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DomkerkとCloister(大聖堂とクロイスター)-ユトレヒト

  • Posted by: Kotomicreations
  • 2014-03-16 Sun 17:10:00
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ユトレヒト名物のDomtoren(大聖堂塔)はよく知られていて、ガイドブック等にも最初の方に載っているのだけれど、その「大聖堂」の方はあまり言及されていない。
正式には「St. Martin's Cathedral」(聖マーティン大聖堂)と呼ばれていて、7世紀から現在の場所に聖堂が建造されていたことが記録されている。
中世には現オランダ地域で、最大の大聖堂だったそう。
現在の建物は、14世紀から16世紀にわたって建造されたもので、予算がなくなって完成できなかったり、宗教改革運動のイコノクラスム(聖像破壊運動)で破壊されたり、カルヴィン派の教会になったり、1674年には嵐による竜巻でNave(身廊)が倒壊したり・・・とまぁ、踏んだり蹴ったり状態の、かなり気の毒な建物。
現在の建物も「大聖堂」と呼ぶにはこじんまりとしたもの。
前を通った「ついで」に覗いてみて、すぐに次に進むつもりだったのだけれど、教会自体より、これまたたまたま見つけたその隣に付随するクロイスター(回廊)が実にフォトジェニック。
ここを撮影して回っていたのだった。

Domkerk
まずはその、大聖堂の方。
何しろ、新教に転用されたので、
こんな風なシンプル・クリアーな内装になってしまっている。

Domkerk
パイプオルガンの周辺に、中世ゴシック様式の名残が・・・。

Domkerk
ご本尊「聖マーティン」の像。
ローマ兵士だったときに、
ジーザス先生が身をやつした(?)といわれる物乞いに、
マントの半分を裂いて与えたという伝説がある。
マントを切っている聖人像なら、必ずこの聖マーティン。
何でそのままあげないで、わざわざ半分に切って、
マントを(どっちが使うにしても)台無しにしてしまうのかね・・・
と、いつも思う(笑)。

Domkerk
聖アグネス像。
乙女の守護聖人とされていて、
上記のWiki.jpリンクに言及されている「あること」とは・・・、
(勿体つけるんじゃない、まったく・・・笑)
セント・アグネスズ・イブの夜(1月21日)に、
夕食を摂らずに裸でベッドの上に寝て、
手を枕の下にいれ、天を向いて横になり、振り向かないこと。
そうやって眠りにつくと、未来の夫が夢に現れ、
キスをして、食事を共にするでしょう・・・というもの。
いやしかし、冬のさなかに裸でベッドの上に寝たら、
夢どころか、まず風邪ひくでしょう。
と、ロマンのないシニカルな私は思う・・・(笑)。

Domkerk
これは、14世紀~15世紀風の象嵌、十字架磔刑の壁画。
想像だけど、新教教会になって白く塗りつぶされていたものを、
近年修復したもの、なのではないかな。
左に立つのは聖ヨハネと聖母マリア、
右でドラゴンに乗っているのは
(実際には、乗っているのではなくて、
ドラゴンに食べられたけれど、十字架でドラゴンを破って出てきた)
聖マーガレット

Domkerk
祭壇の後ろの一等地に建つ墓標は、
Willem Joseph van Ghent(ウィレム・ファン・ゲント)提督。
17世紀にオランダ海軍とイギリス海軍が、
海の覇権をかけて抗争した英蘭戦争の時の、
オランダ側の提督。
Battle of Solebay(ソールベイの海戦)で、
イギリスのサフォーク沖で戦死している。

こんなぐらいで、いまひとつ見るものに欠ける(失礼・・・)大聖堂。

Domkerk
photo by Jensbn @ wikimedia
外観はこんな感じ。
撮りわすれたので、借り物写真。

この右側に続いているレンガ壁の先を見ると・・・、

Domkerk
こんな、これまたゴスなゲートが見えた。
人が出入りしてるので、何かと思って近づいてみた。

Domkerk
おやおや、これは、これは、クロイスター(回廊)。

Domkerk
それも中世後期、ゴシックなまま佇んでいる。

Domkerk
あぁ、断然ここの方が大聖堂自体よりいけている(笑)。

Domkerk
ゴシックなディーティール。

Domkerk
ドラゴンいぢめの聖ジョージ。
ドラゴンいぢめしていて、翼がなかったら聖ジョージ
翼がついていたら、大天使マイケル、ということになっている。


Domkerk
今は冬枯れしているけれど、春夏には
ヘッジに囲まれた中にハーブが咲き乱れていることと。
典型的な中世の庭の構成が再現されている。

Domkerk
そして、その真ん中にはファウンテン。
これも定番。

Domkerk
ファウンテンの先は、書写に励む学僧像。
中世にはユトレヒトに司教座がおかれて、
中世の大聖堂は、大学としての教育機関も兼ね備えていたので、
ユトレヒトは学生街だった、ともいえる。
現在でも、ユトレヒト大学はオランダ最大の大学なのだそう。

Domkerk
冬咲きの桜をバックに。
このファウンテンの秀麗な造型は、
ゴシック風19世紀のものなのじゃないかな。

Domkerk
イケメンな学僧君もさることながら、
ゴス系としては、ガーゴイルは見逃せない^^。

ちなみに、このクロイスターに面して、ガラス張りのカフェが建っている。
これは、大聖堂のカフェだった。
つまり、大聖堂のカフェからでも、
このクロイスターの庭が眺め渡せるという構造になっている。


Domkerk, St. Martin's Cathedral(聖マーティン大聖堂)
Achter de Dom 1, 3512 JN Utrecht
公開:5-9月/10:00-17:00 10-4月/10:00-16:00
土曜 ~15:30、 日曜 14:00 - 16:00

地図:

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