の海のテーマが好き。


次回はこのギャラリーズから、
目に留まった絵画作品をいくつか。
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The Wallace Collection(ウォレス・コレクション) -2-
- 2021-03-12 Fri 09:00:00
- 博物館・美術館
The Wallace Collection(ウォレス・コレクション)から、引き続き。

順路に沿って、次の華やかな部屋へ。

マントルピースの中央にある、
球体状のものも時計。
それを挟んだ彫像は、ルイ16世に
助言を授けるミネルヴァを描いたもの。


部屋の奥のキャビネットには、
ロココ様式のPorcelaines des Sèvres
(セーヴル焼)ポーセリンがディスプレイされている。

重厚なシャンデリアが天井に接する、
ローズには・・・、

太陽神アポロがレリーフで描かれている。

その次の部屋は、Oval Room(オーヴァル・ルーム)、
18世紀ネオ・クラシカル様式で見られる、楕円型の部屋。


この中庭に面しているサッシュ窓もカーヴしている。
Bowed (Curved) Sash Windowsと呼ばれて、
板ガラスも、加熱して窓枠にフィットするように
作られている。
ガタピシするサッシュ窓を、
家で使っている者としては、
どうやってメンテ、微調整するのか、
考えるのも恐ろしい(笑)。

この部屋のFrançois Boucherのコレクション。
ほとんど春画ですね(笑)。
左から、
Mars and Venus surprised by Vulcan
Jupiter and Callisto
Venus and Vulcan

これまたスカート覗きなエロい、
FragonardのThe Swing(ブランコ)
もこの部屋にコレクションされている。

次の部屋はLarge Drawing Room
(大ドローイング・ルーム)と呼ばれる部屋。

この部屋はがらっと変わって、
オランダ絵画のコレクション。
左から、
White Cockatoo and other Birds、
A Family Group in a Landscape、
Red Macaw with other Birds。

正面から。

暖炉側の壁の絵画も、典型的な
17世紀オランダ静物画の、
Still life with Lobster
(ロブスターのある静物画)。
ガラスや磨き上げられたピューター食器の
映り込みを描き切るところが職人芸。


窓を飾るペルメットの装飾性もさることながら・・・、

17-18世紀のフランス最高級のキャビネットメーカー、
André-Charles Boulle の家具が、
いくつもコレクションされている。

その一つのワードローブのディティール。
ギリシャ神話のApollo and Daphne
(アポロとダフネ)のモチーフ。
Boulle の家具は、真鍮や鼈甲を使った
高度なインレイ(象嵌)が特徴的。
今回はここまでで、次回も続きますよ。
The Wallace Collection
(ウォレス・コレクション)
Map:
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順路に沿って、次の華やかな部屋へ。

マントルピースの中央にある、
球体状のものも時計。
それを挟んだ彫像は、ルイ16世に
助言を授けるミネルヴァを描いたもの。


部屋の奥のキャビネットには、
ロココ様式のPorcelaines des Sèvres
(セーヴル焼)ポーセリンがディスプレイされている。

重厚なシャンデリアが天井に接する、
ローズには・・・、

太陽神アポロがレリーフで描かれている。

その次の部屋は、Oval Room(オーヴァル・ルーム)、
18世紀ネオ・クラシカル様式で見られる、楕円型の部屋。


この中庭に面しているサッシュ窓もカーヴしている。
Bowed (Curved) Sash Windowsと呼ばれて、
板ガラスも、加熱して窓枠にフィットするように
作られている。
ガタピシするサッシュ窓を、
家で使っている者としては、
どうやってメンテ、微調整するのか、
考えるのも恐ろしい(笑)。

この部屋のFrançois Boucherのコレクション。
ほとんど春画ですね(笑)。
左から、
Mars and Venus surprised by Vulcan
Jupiter and Callisto
Venus and Vulcan

