- 2011-05-01 Sun 10:30:02
- 場所
先ほど写真旅行から帰ってきたところ。「EssexのLong Melfordに出かける」と前回書いたが、大訂正・・・Suffolk(サフォーク)が正しい。いまだに、カウンティはどこがなにやら、さっぱり解らない・・・。
今回は700枚程度の撮影。リ・エンアクトメントなので主にコスチュームの人々を撮っている。「撮りますよー」という写真より、望遠でcandid(カンディッド=本人が意識していないところを撮影)で撮った写真が好きなので、成功率は格段に下がる。 まぁ、700枚から100枚ぐらいに絞り込むだろうか。 これはまた今後ボチボチ楽しみながら取り組むことにする。
一方・・・建築のディティール写真は成功率が高い。動く物ではないし、風でも揺れないし、屋外で明るいの手ブレもまずない。そんなわけで、ブダペストの街や建築の写真は莫大な量になってしまった・・・。
その中から、今回はいくつかをセレクション。

Turkish Bank(トルコ銀行)の建築の最上階、モザイクのファサードで、1906年建造のSecession(セセッション)様式の典型。
セセッション様式というのは、日本語だと「ウィーン分離派」が一般的な呼称かもしれない。
アールヌーヴォーやアーツ・アンド・クラフツの影響下にあって、アールデコへの過渡期・・・のようなスタイル。
ウィーンが中心だが、ドイツにも広がっている。
ブダペストは当時はウイーンと同じオーストリア・ハンガリー帝国の第二の都市で、いわばプチ・ウイーン。
当然、セセッション様式は、あちこちに見受けられる。

この建物の装飾彫刻も、セセッションスタイル。

1907年建造のGresham Palace。グレシャム生命保険会社の建てたビルなのでグレシャム・パレス。
これもセセッションスタイルの典型的な例。
現在はフォーシーズンズのチェーンホテルなので、£250~£300「以上」一泊に支払う余裕のある方は、
この宮殿に滞在することも可能。私は・・・もちろん外から撮っただけ(笑)。

グレシャム・パレス・・・だったように思ったが、データがばらばらになってしまって、不明。
ちょっと、様式的に違うかも・・・と、こうして並べてみると・・・思う。

下町で、ちょっと荒廃した印象のあるDob utcaの通りを歩いていて、偶然見つけた学校。
建築としては、あまり有名でないのかガイドブック等にも載っていない。モザイクが可愛い。

勉強してる・・・勉強してる(笑)。

これは、Falk Miksa Utcaにかたまっているアンティーク・ショップを覗きに行ったとき、
たまたまストリート・フェスティヴァルが催されていて、2-3の歴史的建造物アパートメントの、
コートヤード(中庭)でもミニ・コンサートが企画されていた。
そのため、普段は住人しか入ることのできないホールや中庭が一般にも公開されていた。
その、ホールの装飾。セセッション・・・っぽいかな。

セセッションスタイルの、ライオンのブロンズレリーフ。ドアの飾りだった。

セセッションものばかりになってしまったので、少し目先を変えて・・・、
これはバロックっぽい様式(5階建てぐらいの建物の軒先)。
しかし、木造の軒下部分は、なんともいえずビザンティン様式。
イスタンブールでよく見かけるタイプの軒先。

ウロコ屋根+バロックっぽい装飾。実際には19世紀中頃の建造・・・かな。

ウロコ屋根といえば、今回もまた登場の、セントラル・マーケットホール。
派手な釉彩タイルの屋根は、19世紀末期のネオ・ゴシック様式に、
ハンガリアン・ナショナリズムがスパイスとして入ったと言える。

