- 2011-05-11 Wed 10:00:18
- 場所
今回はペスト側に建つ、ブダペスト最大の教会、イシュトヴァン大聖堂 (Szent István-bazilika)。
英人の自己中心的悪習慣に従って、すべてを英語読み化すると、St. Stephen's Basilica(セント・ステファンズ・バジリカ)。どことなく・・・ロンドンのセント・ポール大聖堂を思わせるので、勝手に「ペストのセントポール」のあだ名で呼んでいた・・・これまた失礼なことに(笑)。
真正面は広場になっている、なので、正面写真がすこぶる撮りやすい。中は観光名所なのでごった返している。
基本的に入場無料のようなのだが、「3€程度寄付してください」の表記とともに、入口の寄付箱の前で係員が監視している。学校からのツアーと思しきイタリア人の学生やら・・・若い子達は無視して(あるいは教師が払っているのかも?)ドスドス入っていく。あるいは、わずかな小銭を突っ込んで行く。
歳も歳だし(?)歴史的建築の保存意義に共鳴する私としては、ポケットにあった2000HUF札を寄付箱に突っ込むと、深々と丁寧にお礼を言われた・・・実は2000HUFといっても、7€程度なのだが・・・。
正面ドームの下にある、展望回廊に登れるようになっている。ここは500HUF(2€、£1.6)の入場料がチャージされる。こういう折に、いつでも高所恐怖症気味なのをうっかり忘れ、登っては後悔する・・・今回もやった(笑)。

正面ファサードのディティール。
聖母子像のの左が聖イシュトヴァン王(アールパデュ・クラウンを被っているので、解りやすい)。
その後ろでゆりの花を手にしているのは、聖イメ王子。そのほかは・・・誰だか知らない。

主祭壇。前回のマーチャーシュ聖堂と同じ19世紀建造だが、様式は全く違って、こちらはネオ・クラシック様式。
完成はこちらの方が後なのだが(1905年)、設計されたのが19世紀中(ドームが崩壊したため工期が長引いたとか・・・)。マーチャーシュ聖堂の方は19世紀末設計なので、この40年の隔たりがネオ・クラシックとネオ・ゴシックの様式の違いに現れている。このトレンドは、イギリスでも全く同じ、多分、ヨーロッパ全土的トレンドなのだろう。

モザイクの絢爛豪華な天井ドーム。

主祭壇のドーム。モザイクはKároly Lotzのデザイン。

ディティール。

同じくディティール。

主祭壇の上の天使。アールパデュ・クラウンを主祭壇の聖イシュトヴァン王に捧げている。

前回の標本箱にも出てきた、聖イメ王子。

どの聖人さんかは知らないが、モザイクのディティールまで上手く撮れたので・・・。

天井のディティール。見事な装飾・・・圧巻。

Holy Right Hand(聖なる右手)。
このゴシック装飾の聖遺物ケースの中に、ミイラ化された聖イシュトヴァン王の右手が収めれれている。
カトリックでは聖人さんの遺体の一部(骨、髪の毛等々を含む)を「聖遺物」として、奉る習慣がある。
聖遺物は、いろいろ奇跡も起す(といわれる)ありがたいものなのだが、
私的にはあまり気持ちのいいものとは思えないな・・・。

