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Caen(カン)の街

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2013-10-04 Fri 13:52:11
  • 場所
10月頃にいつでも、歯や歯茎の具合がおかしくなって、歯科医に駆け込むことになるんだけど、今年もそう。
奥歯に引っかかって出て来れない親知らずが痛み始めたので、切開ミニ手術するのを待っているところで、体調がいまひとつよくない。
暑いのに弱いので、秋になって涼しくなって、ゴキゲンで重ね着を始めたときに、また暖かい日がぶり返してきて、暑さにやられる・・・ということのよう。
寒さに弱い人が、春になっての寒の戻りで体調を崩す・・・というのの、逆ヴァージョンみたい。
来月はまた取材仕事で忙しくなる予定なので、何とかそれまでに処理してしまいたいもの。

さて、標本箱は、夏のノルマンディーに戻って、Caen(カン)の街のイメージを。

Caenは英仏海峡から15km内陸部に入った街で、Orne(オルヌ)川と運河で海と繋がっている。
その先の海岸線にあるOuistreham(ウィストレアム)という街と、イギリス南岸の港Portsmouth(ポーツマス)がフェリーで繋がっていて(昨年は帰りにこの便を使った)、Caen-Portsmouth航路と称されているので、Caenのことを港町だと勘違いしてしまうのだけれど、実際のCaenからはほとんど海は見ることもできない。

そもそもは11世紀にウィリアム征服王が城を築いた土地で、中世以来の古い街。
ところが、第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦後に、ここでしつこく抵抗するドイツ軍と、連合軍の激戦の結果街の大半が破壊されてしまった。
ノルマンディー海岸線の大型の港や街は、たいてい同じような運命に見舞われて、なので、あまり古い街は残っていない。このことも、何度かノルマンディーに行ってみて始めて知ったこと。
戦後復興した街並み・・・なんてものには、あまり興味を感じない方なんだけれど、某インテリア雑誌のノルマンディー特集でこの街のアンティーク屋特集が載っていて、それに惹かれていってみることにした。


Caen - town
アンティーク屋のいくつか並ぶ、Rue Ecuyere
ところが、だ、ホリデー好きのフランス人、
アンティーク屋とて例外ではなく、8月に入ると
2-3週間単位のホリデーをとって店を閉めてしまう。
またやられてしまった・・・大概閉まっている。

Caen - town
悔しいから看板だけでも激写。

Caen - town
ここも閉まっている・・・。

Caen - town
開いていた古いファサードの店は本屋さん
19世紀末~20世紀初頭の感じ。
タイル看板の書体にアール・ヌーヴォーの影響が入り始めている。

Caen - town
エントランスの木彫が豪華。

Caen - town
求めよ、されば与えられん・・・古物好きの私を釘付けにしたこの建物。
周りはごく普通のハイストリート、一階はごく普通のお店。
上階は・・・16世紀初頭建造のルネッサンス様式のハーフ・ティンバー。
いや、この落差がすごい。

Caen - town
右の建物の、ディティール。

Caen - town
左の建物の、ディティール。
中は、オフィスに使われているようで、
木造の梁と天井が、中世~ルネッサンス風にペイントされている。
そこに蛍光灯・・・ってのは、味気ないけど(笑)。
下のスパイクは「鳩よけ」。
古い装飾的な建造物は、たいてい鳩害を被っている。

Caen - town
もっとクローズアップ。
真ん中は、悪魔をいぢめるミカエル・・・かな?

Caen - town
その上階のディティール。
漆喰の壁と装飾ペイントが残っているのが驚異。
500年以上、それも戦乱・爆撃・市街戦を逃れて、ここに建っているっていうのは奇跡的。

Caen - town
その同じハイストリートで見た教会、L'église Saint-Sauveur(聖救済者教会)。
これも14世紀の建造だけれど、こちらは1944年のカン爆撃で破壊され、
その後復興されたものだそう。

Caen - town
教会前の広場の回転木馬。
ピンク・ブルーのパステル・カラーがいかにもフランス風。
イギリスだと、赤x青x緑の原色系(渋い目だけど)にペイントされている。

Family Broc - Caen
雑誌に日・月休みと書いてあったので、(それ以外なら)ここは開いているはず・・・と見越して、
中心部からバスに乗ってたどり着いたブロカンテ屋「Family Broc(ファミリー・ブロック)」
よかった、開いていた^^。

Family Broc - Caen
倉庫兼お店の巨大なスペースに、アンティーク、ヴィンテージ、中古品
何でも詰まっている。

Family Broc - Caen
まさしく、掘り出し物の醍醐味。

Family Broc - Caen
ごった煮だけあって、価格は手ごろ。気に入ったものがあれば、お買い得。

Family Broc - Caen
私は、ペアになったゴシック風の小さな飾り棚と、石膏にペイントした「飾り果物」を入手。
どちらも、カーブーツ並みの値段で大満足。

Caen - tram
最後に、カンの街を北から南へと繋ぐトラムの話。
私達もこれを利用した。

おじさんのル・シャトーからだとカン外環状線N814に南の11番口から入っていく、
そして、少し走って12番口で降りると、そこはトラムの南ターミナルJean Vilar。
カン市内の渋滞緩和のために、このPark and Tram(駐車とトラム)のシステムが推奨されていて、
市内だと2時間以上の駐車で20ユーロ取られるところが、
このシステムだと、トラム往復7ユーロを払うだけで、駐車場はタダ。
トラム駅前の「P+Tram」の表示のある駐車場に停めて、
駅の券売機で往復トラム・チケットを購入。
帰りは使ったトラム・チケットを、駐車場出口の機械に入れると、ゲートから出られる仕組み。


View Larger Map
この駐車場。

Caen - tram
トラム・ターミナルJean Vilar。

Caen - tram
こんなルートで、12-13ストップで中心地に到着、大体20分ぐらい。
慣れない一方通行のある大きな街で運転するより、断然この方がラク。
環状線北側でも同様の「P+Tram」のシステムが導入されているそう。


次回は、Caenの教会Église Saint-Pierre(聖ペテロ教会)のイメージを。
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