- 2021-03-07 Sun 09:00:00
- 博物館・美術館
今回からは、ロンドンの中心部にあるミュージアムThe Wallace Collection(ウォレス・コレクション)のイメージを。
19世紀のフランス系貴族ハートフォード侯爵リチャード・シーモア=コンウェイのコレクションを中心に、1900年より一般公開されているミュージアム。詳細は上記リンク先の日本語Wikiで。
訪れたのは2020年10月初旬で、コロナ騒動からの予約入場制で公開していた時期。
現在はロックダウン再閉館で、予定では5月17日から再オープン・・・だとか。しかし、全てが流動的なので、なにも信じてはいないし、もうロックダウンに順応しきってしまったので、そんなにウィルスが怖いのなら、このままずっとロックダウンにすればいいのにとすら思ってしまう(笑)。
ロックダウンでロンドンにひと気のないうちに、街並み撮影をもう少し進めたいのだけれど(4月12日からショップが再オープンする可能性高し)、とにかく天気が悪くて、次の10日以上ずっと雨がち。春で庭仕事も増えてきてるので、ちょっと焦り気味の今日このごろ。

まずは外観。
今回は外観も忘れずにちゃんと撮った。
しかし、どこもかしこもひとけが少ないのを利用して、
建設・改装工事ラッシュ。
ここでもやっぱり、足場とカヴァーが。

基本的にお屋敷ミュージアムなので、
エントランスを入ると、まずはメインの大階段が。

階段のメザニン・レベルから、
エントランスをふりかえったところ。

メザニン・レベルから、上階のランディングへ。

フランス18世紀François Boucher
(フランソワ・ブーシェ)の、
対の作品The Setting of the Sun(日没)と、
The Rising of the Sun(日の出)。
太陽神アポロを描いたもの。

階段上のランディング。
この絵画もフランソワ・ブーシェの、
Pastoral with a Bagpipe Player
(バグパイプ奏者のいる田園風景)。
典型的な18世紀ロココスタイルは、
19世紀初頭には激しく評価が下がっていたとか、
18世紀末のフランス革命時に、
競売に出されたフランス貴族の屋敷からの、
美術調度品がイギリスに大量に流入したとか、
言われているけれど、
ここのコレクションの核になっているのは、
その18世紀の美術調度品なのだった。

同じくブーシェの、
Pastoral with a Couple near a Fountain
(泉の辺りにカップルのいる田園風景)
このホールはブーシェのコレクションで
まとめられている。

その下の18世紀後半のブックケース。
装飾部分は鼈甲に真鍮で、エボニー材に、
マーケトリー象嵌されているもののよう。

ランディングの豪華な柱は、
コリントス式(Corinthian order )。

リヴァイヴァルらしく、
色々余分についているけれど(笑)。

ランディングの奥にはconservatory
(コンサーヴァトリー)。

コロナ騒動以前は、ここにベンチが並んでいて、
明るい日差しの中、まったりできたのだけれど、
シートは全て取り除かれている。
上の写真の、ランディングの丸い椅子にも、
2m間隔を示す真っ黄色のステッカーが、
デカデカと貼られているので、
フォトショで消したわ・・・(笑)。