同様ハンガリアン・ネオ・ゴシック・スタイルの、The State Archive of Historic Documents(国立歴史文書保管所)。

これも古そうに見えるが、1896年建造のVajdahunyad Castleの出窓なので、ネオ・ゴシック。

同じく、Vajdahunyad Castleのネオ・ゴシックな出窓

これはBuda側のOld Townのネオ・ゴシックのバルコニー。
と・・・、ここまで書いて、眠くなってきてしまって、きょうはここまで。これでもはしょっているのに、予定の半分ぐらいしか書き進んでいない。なので、しつこく次回後編。
今回は700枚程度の撮影。リ・エンアクトメントなので主にコスチュームの人々を撮っている。「撮りますよー」という写真より、望遠でcandid(カンディッド=本人が意識していないところを撮影)で撮った写真が好きなので、成功率は格段に下がる。 まぁ、700枚から100枚ぐらいに絞り込むだろうか。 これはまた今後ボチボチ楽しみながら取り組むことにする。
一方・・・建築のディティール写真は成功率が高い。動く物ではないし、風でも揺れないし、屋外で明るいの手ブレもまずない。そんなわけで、ブダペストの街や建築の写真は莫大な量になってしまった・・・。
その中から、今回はいくつかをセレクション。

Turkish Bank(トルコ銀行)の建築の最上階、モザイクのファサードで、1906年建造のSecession(セセッション)様式の典型。
セセッション様式というのは、日本語だと「ウィーン分離派」が一般的な呼称かもしれない。
アールヌーヴォーやアーツ・アンド・クラフツの影響下にあって、アールデコへの過渡期・・・のようなスタイル。
ウィーンが中心だが、ドイツにも広がっている。
ブダペストは当時はウイーンと同じオーストリア・ハンガリー帝国の第二の都市で、いわばプチ・ウイーン。
当然、セセッション様式は、あちこちに見受けられる。

この建物の装飾彫刻も、セセッションスタイル。

1907年建造のGresham Palace。グレシャム生命保険会社の建てたビルなのでグレシャム・パレス。
これもセセッションスタイルの典型的な例。
現在はフォーシーズンズのチェーンホテルなので、£250~£300「以上」一泊に支払う余裕のある方は、
この宮殿に滞在することも可能。私は・・・もちろん外から撮っただけ(笑)。

グレシャム・パレス・・・だったように思ったが、データがばらばらになってしまって、不明。
ちょっと、様式的に違うかも・・・と、こうして並べてみると・・・思う。

下町で、ちょっと荒廃した印象のあるDob utcaの通りを歩いていて、偶然見つけた学校。
建築としては、あまり有名でないのかガイドブック等にも載っていない。モザイクが可愛い。

勉強してる・・・勉強してる(笑)。

これは、Falk Miksa Utcaにかたまっているアンティーク・ショップを覗きに行ったとき、
たまたまストリート・フェスティヴァルが催されていて、2-3の歴史的建造物アパートメントの、
コートヤード(中庭)でもミニ・コンサートが企画されていた。
そのため、普段は住人しか入ることのできないホールや中庭が一般にも公開されていた。
その、ホールの装飾。セセッション・・・っぽいかな。

セセッションスタイルの、ライオンのブロンズレリーフ。ドアの飾りだった。

セセッションものばかりになってしまったので、少し目先を変えて・・・、
これはバロックっぽい様式(5階建てぐらいの建物の軒先)。
しかし、木造の軒下部分は、なんともいえずビザンティン様式。
イスタンブールでよく見かけるタイプの軒先。

ウロコ屋根+バロックっぽい装飾。実際には19世紀中頃の建造・・・かな。

ウロコ屋根といえば、今回もまた登場の、セントラル・マーケットホール。
派手な釉彩タイルの屋根は、19世紀末期のネオ・ゴシック様式に、
ハンガリアン・ナショナリズムがスパイスとして入ったと言える。

同様ハンガリアン・ネオ・ゴシック・スタイルの、The State Archive of Historic Documents(国立歴史文書保管所)。

これも古そうに見えるが、1896年建造のVajdahunyad Castleの出窓なので、ネオ・ゴシック。

同じく、Vajdahunyad Castleのネオ・ゴシックな出窓

これはBuda側のOld Townのネオ・ゴシックのバルコニー。
と・・・、ここまで書いて、眠くなってきてしまって、きょうはここまで。これでもはしょっているのに、予定の半分ぐらいしか書き進んでいない。なので、しつこく次回後編。
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