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Church of St Nicholas, Thames Ditton(聖ニコラス教会、テムズ・ディトン)

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2021-04-05 Mon 18:01:35
  • 場所
ずいぶん暖かくなったかと思ったら、また今週は夜が氷点下で、昼も10℃以下の冬日に逆戻り。
もう夏時間になって、日差しはすっかり春・・・なんだけども、北ヨーロッパはそうそうすんなりと暖かくなってはくれない。
日差しにつられて、ガーデンセンターに出かけては、苗を買ってきて地植えしては・・・霜で死なせてしまうんだな・・・。
そんなわけで、4月半ばに気温が本格的に暖かく安定するまで、ハーディーじゃない子達は、ビニール温室でスタンバイさせているのだった。

さて今回は、ウチSurbiton(サービトン)の隣町、Thames Ditton(テームズ・ディトン)にある教会のイメージを。

Church of St Nicholas(聖ニコラス教会)という小さな教会なのだけれど、12世紀まで歴史を遡ることができるというノルマン様式の教会で、中世以来の歴史的建築/装飾も保存されていて興味深いところ。
歩いて30分程度のところにあるので、散歩ついでにときどき立ち寄っている。
今回の写真は、2019年5月撮影のもの。



St Nicholas Church, Thames Ditton
チャーチ・ヤードの墓地と教会。
角石を組んで、その間をフリント石で
埋めていくのは典型的なノルマン様式。
その上の白いウェザーボード張りと、
トンガリ屋根は、もっと後に(19世紀頃かな)
付け加えられたもの。

St Nicholas Church, Thames Ditton
エントランスは建物の横に設けられている。

St Nicholas Church, Thames Ditton
エントランスから入ったところの眺め。
真ん中が中世由来の部分で、
その奥(北側)に14-15世紀に、
手前(南側)に19世紀にチャペルが付け足されて、
現在のこの3つの区画に分かれた構造になった。

St Nicholas Church, Thames Ditton
その中央の部分。
一番手前に写っているのはFont(フォント=洗礼盤)で、
12世紀初期のもの。

St Nicholas Church, Thames Ditton
反対側から見たところ。
その奥の部分がベルタワー。
最初の外観の写真で手前に写っているタワー部分。
下がっている青と黄色のロープは、
手動式の鐘を引くためのもの。
複数の鐘が16世紀に記録されているけれど、
現在の6つの鐘に増やされたのは18世紀のこと。
風向きによっては、ここの鐘の音が、
ウチの庭にも聞こえてくる。

St Nicholas Church, Thames Ditton
中央の梁の上に掲げられた、11枚のオーク板に描かれた
テンペラ画は「最後の審判」を描いたもので、16世紀のもの。
この絵が描かれる40年ぐらい前に、ヘンリー8世の
英国教会の分離が起きているわけで、
その頃のカトリック装飾破壊を逃れた数少ない例。
というか、20世紀に別のペイントが施された板の下から、
再発見されたものなのだそう。
中世の教会は、壁全体がカラフルな板絵装飾で
埋め尽くされていたのだった。

St Nicholas Church, Thames Ditton
その奥のChancel(チャンセル=内陣)部分。
壁の一部は12世紀に遡るそうだけれど、
ステンドグラスは新しい。
19世紀の修復時のものかと。

St Nicholas Church, Thames Ditton
その左側の14世紀に増築されたチャペル部分。
スクリーン(間仕切り)は、14世紀かどうか知らないけれど、
古風な味わい。

St Nicholas Church, Thames Ditton
ここもステンドグラスは、
全体に新しい19世紀(?)のもの。

St Nicholas Church, Thames Ditton
オリジナルのチャンセルとの間にある、
ゴシックな石造構築物・・・は、
中世のConfessional(告解室)じゃないかな。
チャンセルの壁に沿って設けられていたのが、
その先に増築されたので、間仕切りみたいになって、
残されている・・・んじゃないかと、
これは想像だけど。

St Nicholas Church, Thames Ditton
別の角度で。

St Nicholas Church, Thames Ditton
引きで見たところ。
右側の柱部分に、16世紀のMonumental brass
(真鍮記念板・・・とでも訳せばいいのかな?)
が収められている。

St Nicholas Church, Thames Ditton
こんなもの。
これは、ここでは2番目に古くて、
一番古いのは、Erasmus Forde(エラスムス・フォード)のブラス
と呼ばれているもの。上のものより1年古い。

FordeBrassTrim.jpg
Public Domain, Link


全体像を撮っていないので借り物写真。

Brass
その昔にこんなクローズアップしか撮ってないし(笑)。

St Nicholas Church, Thames Ditton
その14世紀の増築部分・・・の手前は
15世紀の増築部分だそうで、
そこにBox Pew
(升席状態になった教会の座席区画)
が残っている。
元々はドアが付けられていて、
一家族で一区画を借り上げていたもの。
19世紀以降そのシステムがなくなって、
大半がベンチに置き換えられている。

St Nicholas Church, Thames Ditton
エントランスと繋がった、
右側の増築部分は19世紀のもの。
Nave(ネーヴ=身廊)との間にあるのは、
pulpit(パルピット=講壇)。
これも19世紀ゴシック・リヴァイヴァルな感じ。

St Nicholas Church, Thames Ditton
19世紀増築のチャペル部分天井。
木造梁をむき出した形で、
一番古いように見えるのに、一番新しいという・・・。

St Nicholas Church, Thames Ditton
最後はヴィデオで。
パイプオルガンの練習中だったので、
BGM付きですよ。






Church of St Nicholas, Thames Ditton
(聖ニコラス教会、テムズ・ディトン)


Map:











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