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Pantheon sculptures, British Museum(パンテオン彫刻、大英博物館)

コロナ・ロックダウンも徐々に緩まってきて、今日から屋内のカフェ・レストランや、博物館等、屋内のエクササイズ・クラスも再オープンのロンドンです。
ワクチン無しで感染しても全く問題なし、ほぼ無症状だったことを自覚している自分としては、逆に自前の優秀な(?)免疫力を乱す可能性のある、ワクチンを打つ気は無いので、そうすると海外旅行が不便になる(もしかすると、国内のレストラン・博物館などにも、ワクチンパスポート必要とかいって、もっと締め上げて来るかもしれないけど・・・)。
まぁ、ここ数年、もっぱらペーターおじさんのアテンドで、慌ただしくコンチネントに出かけ続けていたので、あと何年かこのコロナ騒動が収まるまで(収まるとしたら・・・笑)、ロンドンの撮影に集中することにしている。(と、いう話を今朝もおじさんと電話で話していた。今年は南オランダの博物館で、個展がある、かもしれないので― もちろんそれも、予定で未定 ―、行けないのは残念なのだけれどね。)
これは、去年から思っていたことで、秋に一時期ロックダウンが緩まって、博物館が再オープンした時も、そのチャンスを最大限活用できる場所、通常なら混み合っていてとても撮影する気になれない博物館を、狙い撃ちで撮影して回っていた。
大英博物館もその中の一つ。
ロンドンNo1博物館なので、平日・週末、時間帯、シーズン関係無し、たいてい観光客や校外授業で満員。いくつか博物館の「器」としてフォトジェニックな部屋があるにも関わらず、人混みの撮影にしかならない。
なので、展示物のフォーカスして撮影して回ったことはあるけれども(<このページ>、<このページ>や<このページ>)、展示室全体のイメージは、後にも先にも、この機会のみ・・・かもしれない。
目をつけていたのは2ヶ所、その1つ、Pantheon sculptures Room(パンテオン彫刻展示室)を今回は標本箱に詰め込んでみる。

この部屋は、紀元前5世紀ギリシャのパンテオン遺跡からの発掘物が展示されている。
これらは19世紀初頭に、当時アテネを支配していたオスマン帝国の承認のもと、イギリス大使が研究目的でイギリスに持ち帰り、そのまま大英博物館に寄贈されたもの。ギリシャがオスマン帝国から独立した後150年近く経た、1983年にギリシャから正式に返還要求が出たものの、その後はギリシャ側からの返還交渉が継続されないまま、現在に至っている(と、大英博物館側は解説している)。
なので、国際的には「大英帝国の国際遺産の略奪」と捉える人々も多いので、かなり立場的には微妙なもの。
ギリシャが経済的に復興して、もし正式に返還交渉が再開された場合、原則的に英国政府・大英博物館は返還あるいは無期限ローンに応じることになるので、それまでに(そんな事があるかどうかは別として・・・)記録に残して置きたいというのもある。
(かなり弁解がましい解説が英文で<このページに>そして、このページのバックグラウンドに、通常なら初詣並みのこの人混み・・・というのがご覧いただけますよ。 また、Wiki JPで日本語の経緯の解説は<このページ>に。)
政治的背景の前置きはこれぐらいで、イメージいきます。 撮影は2020年10月のもの。



British Museum, London
あぁ、ミニマリスティック(溜息)。
この空間の中に漂う彫刻達を撮影したかった。

British Museum, London
このコンテンポラリーとも感じる空間は、
しかし、1939年に彫刻群を収蔵するために設計された。
ルームナンバーでいうと、18にあたる。

British Museum, London
pediment(ペディメント=破風)を飾っていた彫刻群。
左部分なので、左に向かって下がっていく
三角の中に収められている。
中央の男性像がディオニソスだそう。

British Museum, London
襞の表現がなんとも繊細。
下の部分に色が残っているような。
(元々は着彩されていた。)
20世紀初期当時の判断による「洗い」で、
全部真っ白にされて、
ダメージを受けたと思っていたけれど、
これはそうじゃなかったのかな。

British Museum, London
右の部分。

British Museum, London
斜めから。

British Museum, London
レリーフでありながら、かなり立体的で、
サモトラケのニケを連想させる。

British Museum, London
第一代ミルバンク男爵、ジョセフ・デュヴィーンが、
1939年にパンテオン彫刻を収蔵するために、
このギャラリーを寄贈した、と記されている。

British Museum, London
反対の南側のヴュー。
こんな、閉館後に特別許可で入って撮影したような写真が撮れるなんて・・・、
コロナ騒動に感謝(笑)。

British Museum, London

British Museum, London
当時の古代ギリシャには、
シルクは普及してなかっただろうけど、
一体どのような生地がこの襞を生み出したのだろうか・・・
と、考えてしまう。

British Museum, London
これらの比較的浅彫りのレリーフは、
パンテオンのフリーズを取り巻いていたもの。

British Museum, London


British Museum, London


British Museum, London
これは、パナテナイア祭(アテナイ女神の誕生日)のパレードを描いたものだそう。

British Museum, London


British Museum, London


British Museum, London
これらはラピテス族とケンタウロスとの戦いを描いたもの。

British Museum, London
別室(Room 17) のNereid Monument(ネレイド・モニュメント)。
ネレイドというのは船乗りを嵐から守る、
海のニンフたちのこと。
トルコ南西部クサントスで発見されたこのモニュメントは、
Lycia(リュキア)の支配者、Arbinas(アルビナ)の
墳墓として建てられたもの。

British Museum, London
ギリシアのコリント様式をとっているけれど、
下の台座の部分がとても高く造られている。
(のは、この写真の方が解りやすいかな。)

Illustrerad Verldshistoria band I Ill 102.jpg
By Ernst Wallis et al - own scan, Public Domain, Link


こんな風になっていたと考えられている。
これはその地域の重要人物の
墳墓の伝統に準じている。
15世紀頃までは建っていたらしいけれど、
石や装飾品の盗掘目的で、破壊されていったらしい。
発見されたのは、完全に崩壊した状態で、
これも同様にイギリスの考古学者に発見されて、
イギリスに持ち帰られ、再構築されたもの。
盗掘どころか、全部持ってってしまったのだから、
きっとまた「返せ」と言われるだろうな、
トルコ人に(笑)。

British Museum, London
普通なら人で溢れかえっている
グレートコートもすっきり。

IMG_4989 copy


IMG_4987 copy
最後に、外観・・・なんだけれど、
入場者の少ないロックダウン中に
軒並み改装工事をしているミュージアムの
ご多分に漏れず、ここも大改装中。





British Museum
(大英博物館)


Map:





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