これまたスカート覗きなエロい、
FragonardのThe Swing(ブランコ)
もこの部屋にコレクションされている。

次の部屋はLarge Drawing Room
(大ドローイング・ルーム)と呼ばれる部屋。

この部屋はがらっと変わって、
オランダ絵画のコレクション。
左から、
White Cockatoo and other Birds、
A Family Group in a Landscape、
Red Macaw with other Birds。

正面から。

暖炉側の壁の絵画も、典型的な
17世紀オランダ静物画の、
Still life with Lobster
(ロブスターのある静物画)。
ガラスや磨き上げられたピューター食器の
映り込みを描き切るところが職人芸。


窓を飾るペルメットの装飾性もさることながら・・・、

17-18世紀のフランス最高級のキャビネットメーカー、
André-Charles Boulle の家具が、
いくつもコレクションされている。

その一つのワードローブのディティール。
ギリシャ神話のApollo and Daphne
(アポロとダフネ)のモチーフ。
Boulle の家具は、真鍮や鼈甲を使った
高度なインレイ(象嵌)が特徴的。
今回はここまでで、次回も続きますよ。
The Wallace Collection
(ウォレス・コレクション)
Map:
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The Wallace Collection(ウォレス・コレクション) -1-
- 2021-03-07 Sun 09:00:00
- 博物館・美術館
今回からは、ロンドンの中心部にあるミュージアムThe Wallace Collection(ウォレス・コレクション)のイメージを。
19世紀のフランス系貴族ハートフォード侯爵リチャード・シーモア=コンウェイのコレクションを中心に、1900年より一般公開されているミュージアム。詳細は上記リンク先の日本語Wikiで。
訪れたのは2020年10月初旬で、コロナ騒動からの予約入場制で公開していた時期。
現在はロックダウン再閉館で、予定では5月17日から再オープン・・・だとか。しかし、全てが流動的なので、なにも信じてはいないし、もうロックダウンに順応しきってしまったので、そんなにウィルスが怖いのなら、このままずっとロックダウンにすればいいのにとすら思ってしまう(笑)。
ロックダウンでロンドンにひと気のないうちに、街並み撮影をもう少し進めたいのだけれど(4月12日からショップが再オープンする可能性高し)、とにかく天気が悪くて、次の10日以上ずっと雨がち。春で庭仕事も増えてきてるので、ちょっと焦り気味の今日このごろ。

まずは外観。
今回は外観も忘れずにちゃんと撮った。
しかし、どこもかしこもひとけが少ないのを利用して、
建設・改装工事ラッシュ。
ここでもやっぱり、足場とカヴァーが。

基本的にお屋敷ミュージアムなので、
エントランスを入ると、まずはメインの大階段が。

階段のメザニン・レベルから、
エントランスをふりかえったところ。

メザニン・レベルから、上階のランディングへ。

フランス18世紀François Boucher
(フランソワ・ブーシェ)の、
対の作品The Setting of the Sun(日没)と、
The Rising of the Sun(日の出)。
太陽神アポロを描いたもの。

階段上のランディング。
この絵画もフランソワ・ブーシェの、
Pastoral with a Bagpipe Player
(バグパイプ奏者のいる田園風景)。
典型的な18世紀ロココスタイルは、
19世紀初頭には激しく評価が下がっていたとか、
18世紀末のフランス革命時に、
競売に出されたフランス貴族の屋敷からの、
美術調度品がイギリスに大量に流入したとか、
言われているけれど、
ここのコレクションの核になっているのは、
その18世紀の美術調度品なのだった。

同じくブーシェの、
Pastoral with a Couple near a Fountain
(泉の辺りにカップルのいる田園風景)
このホールはブーシェのコレクションで
まとめられている。

