- 2021-01-12 Tue 17:16:08
- 日記
只今、絶賛ロックダウン(No3)中のロンドンです。
とはいえ、在宅ワークが不可能な場合は、仕事に出られるので、そしてロンドンの街に人気がないのをいいことに、街並み撮影のプロジェクトが水面下で動いているので、カメラを下げてセントラルに出かけている(11月のロックダウンNo2からは、駅などの公衆トイレが開いている、街並みフォトグラファーには、これも重要ポイント!)。
肝心のウィルスは、自分と配偶者氏は、60+80歳家庭だけれど、やたら免疫力が強くて、昨年ほぼ無症状キャリアだったことが確実で、全然気にならない。
ロックダウンと、ロンドン程度の寒さ(寒波でもマイナス1度ぐらい)は、撮影の妨げにならないけれど、問題は天候。
とにかく暗くて、雨。雨が降るとガンレフの防御がないので(そこまでの、アウトドア・フォトグラファーじゃないので・・・笑)、万事休す。
そして、画像がどうやっても全然魅力的でない。春と秋の薄曇りが、街並みには一番撮影しやすいかな。
なので、天気予報を連日チェックして、10時~15時の間に雨が来なくて日が差す予報なら、GO。15時半には黄昏れるので撮影終了。(ちなみに、曇りの日は庭仕事で、雨の日はPC作業の、晴耕雨PCの日々。ブログを書いている今日は・・・もちろん雨です。)
この現在進行中の写真は、まだまだ公開できないのだけれど、今回は、それにさきがけて、昨年の9月後半の秋の日差しの元、ロンドン中心部を、公園を中心に歩いて撮影したイメージを。
この時は、夏で移動規制が緩まっていた頃だったけれど、まだ在宅ワークのオフィスも多くて、そして、海外観光客は皆無だったので、ロックダウンの現在ほどではないけれど、通常よりは圧倒的にひとけのないロンドン市内でした。

ウチからのターミナル、Waterloo(ウォータールー)駅。
ウォータールー(ワーテルロー)戦勝記念で名付けられた、
ウォータールー橋のたもとに建てられた駅なので、
こう名付けられたのだけれど、
それを反映してか、やたら愛国的に仰々しい彫像で
飾られていることには、
普段はあんまり気が付かない。

Westminster 国会議事堂。
改装工事でカヴァーされているBig Benを避けて撮ったので、
観光写真度ちょっと落ちてるかな。
去年から、ロックダウンを利用して、
あちこちで道路工事、建物の改装、建造工事だらけ。
工事の労働者は、もちろん現場で働くわけで、
セントラルのランチタイムは、駅か戸外のベンチで、
労働者のおっちゃんたちに混じって(笑)。

はろばろとした、テムズの眺め。
この人けのなさ、最高に清々しい。

London Eye(ロンドン・アイ)を振り返る。
この一時期はロンドン・アイも完全予約で
オープンしていたんだな。
行けばよかったかな。

あまり知られていないかもしれないけれど、
このウェストミンスター橋の袂に、
ローマに反乱を起こした、イケニ族の女王
ブーディカの彫像が立っている。
その後ろは、コンテンポラリーでは
数少ない私の「お気に入り」建築、
Sir Michael Hopkins設計のPortcullis House
(ポートカリス・ハウス)

普段なら政界官僚絡みの人たちで賑わっているパブ。
静まり返った窓辺をのぞき込む。

Westminster Abbey(ウエストミンスター・アベイ)の後姿。

閑散とした歩道。

ウエストミンスター・アベイ真正面。

その横のアベイのオフィスの窓が日差しに煌めく。

西正門のファサードの彫像群は、
ゴシックに見えるけれども、1998年に設置されたもので、
世界のModern Martyrs(20世紀の殉教者達)を描いたもの。
詳しくは英文で<このページに>。

同じくアベイの北門。
見学で入場するのはこの入口から。
この時は見学公開されていなかったんじゃないかな。
ほとんど人気なし。
ちなみに、このアベイは撮影禁止なので
カメラを持って訪れたことはない。
中の様子は、アベイのサイトのヴァーチャル・ツアー、
<このページ>で見ることができる。

