- 2011-05-21 Sat 10:23:56
- 装飾アート/デザイン
今回は引き続きハンガリー18世紀のジュエリーを、ブダペストのハンガリー国立博物館(Hungarian National Museum)より。
*前回の標本箱「17世紀ジュエリー後編」の中で、最後から四番目、「ヴェルベット地に金襴地張り、その上にジュエリーを留めつけたベルト」に関して、トランシルヴァニア文化研究専門の方から、薀蓄をIn-putしていただいた。
「東欧雑貨ICIRI・PICIRI」(Webshopは<このページ>、手芸関連のブログは<このページ>の、、谷崎聖子女史から 「トランシルヴァニア、ブラショフ郊外のハンガリー系少数民族のベルトの一部だそうです。ここではドイツ系ザクセン人の影響で、このような豪華なベルトを装うようになったといわれています。」
貴重な情報に感謝!!今後ともハンガリー・フォークロア写真が続きます、引き続き薀蓄のほど、どうぞヨロシク^^。
谷崎女史のフォーク・アートのショップは<このページ>で、セーケイ地方での日々の暮らしのブログは<このページ>。
どちらのブログも、トランシルヴァニアの空気が伝わってくる、ナチュラルで美しい写真満載のステキなブログ。東ヨーロッパ文化にご興味の方は、ぜひ「ブックマーク」しておく価値あり!!
さて、本題。
18世紀ジュエリーも17世紀から引き続き、ゴージャス、デコラティヴなのだが、エナメルよりカット石の石留めが主流になってくるようだ。このカット石満載のデザインは、クリソベリル石使いのポルトガル製の物が、この時代流布していて、博物館でもよく見かける。ハンガリー国立博物館で見たものは、これよりも、やはり大型なのだが、ハンガリー的というよりは、汎ヨーロッパ的なデザインに移行していっているように見える。

これはルビー石で形作られたペンダント。(多分。ガーネットかも知れない・・・。)
参考までに、その18世紀ポルトガル製クリソベリル石のペンダントは、これ。

大英博物館所蔵。
18世紀にダイヤモンドのブリリアント・カットが開発されてから、ダイヤモンドの需要は一段と増す。
この、かすかに黄色味を帯びたクリソベリルは、いわばその安価な「代用品」として流行した、と聞いたことがある。
もっと安価な代用品として、ガラス・ペースト(型流しガラス)の石も、よく使用された。

