- 2021-11-14 Sun 18:31:04
- 場所
2本立て続けのフォト・シュート→ポストプロセスを済ませて、ギャラリーのショップと、東京にジュエリーの納品送りを済ませて、春花の球根を300個植え付けて・・・、やっと一段落。
どうして仕事って、来る時はかたまってくるのかなぁ、それもファッションとインテリアの撮影にジュエリーって、全然べつべつのことやってるのにね・・?
ともあれ、ちょっとのんびりして、シーズン最後のたたき売りにつられて買ってしまった球根260個が、オランダから(まだ)届くのを待っております。
標本箱は、今回から西南ロンドンにある、Strawberry Hill House & Garden (ストロベリーヒル・ハウス&ガーデン)のイメージを。
これも昨年の10月に、新しいカメラボディが嬉しくて、出歩いていた頃に撮影したもの。
このお屋敷の解説は、Wikiの日本語版があったので、上記のリンク先に丸投げして・・・一言でいえば「ディズニーのお城18世紀ヴァージョン」(笑)。

道路に面したお屋敷の正面。
その昔、まだ西南ロンドンに引っ越してきて間もない頃、
この前の道をバスで通って、
「この建物は何?」と不思議に思っていた。
当時は現在のように修復されていなかったので、
もっとゴシックホラー感漂う、荒れ果てた印象だった。

現在公開されている屋敷と庭園には、
左側にあるゲートから入る。
日曜~木曜に予約制で公開されている。

エントランスを入ったホール部分で
しばらく待っている。
この頃は(今もそうなのかな?)
2mソーシャルディスタンスがうるさくて、
先の見学者が次の部屋に移動するまで、
あとの見学者は部屋に入れないシステム。
すべての部屋にボランティアの係員がいて、
見学者を誘導していた。
ところがこの次の部屋の、
係員のおじいちゃんがおしゃべり好き。
見学者とおしゃべりが止まらなくなって、進行停止。
入口ホール側の係員さんが割って入るという事態。
ちょっと可笑しかった。

そんなわけで、入り口ホールと階段部分を
綿密に写真に収めることが出来た。

エントランス部分の暖炉。
紋章飾りの上についているクレストは、
「サラセン人の頭」で、この屋敷を建てた、
ホレス・ウォルポールが紋章のクレストとして
導入したもので、先祖が十字軍でサラセンと戦った
ということを象徴している・・・のだけれど、
史実かどうかより、その中世的ロマンスに
重点があるようで、
この屋敷の装飾のあちこちに登場する。
なので、「サラセン人の頭」スポットをするのも
ここのちょっとした楽しみ。

建造当時の周辺の様子。
左に流れるのはテムズ川。
同じエリアの現在のサテライトは<ここ>。
(あ、南北が逆なので上下ひっくり返して見てください。)
屋敷の上に広がる畑地は、
現在は大学に敷地になっている。

ホレス・ウォルポールの死後40年経った1842年に
屋敷内のほぼすべての家具・備品が
オークションで売り払われて、
世界中に四散してしまった。
なので、現在の修復でも、
回収可能だったものは限られていて、
インテリアがちょっと寂しい、
あるいは復元制作されたばかりで、
軽々しい感じが否めない。
一方、この階段ホールは、そもそも家具がない分、
一番オリジナルのインテリアの
印象をとどめている、といえるかも。

このステンドグラスをコラージュしたランタンも、
オリジナルのレプリカで制作されたもの。
壁紙も、この屋敷を描いた細密な水彩画を
資料として復元された。

壁紙のディティール。


天井部分にはゴシック的な
Quatrefoil(クアトレフォイル=四葉型)の天窓が。

最初の部屋はGreat Parlour(グレート・パーラー=主客間)
と呼ばれている。

オリジナルの暖炉。


この部屋の絵画の額を修復中だった。
印象的な3人のご婦人は、
The ladies Waldegrave by Sir Joshua Reynolds
(ウォルダグレイヴの女性達、ジョシュア・レイノルズ)。
ホレス・ウォルポールの姪っ子たち。
これ以外にも家族を描いたジョシュア・レイノルズ
の絵画が掛けられていたのだそう。
借り物写真をここに。
現在はスコットランド国立博物館が
所蔵しているそうなので、
ここにあるのはレプリカと思われる。

