- 2021-07-25 Sun 15:14:58
- 場所
前回のスカイ・ガーデンを後にして、この日の散策は、19世紀後半の姿を残すアーケード、Leadenhall Market (レドンホール・マーケット)と、その隣りにある80年代建造のLloyd's Building (ロイズ・ビル)の対照的なコントラストのイメージを。
この時もコロナ・ロックダウンの合間、2020年10月撮影のもの。

19世紀のアーケードといえば、
パリのアーケードが美しくて有名だけれど、
ロンドンにもいくつかアーケードが残されている。
西だとBurlington(バーリントン)を始めとして、
ピカデリー界隈にいくつか。
そして東は、唯一・・・といっていいのが、
このレドンホール・マーケット。
強いていえば、Smithfield Market
(スミスフィールド・マーケット)もそうだけれど、
そこは肉の卸売市場で、
あまり一般的なショッピング・モールの意味での
「アーケード」とは異なっている。

ここももともとは、狩猟肉や家禽類肉の市場だった。
なので肉を吊るすラックが、
通路に沿ってびっしり並ぶ。
これは現在でも保存されている。

現在は、レストラン、カフェ、
パブなどの飲食店が中心で、
アパレルショップ、文房具店なども入っている。

この界隈のシティで働くニューリッチ層を
ターゲットにして、そして、
ロケーションの雰囲気から、
トラッドなブランドが店を構える。

メインのアーケードは東西、南北に2本あって、
交差点の部分。
(正確に言うとT字型に交差した部分。)
19世紀後半らしい、賑々しい造り。
90年代初頭にオリジナル装飾を生かして、
きれいに修復された。

クローズアップで。

お店のファサード。

メインの通りの裏にも、狭いアーケードが繋がる。


限られた店舗の空間を活かすために、
上階へのアクセスは螺旋階段で。

メインの入口はGracechurch Streetに面していて、
こんな感じで(これは2016年11月の撮影)。
オランダ式ゲイブル(切妻)で飾られている。

これは、裏通りに面した入り口の一つ。

裏通りの、また別の入口。

クローズアップ。
ここで、内側から眺めてみると、

メタリックな構築物が。

このコントラストを成すのが、
ロンドンの保険会社ロイズの本社ビル、
Lloyd's Building(ロイズ・ビルディング)。

1881年建造のレドンホール・マーケットと、
その約100年後の1986年オープンのロイズ・ビル、
こんなに100年の装飾性の違いがあった時代は、
歴史上なかったんじゃないかな・・・
などと考えてしまう。

ロイズ・ビルの全容。
Richard Rogers(リチャード・ロジャース)設計のハイテク建築。

現代建築には、ほとんど興味ないのだけれど、
インダストリアル系の装飾性
(といっていいかどうか・・・笑)が好きなので、
こういうマトリクス/サイバー・パンクっぽい
建築はお気に入り。


しかし、実はこの建築、
時間が経つにつれて、メンテナンスが大変・・・
という話をどこかで読んだことがある。

ダクトやパイプのジョイントとか、
いろいろなところが風雨で痛みそうだし、
煤けてくるし・・・、自分が管理するなら、
こういうデザインは避けるな(笑)。
ちなみに、ビルの中はこんな風だそう。

前回のウォーキートーキーが
後ろにそびえる。

ガーキンが覗いている。
この界隈のロンドン散策、
次回も続きますよ。
Leadenhall Market(レドンホール・マーケット)
Map:
*************************
by KotomiCreations
KotomiCreations - Contrado shop item detail
(デジタル・プリント雑貨 - コントラド・アイテム詳細)
Page1, Page2
この時もコロナ・ロックダウンの合間、2020年10月撮影のもの。

19世紀のアーケードといえば、
パリのアーケードが美しくて有名だけれど、
ロンドンにもいくつかアーケードが残されている。
西だとBurlington(バーリントン)を始めとして、
ピカデリー界隈にいくつか。
そして東は、唯一・・・といっていいのが、
このレドンホール・マーケット。
強いていえば、Smithfield Market
(スミスフィールド・マーケット)もそうだけれど、
そこは肉の卸売市場で、
あまり一般的なショッピング・モールの意味での
「アーケード」とは異なっている。

ここももともとは、狩猟肉や家禽類肉の市場だった。
なので肉を吊るすラックが、
通路に沿ってびっしり並ぶ。
これは現在でも保存されている。

現在は、レストラン、カフェ、
パブなどの飲食店が中心で、
アパレルショップ、文房具店なども入っている。

この界隈のシティで働くニューリッチ層を
ターゲットにして、そして、
ロケーションの雰囲気から、
トラッドなブランドが店を構える。

メインのアーケードは東西、南北に2本あって、
交差点の部分。
(正確に言うとT字型に交差した部分。)
19世紀後半らしい、賑々しい造り。
90年代初頭にオリジナル装飾を生かして、
きれいに修復された。

クローズアップで。

お店のファサード。

メインの通りの裏にも、狭いアーケードが繋がる。


限られた店舗の空間を活かすために、
上階へのアクセスは螺旋階段で。

メインの入口はGracechurch Streetに面していて、
こんな感じで(これは2016年11月の撮影)。
オランダ式ゲイブル(切妻)で飾られている。

これは、裏通りに面した入り口の一つ。

裏通りの、また別の入口。

クローズアップ。
ここで、内側から眺めてみると、

メタリックな構築物が。

このコントラストを成すのが、
ロンドンの保険会社ロイズの本社ビル、
Lloyd's Building(ロイズ・ビルディング)。

1881年建造のレドンホール・マーケットと、
その約100年後の1986年オープンのロイズ・ビル、
こんなに100年の装飾性の違いがあった時代は、
歴史上なかったんじゃないかな・・・
などと考えてしまう。

ロイズ・ビルの全容。
Richard Rogers(リチャード・ロジャース)設計のハイテク建築。

現代建築には、ほとんど興味ないのだけれど、
インダストリアル系の装飾性
(といっていいかどうか・・・笑)が好きなので、
こういうマトリクス/サイバー・パンクっぽい
建築はお気に入り。


しかし、実はこの建築、
時間が経つにつれて、メンテナンスが大変・・・
という話をどこかで読んだことがある。

ダクトやパイプのジョイントとか、
いろいろなところが風雨で痛みそうだし、
煤けてくるし・・・、自分が管理するなら、
こういうデザインは避けるな(笑)。
ちなみに、ビルの中はこんな風だそう。

前回のウォーキートーキーが
後ろにそびえる。

ガーキンが覗いている。
この界隈のロンドン散策、
次回も続きますよ。
Leadenhall Market(レドンホール・マーケット)
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(デジタル・プリント雑貨 - コントラド・アイテム詳細)
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