北門の方の、ファサード、ティンパヌム。
きれいな彫りだなとおもったら、
どうやら20世紀後半の修復で彫り直されたものだそう。

これはアベイの隣りにある、
St Margaret's Churchを横から見たところ。
これも中世由来の教会。

そこからアベイの裏に当たる道をたどって、
アベイのLady Chapel(レィディ・チャペル)を外側から。
これも19世紀前半に修復されている。

様式が濃厚。

ウエストミンスター・スクールの建物(かな?多分・・・)
越しに見えるアベイのタワー。

Jewel Tower(ジュエル・タワー)は、
14世紀のウェストミンスター宮殿の断片。
現在はEnglish Heritageの管轄下で公開されていた(過去形・・・。)

その南側のMillbank House
(ミルバンク・ハウス)と呼ばれる建物。
議会貴族院の建物ということだけれど、
詳細は知らない。
格調高いのに明らかに別個の建物を
継ぎ接ぎして作った感ありありで、
コラージュしたような建造物。
ロンドンの建造物の、ある意味魅力かもしれない。
(少なくとも私にとっては・・・笑。)

そのドア上の装飾。

少し奥まった通りへ。
この界隈は、政治官僚関係、
学校関連(パブリックスクールのウエストミンスターがあるので)、
宗教関連(ウエストミンスター・アベイの近く)の
事務所や施設が入り混じっているところ。

聖職者用のご衣装専門店J Wippell & Co Ltd。
18世紀な感じのお店は、この時は閉まっていた。

足の赴くままに、裏道散策。

20世紀初頭の建造物。
ロンドンはアールヌ-ヴォーの影響は
あまり受けてないのだけれど、
ラインが少し柔らかくなっている。

Central Hall Westminster
(セントラルホール・ウェストミンスター)の
ドーム屋根。

20世紀初期建造のパブ。

Robert Clive Memorial(ロバート・クライヴ記念像)
の立つコモンウェルス前。
東インド会社に創設に関与して、
イギリスの植民地政策を築いた人物なので、
現在では人種差別・植民地搾取の悪役扱いで、
こういったポジションの記念像は
撤去される傾向にあるのだけれど、まだ立っていた。
多分もうすぐ、置き換えられるかも。
Horse Guards Roadを隔てて、
向かいは、St. James Park(セント・ジェームズ・パーク)。
次回はパークを抜けて散策の続きを。
*************************
by KotomiCreations
KotomiCreations - Contrado shop item detail
(デジタル・プリント雑貨 - コントラド・アイテム詳細)
Page1, Page2
とはいえ、在宅ワークが不可能な場合は、仕事に出られるので、そしてロンドンの街に人気がないのをいいことに、街並み撮影のプロジェクトが水面下で動いているので、カメラを下げてセントラルに出かけている(11月のロックダウンNo2からは、駅などの公衆トイレが開いている、街並みフォトグラファーには、これも重要ポイント!)。
肝心のウィルスは、自分と配偶者氏は、60+80歳家庭だけれど、やたら免疫力が強くて、昨年ほぼ無症状キャリアだったことが確実で、全然気にならない。
ロックダウンと、ロンドン程度の寒さ(寒波でもマイナス1度ぐらい)は、撮影の妨げにならないけれど、問題は天候。
とにかく暗くて、雨。雨が降るとガンレフの防御がないので(そこまでの、アウトドア・フォトグラファーじゃないので・・・笑)、万事休す。
そして、画像がどうやっても全然魅力的でない。春と秋の薄曇りが、街並みには一番撮影しやすいかな。
なので、天気予報を連日チェックして、10時~15時の間に雨が来なくて日が差す予報なら、GO。15時半には黄昏れるので撮影終了。(ちなみに、曇りの日は庭仕事で、雨の日はPC作業の、晴耕雨PCの日々。ブログを書いている今日は・・・もちろん雨です。)
この現在進行中の写真は、まだまだ公開できないのだけれど、今回は、それにさきがけて、昨年の9月後半の秋の日差しの元、ロンドン中心部を、公園を中心に歩いて撮影したイメージを。
この時は、夏で移動規制が緩まっていた頃だったけれど、まだ在宅ワークのオフィスも多くて、そして、海外観光客は皆無だったので、ロックダウンの現在ほどではないけれど、通常よりは圧倒的にひとけのないロンドン市内でした。

ウチからのターミナル、Waterloo(ウォータールー)駅。
ウォータールー(ワーテルロー)戦勝記念で名付けられた、
ウォータールー橋のたもとに建てられた駅なので、
こう名付けられたのだけれど、
それを反映してか、やたら愛国的に仰々しい彫像で
飾られていることには、
普段はあんまり気が付かない。

