- 2021-06-19 Sat 15:32:50
- 博物館・美術館
Sir John Soane Museum (サー・ジョン・ソーンズ博物館)から、やっと今回で最終回。

地階から上階まで繋ぐメインの階段、
大きいものではないけれど、
これがなかなかフォトジェニック。

壁がテクスチャーのあるイエローオーカーで、
強力にグロス(艶あり)。
光を取り込む工夫の一環かと。
壁のグロスペイントは19世紀前半に
流行っていたみたいだけれど、
その後悪趣味ということになって、
つい近年までマット(艶なし)ペイントが上品
ということになっていた。
ここ、2-3年でまたテカテカのグロスペイント
トレンドが復活してきているような・・・。
自分的には、カンベンしてくれ・・・ですが(笑)。

上の写真で、ちらっと覗いていたのは、
シェイクスピア先生。

ここの階段がフォトジェニックなのは、
ひとえにこの手摺の描く
オーガニックなカーヴのたまもの。

階段の窓に使われているガラスも、
黄色いティントのかかったもの。
マーキュリー君が跳び上がっている。

ここから上は公開されていない3階部分。

やっと階段から、公開されている2階部分へ。

この部屋は絵画と、建築パース資料の展示。
真ん中にあるのも、建築パースを収めたキャビネット。

正面にキャビネットに立て掛けて展示されているのは、
18世紀末のジョン・ソ―ン建築事務所の手掛けた、
国会議事堂上院部の改修の建築パース。
20年後に完成し、完全なネオクラシカル様式が、
その他のゴシック様式と混在することになっていた。
ところが、10年後の1834年の大火で焼け落ちて、
再度ゴシック・リヴァイヴァル様式に戻って
現在に至る。

隣の応接室に繋がっている。

応接室側から、振り返ったヴュー。

応接室も・・・黄色い。
当時はポンペイ遺跡の発掘の影響で、
ネオクラシカル様式で、
壁を黄色や赤で彩色するのがトレンド最先端。
なぜだか知らないけれど、
近年またグロス・ペイントとともに、
黄色いインテリアがトレンドになってきている。
ちょっと不思議・・・。


この部屋は(も)、
建築家ならではのディティールがいろいろ。
窓辺の出窓になった部分に組み込まれた本棚。

そのまた先にも、装飾と展示部分が作られている。

凸面鏡に写り込んだ応接室。

そのまた隣の部屋は、
コンテンポラリーの企画展に使われていた。

オリジナルの暖炉は見逃さない^^。

一方通行になっているので、
当時は使用人スタッフが使う階段だった方から、
下階へ降りる。
こちらはシンプルで、実務的な構造。

最後はショップを少し覗いてみる。

ここのサイトで、3Dテクノロジーを駆使して、
館内の2つのセクションが閲覧できるようになっている。
普段は公開されない
(「ここから上は公開されてない」、最上階部分に。)
建築モデル室もみることができる。
よくできているので、ぜひクリックしてみて。
<このページ>
Sir John Soane Museum
(サー・ジョン・ソーンズ博物館)
map:
*************************
by KotomiCreations
KotomiCreations - Contrado shop item detail
(デジタル・プリント雑貨 - コントラド・アイテム詳細)
Page1, Page2

地階から上階まで繋ぐメインの階段、
大きいものではないけれど、
これがなかなかフォトジェニック。

壁がテクスチャーのあるイエローオーカーで、
強力にグロス(艶あり)。
光を取り込む工夫の一環かと。
壁のグロスペイントは19世紀前半に
流行っていたみたいだけれど、
その後悪趣味ということになって、
つい近年までマット(艶なし)ペイントが上品
ということになっていた。
ここ、2-3年でまたテカテカのグロスペイント
トレンドが復活してきているような・・・。
自分的には、カンベンしてくれ・・・ですが(笑)。

上の写真で、ちらっと覗いていたのは、
シェイクスピア先生。

ここの階段がフォトジェニックなのは、
ひとえにこの手摺の描く
オーガニックなカーヴのたまもの。

階段の窓に使われているガラスも、
黄色いティントのかかったもの。
マーキュリー君が跳び上がっている。

ここから上は公開されていない3階部分。

やっと階段から、公開されている2階部分へ。

この部屋は絵画と、建築パース資料の展示。
真ん中にあるのも、建築パースを収めたキャビネット。

正面にキャビネットに立て掛けて展示されているのは、
18世紀末のジョン・ソ―ン建築事務所の手掛けた、
国会議事堂上院部の改修の建築パース。
20年後に完成し、完全なネオクラシカル様式が、
その他のゴシック様式と混在することになっていた。
ところが、10年後の1834年の大火で焼け落ちて、
再度ゴシック・リヴァイヴァル様式に戻って
現在に至る。

隣の応接室に繋がっている。

応接室側から、振り返ったヴュー。

応接室も・・・黄色い。
当時はポンペイ遺跡の発掘の影響で、
ネオクラシカル様式で、
壁を黄色や赤で彩色するのがトレンド最先端。
なぜだか知らないけれど、
近年またグロス・ペイントとともに、
黄色いインテリアがトレンドになってきている。
ちょっと不思議・・・。


この部屋は(も)、
建築家ならではのディティールがいろいろ。
窓辺の出窓になった部分に組み込まれた本棚。

そのまた先にも、装飾と展示部分が作られている。

凸面鏡に写り込んだ応接室。

そのまた隣の部屋は、
コンテンポラリーの企画展に使われていた。

オリジナルの暖炉は見逃さない^^。

一方通行になっているので、
当時は使用人スタッフが使う階段だった方から、
下階へ降りる。
こちらはシンプルで、実務的な構造。

最後はショップを少し覗いてみる。

ここのサイトで、3Dテクノロジーを駆使して、
館内の2つのセクションが閲覧できるようになっている。
普段は公開されない
(「ここから上は公開されてない」、最上階部分に。)
建築モデル室もみることができる。
よくできているので、ぜひクリックしてみて。
<このページ>
Sir John Soane Museum
(サー・ジョン・ソーンズ博物館)
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(デジタル・プリント雑貨 - コントラド・アイテム詳細)
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