ハンガリーに戻って、これもペンダント。
エナメルこそのっていないものの、細かいメタルのパーツが
何重にも重なっているデザインが、ハンガリーならでは。

こちらは、エナメルもまだ健在のよう。

よく似たデザイン。それにしても、ルビーが多いな。
もしかすると・・・これらも、ピンク系の色を帯びるアルマンディン(Almandine)ガーネットかも・・・。

ドロップ型のイヤリング。これも汎ヨーロピアンなデザイン。

同じくイヤリング。

このイヤリングは、繊細なデザイン。

これも可愛いデザインのイヤリング。

ボックスに入ったジュエリーは、髪飾りピン。

アップで・・・。こんな小型のデザインでも、
メタルパーツ使いで立体的なレイヤーになっているのが、特徴的。

リングが上手く撮れた。

同じくリング。この石を寄せ集めたデザインは、どちらかといえば17世紀によく見かけるもの。

これは、バックルかクラスプ。

上とほぼ同じデザインの物。上はターコイズでこれは珊瑚使い。

エナメルは、ご婦人方のトレンディなジュエリーからは、少し外れてきたのかもしれないが、
これはベルトの一部。エナメル健在。


同じチェインベルトのディティール。

これもベルトの一部。
次回はハンガリアン・ジュエリー・シリーズの最終回で、19世紀ジュエリーのイメージ。
ハンガリー国立博物館の情報は、<この標本箱ページ>の最後を参照下さい。
春夏ジュエリー追加製作と写真撮影の仕事が、詰まってきてやや更新遅れ気味・・・少しゆっくりペースになるかも。お付き合いのほどヨロシク^^。
*前回の標本箱「17世紀ジュエリー後編」の中で、最後から四番目、「ヴェルベット地に金襴地張り、その上にジュエリーを留めつけたベルト」に関して、トランシルヴァニア文化研究専門の方から、薀蓄をIn-putしていただいた。
「東欧雑貨ICIRI・PICIRI」(Webshopは<このページ>、手芸関連のブログは<このページ>の、、谷崎聖子女史から 「トランシルヴァニア、ブラショフ郊外のハンガリー系少数民族のベルトの一部だそうです。ここではドイツ系ザクセン人の影響で、このような豪華なベルトを装うようになったといわれています。」
貴重な情報に感謝!!今後ともハンガリー・フォークロア写真が続きます、引き続き薀蓄のほど、どうぞヨロシク^^。
谷崎女史のフォーク・アートのショップは<このページ>で、セーケイ地方での日々の暮らしのブログは<このページ>。
どちらのブログも、トランシルヴァニアの空気が伝わってくる、ナチュラルで美しい写真満載のステキなブログ。東ヨーロッパ文化にご興味の方は、ぜひ「ブックマーク」しておく価値あり!!
さて、本題。
18世紀ジュエリーも17世紀から引き続き、ゴージャス、デコラティヴなのだが、エナメルよりカット石の石留めが主流になってくるようだ。このカット石満載のデザインは、クリソベリル石使いのポルトガル製の物が、この時代流布していて、博物館でもよく見かける。ハンガリー国立博物館で見たものは、これよりも、やはり大型なのだが、ハンガリー的というよりは、汎ヨーロッパ的なデザインに移行していっているように見える。

これはルビー石で形作られたペンダント。(多分。ガーネットかも知れない・・・。)
参考までに、その18世紀ポルトガル製クリソベリル石のペンダントは、これ。

大英博物館所蔵。
18世紀にダイヤモンドのブリリアント・カットが開発されてから、ダイヤモンドの需要は一段と増す。
この、かすかに黄色味を帯びたクリソベリルは、いわばその安価な「代用品」として流行した、と聞いたことがある。
もっと安価な代用品として、ガラス・ペースト(型流しガラス)の石も、よく使用された。

ハンガリーに戻って、これもペンダント。
エナメルこそのっていないものの、細かいメタルのパーツが
何重にも重なっているデザインが、ハンガリーならでは。

こちらは、エナメルもまだ健在のよう。

よく似たデザイン。それにしても、ルビーが多いな。
もしかすると・・・これらも、ピンク系の色を帯びるアルマンディン(Almandine)ガーネットかも・・・。

ドロップ型のイヤリング。これも汎ヨーロピアンなデザイン。

同じくイヤリング。

このイヤリングは、繊細なデザイン。

これも可愛いデザインのイヤリング。

ボックスに入ったジュエリーは、髪飾りピン。

アップで・・・。こんな小型のデザインでも、
メタルパーツ使いで立体的なレイヤーになっているのが、特徴的。

リングが上手く撮れた。

同じくリング。この石を寄せ集めたデザインは、どちらかといえば17世紀によく見かけるもの。

これは、バックルかクラスプ。

上とほぼ同じデザインの物。上はターコイズでこれは珊瑚使い。

エナメルは、ご婦人方のトレンディなジュエリーからは、少し外れてきたのかもしれないが、
これはベルトの一部。エナメル健在。


同じチェインベルトのディティール。

これもベルトの一部。
次回はハンガリアン・ジュエリー・シリーズの最終回で、19世紀ジュエリーのイメージ。
ハンガリー国立博物館の情報は、<この標本箱ページ>の最後を参照下さい。
春夏ジュエリー追加製作と写真撮影の仕事が、詰まってきてやや更新遅れ気味・・・少しゆっくりペースになるかも。お付き合いのほどヨロシク^^。
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