聖堂のサイドのドアも、デコラティヴ。

そう・・・この螺旋階段の写真を撮りたくて、ドームに登ったのだ。

延々登る。364段あるそうだ。
登っている時は数えたりしなかったが、やたら長い、息切れする。で、やっと頂上に着いたか・・・と思ったら、そこはまだ途中のランディングで、そこからまたスティールの階段を登る。高所恐怖症には、この頼りなげなスティール階段の方がもっと不安。しかし、ここまで来たんだから・・・と、ムキになって登る。
ちゃんと登った証拠写真として撮った(笑)。不愉快なことに、この日は強風(滞在中ずっと強風)、展望ギャラリーの上ではもうこれは「突風」。その暴風の中、望遠ズームレンズ装着の、重いカメラを振り回すのも大変で、数枚撮っただけでそそくさと降りた。降りる時はエレベーターを使った。ちゃんとエレベーターもあるのだが、スティール階段部分のエレベーターは4人乗り。途中のランディングで乗り換えて、その後の、螺旋階段部分のエレベーターは6人乗り。トイレかと思うぐらい小さい。ラッキーなことに私はあまり待たないで乗り込めたが、混雑しているときは一体どれぐらい待たされるものやら・・・。
イシュトヴァン大聖堂のバーチャル・ツアーサイトを見つけた<このページ>
画面上でカーソルを動かし、赤い矢印をクリックするとどんどん中を見ることができる。英語解説付き。とてもよくできたバーチャル・ツアーなので・・・行く必要ないかも、と思うぐらい(笑)。 Have a nice trip ^^。
英人の自己中心的悪習慣に従って、すべてを英語読み化すると、St. Stephen's Basilica(セント・ステファンズ・バジリカ)。どことなく・・・ロンドンのセント・ポール大聖堂を思わせるので、勝手に「ペストのセントポール」のあだ名で呼んでいた・・・これまた失礼なことに(笑)。
真正面は広場になっている、なので、正面写真がすこぶる撮りやすい。中は観光名所なのでごった返している。
基本的に入場無料のようなのだが、「3€程度寄付してください」の表記とともに、入口の寄付箱の前で係員が監視している。学校からのツアーと思しきイタリア人の学生やら・・・若い子達は無視して(あるいは教師が払っているのかも?)ドスドス入っていく。あるいは、わずかな小銭を突っ込んで行く。
歳も歳だし(?)歴史的建築の保存意義に共鳴する私としては、ポケットにあった2000HUF札を寄付箱に突っ込むと、深々と丁寧にお礼を言われた・・・実は2000HUFといっても、7€程度なのだが・・・。
正面ドームの下にある、展望回廊に登れるようになっている。ここは500HUF(2€、£1.6)の入場料がチャージされる。こういう折に、いつでも高所恐怖症気味なのをうっかり忘れ、登っては後悔する・・・今回もやった(笑)。

正面ファサードのディティール。
聖母子像のの左が聖イシュトヴァン王(アールパデュ・クラウンを被っているので、解りやすい)。
その後ろでゆりの花を手にしているのは、聖イメ王子。そのほかは・・・誰だか知らない。

主祭壇。前回のマーチャーシュ聖堂と同じ19世紀建造だが、様式は全く違って、こちらはネオ・クラシック様式。
完成はこちらの方が後なのだが(1905年)、設計されたのが19世紀中(ドームが崩壊したため工期が長引いたとか・・・)。マーチャーシュ聖堂の方は19世紀末設計なので、この40年の隔たりがネオ・クラシックとネオ・ゴシックの様式の違いに現れている。このトレンドは、イギリスでも全く同じ、多分、ヨーロッパ全土的トレンドなのだろう。

モザイクの絢爛豪華な天井ドーム。

主祭壇のドーム。モザイクはKároly Lotzのデザイン。

ディティール。

同じくディティール。

主祭壇の上の天使。アールパデュ・クラウンを主祭壇の聖イシュトヴァン王に捧げている。

前回の標本箱にも出てきた、聖イメ王子。

どの聖人さんかは知らないが、モザイクのディティールまで上手く撮れたので・・・。

天井のディティール。見事な装飾・・・圧巻。

Holy Right Hand(聖なる右手)。
このゴシック装飾の聖遺物ケースの中に、ミイラ化された聖イシュトヴァン王の右手が収めれれている。
カトリックでは聖人さんの遺体の一部(骨、髪の毛等々を含む)を「聖遺物」として、奉る習慣がある。
聖遺物は、いろいろ奇跡も起す(といわれる)ありがたいものなのだが、
私的にはあまり気持ちのいいものとは思えないな・・・。

聖堂のサイドのドアも、デコラティヴ。

そう・・・この螺旋階段の写真を撮りたくて、ドームに登ったのだ。

延々登る。364段あるそうだ。
登っている時は数えたりしなかったが、やたら長い、息切れする。で、やっと頂上に着いたか・・・と思ったら、そこはまだ途中のランディングで、そこからまたスティールの階段を登る。高所恐怖症には、この頼りなげなスティール階段の方がもっと不安。しかし、ここまで来たんだから・・・と、ムキになって登る。
ちゃんと登った証拠写真として撮った(笑)。不愉快なことに、この日は強風(滞在中ずっと強風)、展望ギャラリーの上ではもうこれは「突風」。その暴風の中、望遠ズームレンズ装着の、重いカメラを振り回すのも大変で、数枚撮っただけでそそくさと降りた。降りる時はエレベーターを使った。ちゃんとエレベーターもあるのだが、スティール階段部分のエレベーターは4人乗り。途中のランディングで乗り換えて、その後の、螺旋階段部分のエレベーターは6人乗り。トイレかと思うぐらい小さい。ラッキーなことに私はあまり待たないで乗り込めたが、混雑しているときは一体どれぐらい待たされるものやら・・・。
イシュトヴァン大聖堂のバーチャル・ツアーサイトを見つけた<このページ>
画面上でカーソルを動かし、赤い矢印をクリックするとどんどん中を見ることができる。英語解説付き。とてもよくできたバーチャル・ツアーなので・・・行く必要ないかも、と思うぐらい(笑)。 Have a nice trip ^^。
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