植物と彫刻が重なるのがいい感じに
フォトジェニック。

ランディングを振り返りながら、
最初の展示室へ。

装飾的な比較的小ぶりの家具が並ぶ。
右端のキャビネットとライティングテーブルのセットは、
緑の漆風に仕上げられている。

このあたりは家具ばかり見ていて、
絵画に注目していなかったけれど、
ジョシュア・レノルズがいくつが含まれている。

これは再びブーシェ。
暖炉とシャンデラブラなどは、ネオクラシカル。

次の小さな展示室は壁一面が、
ミニチュア絵画のディスプレイになっている。

色味とプローファイルの優美さで目をひいたのは、
Jean-Urbain Guérinの作品。

その下にある、このミニアチュアも典雅。

これは、イギリスのミニチュアのコレクションかな。
ちょっと硬い感じと、コスチュームからそう思う。
上から2番め真ん中に、
クロムウェルなんかいるし。

同じ展示室にある、Snuff Box
(嗅ぎタバコ入れ)のコレクション。

その次の展示室。

絵画はジョシュア・レノルズが、
コレクションの中心に。
次回も(まだまだ)続きますよ。
The Wallace Collection
(ウォレス・コレクション)
Map:
*************************
by KotomiCreations
KotomiCreations - Contrado shop item detail
(デジタル・プリント雑貨 - コントラド・アイテム詳細)
Page1, Page2
19世紀のフランス系貴族ハートフォード侯爵リチャード・シーモア=コンウェイのコレクションを中心に、1900年より一般公開されているミュージアム。詳細は上記リンク先の日本語Wikiで。
訪れたのは2020年10月初旬で、コロナ騒動からの予約入場制で公開していた時期。
現在はロックダウン再閉館で、予定では5月17日から再オープン・・・だとか。しかし、全てが流動的なので、なにも信じてはいないし、もうロックダウンに順応しきってしまったので、そんなにウィルスが怖いのなら、このままずっとロックダウンにすればいいのにとすら思ってしまう(笑)。
ロックダウンでロンドンにひと気のないうちに、街並み撮影をもう少し進めたいのだけれど(4月12日からショップが再オープンする可能性高し)、とにかく天気が悪くて、次の10日以上ずっと雨がち。春で庭仕事も増えてきてるので、ちょっと焦り気味の今日このごろ。

まずは外観。
今回は外観も忘れずにちゃんと撮った。
しかし、どこもかしこもひとけが少ないのを利用して、
建設・改装工事ラッシュ。
ここでもやっぱり、足場とカヴァーが。

基本的にお屋敷ミュージアムなので、
エントランスを入ると、まずはメインの大階段が。

階段のメザニン・レベルから、
エントランスをふりかえったところ。

メザニン・レベルから、上階のランディングへ。

フランス18世紀François Boucher
(フランソワ・ブーシェ)の、
対の作品The Setting of the Sun(日没)と、
The Rising of the Sun(日の出)。
太陽神アポロを描いたもの。

階段上のランディング。
この絵画もフランソワ・ブーシェの、
Pastoral with a Bagpipe Player
(バグパイプ奏者のいる田園風景)。
典型的な18世紀ロココスタイルは、
19世紀初頭には激しく評価が下がっていたとか、
18世紀末のフランス革命時に、
競売に出されたフランス貴族の屋敷からの、
美術調度品がイギリスに大量に流入したとか、
言われているけれど、
ここのコレクションの核になっているのは、
その18世紀の美術調度品なのだった。

同じくブーシェの、
Pastoral with a Couple near a Fountain
(泉の辺りにカップルのいる田園風景)
このホールはブーシェのコレクションで
まとめられている。

その下の18世紀後半のブックケース。
装飾部分は鼈甲に真鍮で、エボニー材に、
マーケトリー象嵌されているもののよう。

ランディングの豪華な柱は、
コリントス式(Corinthian order )。

リヴァイヴァルらしく、
色々余分についているけれど(笑)。

ランディングの奥にはconservatory
(コンサーヴァトリー)。

コロナ騒動以前は、ここにベンチが並んでいて、
明るい日差しの中、まったりできたのだけれど、
シートは全て取り除かれている。
上の写真の、ランディングの丸い椅子にも、
2m間隔を示す真っ黄色のステッカーが、
デカデカと貼られているので、
フォトショで消したわ・・・(笑)。

植物と彫刻が重なるのがいい感じに
フォトジェニック。

ランディングを振り返りながら、
最初の展示室へ。

装飾的な比較的小ぶりの家具が並ぶ。
右端のキャビネットとライティングテーブルのセットは、
緑の漆風に仕上げられている。

このあたりは家具ばかり見ていて、
絵画に注目していなかったけれど、
ジョシュア・レノルズがいくつが含まれている。

これは再びブーシェ。
暖炉とシャンデラブラなどは、ネオクラシカル。

次の小さな展示室は壁一面が、
ミニチュア絵画のディスプレイになっている。

色味とプローファイルの優美さで目をひいたのは、
Jean-Urbain Guérinの作品。

その下にある、このミニアチュアも典雅。

これは、イギリスのミニチュアのコレクションかな。
ちょっと硬い感じと、コスチュームからそう思う。
上から2番め真ん中に、
クロムウェルなんかいるし。

同じ展示室にある、Snuff Box
(嗅ぎタバコ入れ)のコレクション。

その次の展示室。

絵画はジョシュア・レノルズが、
コレクションの中心に。
次回も(まだまだ)続きますよ。
The Wallace Collection
(ウォレス・コレクション)
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