その下の18世紀後半のブックケース。
装飾部分は鼈甲に真鍮で、エボニー材に、
マーケトリー象嵌されているもののよう。

ランディングの豪華な柱は、
コリントス式(Corinthian order )。

リヴァイヴァルらしく、
色々余分についているけれど(笑)。

ランディングの奥にはconservatory
(コンサーヴァトリー)。

コロナ騒動以前は、ここにベンチが並んでいて、
明るい日差しの中、まったりできたのだけれど、
シートは全て取り除かれている。
上の写真の、ランディングの丸い椅子にも、
2m間隔を示す真っ黄色のステッカーが、
デカデカと貼られているので、
フォトショで消したわ・・・(笑)。

植物と彫刻が重なるのがいい感じに
フォトジェニック。

ランディングを振り返りながら、
最初の展示室へ。

装飾的な比較的小ぶりの家具が並ぶ。
右端のキャビネットとライティングテーブルのセットは、
緑の漆風に仕上げられている。

このあたりは家具ばかり見ていて、
絵画に注目していなかったけれど、
ジョシュア・レノルズがいくつが含まれている。

これは再びブーシェ。
暖炉とシャンデラブラなどは、ネオクラシカル。

次の小さな展示室は壁一面が、
ミニチュア絵画のディスプレイになっている。

色味とプローファイルの優美さで目をひいたのは、
Jean-Urbain Guérinの作品。

その下にある、このミニアチュアも典雅。

これは、イギリスのミニチュアのコレクションかな。
ちょっと硬い感じと、コスチュームからそう思う。
上から2番め真ん中に、
クロムウェルなんかいるし。

同じ展示室にある、Snuff Box
(嗅ぎタバコ入れ)のコレクション。

その次の展示室。

絵画はジョシュア・レノルズが、
コレクションの中心に。
次回も(まだまだ)続きますよ。
The Wallace Collection
(ウォレス・コレクション)
Map:
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19世紀のフランス系貴族ハートフォード侯爵リチャード・シーモア=コンウェイのコレクションを中心に、1900年より一般公開されているミュージアム。詳細は上記リンク先の日本語Wikiで。
訪れたのは2020年10月初旬で、コロナ騒動からの予約入場制で公開していた時期。
現在はロックダウン再閉館で、予定では5月17日から再オープン・・・だとか。しかし、全てが流動的なので、なにも信じてはいないし、もうロックダウンに順応しきってしまったので、そんなにウィルスが怖いのなら、このままずっとロックダウンにすればいいのにとすら思ってしまう(笑)。
ロックダウンでロンドンにひと気のないうちに、街並み撮影をもう少し進めたいのだけれど(4月12日からショップが再オープンする可能性高し)、とにかく天気が悪くて、次の10日以上ずっと雨がち。春で庭仕事も増えてきてるので、ちょっと焦り気味の今日このごろ。

まずは外観。
今回は外観も忘れずにちゃんと撮った。
しかし、どこもかしこもひとけが少ないのを利用して、
建設・改装工事ラッシュ。
ここでもやっぱり、足場とカヴァーが。

基本的にお屋敷ミュージアムなので、
エントランスを入ると、まずはメインの大階段が。

階段のメザニン・レベルから、
エントランスをふりかえったところ。

メザニン・レベルから、上階のランディングへ。

フランス18世紀François Boucher
(フランソワ・ブーシェ)の、
対の作品The Setting of the Sun(日没)と、
The Rising of the Sun(日の出)。
太陽神アポロを描いたもの。

階段上のランディング。
この絵画もフランソワ・ブーシェの、
Pastoral with a Bagpipe Player
(バグパイプ奏者のいる田園風景)。
典型的な18世紀ロココスタイルは、
19世紀初頭には激しく評価が下がっていたとか、
18世紀末のフランス革命時に、
競売に出されたフランス貴族の屋敷からの、
美術調度品がイギリスに大量に流入したとか、
言われているけれど、
ここのコレクションの核になっているのは、
その18世紀の美術調度品なのだった。

