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Six Poor Travellers' House, Rochester(6人の貧しい旅人の家、ロチェスター)-1-

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2019-04-07 Sun 09:00:00
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4月23日(火)~5月3日(金)の間、出張のため、
Etsyショップは閉店予定です。
3日のUK時間夜より、通常営業に戻ります。
よろしくご理解おねがいします。


Rochester(ロチェスター)の歴史的建造物巡りはまだ続いて、今回はSix Poor Travellers' House(6人の貧しい旅人の家)のイメージを。

この建物は文字通り、貧しい旅人のための宿で、ロチェスターの16世紀の実業家で政治家だったRichard Watts(リチャード・ワッツ)の遺言で残されたチャリティー施設の一つ。
この宿に泊まることを認められた、貧しい旅人は、食事と温かい寝床が与えられて、出立時には一人4ペンスが与えられたのだそう。 この4ペンスというのは、1576年に定められた法で、所持金が4ペンス未満の旅人は、逮捕されて鞭打ちされて、出生の教区に送り返されるため、それを避けるための配慮なのだそう。
至れり尽くせりの宿なのだけれど、ここに泊まれるのは、一人一回だけという条件がある。
実際にこの目的で使われていたのは、裏の増築に当たる部分で、メインの建物は、アームスハウス(貧しい人のための住居)として、また後に地階部分が、矯正院として使用されていた。 
現在は、上階に管理人が在住して、下階はミュージアムとして公開されている。このミュージアム自体は、小さなものなのだけれど、夏は裏庭がきれいだというので、覗いてみることにした。


Six Poor Traveller House, Rochester
ハイストリートに面した建物は、これも、15世紀のもの。
ゲイブル(切妻)にリチャード・ワッツの紋章が入っている。

Six Poor Traveller House, Rochester
3月~10月の水~日曜、
11:00am~1:00pm、2:00pm~4:00pmの公開。

Six Poor Traveller House, Rochester
一階の展示は、ここで使われていた備品やら、
19世紀の頃の写真等。

Six Poor Traveller House, Rochester


Six Poor Traveller House, Rochester
暖炉をチェック。
左の穴は、パン焼きの炉だったのかな?

Six Poor Traveller House, Rochester
20世紀後半のChatham(チャタム)の航空写真。
チャタムはロチェスターの隣町で、
歴史的に(というのは16世紀以来・・・)海軍の造船所が置かれていた。
そして、チャタムより古い歴史のロチェスターは、
そこの管理階級のお屋敷町だった、という位置づけ。

Six Poor Traveller House, Rochester
この建物は、リチャード・ワッツが他界した1579年で、
すでに100年近くたっていたそうなので、
15世紀建造と考えられている。

Six Poor Traveller House, Rochester
一番奥の庭に突き出した増築部分の、
宿泊者のためのダイニングルーム。

Six Poor Traveller House, Rochester
パンとスープとエールが提供されたのかな?

Six Poor Traveller House, Rochester
そして、ハムもついていた様子。

Six Poor Traveller House, Rochester
窓の向こう、中庭のパッセージを挟んで、
向かい側にも2階建ての、増築部分があって、
ここに6つの部屋が作られている。

Six Poor Traveller House, Rochester


Six Poor Traveller House, Rochester
部屋が小さい割に、暖炉が巨大。
冬でも暖かかったことと。

Six Poor Traveller House, Rochester
ベッドの下にあるのは、チェンバー・ポット、つまり「おまる」。
これが、現在のトイレに相当する。

Six Poor Traveller House, Rochester
で、ドアのそばの棚に置かれた、ジャグとベイスン、
ここに支給されるお湯とタオルで、顔や体を拭いて、
これが、バスルームに相当する。
20世紀まで、よっぽどお上流の宿でない限り、
宿はみんなこんなものだった。

Six Poor Traveller House, Rochester
これは隣の部屋で、与えられた読み物は、聖書。
20世紀のころまで(あ、いやもしかしたら、今もどこかで)、
宿に泊まったら、引き出しにたいてい聖書が入っていた。
最近は多民族・多宗教化のために、
そんなことしない方が無難になってきたのか、
ついぞ見かけることはない。

Six Poor Traveller House, Rochester
ベッドは、キャンヴァスをロープで張り渡したもの。
この、ロープを張り渡したベッドというのが、
中世以来の伝統的なベッドの作り方だった。

Six Poor Traveller House, Rochester
そして、また隣の部屋。

Six Poor Traveller House, Rochester
イギリスに、北欧で使われていたデュヴェ(布団)が普及するのは、
20世紀も後半になってからで、
それまでは、冬場は毛布を何枚か重ねて使っていた。
ウチの化石配偶者氏(今年80歳・・・!!)は、
私と住むようになって、私が買ってくるまで(20年前)、デュヴェを知らず・・・、
ずっと、冬は毛布3枚重ねで寝ていたのだそう。
「暖かいー」とデュヴェに結構感動していた。
私は、35年前から羽毛布団で寝ている人なので、
毛布重ねで寝るのはイヤですよ(笑)。

公開されているのは下階の3部屋だけだけれど、
階段を上がった上階にも、同様の3部屋が設けられていて、
合計6人を収容できる様になっていた。

次回は、中庭の様子を。





Six Poor Travellers' House
(6人の貧しい旅人の家)

90 High St, Rochester ME1 1JU

Map:







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