Westminster 国会議事堂。
改装工事でカヴァーされているBig Benを避けて撮ったので、
観光写真度ちょっと落ちてるかな。
去年から、ロックダウンを利用して、
あちこちで道路工事、建物の改装、建造工事だらけ。
工事の労働者は、もちろん現場で働くわけで、
セントラルのランチタイムは、駅か戸外のベンチで、
労働者のおっちゃんたちに混じって(笑)。

はろばろとした、テムズの眺め。
この人けのなさ、最高に清々しい。

London Eye(ロンドン・アイ)を振り返る。
この一時期はロンドン・アイも完全予約で
オープンしていたんだな。
行けばよかったかな。

あまり知られていないかもしれないけれど、
このウェストミンスター橋の袂に、
ローマに反乱を起こした、イケニ族の女王
ブーディカの彫像が立っている。
その後ろは、コンテンポラリーでは
数少ない私の「お気に入り」建築、
Sir Michael Hopkins設計のPortcullis House
(ポートカリス・ハウス)

普段なら政界官僚絡みの人たちで賑わっているパブ。
静まり返った窓辺をのぞき込む。

Westminster Abbey(ウエストミンスター・アベイ)の後姿。

閑散とした歩道。

ウエストミンスター・アベイ真正面。

その横のアベイのオフィスの窓が日差しに煌めく。

西正門のファサードの彫像群は、
ゴシックに見えるけれども、1998年に設置されたもので、
世界のModern Martyrs(20世紀の殉教者達)を描いたもの。
詳しくは英文で<このページに>。

同じくアベイの北門。
見学で入場するのはこの入口から。
この時は見学公開されていなかったんじゃないかな。
ほとんど人気なし。
ちなみに、このアベイは撮影禁止なので
カメラを持って訪れたことはない。
中の様子は、アベイのサイトのヴァーチャル・ツアー、
<このページ>で見ることができる。

北門の方の、ファサード、ティンパヌム。
きれいな彫りだなとおもったら、
どうやら20世紀後半の修復で彫り直されたものだそう。

これはアベイの隣りにある、
St Margaret's Churchを横から見たところ。
これも中世由来の教会。

そこからアベイの裏に当たる道をたどって、
アベイのLady Chapel(レィディ・チャペル)を外側から。
これも19世紀前半に修復されている。

様式が濃厚。

ウエストミンスター・スクールの建物(かな?多分・・・)
越しに見えるアベイのタワー。

Jewel Tower(ジュエル・タワー)は、
14世紀のウェストミンスター宮殿の断片。
現在はEnglish Heritageの管轄下で公開されていた(過去形・・・。)

その南側のMillbank House
(ミルバンク・ハウス)と呼ばれる建物。
議会貴族院の建物ということだけれど、
詳細は知らない。
格調高いのに明らかに別個の建物を
継ぎ接ぎして作った感ありありで、
コラージュしたような建造物。
ロンドンの建造物の、ある意味魅力かもしれない。
(少なくとも私にとっては・・・笑。)

そのドア上の装飾。

少し奥まった通りへ。
この界隈は、政治官僚関係、
学校関連(パブリックスクールのウエストミンスターがあるので)、
宗教関連(ウエストミンスター・アベイの近く)の
事務所や施設が入り混じっているところ。

聖職者用のご衣装専門店J Wippell & Co Ltd。
18世紀な感じのお店は、この時は閉まっていた。

足の赴くままに、裏道散策。

20世紀初頭の建造物。
ロンドンはアールヌ-ヴォーの影響は
あまり受けてないのだけれど、
ラインが少し柔らかくなっている。

Central Hall Westminster
(セントラルホール・ウェストミンスター)の
ドーム屋根。

20世紀初期建造のパブ。

Robert Clive Memorial(ロバート・クライヴ記念像)
の立つコモンウェルス前。
東インド会社に創設に関与して、
イギリスの植民地政策を築いた人物なので、
現在では人種差別・植民地搾取の悪役扱いで、
こういったポジションの記念像は
撤去される傾向にあるのだけれど、まだ立っていた。
多分もうすぐ、置き換えられるかも。
Horse Guards Roadを隔てて、
向かいは、St. James Park(セント・ジェームズ・パーク)。
次回はパークを抜けて散策の続きを。
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