- 2011-05-19 Thu 10:36:20
- 装飾アート/デザイン
今回もしつこく、ハンガリー17世紀のジュエリーを、ブダペストのハンガリー国立博物館(Hungarian National Museum)と、Museum of Applied Art(工芸博物館)から。
一段と、エキゾティック度を増して、これはイギリス・フランスでは見たことがない、と、いうようなジュエリー達。

ハンガリー国立博物館 所蔵
plume(羽飾り)と呼ばれるタイプのジュエリー。
ハンガリー貴族の男性の帽子には、羽飾りが付き物で、羽とともに留めつけられるジュエリー。
下の写真参照。

ハンガリー国立博物館 所蔵
これは19世紀の軍服なのだが、基本的にこんな風に帽子に羽を立てるのがハンガリー式。
実にかっこいい・・・。(個人的に大好きで、自分でもかぶろうかと思うぐらい^^)

ハンガリー国立博物館 所蔵
他の東ヨーロッパでもあったのかもしれないが、ハンガリーのコスチュームで一番よく見かける。
あと、ムガール帝国インドの男性のターバンにも、こういったPlumeジュエリーがついている。

Museum of Applied Art所蔵
これが、一番見事だったPlume。残念ながら、巨大なPlumeなので(全長30cm位)窓の映り込みを避け切れなかった。
後処理でごまかすが・・・あまり成功していない。

Museum of Applied Art所蔵
悔しいので・・・ディティール。
前回のジュエリー同様、何層にも重なるメタルパーツにエナメル彩、そこに石留め、という複雑な構成。

Museum of Applied Art所蔵
華麗だ・・・なんとも美しい。野郎どもにはもったいなさ過ぎる(笑)。

ハンガリー国立博物館 所蔵
どうやら、私は羽飾りフェチのようで・・・全部撮ってきた。
そういえば、うちのVyacheslav(ヴィヤチェスラフ)殿下にも、簡単だけど羽飾りを付けてあげたな・・・。

これは、全く・・・・余談。失礼。
話を戻そう。そう、今回は西ヨーロッパでは見かけない、エキゾティクなジュエリーのテーマだった・・・。

ハンガリー国立博物館 所蔵
これは、ベルトのバックル。
ほとんど3Dのような部位にエナメル彩するもので、こんな平面は簡単なもの?
とにかく、エナメルが多い。インドやイスラム圏のジュエリーの影響でもあるのだろう。

ハンガリー国立博物館 所蔵
クラスプ。

ハンガリー国立博物館 所蔵
クラスプ。

ハンガリー国立博物館 所蔵
マントを留めるチェイン。(上のメンズのコスチューム参照)

ハンガリー国立博物館 所蔵
装飾的なチェインの一部。 下のチェインと同じ物。

ハンガリー国立博物館 所蔵
巨大なチェインなのだが、ベルトなのかマント用のクラスプなのか、もうよく解らない。
男性用のコスチュームだろう・・・というのも想像の域。
デザイン的には、ほとんどペルシャ風。

ハンガリー国立博物館 所蔵
ベルトの部分。ヴェルベット地に金襴地張り、その上にジュエリーを留めつけたもの。
*Follow up:「東欧雑貨ICIRI・PICIRI」(Webshopは<このページ>、ブログは<このページ>の、トランシルヴァニア文化と手芸の研究家、谷崎聖子女史から 「トランシルヴァニア、ブラショフ郊外のハンガリー系少数民族のベルトの一部だそうです。ここではドイツ系ザクセン人の影響で、このような豪華なベルトを装うようになったといわれています。」と薀蓄をIn-putしていただいた。貴重な情報に感謝!!今後ともヨロシクお願いします^^。

ハンガリー国立博物館 所蔵
これもブローチなものだか・・・クラスプなのか不明。

ハンガリー国立博物館 所蔵
今回見た中でも、究極の装飾主義・・・。これも上と同じく、ブローチかクラスプ。

ハンガリー国立博物館 所蔵
最後に・・・これでもか・・・と、接写イメージ。
次回は、18世紀のハンガリアン・ジュエリー。基本的に、このコテコテ装飾主義、引き続き・・・という感じ。
ハンガリー国立博物館(Hungarian National Museum)の情報は<このページの最後>
Museum of Applied Art(工芸博物館)の情報は<このページの最後>
一段と、エキゾティック度を増して、これはイギリス・フランスでは見たことがない、と、いうようなジュエリー達。