同じくブーシェの、
Pastoral with a Couple near a Fountain
(泉の辺りにカップルのいる田園風景)
このホールはブーシェのコレクションで
まとめられている。

その下の18世紀後半のブックケース。
装飾部分は鼈甲に真鍮で、エボニー材に、
マーケトリー象嵌されているもののよう。

ランディングの豪華な柱は、
コリントス式(Corinthian order )。

リヴァイヴァルらしく、
色々余分についているけれど(笑)。

ランディングの奥にはconservatory
(コンサーヴァトリー)。

コロナ騒動以前は、ここにベンチが並んでいて、
明るい日差しの中、まったりできたのだけれど、
シートは全て取り除かれている。
上の写真の、ランディングの丸い椅子にも、
2m間隔を示す真っ黄色のステッカーが、
デカデカと貼られているので、
フォトショで消したわ・・・(笑)。

植物と彫刻が重なるのがいい感じに
フォトジェニック。

ランディングを振り返りながら、
最初の展示室へ。

装飾的な比較的小ぶりの家具が並ぶ。
右端のキャビネットとライティングテーブルのセットは、
緑の漆風に仕上げられている。

このあたりは家具ばかり見ていて、
絵画に注目していなかったけれど、
ジョシュア・レノルズがいくつが含まれている。

これは再びブーシェ。
暖炉とシャンデラブラなどは、ネオクラシカル。

次の小さな展示室は壁一面が、
ミニチュア絵画のディスプレイになっている。

色味とプローファイルの優美さで目をひいたのは、
Jean-Urbain Guérinの作品。

その下にある、このミニアチュアも典雅。

これは、イギリスのミニチュアのコレクションかな。
ちょっと硬い感じと、コスチュームからそう思う。
上から2番め真ん中に、
クロムウェルなんかいるし。

同じ展示室にある、Snuff Box
(嗅ぎタバコ入れ)のコレクション。

その次の展示室。

絵画はジョシュア・レノルズが、
コレクションの中心に。
次回も(まだまだ)続きますよ。
The Wallace Collection
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V&A Wandering(V&Aを彷徨う)
- 2021-03-02 Tue 09:00:00
- 博物館・美術館
今回は、しばらく続いたV&Aシリーズのしめくくり、ということで、展示室やテーマでひとくくりにできなかった、断片的なイメージを色々と並べて、巨大なV&Aを足の赴くまま、さまよい歩いている・・・というイメージで。
昨年9月に訪れたときのイメージと、そのまた以前に撮ったもの、いろいろまぜこぜです。

最初は、V&Aのメインエントランス。
といっても昨年の9月の段階では、
コロナ拡散防止の一方通行制で、
ここは出口専用。
Exhibition Roadにあるエントランスで、
ネットで時間ブッキングして、
また列に並んでやっと入館。

Dale Chihuly(デイル・チフーリ)のシャンデリアの下がる、
Rotunda(ロータンダ=ドーム屋根のあるホール)は、
このエントランスの奥。
閉館・入場制限になる以前は、
木曜日に、主にグランドフロアの
展示室だけなのだけれど、
夜の10時までオープンしていた。
夜の博物館というのもなかなかポエティック。

その夜のミュージアムの中庭。

これは昨年の9月、中庭への出口。

コロナ騒動の2020年9月は、
この中庭カフェだけがオープンしていて、
通常よりは限られたメニューで、
それでもランチやお茶が、
かろうじてできるようになっていた。

これは昔の写真で、
開館当時からのカフェ・エリア
(Gamble room, Morris room, Poynter room)
の一角にあるトイレ。
これも同時代に作られた、オリジナルだと見ている。
残念ながら、このカフェ・エリアは
現在はすべて(トイレも)クローズされている。