ゴシックの極み・・・な、椅子。
これなども残された細密水彩画を元にして
リプロダクション制作されたものかと。

ステンドグラス・コラージュな窓。

ディティール。

もう一度階段ホールに出て、上階へ。

というところで、続きは次回に。
Strawberry Hill House & Garden
(ストロベリーヒル・ハウス&ガーデン)
日~木開館、予約制 £14(寄付金込)。
Map:
*************************
by KotomiCreations
KotomiCreations - Contrado shop item detail
(デジタル・プリント雑貨 - コントラド・アイテム詳細)
Page1, Page2
どうして仕事って、来る時はかたまってくるのかなぁ、それもファッションとインテリアの撮影にジュエリーって、全然べつべつのことやってるのにね・・?
ともあれ、ちょっとのんびりして、シーズン最後のたたき売りにつられて買ってしまった球根260個が、オランダから(まだ)届くのを待っております。
標本箱は、今回から西南ロンドンにある、Strawberry Hill House & Garden (ストロベリーヒル・ハウス&ガーデン)のイメージを。
これも昨年の10月に、新しいカメラボディが嬉しくて、出歩いていた頃に撮影したもの。
このお屋敷の解説は、Wikiの日本語版があったので、上記のリンク先に丸投げして・・・一言でいえば「ディズニーのお城18世紀ヴァージョン」(笑)。

道路に面したお屋敷の正面。
その昔、まだ西南ロンドンに引っ越してきて間もない頃、
この前の道をバスで通って、
「この建物は何?」と不思議に思っていた。
当時は現在のように修復されていなかったので、
もっとゴシックホラー感漂う、荒れ果てた印象だった。

現在公開されている屋敷と庭園には、
左側にあるゲートから入る。
日曜~木曜に予約制で公開されている。

エントランスを入ったホール部分で
しばらく待っている。
この頃は(今もそうなのかな?)
2mソーシャルディスタンスがうるさくて、
先の見学者が次の部屋に移動するまで、
あとの見学者は部屋に入れないシステム。
すべての部屋にボランティアの係員がいて、
見学者を誘導していた。
ところがこの次の部屋の、
係員のおじいちゃんがおしゃべり好き。
見学者とおしゃべりが止まらなくなって、進行停止。
入口ホール側の係員さんが割って入るという事態。
ちょっと可笑しかった。

そんなわけで、入り口ホールと階段部分を
綿密に写真に収めることが出来た。

エントランス部分の暖炉。
紋章飾りの上についているクレストは、
「サラセン人の頭」で、この屋敷を建てた、
ホレス・ウォルポールが紋章のクレストとして
導入したもので、先祖が十字軍でサラセンと戦った
ということを象徴している・・・のだけれど、
史実かどうかより、その中世的ロマンスに
重点があるようで、
この屋敷の装飾のあちこちに登場する。
なので、「サラセン人の頭」スポットをするのも
ここのちょっとした楽しみ。

建造当時の周辺の様子。
左に流れるのはテムズ川。
同じエリアの現在のサテライトは<ここ>。
(あ、南北が逆なので上下ひっくり返して見てください。)
屋敷の上に広がる畑地は、
現在は大学に敷地になっている。

ホレス・ウォルポールの死後40年経った1842年に
屋敷内のほぼすべての家具・備品が
オークションで売り払われて、
世界中に四散してしまった。
なので、現在の修復でも、
回収可能だったものは限られていて、
インテリアがちょっと寂しい、
あるいは復元制作されたばかりで、
軽々しい感じが否めない。
一方、この階段ホールは、そもそも家具がない分、
一番オリジナルのインテリアの
印象をとどめている、といえるかも。

このステンドグラスをコラージュしたランタンも、
オリジナルのレプリカで制作されたもの。
壁紙も、この屋敷を描いた細密な水彩画を
資料として復元された。

壁紙のディティール。


天井部分にはゴシック的な
Quatrefoil(クアトレフォイル=四葉型)の天窓が。

最初の部屋はGreat Parlour(グレート・パーラー=主客間)
と呼ばれている。

オリジナルの暖炉。


この部屋の絵画の額を修復中だった。
印象的な3人のご婦人は、
The ladies Waldegrave by Sir Joshua Reynolds
(ウォルダグレイヴの女性達、ジョシュア・レイノルズ)。
ホレス・ウォルポールの姪っ子たち。
これ以外にも家族を描いたジョシュア・レイノルズ
の絵画が掛けられていたのだそう。
Public Domain, Link
借り物写真をここに。
現在はスコットランド国立博物館が
所蔵しているそうなので、
ここにあるのはレプリカと思われる。

ゴシックの極み・・・な、椅子。
これなども残された細密水彩画を元にして
リプロダクション制作されたものかと。

ステンドグラス・コラージュな窓。

ディティール。

もう一度階段ホールに出て、上階へ。

というところで、続きは次回に。
Strawberry Hill House & Garden
(ストロベリーヒル・ハウス&ガーデン)
日~木開館、予約制 £14(寄付金込)。
Map:
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by KotomiCreations
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(デジタル・プリント雑貨 - コントラド・アイテム詳細)
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