- 2015-07-04 Sat 10:00:00
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オープニングの超余談:
自分ぐらいの歳になった(つまりー、50代真ん中ってこと)在海外日本人の人々が、激しく和食回帰する・・・という話を、近頃複数聞いたことがある。
自分の場合、近頃、ケチャップ味とか、イタメシ(ラザニア)類、ハンバーグなんかがやたら食べたくなっていたのだけれど、それは、そういうものを食べて育ってきたからで、もしかすると、「和食」というより、その人が「子供の時に食べていたもの」帰りするんじゃないかな?と、思い当たった。(和食って、あまり食べたことがないので、回帰しようないし・・・。)
すべてオーガニック・・・とはいかないまでも、なるべく自然な添加物のないものを食べるべく、自宅では日々精進(?)しているにもかかわらず(食事担当の配偶者氏が・・・の、意)、外に出た時にラザニア、ハンバーグ、ミートボール的ジャンクなモノを、ものすごく食べたくなったりする。まぁ、それも月に2回程度のことだから、今生のターニング・ポイント越えてることだし(?)と考えて、我慢はしないで好きなモノを食べることにしている。
じゃぁ、子供の時に、キャビアやフォアグラで育った人はどうなるんだ、高くつくことこのうえない。あ、しかし、そういう人はコレステロールで50代半ばまで、生き延びてないか・・・(笑)。 閑話休題。
やーっと、ヴィエナの写真シリーズの最終回までたどり着いた。今回は街のイメージで残っているものを、いろいろ詰め込むことに。

以前標本箱に詰め込んだ、Volkskundemuseum (オーストリー民俗博物館)の近くにあるPiarist Church。
博物館の庭から、デコラティヴな尖塔が見えていたので、帰りに覗いてみた。

18世紀中頃の建造で、バロック的なるマリア母さま。

内装も濃厚にバロック。
礼拝時外はNave(身廊)を隔てるフェンスが閉められているので、
フェンスの隙間から撮った・・・、
なんてことをしなくても<このページ>に360°ヴューが公開されていた。
なかなかの迫力。

天使君達のディティールが美しい。


教会といえば・・・、ヴィエナ名物Karlskirche(カールス教会)。
ここも内装が絢爛豪華、だ、そうだけれど、
残念ながら、夕方に通りかかっただけなので、
中を見るチャンスはなかった。

この柱型の塔って、ローマ時代の何かだったよな・・・、
と、思っていたら、そうだ、V&Aにリプロが収められている、
ローマのTrajan's Column(トラヤヌスの記念柱)だ。
ここの教会の設計では、実際にそれをモデルにしたものなのだそう。
描かれているのは、皇帝ではなくて、この教会の守護聖人さん、
Charles Borromeo(カルロ・ボッローメオ)の生涯。
16世紀イタリアの聖人さんで、ペスト禍下で人々の救済に尽力した。
この教会は、1713年に神聖ローマ皇帝カール6世が、
前年のペスト禍の終焉を記念(祈願)して、建造させたものなので、
最適の聖人さんといえる。

カールス教会の前に通り抜けてきたのは、Stadtpark(市立公園)。

何やらさかんに、水際を撮影している人々が。

近くによってみると、鴨の雛達がかえったばかり。

カウントしたら、全部で13羽って、多くないか?と思っていたら、
自然に詳しい友人曰くに、天敵に食べられたりして、ここからどんどん減っていき、
生き延びて成鳥になるのは、ほんの1-2羽程度なのだそう。
どこぞの大学受験より、競争率高いぞ・・・。

公園内の立て看板。
「ハトに餌をやるのは、ネズミに餌をやっているのだよ。」
そう、ハトはどこでも害鳥。
シュールでインパクトありの、ヴィジュアル。

ここの公園の名物、Johann Strauss II (ヨハン・シュトラウス2世)の像。

別のアングルで。

ヤドリギのたっぷりついた、大木。

ちょうどチューリップが満開。

公園カフェの建物と、満開のマロニエ。
英語ではHorse Chestnuts(直訳:馬栗)と呼ばれていて、
ウチの庭なんかにも生えている、なんてことのない、もっさりした木。
フランス語で「マロニエ」というと、詩的に聞こえるけど、同じものだと最近知った・・・。

古風な通りSpittelberggasseの、木陰カフェ・レストラン。

公共交通機関の一部なのではないかと思うぐらい、よく見かける馬車。
もちろん、観光客向けなんだけど。

ボウラー・ハットにウエィスト・コート(チョッキ)がなかなか粋なもの。
ときおり、Tシャツの馬丁さんも見かけたけど、
ドレスコードは徹底していただきたし。

ツヤツヤで、よくめんどうみてもらっている感じの馬達。働き者。

最後はTheater an der Wien(アン・デア・ウィーン劇場)のPapagenotor(パパゲーノ門)。
モーツアルトの「魔笛」で成功したエマーヌエル・シーカーネーダーの建てた劇場。
ベートーヴェンが音楽監督をしていたことがあり、
「ベートーヴェン部屋」が現在でも残されているのだそう。
滞在していたアパートの入口を、出てすぐの角を曲がるとこの通り。
毎日この前を通って、マーケットに通っていた。
次回からは、ようやくUK+ロンドンに、標本箱は戻りますよ^^。
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