シルヴァーの展示室。
「開館当時からのカフェエリア」の上階に当たる。
天井の装飾から、ここも
開館当時オリジナルの装飾だとわかる。

シルバー展示室の一角の階段で出会ったミューズ。

オリジナル19世紀、コテコテ装飾の階段。

別のアングルで。
古代ギリシャの伝説的彫刻家
ペイディアスをトップに、
ラファエル、ティツィアーノ、レンブラントと、
当時の神格化されたアーティストが続き、
最後にターナーが入っている。
ということは、死後50年で
(現在の建物がオープンしたのが1909年)
神格化殿堂入りしていたわけだ。

階段上の通路部分に展示されている
モザイクのポートレートは、
元々は展示室の吹き抜け壁の上部を飾っていたもので、
Kensington Valhalla
「ケンジントン(博物館のある場所)ヴァルハラ」
と呼ばれる・・・つまり「芸術の殿堂」入した
歴史的文化人達が、19世紀的ヴィジョンで描かれている。
左から、イタリア・ルネッサンス画家Bernardino Luini
(ベルナルディーノ・ルイーニ),
建築家Sir Christopher Wren(サー・クリストファー・レン),
神学者・教育家 Willaim of Wykeham(ウィカムのウィリアム),
彫刻家Grinling Gibbons(グリンリング・ギボンズ),
イギリスで活動したルネッサンス画家
Hans Holbein(ハンス・ホルバイン),
イタリア・ルネッサンス画家Giorgione (ジョルジョーネ)、
画家Sir Joshua Reynolds(サー・ジョシュア・レノルズ)
イギリスの文化人に混じって、
イタリアルネッサンス画家が頻繁に登場するのが、
19世紀イギリスのイタリアルネッサンス礼賛が
見て取れて面白い。

別の一角に展示されていた
「ケンジントン・ヴァルハラ」の一人。
リフレクションで遊んで撮っていたので、
誰だか不明 (笑)。

東側のウィングで、
ジュエリー室への入口の奥にある、
Leighton Room(レイトン・ルーム)
フレデリック・レイトンの描いた壁画が展示されている。
元々は、上記の「ケンジントン・ヴァルハラ」モザイク達とともに、
壁面を飾っていた。

こんな風に。

宗教関連のメタルワークと、
ステンドグラスの展示室。

ビアズレーとともにお気に入りの、
Harry Clarke(ハリー・クラーク)の
ステンドグラスを見つけて喜ぶ^^。

コロナ騒動でなくとも、ほとんど人気のないタペストリー室。

運命を司る3人のモイラ達。
右から、命を紡ぎ出すクロートー、
それを測るラケシス、
そしてちょん切ってしまうのが役目のアトロポス。

タペストリー室の隣りにある、
シアターコスチュームの展示室。
目を引くのが太陽王ルイ14世のコスチューム。
ダンスの好きな王様がBallet de la nuit(夜のバレエ)
で自ら太陽神アポロに扮したコスチューム・・・
を1969年のプロダクションのために復刻したもの。
<資料はこのページ>
2000年のフランス映画「Le roi danse」ども、
このシーンが復刻されている。
<このページ>

シアター・パフォーマンスの展示室には、
ステージセットのミニチュアも
いくつか展示されている。

ペーターおじさんを思い出しますねぇ(笑)。


最後にCromwell Road側の外観を。
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昨年9月に訪れたときのイメージと、そのまた以前に撮ったもの、いろいろまぜこぜです。

最初は、V&Aのメインエントランス。
といっても昨年の9月の段階では、
コロナ拡散防止の一方通行制で、
ここは出口専用。
Exhibition Roadにあるエントランスで、
ネットで時間ブッキングして、
また列に並んでやっと入館。

Dale Chihuly(デイル・チフーリ)のシャンデリアの下がる、
Rotunda(ロータンダ=ドーム屋根のあるホール)は、
このエントランスの奥。
閉館・入場制限になる以前は、
木曜日に、主にグランドフロアの
展示室だけなのだけれど、
夜の10時までオープンしていた。
夜の博物館というのもなかなかポエティック。