ハンガリー国立博物館 所蔵
plume(羽飾り)と呼ばれるタイプのジュエリー。
ハンガリー貴族の男性の帽子には、羽飾りが付き物で、羽とともに留めつけられるジュエリー。
下の写真参照。

ハンガリー国立博物館 所蔵
これは19世紀の軍服なのだが、基本的にこんな風に帽子に羽を立てるのがハンガリー式。
実にかっこいい・・・。(個人的に大好きで、自分でもかぶろうかと思うぐらい^^)

ハンガリー国立博物館 所蔵
他の東ヨーロッパでもあったのかもしれないが、ハンガリーのコスチュームで一番よく見かける。
あと、ムガール帝国インドの男性のターバンにも、こういったPlumeジュエリーがついている。

Museum of Applied Art所蔵
これが、一番見事だったPlume。残念ながら、巨大なPlumeなので(全長30cm位)窓の映り込みを避け切れなかった。
後処理でごまかすが・・・あまり成功していない。

Museum of Applied Art所蔵
悔しいので・・・ディティール。
前回のジュエリー同様、何層にも重なるメタルパーツにエナメル彩、そこに石留め、という複雑な構成。

Museum of Applied Art所蔵
華麗だ・・・なんとも美しい。野郎どもにはもったいなさ過ぎる(笑)。

ハンガリー国立博物館 所蔵
どうやら、私は羽飾りフェチのようで・・・全部撮ってきた。
そういえば、うちのVyacheslav(ヴィヤチェスラフ)殿下にも、簡単だけど羽飾りを付けてあげたな・・・。

これは、全く・・・・余談。失礼。
話を戻そう。そう、今回は西ヨーロッパでは見かけない、エキゾティクなジュエリーのテーマだった・・・。

ハンガリー国立博物館 所蔵
これは、ベルトのバックル。
ほとんど3Dのような部位にエナメル彩するもので、こんな平面は簡単なもの?
とにかく、エナメルが多い。インドやイスラム圏のジュエリーの影響でもあるのだろう。

ハンガリー国立博物館 所蔵
クラスプ。

ハンガリー国立博物館 所蔵
クラスプ。

ハンガリー国立博物館 所蔵
マントを留めるチェイン。(上のメンズのコスチューム参照)

ハンガリー国立博物館 所蔵
装飾的なチェインの一部。 下のチェインと同じ物。

ハンガリー国立博物館 所蔵
巨大なチェインなのだが、ベルトなのかマント用のクラスプなのか、もうよく解らない。
男性用のコスチュームだろう・・・というのも想像の域。
デザイン的には、ほとんどペルシャ風。

ハンガリー国立博物館 所蔵
ベルトの部分。ヴェルベット地に金襴地張り、その上にジュエリーを留めつけたもの。
*Follow up:「東欧雑貨ICIRI・PICIRI」(Webshopは<このページ>、ブログは<このページ>の、トランシルヴァニア文化と手芸の研究家、谷崎聖子女史から 「トランシルヴァニア、ブラショフ郊外のハンガリー系少数民族のベルトの一部だそうです。ここではドイツ系ザクセン人の影響で、このような豪華なベルトを装うようになったといわれています。」と薀蓄をIn-putしていただいた。貴重な情報に感謝!!今後ともヨロシクお願いします^^。

ハンガリー国立博物館 所蔵
これもブローチなものだか・・・クラスプなのか不明。

ハンガリー国立博物館 所蔵
今回見た中でも、究極の装飾主義・・・。これも上と同じく、ブローチかクラスプ。

ハンガリー国立博物館 所蔵
最後に・・・これでもか・・・と、接写イメージ。
次回は、18世紀のハンガリアン・ジュエリー。基本的に、このコテコテ装飾主義、引き続き・・・という感じ。
ハンガリー国立博物館(Hungarian National Museum)の情報は<このページの最後>
Museum of Applied Art(工芸博物館)の情報は<このページの最後>
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