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Musée d’Ansembourg, Liège(アンサンブール博物館、リエージュ)

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仕事の余談: 売り切れの出ていた「聖心」のペンダント、ギリシャのお客さんに「追加はできないの?」とせっつかれて、「はいはい、ただいま創っております」って返事して、週末せっせと作り込んでいた。
日曜の5時前に、あとはオーヴンで焼いて、洗うだけ、というところで・・・、イマイチ調子の悪かった、20年もののレンジ・オーヴンが死去。OMG・・・万事休す。(ちなみにKotomiジュエリーは、家庭用オーヴンで焼かれております^^。)
だったのだけれど、即Argos(アルゴス=UKで格安家具・生活用品・電化製品、よろずなんでも扱っている、カタログ販売/ネット販売の店)のサイトで、同じパナソニックので、自分の使っていた機種が、ほとんどそのまま現在のモデルになったようなものを見つけた。
20年経っても、昔とほぼ同じ£200というのにも驚いたけど、日曜だというのに、5時も過ぎてるのに、夜7時~10時の配達枠があって、それも通常配達と同じ£3.95。
これを選択して、支払って・・・、2時間ほど経った7時過ぎに、「あなたのデリバリー・ドライバーのカラシ(名前)は、お宅まで後6分で到着します」っていうテキストが入る。
「え、まじで?」と思って、下まで行くと、すぐにベルが鳴って、カラシ君がオーヴンの箱を持って立っていたという次第(笑)。
すぐに、インストールして、念の為に一度テストピースを焼いて、仕上がりは前回の壊れたオーヴンと同様なのを確かめてから本番焼き。
10時にはEtsyショップのストックをアップデートして、お客さんに知らせたら、即お買い上げで、今朝送り出し・・・と、まぁ、なんとも便利な時代になったもんです。
イギリスは激不便・・・の20年前からすると、すごい進歩だわ~。と、Net中毒のNerd(オタク)おばさんは、イギリス暮らしを満喫しているのでした。

閑話休題。

今回の本題は・・・、前回続きで、Curtius Museum(クルティウス博物館)のちょうど裏手にある、Musée d’Ansembourg(アンサンブール博物館)のイメージを。
この博物館、開館日が木~日の週4日なので、2年前に来た時はタイミングが合わず、見れずじまい。
(というか、そもそも2年前はクルティウス博物館が、思っていたよりずっと大きくて、写真を撮りながらのんびり見ていたら、ほぼ一日かかってしまったのだった。) なので、昨年リエージュを訪れた時は、金曜日にまずここに向かった。
ここは、18世紀に銀行家の建てた屋敷が、現在は「装飾博物館」として使われているもの。
「装飾博物館」といっても、展示自体は、この屋敷の備品的な家具が中心。もしかしたら、展示されていない収蔵品は多いのかもしれないけれど。
訪れた時は、あまり部屋とは似合わない、照明などの現代デザインの展示・・・みたいなのをやっていて、あまりにバランスが悪いので、できるだけ展示が写らないように写真を撮ってみた。


usée d’Ansembourg, Liège
まずは、正面の様子。
通りに面した3階建の屋敷の、
1-2階部分が展示室に当てられている。

usée d’Ansembourg, Liège
一階の、多分メインの応接室であっただろう、
タペストリーで飾られた部屋。

usée d’Ansembourg, Liège
窓ガラスのペーン一つ一つに、
少しずつカラー・ティントの入ったガラスが使われていて、
彩りが微妙に綺麗。

usée d’Ansembourg, Liège
で、窓を撮りたかったんだけれど、
間に壁面に貼られた鏡にこうやって、
コンテな展示が映り込むでしょ・・・(笑)。

usée d’Ansembourg, Liège
隣の部屋はギルトレザー張りの壁。
18世紀には、この地域のスペイン・ハプスブルグ支配も、
終わっていたと思うけれど(このあたりの歴史は、あまり知らない)、
スペイン領下の頃からの伝統なのか、
スペイン革を使ったギルトレザーが、オランダ同様に普及していた様子。

usée d’Ansembourg, Liège
これはまた別の部屋だったと思うけれど、
シャンデリアと、天井レリーフが見事。

usée d’Ansembourg, Liège
表通りに面した方の、明るい部屋。
このアーモワールは、壁のパネリングと
材質・装飾様式が同じなので、オリジナルのものかと。

usée d’Ansembourg, Liège
屋敷の一番端にあたる、小さな部屋が、その奥にある。

usée d’Ansembourg, Liège
こじんまりした暖炉。
事務室か、使用人室だったのかもしれない。
インレイのライティング・ビューローが、いい味わい。

usée d’Ansembourg, Liège
エントランス正面の階段を上がる。
秀麗なステアケースだけれど、
庭側の天井・壁の(多分屋根の痛みから来ていると思うけれど)
プラスターが傷んでいて、修復待ちの様子。

usée d’Ansembourg, Liège
見事な天井の装飾プラスターが傷まないうちに、
早く修復しなきゃね。

usée d’Ansembourg, Liège
ティントの入ったガラス越しの影が綺麗。

usée d’Ansembourg, Liège
その窓ガラス。秋ですねぇ。

usée d’Ansembourg, Liège
この裏に庭があるけれど、公開はされていなかった。
もしかすると、夏の間は公開されているのかもしれないけれど。

usée d’Ansembourg, Liège
屋根裏に繋がる階段の下の部屋。

usée d’Ansembourg, Liège
18世紀タペストリー張りの椅子。

usée d’Ansembourg, Liège
上階のメインの部屋の壁にも、ギルトレザー。
シャンデリアは、ヴェニスっぽい。

usée d’Ansembourg, Liège
別のアングルで。
中央は6冊の本を立てかけられる、書見台になった机。

usée d’Ansembourg, Liège
ギルトレザーをアップで。

usée d’Ansembourg, Liège
2階も、通りに面した方の一続きの部屋は、
明るいしつらえになっている。

usée d’Ansembourg, Liège
インレイのアーモワールが美しい。

usée d’Ansembourg, Liège
壁のパネリングのペイント。

usée d’Ansembourg, Liège
その奥の小さな部屋にかけられた肖像画。
誰が描かれているのか、調べてこなかったけれど、
これは・・・スペイン・ハプスブルグの「顎」と断定‼(笑)
スペイン・ハプスブルグ最後の王、カルロス2世かも?

usée d’Ansembourg, Liège
その手前の階段を上がってすぐの部屋。

usée d’Ansembourg, Liège
この部屋を通り抜けて、反対側のウィングの部屋に入ると、

usée d’Ansembourg, Liège
ステキなキャノピーの掛かったベッドルーム。

usée d’Ansembourg, Liège
一連なりの部屋と部屋。

usée d’Ansembourg, Liège
再び下階に降りて、トイレに行く途中の窓から、庭を覗く。
チェアやテーブルがあるので、
夏には庭も公開されているのじゃないかなと思った次第。

私のいた2時間弱の間、誰も他のヴィジターがいない・・・
閑散とした・・・というか(笑)、ゆったりと空間と対話できる、
静かなミュージアムでした。



Musée d’Ansembourg(アンサンブール博物館)

木・金・土・日曜、10am to 6pm開館、
入場料 € 5

地図:



このリンク>先にヴィデオがあって、
その前半2分ぐらいが、2019年の4月のミュージアムの様子。
うむ、階段の天井と壁は修復されている。
よかった、よかった^^。






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