- 2019-07-04 Thu 08:00:00
- 博物館・美術館
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今回からは、Bruges(ブルージュ)の次に訪れた、Antwerp(アントワープ)のイメージを。
まずは、最初に向かったSnijders&Rockoxhuis(スナイダーズ&ロコクスハウス博物館)。
この博物館は、17世紀にアントワープ市長を務め、画家ルーベンスの友人でパトロンでもあった、Nicolaas Rockox(ニコラス・ロコクス)の17世紀建造の屋敷と、絵画コレクションを収めた美術館で、ここ自体、2017年まで一つの美術館として公開されていた。
その後、隣接する同時期の画家Frans Snyders(フランス・スナイダーズ)の屋敷を合体して、Snijders&Rockoxhuis(スナイダーズ&ロコクスハウス美術館)として、2018年2月に新たにオープンした美術館。
アントワープには、ルーベンス博物館、プランティン・モレトゥス博物館、メイヤー・ファン・デン・バーグ美術館が、3大お屋敷ミュージアムだと思うのだけれど、私自身は2016年にすべてゆっくり見て回ったし、昨年は友人と一緒だったので、簡単に見て回れる小型の美術館の、ここを訪れることにしたのだった。

まずは、エントランス。

エントランスを入って、突き当り、
右の部屋から、順路が始まる。

ステンドグラス好きなので、吸い寄せられて、
ステンドグラス越しに、中庭を覗く。

最初の展示室。

「お屋敷」としては、暖炉と、天井が
オリジナルで残されている以外は、
シンプルな現代的なものに改修されている。


stumpwork(スタンプワーク=立体的な刺繍)のキャビネットは、
17世紀の典型的なもの。

クローズアップ。

友人と一緒だったので、おしゃべりが多くて、
絵画の詳細とか全然控えてこなかったので、
ちょっと何がなんだかわからなくなっているけど・・・、
17世紀(?)の3博士の礼拝。

ルーベンスの聖母子、1618年頃の作品。

このタッチは、ルーベンスっぽいなと思ったら、
やっぱりそうだった。1627年頃の磔刑図。

これは15世紀かな?の、とてもチャーミングな聖母子。

その次の部屋には、スペイン王名代で17世紀のオランダを統治、
(当時アントワープは、スペイン領オランダに属していた)
オランダ黄金期の文化を支えた、アルブレヒト大公と
イサベル・クララ・エウヘニアの肖像画が展示されている。
(写真右側)
どちらもルーベンスの作。

その隣に展示される、カーニバル(?)の絵。

こんな大仕掛けのフロートがいっぱい出ていて、
楽しすぎる(笑)。

どうしてもパースペクティヴのある絵画に惹かれ気味。

これ多分16世紀の、都市ギルドのメンバーを描いた、
いわゆる「組合オヤジの集合ポートレート」なんだけど、
あ・・・あまりにシュール過ぎて、思わず撮ってきてしまった。
特に、テーブル左端の人の顔が・・・合成写真・・・あぁ~(笑)。
確かに、こういった集合ポートレートは、
全員にポーズしてもらうことはムリなので、
全体の構成を決めてから、各人を描いたポートレートを、
「合成」して描くのだけれど、その出来があまりにもあまり・・・。
最高級の例は、レンブラントの通称「夜警」とか、
私内No1はフランス・ハルスのMeagre Company(市民隊)。

また次の部屋。
「お屋敷ミュージアム」なのだけれど、
オリジナルが残されているのは、主に暖炉。

キャビネットやデルフト焼きは、
建物と同時代のものが、後にコレクションされたものかと。

左に見えるのは、リネンプレスかな?

この部屋に展示されているのは、
17世紀にこの部分の屋敷のオーナーだった画家の、
Frans Snyders(フランス・スナイダーズ)の作品。
と、いうところで、続きはまた次回に^^。
Snijders&Rockoxhuis
(スナイダーズ&ロコクスハウス美術館)
Keizerstraat 12, 2000 Antwerpen, Belgium
Map:
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