その夜のミュージアムの中庭。

これは昨年の9月、中庭への出口。

コロナ騒動の2020年9月は、
この中庭カフェだけがオープンしていて、
通常よりは限られたメニューで、
それでもランチやお茶が、
かろうじてできるようになっていた。

これは昔の写真で、
開館当時からのカフェ・エリア
(Gamble room, Morris room, Poynter room)
の一角にあるトイレ。
これも同時代に作られた、オリジナルだと見ている。
残念ながら、このカフェ・エリアは
現在はすべて(トイレも)クローズされている。

シルヴァーの展示室。
「開館当時からのカフェエリア」の上階に当たる。
天井の装飾から、ここも
開館当時オリジナルの装飾だとわかる。

シルバー展示室の一角の階段で出会ったミューズ。

オリジナル19世紀、コテコテ装飾の階段。

別のアングルで。
古代ギリシャの伝説的彫刻家
ペイディアスをトップに、
ラファエル、ティツィアーノ、レンブラントと、
当時の神格化されたアーティストが続き、
最後にターナーが入っている。
ということは、死後50年で
(現在の建物がオープンしたのが1909年)
神格化殿堂入りしていたわけだ。

階段上の通路部分に展示されている
モザイクのポートレートは、
元々は展示室の吹き抜け壁の上部を飾っていたもので、
Kensington Valhalla
「ケンジントン(博物館のある場所)ヴァルハラ」
と呼ばれる・・・つまり「芸術の殿堂」入した
歴史的文化人達が、19世紀的ヴィジョンで描かれている。
左から、イタリア・ルネッサンス画家Bernardino Luini
(ベルナルディーノ・ルイーニ),
建築家Sir Christopher Wren(サー・クリストファー・レン),
神学者・教育家 Willaim of Wykeham(ウィカムのウィリアム),
彫刻家Grinling Gibbons(グリンリング・ギボンズ),
イギリスで活動したルネッサンス画家
Hans Holbein(ハンス・ホルバイン),
イタリア・ルネッサンス画家Giorgione (ジョルジョーネ)、
画家Sir Joshua Reynolds(サー・ジョシュア・レノルズ)
イギリスの文化人に混じって、
イタリアルネッサンス画家が頻繁に登場するのが、
19世紀イギリスのイタリアルネッサンス礼賛が
見て取れて面白い。

別の一角に展示されていた
「ケンジントン・ヴァルハラ」の一人。
リフレクションで遊んで撮っていたので、
誰だか不明 (笑)。

東側のウィングで、
ジュエリー室への入口の奥にある、
Leighton Room(レイトン・ルーム)
フレデリック・レイトンの描いた壁画が展示されている。
元々は、上記の「ケンジントン・ヴァルハラ」モザイク達とともに、
壁面を飾っていた。

こんな風に。

宗教関連のメタルワークと、
ステンドグラスの展示室。

ビアズレーとともにお気に入りの、
Harry Clarke(ハリー・クラーク)の
ステンドグラスを見つけて喜ぶ^^。

コロナ騒動でなくとも、ほとんど人気のないタペストリー室。

運命を司る3人のモイラ達。
右から、命を紡ぎ出すクロートー、
それを測るラケシス、
そしてちょん切ってしまうのが役目のアトロポス。

タペストリー室の隣りにある、
シアターコスチュームの展示室。
目を引くのが太陽王ルイ14世のコスチューム。
ダンスの好きな王様がBallet de la nuit(夜のバレエ)
で自ら太陽神アポロに扮したコスチューム・・・
を1969年のプロダクションのために復刻したもの。
<資料はこのページ>
2000年のフランス映画「Le roi danse」ども、
このシーンが復刻されている。
<このページ>

シアター・パフォーマンスの展示室には、
ステージセットのミニチュアも
いくつか展示されている。

ペーターおじさんを思い出しますねぇ(笑)。


最後にCromwell Road側の外観を。
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